JPS6260706B2 - - Google Patents

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JPS6260706B2
JPS6260706B2 JP52093526A JP9352677A JPS6260706B2 JP S6260706 B2 JPS6260706 B2 JP S6260706B2 JP 52093526 A JP52093526 A JP 52093526A JP 9352677 A JP9352677 A JP 9352677A JP S6260706 B2 JPS6260706 B2 JP S6260706B2
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JP
Japan
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toner
resin
pigment
general formula
resins
Prior art date
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JP52093526A
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English (en)
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JPS5428141A (en
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Kazuo Tsubushi
Tsuneo Kurotori
Motoo Tasaka
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Liquid Developers In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
従来静電潜像を現像するための液体現像剤とし
て、電気抵抗1010Ωcm以上、誘電率3以下の高絶
縁性液体中に顔料粒子と、この粒子の荷電を制御
し分散性、定着性を付与するための樹脂とを分散
したものが使用されている。そして通常は顔料粒
子にカーボンブラツクなどが、また樹脂にはアル
キツド樹脂、アクリル樹脂、天然樹脂などが主と
して使用されている。 しかしこれらの液体現像剤で湿式現像転写用と
して使用した場合、転写画像は(1)充分な画像濃度
が得られない、(2)未転写トナーの復元性が悪いた
め耐久性に劣る、(3)連続階調性を再現しにくい、
などの欠点がある。 また液体現像剤中の顔料の極性を明瞭にするた
めに下記のごとき技術も提案されている。例えば
(a)顔料粒子にビニルモノマーをグラフトさせたト
ナーを使用する、(b)高分子色原体、例えばジアゾ
化合物を重合開始剤に用いて得られたトナーを使
用する、(c)界面活性剤、例えばナフテン酸コバル
ト、ナフテン酸ニツケル、ナフテン酸マンガンな
どの金属石鹸、ドデシルベンゼンスルフオン酸カ
リなどのアルキルベンゼンスルフオン酸塩を用い
たトナーを使用するなどの方法である。 しかし(a)の場合、グラフト化率が低く分散安定
性に問題があり、(b)の場合、極性が不安定で負、
正極性のトナーが混在し易い、(c)の場合複写機よ
り発生するオゾンにより酸化作用を受け易く次第
に劣化する。そのため(a)〜(c)の方法によつても結
果的に市販された液体現像剤と同様の転写画像の
欠点を解消するに至つていない。 本発明は上記のような欠点を除去した静電潜像
用液体現像剤であつて、顔料粒子の極性制御再分
散性及び転写率を向上させて、湿式現像転写用の
現像剤として充分な転写画像が得られ、電子写真
などの連続階調性を再現させるとともに未転写ト
ナーの復元性を向上させて耐久性を改善するもの
である。 すなわち本発明は静電潜像用液体現像剤中に水
酸基を有する特定の脂肪族アミンを含有させて、
この脂肪族アミンを顔料に吸着させると顔料粒子
の負極性制御に効果があり、この効果から未転写
トナーの再分散性を向上させて均一な微粒子トナ
ーを作ることができ、更に写真等の連続階調性を
再現させる効果も派生することになる。 水酸基を有する脂肪族アミンは一般式()又
は一般式()で示される。 一般式() (HO)n―R1―NH2 一般式()
【式】 R1,R2,R3は、C1〜C20の未置換若しくは置換
のアルキル基、例えばメチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、シクロヘキシ
