JPS6267898A - 電子回路基板のスル−ホ−ル接続部形成方法 - Google Patents

電子回路基板のスル−ホ−ル接続部形成方法

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JPS6267898A
JPS6267898A JP20833785A JP20833785A JPS6267898A JP S6267898 A JPS6267898 A JP S6267898A JP 20833785 A JP20833785 A JP 20833785A JP 20833785 A JP20833785 A JP 20833785A JP S6267898 A JPS6267898 A JP S6267898A
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若林 守光
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電子回路基板に設けた貫通孔の少なくとも一
方の開口端及び該開口端に連続する貫通孔の内面の少な
くとも一部に電極部を構成するスルーホール接続部を形
成する方法に関するものである。
[従来技術] 基板の少なくとも一方の面に銅箔や導電塗料等からなる
所定のパターンの導電部を有する印刷配線基板等におい
ては、基板の所定箇所を貫通させて設けた貫通孔の前記
導電部が形成された側の一方の開口端を囲む領域及び該
領域に連続する貫通孔の内部の少なくとも一部に導電層
を形成して電子部品のリード端子を接続するための電極
部を構成するスルーホール接続部(以下ハーフスルーホ
ール接続部と云う。)が採用されている。また基板の表
裏両面に設けられた導電部を電気的に接続するために、
貫通孔の内面全体に導電層を形成して電*部を構成する
スルーホール接続部(以下フルスルーホール接続部と云
う。)が採用されている。
これらのスルーホール接続部の形成方法としては、貫通
孔の開口端を囲む領域及び該領域に連続する貫通孔の内
部の少なくとも一部にメッキ受容性又はメッキ付与性の
材料を含む下塗り塗料を塗布した後、該下塗り層の上に
化学メッキを施して導電性のメッキ層を形成するメッキ
法と、貫通孔の内面及び該貫通孔の開口端を囲む領域に
銀塗料の如き導電性塗料を塗布するペイント法とが知ら
れている。
ところで、このようにハーフスルーホール接続部又はフ
ルスルーホール接続部により電子部品のリード端子を接
続するための電極部を構成する場合、各接続部の電気的
な特性を均一にするために塗料の付着量を一定にするこ
とが望ましく、また電子回路用基板に対する電子部品の
装着を容易にし且つ貫通孔の内部においても半田付けを
可能にして保持力を増すためには、各スルーホール接続
部の内側に電子部品のリード端子を挿入し得る、径が略
等しい透孔を形成しておくことが必要とされる。従って
各スルーホール接続部は、4通孔の内面に塗料が均一に
付着し、且つ内側に径が等しい透孔を有する構造である
ことが望ましい。
従来内側に透孔を有するスルーホール接続部を形成する
方法としては、塗料を付着させた細棒を基板の貫通孔に
挿入して貫通孔の内面の少なくとも一部及び4通孔の開
口端周辺に塗料を塗布した後、塗料を含まない細棒を貫
通孔に挿入して往復させることによって過剰な塗料を該
細棒に付着させて除去することにより透孔を形成する方
法と、スクリーン印刷法により貫通孔の開口端周辺及び
内面の一部に塗料を塗布した後、塗料を塗布した各貫通
孔を真空吸引することにより過剰な塗料を除去して透孔
を形成する方法とが提案されている。
しかしながら前者の方法では、貫通孔の内部にはかなり
多量の塗料が充填されているため、何回も細棒を貫通孔
に挿入しなければ貫通孔内に所定の寸法の径を形成する
ことができず、しかも細棒を一回往復挿入する毎に細棒
に付着した塗料を除去する作業が必要なため、非常に面
倒であった。更に前者の方法では、何回も細棒を往復さ
せる際に余分な塗料の一部が貫通孔の開口端を囲む領域
即ち開口端周辺部に付着するため、開口端周辺部の塗料
の面積が広くなり回路の高密度化に対応することができ
なかった。また後名の方法では、吸引力を調整すれば貫
通孔の内部にある程度の厚みで塗料を塗布することはで
