JPS625870B2

JPS625870B2 -

Info

Publication number: JPS625870B2
Application number: JP53118864A
Authority: JP
Inventors: Osamu Suzuki
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1978-09-27
Filing date: 1978-09-27
Publication date: 1987-02-06
Also published as: JPS5548172A

Description

【発明の詳細な説明】この発明は割当方式のエレベータの群管理装置
の改良に関するものである。

昼食時間帯の昼食堂階、集会開始若しくは終了
時の集会室階、出勤時の玄関階等は、混雑するの
が普通である（以下これらの階を混雑階とい
う）。そこで、これらの混雑階に複数台のかごを
割り当て（混雑階の乗場呼びの登録とは関係な
く）、混雑階に応答させて混雑を緩和するように
している。

しかし、かごが混雑階に割り当てられるという
ことは、そのサービス方向を上り又は下りのいず
れかに決定することでもある。そのため、そのか
ごが実際に混雑階に到着したときには、サービス
すべき方向が不適当である場合が多い。例えば、
上り方向にサービスすべく割り当てられたかごが
混雑階に到着するころには、既に上り方向にサー
ビスする他のかごが到着していたような場合であ
る。

この発明は上記不具合を改良するもので、複数
台のかごを混雑階に割り当てる場合、そのサービ
ス方向を混雑階の状況に最適な方向にし得るよう
にしたエレベータの群管理装置を提供することを
目的とする。

以下第１図及び第２図によりこの発明を４台の
かごが並設された一実施例について説明する。な
な、第１図は各かごに共通に１組、第２図は各か
ごごとに１組ずつ用いられる。また、符号の末尾
にＡ〜Ｃを付したものはそれぞれＡ号機〜Ｃ号機
用であることを示す。

第１図中、１ａは第２図に示す強制上り方向指
令リレー１の常開接点、２ａは同じく強制下り方
向指令リレー２の常閉接点、３は混雑階停止かご
検出リレーで、３ａはその常開接点１１ａは第２
図に示す上り方向到着リレー１１の常開接点、１
２ａは同じく下り方向到着リレー１２の常閉接点
である。

第２図中、１は強制上り方向指令リレーで、１
ｂ，１ｃはその常開接点、１ｄは同じく常閉接
点、２は強制下り方向指令リレーで、２ｂ，２ｃ
はその常開接点、２ｄは同じく常閉接点、３ｂは
第１図の混雑階停止かご検出リレー３の常閉接
点、３ｃは同じく常開接点、４１ａ〜４８ａはか
ごがそれぞれ１階〜８階に接近したとき閉成する
かご位置接点（１位の数字が階床に対応する。以
下同じ。）４２ｂ〜４９ｄは同じく２階〜９階の
かご位置接点、４６ｃ，４６ｄは混雑階（ここで
は６階）のかご位置接点、５１ａ〜５８ａはそれ
ぞれ１階〜８階の乗場に設置された上り到着予報
灯、５２ｂ〜５９ｄは同じく２階〜９階用の下り
到着予報灯、６ａ，６ｂはかご呼びが登録されて
いると開放し、６ｃ，６ｄは閉成する。かご呼び
検出リレー接点、７ａ〜７ｄはかごが停止を決定
すると閉成し停止後戸開しその後戸閉完了すると
開放する停止決定リレー接点、８ａ，８ｂは上記
混雑階サービス運転が指令されると閉成する混雑
階サービス運転指令リレー接点、９ａ，９ｂは平
常時上り方向が指令されると閉成する平常時上り
方向指令リレー接点、１０ａ，１０ｂは同じく平
常時下り方向指令リレー接点、１１は上り方向到
着リレー、１２は下り方向到着リレーである。

次に、この実施例の動作を説明する。

平常時は、混雑階サービス運転指令リレー接点
８ａ，８ｂは開放しているため、強制上り及び下
り方向指令リレー１，２は消勢され、接点１ｄ，
２ｄは閉成している。そこで、上り方向が指令さ
れると、平常時上り方向指令リレー接点９ａは閉
成する。かごが例えば８階に接近して停止を決定
すれば、かご位置接点４８ａ及び停止決定リレー
接点７ｂは閉成し、(+)−９ａ−２ｄ−７ｂ−４
８ａ−５８ａ−(-)の回路により、８階乗場の上
り到着予報灯５８ａは点灯してかごの到着を予報
する。下り方向の場合も同様である。

