JPS6267763A - ビデオテ−プレコ−ダ− - Google Patents

ビデオテ−プレコ−ダ−

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JPS6267763A
JPS6267763A JP60207959A JP20795985A JPS6267763A JP S6267763 A JPS6267763 A JP S6267763A JP 60207959 A JP60207959 A JP 60207959A JP 20795985 A JP20795985 A JP 20795985A JP S6267763 A JPS6267763 A JP S6267763A
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arm
outer casing
gear
cassette
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Junya Endo
純也 遠藤
Yuji Suzuki
裕次 鈴木
Mitsuhiro Shimada
光浩 島田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明ビデオテープレコーダーを以下の項目に従って説
明する。
A、産業上の利用分野 B0発明の概要 C0従来技術[第12図、第13図] D0発明が解決しようとする問題点[第12図、第13
図] E1問題点を解決するための手段 F、実施例[第1図乃至第11図] a、概観[第1図乃至第3図] b、メカシャーシ[第1図、第3図乃至第5図、第7図
] b−1,メカシャーシの支持[第1 図、第3図乃至第5図、第7 図] b−2,記録再生部[第1図、第7 図] b−3,シャーシ移動ギヤ[第7図乃 至第9図] C,カセット着脱機構[第1図、第3図乃至is図、第
7図] c−1,回動アーム[第1図、第3図 乃至第5図、第7図] C−2,カセット保持部[第1図、第 3図乃至第5図、第7図] d、案内部[第4図乃至第6図、第9図]e、駆動アー
ム[第4図乃至第6図、第8図、第9図] f、ロックピン〔第4図乃至第6図、第8図、第9図〕 g、駆動部[第4図、第5図、第8図乃至第10図] g−1,ギヤペース〔第4図、第8図 乃至第10図1 g−2,アーム回動ギヤ[第4図、第 5図、第8図乃至第1O図] g−3,モータ【第4図、第8図乃至 第10図1 g−4,遊星歯車機構[第4図、第8 図乃至第1O図1 h、動作[第5図] 1、位置検出スイッチ[第8図乃至第11図] G0発明の効果 (A、産業上の利用分野) 本発明は新規なビデオテープレコーダーに関する。詳し
くは、記録再生部が設けられたメカシャーシを外筐に対
してスライド自在に支持すると共に、上記記録再生部に
対するテープカセットの装着及び取出しはメカシャーシ
を外筐から引き出して行なうようにした、いわゆるリニ
アスケ−ティングタイプのビデオテープレコーダーであ
って、メカシャーシを摺動させ、かつ、テープカセット
を保持するカセット保持部を上下させるための駆動部を
1個のモータを用いて構成すると共に、固定側、即ち、
外筐側に設けることによって、メカシャーシの小型化及
び軽量化を図ったものである。
(B、発明の概要) 本発明ビデオテープレコーダーは、記録再生部が設けら
れたメカシャーシを外筐に対してスライド自在に支持す
ると共に、上記記録再生部に対するテープカセットの装
着及び取出しはメカシャーシを外筐から引き出して行な
うようにしたものであって、メカシャーシを摺動し、か
つ、回動端部にカセット保持部を備えた回動アームを上
下に回動するための駆動部を遊星歯車機構を用いること
によって駆動源を1個のモータで構成して駆動部自体の
小型軽量化を図り、更に、外筐側に回動自在に設けられ
た駆動アームの回動端に前記回動アームに設けられた係
合ピンが保持されることによって回動アームが上下方向
に回動するようにし、駆動アームに駆動アームの回動を
ロックするロック位置と非ロック位置との間を移動する
ロックピンを設け、メカシャーシが略引出し位置にある
状態で前記係合ビンが前記ロックピンを非ロック位置に
保持しかつ駆動アームの回動端部に保持されるようにす
ることによって、駆動部を外筐側に設けることができる
ようにして、メカシャーシの小型化と軽量化とを可能に
したものである。
(C,従来技術)[第12図、第13図]近時、ビデオ
テープレコーダー(以下、rTVR」という)、特に、
家庭用のVTRの普及は目ざましく、そうした普及に伴
って、この種のVTRは、より小型なものが要求されて
来ている。
ところで、この種のVTRは、一般に、所謂カセ)トタ
イプの磁気テープを使用するようになっている。このた
め、この種のVTRには、テープカセットをVTRの所
定の位置に装着するためのカセットローディング機構が
設けられている。
そして、従来のカセットローディング機構はそのローデ
ィング方式の点で次の2種類に分けることができる。即
ち、1つは所謂トップローディング方式のカセットロー
ディング機構であり、もう1つは所謂フロントローディ
ング方式のカセットローディング機構である。
第12図及び第13図に上記した各ローディング方式の
カセットローディング機構を備えた従来のVTRを示す
先ず、第12図に示すVTRaについて説明する。この
VTRaのカセットローディング機構はトップローディ
ング方式のものである。
図面において、bはVTRaの外筐であり、Cは外筐す
の天板部のうち、外筐す内の所定の位置に設けられた図
示しないリール台の上方に対応する部分に形成された開
口部である。dは外筐す内のリール台の上方に上下方向
に移動自在に支持されたカセット保持部であり、該カセ
ット保持部dは、これに挿入されたテープカセットeを
、これのテープリールがリール台と係合せしめられる所
定の装着位置へ移動せしめるための部材である。
そして、カセット保持部dは、前面が開口され。
かつ、テープカセットeをある程度の余裕をもって挿入
することができる程度の空間を有する略枠状に形成され
ており、その天板部fは透明板により形成されている。
そして、カセット保持部dは、第12図に実線で示すよ
うに、外筐すから上方へ突出した位置C以下、この位置
を「イジェクト位置」という、)と、その天板部fが外
筐すの開口部Cを塞ぎ、かつ、これに挿入されたテープ
力セツ)eを前記した装着位置に装着せしめる位置(以
下、この位置を「セット位置」という、)の間を移動す
ることができるように支持されている。
しかして、VTRaを使用するときは、図示しないイジ
ェクトボタンを押すことによってカセット保持部dをイ
ジェクト位置に突出させ、これにテープカセットeを挿
入し、そして、カセット保持部dを上から押圧するよう
にしてセット位置に押し込むようにする。
尚、テープカセットeのカセット筐体の天板部には、一
