JPS6256551A - 線膨張係数の低いAl合金材 - Google Patents
線膨張係数の低いAl合金材Info
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- JPS6256551A JPS6256551A JP19646185A JP19646185A JPS6256551A JP S6256551 A JPS6256551 A JP S6256551A JP 19646185 A JP19646185 A JP 19646185A JP 19646185 A JP19646185 A JP 19646185A JP S6256551 A JPS6256551 A JP S6256551A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、低線膨張係数の鋼糸材料や鋳鉄系材料と組合
せて用いるのに好適な線膨張係数の低いA2合金材に関
する。
せて用いるのに好適な線膨張係数の低いA2合金材に関
する。
(従来の技術)
良好なエンジンの運転を保持するために、シリンダブロ
ックの温度低下を企図して、鋳鉄製シリンダブロックの
ピストンtu勤面にアルミ合金製のシリンダライナを装
着したものが用いられており、かかるシリンダ構造を有
するエンジンでは、実際にシリンダブロック壁面の温度
が20〜30℃低下することが報告されている。
ックの温度低下を企図して、鋳鉄製シリンダブロックの
ピストンtu勤面にアルミ合金製のシリンダライナを装
着したものが用いられており、かかるシリンダ構造を有
するエンジンでは、実際にシリンダブロック壁面の温度
が20〜30℃低下することが報告されている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、シリンダライナとシリンダブロック本体
との材質の線膨張係数の相違に基づき、。
との材質の線膨張係数の相違に基づき、。
エンジンの運転中にシリンダブロック本体に大きな引張
応力が発生し、その大きさが著しい場合には、両者の境
界に空隙が生じたりして、エンジンの運転性能に重大な
悪影響を及ぼすことになる。
応力が発生し、その大きさが著しい場合には、両者の境
界に空隙が生じたりして、エンジンの運転性能に重大な
悪影響を及ぼすことになる。
このように、アルミ合金材料を鋼糸材料や鋳鉄系材料と
組合して熱負荷のかかる複合部材の要素として用いると
、線膨張係数の差違に基づいて、界面に高い熱応力が発
生し、空隙やすべりを招来する場合もあり、複合部材と
しての機能を著しく損う場合が生じる。
組合して熱負荷のかかる複合部材の要素として用いると
、線膨張係数の差違に基づいて、界面に高い熱応力が発
生し、空隙やすべりを招来する場合もあり、複合部材と
しての機能を著しく損う場合が生じる。
ちなみに、鋳鉄の線膨張係数は0〜100℃で10〜1
1 x 10−’/ °cであり、アルミニウムは20
〜100Cで23.9X10−’/’Cであり、シリン
ダ部材として用いられているJ I S −H4140
規定の2218鍛造用耐熱Aβ合金では25〜100℃
で19.68 x ]、0=/ ’cとなっており、ア
ルミニウムは鋳鉄の2.28倍1.JI 52218材
では1.87倍の線膨張係数を有している。
1 x 10−’/ °cであり、アルミニウムは20
〜100Cで23.9X10−’/’Cであり、シリン
ダ部材として用いられているJ I S −H4140
規定の2218鍛造用耐熱Aβ合金では25〜100℃
で19.68 x ]、0=/ ’cとなっており、ア
ルミニウムは鋳鉄の2.28倍1.JI 52218材
では1.87倍の線膨張係数を有している。
本発明はかかる問題点に鑑みなされたもので、従来の鍛
造用耐熱アルミニウム合金程度の強度を有し、かつ線膨
張係数の低いアルミニウム合金材料を提供することを目
的とする。
造用耐熱アルミニウム合金程度の強度を有し、かつ線膨
張係数の低いアルミニウム合金材料を提供することを目
的とする。
(問題点を解決するための手段)
叙上の目的を達成するために講じられた本発明の低線膨
張係数を有するi合金材料の特徴とするところは、化学
組成が重量%で、 Si : 17〜27%、 Mg:2〜10%および残
部実質的に^βからなる11’合金急冷凝固粉末の押出
材もしくは鍛造材であって、AIl基地中にSiおよび
Mgが過飽和に固溶されたAN固溶体に主として細粒状
の共晶Siが均一に分散してなる点にある。
張係数を有するi合金材料の特徴とするところは、化学
