JPS6256494A - 6−アミノペニシラン酸の酸化による6−アミノペニシラン酸1,1−ジオキシドの製造方法 - Google Patents
6−アミノペニシラン酸の酸化による6−アミノペニシラン酸1,1−ジオキシドの製造方法Info
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- JPS6256494A JPS6256494A JP61205737A JP20573786A JPS6256494A JP S6256494 A JPS6256494 A JP S6256494A JP 61205737 A JP61205737 A JP 61205737A JP 20573786 A JP20573786 A JP 20573786A JP S6256494 A JPS6256494 A JP S6256494A
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- C07D499/00—Heterocyclic compounds containing 4-thia-1-azabicyclo [3.2.0] heptane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. penicillins, penems; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring
- C07D499/21—Heterocyclic compounds containing 4-thia-1-azabicyclo [3.2.0] heptane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. penicillins, penems; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring with a nitrogen atom directly attached in position 6 and a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. an ester or nitrile radical, directly attached in position 2
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は6−アミノペニシラン酸または6−アミノペニ
シラン酸スルホキシドの直接酸化による6−アミノペニ
シラン酸1,1−ジオキシドの新規製造方法に関する。
シラン酸スルホキシドの直接酸化による6−アミノペニ
シラン酸1,1−ジオキシドの新規製造方法に関する。
今日量もよく知られ、広く使用される種類の抗菌性化合
物の1つはβ−ラクタム抗生物質である。
物の1つはβ−ラクタム抗生物質である。
これらはチアゾリジン環(ペニシリン類)またはジヒド
ロ−1,3−チアジン環(セファロスポリン類)に縮合
した2−アゼチジノン(β−ラクタム)環を有する。ペ
ニシリン類の典型的な例はヘンシルペニシリン(ペニシ
リンG)、フェノキシメチルペニシリン(ペニシリンV
)、アンチピシリンおよびアモキシシリンである。しか
し一定のペニシリン類は、おそらく微生物によるβ−ラ
クタマーゼの産生のために一定微生物に対し不活性また
はほとんど不活性である。
ロ−1,3−チアジン環(セファロスポリン類)に縮合
した2−アゼチジノン(β−ラクタム)環を有する。ペ
ニシリン類の典型的な例はヘンシルペニシリン(ペニシ
リンG)、フェノキシメチルペニシリン(ペニシリンV
)、アンチピシリンおよびアモキシシリンである。しか
し一定のペニシリン類は、おそらく微生物によるβ−ラ
クタマーゼの産生のために一定微生物に対し不活性また
はほとんど不活性である。
β−ラクタマーゼ頚はペニシリンのβ−ラクタム環を開
裂し、抗菌活性を有しない分解生成物を生ずる酵素であ
る。これは多くの細菌がβ−ラクタマーゼ類を産生ずる
能力を獲得することによりペニシリン類に対して抵抗性
になる点で増大しつ\ある問題である。しかし、β−ラ
クタマーゼ類を抑制し、ペニシリンと組合せて用いたと
きに細菌に対するペニシリンの抗菌活性を増大または増
進できる若干の新種の化合物が見出された。
裂し、抗菌活性を有しない分解生成物を生ずる酵素であ
る。これは多くの細菌がβ−ラクタマーゼ類を産生ずる
能力を獲得することによりペニシリン類に対して抵抗性
になる点で増大しつ\ある問題である。しかし、β−ラ
クタマーゼ類を抑制し、ペニシリンと組合せて用いたと
きに細菌に対するペニシリンの抗菌活性を増大または増
進できる若干の新種の化合物が見出された。
EP−A−0,002,927号には6−7ミノペニシ
ラン酸1,1−ジオキシドおよびその塩をβ−ラクタム
抗生物質の抗菌活性の増進に使用することが記載されて
いる。N L −A−7,806,126号にはペニシ
ラン酸1,1−ジオキシド並びにその塩およびエステル
が、例えば種々の細菌中に存在する若干の型のβ−ラク
タマーゼの有効な抑制剤として、有用な薬理特性を有す
ることが開示されている。ペニシラン酸1.1−ジオキ
シドは6−アミノペニシラン酸をジアゾ化し、次いでジ