般に、テープリール等を外から見ることができるように
するための透明部gが設けられている。従って、テープ
力セツ)eがVTRaの前記装着位置に装着された状態
でも、カセット保持部dの天板部f及びテープ力セツ)
eの透明部gを通してテープリールやこれに巻装された
テープを見ることができるので、テープの残量等を目視
することができる。
次に、第13図に示すVTRhについて説明する。この
VTRhのカセットローディング機構はフロントローデ
ィング方式のものである。
図面において、iはVTRhの外筐であり、外筐工のフ
ロントパネルjにはカセット挿入口kが形成されている
。tは外筐i内のうち上記カセット挿入口にの後方の部
分に移動自在に配置されたカセットキャリアであり、そ
の外形は略前記したVTRaのカセット保持部dと同様
に形成されている。そして、カセットキャリアtは、図
示しない案内部材によって移動方向を案内されるように
支持されており、第13図に破線で示す位置、即ち、前
記カセット挿入口にの直ぐ後ろの位置(以下、この位置
を「イジェクト位置」という)と、同図に2点鎖線で示
す位置、即ち、上記イジェクト位置より後方かつ下方で
あると共に、これに挿入されたテープカセットeが所定
の装着位置に装着され、かつ、テープ力セツ)eのテー
プリールが図示しないリール台と係合される位置(以下
この位置をrセット位置jという、)との間を、同図に
実線矢印で示すような、略横倒り字状の軌跡を通って移
動されるようになっている。即ち、カセットキャリアL
は、イジェクト位置からセット位置へ向けて移動される
とき、一旦、リール台の上方の位置まで略水平方向に移
動され、次いで、その位置から略垂直方向に下方へ向け
て移動される。
しかして、カセットキャリアtがイジェクト位置に来て
いる状態において、テープカセットeをカセット挿入口
kから外筐i内へ挿入すると。
テープカセットeはカセットキャリアtに保持されると
共に、カセットキャリアtが図示しない移動機構により
前記した移動軌跡を通って移動され、所定の装着位置に
装着せしめられることになる。
(D、発明が解決しようとする問題点)[第12図、第
13図] 前記したVTRaは、そのカセット保持部dが外筐すの
上方へ突出するように移動されるので、外筐すの高さに
、カセット保持部dの上下方向への移動ストロークを含
める必要がない、従って、外筐すは、必要な機構を配置
することができる最小限の大きさで足りるので、VTR
を小型に構成することができる利点がある。
ところが、カセット保持部dが外筐すの上方へ突出する
ようになっているため、外筐すの上に映像装置等を配置
することができないばかりか、ラックに入れる場合も、
VTRの上方に相当大きな空間を有するものに限られる
等、その配置場所が非常に制限されるといった問題があ
る。
また、前記した他のVTRhは、テープカセットeの挿
入及び取出しを外筐!の前面側から行なうことができる
ので、外筐i上方の空間を有効に利用することができや
と共に、その置き場所が制限されるといったことは少な
い。
ところが、カセットキャリアtをそのイジェクト位置と
セット位置との間で移動せしめるための格別な機構が必
要になり、また、外筐iの高さに、カセットキャリアt
の上下方向への移動ストロークを含める必要があるため
、その形状、特゛   に、高さ方向の形状が非常に大
きくなるといった笥題がある。
そこで、記録再生部が設けられたメカシャーシそのもの
を外筐にスライド自在に支持し、記録再生部に対するテ
ープカセットの装着及び取出しは、記録再生部を外筐か
ら前方へ引き出した状態で行なうようにすることを考え
てみた。尚、オーディオテープレコーダーではあるが、
このような  −考えに基づくものとして、特開昭54
−155805号公報に示されたものがある。
このようにすれば、カセット保持部の上下方向への移動
ストロークを外筐の高さに含める必要もなく、また、外
筐上方の空間を利用することについての障害は無い。
ところが、このようにしても、VTRにあってはオーデ
ィオテープレコーダーと異って、テープカセットのテー
プリールを記録再生部に設けられたリール台の係合軸に
係合したり、テープローディングのために必要な部材が
メカシャーシの所定の位置に配置されるようにすること
が必要であり、このために、カセット保持部を、これに
対するテープカセットの挿入及び取出しが行なわれるイ
ジェクト位置と、これに挿入されたテープカセットを記
録再生部の所定の位置に装着せしめるセット位置との間
で移動せしめる機構が必要であり、メカシャーシをスラ
イド自在とすることによってVTRの機構が更に複雑に
なるといった問題が生じて来る。
しかも、メカシャーシをスライド自在とする場合は、メ
カシャーシに設けられる機構は、スライドされる部分の
重量をより軽くするために、できるだけ簡略化されてい
る必要がある。
また、メカシャーシのスライドやカセット保持部の移動
のための駆動部をメカシャーシに載せると、メカシャー
シの大きさが大きくなり、かつ、その重量が多くなると
いう問題があり、更には。
該駆動部に駆動電力を供給したり信号の授受をするため
のハーネス類を引きずって移動しなければならないとい
う問題がある。
(E、間B 、=1を解決するための手段)本発明ビデ
オテープレコーダーは、上記した問題点を解決するため
に、記録再生部が設けられたメカシャーシを外筐に対し
てスライド自在に支持すると共に、上記記録再生部に対
するテープカセットの装着及び取出しはメカシャーシを
外筐から引き出して行なうようにしたものであって、メ
カシャーシを摺動し、かつ、回動端部にカセット保持部
を備えた回動アームを上下に回動するための駆動部を遊
星歯車機構を用いることによって駆動源を1個のモータ
で構成し、外筐側に回動自在に設けられた駆動アームの
回動端に前記回動アームに設けられた保合ビンが保持さ
れることによって回動アームが上下方向に回動するよう
にし、駆動アームに駆動アームの回動をロックするロッ
ク位置と非ロック位置との間を移動するロックピンを設
け、メカシャーシが略引出し位置にある状態で前記係合
ビンが前記ロックピンを非ロック位置に保持しかつ駆動
アームの回動端部に保持されるようにしたものである。
従って、本発明によれば、駆動部を1個のモータで構成
することができるため、駆動部を小型、軽量化すること
ができるという利点を有する。
また、駆動部をメカシャーシに載せなくとも良いため、
メカシャーシの小型化及び軽量化を図ることができ、こ
れによってメカシャーシを移動するための駆動力を小さ
なものでも足りるようにすることができ、更には、メカ
シャーシが引きずり回すハーネス類を少なくすることが
できる。
(F、実施例)[第1図乃至第11図]以下に、本発明
ビデオテープレコーダーの詳細を添附図面に示した実施
例に従って説明する・(a、概観)[第1図乃至第3図
] 図面において、1はVTRであり、2はその外筐である
