JPS6268776A - カラ−記録装置の転写媒体イレ−ズ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、カラーインクテープを使用し、各色を順に画
面ごとに色がさねするサーマル転写プリンタのようなカ
ラー記録装置の転写媒体イレーズ装置に関するものであ
る。

〈従来技術〉 サーマル転写プリンタは、サーマル記録ヘッドによって
転写媒体の着色材料を加熱溶融し、記録紙上に転写記録
するものであり、またカラー記録のためにマゼンタ、イ
エロー、シアン等の各色を順に画面毎に色７３１さねす
るものである。この転写媒体は、転写プリントに使用さ
れた部分は溶融後転写されるため、顔料等の着色材料の
ほとんどが取り除′７５１れ、記録プリントに使用され
な力）った部分は着色材料がそのまま残った状態となり
、記録文章等の記録内容が容易に判読されることになる
。

従って、使用後の転写媒体をそのｉｔ捨てると記録情報
の機密性が保たれないという問題が生じる。

そこで同出願人は特願昭６０−１０３２７７号において
サーマル記録ヘッドと転写媒体を巻取る手段との間に、
発熱体とローラ手段とを設け、これら発熱体とローラ手
段との間に転写媒体の通過速度に対して速度差が生じる
ように回転駆動して転写媒体とのスリップによって転写
媒体の情報を消去するというものを提案した。し力・し
このような方式によれば複数回使用する間にローラ手段
に付着する着色材料が飽和状態になりやすく実際には情
報を消去しにくいという問題が生じていた。

〈発明の目的〉 本発明は、上記従来技術の問題を解決するもので、転写
プリント後即座に、確実に転写媒体の印字情報を消去し
転写プリントされた記録情報の機密性を確保できるよう
にしたカラー記録装置の転写媒体イレーズ装置を提供す
ることを目的とする。

〈発明の構成〉 上記目的を達成する未発Ｆ７１の手段は、転写媒体を使
用しサーマル記録ヘッドにより記録シートに転写プリン
トするカラー記録装置において、上記サーマル記録ヘッ
ドと上記転写媒体を巻取る手段との間に、発熱体とこの
発熱体に接触する回転ブラシ手段とを設け、目、つこれ
ら発熱体と回転ブラシ手段との間に上記転写媒体を通過
させるように構成し、この回転ブラシ手段をこの通過転
写媒体の通過速度に対して速度差か生じるように回転駆
動してこの転写媒体の情報を消去するカラー記録装置の
転写媒体イレーズ装置である。

〈作　用〉 本発明のカラー記録装置の転写媒体イレーズ装置を構成
する発熱体と回転ブラシ手段は、サーマル記録ヘッドと
転写媒体を巻取る手段との間に相互に接触状態で配設さ
れている。そのため、転写プリント後に印字の痕跡等を
残した転写媒体が、発熱体と回転ブラシ手段との間を通
過するとき、発熱体が通過する転写媒体を加熱しその表
面に塗布され転写プリント時に残された着色材料を溶融
し、他方、回転ブラシ手段は通過する転写媒体との相対
速度差により生じるスリップによって溶融した着色材料
を力・き落し除去し、上記転写媒体上の印字の痕跡を消
去する。

〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面によって説明する。

第１図に示すように、本実施例に係るカラー記録装置で
あるサーマル転写プリンタｌは、ライン型転写プリンタ
でライン型サーマル記録ヘッド２を使用して対向状態に
配設されたプラテン３上においてサーマル転写媒体４を
上にして共に給送されてくる記録シート５と重ね合わせ
圧接して転写プリントする。

転写媒体４は記録シート５に面内する背面に熱溶融性の
着色材料を塗布した状態で供給ロール６上に巻装されて
おり、記録シート５の給送速度と同調して上記サーマル
記録ヘッド２とプラテン３との間及びその下方部に配設
された転写媒体イレーズ装置ＩＯとを経由して、モータ
Ｍ等により回転駆動される巻取り手段としての巻取すロ
ール７に巻取られる。供給ロール６は転写プリンタｌの
フレーム１ａの上方前部に、又巻取りロール７は下方前
部に各々回転自在に軸承されている。又」一部と下部に
各々転写媒体４の走行を案内するテンションバー１ｂ、
Ｉｃ、Ｉｄ、Ｉｅが架設されて＾る。

