JPS6262083A - 直管相互のジヨイント構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は排水管、排気管、流送管或いは足場組立に使用
される管等の直管部分での接続に使用される流体注入手
段を使用した直管相互のジヨイント構造に関する。

〔従来の技術〕

４一般に加圧流体の通る管相互の接続においては、気体
或いは液体の漏れを生じることなく、また、管内流体の
圧力等に耐える構造であって、しかも、重量的にも軽量
であること、構造が簡単であって製作性が良好であるこ
と、接続作業が簡単で能率的であること等の要件を充足
する構成のジヨイント構造が要求されることから、フラ
ンジを使用するもの、螺子込み構造のもの等に代わり、
流体注入構造のものが開発され公知となっている。

これら公知に属する流体注入形式のシラインド構造は、
ソケット内に挿脱自在のリングチューブ設けて、該リン
グチューブの内径内へ挿入した管の周面を、リングチュ
ーブ内へ圧入した流体圧によりシールし保持する構造と
なっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

前記公知に属する流体注入構造のジヨイント構造におい
ては、構成部材であるチューブとソケット体とが、一部
において両者が結合されている構成であるため、管相互
をチューブの内径内へ挿入した後、チューブ内へ圧力流
体を注入した際に、ソケット体からチューブが離脱して
シール効果が期待出来ない事態が招来される危険性が高
くなる。また、ソケット内にチューブ形成材料の厚みが
層状に厚く介在することとなるために、接続すべき管の
外径に対するソケッ、ト体の外径が大きくなって取扱難
く重量も増大するだけでなく、チューブとソケット体と
の組立てに際して、チューブ内に存在する空間が組立作
業を阻害する欠点があるほか、全体としての構造が複雑
なものとなっている。

本発明はソケット体の内面を流体充填空室の一部とする
構成とし且つシールのためのグリップ部分を流体充填空
室壁の一部とすべくソケ”／　）体とグリップ用変形筒
体とを一体固定することで前記従来構造の欠点を解消し
、優れたシール効果、耐圧効果を具備し製作性に優れた
軽量且つ安価な直管相互のジヨイント構造を提供するこ
とを目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、金属、非金属の硬質材料で形成され両端が開
口する所望長のソケット体の内面に、グリップ用変形筒
体が添合され、該グリップ用変形筒体の両端部がソケッ
ト体の両端部に気密状態にシール固定され、ソケット体
内面とグリップ用変形筒体の外周面との間に流体充填室
が形成されるように構成され、ソケット体には、。開閉
自在の流体注入口が、一端を前記流体充填室内へ開口さ
せて気密に取付いていることを特徴とする直管相互のジ
ヨイント構造を要旨としており、図に示した実施例にお
いて詳説すると、以下の通りである。

〔実　施　例〕

第１図に示した直管相互のジヨイント構造は、ゴム等の
弾性部材で構成したグリップ用変形筒体１と金属等の硬
質部材から構成されたソケット体２と断面略Ｃ形のカシ
メ用すジグ部材３とからなり、グリップ用変形筒体１の
両端部をソケット体２の両端部に一致させ、これをカシ
メ用リング部材３で抱き込んでカシメ固定４した構造で
あり、ソケット体２の中央部には、ソケット体２の内面
とグリップ用変形筒体１の外周面との間に、バルブ付流
体注入口５が、その一端開口部をソケット体２とグリッ
プ用変形筒体１の間へ開口させて気密に取着されている
。

図中仮想線で示したＰ、、Ｐ２は、両開口端から挿入さ
れたジヨイントすべき直管、また、同じく仮想線で示し
た１“は、バルブ付流体注入口５から圧力流体を注入し
た際のグリップ用変形筒体１の変形グリップ状態を示し
ている（以下の実施例でも同じ）。

又、カシメ用リング部材３の一部である内径端縁部６は
、ジヨイント対象管外径より僅かに大きい内径として径
方向に折曲され、圧力流体の注入によってグリップ用変
形筒体が外へはみ出さないように構成されている。

−第２図もグリップ用変形筒体１の両端部をソケット体
２の両端部と一致させてこれをカシメ用リング部材３で
カシメ固定４したものであるが、ソケット体２の両端部
にカシメ用リング部材３の厚み文だけ小径として、カジ
ノ固定後の外形をストレートとしたものであり、ソ゛ケ
ット体２の内面とグリップ用変形筒体１の外周面の間に
所定の充填室７が形成されたものである。