。外筐2は略薄い箱状に形成され、その前面パネル3の
左側(第1図における左斜め上方へ向かう方向を左側と
し、右斜め下方へ向かう方向を右側とする。また、同図
における左斜め下方へ向かう方向を前側とし、右斜め上
方へ向かう方向を後側とする。以下の説明において向き
を示すときはこの方向によるものとする。)へ寄った部
分に、後述する記録再生部が設けられたメカシャーシ4
を外筐2から引き山すためのシャーシ引出し口5が形成
されている。6はメカシャーシ4の前端に固定された可
動パネルであり、該可動パネル6は前記シャーシ引出し
口5と略等しい大きさに形成されており、メカシャーシ
4が第4図に示すように外g!、2の内部に引き込まれ
た位置(以下、この位置を「引込み位置」という、)へ
移動されたとき、シャーシ引出し口5は、第2図及び第
4図に示すように、この可動パネル6によって塞がれる
ようになっている。
尚、図示を省略しであるが、外筐2の内部には、各制御
プログラム等が記憶された記憶装置や制御装置等から成
るシステムコントローラー、及び、VTRIの動作を制
御するのに必要なその他の装置が設けられている。また
、前面パネル3の右側に寄った部分には多数の操作用ボ
タン7.7、・・・が配置された操作部8が設けられて
いる。
(b、メカシャーシ)[第1図、第3図乃至第5図、第
7図] (b−1、メカシャーシの支持)[第1図、第3図乃至
第5図、第7図] メカシャーシ4は略正方形の板状に形成されており、そ
の左右両端部に設けられたガイドレールが外筐2側に支
持されたガイドローラに摺動自在に支持されることによ
って、外筐2に対し前後方向へスライド自在なるように
支持されている。
即ち、9.9′はメカシャーシ4の下面の左右両側端面
に沿うように百足されたガイドレールであり、該ガイド
レール9,9′は前後方向から見た形状において略角張
ったC字状に形成されており、その0字の開口部が互い
に外側を向くようにして配置されている。
10.10及び10”、10’は外筐2の内部のうち前
記シャーシ引出し口5の左右両開口縁に寄った位置に、
2個づつ前後方向にある程度離間して回転自在に支持さ
れたガイドローラである(具体的には外筐2内に配置さ
れた金属フレームに支持されている。)。
しかして、メカシャーシ4に設けられたガイドレール9
及び9′のC字状の開口部の開口縁がガイドローラ10
.10及びIO’、10”と摺動自在に係合されており
、これによって、メカシャーシ4が、外筐2に対して前
後方向にスライド自在に支持されると共に、そのスライ
ド方向をガイドローラ10.10及び10’、10’に
よって案内されなから外筐2外へ引き出され、また、引
き出された位置から外筐2内へ引き込まれることができ
るようにされている。
尚、右側のガイドレール9の内部の上面に沿って前後方
向に延びるラック部11が形成されている。
(b−2、記録再生部)[第1図、第7図]12はメカ
シャーシ4に設けられた記録再生部であり、該記録再生
部12には、後述するテープカセットの磁気テープに対
する記録・再生等を行なうのに必要な部材あるいは機構
が設けられている。
即ち、13及び13’はメカシャーシ4の前端縁に寄っ
た部分に互いに左右方向に所定の距離離間して配置され
たリール台であり、これらリール台13.13′は図示
しないリール軸に回転自在に支持されていると共に、そ
れぞれの上端部に係合軸部14.14′が設けられてい
る。
15.15及び15’、15’はメカシャーシ4の前部
のうち左右両端縁に寄った位置に配置された位置決めピ
ンであり、これらのうち後側に位置するもの15′、1
5’の上端面からは略円錐状の挿入部15’a、15’
aが突設されている。尚、これら位置決めビン15.1
5及び15’、15’は記録再生部12に装着されるテ
ープカセットの装着の位置決めを為すためのものである
16はメカシャーシ4の後端縁寄りの位置に配置された
ヘッドドラムであり、回転側ドラム1.6aには図示し
ないビデオヘッドが設けられている。
尚、図面においては、記録再生を行なうのに必要な機構
の大部分が省略されているが、実際には、メカシャーシ
4の上面には、前記した各部材の他に、オーディオヘッ
ド、コントロールヘッド及び全幅消去ヘッド等のヘッド
部材や磁気テープの走行経路を規制するための多数のテ
ープガイドポスト、テープカセットから磁気テープを引
き出して前記ヘッド部材やテープガイドポスト等に巻き
付けるためのテープローディング機構、磁気テープを所
定の速度で走行せしめるためのキャプスタン及びピンチ
ローラ等が設けられており、また、メカシャーシ4の下
面には、前記ヘッドドラムの回転側ドラム16aやキャ
プスタン、前記リール台13.13’等を回転せしめる
ためのモータや伝達機構及びサーボ機構等が設けられて
いる。
しかして、このVTRlは記録再生部12そのものが外
筐2に対してスライド自在に支持されており、メカシャ
ーシ4が外筐2外へ引き出されることによって、第1図
、第3図、第5図CB)、(C)に示すように、記録再
生部12が外僚2外へ引き出されるようになっている。
(b−3,シャーシ移動ギヤ)[第7図乃至第9図] 17はシャーシ移動ギヤであり、伝達ギヤ18と同軸に
、かつ、一体に形成されている。
19はギヤ支持軸であり、外筐2の中を左右に2つに分
けるように配置された支持板20(前記ガイドローラ1
0.10もこの支持板20に支持されている。)にギヤ
支持軸19の基端部が固定されている。そして、前記ギ
ヤ17及び18はこの支持軸19に回転自在に支持され
、かつ、シャーシ移動ギヤ17はメカシャーシ4の右側
端面に固定されたガイドレール9内に入り込み、その上
側に設けられたラック部11に噛合している。
尚、シャーシ移動ギヤ17は後述するモータによって回
転されるようになっている。
しかして、メカシャーシ4は、シャーシ移動ギヤ17が
回転されることによってスライドせしめられる。即ち、
メカシャーシ4が第4図に示す引込み位置に来ている状
態から、移動ギヤ17が反時計回り方向へ回転されると
、移動ギヤ17がラック部11を前方へ送るので、これ
によって、メカシャーシ4が前方へ移動される。また、
メカシャーシ4が第1図及び第5図(B)、CC)に示
す位置(以下、この位置を「引出し位置」という)、又
は、第3図に示す位置(以下、この位置を「半引出し位
置」という)に来ている状態から、シャーシ移動ギヤ1
7が時計回り方向へ回転されると、移動ギヤ17がラッ
ク部11を後方へと送るので、これによって、メカシャ
ーシ4が後方へ移動される。
(c、カセット着脱機り[$1図、第3図乃至第5図、
第7図] 21はカセット着脱機構である。このカセット着脱機構
21は、後述するテープカセットを前記記録再生部12
のカセット装着位置へ装着せしめ、また、カセット装着
位置から離脱せしめるための機構である。
(c−L、回動アーム)[第1図、第3図乃至第5図、
第7図] 22.22′は回動アームであり、該回動アーム22.