記録シート５もフレーム１ａの上方後部に回転自在に軸
承された供給ローラ（図示は省略）７５１ら同じくフレ
ームＩａの上方中央部に回転自在に軸承されたプラテン
３を経由して転写プリントされたのち、下方後部にモー
タ等により回転駆動されるよう軸承された巻取りロール
（図示せず）に移送され巻取られる。

イレーズ装置ＩＯは、サーマル転写プリンタＩの配設さ
れているプリント部と巻取りロール７の中間部に相当す
るフレームｌａのほぼ中央部に設けられており、ｆ前側
に架設されたサーマルヘッド等の棒状発熱体１１と、こ
の発熱体と接触するように細長い開口部１４ａより対設
状態にプラスチック製の筐体１４内に軸承された回転ブ
ラシ手段１３とから構成されてｂる。回転ブラシ手段Ｉ
３は周囲に細い針状体を備えたローラ状から成り、筐体
１４と共にフレームＩａに対して取外し自在に装着され
るイレーズユニット１２を形成している。このイレーズ
ユニッ１−１２は、筺体１４の両側壁に穿設された取付
孔１４ｂ、１４ｂにフレーム１ａの外側から取付ピン１
４ｃ　、１４ｃを挿入することにより発熱体１１と接触
するように取付られ、カム手段１５によって筐体Ｉ４の
底壁においてロック状態にフレームｌａＫ装着される。

カム手段１５は、細長の横架軸＋５ａの両端部に固定さ
れた一対のカム１５Ｊ　１５ｂと、フレーム１ａに軸承
された横架軸１５ａの延長部に止着された旋動レバー１
５ｃと力）ら構成されており、このレバー１５ｃを旋動
しカムＩ　５　ｂ　、　ｌ　５１）を筺体１４の底壁に
強圧係合したり開放操作することによってイレーズユニ
ット１２の固定、開放を行う。

フレーム１ａの一方の側部には、第２図に示すようにイ
レーズ回転ブラシ１３を回転駆動する駆動装置２０が設
けられている。回転駆動源として転写媒体４を巻取る巻
取りロール７を回転駆動するモータＭを共用しており、
そのモータの出力軸と連結した巻取りロールの支軸７ａ
に止着されたベルトホイール２１ふらタイミングベルト
２２を介して駆動力を得る。木実雄側ではイレーズ回転
ブラシ１３を転写媒体４の移送方向（矢視ｇで示す）に
その移送速度よりも大きい周速度を得て転写媒体４に対
するかき取り力を大きくしてイレーズ効果を大きくする
ように増速駆動するために、タイミングベルト２２が巻
装されるもう一方のベルトホイール２８の直径は駆動用
ベルトホイール２Ｉよりも小さく（例えばベルトホイー
ル２１の４）なっている。この小ベルトホイール２３の
支軸は、直径の大きｂゴムローラ２４を内側に止着して
おり、イレーズ回転ブラシ１８の延長支軸１ＢａＫ止着
された直径の小さｂ（例えばゴムローラ２４の８）ゴム
ローラ２５と摩擦係合するように回転自在に筐体１４の
側壁に軸承されている。従って、イレーズ回転ブラシ１
３は、駆動用ベルトホイール２１と同方向に大幅に増速
（例えば、１０倍に増速）されることになり、巻取りロ
ーラ７に転写媒体４が巻装され巻取り直径が増大してい
き移送速度が徐々に速くなっても充分に相対速度差が生
じるように回転駆動されるようになっている。

」；記駆動系統を歯車列にすることはもとより可能であ
るが、イレーズユニッ）１２０着脱操作において又使い
捨て時のコストロスを最小限におさえるためにも上記駆
動系統は簡便である。