組成が重量%で、 Si : 17〜27%、 Mg:2〜10%および残
部実質的に^βからなる11’合金急冷凝固粉末の押出
材もしくは鍛造材であって、AIl基地中にSiおよび
Mgが過飽和に固溶されたAN固溶体に主として細粒状
の共晶Siが均一に分散してなる点にある。
(実施例)
本発明の61合金材の原材料としては特定のA1合金溶
湯を空気アトマイズ法や水アトマイズ法等により急冷凝
固して得られたものを用い、その組成は、重量%で、 Si : 17〜27%、 門g:2〜10%残部実質
的にAβからなる。まず、上記組成限定理由について説
明する。
湯を空気アトマイズ法や水アトマイズ法等により急冷凝
固して得られたものを用い、その組成は、重量%で、 Si : 17〜27%、 門g:2〜10%残部実質
的にAβからなる。まず、上記組成限定理由について説
明する。
Siは合金の膨張率を低下させると共に、耐摩耗性を付
与するために積極的に添加する。17%未満ではかかる
効果が少なく、一方27%を越えると、後述のように急
冷凝固しても粗大でもろい初晶Siの晶出を抑えること
ができず、靭性劣化の原因となり、また極部摩耗の原因
ともなり好ましくなし〉。
与するために積極的に添加する。17%未満ではかかる
効果が少なく、一方27%を越えると、後述のように急
冷凝固しても粗大でもろい初晶Siの晶出を抑えること
ができず、靭性劣化の原因となり、また極部摩耗の原因
ともなり好ましくなし〉。
Mgは基地を著しく固溶体硬化させ、基地の強化および
転位の阻止による線膨張係数の低下を図るために添加さ
れる。2%未満ではかかる効果が過少であり、一方10
%を越えると高温強度が劣化する。尚、本発明に係る^
β合金/8湯は、Aff −5iと八β−Mgの2種の
合金の再熔解により溶製されるが、^β−?1g合金の
融点(例えば、Al−4.7%Mg合金で635℃)は
、低いので、生産性に優れ、コスト面でも有利になる。
転位の阻止による線膨張係数の低下を図るために添加さ
れる。2%未満ではかかる効果が過少であり、一方10
%を越えると高温強度が劣化する。尚、本発明に係る^
β合金/8湯は、Aff −5iと八β−Mgの2種の
合金の再熔解により溶製されるが、^β−?1g合金の
融点(例えば、Al−4.7%Mg合金で635℃)は
、低いので、生産性に優れ、コスト面でも有利になる。
前記組成の/8湯を空気アトマイズ法等により急冷凝固
したものは、靭性や強度劣化の原因となる初晶Siの粗
大晶出がほとんど見られず、へl基地中にSiおよびM
gを過飽和に含みMgによって固溶体硬化されたA e
−51−Mgの固溶体中に微細なSiが晶出したもの
となり、機械的性質が良好で線膨張率の低いA4合金粉
末が得られる。
したものは、靭性や強度劣化の原因となる初晶Siの粗
大晶出がほとんど見られず、へl基地中にSiおよびM
gを過飽和に含みMgによって固溶体硬化されたA e
−51−Mgの固溶体中に微細なSiが晶出したもの
となり、機械的性質が良好で線膨張率の低いA4合金粉
末が得られる。
尚、上記の粉末合金の組織を得るには、102℃/秒以
上の冷却速度で急冷凝固させる必要がある。
上の冷却速度で急冷凝固させる必要がある。
これ未満の速度では、初晶Siの多量の晶出が起り、機
械的性質の劣化を招来する。もっとも、工業的生産面か
ら現実には上限が定まり、10G℃/秒が限度であろう
。
械的性質の劣化を招来する。もっとも、工業的生産面か
ら現実には上限が定まり、10G℃/秒が限度であろう
。
かかるAl合金急冷凝固粉末は、多量の粉末を一体化す
べく押出し加工に供される。すなわち、粉末は押出し加
工により強度のせん所作用を受け、粉末の外表面に形成
されている数人程度の不活性、安定なAQ*o1被膜を
分断破壊すると共に、基地中の共晶Siおよび一部品出
した初晶Siをも更に細粒状に分断して、これらを高強
度のへ2固溶体中に均一に分散ならしめ、高強度の促進
と基地の拡散接合による一体化を同時に行うのである。
べく押出し加工に供される。すなわち、粉末は押出し加
工により強度のせん所作用を受け、粉末の外表面に形成
されている数人程度の不活性、安定なAQ*o1被膜を
分断破壊すると共に、基地中の共晶Siおよび一部品出
した初晶Siをも更に細粒状に分断して、これらを高強
度のへ2固溶体中に均一に分散ならしめ、高強度の促進
と基地の拡散接合による一体化を同時に行うのである。
押出し加工方法としては、へ2合金粉末を冷間静水圧加
圧(CI P)により等方向圧縮した後、圧縮材を封缶
脱ガス処理をして長時間の熱間静水圧加圧(HI P)
