JPS6268606A - 鋼材の圧延方法 - Google Patents
鋼材の圧延方法Info
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- JPS6268606A JPS6268606A JP20793685A JP20793685A JPS6268606A JP S6268606 A JPS6268606 A JP S6268606A JP 20793685 A JP20793685 A JP 20793685A JP 20793685 A JP20793685 A JP 20793685A JP S6268606 A JPS6268606 A JP S6268606A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work rolls
- crown
- bender
- shifting
- work
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、搬送されてくる鋼材を一対のワークロール
によって挟持し圧延するワークロールによる鋼材の圧延
方法に関する。
によって挟持し圧延するワークロールによる鋼材の圧延
方法に関する。
[従来の技術]
鋼材を一対のワークロール間に挟持して圧延する場合、
鋼材の接触によりワークロールの周面が次第に摩耗する
。このような摩耗によりロールの周面が局部的に摩耗す
ることを防止する為に、鋼材を圧延する毎にワークロー
ルをその軸線方向に沿って移動(シフト)させる方法が
公知である。
鋼材の接触によりワークロールの周面が次第に摩耗する
。このような摩耗によりロールの周面が局部的に摩耗す
ることを防止する為に、鋼材を圧延する毎にワークロー
ルをその軸線方向に沿って移動(シフト)させる方法が
公知である。
更に、鋼材にワークロールが接触するとその接触部分の
温度が熱伝導により低下し、鋼材表面に不均一な温度分
布くサーマルクラウン)が生じるから、ワークロールを
その軸線方向にシフトすることにより、サーマルクラウ
ンの分散(温度分布の平均化)を図っている。
温度が熱伝導により低下し、鋼材表面に不均一な温度分
布くサーマルクラウン)が生じるから、ワークロールを
その軸線方向にシフトすることにより、サーマルクラウ
ンの分散(温度分布の平均化)を図っている。
一方、ワークロール間に鋼材が介在されると、ワークロ
ール間の中央部は鋼材の介在により広い間隙が形成され
、両端部部分の間隙は鋼材が介在されない為に狭められ
る傾向にある。従って、このようなワークロール間を通
過した鋼材は、その断面において、中央部が厚く、端部
が薄いという不均一な厚みの、いわゆる板クラウンが形
成される。このような板クラウンを小さくするため、従
来ワークロールのシフトに加えて、一対のワークロール
の軸の両端に夫々ベンダを設け、ワークロールの軸に互
いに離間する方向に力を印加し、ワークロールにて圧延
される鋼材の表面が平坦になしかしながら、ワークロー
ルを徐々にシフトさせた場合には、ベンダを最大値に作
用させても、低クラウンを目標とする材料に対して常に
シフト位置が最大値付近とならない。逆に、シフト位置
を常に最大値付近に設定した場合には、ロールの摩耗、
サーマルクラウンの分散の点から不利であり、両者を満
足するシフト方法が要求されている。
ール間の中央部は鋼材の介在により広い間隙が形成され
、両端部部分の間隙は鋼材が介在されない為に狭められ
る傾向にある。従って、このようなワークロール間を通
過した鋼材は、その断面において、中央部が厚く、端部
が薄いという不均一な厚みの、いわゆる板クラウンが形
成される。このような板クラウンを小さくするため、従
来ワークロールのシフトに加えて、一対のワークロール
の軸の両端に夫々ベンダを設け、ワークロールの軸に互
いに離間する方向に力を印加し、ワークロールにて圧延
される鋼材の表面が平坦になしかしながら、ワークロー
ルを徐々にシフトさせた場合には、ベンダを最大値に作
用させても、低クラウンを目標とする材料に対して常に
シフト位置が最大値付近とならない。逆に、シフト位置
を常に最大値付近に設定した場合には、ロールの摩耗、
サーマルクラウンの分散の点から不利であり、両者を満
足するシフト方法が要求されている。
[問題点を解決するための手段]
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであっ
て、低クラウンを必要としない鋼材ではワークロールを
広範囲にシフトすることにより極力摩耗の平滑化を図り
、低クラウン必要材では、極めて平坦な高精度の低クラ
ウン材を得ることができるという両者を満足する鋼材の
圧延方法を提供することを目的とする。
て、低クラウンを必要としない鋼材ではワークロールを
