JPS6259252A - 芳香族ウレタンの製造方法 - Google Patents
芳香族ウレタンの製造方法Info
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- JPS6259252A JPS6259252A JP60195308A JP19530885A JPS6259252A JP S6259252 A JPS6259252 A JP S6259252A JP 60195308 A JP60195308 A JP 60195308A JP 19530885 A JP19530885 A JP 19530885A JP S6259252 A JPS6259252 A JP S6259252A
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、芳香族ウレタンの製造方法に関する。
(従来技術及びその問題点)
従来芳香族ウレタンの製法が種々提案されているが、こ
れらは芳香族ニトロ化合物を出発原料とする方法と、芳
香族第1アミンを出発原料とする方法とに大別される。
れらは芳香族ニトロ化合物を出発原料とする方法と、芳
香族第1アミンを出発原料とする方法とに大別される。
芳香族ニトロ化合物を出発原料とする方法は、芳香族ニ
トロ化合物(例えばニトロベンゼン)と、水酸基を含有
する有機化合物(例えばアルコール類)と−酸化炭素と
を、パラジウム、ロジウム等の白金族金属化合物を主体
とする触媒の存在下で反応させて還元的に芳香族ウレタ
ンを製造する方法である。この方法は、例えば特開昭5
1−98240、特開昭54−22339、特公昭43
−23939等に提案されている。
トロ化合物(例えばニトロベンゼン)と、水酸基を含有
する有機化合物(例えばアルコール類)と−酸化炭素と
を、パラジウム、ロジウム等の白金族金属化合物を主体
とする触媒の存在下で反応させて還元的に芳香族ウレタ
ンを製造する方法である。この方法は、例えば特開昭5
1−98240、特開昭54−22339、特公昭43
−23939等に提案されている。
また芳香族第1アミンを出発原料とする方法は、酸素又
は有機ニトロ化合物などの酸化剤の存在下に、芳香族第
1アミン(例えばアニリン)と水酸基を含有する有機化
合物(例えばアルコール類)と−酸化炭素とを、パラジ
ウム、ロジウム等の白金族金属化合物を主体とする触媒
の存在下に反応させて、酸化的に芳香族ウレタンを製造
する方法である、この方法は、例えば特開昭55−12
4750、特開昭55−120551゜特開昭59−1
72451等に提案されている。
は有機ニトロ化合物などの酸化剤の存在下に、芳香族第
1アミン(例えばアニリン)と水酸基を含有する有機化
合物(例えばアルコール類)と−酸化炭素とを、パラジ
ウム、ロジウム等の白金族金属化合物を主体とする触媒
の存在下に反応させて、酸化的に芳香族ウレタンを製造
する方法である、この方法は、例えば特開昭55−12
4750、特開昭55−120551゜特開昭59−1
72451等に提案されている。
この場合、いずれの方法も、触媒主成分である白金族金
属化合物単独ではウレタン合成活性が低いため助触媒と
して塩化鉄、オキシ塩化鉄、オキシ塩化バナジウム、ヨ
ウ化カリウム等の710グン化合物を用い、これを反応
系に溶解している。しかしハロゲン化合物は反応容器や
配管バルブなどの金属材料に対する腐食性が大きく、こ
のため耐食性の優れた高価な金属材料を使用しなければ
ならない。
属化合物単独ではウレタン合成活性が低いため助触媒と
して塩化鉄、オキシ塩化鉄、オキシ塩化バナジウム、ヨ
ウ化カリウム等の710グン化合物を用い、これを反応
系に溶解している。しかしハロゲン化合物は反応容器や
配管バルブなどの金属材料に対する腐食性が大きく、こ
のため耐食性の優れた高価な金属材料を使用しなければ
ならない。
更に主触媒である白金族金属化合物を反応溶液中に溶解
させて使用する場合はもちろん金属状態の固体として使
用する場合でも、白金族金属の一部はハロゲン化合物の
ために反応溶液中に溶出する。しかし反応終了後反応溶
液中から白金族金属化合物を回収するには、煩雑な操作
と多大な費用を要する。