により加圧焼結し、該焼結材を押出す方法、およびへ1
合金粉末に真空ホットプレスや冷間−軸圧縮を行い、圧
縮材を押出す方法がある。
圧(CI P)により等方向圧縮した後、圧縮材を封缶
脱ガス処理をして長時間の熱間静水圧加圧(HI P)
により加圧焼結し、該焼結材を押出す方法、およびへ1
合金粉末に真空ホットプレスや冷間−軸圧縮を行い、圧
縮材を押出す方法がある。
押出しに際して、Al合金粉末表面のA、Q20を被膜
やAll固体体中共晶Siおよび一部品出した初晶Si
の分断、分散を十分行うために、押出比は5〜20とす
るのがよく、また押出荷重の軽減および基地の拡散接合
のために、押出温度は250〜・450℃とするのがよ
い。
やAll固体体中共晶Siおよび一部品出した初晶Si
の分断、分散を十分行うために、押出比は5〜20とす
るのがよく、また押出荷重の軽減および基地の拡散接合
のために、押出温度は250〜・450℃とするのがよ
い。
本発明の合金材は、押出し加工のほかε19造加]−に
より押出し加工時と同等の作用がなされ、所期の合金組
織を得ることができる、この際、鍛造温度は260−5
10’Cとするのがよい。
より押出し加工時と同等の作用がなされ、所期の合金組
織を得ることができる、この際、鍛造温度は260−5
10’Cとするのがよい。
以上のようにして得られた押出材もしくは鍛造材は、適
宜、鍛造加工1.切削加工等により目的とする製品形状
に加工される。本発明の合金材は、耐熱性、耐摩耗性、
および強度に優れ、かつ熱膨張率が小さいので、これら
の緒特性が要求される高精度部品に通用できる。例えば
、ピストン、ピストンリング、シリンダライナ、ピスト
ンピン、コンロッド、VTR用シリンダ、オイルポンプ
ブツシュ等の用途に好適である。尚、シリンダライナ等
、製品形状が円筒状のものに対しては、押出し段階で円
筒状に押出せばよい。
宜、鍛造加工1.切削加工等により目的とする製品形状
に加工される。本発明の合金材は、耐熱性、耐摩耗性、
および強度に優れ、かつ熱膨張率が小さいので、これら
の緒特性が要求される高精度部品に通用できる。例えば
、ピストン、ピストンリング、シリンダライナ、ピスト
ンピン、コンロッド、VTR用シリンダ、オイルポンプ
ブツシュ等の用途に好適である。尚、シリンダライナ等
、製品形状が円筒状のものに対しては、押出し段階で円
筒状に押出せばよい。
次に具体的実施例について説明する。
(1)重量%で、Si 22.0%、)Ig 4.7%
残部実質的にA7!のAβ合金を/g製し、空気アトマ
イズ法により103〜10’℃/秒の冷却速度で急冷凝
固粉末を製造した。
残部実質的にA7!のAβ合金を/g製し、空気アトマ
イズ法により103〜10’℃/秒の冷却速度で急冷凝
固粉末を製造した。
(2)得られた粉末を分級し、44μi以下のものをゴ
ム容器に詰めて、3000に+rf /−で1分間加圧
しφ140 mの棒材を得た。これを、厚さ31mの、
J I 35052材の缶体に挿入し、10−”〜1Q
−3T。
ム容器に詰めて、3000に+rf /−で1分間加圧
しφ140 mの棒材を得た。これを、厚さ31mの、
J I 35052材の缶体に挿入し、10−”〜1Q
−3T。
rrの圧力の下で脱ガスを十分行い、電子ビーム溶接で
封缶を行って゛、HIP処理を施した。I(IP処理は
、350 ’C11C115O0/cJでII(r行わ
れた。得られた焼結材を、350℃で約30分量子分加
熱した後、押出比10.6、押出速度251m/分でφ
43+mに押出した。
封缶を行って゛、HIP処理を施した。I(IP処理は
、350 ’C11C115O0/cJでII(r行わ
れた。得られた焼結材を、350℃で約30分量子分加
熱した後、押出比10.6、押出速度251m/分でφ
43+mに押出した。
(3)該押出材より、φ10 x 25 Rの試験片を
押出し方向に沿って採取し、下記の調査に供した。尚、
比較のため、J I 3221B材についても同様の調
査を行った。J I 52218材は、Cu 4.1%
、Mg 1.4%、Ni 2.1%残部実質的に八!の
組成を有し、T61処理(510℃溶体化処理後、熱湯
焼入れし、その後170℃X 10Hr時効処理)を行
ったものである。
押出し方向に沿って採取し、下記の調査に供した。尚、
比較のため、J I 3221B材についても同様の調
査を行った。J I 52218材は、Cu 4.1%
、Mg 1.4%、Ni 2.1%残部実質的に八!の
組成を有し、T61処理(510℃溶体化処理後、熱湯
焼入れし、その後170℃X 10Hr時効処理)を行
