JPS626884A

JPS626884A - 自動二輪車

Info

Publication number: JPS626884A
Application number: JP14633385A
Authority: JP
Inventors: 阪本　常明; 小室　克介
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1985-07-03
Filing date: 1985-07-03
Publication date: 1987-01-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は水冷式エンジンを搭載した自動二輪車に関する
ものである。

（従来の技１＃）自動二輪車において大型のものは水冷式エンジンを搭載
する場合があり、かかる水冷式エンジンを搭載した自動
二輪車はラジュエータを搭載する。

従来の自動二輪車ではラジュエータは前輪の後方でエン
ジンの前方に設けられ、ラジュエータは一体のものと車
体レイアウト上の要請と放熱冷却面積を稼ぐため左右に
分割したものがある。

（発明が解決しようとする技術課題）以上の従来の自動二輪車においては、ラジュ工−タがエ
ンジン前方にあって乗員はこれの後方にあるため、ラジ
ュエータを通過した冷却熱交換後の温風が後方に流れ、
乗員の脚廻りを流れるため熱いこと、次にフェアリング
を装備した場合にはこれの下部に開口を設けて走行風を
取り入れる必要があることからフェアリングの形状に制
約を受けたりし、風防、整流の機能を純粋に追求する上
で困難性を来す。

本発明は以上の技術課題を解決すべくなされたもので、
その目的とする処は、ラジュエータを搭載しつつ乗員の
脚廻りへの温風の影響をなくし、且つ車体前部構造、形
状を簡素化し、併せてフェアリング装備の場合のこれの
機部性向上を図り得るようにした自動二輪車を提供する
にある。

（技術課題を解決するための手段）以上の技術課題を解決するための手段は、車体のドライ
バー後方の左右にラジュエータを装備するようにしたこ
とである。

（上記手段による作用）ラジュエータはドライバーの後方のため温風は後方に流
れ、ドライバーには影響しない。

（実施例）次に本発明の好適一実施例を添付図面を参照しつつ詳述
する。

第１図は自動二輪車（１）の側面図を、第２図は同平面
図を示す。

自動二輪車（１）はフレーム（２）前端の不図示のへラ
ドチューブを介して前輪（３）を支持するフロントフォ
ーク（４）を操向自在に支持し、／＼ンドル（５）で操
向され、フレーム（２）の前部下位にはエンジン（６）
を、又上位には燃料タンク（７）を搭載し、エンジン（
６）は多気筒の水冷式エンジンを採用した。燃料タンク
（７）の後方にはシート（８）を搭載し、シート（８）
は前部（８ａ）をドライバー用とし、後部（８ｂ）をパ
ラセンジャ用としたタンデム型を採用し、フレーム（２
）の後部には駆動輪をなす後輪（９）が設けられ、後部
シー）　（８ｂ）の下から後方にフェンダ（１０）が設
けられ、図中（１１）はドライバー用ステップ、（１２
）はパラセンジャー用のピリオンステップ、（１３）は
排気管、（１４）はエンジンガードである。実施例では
前部にはフェアリング（１５）が設けられ、フェアリン
グ（１５）の前部（１５ａ）上にはウィンドシールド（
１８）が、又前方にはヘッドライトユニｙ）（１７）が
、これの上の左右にはウィンカ−（１Ｂ）が、更にウィ
ンドシールド左右下方にはミラー（１９）が設けられて
いる。

以上において、シート（８）のドライバー用前部シー）
　（８ａ）の左右の後下方で後輪（９）の左右であり、
各ピリオンステップ（１２）の後上方にはエンジン冷却
用のラジュエータ（２０）、（２０）を設け、実施例で
は左右分割タイプとしてその幅を小さくし、熱交換面積
を大きく設定し、これに代えてラジュエータを一側のみ
に設けても良い。

