JPS6258587A - 点火プラグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は特に、内燃機関用点火プラグにおける中心電
極の改良に関する。

（従来の技術） 従来、点火プラグの中心電極にはプラグ性能のワイド化
を達成するために、銅と耐熱合金の複合材が用いられて
いるが、この耐熱合金は特に加工性を重視して、通常、
１０％以内のＳｉ　、　Ｃｒ　、Ａ−６等を添加したＮ
ｉ合金を使用しているため、高加鉛燃料使用状況下にお
いては、中心電極の腐食により耐久性に乏しく、点火プ
ラグの性能低下を招くものでおる。

（発明が解決しようとする問題点） そこで、この発明は上記従来のものの欠点を改良するも
のであり、中心電極の高加鉛燃料使用下における腐食を
防ぎ、点火プラグの性能低下を防止しようとするもので
ある。

（問題点を解決するための手段） そのために、中心電極表面に１０μ〜５０μの膜厚をも
ってＣｒの拡散めっきもしくはＡ２拡散めっきによる耐
食表面処理を施したものである。

（作用） 上記の構成を持つので、高加鉛燃料使用下においても中
心’Ｉｔ極自体の酸化、鉛腐食および硫黄腐食を防止す
ることができるから、内燃機関に加鉛燃料を用いても点
火プラグの性能が低下することがない。

（実施例） 図に示す実施例によりこの発明を更に説明する。

（１）は絶縁体を示し、（２）は中心？電極で６．ｂ、
３１１Ｃｒ　、　Ｍｎ　、　ＡＪ等の添加元累を最大１
０％添加したＮ１　合金よシなシ、（３）は中心電極（
２）表面の表面処理被膜でおり、（４）は中心電極（２
）に結合するガラスクール材であシ、端子電極（８）と
共に一体に絶縁体（１）の軸孔内に到着されている。（
５）は中心＋Ｍ　極（２１と対応する接地電極である。

（６）は主体金具を示す。

中心を極（２）にＡＪ拡散表面被覆（カロライジング）
、あるいは（”ｒの拡散表面被覆（クロマイジング）で
１０μ乃至５０μの厚さの表面処理層（３）を形成する
。（７）は中心電極（２）の先端部であシ、中心電極（
２）の鉛、硫黄腐食は絶縁体（１）との間ＫＱ積する付
着物によシ、腐食が大きいので、先端部（力はカットし
てもよいものである。このようにしてなる中心電極（２
）に、ｐｂｓｏ、とＰｂＯとの混合粉末をアセトンで溶
解した液を塗布し、それをバーナーで連続加熱してテス
トしたところ、第２図のような結果が得られた。溶解液
の中心電極（２）への塗布は５Ｈｒ毎に約１　ｇ／ｃｙ
ｔ’の割合であり、秤量時には酢酸３０チ水溶液で塗布
液を煮沸除去するものである。第２図の表によればＣｒ
拡散めっき（クロマイジング）もしくはＡＪ拡散めっき
（カロライジング）を施したものの耐食性は、Ｎｔ　−
Ｃｒ　−Ｆｅ合金に比べ顕著であることが明らかである
。

なお、表面処理層（３）が１０μ以下の場合は、耐鉛腐
食効果が少く、又５０μ以上の場合は、表面処理層（３
）と中心電極（２）の材料であるＮｉ合金との膨張差に
より、表面処理層（３）に亀裂が生じ、耐鉛腐食効果が
半減する。

また、カロライジング処理は、炭素鋼に顕著な効果をも
つことが明らかとなった。

（発明の効果） 以上のとおりであるから、中心電極に加工性困難な耐鉛
腐食材料を用いることなく、加工性良好なＮｉ合金を使
用した上、上記耐食表面処理を施すことにより高加鉛燃
料使用下における中心電極を防止し、点火プラグの寿命
を向上できるという優れた効果をもつものである。

【図面の簡単な説明】

第１図面はこの発明の要部の縦断面図、第２図は実施例
のテストの結果を表に示すものである。 １・・・絶縁体、２・・・中心電極、３・・・表面処理
層、４・・・ガラスシール材。 特許出願人　　代理人弁理士　藤木三幸第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 中心電極の表面に膜厚１０μ〜５０μのＣｒ拡散めつき
   層もしくはＡｌ拡散めつき層よりなる耐食表面処理被膜
   を具えてなる点火プラグ。