ったものである。
(4)機械的性質を調べた結果を第1表に示す。
次 葉
第 1 表
第1表より、本発明材は、2218材に比べて、伸びが
やや劣るものの、その他の性質は良好であることが確認
され、強度面等を考えた場合2218材に十分代替えで
きることが判った。
やや劣るものの、その他の性質は良好であることが確認
され、強度面等を考えた場合2218材に十分代替えで
きることが判った。
(5)線膨張係数を調べた結果を第2表に示す。
次 葉
第 2 表
第2表より、内熱機関等で特に問題となる3゜0℃以下
の温度範囲で線膨張係数が2218材に対して約18〜
22%低下しているのが確かめられた。
の温度範囲で線膨張係数が2218材に対して約18〜
22%低下しているのが確かめられた。
また、500℃以下でも線膨張係数は約20%低下して
いる。
いる。
(6) 金属組織の観察結果を第1図および第3図に
示す。第1図は本発明材の金属組織写真(3000倍)
であり、第3図は2218材の同写真(3000倍)で
ある。尚、参考のため、本発明に係るAA合金急冷凝固
粉末の金属組織写真(3000倍)を第2図に示す。
示す。第1図は本発明材の金属組織写真(3000倍)
であり、第3図は2218材の同写真(3000倍)で
ある。尚、参考のため、本発明に係るAA合金急冷凝固
粉末の金属組織写真(3000倍)を第2図に示す。
第1図より、本発明材は、基地中に約0.3μmの多量
の細粒状の共晶Siが微細かつ均一に分散しており、ま
た約2μmの初晶Siの分断片が均一に分布している様
子が観察される。また、Mgの析出物は見当らず、Mg
は基地中に過飽和に固溶していることが推察される。第
2図は押出し加工前の急冷凝固粉末の組織を示すが、綱
目状の共晶Siが広範囲に晶出しており、約5μ鶴の粗
粒状の初晶S+が島状に一部品出している様子が観察さ
れる。またMgの析出物は見られない。
の細粒状の共晶Siが微細かつ均一に分散しており、ま
た約2μmの初晶Siの分断片が均一に分布している様
子が観察される。また、Mgの析出物は見当らず、Mg
は基地中に過飽和に固溶していることが推察される。第
2図は押出し加工前の急冷凝固粉末の組織を示すが、綱
目状の共晶Siが広範囲に晶出しており、約5μ鶴の粗
粒状の初晶S+が島状に一部品出している様子が観察さ
れる。またMgの析出物は見られない。
尚、粉末の表面にはA Q* Oiの被膜が形成されて
いるが数人であるため、視認不能である。第1図におい
ても、同様にAQt島被膜の分断片の視認はできなかっ
た。
いるが数人であるため、視認不能である。第1図におい
ても、同様にAQt島被膜の分断片の視認はできなかっ
た。
一方、第3図より、2218材は、平均3μm程度の白
色のNi−Cu金属間化合物と平均5μm程度の黒色の
Mg−Si化合物が基地中に析出している様子が観察さ
れる。
色のNi−Cu金属間化合物と平均5μm程度の黒色の
Mg−Si化合物が基地中に析出している様子が観察さ
れる。
本発明材は、第1°図より明らかな通り、Si粒子が基
地中に微岬かつ均一に分散しており、機械的性質が優れ
ている理由がミクロ組織からも裏付けられた。
地中に微岬かつ均一に分散しており、機械的性質が優れ
ている理由がミクロ組織からも裏付けられた。
(発明の効果)
以上説明した通り、本発明の合金材は、Siを15〜2
5%含有しているので、?Igの添加とあいまって、従
来の鍛造用AN合金に対して線膨張係数が300℃以下
において20%程度低下する。また、本来機械的性質を
劣化させない多量の共晶SiをA7!固溶体中に細粒状
に均一分散させたものであるから、機械的性質をまった
く劣化させずに、良好な耐摩耗性を付与することができ
る。また、11gを2〜10%含有しているので、基地
はMgを過飽和に固溶して固溶体硬化が図られ、強度向
上および転位の阻止による線膨張係数の低下に資するも
のとなる。
5%含有しているので、?Igの添加とあいまって、従
来の鍛造用AN合金に対して線膨張係数が300℃以下
において20%程度低下する。また、本来機械的性質を
劣化させない多量の共晶SiをA7!固溶体中に細粒状
に均一分散させたものであるから、機械的性質をまった
く劣化させずに、良好な耐摩耗性を付与することができ
る。また、11gを2〜10%含有しているので、基地
はMgを過飽和に固溶して固溶体硬化が図られ、強度向
上および転位の阻止による線膨張係数の低下に資するも
のとなる。
このように本発明の合金材は、機械的性質を損なうこと
なく優れた耐摩耗性を具備したものであり、更に線膨張
