JPS6261978A - 5−フルオロ−1h−ベンズイミダゾ−ル誘導体 - Google Patents

5−フルオロ−1h−ベンズイミダゾ−ル誘導体

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JPS6261978A
JPS6261978A JP20299485A JP20299485A JPS6261978A JP S6261978 A JPS6261978 A JP S6261978A JP 20299485 A JP20299485 A JP 20299485A JP 20299485 A JP20299485 A JP 20299485A JP S6261978 A JPS6261978 A JP S6261978A
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JP
Japan
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acid
compound
fluoro
formula
methoxy
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Application number
JP20299485A
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English (en)
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Minoru Uchida
内多 稔
Seiji Morita
清司 森田
Masatoshi Chihiro
正利 千尋
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な5−フルオロ−1H−ベンズイミダゾー
ル誘導体に関する。さらに詳細には、下記の一般式(1
)で表される5−フルオロ−1日−ベンズイミダゾール
誘導体およびその塩に関する。
[式中、R1およびR3は同一または異なった低級アル
キル基、R2は低級アルコキシ基を意味する] 本発明の上記一般式(1)で表わされる5−フルオロ−
1日−ベンズイミダゾール誘導体は、抗潰j−;2作用
を有し、例えば胃潰瘍、十二指記潰瘍などの消化器系潰
瘍の治療剤として有用である。
胃粘膜における塩酸産生は多くの薬理学的因子により調
節されているが、終局的には[H+]イオン産生の生化
学機序が律速階段となる。近年、胃の壁細胞にJ3いて
H+とに+で活性化される性質を有するA T P a
seが酸産生をつかさどっていることが見い出された。
この酵素は胃壁細胞に特異的に存在する酵素でプロトン
ポンプのキー酵メ;の役割を果しており、この酵素の阻
害剤は有用な酸分泌抑制剤となりうる。本発明の化合物
は、特に酸分泌抑制作用ならびに細胞保護作用の両面を
有し、攻撃因子と防御因子の両面から2!1 ig囚子
を抑制し、しかも毒性および副作用が少なく、酸分泌抑
制作用の持続時間が良いという特徴を右している。
先行技術 特開昭54.−141783@公報には、下記の一般式 (ただし式中、Rj’iJ:びR2は同一または異なり
で任意の位置に存在する水素、アルキル、ハロゲン、カ
ルボメトキシ、カルボメトキシ、アルコキシJ3よびア
ルカノイルから成る群中より選ばれ、R6は水素、メチ
ルおよびエチルから成るBY中より選ばれ、R、RR3
よびR5は同一または3゛zなりでそれぞれ水素、メチ
ル、メ1〜キシ、エトキシ、メl−キシエトキシおよび
工1〜キシエトキシから成る群中より選ばれるが、ただ
しR3、R4およびR5はすべてが水素であるのではな
く、そしてR、RおよびR5のうちの2個が水素である
揚台はR、RおよびR5のうちの第3の丼はメチルでは
ないものとする) で示される化合物が胃酸の分泌を抑制する作用を承り旨
記載されている。
上記の化合物は、化学構造上、上記一般式(1)で表さ
れる本発明の化合物と類似する乙のち会むが、本発明の
化合物の開示はない。また、本発明の化合物は後記の薬
理試験にも示されるように、最も類似した化合物に比べ
ても抗潰瘍作用はきわめて強い。
発明の構成および効果 一本明mwにおいて、低級アルキル基としては炭素数1
〜4の直鎖または分枝鎖状のアルキル基、例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チルキなどが挙げられ、特にメチル基が好ましい。。