22′は主回動アームと副回動アームとから成る。
即ち、23.23′は略メカシャーシ4の左右両側縁に
沿う部分の後端縁寄りの位置に配置された主回動アーム
であり、その側面が互いに平行に対応し合うように配置
されている。
そして、主回動アーム23.23′はその前端寄りの部
分で上方から見て略クランク状に屈曲されている。24
.24′は主回動アーム23.23′の前端縁の下端か
ら前方へ突出されたばね掛川である。また、上端縁の中
間部から和後方寄りの位置からは左方へ向ってストッパ
ー片25.25′が突設されている。
26.26′はメカシャーシ4の上面のうち後端縁に沿
う位置の左右両端部に立設された支持片であり、該支持
片26.26′の上端部には連動軸27の両端部が回転
自在に支持されている。
しかして、前記左右の主回動アーム23及び23′はそ
の後端部が上記連動軸27の両端部に固定されており、
これによって、主回動アーム23及び23′はメカシャ
ーシ4に上下方向へ回動自在なるように支持されると共
に、連動軸27によって、互いに一体的に回動されるよ
うに連結されている。
28.28’は副回動アームであり、これら副回動アー
ム28.28′は、それぞれ上記した主回動アーム23
.23′と略一体的に回動されるように設けられている
と共に、右側の副回動アーム28と左側の副回動アーム
28′とは、主回動アーム23と23′とがそうである
ように、それぞれ、左右略対称的に形成されている。即
ち、副回動アーム28.28′は、略前後方向に長い板
状に形成されると共に、その長手方向における中央部よ
り稍前方の部分でクランク状に屈曲されており、また、
中央部より稍後方に寄った位置、即ち、略前記主回動ア
ーム23及び23′のばね掛川24.24′と対応する
部分の上端縁に、右方へ向けて突出され、かつ、スプリ
ング係着孔29.29′が形成された突片30.30′
が形成されている。
また、主回動アーム23.23′のストッパー片25.
25′の前側に対応した部分の上端縁からは同じくスト
ッパー片31.31’が右方へ向って突設されている。
更に、それぞれの後端部には挿通孔32.32′(尚、
図面では左側のもの32′のみ示しである。)が形成さ
れている。
しかして、右側の副回動アーム28はその挿通孔32に
前記連動軸27の右側の端部のうち主回動アーム23が
固定された部分の左側の部分が挿通されることにより、
また、左側の副回動アーム28′はその挿通孔32′に
連動軸27の左側の端部が挿通されることによりそれぞ
れ連動軸27に回動自在に支持されている。
そして、主回動アーム23.23′のばね掛川24.2
4′と副回動アーム28.28”の突片30.30’に
形成されたスプリング係着孔29.29′に引張りスプ
リング33.33′の両端に設けられたフックが係着さ
れる。これによって、副回動アーム28及び28′と主
回動アーム23及び23′とは引張りスプリング33及
び33′の引張力により互いに引き寄せ合うようにされ
ると共に、副回動アーム28及び28′のストッパー片
31及び31′が主回動アーム23及び23′の上端縁
に当接されることにより、主副両回動アームの互いの位
置関係が所定の状態に保持されるようになっている。
(c−2,カセット保持部)[第1図、第3図乃至第5
図、第7図] 34は前記副回動アーム28及び28′の各前端部によ
って支持されたカセット保持部である。
カセット保持部34は底板部35と該底板部35の左右
両端縁から立設された側板部36.36とから成り、左
右両側板部36.36が副回動アーム28.28′の前
端部に固定されている。そして、底板部35には、前記
リール台13.13′と対応する部分に略円形の開口部
37.37′が形成されている。38.38′は左右両
側板36.36の上端縁の前後方向における略中央部か
ら互いに内側へ向けて張り出すように設けられたカセッ
ト保持片であり、その前部はカセフ・ト保持部34への
テープカセットの挿入を容易に行なうことができるよう
に、稍上方へ向けて折り曲げられている。
39.39は底板部35の奥端の両側寄りの位置から突
設された係止片であり、カセット保持部34に挿入され
たテープカセットはこの係止片39.39に当接するこ
とによって、カセット保持部34の所定の位置に保持さ
れることになる。
(d、案内部)[第4図乃至第6図、第9図]40は比
較的近り性の良い合成樹脂で形成された案内部材である
。そして、この案内部材40は前記支持板20のメカシ
ャーシ4の右側端面に対向した面に固定されている。
41は水平案内部であり、前後方向に延び前端部が僅か
に上方へ、向って傾斜するように側方へ張り出して形成
されている。そして、右側の主回動アーム23の先端部
に外方へ突出するように固定された係合ビン42がこの
水平案内部41の下面に当接されている間は、回動アー
ム22.22′は上方への回動を阻止され、かつ、カセ
ット保持部34が記録再生部12の所定の位置に置かれ
てそれ以上下降できない状態から主回動アーム23.2
3’が稍下方にあるようにされ、これによって、主回動
アーム23.23′と副回動アーム28.28′との間
に張設された引張りスプリング33.33′が稍伸張し
、主回動アーム23.23′の上端縁が副回動アーム2
8.28′のストッパー片31.31′から下方へ稍離
れ、引張りスプリング33.33′の引張力が副回動ア
ーム28.28′を介してカセット保持部34に作用し
てカセット保持部34、即ち、それに保持されたテープ
カセットをリール台13.13′等に所定の圧着力をも
って圧着すること番こなる。
43は同じく側方へ張り出した垂直案内部であり、前記
水平案内部41の前端に連続し、かつ、そこから略垂直
に延びている。メカシャーシ4が引出し位置に来て回動
アーム22.22′が上方へ回動したとき、右側回動ア
ーム22に設けられた係合ビン42がこの垂直案内部4
