JPS6262626A - 電磁誘導を用いた送受信回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、携帯用データー収集機と中央処理装置間のデ
ーター中継をするために設けられるデータ中継装置にお
ける、携帯用データ収集機とのデーター通信回路に係る
電磁誘導を用いた送受信号回路に関する。

〔従来の技術〕

従来、電磁誘導を用いた送受信回路は、第２図に示す通
り、送信用トランジスタ１８のコレクタ端子と、受信用
トランジスタ１９のベース端子が、抵抗２０によって接
続される回路が知られている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の方式であると、第２図における送受信用アンテナ
コイル２１が未接続、あるいは断線等の故障を生じた場
合でも、第２図における入力端子２２から入力した信号
は、そのまま第２図における出力端子２５に現われ、故
障であるにも関わらず、送受信回路を制御するＣＰＵ等
の制御装置には、その故障を知る方法がないという欠点
があった。一般ＶＣアンテナコイルは非常に細い導線で
作られ、切断し易く、データ送受信システムにおいて、
コイルの切断を検知する事は重要である。

そこでこの発明は、従来のこのような欠点を解決するた
め、同調部の未接続、あるいは断線等の故障を検出する
事が可能な回路を得る事を目的としている。

〔問題を解決するための手段〕

上記問題点を解決するためにこの発明は、前記受信部に
ノイズを低減させるためのハイパスフィルタを設け、前
記送信部と前記受信部とを前記ハイパスフィルタのコン
デンサにより交流結合し、前記同調部の未接続あるいは
断線等の検出を可能にした。

〔作用〕

上記のように構成された前記同調部に外部から励磁され
る事によって生ずる信号は、前記受信部のハイパスフィ
ルタ・クリッピングダイオード・受信用トランジスタを
通し、前記受信端子へ伝達される。

同様に、前記送受端子から入力された信号は、前記受信
部に伝達されると共に、前記同調部の送受信用アンテナ
コイルを励磁する。

ここで前記同調部の未接続あるいは断線等の故障を生じ
た場合、前記送信部の送信用トランジスタのオン・オフ
に関わらず、前記受信用トランジスタはオフしたままで
あり、前記送信端子から送信の、よ図を持って入力され
た信号は前記受信端子に壕で伝達されない事となり、前
記同調部の検出が可能となる作用がある。

〔実施例〕

以下してこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。

送信端子１は、抵抗２．３、送信用トランジスタ４によ
り構成される送信部５と接続され、トランジスタ４のコ
レクタ端子は送受信用アンテナコイル６と同調用コンデ
ンサ７とが並列接続された同調部８と、接点９を介して
接続されている。

一方結合コンデンサ１０、抵抗１１，１５、クリンピン
グオード１２、受信用トランジスタ１４、抵抗１５によ
シ構成される受信回路１６は、コンデンサ１０．ｉ抗１
１．１５によるハイパスフィルタを含み、接点９を介し
て前記送信部５及び前記同調部８と接続されている。受
信端子１４は前記受信用トランジスタ１４のコレクタと
接続されている。

送信端子１に入力された信号は、抵抗２及び抵抗３とか
らなるトランジスタ駆動部を介し、送信用トランジスタ
４のベース端子に接続され、送信用トランジスタ４をス
イッチングさせる。送信用トランジスタ４がオン状態の
とき接点９０レベルはグランドレベル、オフ状態のとき
にはノ＼イレベルとなυ、送受信アンテナコイル６を励
磁すると共に、結合コンデンサ１０、抵抗１１、クリッ
ピングダイオード１２、抵抗１３を介して受信用トラン
ジスタ１４のベースに伝達され、受信用トランジスタ１
４をオフ・オンさせ、結果的に受信端子１７には送信端
子１に入力された信号と逆位相の信号が生じる事となる
。ここで端子９の接続不良あるいは送受信アンテナコイ
ル６の断線等の故障が生じた場合、送信用トランジスタ
４がオン・オフのどちらの状聾であっても受信用トラン
ジスタ１４はオフ状態のままであり、送信信号は受信端
子１７に現われる事はない。

〔発明の効果〕

この発明は以上説明したように、ハイパスフィルタのコ
ンデンサを送信部と受信部との結合用に兼用するという
簡単な構成で、送受信アンテナコイルの故障を自己診断
する事を容易に可能ならしめるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例である送受信回路図。 第２図は従来の送受信回路図である。 １・・・・・・送信端子　　　　２・・・・・・抵抗３
・・・・・・抵抗　　　　　２０・・・抵抗４・・・・
・・送信用トランジスタ ６・・・・・・送受信用アンテナコイル　　　　コイル
７・・・・・・同調コンデンサ　２２・・・送信端子８
・・・・・・同調部　　　　　２３・・・受信端子９・
・・・・・接点 １０・・・結合コンデンサ １１・・・抵抗 １２・・・クリッピングダイオード １３・・・抵抗 １４・・・受信用トランジスタ １５・・・抵抗 １６・・・受信部 １７・・・受信端子 １８・・・送信用トランジスタ １９・・・受信用トランジヌタ 以　　　上

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）同調部、送信部、及び受信部により構成される電
   磁誘導を用いた送受信回路において、前記同調部は前記
   送信部及び前記受信部、両者に兼用され、前記送信部と
   前記受信部は、前記受信部におけるハイパスフィルタの
   構成部品を兼ねたコンデンサにより結合され、前記同調
   部が正常に接続されている場合にのみ前記送信部から送
   信された信号が、前記受信部に受信され、前記同調部が
   正常に動作している事を検出する事が可能である事を特
   徴とする、電磁誘導を用いた送受信回路。
2. （２）前記同調部とは、送受信アンテナコイル及び前記
   送受信用アンテナコイルに並列に接続された同調コンデ
   ンサにより構成され、前記送受信アンテナコイルの片方
   端子は、直流的に電位が固定されている事を特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の電磁誘導を用いた送受信回
   路の同調部。
3. （３）前記送信部とは、送信用トランジスタ及び、前記
   送信用トランジスタのベース端子と接続されたトランジ
   スタ駆動部により構成され、前記送信用トランジスタは
   、エミッタ−接地回路を構成し、さらに前記送信用トラ
   ンジスタのコレクタ端子は、前記同調部の直流的に電位
   が固定されている端子の反対側の端子と接続されている
   事を特徴とする、特許請求範囲第１項記載の電磁誘導を
   用いた送受信号回路の送信部。
4. （４）前記受信部とは、前記同調部と、前記同調部と直
   列に接続されたコンデンサ及び抵抗器よりなるハイパス
   フィルタと、エミッタ接地回路を構成する受信用トラン
   ジスタ及び抵抗器と、前記受信用トランジスタを保護す
   るためのクリッピングダイオードとから構成される事を
   特徴とする、特許請求の範囲第１項記載の電磁誘導を用
   いた送受信回路の受信部。