アゾ化化合物を臭素化し、次に臭素化生成物を脱臭素す
ることによりEP−A−0,093,465号および0
,092,286号に記載のように6−アミノペニシラ
ン酸1,1−ジオキシドから製造することができる。従
って、6−アミノペニシラン酸1゜1−ジオキシドが有
用化合物であることが認められよう。
ラン酸1,1−ジオキシドおよびその塩をβ−ラクタム
抗生物質の抗菌活性の増進に使用することが記載されて
いる。N L −A−7,806,126号にはペニシ
ラン酸1,1−ジオキシド並びにその塩およびエステル
が、例えば種々の細菌中に存在する若干の型のβ−ラク
タマーゼの有効な抑制剤として、有用な薬理特性を有す
ることが開示されている。ペニシラン酸1.1−ジオキ
シドは6−アミノペニシラン酸をジアゾ化し、次いでジ
アゾ化化合物を臭素化し、次に臭素化生成物を脱臭素す
ることによりEP−A−0,093,465号および0
,092,286号に記載のように6−アミノペニシラ
ン酸1,1−ジオキシドから製造することができる。従
って、6−アミノペニシラン酸1゜1−ジオキシドが有
用化合物であることが認められよう。
EP−A−0,002,927号には6−アミノ基およ
び好ましくはまた3−カルボキシル基を保護した6−ア
ミノペニシラン酸誘導体を酸化剤例えば過マンガン酸カ
リウムまたは3−クロロ過安息香酸を用いて酸化し、次
いで保8W基を除去することによる6−アミノペニシラ
ン酸1.1−ジオキシドの製造が記載されている。この
方法に従って、6−アミノ基および通常はまた3−カル
ボン酸基を、酸化後環構造に影響を与えることなく、あ
るいは分子中に他の好ましくムい構造変化をもたらすこ
となく除去しなければならない保護基で保護しなければ
ならない不利益を有する。
び好ましくはまた3−カルボキシル基を保護した6−ア
ミノペニシラン酸誘導体を酸化剤例えば過マンガン酸カ
リウムまたは3−クロロ過安息香酸を用いて酸化し、次
いで保8W基を除去することによる6−アミノペニシラ
ン酸1.1−ジオキシドの製造が記載されている。この
方法に従って、6−アミノ基および通常はまた3−カル
ボン酸基を、酸化後環構造に影響を与えることなく、あ
るいは分子中に他の好ましくムい構造変化をもたらすこ
となく除去しなければならない保護基で保護しなければ
ならない不利益を有する。
6−アミノペニシラン酸の6−アミノペニシラン酸1.
1−ジオキシドへの直接酸化は文献に記載されなかった
。6〜アミノペニシラン酸の酸化に対する以前の提案は
常に相当するスルホキシドの形成を生じた。例えば、ジ
ャーナル・オブ・オルガニック・ケミストリー(J、O
rg、Chem、)、30.4388 (1965)
にはメタ過ヨウ素酸ナトリウムを用いて6−アミノペニ
シラン酸をそのスルホキシドに酸化することが記載され
ている。わずかに8%の収率が得られた。ジャーナル・
オブ・オルガニック・ケミストリー(J、Org、Ch
em、)、■、793 (1972)にはオゾンを用い
て6−アミノペニシランをそのスルホキシドに転化する
ことが記載されている。95%の収率が報告された。ス
ルホキシドは一般に過剰のオゾンによりスルホンに酸化
されるけれども、さらに大過剰のオゾンによる6−アミ
ノペニシラン酸スルホキシドのスルホンへの酸化はこれ
らの条件のもとで生じなかった。過酢酸を用いて6−ア
ミノペニシラン酸をそのスルホキシドに酸化することは
シンセシス(Synthesis ) 、264 (1
976)に記載された。49%の収率が報告された。
1−ジオキシドへの直接酸化は文献に記載されなかった
。6〜アミノペニシラン酸の酸化に対する以前の提案は
常に相当するスルホキシドの形成を生じた。例えば、ジ
ャーナル・オブ・オルガニック・ケミストリー(J、O
rg、Chem、)、30.4388 (1965)
にはメタ過ヨウ素酸ナトリウムを用いて6−アミノペニ
シラン酸をそのスルホキシドに酸化することが記載され
ている。わずかに8%の収率が得られた。ジャーナル・
オブ・オルガニック・ケミストリー(J、Org、Ch
em、)、■、793 (1972)にはオゾンを用い
て6−アミノペニシランをそのスルホキシドに転化する
ことが記載されている。95%の収率が報告された。ス
ルホキシドは一般に過剰のオゾンによりスルホンに酸化
されるけれども、さらに大過剰のオゾンによる6−アミ
ノペニシラン酸スルホキシドのスルホンへの酸化はこれ
らの条件のもとで生じなかった。過酢酸を用いて6−ア
ミノペニシラン酸をそのスルホキシドに酸化することは
シンセシス(Synthesis ) 、264 (1
976)に記載された。49%の収率が報告された。
今回意外にも、酸化を水性媒質中で過マンガン酸塩、例
えば過マンガン酸カリウムまたは過マンガン酸ナトリウ
ム、で行なえば、酸化中6−アミノ基または3−カルボ
キシル基を保護する必要なく6−アミノペニシラン酸を
直接6−アミノペニシラン酸1,1−ジオキシドに酸化
できることが見出された。
えば過マンガン酸カリウムまたは過マンガン酸ナトリウ
ム、で行なえば、酸化中6−アミノ基または3−カルボ
キシル基を保護する必要なく6−アミノペニシラン酸を
直接6−アミノペニシラン酸1,1−ジオキシドに酸化
できることが見出された。
本発明による操作により、6−アミノペニシラン酸1.