3の前面側に当接されることによってメカシャーシ4の
後退運動、即ち、引込み位置へ向っての移動が阻止され
ることになる。
44は前記案内部材40の垂直案内部43の後方に形成
された孔であり、上下方向に長く形成されると共に、後
縁の下端近くに切欠が形成され、該切欠の上縁がロック
縁45とされている。
(e、駆動アーム)〔第4図乃至第6図、第8図、第9
図] 46は駆動アームであり、合成樹脂によって形成されて
いる。
該駆動アーム46は側方から見て略へ字状をしており、
基端部が支持軸47によって前記支持板20の反メカシ
ャーシ側に回動自在に支持されている。
駆動アーム46の回動端部には長手方向に沿う長孔48
が形成されており、かつ、回動端部のメカシャーシ側の
面からは前記係合ビン42を受け入れる受入部49が一
体に突設されている。該受入部49は開口部が奥側を向
いた略横倒U字状をしており、支持板20に形成された
切欠部50を通してメカシャーシ4側に突出しており、
係合ビン42が前記水平案内部41によって案内される
軌跡の前端に近接して位置されている。
尚、前記切欠部50は上下方向に長く、かつ、駆動アー
ム46の回動支点を中心とする円弧を描くような形状と
されており、これによって、駆動アーム46が上下方向
に回動することができるようになっている。
51は駆動アーム46の基端寄りの下端部から突設され
たばね掛止であり、ばね掛孔51aが形成されている。
(f、ロックピン)[第4図乃至第6図、第8図、第9
図] 52は板金で形成されたロックアームであり。
側面形状で見て略弧状に形成されており、その上端部が
前記駆動アーム46のへ字状の屈曲部の上端近くのメカ
シャーシ側の面に回動自在に支持されている。尚、非押
圧片53には略筒状の緩衝体53aが嵌着されている。
ロックアーム52の回動端にはメカシャーシ側に突出し
た被押圧片53が一体に形成されており、該被押圧片5
3の先端部は前記駆動アーム46に形成された受入部4
9の開口部内に略位置されている。尚、被押圧片53に
は略筒状の緩衝材53aが外嵌状に取着されている。
ロックアーム52の略中間の位置には支持板20側へ突
出した支持軸54が植設されており、該支持軸54に比
較的辷り性の良好な合成樹脂で形成された円筒状のロッ
クピン55が回転自在に支持されている。
56はロックアーム52の略中間の部分から後方へ向っ
て突設されたばね掛止であり、先端部にばね掛孔56a
が形成されている。
そして、該ばね掛止56のばね掛孔56aと駆動アーム
46に形成された前記ばね掛止51のばね掛孔51aと
の間に引張りスプリング57が張設されている。
しかして、ロックアーム52には引張りスプリング57
によってこれを右側から見た状態で反時計回り方向に回
動せしめる力が常時付勢されることになり、従って、駆
動アーム46が下降位置にあるときには、ロックピン5
5が案内部材40に形成された前記孔44のロック縁4
5に係合した状態(この状態におけるロックピン55の
位置を「ロック位置」と云う、)とされる、従って、ロ
ックピン55がロック位置にある状態では、駆動アーム
46は上方への回動を阻止された状態とされる。
そして、メカシャーシ4が引出し位置へ向ってスライド
して行くと前記係合ピン42もメカシャーシ4と共に前
方へ向って移動し、メカシャーシ4が引出し位置の直前
まで来ると、係合ピン42がロックアーム52の被押圧
片53を前方へ向って押圧するため、ロックアーム52
は引張りスプリング57の引張力に抗して、右側から見
て、時計回り方向に回動し、これによって、ロックアー
ム52に支持されたロックピン55が第5図CB)に示
すようにロック縁45から前方へ外れた状態(この状態
におけるロックピン55の位置を「非ロック位置」と云
う、)とされる。
そこから、メカシャーシ4が更に僅かに前方へ移動して
引出し位置に達すると、係合ピン42が駆動アーム46
の受入部49内に完全に飛び込む。
従って、この状態から駆動アーム46が上方へ回動する
と、係合ピン42が受入部49によって上方へと移動せ
しめられるため、回動アーム22.22′が上方へ向っ
て回動せしめられることになる。
(g、駆動部)[第4図、第5図、第8図乃至第10図
] 58は前記支持板20の反メカシャーシ側に設けられた
駆動部である。
(g−1,ギヤベース)[第4図、第8図乃至第10図
] 59は板金材料で上方から見て逆り字状に屈曲して形成
されたギヤベースであり、前記支持板20の反メカシャ
ーシ側に固定されている。
(g−2,アーム回動ギヤ)[第4図、第5図、第8図
乃至第1θ図] 60は前記ギヤベース59の前端寄りの位置から立設さ
れた支持軸61に回転自在に支持されたアーム回動ギヤ
である。該アーム回動ギヤ60は略扇形に形成されると
共に、その要部が前記支持軸61に回動自在に支持され
ている。そして、アーム回動ギヤ60の左側の側面のう
ち周縁部に寄った位置から左側へ向けて支持軸62が突
設されており、該支持軸62に合成樹脂製の押圧ピン6
3が回転自在に支持され、該押圧ピン63の先端部は前
記駆動アーム46の先端部に形成された長孔48に摺動
自在に係合されている。尚、このアーム回動ギヤ60は
、前記したシャーシ移動ギヤ17と河様、後述するモー
タによって回動されるようになっている。
しかして、アーム回動ギヤ60が回動されることによっ
て押圧ピン63が上下方向へ移動されることになるので
、駆動アーム46は押圧ビン63と係合している長孔4
8の縁が上下方向へ押圧されることにより上下方向へ回
動されることになる。しかして、この駆動アーム46を
介して回動アーム22.22′が上下方向へ回動され、
これによって、カセット保持部34が、第4図に示すよ
うに、その底板部35がメカシャーシ4の上面と略平行
に対向し合い、かつ、リール台13.13”の係合軸部
14.14’が底板部35に形成された開口37.37
′を通って底板部35より上方へ突出される位置(以下