ル、オクチル、ノニル、デシル、ラウリル、パル
ミチル、ステアリル、ドデシルその他の高級アル
キル基又はC1〜C20の未置換若しくは置換のアル
キレン基である。R4はC1〜C20の未置換又は置換
のアルキレン基、例えばメチレン、エチレン、プ
ロピレン、ブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、
オクチレン等である。nは1〜20の整数である。 水酸基を有する脂肪族アミンは具体的にはエタ
ノールアミン、プロパノールアミンブタノールア
ミン、ペンタノールアミン、16―オキシパルミチ
ルアミン、N―ステアリルアルコール―2―ヒド
ロキシエチレンジアミン、N―ラウリル―2―ヒ
ドロキシプロピレンジアミン、N―オクタノール
―プロピレンジアミンなどが有効な化合物として
例示することができる。 このような水酸基を有する脂肪族アミンを吸着
する顔料は従来静電潜像現像用のトナーとして用
いられているものは全て使用可能であり、これに
は例えばカーボンブラツク、ベンジジンイエロ
ー、ベンジジンオレンジスカーレツトKR、フア
ースト レツド、ブリリアントカーミン、フタロ
シアニングリーン、フタロシアニンブルー、ビク
トリアブルー、アルカリブルー、オイルブルー、
スプリツトブラツク、オイルバイオレツト、メチ
ルオレンジ、メチルバイオレツトなどを挙げるこ
とができる。 また着色顔料粉末と混合して用いられ、主とし
てトナー粒子に定着性、分散性、転写性を写える
ために樹脂が使用されるが、具体的には天然樹
脂、スチレン―ブタジエン共重合体、アクリル樹
脂、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオ
レフイン樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂
などを挙げることができる。湿式現像転写用トナ
ーの場合、特開昭52―63245に記載のように、高
絶縁性担体液に難液あるいは不溶な少なくとも1
種の樹脂及び該樹脂が可溶な少なくとも1種のモ
ノマーから得られたポリマーを本発明の現像剤用
樹脂として使用するのが好適である。このような
組合せに使用される高絶縁性担体液に難溶あるい
は不溶な樹脂としては、エステルガム、硬化ロジ
ンなどの天然樹脂、天然樹脂変性マレイン酸樹
脂、天然樹脂変性フエノール樹脂、天然樹脂変性
ポリエステル樹脂、天然樹脂変性ペンタエリスト
ール樹脂などの天然樹脂変性熱硬化性樹脂が適当
である。またこれらの樹脂が可溶なモノマーとし
ては一般式 〔Rは−H又はCH3基、Aは−COOCnH2n+
又はOCnH2n+基(nは6〜20の整数)〕で
示されるビニルモノマーであつて、このモノマー
から得られるポリマーと前記の天然樹脂、天然樹
脂変性熱硬化性樹脂を組合せる。 また前記ビニルモノマーにグリシジルメタクリ
レート、グリシジルアクリレート、プロピレング
リコールモノアクリレート、ヒドロキシエチルメ
タクリレート、アクリロニトリル及びメタアクリ
ロニトニルを共重合(グラフト重合を含む)させ
たものも有効である。 本発明は以上のような水酸基を有する脂肪族ア
ミン、顔料樹脂とともに高絶縁性担体液により構
成される。高絶縁性担体液には電気抵抗が1010Ω
cm以上、誘電率が3以下の溶媒が使用される。こ
れには例えばパラフイン系炭化水素、イソパラフ
イン系炭化水素、ハロゲン化炭化水素などを挙げ
ることができ、具体的にはn―ヘキサン、n―ヘ
プタン、イソドデカン、四塩化炭素、パークロル
エチレン、ケロシンなどの単体液又は混合液とし
て使用することができる。 本発明の現像剤を調整するに際して、水酸基を
有する脂肪族アミンの添加量は顔料に対し0.001
〜10wt%であり実用上は0.01〜5.0wt%が適切で
ある。また水酸基を有する脂肪族アミンのトナー
への使用方法は、水酸基を有する脂肪族アミンを
担体液中に分散しておき、この担体液中に顔料と
ともに他の成分を添加分散する法、トナーの作成
時トナー形成材料分散中に水酸基を有する脂肪族
アミンを分散する法、フランシング処理時にカー
ボンなどの顔料にフラツシング加工剤などととも
に水酸基を有する脂肪族アミンを添加して顔料表
面に吸着させる法などがある。ここにフラツシン
グ処理とは顔料の含水ケーキを使用して、最終的
に得られる現像液を構成する担体液に実質的に不
溶(難溶又は不活)な樹脂により被覆された微粒
子状顔料を調整することをいい、例えば有機顔料
の含水ペーストとカーボンブラツクとからなる含
水ケーキを現像剤担体液に実質的に不溶な樹脂の
溶液とともに混練し、有機顔料およびカーボンブ
