JPS6262833A - 紫外線硬化型塗膜を有するフイルムの製造方法 - Google Patents

紫外線硬化型塗膜を有するフイルムの製造方法

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JPS6262833A
JPS6262833A JP60203759A JP20375985A JPS6262833A JP S6262833 A JPS6262833 A JP S6262833A JP 60203759 A JP60203759 A JP 60203759A JP 20375985 A JP20375985 A JP 20375985A JP S6262833 A JPS6262833 A JP S6262833A
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JP
Japan
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film
coating
group
meth
acrylate
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Application number
JP60203759A
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English (en)
Inventor
Koichiro Shimamoto
嶋本 功一朗
Yusuke Kimura
祐輔 木村
Tokiko Nakahata
中畑 登貴子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、各種印刷用のヘースフイルム、機能性部品(
フィルムプリント基板・透明スイッチ等)のヘースフィ
ルム、各種容器の保護フィルムとして使用できる紫外線
硬化型塗膜を有する非粘着性のフィルムの製造方法に関
するものである。
〈従来の技術とその問題点〉 紫外線硬化型樹脂を塗布して乾燥したフィルムは、一般
に紫外線照射後でないと粘着性があるため印刷等の二次
的な加工が困難である。一方、紫外線照射後ではその表
面が硬く不活性であるため印刷インキののりが悪く、さ
らにフィルム自体が収縮するというような欠点がある。
またモノマーを主成分とするものは悪臭性があったり造
膜性に乏しかったり、あるいは塗布に際してハジキ、ピ
ンホール、凹凸等を生し、均一な薄い塗膜が得られにく
い。
さらに低沸点架橋モノマーとか増感剤等が作業中に蒸散
する傾向がある場合、硬化不充分な状態になり易いので
ある。
なお、ややもすれば希釈に用いるモノマーの単独重合が
起こり易く所望の塗膜性能が均一に発現し難い短所があ
る。また硬化後は内部残留歪を生し密着性および寸法安
定性に欠ける。無溶剤型の100%硬化成分のオリゴマ
ーを用いる場合には、薄膜塗布が全く困難であり希釈溶
剤の使用は該溶剤の飛散に伴う樹脂凝集によって均一厚
みの塗膜が得難いという弱点があるのである。
また、紫外線照射条件を制御して半硬化させるというよ
うな方法もあるが、この方法では紫外線による硬化反応
、つまりゲル化物の後硬化反応を解析し最上の条件を追
求することは容易ではない。
例えば、融点50℃以上の室温下で固形のエポキシアク
リレートプレポリマーまたはウレタンアクリレートプレ
ポリマーと増感剤とを使用して非粘着性のベースフィル
ムを作製しようとする場合(例えば特開昭59−202
229号)においては使用できる樹脂が限定され、いろ
いろな製品に要求される物性を満足させることは極めて
困難であった。
〈問題点を解決するための手段及び作用〉ここにおいて
本発明者らは以上の従来法の諸欠点を改良するための研
究を鋭意続行し、今般遂に本発明を完成した。すなわち
、ビニル基、アリル基またはイソプロペニル基を含むカ
ルボン酸のエステルおよびトリアジン化合物よりなる群
から選ばれた少なくとも一つのit体を含むオリゴマー
と該単量体に属するトリまたはテトラ不飽和化合物およ
びラジカル重合触媒ならびに光増感剤との主生成とする
混合液をプラスチックスフィルムに塗布して部分的に重
合させ非粘着性塗膜を形成させることを特徴とする紫外
線硬化型塗膜を有するフィルムの製造方法を発明したの
である。
以下に本発明を更に詳細に説明する。
単量体とはアルキル(メタ)アクリレート、β−ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレート、β−ヒドロキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、アリルイソシアヌレート、
ジ(メタ)アリルイソシアヌレート、トリ (メタ)ア
リルイソシアヌレート、トリ (メタ)アクリロキシエ
チルイソシアヌレート、トリ (メタ)アクリロキシプ
ロピルイソシアヌレート、(メタ)アクリロニトリルト
リマー、(メタ)アクリルアシド、ホルムアルデヒド環
状化合物、トリメチロールアルカントリ (メタ)アク
リレート、ペンタエリスリトールトリ (メタ)アクリ
レート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリ
レート等であって、該単量体を含むオリゴマーとはこれ
らのホモポリマーまたはコポリマー(これは他の不飽和
モノマーとの共重合体であってもよい)であり、有機溶
剤に可溶なものである。該単量体に属するトリまたはテ
トラ不飽和化合物とはトリアリルシアヌレート、ジ(メ
タ)了りルイソシアヌレート、トリ (メタ)アリルイ
ソシアヌレート、トリ (メタ)アクロキシエチルイソ
シアヌレート、トリ (メタ)アクリロキシプロピルイ
ソシアヌレート、(メタ)アクリロニトリルI・リマー
、(メタ)アクリルアシドホルムアルデヒド環状化合物
、トリメチロールアルカン、トリ (メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリト−ル(メタ)アクリレート、ジペ
ンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等であ
る。
コーティング適性、印刷適性、加熱反応時の非粘着性適
性を向上させるために、必要に応して樹脂等を加えても
よい。例えば、ポリ(メタ)アクリル酸樹脂、ポリ (
メタ)アクリル酸エステル樹脂、ポリメチル(メタ)ア
クリル酸エステル樹脂等のアクリル酸系樹脂およびアク
リルポリオール、ポリエステルポリオール等のポリオー
ル系樹脂およびポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、ア
リル樹脂、ポリカーボネート樹脂等のポリエステル系樹
脂および塩化酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化酢酸ビニル
マレイン酸共重合樹脂等の塩化酢酸ビニル系樹脂および
エポキシ(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アク
リレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、 (メ
タ)アクリル(メタ)アクリレート等のアクリレート系
オリゴマーおよびエポキシ樹脂およびメラミン樹脂等が
ある。
ここでいう光増感剤とは、光増感剤もしくは光重合開始
剤を意味しているが、代表的なものはベンジル系、ベン
ゾインアルキルエーテル系、ジアセチル系、ベンゾフェ
ノン系、置換アルキルフェニルケトン系、ベンゾインシ
リルエーテル系等のカルボン酸化合物類等である。
ラジカル重合触媒として代表的なものは過酸化水素、過
硫酸アンモニウム、過酸化ヘンジイル、クメンヒドロパ
ーオキサイド、シヘロオキセンバ−オキサイド、ジーt
ブチルパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサ
イド、メチルエチルケトンパーオキサイド、アゾビスイ
ソブチロニトリル等がある。
また、硬度等をさらに向上させるために、パラフィンワ
ックス、ポリエチレンワックス等のワックス類およびシ
リカ、アルミナ、無機物を加えることができる。なお透
明性が必要とされる場合にはミクロン粒子状のメチルメ
タアクリレート樹脂粉末等を加えるとよい。
プラス千ノクスフイルムとしては、ポリエステル、ポリ
プロピレン、ポリアミド、ポリエーテルサルホン等のフ
ィルムまたはシートがある。なお製品の用途が転写箔等
の場合にはこれらのフィルムに離型処理を施したり、あ
るいは離型層を設けたりしてもよいのは当然である。
ビニル基、アリル基またはイソプロペニル基を含むカル
ボン酸のエステルおよびトリアジン化合物よりなる群か
ら選ばれた少なくとも一つの単量体を含むオリゴマーと
該単量体に属するトリまたはテトラ不飽和化合物および
ラジカル重合触媒ならびに光増感剤とを主成分とする7
H合液をプラス千ノクスフィルム上にリバースコート、
グラビアコート、グラビア印刷、スクリーン印刷、ディ
ッピング、スプレー等で適切な膜厚にコーティングした
後、熱風とか遠赤外線で加熱して、目的とする初期硬化
反応のみを進行させ非粘着性の紫外線硬化型塗膜を有す
るフィルムを得る。次に該フィルムにスクリーン印刷、
グラビア印刷、オフセット印刷、蒸着等の加工を更に行
うことができる。
本発明製品は以上の如く作られるのであり、そのままで
、或いは転写したのち紫外線を照射して未反応で残存し
ている光重合ができる二重結合を逐次反応させて得られ
た表面は諸物性が改良されるとともに硬度をも向上して
いる。
以下、本発明の実施例についてその技術的内容をさらに
詳しく解説する。
〈実施例1〉 離型処理したポリエステルフィルムに下記組成のコーテ
イング液をリバースコート法で約7μmの膜厚にコーテ
ィングした後、180 ’C130秒間熱処理して非粘
着性の紫外線硬化塗膜を有するフィルムを作製した。
アゾビスイソブチロニトリル        2g1−
ヒドロキシンクロへキシルフェニルケトン 3gメタア
クリルアクリレート(平均分子415000分子中に二
重結合を2〜3個含む)70gジペンタエリスリトール
へキサアクリレート 30g酢酸エチル       
        200gこれを転写用として用い、こ
の上に印刷したのちアクリル板に転写して、紫外線照射
(80w/cm、5m/min、10秒)した後、鉛工