広範囲にシフトすることにより極力摩耗の平滑化を図り
、低クラウン必要材では、極めて平坦な高精度の低クラ
ウン材を得ることができるという両者を満足する鋼材の
圧延方法を提供することを目的とする。
この発明に斯るワークロールによる鋼材の圧延方法は、
鋼材を圧延する一対のワークロールと、この一対のワー
クロールをその軸線方向に沿ってシフトさせるシフト手
段と、前記ワークロールの両端部に設けられた軸に対し
互いに離間する方向に力を付与するベンダとを有し、シ
フト量の増減によりベンダ力の作用点が相互に離間し又
は接近するワークロールによる鋼材の圧延方法において
、前記シフト手段が前記一対のワークロールをその軸線
方向に沿って最大に離間した位置の近傍の位置を中心と
して往復シフトさせることを特徴とする。
鋼材を圧延する一対のワークロールと、この一対のワー
クロールをその軸線方向に沿ってシフトさせるシフト手
段と、前記ワークロールの両端部に設けられた軸に対し
互いに離間する方向に力を付与するベンダとを有し、シ
フト量の増減によりベンダ力の作用点が相互に離間し又
は接近するワークロールによる鋼材の圧延方法において
、前記シフト手段が前記一対のワークロールをその軸線
方向に沿って最大に離間した位置の近傍の位置を中心と
して往復シフトさせることを特徴とする。
[実施例]
以下に、添附図面の第1図乃至第8図を参照にして、こ
の発明の実施例を詳細に説明する。
の発明の実施例を詳細に説明する。
熱間圧延における鋼片(!l材)の搬送路(図示せず)
には、第1図に示すように、鋼片を所定の厚みに圧延す
る圧延機10が設けられている。この圧延110には、
一対のワークロール12.14が搬送路に対して上下に
互いに対向して配置されている。上ワークロール12に
はこれを軸線方向に沿って移動(シフト)させる第1の
油圧シリンダ16が連結されており、下ワークロール1
4には同様に第2の油圧シリンダ18が連結されている
。これらの第1及び第2の油圧シリンダ16.18は制
卸装置20に連結され、ここからの駆動信号に応じて、
一対のワークロールの対向中心を中心として点対称とな
るように連動して駆動される。
には、第1図に示すように、鋼片を所定の厚みに圧延す
る圧延機10が設けられている。この圧延110には、
一対のワークロール12.14が搬送路に対して上下に
互いに対向して配置されている。上ワークロール12に
はこれを軸線方向に沿って移動(シフト)させる第1の
油圧シリンダ16が連結されており、下ワークロール1
4には同様に第2の油圧シリンダ18が連結されている
。これらの第1及び第2の油圧シリンダ16.18は制
卸装置20に連結され、ここからの駆動信号に応じて、
一対のワークロールの対向中心を中心として点対称とな
るように連動して駆動される。
上ワークロール12及び下ワークロール14には、夫々
、その周面にバックアップロール22及び28が転勤さ
れており、これにより、鋼片の圧延時にワークロールを
介して所定の圧延、荷重を与えるとともに、ワークロー
ル間に形成すべき間隙の寸法を設定するようになってい
る。この第1のバックアップロール22の両端部には、
圧延荷重を与えると同時に鋼片が通板されるべき間隙を
調節するための間隙設定装置24.26が夫々設けられ
ている。この間隙設定装置24.26は、図示していな
いが、夫々、ワークロール間の間隙を大幅に変更可能の
モータと、変更ストロークは短いが圧下力限界が広い油
圧シリンンダとを備え、モータと油圧シリンダとの操作
により間隙の寸法を調節している。
、その周面にバックアップロール22及び28が転勤さ
れており、これにより、鋼片の圧延時にワークロールを
介して所定の圧延、荷重を与えるとともに、ワークロー
ル間に形成すべき間隙の寸法を設定するようになってい
る。この第1のバックアップロール22の両端部には、
圧延荷重を与えると同時に鋼片が通板されるべき間隙を
調節するための間隙設定装置24.26が夫々設けられ
ている。この間隙設定装置24.26は、図示していな
いが、夫々、ワークロール間の間隙を大幅に変更可能の
モータと、変更ストロークは短いが圧下力限界が広い油
圧シリンンダとを備え、モータと油圧シリンダとの操作
により間隙の寸法を調節している。
ワークロール12は、第2図に示すように、チョック3
2に支持され、ハウジング30内に収容されている。同
様に、下ワークロール14はチョック36に支持され、
ハウジング34内に収容されている。更に、上ワークロ
ール12および下ワークロール14の軸33及び35に
は、夫々、ワークロールの軸線のたわみ量を調部する第
1の上ベンダ38、第1の下ベンダ39、第2の上ベン
ダ40そして第2の下ベンダ41が設けられている。こ
れらのベンダ38.39.40そして41は、夫々、上
下のワークロールの軸33及び35の一端側及び他端側