きるが、均一に塗布することができないうえ、透孔の径
を所望の寸法に制御することはほとんどできなかった。
本発明の目的は、内径が規制されたほぼ均一な透孔を有
するスルーホール接続部を容易に得ることができるよう
にした電子回路用基板のスルーホール接続部形成方法を
提案することにある。
[発明の構成] 本発明の第1の方法は、電子回路基板1に設けた貫通孔
3の一方の開口端を囲む領域及び該領域と連続する該貫
通孔の内面の少なくとも一部に電極部を構成するスルー
ホール接続部7を形成する方法において、基板1の貫通
孔3の前記一方の開口端を囲む領域及び該領域と連続す
る貫通孔3の内面の少なくとも一部にi動性を有する下
塗り塗料4を塗布する工程と、下塗り塗料4が流動性を
有する状態で貫通孔の前記一方の開口端側から他方の開
口端側に向かう方向に吸引力を作用させて下塗り塗料4
を貫通孔3内へ引込む工程と、下塗り塗料4が流動性を
有づる間に貫通孔3の内径寸法より小さな外径寸法を有
する細棒10を貫通孔3の中に挿入して所定の厚みの下
塗り層40を形成する工程と、下塗り層の上に導電性の
メツキロを施す工程とを行なうことを特徴とするもので
ある。
また第2の発明では、電子回路基板1に設けた貫通孔3
の一方の開口端を囲む領域及び該領域と連続する該貫通
孔の内面の少なくとも一部に電極部を構成するスルーホ
ール接続部を形成する方法において、基板1の貫通孔3
の前記一方の開口端を囲む領域及び該領域と連続する貫
通孔3の内面の少なくとも一部に流動性を有する下塗り
塗料4を塗布する工程と、下塗り塗料4が流動性を有す
る状態で貫通孔3の前記一方の開口端側から他方の開口
端側に向かう方向に吸引力を作用させて下塗り塗料4を
貫通孔3内へ引込む工程と、下塗り塗料が流動性を有す
る間に貫通孔3の前記一方の開口端から前記他方の開口
端に向かう方向に遠心力を作用させて所定の厚みの下塗
り層40を形成する工程と、下塗り層の上に導電性のメ
ツキロを施す工程とを行なうことを特徴とするものであ
る。
[発明の作用] 本出願の第1及び第2の発明のように、貫通孔3の一方
の開口部を囲む領域と該領域と連続する貫通孔の内面の
一部に流動性を有する下塗り塗料4を塗布した後に、真
空吸引により貫通孔3の内部深くへ塗料4を更に引込む
と同時にある程度余分な塗料を除去するようにすると、
後に行われる所定の厚みの下塗り層40を形成する工程
において、下塗り層の厚みを短時間に且つかなり高い精
度で設定することができる。
特に第1の発明においては、塗料が流動性を有する状態
で細棒10に貫通孔3内に挿入して更に余分な塗料を除
去すると同時に貫通孔3の内側に残されたパリを除去し
て所定の厚みの下塗り層40を形成する。細棒10を入
れて貫通孔3内に所望の径の透孔5(貫通孔3の内径よ
り0.03〜0.1mm程小さい)を形成づる前に、貫
通孔3内からある程度余分な塗料が除去されているので
、細棒10を挿入往復する回数を少なくすることができ
る。しかも細棒10に付着した塗料を綿棒から除去する
回数も1回か又は極く少ない回数でよいため、短時間で
所定の径寸法の透孔5を形成できる。また綿棒10を挿
入又は往復する際にとくに貫通孔の塗料が塗布された開
口端を囲む領域に押出される塗料のmを極力少なくする
ことができるため、該領域の面積を大きくせずに透孔5
を形成でき、回路の高密度化に充分に対応できるスルー
ホール接続部7を形成することができる。
また第2の発明においては、塗料4が流動性を有する状
態で基板に遠心力を作用させて更に余分な塗料を除去す
るとともに略均−な所定の厚みを有する下塗り層40を
形成する。真空吸引により下塗り塗料4を貫通孔3内に
深く引込む際には、貫通孔3内の開口端を囲む領域に塗
布された塗料4の一部が貫通孔3内に引込まれるため、
該領域に塗布された塗料の量を少なくすることができ、
後に遠心力を基板1に作用させた場合でも遠心力により
該領域に塗布された塗料はそれ程基板の面に沿って拡が
ることはなく、回路の高密度化に対応できるスルーホー
ル接続部7を形成できる。
本明細書において、スルーホール接続部とは、ハーフス
ルーホールとフルスルーホールの両方を包含するものと
する。
本川taにおいて、「メッキ受容性又はメッキ付与性を
有する下塗り塗料」とは、化学メッキを直接施すことが
できない材料からなる基板に対して化学メッキを施すこ