低級アルコキシ基としては、炭素数1〜4の直鎮または
分枝鎖状のアルコキシ基、例えばメトキシ、エトキシ、
プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ
基などが挙げられ、特にメトキシ基が好ましい。
本発明の化合物は種々の方法で製造されるが、例えば、
下記反応式に示される方法で装造することができる。
[式中、R、RおよびR3は前記と同じ]一般式(aの
化合物の酸化反応は、適当な溶媒中、酸化剤の存在下に
行なわれる。使用される溶媒としては、反応に影響を与
えないものであればいずれも使用可能であり、例えば、
水、ギ酸、酢酸、トリフル詞口PfI酸などの有機酸、
メタノール、エタノール、イソプロピルアルコールなど
のアルコール類、クロロホルム、ジクロロメタン、ジク
ロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類などを例示でき
る。酸化剤としては、通常スルフィド基をスルホキシド
基に酸化する酸化剤はいずれも使用if能であり、例え
ば、過ギ酸、過酢酸、トリフルオロ過酢酸、過安息香酸
、m−クロロ過安息香酸、〇−カルボキシ過安恣香酸な
どの過酸、過酸化水素、クロム酸、クロム酸ナトリウム
、クロム酸カリウムなどのクロム酸塩、過マンガン酸、
過マンガン酸ナトリウム、過マンガン酸カリウムなどの
過マンガン酸塩、メタ過ヨウ素酸ナトリウムなどのヨウ
素酸塩、二酸化セレンなとのセレン化合物などを例示で
きる。
酸化剤の使用量としては、一般式(2)の化合物に対し
て、少なくとも等モル、好ましくは等モル〜1.5倍モ
ル足使用するのがよい。該反応は、通常−70〜40℃
、好ましくは一り0℃〜苗渇何近にて、5分〜3峙間程
度で終了する。
[式中、R,R2およびR3は前記と同じ、R4および
R5はハロゲン原子または基:CH2−M (式中、Mはナトリウム、カリウムおよびリチウムから
なる群より選ばれた全屈を示す)ただし、R4が基: 
−CI−12−Mを承りときは、R5はハロゲン原子を
示し、R4がハロゲン原子を示ずとぎは、R5は基ニー
Cl−12−Mを承りものとする] 一般式(1)で表される本発明化合物は、一般式(3)
の化合物と一般式(4)の化合物とを適当な溶媒中で反
応させることにより得られる。
ここで使用される溶媒としては、ベンゼン、1−ルエン
、キシレンなどの芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル
、テトラヒドロフラン、ジオキサン、モノグライム、ジ
グライムなどのエーテル類等またはそれらの混合溶媒が
例示できる。
一般式(4)の化合物の使用旦は一般式(3)の化合物
に対して、通常少なくとも等モル■、好ましくは〜1.
5倍モル足とするのがよい。該反応は、通常室温〜15
0℃、好ましくは室温〜120℃イ・」近にて、1〜5
時間程度で終rする。
なお、前記の反応式中、一般式(2)で表される化合物
は新規化合物であり、例えば、下記の反応式−3〜5の
方法で製造することができる。
[式中、R、RおよびR3は前記と同じ、×1および×
2は、それぞれメルカプト基、ハロゲン原子、低級アル
カンスルボニルオキシ基、アリールスルホニルオキシ基
、またはアラルキルスルホニルオキシ基を示す。ただし
、×1がメルカプト基のときは、×2はハロゲン原子、
低級アルカンスルホニルオキシ基、アリールスルホニル
オキシ基、またはアラルキルスルホニルオキシ基を示し
、X がメルカプト基のとぎは、×1はハロゲン原子、
低級アルカンスルボニルオキシ基、アリールスルホニル
オキシ基、またはアラル−1−ルスルホニルAキシ基を
示V] 一般式(5)および(6)において、X’d3よび/ま
だはX2で示されるハロゲン原子はフッ素、塩素、臭素
およびヨウ素が例示でき、低級アルカンスルホニルオキ
シ基としては具体的にはメタンスルホニルオキシ、エタ
ンスルホニルオキシ、イソプロパンスルホニルオキシ、
プロパンスルボニルオキシ、ブタンスルボニルオキシ、
tert−ブタンスルボニルオキシ、ペンタンスルボニ
ルオキシ、ヘキザンスルボニルオキシ基すどを例示でさ
、またアリールスルボニルオキシ基としては具体的には
フェニルスルホニルオキシ、4−メチルフェニルスルホ
ニルオキシ、2−メチルフェニルスルホニルオキシ、4
−ニトロフェニルスルホニルオキシ、4−メトキシフェ
ニルスルホニルオキシ、3−クロロフェニルスルホニル
オキシ、α−ナフチルスルホニルオキシなどの置換また