尚、バルブ付流体注入口５は、ソケット体２の中央部に
部分的な隆起部を形成してこれに固定したものを示して
おり、固定されたバルブ付流体注入口５が、該隆起部と
ソケット体２の端部とを結ぶ線したに形成される実質的
な陥没部内に納まる状態とすることが、バルブ付流体注
入口５の損傷を解消すると共にグリップ用変形筒体とソ
ケット体との間の流体を抜いた際に生じる、バルブ付流
体注入口の内部口面がグリップ用変形筒体で閉塞される
事態を解消するようになる。

第３図はソケット体２の中央部分の外形を両端部より僅
かに大きくしてソケット体２の内面とグリップ用変形筒
体１の外周面との間に充填室７を形成し、グリップ用変
形筒体１の両端部をソケット体２の両端部から外方え折
り返してカシメ用リング部材３でカシメた構造のものを
示している。

第４図は第３図の実施例と同様に充填室７を形成したも
のであるが、グリップ用変形筒体１の両端部の密着固定
を、ソケット体２の両端部を内方え折り返してグリップ
用変形筒体１の両端縁部を挟んでカシメ固定としたもの
であり、グリップ用変形筒体１の内部にはソケット体２
の軸方向の伸張と周方向への伸張を所定範囲内に押さえ
るための材料の一つであるキャンバス８が介在されてい
る。

第６図はグリップ用変形筒体１を、充填室形成壁部材１
１とグリップ用部材１２でもって形成したものであって
、充填室形成壁部材１１を伸縮性に優れたゴム筒として
その両端を芯リング９に巻き込み、該巻き込み部をソケ
ット体２の開口端に形成した鍔状光は部１０に当接して
充填室形成壁部材１１を軸方向に伸張状態とし、該当接
部分をカシメ用リング部材３でカシメ固定４する。左右
に対向するカシメ用リング部材３間には、両端外周面に
ゴムパツキン１３を一体化した鉛部からなるグリップ用
部材１２が、ゴムパツキン１３をカシメ用リング部材３
に接着させることにより支持されている。

第６図乃至第９図はグリップ用変形筒体１のソケット体
２への固定構造の一部を示しており、第６図、第７図は
、グリップ用変形筒体１の両端部をソケット体２の両端
部に折り返して、該折り返し部分の外周面を線状体１４
或いはバンド１５で締縛する構成であり、第８図、第９
図は、ソケット体２の両端部に形成した鍔体１６の端面
部へグリップ用変形筒体１の両端部を添わせてこれを、
仮リング１７で押さえζ螺子１８で鍔１６に固定する構
造のものを示している。

尚、グリップ用変形筒体１及びソケット体２の材質は、
ソケット体２はグリップ用変形筒体１の材質よりも硬く
、圧力流体の注入によって、グリップ用変形筒体１が変
形するものであればよく、このような条件を具備するか
ぎり、グリップ用変形筒体の材質は金属、合成樹脂、硬
質ゴム等を問わず、また、グリップ用変形筒体は、単一
材料、異種積層材料を問わないことは言うまでもない。

第１０図、第１１図は、第２図において図示し説明した
流体注入口５の固定構造の他の実施例であって、ソケッ
ト体２とグリップ用変形筒体１との間に充填室形成用の
空間が形成される構成、としたソケット体２の中央部位
置部に、前記空間内へ陥没する凹みを形成し、該窪み形
成側壁にバルブ付流体注入口５を固定し、バルブ付流体
注入口５がソケット体２の外周面へ突出しないようにし
た構成のものを示している。このような構成は、バルブ
付流体注入口５が突出していることによって生じる破損
と、グリップ用変形筒体１のバルブ付流体注入口５への
密着による流体人波の障害を解消すること及び取扱いを
容易にする上において効果的である。

〔発明の作用及び効果〕

以上説明した本発明の直管相互のジヨイント構造は、図
中仮想線で示すように、ソケット体の両端部分から直管
Ｐ、Ｐ２を挿入した後、気体、液体若しくは粘性流体を
、バルブ付流体注入口を通してソケット体の内面とグリ
ップ用変形筒体の外周面間に圧入すると、グリップ用変
形筒体が内径方向に変形して、挿入された直管周面を強
力にグリップしてジヨイントし、逆にジヨイント状態を
分解する場合には、充填室内の充填部材を内圧を利用し
て抜くか真空圧をかけて抜くのであるが、グリップ用変
形筒体の周方向直角断面、を円管状態のチューブを使用
せずに、ソケット体の内周面に添う筒形として、圧力流
体の充填室を、前記グリップ用変形筒体とソケット体の
内面間とに形成する構成であるから、本発明の直管相互
のジヨイントを製作するにあたっては、所定の口径の管
を所定の寸法に切断すしてソケット体とし、また、弾性
チューブを所定の長さで径方向に切断することでグリッ
プ用変形筒体として、該グリップ用変形筒体をソケット
体内に挿入して両端を気密に状態にシール固定すればよ
いから、使用材料も極めて経済的となり、簡単且つ安価
に製作できる効果がある。