とを可能にするために、メッキを施す部分に予め塗布す
る塗料を意味する。
このような下塗り塗料としては、例えば銀塗料や銅、ニ
ッケル等を含有する塗料のように樹脂中に金属を含有さ
せることにより化学メッキを可能にした塗料、エポキシ
変性フェノール塗料やABS樹脂塗料のようにそれ自体
メッキを受は付りる性質を有する樹脂塗料、又はパラジ
ウム、錫、ニッケルのような金属を溶媒に溶かした液状
塗料等を用いることができる。
尚本川m書において、「塗料」という語は、最も広義に
解釈するものとし、樹脂を含む塗料に限らず、メッキ付
与性またはメッキ受容性を有する物質を溶媒に溶かした
溶液等を含むものとする。
また本明細書において「電子回路基板」なる語は、最も
広義に解釈するものとし、板面の一方の而または表裏両
面に導電部(良導体及び抵抗体を問わず通電性を有する
ものであればよい。)を有するあらゆる基板を包含する
ものとする。従って、電子基板が装着される回路基板は
勿論、回路基板に装着される電子部品を構成する基板等
も本発明が対象とする電子回路用基板に含まれる。
[実施例] 以下本発明を、ハーフスルーホール接続部を形成する場
合の実施例を用いて更に詳細に説明する。
実施例では、電子回路用基板として厚さl uの第1図
に示すようなフェノール系もしくはガラスエポキシ系積
層基板1を用いた。゛基板1の表面には銅箔からなる導
電部2が形成され、導電部2と基板1とを貫通して貫通
孔3が設けられている。
本発明において各貫通孔3の形状は任意であるが、本実
施例では、貫通孔3をバンヂングプレスにより形成した
ので第1図に示すように、貫通孔3の一方の開口端(上
面側開口端)側から他方の開口端(下面側開口端)側に
向かって徐々に径が大きくなる向きのテーパ部3aを形
成することにより、各貫通孔3を略ラッパ状に形成した
。尚各図においては、テーパ部3aの表面の状態を明瞭
に示すためにテーパ部3aをかなり誇張して示しである
が、実際には図に示すほど大きな凹凸は形成されていな
い。
本実施例では、100〜200ボイスの粘度を有する銀
塗料を下塗り塗料4として用い、第2図に示したように
該塗料4を貫通孔3の上面側開口端周辺との該開口端に
連続する内面の一部に塗布した。この塗料4の塗布を行
う方法としては、種々の方法が考えられるが、塗料4を
必要以上に塗布しないようにするために、公知のスクリ
ーン印刷法を用いるのが好ましい。このスクリーン印刷
法は、基板1に形成した貫通孔3に対応する位置に貫通
孔3の孔径より大きな径の透孔を設けたスクリーンを基
板1の上に位置決めし、該スクリーンの上に下塗り塗料
4をスキージ−と呼ばれるへラを用いて塗布し、必要な
位置にのみ塗料4を塗布する方法である。
尚本実施例では、導電部2に対する塗料4の付着力を増
すために、導電部2の開口端周辺の面上には粗面化処理
を行った。
該塗料4を貫通孔3の上面側開口端周辺と該開口端に連
続する貫通孔2の内面の一部に塗布した後、塗料4が流
動性を有している状態で、第2図に示したように貫通孔
3の一方の開口端(上面側開口端)側から他方の開口端
(下面側開口端)側に向かって公知の真空吸引法によっ
て真空度で約300iml1gの吸引力Fを作用させた
。尚真空吸引装置についてはすでに公知であるから説明
は省略する。
上記のように各貫通孔3に塗料4を塗布した基板1に吸
引力を作用させた結果、貫通孔3内に塗料4が引込まれ
るとともに余分な塗料がある程度除去された。第3図に
示すように、吸引前に貫通孔3の内面の塗料4が塗布さ
れた部分より更に奥深くにある程度の厚みをもって塗料
4が孔内に引込まれ、また貫通孔3の周辺部に塗布され
た塗料の厚みが薄くなることが確認された。次いで塗料
4が流動性を有している間に、第4図に示すように、外
径が貫通孔3の内径より0.01〜0.0311n+程
小さく且つ外周に何も付着していない細棒10を各貫通
孔3に同時に挿入して往復させた結果、第4図に示すよ
うに塗料4は更に貫通孔3の内面の奥まで引き伸ばされ
、塗料4が塗布された部分に略均−な内径を有する透孔
5が形成されたが、貫通孔3の開口端周辺部の塗料4の
厚みは実質的にほとんど変っていないことが確認された
。これは先の吸引によってかなりの量の余分な塗料が除
去されており、細棒10によって更に余分な塗料を除去