、この位置をrセット位置」という、)と、第4図及び
第5図(C)に示すように、その底板部35がリール台
13.13′の上端より相当上方へ離れて位置され、か
つ、前端部が可動パネル6の上端縁より上方に位置され
る位置(以下、この位置を「イジェクト位置」という、
)との間を移動されることになる。
Cg−3−モータ)[第4図、第8図乃至第10図] 64はモータであり、前記ギヤベース59の後側の片の
後面にマウントゴム65を介して固定され、その出力軸
66はギヤベース59内に突出されている。
67は前記モータ64の出力軸に結合されたウオームギ
ヤであり、その先端部はギヤベース59の一部を左方へ
折り曲げて形成した支持片68に回転可能に支持されて
いる。
しかして、モータ64が回転すると、ウオームギヤ67
も共に回転されることになる。
(g−4,遊星歯車機構)[第4図、第8図乃至第1O
図] 69は遊星歯車機構である。
70はギヤベース59と前記支持板20との間で回転自
在に支持された回転軸であり、該回転軸70の右側の端
部近くにウオームホイール71が固定され、かつ、中間
部には太陽ギヤ72が固定されている。そして、ウオー
ムホイール7′1は前記ウオームギヤ67と噛合されて
いる。従って、前記モータ64が回転すると、ウオーム
ギヤ67、ウオームホイール71及び回転軸70を介し
て太陽ギヤ72が回転せしめられることになる。
73は第1の被回転子であり、該第1の被回転子73は
左側の端面が閉塞された軸方向に短い円筒状に形成され
、その内周面にギヤ歯74が形成されると共に、左側の
側面の中央部に第1の出力ギヤ75が・一体に形成され
ている。そして、第1の被回転子73は前記回転軸70
のうち太陽ギヤ72が固定された位置の右側の部分に回
転自在に支持されており、これによって、ギヤ歯74が
形成された内周面の軸心部に太陽ギヤ72が配置されて
いる。
また、76は略円板状に形成された第2の被回転子であ
り、該第2の被回転子76の右側の側面の中央部に第2
の出力ギヤ77が一体に形成されている。そして、第2
の被回転子76は前記回転軸70のうち前記ウオームホ
イール71が固定された位置と太陽ギヤ72が固定され
た位置の間の部分に回転自在に支持されている。78.
78は第2の被回転子76のうちその中心部を挟んで略
180″″離間した位置から左側へ向けて突設されたビ
ンであり、該ビン78.78の先端部には、前記太陽ギ
ヤ72と第1の被回転子73のギヤ歯74とに噛合した
遊星ギヤ79.79が回転自在に支持されている。
しかして、モータ64が回転されると、その回転力は、
ウオームギヤ6フーウオームホイール71を介して回転
軸70に伝達され、これによって太陽ギヤ72が回転さ
れる。
そして、太陽ギヤ72が回転されると、遊星ギヤ79.
79が回転されるのであるが、第1の被回転子73の回
転が阻止されているときは遊星ギヤ79.79それ自体
が太陽ギヤ72の周りを円軌跡を描くように回転しなが
ら移動されるので。
第2の被回転子76が回転されるようになり、また、第
2の被回転子76の回転が阻止されているときは遊星ギ
ヤ79.79はその場で回転するだけの状態となり、第
1の被回転子73が回転されるようになる。
そして、この遊星歯車機WI69の第1の出力ギヤ75
が前記シャーシ移動ギヤ17と一体的である伝達ギヤ1
8と噛合され、また、第2の出力ギヤ77が前記アーム
回動ギヤ60と噛合されている。
しかして、遊星歯車機構69の第1の出力ギヤ75が回
転されることによってシャーシ移動ギヤ17が回転され
、これによってメカシャーシ4が前記したようにスライ
ドせしめられ、また、第2の出力ギヤ77が回転される
ことによってアーム回動ギヤ60が回動され、これによ
って駆動アーム46を介して回動アーム22.22′が
前記したように上下方向へ回動せしめ、られる。
(h、動作)[第5図コ しかして、メカシャーシ4のスライドと回動アーム22
.22′の回動は1個のモータ64によって行なわれる
のであるが、その動作を以下に説明する。
即ち、係合ピン42が水平案内部41の下面と係合して
いる間は、駆動アーム46に設けられたロックピン55
がロック縁45と係合していて、駆動アーム46の上下
方向への回動が阻止されているため、駆動アーム46の
長孔48と係合した押圧ピン63が支持されたアーム回
動ギヤ6oの回動が阻止され、従って、このアーム回動
ギヤ60と噛合している第2の出力ギヤ77の回転が阻
止される。従って、この状態でモータ64が回転すると
遊星歯車機N469の第1の出力ギヤ75が回転し、シ
ャーシ移動ギヤ17が回転されることになるので、メカ
シャーシ4に設けられたラック部11が送られることに
なり、メカシャーシ4は外筒2に対してスライドせしめ
られることになる。
7って、メカシャーシ4が引込み位置にある状態で、モ
ータ64が正転されると、メカシャーシ4は引出し位置
に向ってスライドせしめられてい(ことになる(第5図
(A)参照)。
そして、メカシャーシ4が略引出し位置に達すると、′
係合ピン42は水平案内部41から外れると共に、ロッ
クアーム52の被押圧片53を前方へ向って押圧し、略
同時に駆動アーム46の受入部49内に飛び込む、ロッ
クアーム52はその被押圧片53が前方へ向って押圧さ
れることによって、引張りスプリング57の引張力に抗
して時計回り方向へ回動され、ロックピン55がロック
縁45から外れ、このために、駆動アーム46は上方へ
回動することができる状態となる(第5図(B)参照)
、一方、係合ピン42は駆動アーム46の受入部49に
飛び込むことによって、それ以上前方へは移動すること
ができなくなり、メカシャーシ4は移動を阻止される。
従って、今度は遊星歯車機構69の第1の出力ギヤ75
が回転を阻止され、かつ、駆動アーム46のロックが解
除されて第2の出力ギヤ77に対する回転阻止力が除去
されているため、第2の出力ギヤ77が回転をし、これ