に、上下に夫々2個ずつ取付けられている。第1の上ベ
ンダ38及び下ベンダ39は、夫々、上ワークロール1
2の軸33及び下ワークロール14の軸35に固定され
ており、シフト時にはハウジングに対してスライド可能
に設けられている。同様に、第2の上ベンダ40及び第
2の下ベンダ41は、夫々、上ワークロール14の軸3
3及び下ワークロール14の軸35に固定されており、
シフト時にはハウジングに対してスライド可能に設けら
れている。従って、第3図及び第4図に示すように、上
ワークロール12及び下ワークロール14がシフトする
と、第1の上下ベンダ38.39及び第2の上下ベンダ
40.41が互いに並んだ位!(第3図に示す)から最
大にシフトした位置(第4図に示す)に移動する。
2に支持され、ハウジング30内に収容されている。同
様に、下ワークロール14はチョック36に支持され、
ハウジング34内に収容されている。更に、上ワークロ
ール12および下ワークロール14の軸33及び35に
は、夫々、ワークロールの軸線のたわみ量を調部する第
1の上ベンダ38、第1の下ベンダ39、第2の上ベン
ダ40そして第2の下ベンダ41が設けられている。こ
れらのベンダ38.39.40そして41は、夫々、上
下のワークロールの軸33及び35の一端側及び他端側
に、上下に夫々2個ずつ取付けられている。第1の上ベ
ンダ38及び下ベンダ39は、夫々、上ワークロール1
2の軸33及び下ワークロール14の軸35に固定され
ており、シフト時にはハウジングに対してスライド可能
に設けられている。同様に、第2の上ベンダ40及び第
2の下ベンダ41は、夫々、上ワークロール14の軸3
3及び下ワークロール14の軸35に固定されており、
シフト時にはハウジングに対してスライド可能に設けら
れている。従って、第3図及び第4図に示すように、上
ワークロール12及び下ワークロール14がシフトする
と、第1の上下ベンダ38.39及び第2の上下ベンダ
40.41が互いに並んだ位!(第3図に示す)から最
大にシフトした位置(第4図に示す)に移動する。
この状態において、各ベンダ38.39.40及び41
は、油圧シリンダにより互いに対向するワークロールの
軸33及び35の端部を互いに引き離す方向に押圧する
ことにより、ワークロール中央部のたわみ母を大きくす
るように構成されている。各ベンダ38.39.40及
び41は、前述の第1及び第2の油圧シリンダ16及び
18と同様に制御装置20に連結されている。
は、油圧シリンダにより互いに対向するワークロールの
軸33及び35の端部を互いに引き離す方向に押圧する
ことにより、ワークロール中央部のたわみ母を大きくす
るように構成されている。各ベンダ38.39.40及
び41は、前述の第1及び第2の油圧シリンダ16及び
18と同様に制御装置20に連結されている。
次に、この実施例の動作を第5図を参照して説明する。
第5図は、圧延すべき鋼材毎に、第1及び第2の油圧シ
リンダがワークロール12及び14を夫々シフトする量
と、各ベンダ38.39.40及び41の押圧農と、夫
々の場合における鋼材の板クラウン量との関係を示して
いる。尚、この板クラウン量は鋼材の幅方向の縁から2
5cmにおける板クラウンを測定したものであり、即ち
、板クラウン量Wとすると下記の(1)式により求める
ことができる。
リンダがワークロール12及び14を夫々シフトする量
と、各ベンダ38.39.40及び41の押圧農と、夫
々の場合における鋼材の板クラウン量との関係を示して
いる。尚、この板クラウン量は鋼材の幅方向の縁から2
5cmにおける板クラウンを測定したものであり、即ち
、板クラウン量Wとすると下記の(1)式により求める
ことができる。
W−hc−h25 ・・・・・・・・・(1)
haは板の幅方向に沿った断面における中央部の厚みで
あり、 h25は板の幅方向に沿った断面においてその縁から2
5zの位置の厚みである。
haは板の幅方向に沿った断面における中央部の厚みで
あり、 h25は板の幅方向に沿った断面においてその縁から2
5zの位置の厚みである。
第3図において、鋼材の本数が1本乃至8本までは、通
常の鋼材(低クラウンを要求されない鋼材)を圧延する
場合であり、鋼材を1枚圧延する毎に、制御装置20が
第1及び第2の油圧シリンダ16.18に駆動信号を発
して、両方のワークロール12及び14を所定量、この
実施例では50sずつ互いに反する方向に、合計100
#Il各ワークロールをシフトする。このようにして得
られた1乃至8本目の鋼材は、第3図のグラフに示され
るように、比較的高い板クラウン量である。
常の鋼材(低クラウンを要求されない鋼材)を圧延する
場合であり、鋼材を1枚圧延する毎に、制御装置20が
第1及び第2の油圧シリンダ16.18に駆動信号を発
して、両方のワークロール12及び14を所定量、この
実施例では50sずつ互いに反する方向に、合計100
