JPS6257244B2 - - Google Patents

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JPS6257244B2
JPS6257244B2 JP56114877A JP11487781A JPS6257244B2 JP S6257244 B2 JPS6257244 B2 JP S6257244B2 JP 56114877 A JP56114877 A JP 56114877A JP 11487781 A JP11487781 A JP 11487781A JP S6257244 B2 JPS6257244 B2 JP S6257244B2
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JP
Japan
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varistor
component
voltage
mol
srtio
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JP56114877A
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JPS5816504A (ja
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Masaru Masuyama
Susumu Hirooka
Nobutate Yamaoka
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/398,193 priority patent/US4545929A/en
Priority to EP82106421A priority patent/EP0070540B1/en
Priority to DE8282106421T priority patent/DE3261135D1/de
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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Ceramic Capacitors (AREA)
  • Thermistors And Varistors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はSrTiO3を主成分とする電圧非直線抵
抗体(以下バリスタと称する)を得るための磁器
組成物に関する。 電子機器で発生する異常電圧、ノイズ等を吸収
もしくは除去するために、種々のバリスタが使用
されているが、特願昭55−104713号に示されてい
るSrTiO3を主成分とするバリスタは、バリスタ
機能のみならず、コンデンサ機能も有するので、
グロー放電、アーク放電、異常電圧、ノイズ等の
吸収又はバイパスを良好に達成することが出来
る。 しかし、サージ電圧及び/又は電流の印加によ
る特性の劣化が更に少ないバリスタが要求されて
いる。 そこで、本発明の目的は、サージの印加によつ
て、バリスタ電圧、非直線係数、バリスタ電圧の
温度特性の劣化の少ない電圧非直線磁器組成物を
提供することにある。 上記目的を達成するための本発明は、第1成分
としてSrTiO3100モル部と、第2成分として
Nb2O5,Ta2O5,WO3,La2O3,CeO2,Nd2O3
Y2O3,Sm2O3,Pr6O11、及びDy2O3から成る群か
ら選択された少なくとも1種の金属酸化物0.01〜
3.00モル部と、第3成分としてNa2O0.02〜2.50モ
ル部と、を含む電圧非直線磁器組成物に係わるも
のである。 上記本発明に於いて、第1成分(SrTiO3)は磁
器の主成分であり、第2成分は半導体化に寄与す
る金属酸化物であり、第3成分はサージに対する
劣化を防止するものである。従つて、少なくとも
第1成分と第2成分とを含む半導体磁器に、第3
成分としてNa2Oを0.02〜2.5モル%の範囲で添加
することにより、サージの印加によるバリスタ電
圧は、非直線係数、及びバリスタ電圧の温度特性
の変化を大幅に減少させることが可能になる。 以下、本発明の実施例について述べる。 実施例 1 純度99.8%のSrCO3及びTiO2を1:1のモル比
で秤量配合し、ボールミルで10時間撹拌し、これ
を乾燥し、次に粉砕した。しかる後、上記粉砕し
たものを1200℃で2時間焼成し、再び粉砕して
SrTiO3の粉末を作成した。 次に、このSrTiO3粉末(以下第1成分と呼
ぶ)100モル部に対し、純度99.0%の、Nb2O5