と噛合されたアーム回動ギヤ60が時計回り方向へと回
動し、それに支持された押圧ピン63が上方へ向って移
動して駆動アーム46の先端に設けられた長孔48の上
縁を上方へ向って押圧するので、駆動アーム46が上方
へ向って回動せしめられることになる。駆動アーム46
が上方へ向って回動されると、その受入部49に受け入
れられた係合ピン42が上方へ向って移動せしめられる
ので、回動アーム22.22′が上方へ向って回動せし
められ、その先端部に保持されたカセット保持部34は
イジェクト位置に達する(第5図(C)参照)。
メカシャーシ4が引出し位置にあり、かつ、カセット保
持部34がイジェクト位置にある状態からモータ64が
逆転されると、メカシャーシ4は引込み位置へ移動しよ
うとしても、係合ピン42が垂直案内部43の前面に当
接して、後方への移動を阻止されるため、メカシャーシ
4は結局後方へ向って移動することができず、従って、
遊星歯車機構69の第1の出力ギヤ75はその回転を阻
止された状態とされる。従って、第2の出力ギヤ77の
みが回転し、これと噛合したアーム回動ギヤeOが反時
計回り方向に回動し、それに支持された理工ピン63が
下方へ向って移動する。そして、抑圧ピン63が下方へ
向って移動すると、駆動アーム46の長孔48の下縁が
押圧ピン63によって下方へ向って押圧されるので、駆
動アーム46が下方\向って回動されることになる。駆
動アーム46が下方へ向って回動すると、係合ピン42
が受入部49と共に下方へ向って移動されるため、回動
アーム22.22′が下方へ向って回動される。
そして、カセット保持部34がセット位置に達すると、
それから僅かに駆動アーム46が下方へ向って回動され
、主回動アーム23.23°′が下降せしめられる。こ
れによって、前述したように、引張りスプリング33.
33′による圧着力がカセット保持部34に保持された
図示しないテープカセットに作用し、該テープカセット
が記録再生部12に所定の状態でセットされることにな
る。
この状態まで駆動アーム46が回動して来ると、受入部
49が支持板20に形成された切欠部50の下縁に形成
された切欠部50の下縁に当接して、それ以上の下降を
阻止される。そのために、第2の出力ギヤ77の回転が
阻止されることになる。一方、この状態になると、係合
ピン42の後退を阻止するものがなくなるため、メカシ
ャーシ4は引き込み可能な状態となり、第1の出力ギヤ
75は回転可能となる。従って、第1の出力ギヤ75が
回転され、メカシャーシ4を引込み位置へ向ってスライ
ドせしめることに犀る。
しかして、メカシャーシ4のスライドと回動アーム22
.22′の回動は1個のモータにより行なわれると共に
、これらの動作が行なわれるべき所定の動作タイミング
は係合ピン42の案内部41.43に対する保合状態と
ロックピン55に対する抑圧及び駆動アーム46の受入
部49に対する出入と遊星歯車機構69とにより自動的
に制御される。
(i、位置検出スイッチ)[第8図乃至第11図] 80は位置検出スイッチである。
81は前記ギヤベース59の内面に取着されたプリント
基板である。該プリント基板81には円弧状の導体パタ
ーン82a、82b、82cが形成されている。一番長
い導体パターン82aはコモンであり、残りの2木82
b、82cが信号用である。
83はアーム回動ギヤ60の前記プリント基板81に対
向した面に固定されたブラシであり、3個のブラシ片8
4a、84b、84cが一体に形成されている。そして
、アーム回動ギヤ60の回動に伴って、ブラシ片84a
は導体パターン82aに摺接し得る軌跡上を、ブラシ片
84bは導体パターン82bに摺接し得る軌跡上を、ブ
ラシ片84cは導体パターン82cに摺接し得る軌跡上
をそれぞれ移動するようになっている。そして、ブラシ
片84aはアーム回動ギヤ60の回動期間中コモン導体
パターン82aに摺接しており、ブラシ片84bはカセ
ット保持部34がイジェクト位置に達する稍手前まで来
たときに導体パターン82bと摺接するようになり、ブ
ラシ片84cはカセット保持部34がイジェクト位置に
達したときに導体パターン82cと接触するようになっ
ている。
そして、ブラシ片84cが導体パターン82cに接触す
ると、その信号でモータ64の正転が停止せしめられる
また、イジェクト位置にあるカセット保持部34が手動
で下方へ押し込まれたようなときには、カセット保持部
34が少し下降したところでブラシ片84bが導体パタ
ーン82bから離れ。
この信号によってモータ64が逆転せしめられるように
なっている。
カセット保持部34をイジェクト位置からセット位置ま
で移動し、かつ、メカシャーシ4を引出し位置から引込
み位置まで移動させるのはモータ64の逆転によって行
なうようにしであるが、メカシャーシ4が外筐2から引
き出されている状態ではカセット保持部34がうっかり
押し下げられてしまうということが起り得る。そのよう
な場合、前記各ギヤ等に過大な負荷がかかり損傷の慣れ
があるが、上述のように位置検出スイッチ80によって
、カセット保持部34がイジェクト位置から少し下方へ
押し込まれたことを検出して、モータ64を逆転せしめ
ることによって、各ギヤ等が損傷されるのを防止するこ
とができる。
(G、発明の効果) 以上に記載したところから明らかなとおり、本発明ビデ
オテープレコーダーは、記録再生部が設けられたメカシ
ャーシを外筐に対してスライド自在に支持すると共に、
上記記録再生部に対するテープカセットの装着及び取出
しはメカシャーシを外筐から引き出して行なうようにし
たビデオテープレコーダーであって、メカシャーシに略
上下方向に回動自在に支持されかつ前端部にテープカセ
ットを保持するカセット保持部が設けられた回動アーム
と、外筐側に固定されかつ略水平方向に延びる水平案内
部とその前端部から連続して略垂直方向に延びる垂直案