させて使用する場合はもちろん金属状態の固体として使
用する場合でも、白金族金属の一部はハロゲン化合物の
ために反応溶液中に溶出する。しかし反応終了後反応溶
液中から白金族金属化合物を回収するには、煩雑な操作
と多大な費用を要する。
また反応溶媒として、反応原料である水酸基含有有機化
合物を使用するが、芳香族ウレタンは、この水酸基金有
機化合物に対する溶解度が非常に大き伝。このため反応
後の溶液から芳香族ウレタンを晶析によシ分離回収する
場合、溶液を零下数十度の極低温まで冷却するか、ある
いは溶液を濃縮した後冷却して結晶を析出させる操作が
必要となる。しかもこの操作を行っても芳香族ウレタン
と溶液中に溶解している触媒成分とを分別して回収する
ことは困難である。
合物を使用するが、芳香族ウレタンは、この水酸基金有
機化合物に対する溶解度が非常に大き伝。このため反応
後の溶液から芳香族ウレタンを晶析によシ分離回収する
場合、溶液を零下数十度の極低温まで冷却するか、ある
いは溶液を濃縮した後冷却して結晶を析出させる操作が
必要となる。しかもこの操作を行っても芳香族ウレタン
と溶液中に溶解している触媒成分とを分別して回収する
ことは困難である。
また芳香族ウレタンの別の回収方法として蒸留による方
法も考えられる。しかしこの場合、溶解している触媒を
蒸留残留物として回収するために、芳香族ウレタンを留
出させなければならない。ところが芳香族ウレタンは、
高沸点化合物であシ、1 m Hg程度の高真空下、1
00〜150℃の中温度域で蒸留を行なわなければなら
ない。
法も考えられる。しかしこの場合、溶解している触媒を
蒸留残留物として回収するために、芳香族ウレタンを留
出させなければならない。ところが芳香族ウレタンは、
高沸点化合物であシ、1 m Hg程度の高真空下、1
00〜150℃の中温度域で蒸留を行なわなければなら
ない。
更に芳香族ニトロ化合物を出発原料とした場合、反応終
了後の溶液中に未反応の芳香族ニトロ化合物が少量残留
する。この状態で蒸留を行なうと、芳香族ウレタンが芳
香族ニトロ化合物により褐色に着色してしまう。
了後の溶液中に未反応の芳香族ニトロ化合物が少量残留
する。この状態で蒸留を行なうと、芳香族ウレタンが芳
香族ニトロ化合物により褐色に着色してしまう。
以上の如く、芳香族ウレタンを溶液から分離回収し、更
に触媒を回収して再使用することは、晶析にせよ蒸留に
せよ困難である。
に触媒を回収して再使用することは、晶析にせよ蒸留に
せよ困難である。
更にまた芳香族ニトロ化合物を出発原料とする場合は芳
香族アミンが、芳香族第1アミンを出発原料とする場合
はN 、 N’−ジ置換ウレアが副生じ、芳香族ウレタ
ンの収率が低下する欠点がある。
香族アミンが、芳香族第1アミンを出発原料とする場合
はN 、 N’−ジ置換ウレアが副生じ、芳香族ウレタ
ンの収率が低下する欠点がある。
(発明の目的)
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、ハロダン化合物を助触媒として使用
せずこの使用による各種問題を解消できるとともに、2
段の反応で芳香族ウレタンを製造することによシ、その
収率を向上し、しかも触媒及び生成した芳香族ウレタン
の回収を容易におこなえる芳香族ウレタンの製造方法を
得んとするものである。
的とするところは、ハロダン化合物を助触媒として使用
せずこの使用による各種問題を解消できるとともに、2
段の反応で芳香族ウレタンを製造することによシ、その
収率を向上し、しかも触媒及び生成した芳香族ウレタン
の回収を容易におこなえる芳香族ウレタンの製造方法を
得んとするものである。
(発明の構成)
この発明は、芳香族モノニトロ化合物と芳香族第1アミ
ンと一酸化炭素とをルテニウム錯体化合物を主体とする
触媒を使用して反応させてN 、 N’−ジ置換ウレア
を生成し、次いで生成したN 、 N’−ジ置換ウレア
を反応液から分離回収するウレア生成工程と、 前記ウレア生成工程で得られたN 、 N’−置換ウレ
アと水酸基を含有する有機化合物とを反応させて芳香族
第1アミンと芳香族ウレタンとを生成し、次いで芳香族
第1アミンを分離して芳香族ウレタンを得る工程と。