又、相対速度差を大きくするために、転写媒体４の移送
方向と逆方向に比較的低速度でイレーズ回転ブラシ１３
を回転駆動するために、減速するように駆動用ベルトホ
イール２１より大きい直径のベルトホイールを支軸＋　
３　ａに止着し直接タイミングベルトで回転駆動するよ
うにしてもよい。

以上の構成より成るイレーズ装置１０の作用を説明する
。巻取りモータＭが回転されると、大ベルトホイール２
１．タイミングベル）　２２　、　小ベルトホイール２
３が各々矢視ａ、ｂ、ｃの方向に回動され、更に大ゴム
ローラ２４．小ゴムローラ２５を介してイレーズ回転ブ
ラシＩ３を各々矢視ｄ、ｅ、ｆの方向に順次増速するよ
うに回動駆動する。巻取りロール７の回動により転写媒
体４はイレーズ回転ブラシ１８と発熱体１１との間を移
送され、本実施においてはその熱溶融性着色材は発熱体
１１によって通常着色材料が溶ける温度６０〜７０℃よ
り高い温度の２０°Ｃ才で加熱されて溶融しイレーズ回
転ブラシ１３によってかき取られることになる。その除
去された着色材料は筐体１４の下方腔所１４ｄ内に遠心
力によって、又は力１き取り板１４ｅによって落される
。

〈発明の効果〉 以上述べた如く、本発明のカラー記録装置の転写媒体イ
レーズ装置ｌによれば、転写プリントに使用された転写
媒体を相互に接触位置にある発熱休１１と回転ブラシ手
段Ｉ３との間を通電させることによって、発熱体１１に
よって加熱し着色材料を溶融し、相対速度差によって回
転ブラシ手段１８［ｊっで確実に溶融着色材料をぬぐい
取ることができ、転写プリント後即座に且つ確実に転写
媒体４上の印字の痕跡等を消去し転写プリントされた情
報の機密を守ることができる。

更に、回転ブラシ手段１３を転写プリンタｌのフレーム
ＩａＫ着脱自在に付設される筐体Ｉ４に回転自在に軸承
させイレーズユニット１２とすることにより、その保守
は非常に簡便になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明カラー記録装置に係るサーマル転写プリ
ンタ及び転写媒体イレーズ装置を示す斜視図、第２図は
同転写媒体イレーズ装置のイレーズ回転ブラシ駆動装置
の左側面図である。 Ｉ・・・本発明カラー記録装置に係るサーマル転写プリ
ンタ、 Ｉａ・・・フレーム、 ２・・・サーマル記録ヘッド、 ３・・・プラテン、 ４・・・転写媒体、 ５・・・記録シート、 ７・・・転写媒体の巻取り手段、 ＩＯ・・・転写媒体イレーズ装置、 １１・・・発熱体、 １２・・・イレーズユニット、 １３・・・回転ブラシ手段、 １４・・・筐体

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、サーマルヘッドでインクテープを加熱してインクを
   記録紙に転写すると共に各色を順に画面ごとに色がさね
   して記録させるカラー記録装置において、上記サーマル
   記録ヘッドと上記転写媒体の巻取り手段との間に、発熱
   体とこの発熱体に接触する回転ブラシ手段とを設け、且
   つこれら発熱体と回転ブラシ手段との間に上記転写媒体
   を通過させるように構成し、この回転ブラシ手段をこの
   通過転写媒体の通過速度に対して相対速度差が生じるよ
   うに回転駆動してこの転写媒体の情報を消去するカラー
   記録装置の転写媒体イレーズ装置。 ２、上記回転ブラシ手段が、上記転写媒体の通過速度よ
   りも速い周速度になるように回転駆動される特許請求の
   範囲第１項記載のカラー記録装置の転写媒体イレーズ装
   置。 ３、上記回転ブラシ手段が、上記転写媒体の通過方向と
   逆方向に回転駆動される特許請求の範囲第１項記載のカ
   ラー記録装置の転写媒体イレーズ装置。 ４、上記回転ブラシ手段が、上記カラー記録装置のフレ
   ームに着脱自在に付設される筐体に回転自在に軸承され
   た特許請求の範囲第１項記載のカラー記録装置の転写媒
   体イレーズ装置。