#Il各ワークロールをシフトする。このようにして得
られた1乃至8本目の鋼材は、第3図のグラフに示され
るように、比較的高い板クラウン量である。
この場合、ベンダには基準以下の押圧力、1チヨツクに
対して約30トンが作用されている。
対して約30トンが作用されている。
一方、鋼材の本数が9本乃至18本目には低クラウン目
標材、即ち、低い値のクラウン量Wが要求される鋼材を
圧延する場合を示している。尚、9本及び10本目の鋼
材は11乃至18本目の鋼材より幅の広い鋼材である。
標材、即ち、低い値のクラウン量Wが要求される鋼材を
圧延する場合を示している。尚、9本及び10本目の鋼
材は11乃至18本目の鋼材より幅の広い鋼材である。
この場合、上下のワークロール12及び14は、夫々互
いに反する方向に最大シフト量である200m+ずつ、
合計400mを相対的に移動させる。この最大シフト位
置において、ベンダにはその最大!(1チヨツクに対し
て約230トン)近辺の押圧力(第3図中max)を作
用させる。尚、ワークロール周面の不均一な摩耗を防止
する為に、ワークロールのシフトはこの最大シフト量付
近、例えば各ワークロールが180乃至200tttt
rの範囲内でシフトする。つまり、制御装置はワークロ
ールのシフト量最大を指向し、シフト効果最大となるよ
うに制御し、シフト量最大付近で、ワークロールの微小
なシフトをし、その摩耗を平滑化する。
いに反する方向に最大シフト量である200m+ずつ、
合計400mを相対的に移動させる。この最大シフト位
置において、ベンダにはその最大!(1チヨツクに対し
て約230トン)近辺の押圧力(第3図中max)を作
用させる。尚、ワークロール周面の不均一な摩耗を防止
する為に、ワークロールのシフトはこの最大シフト量付
近、例えば各ワークロールが180乃至200tttt
rの範囲内でシフトする。つまり、制御装置はワークロ
ールのシフト量最大を指向し、シフト効果最大となるよ
うに制御し、シフト量最大付近で、ワークロールの微小
なシフトをし、その摩耗を平滑化する。
この実施例において、−殻材(低クラウンを必要としな
い鋼材)では、摩耗の平滑化を狙ってワークロールのシ
フトを制御し、プロフィル注意材(低クラウン材)では
ワークロールのシフト量最大付近で、微小なシフトをし
、その摩耗を平滑化する。そして、制御装置は、圧延終
了時点で、ワークロール全体が均一に摩耗している状態
となるようワークロールのシフトを制御する。
い鋼材)では、摩耗の平滑化を狙ってワークロールのシ
フトを制御し、プロフィル注意材(低クラウン材)では
ワークロールのシフト量最大付近で、微小なシフトをし
、その摩耗を平滑化する。そして、制御装置は、圧延終
了時点で、ワークロール全体が均一に摩耗している状態
となるようワークロールのシフトを制御する。
ここで、第6図を参照してベンダ38及び40がワーク
ロール12及び14に作用する原理について説明する。
ロール12及び14に作用する原理について説明する。
ワークロール12において、その略中央部の点が支点C
1幅方向の縁部が作用点B、そして第1のベンダ38に
対応する位置の部分が力点Cとして、てこの力が作用す
る。従って、ワークロール12のシフト距離(11)が
長ければ長いほど第1のベンダ38が支点Aから遠ざか
る。
1幅方向の縁部が作用点B、そして第1のベンダ38に
対応する位置の部分が力点Cとして、てこの力が作用す
る。従って、ワークロール12のシフト距離(11)が
長ければ長いほど第1のベンダ38が支点Aから遠ざか
る。
即ち、力点Cと支点Aとの間の距離が長くなるから、力
点Cに同じ力が作用するならば作用点Bには比較的大き
な力が作用する。このように、シフト層が最大の領域内
でベンダ38を作用させると、てこの原理により、ワー
クロール12に対してベンダ38は所定の力で比較的大
きな力を作用させることができる。このようなてこの力
はベンダ40においても同様に作用するとともに、下ワ
ークロール14に対しても同様に作用する。
点Cに同じ力が作用するならば作用点Bには比較的大き
な力が作用する。このように、シフト層が最大の領域内
でベンダ38を作用させると、てこの原理により、ワー
クロール12に対してベンダ38は所定の力で比較的大
きな力を作用させることができる。このようなてこの力
はベンダ40においても同様に作用するとともに、下ワ
ークロール14に対しても同様に作用する。
従って、最大シフト位置近傍でシフトさせてベンダに所
定の押圧力を作用することにより板クラウン量Wを小さ
くすることができる。
定の押圧力を作用することにより板クラウン量Wを小さ
くすることができる。
第7図及び第8図に、ワークロールのシフト層とベンダ
の押圧力とクラウン量との関係を示す。
の押圧力とクラウン量との関係を示す。
第7図及び第8図ともに、縦軸に板クラウンItW(W