は未置換のアリールスルホニ、ルオキシ基を例示でき、
またアラルキルスルホニルオキシ基としては具体的には
ベンジルスルホニルオキシ、2−フェニルブチルスルホ
ニルオキシ、4−フェニルブチルスルホニルオキシ、4
−メチルベンジルスルホニルオキシ、2−メチルベンジ
ルスルボニルオキシ、4−ニトロベンジルスルホニルオ
キシ、4−メトキシベンジルスルホニルオキシ、3−ク
ロロベンジルスルホニルオキシ、α−ナフチルメチルス
ルホニルオキシ基などの置換または未置換のアラルキル
スルボニルオキシ基を例示できる。
一般式(5)と一般式(6)の化合物の反応は、適当な
溶媒中、塩基性化合物の存在下に行なうことができる。
使用される溶媒としては反応に影響を与えないものであ
ればいずれも使用可(lシであり、例えば、水、メタノ
ール、エタノール、イソプロピルアルコールなどのアル
コール類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオニ1:ザン、モノグライム、ジグライムなどのエー
テル類、アセ1〜ンなどのケント類、メチルアセテート
、エチルアセテートなどのエステル類、N、N−ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシドまたはへキザメ
チルリン酸トリアミドなどまたはそれらの混合7B ’
Rを例示できる。使用される塩基性化合物としては、水
素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水糸ナトリウム、
炭酸水素カリウム、炭酸銀などの無311’、A基、金
属すトリウム、金属カリウムなどのアルカリ金属、ナト
リウムメチラート、ナトリウムエチラートなどのアルコ
ラ−1−類、トリエチルアミン、ごリジン、N、N−ジ
メチルアミノピリジン、N−メチルモルホリン、1.5
−ジアザビシクロ[4,3,0]ノネン−5(DBll
) 、1.8−ジアザビシ’;z 口[5,4,01ウ
ンデセン−7([1BU) 、 1.4−ジアザビシク
ロ[2,2,2]オクタン(DABCO)などの有機塩
基を例示できる。
該反応は、通常、0〜150℃、好ましくは0〜100
℃付近にて、1〜10時間程時間路了する。一般式(6
)の化合物の使用口としては、一般式(5)の化合物に
対して、通常少なくとも等モル、好ましくは等モル−1
,5倍モルm使用するのがよい。
[反応式−41 [式中、R、RおよびR3は前記に同じ、×3および×
4はそれぞれハロゲン原子を示す]一般式(5a)の化
合物とチオウレア(7)との反応は、溶媒の存在下また
は無溶媒にて行なわれる。使用される溶媒としては、例
えば、メタノール、エタノール、プロパツールなどのア
ルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、エヂレングリニール七ツメチルニーデルな
どのエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの
芳香族炭化水素類、アセトン、メチルエチルケンなどの
ケ1〜ン類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シド、ベキ1ナメチルリン酸トリアミド(HHPA)な
どを例示できる。チオウレア(7)の使用11jとして
は、一般式(5a)の化合物に対して、通常少なくとも
1モル、好ましくは1〜2倍”[ル吊稈度使用ザるのが
よい。また、該反応は、通常室温〜200℃、好ましく
は空温〜150℃程度にて、1〜5助間程度で終了する
上記反応で得られた中間体と一般式(6a)の化合物と
の反応は通常縮合剤の存在下に行なわれる。
縮合剤としては、通常塩阜性化合物が用いられる。
塩基性化合物としては公知のものを広く使用でき、例え
ば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム
、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウ
ム、炭酸銀などの無機塩基、ナトリウム、カリウムなど
のアルカリ金属、ナトリウムメチラート、ナトリウムエ
チラートなどのアルコラード、トリエチルアミン、ピリ
ジン、N、N−ジメチルアニリン、N−メチルモルホリ
ン、4−シメチルアミノヒリシン、DBN 5Dell
 、 DABCOすどの有機塩基が挙げられる。該反応
は無溶媒でも、溶媒の存在下でも行なわれ、溶媒として
は反応に悪影響を与えない不活性なものがすべて用いら