係数も低く押さえることができ、これらの緒特性が共に
要求される部材の素材として、利用価値は著大である。
なく優れた耐摩耗性を具備したものであり、更に線膨張
係数も低く押さえることができ、これらの緒特性が共に
要求される部材の素材として、利用価値は著大である。
第1図は本発明のB合金材の金属組織写真、第2図は本
発明の合金材の原料であるAl舎合金急冷凝固粉末金属
組織写真、第3図はJ I 32218材の金属組織写
真である。 1図 箸2図 第3 図
発明の合金材の原料であるAl舎合金急冷凝固粉末金属
組織写真、第3図はJ I 32218材の金属組織写
真である。 1図 箸2図 第3 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、化学組成が重量%で、 Si:17〜27%、Mg:2〜10% および残部実質的にAlからなるAl合金急冷凝固粉末
の押出材もしくは鍛造材であって、Al基地中にSiお
よびMgが過飽和に固溶されたAl固溶体に主として細
粒状の共晶Siが均一に分散してなることを特徴とする
線膨張係数の低いAl合金材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19646185A JPS6256551A (ja) | 1985-09-04 | 1985-09-04 | 線膨張係数の低いAl合金材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19646185A JPS6256551A (ja) | 1985-09-04 | 1985-09-04 | 線膨張係数の低いAl合金材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6256551A true JPS6256551A (ja) | 1987-03-12 |
JPS6310225B2 JPS6310225B2 (ja) | 1988-03-04 |
Family
ID=16358190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19646185A Granted JPS6256551A (ja) | 1985-09-04 | 1985-09-04 | 線膨張係数の低いAl合金材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6256551A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01159344A (ja) * | 1987-09-22 | 1989-06-22 | Kobe Steel Ltd | 高速,高精度移動装置の作業手段保持用部品 |
US5176740A (en) * | 1989-12-29 | 1993-01-05 | Showa Denko K.K. | Aluminum-alloy powder, sintered aluminum-alloy, and method for producing the sintered aluminum-alloy |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0526261Y2 (ja) * | 1986-11-05 | 1993-07-02 |
-
1985
- 1985-09-04 JP JP19646185A patent/JPS6256551A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01159344A (ja) * | 1987-09-22 | 1989-06-22 | Kobe Steel Ltd | 高速,高精度移動装置の作業手段保持用部品 |
US5176740A (en) * | 1989-12-29 | 1993-01-05 | Showa Denko K.K. | Aluminum-alloy powder, sintered aluminum-alloy, and method for producing the sintered aluminum-alloy |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6310225B2 (ja) | 1988-03-04 |
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