= ha −h25) 、横軸にワークロールに付与さ
れた圧延荷重を取り、圧延する鋼材の幅が1200Iv
11の場合を第7図に、鋼材の幅が1500#の場合を
第8図に示している。これらのグラフにおいて、三角印
はシフト−〇でありベンダは基準量の場合、黒丸印はシ
フト−Oでありベンダは最大押圧力(1チヨツクにたい
して約230トン)の場合、白丸印はシフト−200m
でありベンダは最大押圧力の場合、白画角印はシフト=
150a++でありベンダは最大押圧力の場合を示す。
= ha −h25) 、横軸にワークロールに付与さ
れた圧延荷重を取り、圧延する鋼材の幅が1200Iv
11の場合を第7図に、鋼材の幅が1500#の場合を
第8図に示している。これらのグラフにおいて、三角印
はシフト−〇でありベンダは基準量の場合、黒丸印はシ
フト−Oでありベンダは最大押圧力(1チヨツクにたい
して約230トン)の場合、白丸印はシフト−200m
でありベンダは最大押圧力の場合、白画角印はシフト=
150a++でありベンダは最大押圧力の場合を示す。
これらの第7及び第8図から明らかなように、ワークロ
ールのシフト量が最大付近の位置において、ベンダを作
用させた場合にはワークロールに比較的大きな力が作用
するから、クラウンmWを小さくすることができる。
ールのシフト量が最大付近の位置において、ベンダを作
用させた場合にはワークロールに比較的大きな力が作用
するから、クラウンmWを小さくすることができる。
この発明は上述した実施例限定されることなくこの発明
の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
例えば、上述の実施例ではベンダは一対のワークロール
間に設けられ、ワークロールの軸を互いに引離す方向に
作用させたが、これに限らず、第1及び第2のバックア
ップロール間に設けらこれらを互いに引離す方向に作用
させてもよい。又は、バックロールとワークロール間に
設けられバックロールとワークロールとを互いに寄せる
ように作用し、結果的に一対のワークロールを互いに引
き離すようにしても同様の効果を得ることができる。
間に設けられ、ワークロールの軸を互いに引離す方向に
作用させたが、これに限らず、第1及び第2のバックア
ップロール間に設けらこれらを互いに引離す方向に作用
させてもよい。又は、バックロールとワークロール間に
設けられバックロールとワークロールとを互いに寄せる
ように作用し、結果的に一対のワークロールを互いに引
き離すようにしても同様の効果を得ることができる。
また、ワークロールのシフト量は上述した実施例では鋼
板を一枚圧延する毎に設定したが、これに限らず2枚毎
あるいは5枚毎等いくつ毎に設定してもよい。
板を一枚圧延する毎に設定したが、これに限らず2枚毎
あるいは5枚毎等いくつ毎に設定してもよい。
[発明の効果]
この発明の方法によれば、低クラウンを必要としない鋼
材については広い範囲でシフトすることにより極力摩耗
を平滑化し、一方低いクラウンを必要とする鋼材では、
一対のワークロールをその軸方向に最大にシフトさせた
最大シフト位置の近傍でベンダの押圧力を作用させてい
るから、ワークロールにベンダの押圧力が大きな力で作
用するので、高精度の低クラウン材を得るという両者を
共存させることができる。
材については広い範囲でシフトすることにより極力摩耗
を平滑化し、一方低いクラウンを必要とする鋼材では、
一対のワークロールをその軸方向に最大にシフトさせた
最大シフト位置の近傍でベンダの押圧力を作用させてい
るから、ワークロールにベンダの押圧力が大きな力で作
用するので、高精度の低クラウン材を得るという両者を
共存させることができる。
第1図は、この発明に係る圧延機の概略的な構成を示し
た正面図、第2図は圧延機の側面図、第3図及び第4図
はシフト動作を示したワークロールの概略側面図、第5
図はワークロールの動作を示したグラフ図、第6図はワ
ークロールに作用する力の関係を説明する図、第7図及
び第8図はワークロールのシフト量及びベンダの押圧力
との関係による板クラウン量を示したグラフ図である。 1o・・・圧延機、12・・・上ワークロール、14・
・・下ワークロール、16・・・第1の油圧シリンダ、
18・・・第2の油圧シリンダ、20・・・制御ll装
置、38・・・第1の上ベンダ、39・・・第1の下ベ
ンダ、40・・・第2の上ベンダ、41・・・第2の下
ベンダ。
た正面図、第2図は圧延機の側面図、第3図及び第4図
はシフト動作を示したワークロールの概略側面図、第5
図はワークロールの動作を示したグラフ図、第6図はワ
ークロールに作用する力の関係を説明する図、第7図及
び第8図はワークロールのシフト量及びベンダの押圧力
との関係による板クラウン量を示したグラフ図である。 1o・・・圧延機、12・・・上ワークロール、14・