したからである。尚細棒10を挿入した結果、貫通孔3
を形成した際に貫通孔3の内面に残ることがあるパリや
ゴミが除去されていることが確認された。
尚細棒10に付着した塗料は、適宜の溶剤を用いて除去
する。例えば、基板の下に溶剤を入れた容器を準備して
おき、基板を所定位置から移動させてから、細棒を溶剤
が入った容器の中に挿入すれば細棒から溶剤を除去する
ことができる。
次に第5図に示すように、塗料4を乾燥させた後、上記
のように形成した下塗り塗料層40の上に、化学銅メッ
キを施して3〜12μ程度の厚みのメッキ層6を形成し
てハーフスルーホール接続部7を完成した。完成された
各へ−7スルーホール接続部7の内径は、貫通孔3の内
径より0.03〜0.1mn+程度小さい略均−な大き
さを有しており、またその透孔5にリード線を挿入して
半田付けを施したところ、充分な強度で半田付けを行い
得ることが確認された。尚本実施例では、銅箔の1m部
2の上にも同時にメッキを施して半田付は性を良くして
いる。
上記第1の発明の実施例においては、塗料4の真空吸引
による下塗り工程の襖に細棒10を貫通孔3内に挿入し
て、透孔5の径を所望の寸法にコントロールしているが
、遠心力を用いて透孔5の径をコントロールすることが
できる。本願の第2の発明の実施例として、遠心力を用
いて透孔の径をコントロールする方法、言いかえれば遠
心力を用いて貫通孔3の内面の塗料の厚みを所望の厚さ
に制御する第2の発明の方法の実施例について以下に説
明する。
貫通孔3内に、真空吸引法により塗料4を吸引するまで
の工程(第1図乃至第3図)は、上記実施例と同様であ
るので省略する。各貫通孔3の開口端周辺部及び該開口
端に連続する内面の一部に塗料4を塗布した後、基板1
を、周壁部に無数の透孔を形成した回転ドラムの内周に
配置し、塗料4が流動性を有している状態で、該回転ド
ラムを回転させて一方の開口端から他方の開口端に向う
方向く第2図に矢印で示した方向)に2G〜50Gの遠
心力を数秒間作用させた。この場合、基板1は遠心力に
より回転ドラムの内周に押付けられて固定されるので特
別の位置決め手段は不要である。上記のように各貫通孔
3に塗料を塗布した基板1に遠心力を作用させた結果、
貫通孔内の余分の塗料が更に除去され、第4図に示した
上記実施例の場合と同様に塗布された塗料の厚みをほぼ
均−にできることが確認された。次に本実施例において
も、下塗り塗料層の上にメッキを施してハーフスルーホ
ール接続部を完成した。尚下塗り塗料層の上へのメッキ
の形成は、上記第1の発明の実施例と同様であるので説
明は省略する。
このように透孔5の径の寸法の設定に遠心力を用いた場
合には、貫通孔3を囲む領域に存在する塗料にも強い遠
心力が作用するが、先の真空吸引による下塗り工程によ
りこの領域の塗料の世が少なくなっているので、遠心力
を作用させてもこの領域が遠心力の作用により大きく広
がるということはなく、回路の高密度化に対応すること
ができる。
上記両実施例の場合について、それぞれ塗料の粘度をあ
る程度の範囲で種々変化させて上記と同様の手順で実験
を繰り返したところ、塗料の粘度に応じて吸引力及びそ
の吸引時間を加減することにより、同様にほぼ均一な径
の透孔を有するハーフスルーホール接続部を形成し得る
ことが明らかになった。特に、塗料の粘度が高い場合に
、従来の方法と比べて優れた結果が得られた。これは、
真空吸引を用いた下塗り工程において粘度の高い余分な
塗料をある程度除去することができるので、短い時間で
細棒の挿入により又は遠心力により透孔5の内径を所望
の寸法に設定することができるからである。
また各貫通孔3の形状を図示のようにラッパ状にして、
第2図に矢印で示したようにテーパ部3aと反対側から
吸引力を印加すると、小さな吸引力でも好結果が得られ
ることが認められた。尚ドリルにより形成した貫通孔の
ごとく、テーパを有しない貫通孔を設けた場合でも、テ
ーパを有しない貫通孔を設けた場合でも、テーパ付きの
貫通孔を設けた場合に比べて吸引力をより強く作用させ
ることにより同様の好結果が得られることが確認された
上記の両実施例のように、銀塗料を下塗り塗料としてそ
の上にメッキをfil!Tl構造にすると、透孔5の径
を最も大きくすることができるが、本発明はこのように
