JPS6260604A - コンクリ−ト管成形用型枠のシ−ル構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、コンクリート管成形用型枠のシール構造に
関するものである。

〈従来の技術と問題点〉 コンクリート管を遠心力成形するために用いる型枠には
、一対の型枠単体を組合せた割型枠と、全体が一体の継
目なしになっているシームレス型枠が用いられている。

前者の割型枠は、両型枠中体のジヨイント部にお（プる
外面にフランジを設け、このフランジをポル１〜、ナツ
トや締付装置で結合する構造になっているため、型枠を
組立てるとフランジ合ゼ目間に隙間が生じ、コンクリー
ト管成形時にペース１〜が上記隙間から流出し、製品の
品質を低下させるという問題がおる。

このため、割型体においては、使用ことにフランジ衝合
面を掃除すると共に、型枠組立後に合せ目の内面にテー
プを貼ゴ寸け、合せ目部分のシール性を向上させている
のが現状でおる。

また、後者のシームレス型枠は、前記割型枠の合せ目に
生じる問題点の発生は全くないが、ケミカルプレストレ
スコンクリート管の成形が行なえないという問題がある
。

即ち、ケミカルプレス１〜レスコンクリート管は、コン
クリート材料に膨張剤を混入して成形するため、成形時
にコンクリートのプレス１〜レスが型枠の半径方向にか
かり、型枠内から製品を脱型することができないことに
なる。

このように、ケミカルプレストレスのコンクリート管を
製作するには、脱型上の問題から、どうしても割型枠の
採用が必要であり、割型枠に生じた合せ目部分の問題点
解決が望まれているのが現状である。

この発明は上記のような点にかんがみてなされたもので
あり、割型枠における合せ目部分のシールが確実に行な
え、型枠使用時の掃除なども大幅に省くことができるコ
ンクリート管成形用型枠のシール構造を提供することを
目的とする。

〈問題点を解決するための手段〉 上記の問題点を解決するため、この発明は、引伸しが自
在となる折畳み部の両側にこの折畳み部と重なる取付部
を連成してシール材を形成し、このシール材を二つ割型
枠にあけるジヨイント部の合せ目間に介在させ、シール
材の折畳み状態で内側の側縁が型枠の内周面に一致する
よう取付部を型枠ジヨイント部のフランジに固定したも
のでおる。

〈作用〉 割型枠の組立時は、フランジ間において、シール材が扁
平に折畳まれて折畳み部と取（＝１部が重なり、その内
側の側縁が型枠の内面に沿って延長状になり、このシー
ル材が成形面の一部分になっている。コンクリート管の
成形後における脱型時は、合せ目部分の結合を解いて押
開りばよく、シール材は折畳み部が引伸されて伸長し、
シールしたままの状態で上下型枠単体は上下に分離し、
内部コンクリート管の脱型が行なえる。

〈実施例〉 以下、この発明の実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。

図示のように、型枠１は一対の型枠単体２と２によって
二つ割に形成され、側型枠単体２．２における両側ジヨ
イント部は一方が固定側、他方が開閉側となり、固定側
は側型枠単体２．２の外面に設けたフランジ３．３をロ
ックピンやポル１〜で結合し、型枠単体２．２の開閉時
における支点部分になっている。

前記開閉側は、型枠単体２と２の外面に固定したフラン
ジ４．４間にシール材５を組込んで構成されている。

上記シール材５は、複数の折返し片からなり、この折返
し片の扁平な重なりと引伸しが自在となる折畳み部６と
、この折畳み部６の両側に連ねて設けた一対の取付部７
．７によって形成され、折畳み部６と両取付部７．７を
互に重ねた折畳み状態でフランジ４．４間に組込み、シ
ール材５の内側縁が側型枠単体２．２の内面と同一面の
延長状になるよう取付部７．７をフランジ４．４に固着
している。

シールｖＪ５の形成に用いる材料はゴム、合成樹脂、布
地等耐アルカリ性を備えたものでおれば特に限定されな
いと共に、取付部７．７のフランジ４．４に対する固定
は、接着や焼付（プのばかボルト止の手段が採用できる
。

なお、側型枠単体２．２の開閉は、ポル１〜とナツトに
よってフランジ４．４を結合してもよいが、例えば第４
図に示すように、一方のフランジを君通し他方のフラン
ジに固定したポルｌ−８に、一方フランジ上に枢止した
クランプレバ−９の一端を連結し、クランプレバ−９の
（ｉ！２端に連結したテンションレバー１０を長手方向
に移動ざぜることによリフランプレバー９を揺動させ、
型枠単体２．２を開閉するワンタッチ構造を採用しても
よい。

この発明のシール構造は上記のような構成であり、型枠
単体２．２を結合してコンクリート管Ａを成形するとぎ
は、第２図に示すように、シール材５は折畳み部６が折
曲ってこれに両取付部７．７が重なった扁平状態〈重な
り、ジヨイント部の合せ目部分をシールし、内側縁がコ
ンクリート管Ａの成形面になっている。

コンクリート管Ａの脱型を行なうには開閉側ジヨイント
部の結合機構を解放し、下位型枠単体２に対して上位型
枠単体２を引上げればよく、第３図に示すように、フラ
ンジ４．４が開離して折畳み部６が伸長し、上位型枠単
体２がコンクリ−１へ管Ａから剥離し、コンクリート管
Ａがケミカルプレス１〜レス管であっても脱型すること
ができる。

脱型後において、型枠１■体２．２が開離してもシール
材５はジョイン１〜部の合せ目部分をシールしているの
で、型枠内の清掃時に合せ芽部分を掃除する必要は全く
ない。

〈発明の効果〉 以上のように、この発明によると、折畳み部の両側に取
付部を連成したシール材を、型枠単体のフランジ間に取
付けたので、二つ側構造の型枠にあけるジヨイント部の
合せ目部分をシールすることができ、コンクリート管成
形時のペースト流出発生がなく、精度の高いコンクリー
ト管を製作できる。

また、シール材は折畳み時に内側縁がコンクリート管の
成形面になり、二つ割型枠の開離時に折畳み部が伸長す
るので、型枠の開離が支障なく行なえ、精度の高いコン
クリート管を円滑に脱型でき、高品質のケミカルプレス
１〜レスコンクリート管を製作できる。

更に、二つ割型枠のジョイン１〜部をシール材でシール
したので、合せ目部分へのコンクリ−１−ペーストの流
出がなく、型枠内の清（♀時に合せ目部分を掃除する必
要がなくなり、型枠清掃の省力化をはかることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案に係るシール構造を用いた型枠の断面
図、第２図は同上要部の拡大断面図、第３図は同上の脱
型時を示す拡大断面図、第４図は型枠の側面図でおる。 １・・・型枠　　　　２・・・型枠単体　　４・・・フ
ランジ５・・・シール剤　　６・・・折畳み部　　７・
・・取付部出願人代理人　　弁理士　　和　１）昭第１
図 第３図 第２図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 引伸しが自在となる折畳み部の両側に、この折畳み部と
   重なる取付部を連成してシール材を形成し、このシール
   材を二つ割型枠におけるジョイント部の合せ目間に介在
   させ、シール材の折畳み状態で内側の側縁が型枠の内周
   面に一致するよう取付部を型枠ジョイント部のフランジ
   に固定したコンクリート管成形用型枠のシール構造。