1−ジオキシドを2段階合成で、半合成ペニシリン化合
物のすべてに対し最も重要な出発物質であるベンジルペ
ニシリン(ペニシリンG)から製造することができる。
1−ジオキシドを2段階合成で、半合成ペニシリン化合
物のすべてに対し最も重要な出発物質であるベンジルペ
ニシリン(ペニシリンG)から製造することができる。
ベンジルペニシリンは発酵により多量に製造され、90
%以上の収率で6−アミノペニシラン酸に転化すること
ができる。
%以上の収率で6−アミノペニシラン酸に転化すること
ができる。
本発明によれば、6−アミノペニシラン酸を水溶液、例
えば硫酸の希求溶液に溶解しく場合によりそれに補助溶
媒、例えばアセトニトリルを添加することができる)、
次に過マンガン酸塩の水溶液を加える。
えば硫酸の希求溶液に溶解しく場合によりそれに補助溶
媒、例えばアセトニトリルを添加することができる)、
次に過マンガン酸塩の水溶液を加える。
水中の過マンガン酸塩と水性硫酸との混合物を6−アミ
ノペニシラン酸の水中または水と不活性有機溶媒、例え
ばアセトニトリル、との混合物中の懸濁液に加えること
ができる。この場合に、例えばアンモニアの添加により
pHを7または8に調整することにより中性または多少
アルカリ性の条件のもとて酸化を行なうことができる。
ノペニシラン酸の水中または水と不活性有機溶媒、例え
ばアセトニトリル、との混合物中の懸濁液に加えること
ができる。この場合に、例えばアンモニアの添加により
pHを7または8に調整することにより中性または多少
アルカリ性の条件のもとて酸化を行なうことができる。
また固体6−アミノペニシラン酸を過マンガン酸塩と硫
酸との水または水と不活性水混和性有機溶媒例えばアセ
トニトリルとの混合物中の混合物に加えることにより酸
化させることが可能である。
酸との水または水と不活性水混和性有機溶媒例えばアセ
トニトリルとの混合物中の混合物に加えることにより酸
化させることが可能である。
残留する過剰の過マンガン酸塩は公知の方法、例えばメ
タ重亜硫酸ナトリウムの添加により除去することができ
る。
タ重亜硫酸ナトリウムの添加により除去することができ
る。
6−アミノペニシラン酸1,1−ジオキシドは、反応混
合物からpHを約3.3に調整することにより分離する
ことができ、そのpHで生成物は反応混合物から結晶化
する。
合物からpHを約3.3に調整することにより分離する
ことができ、そのpHで生成物は反応混合物から結晶化
する。
上記反応によれば、6−アミノペニシラン酸の、その1
,1−ジオキシドへの85%またはより高い転化収率を
得ることができる。
,1−ジオキシドへの85%またはより高い転化収率を
得ることができる。
酸化反応は一10〜20℃、好ましくは一10〜0℃の
温度で行なわれる。
温度で行なわれる。
酸化を硫酸の存在ドに行なう代りに、他の酸例えばリン
酸の使用もまた可能である。
酸の使用もまた可能である。
出発物質として6−アミノペニシラン酸の代りに6−ア
ミノペニシラン酸スルホキシドを用いることもまた可能
である。
ミノペニシラン酸スルホキシドを用いることもまた可能
である。
以下の実施例は、本発明の範囲をこれらの特定態様に限
定する意図なく本発明を例示するものである。
定する意図なく本発明を例示するものである。
実施例I
6−アミノペニシラン酸(25g、116ミリモル)を