銀塗料の上にメッキを施す場合に限定されるものではな
く、下塗り塗料上へのメッキの形成構造は任意である。
例えば、下塗り塗料として銀塗料を用い、塗料を乾燥し
た復に透孔5の開口周辺部に接着剤を塗布し、該接着剤
が粘着性を有する間に接着剤の上にメッキの核となる銅
粉を付着させた上でメッキを施すようにしてもよい。
この様な構造にすると、半田付は時の高温が透孔5の周
辺部に印加された場合の半田食われを防止することがで
きる。また下塗り塗料として接着剤を用いて、該接着剤
が粘着性を有する間に銅粉をこの接着剤の上に付着させ
て乾燥させた後に無電解メッキを施すようにしてもよい
。このようにすると、透孔の径は若干小さくなるが透孔
の内面にも半田食われの無いメッキ層を形成することが
できる。
上記実施例では、ハーフスルーホール接続部7を基板1
の導電部2が形成されている側に形成したが、第6図に
示すように基板の導電部が形成されていない側にハーフ
スルーホール接続部7を形成してもよいのは勿論である
。同図に示すハーフスルーホール接続部においては、下
塗り塗料として接着剤4′を用いており、接着剤4−の
上に銅粉8を付着させた後に接着剤4−と導電部2とし
ての銅箔の上にメッキを施した。第6図に示す実施例の
ようにパンチングプレスによりラッパ状に形成した貫通
孔3の内径の広い開口端側にハーフスルーホール接続部
を形成する場合には、下塗り塗料が乾燥するまでに塗料
4が自重で透孔の径方向内側に多少膨出しても、はとん
ど透孔5の孔径を狭めることは無い。従って貫通孔の形
状としては、ハーフスルーホール接続部が形成される側
の孔径が幾分大きくなるような形状のものが好ましい。
上記両発明の実施例は、それぞれハーフスルーホール接
続部を形成する場合のものであるが、本発明はハーフス
ルーホール接続部を形成する場合のみに限定されるもの
ではなく、基板の両面に設けられた導電部を電気的に接
続する完全スルーボールを形成する場合にも用いること
ができるのは勿論である。本発明により完全スルーホー
ルを形成する場合には、最初に貫通孔の内部に塗布する
塗料の量をハーフスルーボールを形成する場合よりもを
多くしておけばよい。但し本発明においては、下塗り塗
料の塗布に際して、真空吸引を用いるので、フルスルー
ホールを形成する場合でも貫通孔の内部全体に塗料を充
填しておく必要はなく、塗料の節約を図ることができる
し発明の効果] 第1及び第2の発明によれば、貫通孔の一方の開口部を
囲む領域と該領域と連続する貫通孔の内面の少なくとも
一部に流動性を有する下塗り塗料を塗布した後に、真空
吸引により貫通孔の内部深くへ塗料を引込むと同時にあ
る程度余分な塗料を除去するので、後に行われる所定の
厚みの下塗り層を形成する工程において、下塗り層の厚
みを短時間に且つ高い精度で設定することができる。
特に第1の発明によれば、塗料が流動性を有する状態で
綿棒を貫通孔内に挿入して更に余分な塗料を除去すると
同時に貫通孔の内側に残されたバリ又はゴミを除去して
所定の厚みの下塗り層を形成することができる利点があ
る。また細棒を入れて4通孔内に所望の径の透孔を形成
する前に、d通孔内からある程度余分な塗料が除去され
ているので、細棒を挿入往復させる回数を少なくするこ
とができ、短時間に透孔を形成できる上、細棒を挿入又
は往復させる際に特に貫通孔の塗料が塗布された開口端
を囲む領域に押出される塗料の量を極力少なくすること
ができるため、該領域の面積を大きくせずに透孔を形成
でき、回路の高密度化に充分に対応できるスルーホール
接続部を形成できる利点がある。
また第2の発明によれば、塗料が流動性を有する状態で
基板に遠心力を作用させて更に余分な塗料を除去すると
ともに高い精度で略均−な所定の厚みを有する下塗り層
を形成することができる利点がある。また先の真空吸引
による下塗り工程により下塗り塗料を貫通孔内に引込む
際には、貫通孔の開口端を囲む領域に塗布された塗料の
一部も貫通孔内に引込まれるため、該領域に塗布された
塗料の苗を少なくすることができ、後に遠心力を基板に
作用させた場合でも遠心力によって該領域に塗布された
塗料はそれ程基板の面に拡がることはなく、回路の高密
度化に対応できるスルーホール接続部を形成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図はそれぞれ本発明によりハーフスルー