・・下ワークロール、16・・・第1の油圧シリンダ、
18・・・第2の油圧シリンダ、20・・・制御ll装
置、38・・・第1の上ベンダ、39・・・第1の下ベ
ンダ、40・・・第2の上ベンダ、41・・・第2の下
ベンダ。
Claims (1)
- 鋼材を圧延する一対のワークロールと、この一対のワー
クロールをその軸線方向に沿ってシフトさせるシフト手
段と、前記ワークロールの両端部に設けられた軸に対し
互いに離間する方向に力を付与するベンダとを有し、シ
フト量の増減によりベンダ力の鋼材への作用点が相互に
離間し又は接近する鋼材の圧延方法において、低クラウ
ンを必要としない鋼材では広範囲にシフトすることによ
り極力摩耗を平滑化し、低クラウンを必要とする鋼材で
は、前記シフト手段が前記一対のワークロールをその軸
線方向に沿って最大に離間した位置の近傍の位置を中心
として往復シフトさせることにより、摩耗の平滑化と低
クラウンとを両立することを特徴とする鋼材の圧延方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20793685A JPS6268606A (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | 鋼材の圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20793685A JPS6268606A (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | 鋼材の圧延方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6268606A true JPS6268606A (ja) | 1987-03-28 |
Family
ID=16547990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20793685A Pending JPS6268606A (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | 鋼材の圧延方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6268606A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110087787A (zh) * | 2016-06-15 | 2019-08-02 | 阿维迪钢铁工程股份公司 | 用于esp生产线的能够轧制高公里数的轧机辊 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS517635A (ja) * | 1974-07-11 | 1976-01-22 | Kayaba Industry Co Ltd | Ekiatsushikidoryokukajitorisochiniokeru ekiatsuhanryokusochi |
JPS59120302A (ja) * | 1982-12-28 | 1984-07-11 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 圧延方法及び装置 |
-
1985
- 1985-09-20 JP JP20793685A patent/JPS6268606A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS517635A (ja) * | 1974-07-11 | 1976-01-22 | Kayaba Industry Co Ltd | Ekiatsushikidoryokukajitorisochiniokeru ekiatsuhanryokusochi |
JPS59120302A (ja) * | 1982-12-28 | 1984-07-11 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 圧延方法及び装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110087787A (zh) * | 2016-06-15 | 2019-08-02 | 阿维迪钢铁工程股份公司 | 用于esp生产线的能够轧制高公里数的轧机辊 |
JP2019522567A (ja) * | 2016-06-15 | 2019-08-15 | アルヴェディ・スティール・エンジニアリング・エッセ・ピ・ア | Esp生産ラインのためのロングキロメートルで圧延することができる圧延機ロール |
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