ンと一酸化炭素とをルテニウム錯体化合物を主体とする
触媒を使用して反応させてN 、 N’−ジ置換ウレア
を生成し、次いで生成したN 、 N’−ジ置換ウレア
を反応液から分離回収するウレア生成工程と、 前記ウレア生成工程で得られたN 、 N’−置換ウレ
アと水酸基を含有する有機化合物とを反応させて芳香族
第1アミンと芳香族ウレタンとを生成し、次いで芳香族
第1アミンを分離して芳香族ウレタンを得る工程と。
分離した芳香族第1アミンを前記ウレア生成工程へ循環
する工程と、 を具備してなる芳香族ウレタンの製造方法である。
する工程と、 を具備してなる芳香族ウレタンの製造方法である。
(発明の詳細な説明)
まず下式に示すように芳香族モノニトロ化合物と芳香族
第1アミンと一酸化炭素とをルテニウム錯体化合物を主
体とする触媒を使用して反応させる。
第1アミンと一酸化炭素とをルテニウム錯体化合物を主
体とする触媒を使用して反応させる。
(I
Ar−N02+Ar −NT(2+CO−+ Ar −
NHCNH−Arこの第1段目の反応には、通常へエタ
ン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、
各種石油留分のような脂肪族、脂環族および芳香族炭化
水素類が溶剤として用いられる。ただし溶剤を使用しな
くてもよい。
NHCNH−Arこの第1段目の反応には、通常へエタ
ン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、
各種石油留分のような脂肪族、脂環族および芳香族炭化
水素類が溶剤として用いられる。ただし溶剤を使用しな
くてもよい。
芳香族モノニトロ化合物としては、ニトロベンゼン類、
ニトロナフタレン類、ニトロアンスラセン類、ニトロビ
フェニル類などがあシ、具体的な化合物として、ニトロ
ベンゼン、0−2m−、及びp−ニトロトルエン、0−
ニトロ−p−キシレン、2−メチル−1−ニトロナフタ
レン。
ニトロナフタレン類、ニトロアンスラセン類、ニトロビ
フェニル類などがあシ、具体的な化合物として、ニトロ
ベンゼン、0−2m−、及びp−ニトロトルエン、0−
ニトロ−p−キシレン、2−メチル−1−ニトロナフタ
レン。
o −、m −、及ヒp−クロロニトロベンゼン、1−
ブロモ−4−二トロベンゼン並ヒニこレラの芳香族モノ
ニトロ化合物の異性体更にはこれらの混合物などが挙げ
られる。
ブロモ−4−二トロベンゼン並ヒニこレラの芳香族モノ
ニトロ化合物の異性体更にはこれらの混合物などが挙げ
られる。
芳香族第1アミンとしては、アニリン類、アミノナフタ
レン類、アミノアンスラセン類、アミノビフェニル類な
どかあシ、具体的な化合物としてアニリン、o−、m+
、及びp−)ルイジン、o−、m−、及びp−クロロア
ニリン、α及びβナフチルアミン、2−メチル−1−ア
ミノナフタレン、並びにこれら芳香族第1アミンの異性
体更にはこれらの混合物などが挙げられる。
レン類、アミノアンスラセン類、アミノビフェニル類な
どかあシ、具体的な化合物としてアニリン、o−、m+
、及びp−)ルイジン、o−、m−、及びp−クロロア
ニリン、α及びβナフチルアミン、2−メチル−1−ア
ミノナフタレン、並びにこれら芳香族第1アミンの異性
体更にはこれらの混合物などが挙げられる。
−酸化炭素は、純粋なものであってもよく、又窒素、ア
ルゴン、ヘリウム、炭酸ガス、炭化水素、ハロダン化炭
化水素などを含むものであってもよい。
ルゴン、ヘリウム、炭酸ガス、炭化水素、ハロダン化炭
化水素などを含むものであってもよい。
触媒として使用するルテニウム錯体化合物としては、R
u3(co) + 2 、H4Ru 4(Co) 12
TRu (Co)3(PPhs ) 21 Ru (
Co) 3(d p pe ) 2 。
u3(co) + 2 、H4Ru 4(Co) 12
TRu (Co)3(PPhs ) 21 Ru (
Co) 3(d p pe ) 2 。
(Ru (Co) 2 (HCO2) P(C−C6H
11) 3) 2 、Ru 3(a c a c )
、2などが挙げられる。ただしdppe ニジフェニル
ホスフィノエタン、acac ニアセチルアセトナート
またルテニウム錯体化合物単独に限らず、コバルト、鉄