Ta2O5,WO3,La2O3,CeO2,Nd2O3,Pr6O11
Dy2O3,Y2O3、及びSm2O3から選択された1種以
上の金属酸化物(以下第2成分と呼ぶ)の粉末
と、純度97.0%のNa2O,NaF,NaCl,NaBr及び
NaIから選択された1種以上のNa化合物(以下第
3成分と呼ぶ)の粉末とを第1表〜第10表の(A)に
示す比率となるように秤量した。 次に、各原料粉末を乳鉢に投入して20時間撹拌
(乾式)を行なつた。次いで、第1〜第10表の(A)
に示すバリスタ原料の総重量(100重量%)に対
し10〜15重量%のポリビニールアルコールを有機
結合剤として混入して造粒し、成型圧約1500Kg/
cm2で円板に成形した。 これらの円板をN2(95%)+H2(5%)の還元
雰囲気で約1350℃、4時間の焼成を行い、直径10
mm、厚さ0.8mmの半導体磁器を得た。次に、空気
中(酸化性雰囲気中)において、1000〜1200℃の
温度範囲で3時間の熱処理(再酸化処理)を行つ
た。この結果、Na2O,NaF,NaCl,NaBr、及び
NaIがNa2Oに夫々変換した外は、出発原料と同じ
組成の磁器が得られた。従つて、第1表〜第10表
の(A)に於いて焼成後の第1成分と第2成分の記載
は省略され、Na化合物に対応して焼成後に得ら
れるNa2Oのみが記載されている。 次に、上記磁器の特性を調べるために、第1図
に示す如く、磁器1の両主面に銀ペーストを塗布
し、800℃で焼付けることによつて銀電極2,3
を形成し、バリスタ4を完成させた。 次に、バリスタの特性評価を行うために、バリ
スタ電圧V1,非直線係数α、V1の温度変化率△
V1、静電容量C、サージ電圧印加によるV1及び
αの変化率△V1P、△αP、及びサージ電圧印加
後に於けるV1の温度変化率△V1Tを測定したとこ
ろ、第1表〜第10表の(B)に示す結果が得られた。
尚第1表〜第10表は紙面の都合上、(A)と(B)とに分
離され、その(A)表に組成が示され、その(B)表に(A)
表の試料の特性が示されている。 各測定方法を更に詳しく説明すると、バリスタ
電圧V1は、第2図に示す回路を使用して測定し
た。即ち、直流定電流源6にバリスタ4を接続
し、また、直流定電流源6とバリスタ4との間に
電流計8を接続し、バリスタ4に並列に電圧計9
を接続し、バリスタ4だけを20℃の温度に保たれ
た恒温槽20に入れてバリスタ4に1mAの電流I1
を流し、その時の電圧を測定してバリスタ電圧
V1とした。 また、非直線係数αは、第2図の装置を使用
し、バリスタ電圧V1の他に、バリスタ4に10mA
の電流I10を流した時の印加電圧V10を測定し、次
式によつて決定した。 α=log(I10/I)/log(V10/V
)=1/log(V10/V) また、温度変化率△V1は、第2図の装置にお
いて恒温槽20を−40℃〜+125℃の範囲で変化
させ、各温度T(℃)に於いてバリスタ4に
1mAを流した時のバリスタ電圧V1Tを測定し、20
℃のV1に対しどの程度変化したかを次式で求め
ることによつて決定した。尚、各表には前記温度
範囲の中の△V1の最大値のみを示した。 △V1=V1T−V/V×100/T(℃)−20(
℃)(%/℃) 次に、過電圧のするどいパルス即ちサージ電圧
が印加された時に、バリスタ4の各特性がどのよ
うに変化するかを模擬的に調べるために、第3図
に示すように、2kVの直流定電圧源10に並列に
電圧計11を接続し、電源10に5Ωの抵抗12
と単極双投スイツチ13の接点13aとを介して
2.5μFのコンデンサ14を接続し、かつスイツ
チ13の接点13bにバリスタ4を接続し、3秒
間隔でコンデンサ14の充電エネルギをバリスタ
4に印加することを5回繰返し、その後のバリス
タ電圧V1P及び非直線係数αPを第2図の回路で
測定し、次式でバリスタ電圧の変化率△V1P
(%)及びαの変化率△αP(%)を求めた。 △V1P=V1P−V/V×100(%) △αP=α−α/α×100(%) また、第3図の回路でサージ電圧及び電流を印
加した後のバリスタ4のバリスタ電圧の温度変化
率を△V1Tを第2図の装置で前記△V1と同様に求
めた。 また、各試料の静電容量(CnF)は、1KHzで
測定した。 尚、各表に於ける各特性は試料10個の平均値で
示されている。 また、比較するために、従来のSrTiO3系バリ
スタの中でも各特性の優れた試料、即ち、
SrTiO3100モルに対しNb2O5を0.5モルとMnO20.5
モルから成る半導体磁器バリスタ10個の特性を上
述した各測定法に基づいて測定した結果、V1
13.2(V)、αは13.5、△V1は−0.08(%/℃)、
Cは165(nF)、△V1Pは−35.2(%)、△αPは−
40.6(%)、△V1Tは−0.20(%/℃)であつ