水(80mff)とアセトニトリル(12011Il)
との混合物中に懸濁させた。反応混合物を一10℃に冷
却し、過マンガン酸カリウム(24g、152ミリモル
)および濃硫酸(15mA)の水(300mjN中の溶
液をこの温度で20分間で加えた。過剰の過マンガン酸
カリウムをメタ重亜硫酸ナトリウムの濃溶液(50%)
の添加により破壊した。溶液のp)Iをアンモニアの添
加により3.2に調整するとその添加の間に6−アミノ
ペニシラン酸1,1−ジオキシドが結晶化した。固体塊
を濾過し、水/アセトンで洗浄して乾燥した。
水(80mff)とアセトニトリル(12011Il)
との混合物中に懸濁させた。反応混合物を一10℃に冷
却し、過マンガン酸カリウム(24g、152ミリモル
)および濃硫酸(15mA)の水(300mjN中の溶
液をこの温度で20分間で加えた。過剰の過マンガン酸
カリウムをメタ重亜硫酸ナトリウムの濃溶液(50%)
の添加により破壊した。溶液のp)Iをアンモニアの添
加により3.2に調整するとその添加の間に6−アミノ
ペニシラン酸1,1−ジオキシドが結晶化した。固体塊
を濾過し、水/アセトンで洗浄して乾燥した。
HPLCにより測定して89%のペニシラン酸1゜1−
ジオキシド含量を有する固体塊24.4 gが分離され
た。収率は従って76%であった。母液はさらに9%を
含有した。
ジオキシド含量を有する固体塊24.4 gが分離され
た。収率は従って76%であった。母液はさらに9%を
含有した。
実施例■
6−アミノペニシラン酸(25g、116ミリモル)を
水(80mff)とアセトニトリル(120nu)との
混合物中に懸濁させた。反応混合物を一8℃に冷却し、
その後反応混合物のpH(をアンモニアの添加により8
.1に調整した。反応混合物に過マンガン酸カリウム(
23,2g、147ミリモル)およびリン酸(7ml、
85%)の水(100nu)中の溶液を35分間で加え
、その間温度を一8℃に、pHをアンモニアの添加によ
り7.5に維持した。−8℃、pH7,5で30分間か
くはんした後、混合物を濾過し、pHを4N−HCI!
溶液の添加により4.0に調整し、飽和メタ重亜硫酸ナ
トリウム溶液l mlを加えた。pHをさらに塩酸(
4N)の添加によって3.2に低下させ、−8℃で15
分間かくはんした。6−アミノペニシラン酸1,1−ジ
オキシドはこれらの条件下に結晶化した。固体塊を濾過
し、水/アセトンで洗浄して乾燥した。
水(80mff)とアセトニトリル(120nu)との
混合物中に懸濁させた。反応混合物を一8℃に冷却し、
その後反応混合物のpH(をアンモニアの添加により8
.1に調整した。反応混合物に過マンガン酸カリウム(
23,2g、147ミリモル)およびリン酸(7ml、
85%)の水(100nu)中の溶液を35分間で加え
、その間温度を一8℃に、pHをアンモニアの添加によ
り7.5に維持した。−8℃、pH7,5で30分間か
くはんした後、混合物を濾過し、pHを4N−HCI!
溶液の添加により4.0に調整し、飽和メタ重亜硫酸ナ
トリウム溶液l mlを加えた。pHをさらに塩酸(
4N)の添加によって3.2に低下させ、−8℃で15
分間かくはんした。6−アミノペニシラン酸1,1−ジ
オキシドはこれらの条件下に結晶化した。固体塊を濾過
し、水/アセトンで洗浄して乾燥した。
HPLCにより測定して92.5%のペニシラン酸1.