引っ掻き試験(JISK5400)を行ったところ硬度
4 Hであった。比較に紫外線硬化塗膜のないもので同
様に試験を行ったところ硬度I I(であった。
〈実施例2〉 離型処理したポリエステルフィルムに下記組成のコーテ
イング液をグラビアコート法で10μmの膜厚でコーテ
ィングした後、160℃、30秒間熱処理して非粘着性
の塗膜を有するフィルムを作製した。
アゾビスイソブチロニトリル        3gベン
ジルジメチルケタール         3gU−10
8A(新中村化学■)50g ベンクエリスリトールトリアクリレート  30gオレ
スターQ176(三片東圧化学■)20gMP−100
0(綜研化学■)       10g酢酸エチル  
             200g実施例Iと同様に
転写用とした場合、鉛筆引っ掻き試験で硬度5Hであっ
た。
〈実施例3〉 離型処理したポリアミドフィルムに下記組成のコーテイ
ング液をリバースコート法で約7μmのInでコーティ
ングした後、150℃、80秒間熱処理して非粘着性の
塗膜を有するフィルムを作製した。
t−ブチルハイドロパーオキサイド    0.5g2
−ヒドロキシ−2−メチルニーフェニル−1−プロパン
−1オン                  3g5
P−1509(昭和高分子■)80g三片ハイワックス
210M (三片石油化学工業II)4gペンタエリス
リトールトリメタアクリレート 20gトルエン/酢酸
エチル−4/1       15g実施例Iと同様に
転写用とした場合、鉛筆引っ掻き試験で硬度5 Hであ
った。
〈実施例4〉 離型処理したポリエーテルサルホン・フィルムに下記組
成のコーテイング液をリバースコート法で約7μmの膜
厚でコーティングした後、150℃、120秒間熱処理
して非粘着性の塗膜を有するフィルムを作製した。
ベンゾイルパーオキサイド          2g2
−ヒドロキシ−2−メチルl−フェニル−1−フロパン
−1オン                 3gビス
コート#3700 (大阪有機化学工業側)60gジペ
ンタエリスリトールへキサアクリレート 30gバイロ
ン200(東洋紡績■)30g 酢酸エチル/メチルエチルケトン=1/1 200g実
施例1と同様に転写用とした場合、鉛筆引っ掻き試験で
硬度4Hであった。
〈実施例5〉 ポリエステル・フィルムに実施例4と同し組成のコーチ
インゲン夜をグラビアコーティング法でコーティングし
た後、150℃、120秒間熱処理して非粘着性の塗膜
を有するフィルムを作製した。
その後、コーテイング面に導電性インキを用いて回路パ
ターンを印刷した後、フィルム面側より紫外線照射(8
0W/am、5rn/min、20秒)を行ない物性の
優れたプリン)l仮フィルムを作製した。
〈発明の効果〉 本発明は、新規な紫外線硬化型塗膜を有するフィルムの
製造方法に関するものであり、その製品はつぎのような
長所を有している。即ち、従来紫外線硬化塗膜上に印刷
することが容易ではなかったが、本発明の方法では印刷
その他の加工が可能となり、その後紫外線照射を行うこ
とにより硬い塗膜が形成される。このことは、転写用ベ
ースフィルムに本発明を適用した場合には、紫外線照射
するまでは適度の可撓性を有し平面、曲面あるいは立体
面に自由に転写することができ、かつ転写後紫外線照射
することにより硬い保護層に変化させて美麗にして強固
な絵付製品等を得ることができる。
本発明は各種印刷用のヘースフイルム、プリント回路基
板およびその他の各種の機能性部品のベースフィルムに
応用することができる。特に本方法を用いて製造された
新しい転写用の紫外線硬化型フィルムは工業用製品、電
気製品並びに日用品への応用が掻めて広く、本発明の効
果は大きいものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ビニル基、アリル基またはイソプロペニル基を含むカル
    ボン酸のエステルおよびトリアジン化合物よりなる群か
    ら選ばれた少なくとも一つの単量体を含むオリゴマーと
    該単量体に属するトリまたはテトラ不飽和化合物および
    ラジカル重合触媒ならびに光増感剤とを主成分とする混
    合液をプラスチックスフィルムに塗布して部分的に重合
    させ非粘着性塗膜を形製させることを特徴とする紫外線
    硬化型塗膜を有するフィルムの製造方法。
JP60203759A 1985-09-14 1985-09-14 紫外線硬化型塗膜を有するフイルムの製造方法 Pending JPS6262833A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01165632A (ja) * 1987-11-12 1989-06-29 Korea Res Inst Chem Technol 無滴性高分子物質及びその製造方法
JP2012062364A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Toppan Printing Co Ltd ハードコートフィルム及びそのハードコートフィルムを使用したタッチパネル

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