た。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 上記第1表〜第10表から明らかなように、第1
成分(SrTiO3)100モルと、半導体化に寄与する
第2成分0.01〜3.00モルと、第3成分(Na2O)
0.02〜2.5モルとを含むバリスタとすれば、サー
ジ印加によるバリスタ電圧V1の変化率△V1Pの絶
対値が1%以下となり、従来のSrTiO3系バリス
タの△V1P(−35.2%)に比較して大幅に小さく
なる。 また、サージ電圧印加による非直線係数αの変
化率△αPの絶対値が1%以下になる。従来の
SrTiO3系バリスタの△αPが−40.6%であるの
で、本発明によつて△αPが大幅に改善されたこ
とになる。 また、サージ電圧印加後に於けるバリスタ電圧
V1の温度変化率△V1Tの絶対値が0.1(%/℃)
以下になる。従来のSrTiO3系バリスタの△V1T
が−0.2(%/℃)であるので、△V1Tも大幅に
改善されている。 また、電子機器の定格電圧5〜12Vの回路に使
用するのに適した範囲のバリスタ電圧を得ること
が出来る。即ち、この実施例では9.4〜43.2VのV1
が得られている。 また、αが15以上のバリスタを得ることが出来
る。 また、バリスタ電圧V1の温度変化率△V1の絶
対値が0.05(%/℃)以下のバリスタを得ること
が出来る。 また、静電容量Cが90nF以上(みかけの比誘
電率1.62×105以上)のバリスタを得ることが出
来る。 ところで、試料番号1,7、及び13に示すよう
に第3成分(Na2O)が0.02モルより少ない範囲
では、△V1P及び△αPの絶対値が1より大にな
り、且つ△V1Tの絶対値が0.1より大になる。一
方、試料番号6,12,18,43,69、及び77に示す
ように、第3成分(Na2O)が2.5モルを越える範
囲では、△V1P及び△αPの絶対値が1より大に
なり、且つ△V1Tの絶対値が0.1以上になる。従
つて、サージ電圧又は電流に耐え得るバリスタを
提供するためのNa2Oの好ましい範囲は0.02〜2.50
モルであり、より好ましい範囲は0.5〜1モルで
ある。 また、試料番号19及び26に示すように、第2成
分が0.01モルよりも少ない範囲では半導体化が良
好になされないために、αが小さく、また△V1
の絶対値が大きくなり、更に△V1P、及び△V1T
の絶対値も大きくなる。一方、試料番号25,32,
57,63、及び76に示すように、第2成分が3モル
を越えると、焼結が不完全(未焼結)となつた
り、各種の特性が悪くなる。従つて、第2成分の
好ましい範囲は0.01〜3モルであり、より好まし
い範囲は0.5〜2モルである。 上記から第1表〜第10表に於いて、試料番号
1,6,7,12,13,18,19,25,26,32,43,
57,69,76、及び77は本発明の範囲外のものであ
る。 尚、試料番号52〜81に示すように、第2成分及
び/又は第3成分の出発原料を2種類以上として
も1種類の場合と同様な作用効果が得られる。 実施例 2 実施例1でバリスタを製作する際に行つた、空
気中での1000〜1200℃、3時間の熱処理(再酸化
処理)の代りに、第11表〜第14表に示すように
850℃〜1350℃の範囲の6段階の温度で2時間の
再酸化処理を行つてバリスタを製作し、再酸化処
理の温度とバリスタ特性との関係を求めたとこ
ろ、第11表〜第14表の結果が得られた。尚、再酸
化処理の条件以外は実施例1と同一にして第11表
〜第14表のバリスタを製作し且つ特性の測定を行
つた。
【表】
【表】
【表】
【表】 上記第11表〜第14表から明らかなように、同一
組成及び同一寸法であつても、再酸化処理温度を
変えることによつて、αが10以上のものに於いて
バリスタ電圧を30倍程度まで変化させることが出
来る。即ち、試料番号82〜87に於いてはV1
2.8Vから72.9Vの範囲、試料番号88〜93に於いて
はV1を4.5V〜90.1Vの範囲等のようにV1を制御す
ることが出来る。従つて、本発明の組成物によれ
ば、同一組成、同一寸法で特性の異なる種々のバ
リスタを提供することが可能になり、バリスタの
コストの低減が可能になる。尚、サージに耐える
バリスタを提供するための再酸化処理温度の好ま
しい範囲は950℃〜1350℃である。 実施例 3 第3成分(Na2O)の添加を出発原料に対して
行わずに焼成後に行つても差支えないことを確め
るために、SrTiO3(第1成分)100モルとCeO2
(第2成分)0.10モル部とを出発原料として実施
例1と同一の方法で半導体磁器を製作し、実施例
1に於ける再酸化処理の工程の代りに、半導体磁
器の一方の主面にNaFのペーストを0.77mg/cm2