次に、混雑階サービス運転が指令されると、接
点８ａ，８ｂは閉成する。そして、周知の回路の
動作により、６階には仮想の乗場呼びが生じた状
態となり、この乗場呼びに対してＡ号機及びＢ号
機の２台のかごが割り当てられたとする。このと
き、上記２台のかご以外のかご、例えばかご呼び
を持つたＣ号機が上り方向で６階に到着したとす
ると、Ｃ号機の６階かご位置接点４６ｃ及び停止
決定リレー接点７ａは閉成している。これで、
(+)−７ａ−４６ｃ−８ａ−６ｃ−９ｂ−１１−
(-)の回路により上り方向到着リレー１１は付勢
され、接点１１acは閉成するので、混雑階停止か
ご検出リレー３は付勢され、接点３ａの閉成によ
り自己保持する。同時に、接点３ｂは開放し、接
点３ｃは閉成する。そして、Ｃ号機が６階から出
発のため戸閉完了すれば、停止決定リレー接点７
ａは開放し、上り方向到着リレー１１は消勢さ
れ、接点１１acは開放する（検出リレー３は消勢
されない。）。

この状態で、６階に割り当てられた２台のかご
の内Ａ号機が６階に接近し、停止を決定すると、
かご位置接点４６ｄ及び停止決定リレー接点７ｄ
は閉成する。また、Ａ号機にはかご呼びがないと
すると、かご呼び検出リレー接点６ｂは閉成して
いる。これで、(+)−７ｄ−４６ｄ−８ｂ−６ｂ
−３ｃ−２−(-)の回路により、強制下り方向指
令リレー２は付勢され、接点２ｂの閉成により自
己保持する。これで、Ａ号機は下り方向運転を指
令される。また、接点２ｃは閉成し、接点２ｄは
開放する。ここで、(+)−２ｃ−１ｄ−７ｃ−４
６ｂ−５６ｂ−(-)の回路により、６階の下り到
着予報灯５６ｂは点灯する。同時に、接点２aA
は開放するので、混雑階停止かご検出リレー３は
消勢され、接点３ｂは閉成し、接点３ｃは開放す
る。Ａ号機が６階に到着すると戸を開き、人の乗
降完了後戸を閉じると、停止決定リレー接点７ｄ
は開放し、強制下り方向指令リレー２は消勢さ
れ、接点２ｃは開放するので、到着予報灯５６ｂ
は消灯する。そして、Ａ号機は６階から下方へ行
く人が乗り込み、下方のかご呼びが登録されると
下り方向へ運転する。

一方、Ａ号機が６階に到着の際、強制下り方向
指令リレー２は付勢されるため、Ｂ号機が６階に
接近すると今度は上り方向運転が指令され、上り
到着予報灯５６ａが点灯する。このようにして、
６階に割り当てられたかごは、先に到着したかご
と反対の方向の運転を交互に指令されるため、混
雑階に対して均等なサービスが行われることにな
る。

また、次のような動作も上記実施に基づき容易
に実施可能である。

(ア) 集会開始時、集会室階に上り方向及び下り方
方向で到着したかごがあるとき、そのかご内負
荷（人数）を記憶させておき、集会終了時、記
憶しておいた負荷に見合つた台数の上記方向の
かごをサービスさせるようにする。

(イ) 混雑階に割り当てられたかごの運転方向を、
このかごの直前に混雑階にサービスしたかごの
負荷（人数）を比較し、負荷の多かつたかごの
方向と同じ方向に決定する。

(ウ) 混雑階に割り当てられたかごの運転方向の決
定は、ほぼサービス方向を決定し得る状況であ
れば、停止決定よりも前に行う。

(エ) 建物の上方に混雑階があるときは上りよりも
下りをある程度優先させ、下方に混雑階がある
ときは下りよりも上りをある程度優先させる。

以上説明したとおりこの発明では、混雑階に複
数台のかごを割り当てる場合、このかごが混雑階
に接近したときその運転方向を決定するようにし
たので、混雑階の状況に最適な方向にサービスさ
せることができ、エレベータの運転効率を良くす
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はこの発明によるエレベータ
の群管理装置の一実施例を示す回路図である。１…強制上り方向指令リレー、２…強制下り方
向指令リレー、３…混雑停止かご検出リレー、４
１ａ〜４８ａ…１階〜８階かご位置接点、４２ｂ
〜４９ｂ…２階〜９階かご位置接点、４６ｃ，４
６ｄ…混雑階かご位置接点、５１ａ〜５８ａ…１
階〜８階上り到着予報灯、５２ｂ〜５９ｂ…２階
〜９階下り到着予報灯、７ａ〜７ｄ…停止決定リ
レー接点、８ａ，８ｂ…混雑階サービス運転指令
リレー接点、１１…上り方向到着リレー、１２…
下り方向到着リレー。なお、図中同一部分は同一
符号により示す。

Claims

【特許請求の範囲】１混雑階サービス運転が指令されると複数のか
ごを上記混雑階へ割当てる割当手段、この割当手段に応動して上記混雑階へ到着した
上記割当かごが上記混雑階から出発するときの運
転方向を検出する混雑階停止かご検出手段、次に上記混雑階へサービスする上記割当かごに
上記混雑階停止かご検出手段によつて検出された
運転方向と逆の運転方向を指令する強制方向指令
手段、を備えたことを特徴とするエレベータの群管理装
置。