また、従来のソケット体内へリングチューブを装着した
構成のものでは、空気注入口をを設けた嵩高いリングチ
ューブをソケット体内へ装着しなければならないが、こ
のため、空気注入口をソケット体の孔に一致させ且つ捩
れを生じることなく装着することが困難であって、捻れ
が生じたジヨイントは完全なシール状態でグリップする
ことができないばかりか、ソケット体に対し空気吸入口
が妄動して早期に充填材漏れが起き、シールグリップ効
果を失う。しかし、本発明の直管相互のジヨイント構造
においては、ソケット体に流体注入口を固定しているか
こと、グリップ用変形筒体がシート状のものであること
から、ソケット体内へのグリップ用変形筒体の挿入に際
してグリップ用変形筒体が捻じれることなく、従ってシ
ール効果が失われることなく、また、流体注入口への外
力の付加によって、シール部分であるグリップ用変形筒
体が損傷されることが解消されることから、充填材料の
漏れによるシールグリップ効果の喪失が無（、長期にわ
たって確実なシールグリップが維持される効果がある。

更に、従来のチューブ構成のものでは、ソケット体内に
チューブ形成材料の厚み或いは空気層が層状に厚く介在
することとなるために、接続すべき管の外径に対するソ
ケット体の外径が大きくなって、チューブとソケット体
との組立てに際し、チューブ内に存在する空間が組立作
業を阻害する欠点があるが、本発明の直管相互のジヨイ
ント構造においてはグリップ用変形筒体自体が中空では
ないのでかかる欠点がなく、極めてスムーズに直管のジ
ヨイント作業が遂行でき現場での作業を容易にする。

更に又、本発明の直管相互のジヨイント構造は、接続す
べき直管をソケット体のグリップ用度形筒体内径部空間
内へ挿入しグリップ用変形筒体内へ流体注入口から圧力
流体を供給するのみで、ジヨイントすべき管の両端にフ
ランジ溶接等の加工をすることなく、簡単且つ確実に配
管することが可能となる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の直管相互のジヨイント構造の代表的な
ものの半断面図、第２図乃至第５図は他の実施例の一部
破断状態正面図、第６図乃至第９図は更に他の実施例の
部分断面図、第１０図及び第１１図は、バルブ付流体注
入口−の陥没設置構造の実施例部分断面図ある。 １−・グリップ用変形筒体　　２−ソケ・ノド体３−カ
シメ用リング部材 ５−・・流体注入口 ′特許出願人 望　　　月　　　詠　　　夫

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）金属、非金属の硬質材料で形成され両端が開口す
   る所望長のソケット体の内面に、グリップ用変形筒体が
   添合され、該グリップ用変形筒体の両端部がソケット体
   の両端部に気密状態にシール固定され、ソケット体内面
   とグリップ用変形筒体の外周面との間に流体充填室が形
   成されるように構成され、ソケット体には、開閉自在の
   流体注入口が、一端を前記流体充填室内へ開口させて気
   密に取付いていることを特徴とする直管相互のジョイン
   ト構造。
2. （２）流体注入口の取付が、ソケット体の一部若しくは
   全周にわたって形成した陥没部内である特許請求の範囲
   第１項記載の直管相互のジョイント構造。
3. （３）グリップ用変形筒体が、流体充填室形成部材とジ
   ョイント用管表面グリップ部材の複数層から形成されて
   いる特許請求の範囲第１項記載の直管相互のジョイント
   構造。
4. （４）グリップ用変形筒体が、キャンバス等の補強材料
   を介在若しくは添合させる変形抑制構造である直管相互
   のジョイント構造。
5. （５）シール固定手段が、固定用補助部材を使用してグ
   リップ用変形筒体の端部をソケット体の開口端部に、巻
   き込み固定、挟み固定、螺子固定、バンド締縛固定、接
   着固定、融着固定のいずれかである特許請求の範囲第１
   項記載の直管相互のジョイント構造。