割合で塗布し、大気中で900℃〜1100℃、2時間
の熱処理を施し、NaFペーストに基づいてNa2O
を半導体磁器中に熱拡散させ、しかる後実施例1
と同一方法でバリスタを作り、同一方法で特性を
測定したところ、V1は18.9V、αは15.5、△V1
−0.04%/℃、Cは164nF、△V1Pは−0.6%、△
αPは−0.6%、△V1Tは−0.04%/℃であつた。 出発原料の組成をSrTiO3100モルと、Nb2O50.5
モルとになし、上記のNaFペーストの代りに、
Na2Oペーストを1.54mg/cm2の割合で上記とNaF
ペーストの場合と同様に塗布し且つ同様な熱処理
でNa2Oを拡散させてバリスタを製作したとこ
ろ、V1は16V、αは19.6、△V1は−0.03%/℃、
Cは154nF、△V1Pは−0.5%、△αPは−0.5%、
△V1Tは−0.03%/℃であつた。 また、出発原料の組成をSrTiO3100モルと、
WO31モルとにし、上記NaFペーストの代りに、
NaClペーストを6.16mg/cm2の割合で上記NaFペー
ストと同様に塗布し、且つ同様な熱処理でNa2O
を拡散させてバリスタを製作したところ、V1
23.7V、αは18.6、△V1は−0.04%/℃、Cは
139nF、△V1Pは−0.7%、△αPは−0.7%、△V
1Tは−0.04%/℃であつた。 この結果から明らかなように、出発原料にNa
化合物を添加せずに、半導体磁器に熱拡散によつ
てNa2Oを含有させても、耐サージバリスタを提
供することが出来る。 尚、上記実施例及びその他の実験によつて次の
ことが確認されている。 (a) 還元性雰囲気中での加熱温度は、好ましくは
1300〜1500℃の範囲であり、1350〜1450℃の範
囲がより好ましいこと。更にこの処理時間は2
〜8時間が好ましいこと。 (b) 再酸化処理は850℃〜1350℃で1〜5時間行
うことが好ましいこと。 (c) 第2成分の出発原料を、実施例では焼成後の
磁器の各成分に相当するものにしているが、最
終的に所定の金属酸化物を得ることが出来れ
ば、本発明の目的が達成されるので、出発原料
を金属酸化物とせずに、金属元素、炭酸塩、水
酸化物、硝酸塩、シユウ酸塩としてもよいこ
と。 (d) 本発明に係わるバリスタの性質を損わない範
囲で、例えばAl2O3、SiO2等の特性改良物質を
更に付加しても差支えないこと。 (e) 有機結合剤の好ましい範囲は、第1、第2、
及び第3成分の合計に対して5〜20重量%、よ
り好ましい範囲は10〜15重量%であること。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1に係わるバリスタを概略的に
示す断面図である。第2図は、V1,α,△V1
測定する装置の回路図である。第3図はサージ印
加装置の回路図である。 尚図面に用いられている符号に於いて、1は磁
器素体、2,3は電極、4はバリスタである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 SrTiO3100モル部と、 Nb2O5,Ta2O5,WO3,La2O3,CeO2
    Nd2O3,Y2O3,Sm2O3,Pr6O11、及びDy2O3の内
    の少なくとも1種の金属酸化物0.01〜3.00モル部
    と、 Na2O0.02〜2.50モル部と を含む電圧非直線磁器組成物。
JP56114877A 1981-07-22 1981-07-22 電圧非直線磁器組成物 Granted JPS5816504A (ja)

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US06/398,193 US4545929A (en) 1981-07-22 1982-07-14 Ceramic materials with a voltage-dependent nonlinear resistance
EP82106421A EP0070540B1 (en) 1981-07-22 1982-07-16 Ceramic materials with a voltage-dependent nonlinear resistance
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JPS59147409A (ja) * 1983-02-10 1984-08-23 松下電器産業株式会社 電圧依存性非直線抵抗体磁器組成物
JPS59147403A (ja) * 1983-02-10 1984-08-23 松下電器産業株式会社 電圧依存性非直線抵抗体磁器組成物
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