、ロジウム、パラジウム等を複合して使用することもで
きる。
11) 3) 2 、Ru 3(a c a c )
、2などが挙げられる。ただしdppe ニジフェニル
ホスフィノエタン、acac ニアセチルアセトナート
またルテニウム錯体化合物単独に限らず、コバルト、鉄
、ロジウム、パラジウム等を複合して使用することもで
きる。
反応温度は通常80〜300℃、好ましくは120〜2
00℃で行なうのがよい。反応圧力は1〜500 kg
/副2、好ましくは20〜300kg/cm”の範囲で
行なうのがよい。反応時間は反応系、触媒およびその他
の反応条件によって異なるが、通常数分乃至数時間であ
る。
00℃で行なうのがよい。反応圧力は1〜500 kg
/副2、好ましくは20〜300kg/cm”の範囲で
行なうのがよい。反応時間は反応系、触媒およびその他
の反応条件によって異なるが、通常数分乃至数時間であ
る。
しかしてこの反応で得られたN 、 N’−置換ウレア
は前述の溶剤に対する溶解度が低い。このため反応終了
後の溶液を室温程度に冷却するだけで、生成したN 、
N’−ジ置換ウレアが結晶として析出してくる、従っ
てこの溶液をν過することによりN 、 N’−ジ置換
ウレアを固形物として得られる。一方触媒は溶剤ととも
に溶液として得られる。この触媒を含有した溶剤は、こ
の反応に再使用可能である。
は前述の溶剤に対する溶解度が低い。このため反応終了
後の溶液を室温程度に冷却するだけで、生成したN 、
N’−ジ置換ウレアが結晶として析出してくる、従っ
てこの溶液をν過することによりN 、 N’−ジ置換
ウレアを固形物として得られる。一方触媒は溶剤ととも
に溶液として得られる。この触媒を含有した溶剤は、こ
の反応に再使用可能である。
次に得られたN、N’−置換ウレアと水酸基を含有する
有機化合物とを下式の如く反応させて芳香族第1アミン
と芳香族ウレタンとを生成する。
有機化合物とを下式の如く反応させて芳香族第1アミン
と芳香族ウレタンとを生成する。
Ar−N)ICN)I−Ar+ROH−+Ar−NHC
02R+Ar−NH2水酸基を含有する有機化合物とし
ては、−価アルコール類、−価フエノール類などがあシ
、具体的には、メチル、エチル、n−ゾロビル。
02R+Ar−NH2水酸基を含有する有機化合物とし
ては、−価アルコール類、−価フエノール類などがあシ
、具体的には、メチル、エチル、n−ゾロビル。
イソ−ゾロピル、n−ブチル、イソ−ブチル及びt−ブ
チルの如きm個アルコール、差びにフェノール、クロロ
フェノール、メチル、エチル、n−ゾロビル、イン−ノ
ロビルの如きアルキルフェノールなどが挙げられる。
チルの如きm個アルコール、差びにフェノール、クロロ
フェノール、メチル、エチル、n−ゾロビル、イン−ノ
ロビルの如きアルキルフェノールなどが挙げられる。
反応温度は、通常80〜300℃、好ましくは120〜
200℃の温度範囲で行なうのがよい。圧力は、通常使
用する水酸基含有有機化合物あるいは溶剤の反応温度に
おける自生圧下で行なう。
200℃の温度範囲で行なうのがよい。圧力は、通常使
用する水酸基含有有機化合物あるいは溶剤の反応温度に
おける自生圧下で行なう。
そしてこの反応は触媒を使用することなく行うことがで
きる。
きる。
この反応終了後、蒸留操作を行ない、芳香族ウレタンを
蒸留残留物として回収し、一方蒸留によ)芳香族第1ア
ミンを回収する。この芳香族第1アミンは第1段目のN
、 N’−ジ置換ウレアの生成反応に再使用する。
蒸留残留物として回収し、一方蒸留によ)芳香族第1ア
ミンを回収する。この芳香族第1アミンは第1段目のN
、 N’−ジ置換ウレアの生成反応に再使用する。
(発明の効果)
この発明によれば、第1段目の反応において生成するN
、 N’−ジ置換ウレアが溶剤に対して溶解度が低い
ので、これを容易に晶析でき、濾過によシ効率よ(N
、 N’−ジ置換ウレアを回収することができる。しか
も触媒は溶剤とともにp液中に含まれるもので、これを
第1段の反応に再使用することができる。
、 N’−ジ置換ウレアが溶剤に対して溶解度が低い
ので、これを容易に晶析でき、濾過によシ効率よ(N
、 N’−ジ置換ウレアを回収することができる。しか