実施例では後輪（９）の中間部乃至上方部の両側には剛
体、例えば合成樹脂からなる物入れ用サイドバッグ（２
１）、（２１）を固設し、かかる各サイドバッグ（２１
）、（２１）の前部にバッグ（２１）、（２１）の収納
空間（２１ａ）と区画された設置空間（２２）を設け、
空間（２２）は全面的に前面を開口（２３）　Ｌ、空間
（２２）にはバッグ（２１）内の空間（２１ａ）と区画
するための隔壁（２０を備え、隔壁（２４）は後外側方
に傾斜して外側壁（２１ｂ）と合流し、空間（２２）の
外側壁（２２ａ）の中間部乃至後部には排風用の縦長ス
リット状開口部（２５）・・・が複数設けられる。かか
る各空間（２２）、（２２）内にラジュエータ（２０）
　、　（２０）を夫々前面（２０ａ）を前向きにして開
口（２３）に臨ませて設置し、各開口（２３）の前方に
はガード（２６）を設ける。

ところで各ラジュエータ（２０）の温水導入管、冷水導
出管（２７）は第４図の如くエンジン（６）の側部から
導出し、フレームの下部で排気管（１３）の上方に沿わ
せてラジュエータ（２０）と接続させた。

以上のラジュエータ（２０）、（２０）はサイドバッグ
（２１）、（２１）の幅内で収め、且つこれの前部に配
設し、パラセンジャーの脚後方に配設され、ラジュエー
タ（２０）　、（２０）が外側方に突出していたとして
もサイドバッグの幅内であるため幅方向の感覚はサイド
バッグを備えるものと変らないこととなる。

以上において、ラジュエータ（２０）　、（２０）の冷
却用空気はサイドバッグ（２１）、（２１）の前端開口
部（２３）　、（２３）から取り入れられ、コアを通過
して温水を冷却し、熱交換後の温風は空間（２２）内に
あってラジュエータ（２Ｇ）、（２０）の後方に排出さ
れ、後方の隔壁（２０に高り、これに案内されて後外側
方に流れ、開口部（２５）・・・から後外側外方に排出
され、開口部（２５）・・・の縦ギヤラリ状の案内部（
２５ａ）・・・は後外方を向いてこれに沿って走行風が
流れ、開口部（２５）・・・からの温風の引き出しを円
滑に行うようにし、ラジュエータ（２０）後方空間へ熱
のこもるのを防止するようにした。

（発明の効果）以上で明らかな如く本発明によれば、水冷式エンジンを
備え、ラジュエータを備える自動二輪車において、ラジ
ュエータが乗員よりも後方にあるため温風が乗員の脚廻
りに影響することがなく。

温風の影響を防止することができるとともに、サイドバ
ッグ前方の空いた空間を利用したためスペース利用上有
利であり、又サイドバッグ前部でサイドバッグの幅内に
収めることにより幅方向の運転感覚上も好ましい他、エ
ンジンの前方からラジュエータを排したため、ラジュエ
ータを備えつつ前部の構造、形状が簡素となり、又フェ
アリングを付設する場合においてラジュエータを考慮す
ることなく形状を設定でき、風防、整流の機能性のみを
追求することができる等多大の利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は自動二
輪車の側面図、第２図は同平面図、第３図は要部を破断
した部分平面図、第４図は配管の説明図である。尚図面中（１）は自動二輪車、（６）はエンジン、（２
０）はラジュエータ、（２１）は°サイドバッグ、（２
４）は案内部である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）水冷式エンジンを搭載し、ラジュエータを装備し
た自動二輪車において、前記ラジュエータをドライバー
の後方で車体側面に設けたことを特徴とする自動二輪車
。
（２）前記ラジュエータは左右分割タイプで、車体両側
面に設けた前記特許請求の範囲第１項の自動二輪車。
（３）前記ラジュエータは車体両側面に設けられるサイ
ドバッグの前方に設けた前記特許請求の範囲第２項の自
動二輪車。
（４）前記ラジュエータはサイドバッグの幅内である特
許請求の範囲第３項の自動二輪車。
（５）前記ラジュエータ後方に外側後方への導風部を設
けた前記特許請求の範囲第１項若しくは第２項何れかの
自動二輪車。