れ、例えば、水、メタノール、エタノール、プロパツー
ル、ブタノール、エチレングリコールなどのアルコール
類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、モノグライム、ジグライムなどのエーテル類、アセ
トン、メチルエチルケン1−などのケント類、ベンゼン
、トンエル、キシレンなどの芳香族炭化水素類、酢酸メ
チル、酢酸エチルなどのニスデル類、D)IF 、 D
H3O1II HP Aなとの非プロトン性極性溶媒ま
たはそれらの混合溶媒などが挙げられる。また、該反応
はヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウムなどの金属ヨウ化
物の存在下に行なうのが右利である。上記方法における
化合物(5a)に対する化合物(6a)の使用割合はと
くに限定されず、広範囲の中から適宜に選択されるが、
通常前者に対して後者を0.5モル−5倍モルPi!度
、好ましくは0.5モル〜2倍モルm用いるのが望まし
い。またその反応温度もとくに限定されないが、通常−
30〜200℃程度、好ましくは0〜160℃とされ、
反応は通常1〜3014間程度で完結する。
一般式(8)の化合物と一般式(9)の化合物との反応
は、適当な酸の存在下、無溶媒下または適当な溶媒中に
て行なうことができる。
ここで使用される溶媒としては、例えば、前記の反応式
−3で、一般式(Sの化合物と一般式(6)の化合物と
の反応で用いた溶媒を例示することができる。
また、使用される酸としては、塩酸、硫酸、臭化水素酸
等の鉱酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン
酸、メタンスルホン酸等の有IM等を例示できる。
一般式(9)の化合物の使用」としては、一般式(8)
の化合物に対して、少なくとも等モル口、好ましくは等
モル−1,5倍モルロとするのがよい。また、該反応は
、通常室温〜150℃、好ましくは50〜120℃付近
にて、10分〜5時間程度で反応は終了する。
一般式(1)で表わされる化合物は、通常の薬理的に許
容し得る酸と容易に塩を形成し得る。かかる酸としては
、例えば、硫酸、硝酸、塩酸、臭化水素酸などの無機酸
、酢酸、p−トルエンスルホン酸、エタンスルホン酸、
シュウ酸、マレイン酸、コハク酸、安息香酸などの有機
酸が挙げられる。
上記の方法で製造される本発明の化合物は、通常の分離
手段、例えば蒸留法、再結晶法、カラムクロマトグラフ
ィ、プレパラテイブ薄層クロマトグラフィ、溶媒抽出法
などにより容易に反応系より、単離、精製できる。
本発明の化合物には、立体異性体、光学活性体ら当然に
包合され、これらの賃性体は、例えば、分割剤を使用す
る方法などの慣用の分離手段で分離できる。
本発明化合物は抗潰瘍剤として有用であり、通常、一般
的な医薬製剤の形態で用いられる。製剤は通常使用され
る充填剤、増量剤、結合剤、付湿剤、161壊剤、表面
活性剤、滑沢剤などの稀釈剤あるいは試形剤を用いて調
製される。この医薬製剤としては各種の形態が治療目的
に応じて選択でき、その代表的なものとして錠剤、乳剤
、散剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤、カプセル剤、坐
剤、注射剤(液剤、懸濁剤等)などが挙げられる。錠剤
の形態に成形づ“るに際しては、担体としてこの分野で
従来公知のものを広く使用でき、例えば乳糖、白糖、塩
化ナトリウム、ブドウ糖、尿素、デンプン、炭酸カルシ
ウム、カオリン、結晶セルロース、ケイ酸等の試形剤、
水、エタノール、プロパツール、単シロップ、ブドウ糖
液、デンプン液、ゼラチン溶液、カルボキシメチルセル
ロース、セラック、メチルセルロース、リン酸カリウム
、ポリビニルピロリントなどの結合剤、乾燥デンプン、
アルギン酸ナトリウム、カンテン未、ラミナラン末、炭
酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステル類、ラウリル硫酸ナトリウ
ム、ステアリン酸モノグリセリド、デンプン、乳糖など
の崩壊剤、白糖、ステアリン、カカオバター、水素添加
油などの崩壊抑制剤、第四級アンモニウム塩基、ラウリ
ル硫酸ナトリウムなどの吸収促進剤、グリセリン、デン
プンなどの保湿剤、デンプン、乳糖、カオリン、ペン]
−ナイト、コロイド状ケイ酸などの吸着剤、精製タルク
、ステアリン酸塩、ホウ酸末、ポリエチレングリコール
などの滑沢剤などが例示できる。さらに錠剤は必要に応