も触媒は溶剤とともにp液中に含まれるもので、これを
第1段の反応に再使用することができる。
また触媒は、ルテニウム錯体化合物を主体とするもので
、ハロダン化合物を使用する必要がない、このため材料
の腐食が極めて少なく、高価な材料を使用する必要がな
くなる。
、ハロダン化合物を使用する必要がない、このため材料
の腐食が極めて少なく、高価な材料を使用する必要がな
くなる。
更に第1段目の反応は、副反応が少なく、高い収率でN
、 N’−ジ置換ウレアを得ることができる。
、 N’−ジ置換ウレアを得ることができる。
また第2段目の反応では、触媒を使用する必要がないの
で、芳香族ウレタンを留出せず、蒸留残留物として回収
できる。しかも蒸留する物質である芳香族第1アミンと
残留水酸基含有有機化合物とは、比較的低沸点の物質で
あるため、温和な条件で蒸留操作を行うことができ、操
作が容易となる。しかも回収した芳香族第1アミンは、
第1段目のN 、 N/−ジ置換ウレア生成反応に再使
用できる。更にまた第2段目の反応は、第1段目の反応
と同様副反応が少ない、このため二段階反応ではあるが
高い収率で芳香族ウレタンを製造することができる。
で、芳香族ウレタンを留出せず、蒸留残留物として回収
できる。しかも蒸留する物質である芳香族第1アミンと
残留水酸基含有有機化合物とは、比較的低沸点の物質で
あるため、温和な条件で蒸留操作を行うことができ、操
作が容易となる。しかも回収した芳香族第1アミンは、
第1段目のN 、 N/−ジ置換ウレア生成反応に再使
用できる。更にまた第2段目の反応は、第1段目の反応
と同様副反応が少ない、このため二段階反応ではあるが
高い収率で芳香族ウレタンを製造することができる。
(実施例)
次に本発明の実施例につき説明する。なお各実施例では
、一般的な慣用名である「ウレタン」の用語に代えて「
カルバミン酸アルキル」の用語を用い、個々の物質名を
明確に表示している。
、一般的な慣用名である「ウレタン」の用語に代えて「
カルバミン酸アルキル」の用語を用い、個々の物質名を
明確に表示している。
実施例1
内容積200dの電磁攪拌式オートクレーブにニトロベ
ンゼン3.8217ニリン2.851トルエン34.5
8.9 、 Ru3(CO)、20.10.51を入れ
、系内を一酸化炭素で置換した後、−酸化炭素を50
kg/6n”となるように圧入した。次いで攪拌しなが
ら160℃で6時間反応させた。反応終了後、室温まで
冷却し、排気後反応溶液を濾過して結晶5.9111を
得た。この結晶を液体クロマトグラフィーにより分析し
た結果、ニトロベンゼン基準のN 、 N’−ジフェニ
ル尿素の収率は90%であった。
ンゼン3.8217ニリン2.851トルエン34.5
8.9 、 Ru3(CO)、20.10.51を入れ
、系内を一酸化炭素で置換した後、−酸化炭素を50
kg/6n”となるように圧入した。次いで攪拌しなが
ら160℃で6時間反応させた。反応終了後、室温まで
冷却し、排気後反応溶液を濾過して結晶5.9111を
得た。この結晶を液体クロマトグラフィーにより分析し
た結果、ニトロベンゼン基準のN 、 N’−ジフェニ
ル尿素の収率は90%であった。
次にこの結晶3.0OF、メチルアルコール50、OO
gを別の内容積200dの電磁攪拌式オートクレーブに
仕込み、攪拌しながら160℃で3時間反応させた。反
応終了後反応溶液を分析シた結果、N−7エニルカルパ
ミン酸メチルの収率は94チ、アニリンの収率は95q
lJであった・ 実施例2 触媒としてRu s (co )12を0.13 II
使用した以外は実施例1と同様の操作によジニトロベン
ゼンとアニリンと一酸化炭素とを反応させて、N 、
N’−ジフェニル尿素の結晶5.94 Nを得た。
gを別の内容積200dの電磁攪拌式オートクレーブに
仕込み、攪拌しながら160℃で3時間反応させた。反
応終了後反応溶液を分析シた結果、N−7エニルカルパ
ミン酸メチルの収率は94チ、アニリンの収率は95q
lJであった・ 実施例2 触媒としてRu s (co )12を0.13 II
使用した以外は実施例1と同様の操作によジニトロベン
ゼンとアニリンと一酸化炭素とを反応させて、N 、
N’−ジフェニル尿素の結晶5.94 Nを得た。