ホール接続部を形成する場合の実施例の工程を順に示し
た断面図、第6図は本発明により形成されるハーフスル
ーボール接続部の異なる態様を示す断面図である。 1・・・基板、2・・・導電部、3・・・貫通孔、4・
・・塗料、5・・・透孔、6・・・メッキ層、7・・・
ハーフスルーホール接続部、10・・・綿棒 ち゛ 11TI。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電子回路基板に設けた貫通孔の少なくとも一方の
    開口端を囲む領域及び該領域と連続する該貫通孔の内面
    の少なくとも一部に電極部を構成するスルーホール接続
    部を形成する方法において、前記基板の前記貫通孔の前
    記一方の開口端を囲む領域及び該領域と連続する前記貫
    通孔の内面の少なくとも一部に流動性を有する下塗り塗
    料を塗布する工程と、 前記下塗り塗料が流動性を有する状態で前記貫通孔の前
    記一方の開口端側から他方の開口端側に向かう方向に吸
    引力を作用させて前記下塗り塗料を前記貫通孔内に引込
    む工程と、 前記下塗り塗料が流動性を有する間に前記貫通孔の内径
    寸法より小さな外径寸法を有する細棒を前記貫通孔の中
    に挿入して所定の厚みの下塗り層を形成する工程と、 前記下塗り層の上に導電性のメッキを施す工程とを行な
    うことを特徴とする電子回路基板のスルーホール接続部
    形成方法。
  2. (2)前記下塗り塗料を塗布する工程は、前記貫通孔に
    対応する位置に前記貫通孔の孔径より大きな径の透孔を
    有するスクリーンを前記基板の上に配置し、該スクリー
    ンの上に前記下塗り塗料を塗布する工程からなることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の電子回路基板
    のスルーホール接続部形成方法。
  3. (3)前記下塗り塗料は100乃至200ポイズの粘度
    を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    の電子回路基板のスルーホール接続部形成方法。
  4. (4)前記下塗り塗料は銀塗料であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか1つに記載
    の電子回路基板のスルーホール接続部形成方法。
  5. (5)前記下塗り塗料は導電性を有しない接着剤である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項のい
    ずれか一つに記載の電子回路基板のスルーホール接続部
    形成方法。
  6. (6)電子回路基板に設けた貫通孔の少なくとも一方の
    開口端を囲む領域及び該領域と連続する該貫通孔の内面
    の少なくとも一部に電極部を構成するスルーホール接続
    部を形成する方法において、前記基板の前記貫通孔の前
    記一方の開口端を囲む領域及び該領域と連続する前記貫
    通孔の内面の少なくとも一部に流動性を有する下塗り塗
    料を塗布する工程と、 前記下塗り塗料が流動性を有する状態で前記貫通孔の前
    記一方の開口端側から他方の開口端側に向かう方向に吸
    引力を作用させて前記下塗り塗料を前記目通孔内へ引込
    む工程と、 前記下塗り塗料が流動性を有する間に前記貫通孔の前記
    一方の開口端から前記他方の開口端に向かう方向に遠心
    力を作用させて所定の厚みの下塗り層を形成する工程と
    、 前記下塗り層の上に導電性のメッキを施す工程とを行な
    うことを特徴とする電子回路基板のスルーホール接続部
    形成方法。
  7. (7)前記下塗り塗料を塗布する工程は、前記貫通孔に
    対応する位置に前記貫通孔の孔径より大きな径の透孔を
    有するスクリーンを前基板の上に配置し、該スクリーン
    の上に前記下塗り塗料を塗布する工程からなることを特
    徴とする特許請求の範囲第6項に記載の電子回路基板の
    スルーホール接続部形成方法。
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