じて通常の剤皮を施した錠剤、例えば糖衣剤、ゼラヂン
被包錠、腸溶被錠、フィルムコーティング錠あるいは二
重錠、多層錠とすることができる。乳剤の形態に成形す
るに際しては、担体としてこの分野で従来公知のものを
広く使用でき、例えば、ブドウ糖、乳糖、デンプン、カ
カオ脂、硬化植物油、カオリン、タルクなどの賦形剤、
アラビアゴム末、トラガント末、ゼラチン、エタノール
などの結合剤、ラミナラン、カンテンなどの崩壊剤など
が例示できる。坐剤の形態に成形するに際しては、担体
として従来公知のものを広く使用でき、例えば、ポリエ
チレングリコール、カカオ脂、高級アルコール、高級ア
ルコールのエステル類、ゼラチン、半合成グリセライド
などを挙げることができる。注射剤として調製される場
合には、液剤、乳剤および懸濁剤は殺菌され、かつ血液
と等張であるのが好ましく、これら液剤、乳剤および懸
濁剤の形態に成形するのに際しては、稀釈剤としてこの
分野において慣用されているものをすべて使用でき、例
えば水、エチルアルコール、プロピレングリコール、エ
トキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキシ化イソ
ステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステル類などを挙げることができる。なお、こ
の場合、等張性の溶液を調製するに充分なム)の食塩、
ブドウ糖あるいはグリセリンを抗凛瘍剤中に含有せしめ
てもよく、また通常の溶解補助剤、緩衝剤、無痛化剤な
どを、更に必要に応じて着色材、保存剤、香料、旭味剤
、甘味剤などや伯の医薬品を該治療剤に含有せしめても
よい。
本発明の化合物を用いた抗潰瘍剤中に含有されるべき本
発明の化合物の坦はとくに限定されず広範囲に選択され
るが、通常全組成物中1〜70車足%、好ましくは5〜
50重間%である。
本発明の化合物を用いた抗潰瘍剤の投与方法にはとくに
制限はなく、各種製剤形態、患者の年齢、性別その他の
条件、疾患の程度などに応じた方法で投与される。例え
ば錠剤、乳剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤、およびカ
プセル剤の場合には経口投与される。また注射剤の場合
には単独であるいはブドウ糖、アミノ酸などの通常の補
液と註合して静脈内投与され、ざらには必要に応じて単
独で筋肉内、皮肉、皮下もしくは腹腔内投与される。
坐剤の場合には直腸内投与される。
本発明の化合物を用いた抗潰瘍剤の投与足は用法、(9
者の年齢、性別その他の条件、疾患の程度などにより適
宜選択されるが、通常本発明化合物の星は一日当り体重
1kq当り0.6〜5Qmgとするのがよい、また、投
与単位形態中に有効成分を10〜1000IGO含有せ
しめるのがよい。
〈実施例〉 つぎに製剤例、実施例J3よび試験例を挙げて本発明を
さらに11体的に説明する。
製剤例1 2−[(3,5−ジメチル− 4−メ1−キシー2−ピリジル) メチルスルフィニルコ−5− フルオロ−111−ベンズイミダゾール   150g
アビセル(商標名、旭化成側y)      40’1
コーンスターチ             30 Qス
テアリン酸マグネシウム         2gヒドロ
キシプロピルメチルセルロース   10gポリエチレ
ングリコール−130003!:1ヒマシ油     
            40 fJエタノール   
            40 (1本発明化合物、ア
ビセル、コーンスターチおよびステアリン酸マグネシウ
ムを混合研磨後、糖衣R10m111のキネで打錠する
。、得られた錠剤をヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、ポリエチレングリコール−5ooo 、ヒマシ油お
よびエタノールからなるフィルムコーティング剤で被覆
を行ないフィルムコーティング錠を製造する。
製剤例2 2−[(3,5−ジメチル− 4−メトキシ−2−ピリジル) メチルスルフィニル]−5− フルオロ−1日−ベンズイミダゾール  150gクエ
ン酸                i、o gラフ
1〜−ス              33.5(1リ
ン酸二カルシウム          70.0 Gブ
ルロニックF−6830,0(1 ラウリル硫酸ナトリウム        15.0 (
]ポリビニルピロリドン          15.O
Qポリエチレングリコール (カルボワックス1500)          4.
5 (1ポリエチレングリコール (カルボワックス6000)          45
.0 !+コニースターチ            3
0.OCJ乾燥ラウリル硫酸ナトリウム       
3.0g乾燥ステアリン酸マグネシウム      3
.0gエタノール                適
 量水発明化合物、クエン酸、ラクトース、リン酸二カ
ルシウム、プルロニックF−68およびラウリル硫酸ナ
トリウムを混合する。
上記混合物をNo、 60スクリーンでふるい、ポリビ
ニルピロリドン、カルボワックス1500おにび600
0を含むアルコール性溶液で湿式粒状化する。必要に応
じてアルコールを添加して粉末をペースト状塊にする。
コーンスターチを添加し、均一な粒子が形成されるまで
混合を続ける。No、 10スクリーンを通過させ、ト
レイに入れ100度のオーブンで12〜14時間乾燥す
る。乾燥粒子をNo、 16スクリーンでふるい、乾燥
ラウリル硫酸ナトリウムおよび乾燥ステアリン酸マグネ
シウムを加え混合し、打錠機で所望の形状に圧縮する。
上記の芯部をワニスで処理し、タルクを散布し湿気の吸
収を防止する。芯部の周囲に下塗り層を被覆する。内服
用のために充分な回数のワニス被覆を行なう。錠剤を完
全に丸くかつ滑かにするためにさらに下塗り層および平
滑被覆が適用される。
所望の色合が得られるまで着色被覆を行なう。乾燥後、
被覆錠剤を磨いて均一な光沢の錠剤にする。
製剤例3 2−[(3,5−ジメチル− 4−メトキシ−2−ピリジル) メチルスルフィニル] −5−’ フルオロー1日−ペンズイミダゾール 5gポリエチレ
ングリコール (分子量:4000)            0.3
  g塩化ナトリウム            0.9
gポリオキシエチレン− ソルビタンモノオレート0.4  a メタ重亜FiA酸ナトリウム        0.1g
メチル−パラベン           0.18gプ
ロピル−パラベン          0.02 g注
射用蒸留水            10.On!上記
パラベン類、メタ重亜硫酸ナトリウムおよび塩化ナトリ
ウムを撹拌しながら80℃で上記の約半最の蒸留水に溶
解する。得られた溶液を40℃まで冷却し、本発明化合
物、つぎにポリエチレングリコールおよびポリオキシエ
チレンソルビタンモノオレートをその溶液中に溶解する
。次にその溶液に注射用蒸留水を加えて最終の容量に調
製し、適当なフィルターペーパーを用いて滅菌濾過する
ことにより滅菌して、注射剤を調製する。
以下、参考例および実施例を示す。
参考例1 5−フルオロ−2−メルカプトベンズイミダゾール0.
54gおよび2−クロロメチル−3,5−ジメチル−4
−メトキシピリジン0.59をメタノール207!に溶
解する。これに、水酸化ナトリウム0.2gを水10d
に溶解した溶液を加えて、1時間加熱還流する。メタノ
ールを留去後、残渣を水に注ぎ、クロロホルムで抽出す
る。クロロホルム抽出液を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マ
グネシウムで乾燥する。クロロホルムを留去し、得られ
た残留物を酢酸エチル−n−ヘキサンより再結晶し、0
.55シの2−[(3,5−ジメチル−4−メトキシ−
2−ピリジル)メヂルヂオ]−5−フルオロ−1H−ベ
ンズイミダゾールを得る。
淡黄色針状晶 mp : 175−176℃ 参考例2 2−[(3,5−ジメチル−4−メトキシ−2=ピリジ
ル)メチルチオ]ギM23.4gおよび5−フルオロ−
O−フェニレンジアミン12.63を4N塩vi10〇
−中で40分間遠流する。反応混合物を冷却後、アンモ
ニア水で中和し、クロロホルムで抽出する。抽出液を乾
燥後、溶媒を減圧留去し、得られた残漬を酢酸エチル−
n−ヘキサンより再結晶して、4.9gの2  [(3
,5−ジメチル−4−メトキシ−2−ピリジル)メチル
チオ]−5−フルオロ−114−ベンズイミダゾールを
得る。淡黄色針状晶 mp : 175−176℃ 参考例3 2−クロロ−5−フルオロ−IH−ベンズイミダゾール
818mgおよびチオウレア0.4gをエタノール20
dに加え、2時間加熱還流する。これに2−クロロメチ
ル−3,5−ジメチル−4=メトキシピリジンj![m
 666IFIを加え、5時間加熱還流1”る。反応終
了後、エタノールを留去し、得られた残漬に水を加え、
クロロホルムで抽出する。抽出液を硫酸マグネシウムで
乾燥後、クロロホルムを留去する。得られた残漬を、酢
酸エチル−n−ヘキサンより再結晶して、470IIt
gの2−[(3,5−ジメチル−4−メトキシ−2−ピ
リジル)メチルチオ]−5−フルオロー1日−ベンズイ
ミダゾールを得る。淡黄色針状晶mp : 175−1
76℃ 実施例1 2−[(3,5−ジメチル−4−メトキシ−2−ピリジ
ル)メチルチ第1−5−フルオロ−1H−ベンズイミダ
ゾール0.5g塩化メチレン50dに溶解し、−50〜
−60℃に冷Wする。これに撹拌下、80%メタクロロ
過安息香酸0.31りの塩化メ・チレン溶液を滴下する
。15分間撹拌した後、反応液をFA酸ナナトリウム水
溶液洗浄し、ついで硫酸マグネシウムで乾燥する。塩化
メチレンを留去し、得られた残渣をエタノール−酢酸エ
チル−〇−ヘキサンより再結晶して、0.25!?の2
−[(3,5−ジメチル−4−メトキシ−2−ピリジル
)メチルスルフィニル1−5−フルオロ−1日−ベンズ
イミダゾールを得る。
白色粉末状 mp:188−189℃(分解) 実施例2 (5−フルオロ−1日−ペンズイミダゾール=2−イル
)スルフィニルメチルリチウム20.4びをベンゼン1
50Idに溶解する。2−クロロ−3,5−ジメチル−
4−メトキシピリジン17゜2gを加えた後、2時間加
熱還流する。生成した塩化リチウムを濾別し、濾液を減
圧濃縮する。1qられた残漬をエタノール−酢酸エチル
より再結晶して、26gの2−[(3,5−ジメチル−
4=メトキシ−2−ピリジル)メチルスルフィニル]−
5−フルオロ−1H−ベンズイミダゾールを得る。
白色粉末状、mp:188−189℃(分!i′)次に
、薬理試験結果を示す。
薬理試験 体重170〜19C1のウィスター系雄性ラットを24
時間絶食した後、実験に用いた。供試化合物およびアス
ピリンは、0.5%カルボキシメチルセルロース ナト
リウム塩に懸濁または溶解させ、4rd/に51の割合
の投与用量とした。供試化合物0 、3〜30tny/
Kgを経口投与した後、30分してアスピリン200R
g/に9を経口投与した。
アスピリン投与5時間後、ラッ1−を頚部脱臼にて殺し
、胃を摘出した。1%ホルマリン液10udlを胃内に
注入し、約30分後に胃の大溝側に沿って切開し、潰瘍
の長さを実体顕微鏡下で測定し、これを潰瘍係数とした
統計学的有意差の検討は、1群8匹とし、スチューデン
ツー1−テスト(Student’s t−test)
よって行なった。
その結果を第1表に示す。
供試化合物 Nα1:  2−[(3,5−ジメチル−4−メトキシ
−2−ピリジル)メチルスルフィニル]−5−フルオロ
−1日−ベンズイミダゾール Nα2:  2−[(3,5−ジメチル−4−メトキシ
−2−ピリジル)メチルスルフィニル]=5−メトキシ
−1日−ベンズイミダゾール

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^1およびR^3は同一または異なつた低級
    アルキル基、R^2は低級アルコキシ基を意味する] で表される5−フルオロ−1H−ベンズイミダゾール誘
    導体およびその塩。
JP20299485A 1985-09-12 1985-09-12 5−フルオロ−1h−ベンズイミダゾ−ル誘導体 Pending JPS6261978A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02138213A (ja) * 1988-08-18 1990-05-28 Takeda Chem Ind Ltd 注射剤
GR890100838A (el) * 1988-12-22 1991-03-15 Haessle Ab Νέα ?εραπευτικώς δραστική ένωσις και μέ?οδος για την παραγωγή της.

Citations (2)

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JPS54141783A (en) * 1978-04-14 1979-11-05 Haessle Ab Gastric acid secreting drug
JPS59206379A (ja) * 1983-05-03 1984-11-22 ビク・グルデン・ロムベルク・ヘミツシエ・フアブリク・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング フルオルアルコキシ化合物及びこれを含有する胃酸分泌抑制剤

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