ニトロベンゼン基準のN 、 N’−ジフェニル尿素の
収率は94%であった。
収率は94%であった。
次に実施例1と同様の操作によシこの結晶3、OO,f
とエチルアルコール50.00.9とを反応させた。反
応終了後、反応溶液を分析した結果、N−フェニルカル
バミン酸エチルの収率ハ93チ、アニリンの収率は95
チであった。
とエチルアルコール50.00.9とを反応させた。反
応終了後、反応溶液を分析した結果、N−フェニルカル
バミン酸エチルの収率ハ93チ、アニリンの収率は95
チであった。
実施例3
触媒としてRu s (co ) 120代わりにRu
(CO)3(PPh3)2を0.31F使用した以外は
実施例1と同様の操作によjj) N 、 N’−ジフ
ェニル尿素の結晶5.’l’llを得た。ニトロベンゼ
ン基準のN 、 N’−ジフェニル尿素の収率は90チ
でおった。
(CO)3(PPh3)2を0.31F使用した以外は
実施例1と同様の操作によjj) N 、 N’−ジフ
ェニル尿素の結晶5.’l’llを得た。ニトロベンゼ
ン基準のN 、 N’−ジフェニル尿素の収率は90チ
でおった。
次に実施例1と同様の操作により、この結晶3、 OO
IIとメチルアルコール50.00 Fとを反応させた
。反応終了後反応溶液を分析した結果、N−フェニルカ
ルバミン酸メチルの収率は92チ、アニリンの収率は9
3%であった。
IIとメチルアルコール50.00 Fとを反応させた
。反応終了後反応溶液を分析した結果、N−フェニルカ
ルバミン酸メチルの収率は92チ、アニリンの収率は9
3%であった。
実施例4
触媒としてRu 3 (Co ) 12の代シにRu(
acac)3を0、31.9使用し、反応時間を8時間
とした以外は実施例1と同様の操作によυN 、 N’
−ジフェニル尿素の結晶6.04 #を得た。ニトロベ
ンゼン基準のN 、 N’−ジフェニル尿素の収率は9
6チであった。
acac)3を0、31.9使用し、反応時間を8時間
とした以外は実施例1と同様の操作によυN 、 N’
−ジフェニル尿素の結晶6.04 #を得た。ニトロベ
ンゼン基準のN 、 N’−ジフェニル尿素の収率は9
6チであった。
次に実施例1と同様の操作によシ、この結晶3、 OO
,9’とメチルアルコール30. OO,9とを反応さ
せた0反応終了後、反応溶液を分析した結果、N−フェ
ニルカルバミン酸メチルの収率は83チ、アニリンの収
率は92%であった。
,9’とメチルアルコール30. OO,9とを反応さ
せた0反応終了後、反応溶液を分析した結果、N−フェ
ニルカルバミン酸メチルの収率は83チ、アニリンの収
率は92%であった。
比較例1
内容積200ゴの電磁攪拌式オートクレーブにニトロベ
ンゼン6、12 g、メタノール37.00、P 、
Ru3(Co)、20.11 Fを入れ、系内を一酸化
炭素で置換した後、−酸化炭素を50kg/crn2と
なるように圧入した。次いで攪拌しながら160℃で5
時間反応させ、反応終了後との溶液を液体クロマトグラ
フィーによシ分析した結果、ニトロベンゼンの転化率は
32%、N−7エニルカルバミン酸メチルの選択率は1
3%と低く、副生アニリンの選択率は13%と低く、副
生アニリンの選択率は40%であった。即ち収率で示す
とN−7エニルカルパミン酸メチルの収率は4チ、副生
アニリンの収率は13%であった。
ンゼン6、12 g、メタノール37.00、P 、
Ru3(Co)、20.11 Fを入れ、系内を一酸化
炭素で置換した後、−酸化炭素を50kg/crn2と
なるように圧入した。次いで攪拌しながら160℃で5
時間反応させ、反応終了後との溶液を液体クロマトグラ
フィーによシ分析した結果、ニトロベンゼンの転化率は
32%、N−7エニルカルバミン酸メチルの選択率は1
3%と低く、副生アニリンの選択率は13%と低く、副
生アニリンの選択率は40%であった。即ち収率で示す
とN−7エニルカルパミン酸メチルの収率は4チ、副生
アニリンの収率は13%であった。
比較例2
内容積20ONの電磁攪拌式オートクレーブにアニリン
4.63.9、ニトロベンゼン6.12#。
4.63.9、ニトロベンゼン6.12#。
メタノール37.001!、Ru3(Co)120.1