内部とから成る案内部と、メカシャーシに水平方向に延
びるように形成されたラック部と、前記回動アームに支
持されると共に前記案内部に摺動自在に係合された係合
ピンと、外筐側に支持された1個のモータと、同じく外
筐側に支持され前記モータによって回転される遊星ギヤ
と該遊星ギヤによって回転される第1の出力ギヤ及び第
2の出力ギヤとから成る遊星歯車機構と、外筐側に支持
され上記第1の出力ギャによって回転されかつ前記ラッ
ク部と噛合したシャーシ移動ギヤと、外筐側に設けられ
前記第2の出力ギヤによって回動され回動端部に前記係
合ピンを受け入れる受入部を備えた駆動アームと、前記
駆動アームにロック位置と非ロック位置との間を移動す
るように設けられロック位置にあるとき駆動アームの上
方向への回動を阻止するロックピンとを備えており、メ
カシャーシが引出し位置にないときは前記ロックピンが
ロック位置にあって前記駆動アームの上下方向への移動
を阻止して前記第1の出力ギヤのみ回転されるようにし
メカシャーシをスライド可能な状態とし、メカシャーシ
が略引出し位置にあるときは前記係合ピンが前記ロック
ピンを非ロック位置に保持して駆動アームの受入部に受
け入れられることと前記垂直案内部の前側に当接するこ
ととにより前後方向への移動を阻止されることによって
前記第2の出力ギヤのみ回転されるようにして駆動アー
ムを上下方向へ移動せしめて回動アームを上下方向へ移
動せしめるようにしたことを特徴とする。
従って、本発明によれば、駆動部を1個のモータで構成
することができるため、駆動部を小型、軽量化すること
ができるという利点を有する。
また、駆動部をメカシャーシに載せなくとも良いため、
メカシャーシの小型化及び軽量化を図ることができ、こ
れによってメカシャーシを移動するための駆動力を小さ
なものでも足りるようにすることができ、更には、メカ
シャーシが引きずり回すハーネス類を少なくすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第11図は本発明ビデオテープレコーダーの
実施の一例を示すものであり、第1図乃至第3図はそれ
ぞれビデオテープレコーダーの全体を示し、第1図は記
録再生部が引出し位置に来ている状態の、第2図は記録
再生部が引込み位置に来ている状態の、第3図は記録再
生部が半引出し位置に来ている状態の斜視図、第4図は
要部の一部切欠側面図、第5図は動作を示す要部の概略
側面図、第6図は案内部と係合ピンとの関係を示す要部
の側面図、第7図はメカシャーシの斜視図、第8図は駆
動部の分解斜視図、第9図は駆動部の一部切欠き平面図
、第10図は駆動部の側面図、第11図は位置検出スイ
ッチの拡大側面図。 第12図及び第13図は従来のビデオテープレコーダー
の各別の例を示す概略斜視図である。 符号の説明 1・・・ビデオテープレコーダー、 2・・・外!、  4・・・メカシャーシ、11拳・・
ラック部、 12・・・記録再生部、 17・φ・シャーシ移動ギヤ、 22.22′争・・回動アーム、 34@・・カセット保持部、 41・・・水子案内部、 42−・・係合ピン、 43・・・垂直案内部、 46Φ・・駆動アーム、 49・・・受入部、  55・・・ロックピン、64・
拳・モータ、 69拳・・遊星歯車機構、 75・嗜・第1の出力ギヤ、 77・・・第2の出力ギヤ。 79Φ・Φ遊星ギャ @曹P二丸側面図 第11図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)記録再生部が設けられたメカシャーシを外筐に対
    してスライド自在に支持すると共に、上記記録再生部に
    対するテープカセットの装着及び取出しはメカシャーシ
    を外筐から引き出して行なうようにしたビデオテープレ
    コーダーであって、 メカシャーシに略上下方向に回動自在に支持されかつ前
    端部にテープカセットを保持するカセット保持部が設け
    られた回動アームと、 外筐側に固定されかつ略水平方向に延びる水平案内部と
    その前端部から連続して略垂直方向に延びる垂直案内部
    とから成る案内部と、 メカシャーシに水平方向に延びるように形成されたラッ
    ク部と、 前記回動アームに支持されると共に前記案内部に摺動自
    在に係合された係合ピンと、 外筐側に支持された1個のモータと、 同じく外筐側に支持され前記モータによって回転される
    遊星ギヤと該遊星ギヤによって回転される第1の出力ギ
    ヤ及び第2の出力ギヤとから成る遊星歯車機構と、 外筐側に支持され上記第1の出力ギヤによって回転され
    かつ前記ラック部と噛合したシャーシ移動ギヤと、 外筐側に設けられ前記第2の出力ギヤによって回動され
    回動端部に前記係合ピンを受け入れる受入部を備えた駆
    動アームと、 前記駆動アームにロック位置と非ロック位置との間を移
    動するように設けられロック位置にあるとき駆動アーム
    の上方向への回動を阻止するロックピンとを備えており
    、 メカシャーシが引出し位置にないときは前記ロックピン
    がロック位置にあって前記駆動アームの上下方向への移
    動を阻止して前記第1の出力ギヤのみ回転されるように
    しメカシャーシをスライド可能な状態とし、メカシャー
    シが略引出し位置にあるときは前記係合ピンが前記ロッ
    クピンを非ロック位置に保持して駆動アームの受入部に
    受け入れられることと前記垂直案内部の前側に当接する
    こととにより前後方向への移動を阻止されることによっ
    て前記第2の出力ギヤのみ回転されるようにして駆動ア
    ームを上下方向へ移動せしめて回動アームを上下方向へ
    移動せしめることができるようにしたことを特徴とする
    ビデオテープレコーダー
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