ラツクをとりまく水を樹脂溶液により置換せしめ
た後、水および溶媒を除去し粉砕せしめて得られ
る。本発明において特に効果のある方法は、顔料
をフラツシング剤に使用する方法であり、更にフ
ラツシング時の加工顔料用樹脂が担体液に不溶で
あることが望ましい。 水酸基を有する脂肪族アミンを顔料に吸着処理
する条件は、水酸基を有する脂肪族アミンを顔料
スラリーとともに温度120〜200℃で1〜3時間加
熱処理する。この際必要に応じて加工剤、樹脂、
有機溶剤、水などを添加する。 水酸基を有する脂肪族アミンを吸着させた顔料
の作成例を示すと、 (1) 三菱カーボン#44(カーボンブラツク)500
g、16―オキシパルミチルアミン1g、メタノ
ール1000mlの混合物を超音波分散器で1時間分
散後100℃で6時間加熱乾燥しメタノールを蒸
発させる。 (2) モーガルA(カーボンブラツク)100g、ペ
ンタノールアミン10g、ロジン変性マレイン酸
樹脂、トルエン1000gをニーダーに仕込み130
〜150℃で4時間混練後トルエンを除去する。 (3) 三菱カーボンMA―11(カーボンブラツク)
500g、アルカリブルー50g、N―ラウリル―
2―ヒドロキシプロピレンジアミン25g、スチ
レン/メチルメタクリレート=50/50(モル
比)共重合体1000g、キシレン1500gをボール
ミルに仕込み48時間分散し、この分散液を130
℃で4時間乾燥しキシレンを蒸発させた後、ス
トーンミルで組粉砕する。 (4) フタロシアニンブルー100g、N―オクタノ
ール−プロピレンジアミン10g、n―ヘキサン
200gの混合物を超音波で2時間分散した後、
150℃で4時間乾燥する。 以上のようにして得られる顔料は電子写真用ト
ナーとして負極性に制御され、トナー粒径を短時
間の分散処理で微粒子にすることができる。更に
湿式現像転写用トナーに用いた場合、転写時の溶
剤量が、例えば0.01〜0.10g/A4サイズ紙と少な
いプロセスにおいても転写率、画像濃度が高く階
調性のよい画像品質を得ることができる。 実施例 1 顔 料(製造例1) 10g エチルアクリレート/ラウリルメタクリレート
=20/80(モル比)の共重合体 15g n―ヘキサン 100g 上記処方をボールミルで48時間分散し現像液を
作成した。トナーの平均粒径は0.38μであつた。
また通常の湿式現像転写タイプの複写機で現像し
たところ転写率76%、画像濃度1.30、階調性8段
まで再現した。 実施例 2 顔 料(製造例2) 25g ソルプレン1205(スチレンブタジエン樹脂AA
ケミカル社製) 68g ケロシン 320g 上記処方をアトライターで5時間分散し現像液
を作成した。トナーの平均粒径は0.31μであつ
た。また実施例1同様にして現像したところ転写
率78%、画像濃度は1.28であつた。 実施例 3 顔 料(製造例3) 8g スチレン/アクリル酸/ステアリルメタクリレ
ート=10/1/60(モル比)共重合体 32g 四塩化炭素 150g 上記処方をアトライターで5時間分散し現像液
を作成した。トナーの平均粒径であつた。また実
施例1同様にして現像したところ転写率81%、画
像濃度1.19、階調性はコダツクグレースケールで
7段迄再現した。 実施例 4 モーガルA 4g アルカリブルー 3g ソルブレン1205 30g N―ラウリル―2―ヒドロキシプロピレンジア
ミン 1g アイソパーG 100g 上記処方をボールミルで24時間分散し現像液を
作成した。トナーの平均粒径は0.19μであつた。
また実施例1同様にして現像したところ、転写率
83%、画像濃度は1.39であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電気絶縁性液体中にトナーを分散した静電潜
    像用液体現像剤において、一般式()又は一般
    式()で示される水酸基を有する脂肪族アミン
    若しくはその塩又はそれらの混合物をトナー中に
    含有することを特徴とする静電潜像用液体現像
    剤。 一般式() (OH)n―R.―NH2 一般式() 【式】 (但しR1,R2,R3はC1〜C20の未置換若しくは
    置換のアルキル基又はアルキレン基、R4はC1
    C10の未置換又は置換のアルキレン基、nは1〜
    20である。)
JP9352677A 1977-08-04 1977-08-04 Liquid developer for static latent image Granted JPS5428141A (en)

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