11/を入れ系内を一酸化炭素で置換した後、−酸化炭
素を50kg/crn2となるように圧入した。次いで
攪拌しながら160℃で5時間反応させ、反応終了後と
の溶液を液体クロマトグラフィーで分析した。その結果
アニリン基準のN−フェニルカルノぐミン酸メチルの収
率は61%であシ%N。
11/を入れ系内を一酸化炭素で置換した後、−酸化炭
素を50kg/crn2となるように圧入した。次いで
攪拌しながら160℃で5時間反応させ、反応終了後と
の溶液を液体クロマトグラフィーで分析した。その結果
アニリン基準のN−フェニルカルノぐミン酸メチルの収
率は61%であシ%N。
N′−ジフェニル尿素の収率は4%であった。
次いでこの溶液を一5℃の冷凍庫に一昼夜放置したが、
何ら結晶は析出しなかった。
何ら結晶は析出しなかった。
手続補正書
60.10.28
昭和 年 月 1」
特許庁長官 宇 賀 道 部 殿
1、事件の表示
特願昭60−195308号
2、発明の名称
芳香族ウレタンの製造方法
3、補正をする渚
事件との関係 特許出願人
(412) 日本鋼管株式会社
4、代理人
5、自発補正
6、補正の対象
・う
明細書
一一一、い
す膏ハ 叉
7、補正の内容
(1) 明細書中第8頁19行にrRu(C’0)s
(dppe)*、JとあるをrRu (CQ)s (d
ppe ) Jと訂正する。
(dppe)*、JとあるをrRu (CQ)s (d
ppe ) Jと訂正する。
(2)同第8頁2o行にrRu3(aeae)+2jと
あるを「Ru3(acac)3Jと訂正する。
あるを「Ru3(acac)3Jと訂正する。
(3) 同第9頁第16行に「析出してくる、」とあ
るを「析出してくる。」と訂正する。
るを「析出してくる。」と訂正する。
(4) 同第15頁第12行に「83%」とあるを「
93チ」と訂正する。
93チ」と訂正する。
16□1.、po・1;!・12,1
特許庁長官 宇 賀 道 部 殿
1、事件の表示
特願昭60−195308号
2、発明の名称
芳香族ウレタンの製造方法
3、補正をする者
事件との関係 特許出願人
(412) 日本鋼管株式会社
4、代理人
5、自発補正
7、補正の内容
(1) 明細書中筒4頁第9行に「水酸基金有機化合
物」とあるを「水酸基含有有機化合物」と訂正する。
物」とあるを「水酸基含有有機化合物」と訂正する。
(2) 同第6頁第14行〜第15行に「N、N′−
置換ウレア」とあるをr N 、 N’−ジ置換ウレア
」と訂正する。
置換ウレア」とあるをr N 、 N’−ジ置換ウレア
」と訂正する。
(3)同第8頁第20行(昭和60年10月28日付手
続補正書で補正した明細書)に [Ru、 (acae)、 Jとあるを「Ru(aca
e)、 Jと訂正する。
続補正書で補正した明細書)に [Ru、 (acae)、 Jとあるを「Ru(aca
e)、 Jと訂正する。
(4) 同第9頁第6行に180〜300℃」とある
を「30〜300℃」と訂正する。
を「30〜300℃」と訂正する。
(5) 同第9頁第8行に「20〜300」とあるな
「10〜300」と訂正する。
「10〜300」と訂正する。
(6) 同第9頁第12行〜第13行、及び第10頁
第1行にl’−N、N’−置換ウレア」とあるを「N
、 N’−ジ置換ウレア」と訂正する。
第1行にl’−N、N’−置換ウレア」とあるを「N
、 N’−ジ置換ウレア」と訂正する。
(7) 同第16頁第3行に1副生アニリンの選択率
は13%と低く、」とあるを削除する。
は13%と低く、」とあるを削除する。
手続補正書
1%1・島308
特許庁長官 黒 1)明 雄 殿
■、事件の表示
特願昭60−195308号
2・ 発明の名称
芳香族ウレタンの製造方法
3、補正をする者
事件との関係 特許出願人
(412)日本鋼管株式会社
4、代理人
5、自発補正
6、補正の対象
明細書 く7−)
と
7゜補正の内容
(1) 明細書第16頁第15行に「アニリン基準」
とあるを「ニトロベンゼン基準コと訂正する。
とあるを「ニトロベンゼン基準コと訂正する。
Claims (2)
- (1)芳香族モノニトロ化合物と芳香族第1アミンと一
酸化炭素とをルテニウム錯体化合物を主体とする触媒を