1−ジオキシド含量を有する固体塊22.1 gが分離
された。収率を従って73%であった。
1−ジオキシド含量を有する固体塊22.1 gが分離
された。収率を従って73%であった。
実施例■
過マンガン酸カリウム(22,5g、142ミリモル)
水性硫酸(100++A’、6N)と水(175II1
1)との混合物に溶解した。過マンガン酸カリウムが溶
解した後、アセトニトリル(200mff)を加えた。
水性硫酸(100++A’、6N)と水(175II1
1)との混合物に溶解した。過マンガン酸カリウムが溶
解した後、アセトニトリル(200mff)を加えた。
この溶液に固体6−アミノペニシラン酸(21,6g、
100ミリモル)を−5℃で、温度が0℃を越えないよ
うな速さで加え、次いで一5〜0℃でかくはんした。メ
タ重亜硫酸ナトリウム(5g、26ミリモル)を溶液に
加え、その後pHをアンモニアの添加により3.3に調
整した。このpHで6−アミノペニシラン酸1,1−ジ
オキシドが結晶化した。固体を濾過して乾燥した。
100ミリモル)を−5℃で、温度が0℃を越えないよ
うな速さで加え、次いで一5〜0℃でかくはんした。メ
タ重亜硫酸ナトリウム(5g、26ミリモル)を溶液に
加え、その後pHをアンモニアの添加により3.3に調
整した。このpHで6−アミノペニシラン酸1,1−ジ
オキシドが結晶化した。固体を濾過して乾燥した。
HPLCにより測定して90%のペニシラン酸1゜1−
ジオキシド含量を有する固体塊18.6 gが分離され
た。収率は従って68%であった。
ジオキシド含量を有する固体塊18.6 gが分離され
た。収率は従って68%であった。
実施例■
6−アミノペニシラン酸(25g、116ミリモル)を
水(80ml)とアセトニトリル(120mA)との混
合物中に懸濁させた。反応混合物を一5°Cに冷却し、
その後混合物のpHをアンモニアの添加により7.0に
調整した。反応混合物に過マンガン酸ナトリウム(21
,g、136ミリモル)およびリン!(7,5m6.8
5%)の水(25m2)中の溶液を60分間で加え、そ
の間温度を一5℃に、pHをアンモニアの添加により7
.0に維持した。
水(80ml)とアセトニトリル(120mA)との混
合物中に懸濁させた。反応混合物を一5°Cに冷却し、
その後混合物のpHをアンモニアの添加により7.0に
調整した。反応混合物に過マンガン酸ナトリウム(21
,g、136ミリモル)およびリン!(7,5m6.8
5%)の水(25m2)中の溶液を60分間で加え、そ
の間温度を一5℃に、pHをアンモニアの添加により7
.0に維持した。
−5°C,pH7,0で30分間かくはんした後、混合
物を濾過し、pl+を6 N−H,SO,溶液の添加に
より4.0に調整し、飽和メタ重亜硫酸ナトリウム溶液
1 mlを加えた。pHをさらに酸の添加により3.
2に低下させ、−5℃で15分間かくはんした。6−ア
ミノペニシラン酸1,1−ジオキシドがこの条件のもと
て結晶化した。
物を濾過し、pl+を6 N−H,SO,溶液の添加に
より4.0に調整し、飽和メタ重亜硫酸ナトリウム溶液
1 mlを加えた。pHをさらに酸の添加により3.
2に低下させ、−5℃で15分間かくはんした。6−ア
ミノペニシラン酸1,1−ジオキシドがこの条件のもと
て結晶化した。
結晶を濾過し、洗浄して乾燥した。HPLCにより測定
して91%のペニシラン酸1,1−ジオキシド含量を存
する固体塊19.0 gが分離された。
して91%のペニシラン酸1,1−ジオキシド含量を存
する固体塊19.0 gが分離された。
収率は従って60%であった。
実施例■
−ilの試験において、6−アミノペニシラン酸と種々
の酸化剤との反応を行なって、実施例r〜■に記載した
条件下の過マンガン酸塩による酸化と比較した。結果は
表に要約される。
の酸化剤との反応を行なって、実施例r〜■に記載した
条件下の過マンガン酸塩による酸化と比較した。結果は
表に要約される。
a、6−アミノペニシラン酸(10g、46ミリモル)
を水、水/アセトン、水/アセトニトリルまたは水/氷
酢酸中に懸濁させた。酸化剤(90〜150ミリモル)
を加え、10〜20℃でかくはんした。
を水、水/アセトン、水/アセトニトリルまたは水/氷
酢酸中に懸濁させた。酸化剤(90〜150ミリモル)
を加え、10〜20℃でかくはんした。
b、6−アミノペニシラン酸(10g、46ミリモル)
をH2O/H2SO4にpH1,0で溶解した。酸化剤
(130〜150ミリモル)を加え、10〜20℃でか
くはんした。
をH2O/H2SO4にpH1,0で溶解した。酸化剤
(130〜150ミリモル)を加え、10〜20℃でか
くはんした。
c、 6−アミノペニシラン酸(Log、46ミリモ
ル)をH20/アンモニアまたはH20/トリエチルア
ミンにp)17で溶解した。酸化剤(150ミリモル)
を加え、150 ’Cがかくはんした。
ル)をH20/アンモニアまたはH20/トリエチルア
ミンにp)17で溶解した。酸化剤(150ミリモル)
を加え、150 ’Cがかくはんした。
d、6−アミノペニシラン酸(10g、46ミリモル)
を11□0/ジクロロメタンと相間移動触媒、硫酸水素
テトラブチルアンモニウムとの混合物中に懸濁させた。
を11□0/ジクロロメタンと相間移動触媒、硫酸水素
テトラブチルアンモニウムとの混合物中に懸濁させた。
酸化剤(92〜130ミリモル)を加え、10℃でかく
はんした。
はんした。
実施例■
実施例1に記載した方法を、過マンガン酸カリラムを含
む溶液半量を用い、すなわち水(150mn)中の過マ
ンガン酸カリウム(12g、フロミリモル)および濃硫
酸(7,5m1)を6−アミノペニシラン酸(25g)
溶液に加えたことのみを変えて行なった。HP L C
により測定して49%のペニシラン酸1,1−ジオキシ
ド含量を有する45%の未反応ペニシラン酸の固体19
gが分離された。収率は従って32%であった。
む溶液半量を用い、すなわち水(150mn)中の過マ
ンガン酸カリウム(12g、フロミリモル)および濃硫
酸(7,5m1)を6−アミノペニシラン酸(25g)
溶液に加えたことのみを変えて行なった。HP L C
により測定して49%のペニシラン酸1,1−ジオキシ
ド含量を有する45%の未反応ペニシラン酸の固体19
gが分離された。収率は従って32%であった。
実施例■
6−アミノペニシラン酸スルホキシド(1−オキシド)
を、シンセシス(Synthesis ) 、264(
1976)に従って6−アミノペニシラン酸から製造し
た。
を、シンセシス(Synthesis ) 、264(
1976)に従って6−アミノペニシラン酸から製造し
た。
6−アミノペニシラン酸スルホキシド(26,8g、1
16ミリモル)を水(100mA)とアセトニトリル(
100m6)との混合物中に室温で懸濁させた。反応混
合物に過マンガン酸カリウム(22,5g、142ミリ
モル)および硫酸(75ma!、6N)の水250 m
lおよびアセトニトリル250m7!中の溶液を徐々に
加え、その間温度を一10〜5°Cに維持した。メタ重
亜硫酸すトリウム(100ml、15%)をン酸液にカ
ロえ、その後pl+をアンモニアの添加により3.5に
調整した。
16ミリモル)を水(100mA)とアセトニトリル(
100m6)との混合物中に室温で懸濁させた。反応混
合物に過マンガン酸カリウム(22,5g、142ミリ
モル)および硫酸(75ma!、6N)の水250 m
lおよびアセトニトリル250m7!中の溶液を徐々に
加え、その間温度を一10〜5°Cに維持した。メタ重
亜硫酸すトリウム(100ml、15%)をン酸液にカ
ロえ、その後pl+をアンモニアの添加により3.5に
調整した。
生じた結晶を濾過し、水で洗浄して乾燥した。
HPLCにより測定して90.5%のペニシラン酸1.
1−ジオキシド含量を有する固体塊16.2 gが分離
された。収率は従って51%であった。
1−ジオキシド含量を有する固体塊16.2 gが分離
された。収率は従って51%であった。
Claims (4)
- (1)6−アミノペニシラン酸または6−アミノペニシ
ラン酸スルホキシドを水性媒質中で過マンガン酸塩で酸
化することを特徴とする6−アミノペニシラン酸1,1
−ジオキシドの製造方法。 - (2)過剰の過マンガン酸塩を使用する、特許請求の範
囲第(1)項記載の方法。 - (3)過マンガン酸塩が過マンガン酸カリウムまたは過
マンガン酸ナトリウムである、特許請求の範囲第(1)
項または第(2)項記載の方法。 - (4)反応を−10〜20℃、好ましくは−10〜0℃
で行なう、特許請求の範囲第(1)項、第(2)項また
は第(3)項記載の方法。
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