用いて反応させてN、N′−ジ置換ウレアを生成し、次
いで生成したN、N′−ジ置換ウレアを反応液から分離
回収するウレア生成工程と、 前記ウレア生成工程で得られたN、N′−ジ置換ウレア
と水酸基を含有する有機化合物とを反応させて芳香族第
1アミンと芳香族ウレタンとを生成し、次いで芳香族第
1アミンを分離して芳香族ウレタンを得る工程と、 分離した芳香族第1アミンを前記ウレア生成工程へ循環
する工程と、 を具備してなる芳香族ウレタンの製造方法。 - (2)N、N′−ジ置換ウレアと水酸基を含有する有機
化合物との反応を触媒を使用することなくおこなう特許
請求の範囲第1項記載の芳香族ウレタンの製造方法。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60195308A JPS6259252A (ja) | 1985-09-04 | 1985-09-04 | 芳香族ウレタンの製造方法 |
KR1019860007290A KR890005036B1 (ko) | 1985-09-04 | 1986-09-01 | 방향족 우레탄 및 그 중간생성물의 제조방법 |
US06/902,527 US4678856A (en) | 1985-09-04 | 1986-09-02 | Method of manufacturing aromatic urethane and intermediate product thereof |
CA000517404A CA1251221A (en) | 1985-09-04 | 1986-09-03 | Method of manufacturing aromatic urethane and intermediate product thereof |
DE8686112169T DE3683232D1 (de) | 1985-09-04 | 1986-09-03 | Verfahren zur herstellung von aromatischen urethanen und eines zwischenproduktes. |
EP86112169A EP0217166B1 (en) | 1985-09-04 | 1986-09-03 | Method of manufacturing aromatic urethane and intermediate product thereof |
US07/420,364 USRE34137E (en) | 1985-09-04 | 1989-10-12 | Method of manufacturing aromatic urethane and intermediate product thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60195308A JPS6259252A (ja) | 1985-09-04 | 1985-09-04 | 芳香族ウレタンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6259252A true JPS6259252A (ja) | 1987-03-14 |
JPH0460464B2 JPH0460464B2 (ja) | 1992-09-28 |
Family
ID=16338995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60195308A Granted JPS6259252A (ja) | 1985-09-04 | 1985-09-04 | 芳香族ウレタンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6259252A (ja) |
-
1985
- 1985-09-04 JP JP60195308A patent/JPS6259252A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0460464B2 (ja) | 1992-09-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |