JPS6255396B2 - - Google Patents

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JPS6255396B2
JPS6255396B2 JP60142857A JP14285785A JPS6255396B2 JP S6255396 B2 JPS6255396 B2 JP S6255396B2 JP 60142857 A JP60142857 A JP 60142857A JP 14285785 A JP14285785 A JP 14285785A JP S6255396 B2 JPS6255396 B2 JP S6255396B2
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JP
Japan
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value
magnetic flux
formula
induction motor
circuit
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Application number
JP60142857A
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JPS6139889A (ja
Inventor
Katsu Maekawa
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP14285785A priority Critical patent/JPS6139889A/ja
Publication of JPS6139889A publication Critical patent/JPS6139889A/ja
Publication of JPS6255396B2 publication Critical patent/JPS6255396B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P23/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by a control method other than vector control
    • H02P23/14Estimation or adaptation of motor parameters, e.g. rotor time constant, flux, speed, current or voltage

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、誘導電動機のベクトル制御方式に関
し、とくに誘導電動機の定数変化を考慮した自動
界磁弱め制御に好適な誘導電動機の制御装置に係
る。 近年、誘導電動機の一次電流を位相まで制御す
ることにより、直流機と同等の性能を得ることが
できるベクトル制御方式か開発され、誘導電動機
の堅牢安価なことと相俟つて注目されている。 ベクトル制御方式にも、種々の方式があるが、
標準の誘導電動機を用いることができ、かつ停止
状態から高精度の運転ができるものとして、トル
ク指令と磁束指令とから演算によつて回転子に鎖
交する磁束を求め、これを基準として一次電流を
定める方式がある。 この方式の一例を第1図にしたがつて説明す
る。 第1図は、先行技術としての、正弦波サイクロ
コンバータを用いて誘導電動機を自動界磁弱め制
御するシステムの構成結線図である。ただし、簡
単のため電流制御系は省略している。 なお、図面における同一符号は同一もしくは相
当部分を表わすものとする。 周波数変換装置である正弦波サイクロコンバー
タ1は誘導電動機2へ電流基準i 1u、i 1v、i
1w
にしたがい、一電流i1u、i1v、i1wを供給す
る。 3は2相のセルシン発信器で、図示しない励磁
回路で励磁され、誘導電動機2の回転子の角速度
で搬送波が振幅変調された信号が得られる。 同期整流回路6は搬送波を除去し、その出力と
して誘導電動機2の回転子角速度ωを持つた正弦
波信号を出力する。 5は交流電源、8は速度基準7と回転計発電機
4より得られる誘導電動機2の回転速度ωとを比
較する比較器、9は比較器8により検出された速
度偏差を増幅し誘導電動機2の速度ωをつねに速
度指令ω*に等しく制御する速度制御回路であつ
て、磁束演算値Φによりそのゲインを自動的に
変化させる。 10は回転子速度ωの絶対値|ω|をとる絶対
値変換回路、11は磁束演算値φを絶対値変換
回路10の出力|ω|を掛算する掛算器、13は
界磁弱め開始点設定器12の設定量と掛算器11
の出力|ω|×φを比較する比較器で、誘導電
動機2の回転速度ωが増加して、|ω|×φ
設定器12の設定量を越えると、偏差がダイオー
ド141を介して自動界磁弱め制御回路14へ導
かれる。 自動界磁弱め制御回路14は偏差信号を増幅
し、ダイオード142を経て、その信号を比較器
16へ与える。 比較器16は強め界磁基準15から自動界磁弱
め制御回路14の出力と磁束演算値Φとを減算
し、この偏差を磁束制御回路17へ与える。 磁束制御回路17は比較器16より与えられる
偏差信号を増幅して、磁束演算値Φが強め界磁
基準15と、自動界磁弱め制御回路14より与え
られる弱め指令との差に等しくなるように制御す
る。 したがつて、低速時には磁束演算値Φは強め
界磁基準15に等しく制御され、速度が増加して
掛算器11の出力|ω|×Φが界磁弱め開始点
設定量を越えると、磁束演算値Φは速度ωに反
比例して弱められる。 18は一次電流瞬時基準値演算回路で、速度制
御回路9と磁束制御回路17の出力信号から、磁
束演算値φならびに誘導電動機2へ与えるべき
一次電流を演算しており、その一次電流の演算値
はすべり角速度ωsをもつた2相正弦波I1cosωs
t、I1sinωstとして得られる。 (ω+ωs)演算回路19は同期整流回路6よ
り得られる誘導電動機2の回転子角速度ωを持つ
た2相正弦波信号により、信号I1cosωst、I1sin
ωstを誘導電動機2へ与えるべき角速度ω
(=ωs+ω)に変換する。 この変換は、つぎの(1式)、(2式)に基づい
て行なわれる。 I1sin(ωst)・cos(ωt)+I1cos(ωst)・sin
(ωt) =I1sin(ωs+ω)t =I1sinω1t ……(1式) I1cos(ωst)・cos(ωt)−I1sin(ωst)・sin
(ωt) =I1cos(ωs−ω)t =I1cosω1t ……(2式) この(ω+ωs)演算回路19は掛算器と直流演
算増幅器から容易に構成できる。 20は直流演算増幅器による加算・減算回路で
構成される2相→3相変換回路であり、これによ
り2相の電流基準I1cosω1t、I1sinω1tは3相の電
流基準i 1u、i 1v、i 1wに変換される。 3相のうちU相として電流基準I1cosω1tをその
まま用いたときのV相・W相での変換式は(3
式)、(4式)、(5式)で示される。 i 1u=I1cosω1t ……(3式) そうして、正弦波サイクロコンバータ1は誘導電
動機2へ一次電流i1u、i1v、i1wを供給する。 この制御方式の主要部分は、一次電流瞬時基準
値演算回路18であるので、この回路18につい
て詳しく説明しておこう。 第2図は、誘導電動機2を2相2極とし90゜位
相差のα−β座標系で表わした動作原理説明図で
ある。 α−β座標系として回転子と同じ角速度ωで反
時計方向に回転するものをとり、α軸・β軸上に
一次巻線・二次巻線の成分をとる。 201は一次巻線のα軸成分、202は一次巻
線のβ軸成分、203は二次巻線のα軸成分、2
04はβ軸成分をそれぞれ表わす。 実際には静止している一次巻線を二次巻線と同
じ角速度ωで回転すると考えたため、α−β座標
系における一次巻線と二次巻線は相対的に静止し
ていると考えられ、速度に起因する起電力は表面
に現われず、二次巻線に生ずる起電力は一次電流
が流れることによる変圧器起電力のみとなる。 したがつて、巻線201を流れる電流をi1
〓、巻線202を流れる電流をi1〓、巻線20
3を流れる電流をi2〓、巻線204を流れる電
流をi2〓とすると、巻線203・巻線204に
つき下記(6式)・(7式)が成立する。 R2i2〓+p(Mi1〓+L2i2〓)=0 ……(6式) R2i2〓+p(Mi1〓+L2i2〓)=0 ……(7式) ただし、巻線203および巻線204の抵抗を
R2、自己インダクタンスをL2、巻線201と2
03、および巻線202と204の相互インダク
タンスをM、時間微分(d/dt)をpとしてい
る。 ここで、二次巻線203に鎖交している磁束数
をφ2〓、二次巻線204に鎖交している磁束数
をΦ2〓とすると、(6式)・(7式)は(8式)・
(9式)のように、書き直すことができる。 R2i2〓+pΦ2〓=0 ……(8式) R2i2〓+pΦ2〓=0 ……(9式) また、(10式)・(11式)が成り立つ。 Φα=Mi1〓+L2i2〓 ……(10式) Φβ=Mi1〓+L2i2〓 ……(11式) しかして、二次巻線に鎖交する磁束の総数、す
なわち二次磁束をΦとすると、磁束Φは磁束
Φαと磁束Φ2〓のベクトル和となる。 磁束Φとα軸のなす角をθとすると、Φ2
=Φ2cosθ、Φβ=Φ2sinθであることより、
磁束Φ2〓、Φ2〓の微分値は(12式)・(13式)で
与えられる。 pΦ2〓=(pΦ)Φ2〓/Φ−Φ2〓pθ=(pΦ)Φ2〓/Φ−Φ2〓Φs ……(12式) pΦ2〓=(pΦ)Φ2〓/Φ−Φ2〓pθ=(pΦ)Φ2〓/Q2−Φ2〓ωs ……(13式) (12式)・(13式)において、pθは二次磁束Φ
とα軸のなす角の変化率で、これは二次磁束Φ
と回転子のなす角の変化率であつて、すべり角
速度ωsである。 一方、二次巻線に生ずるトルクTqは巻線20
3,204にそれぞれ鎖交する磁束と二次電流よ
り(14式)のようになる。 Tq=Φ2〓i2〓−Φ2〓i2〓 ……(14式) (9式)を(14式)に代入して整理すると、(15
式)を得る。 Tq=1/R(−Φ2〓pΦ2〓+Φ2〓pΦ2〓……(15 式) (15式)に(12式)・(13式)を代入し整理して
(16式)が得られる。 Tq=1/R 〓+Φ 〓)Φs =1/RΦ ωs ……(16式) すなわち、誘導電動機2の発生トルクは二次磁束
Φの2乗に比例し、すべり角速度ωsに比例す
る。 他方、二次磁束と一次電流の関係は(8式)と
(10式)、(9式)と(11式)より、(17式)・(18
式)のように表わせる。 Mi1〓={1+(L2/R2)p}Φ2
……(17式) Mi1〓={1+(L2/R2)p}Φ2
……(18式) (17式)・(18式)の右辺に(12式)・(13式)を代
入し微分を実行すると、(19式)・(20式)をう
る。 Mi1〓={1/Φ(1+L/Rp)Φ}Φ2〓 −(L/RΦs)Φ2〓 ……(19式) Mi1〓={1/Φ(1+L/Rp)Φ}Φ2〓 −(L/RΦs)Φ2〓 ……(20式) (19式)・(20式)をさらに1/Φ(1+L/R
p)Φと L/Rωsについて解くと、(21式)・(22式)を
うる。 (21式)・(22式)をΦ2〓/Φ=cosθ、Φ2〓/
Φ=sinθなることを考慮して変形すると、(23
式)・(24式)を得る。 (1+L/Rp)Φ=Mi1〓cosθ +Mi1〓sinθ ……(23式) L/RωsΦ=−Mi1〓sinθ +Mi1〓cosθ ……(24式) (23式)において、Mi1〓cosθ、Mi1〓sinθはと
もに、二次磁束φと平行な成分であり、これは
二次磁束φの大きさとその変化率に寄与するも
のである。 また、(24式)の−Mi1〓sinθ、Mi1〓cosθは
ともに、二次磁束φと直角方向の成分であり、
これはトルクTに寄与するものといえる。 これは、(16式)よりトルクTが二次磁束Φ
と1/RωsΦとの積で与えられることにより理解 される。 したがつてトルク分電流i1q、二次磁束分電流
1dとすると、(23式)・(24式)より(25式)・
(26式)が得られる。 i1d=i1〓cosθ+i1〓sinθ =1/M(1+L/Rp)Φ ……(25式) i1q=−i1〓sinθ+i1〓cosθ =1/ML/RωsΦ ……(26式) (25式)・(26式)を、巻線201,202を流れ
る電流i1〓、i1〓について解き、かつ二次磁束
分電流i1d、トルク分電流i1q、電流i1〓、i1
〓をそれぞれ電流指令値i 1d、i 1q、i
、i
〓として表わすと、(27式)・(28式)が得られ
る。 i 〓=i 1dcosθ−i 1qsinθ……(27式
) i1〓=i 1dsinθ−i 1qcosθ ……(28式) 信号i 1dは磁束制御回路17の出力として、信
号i 1qは速度制御回路9の出力の出力として得ら
れるから、二次磁束Φのα軸となす角度θがわ
かれば、(27式)・(28式)よりα−β座標系にお
ける電流指令i 〓、i 〓を得ることができる。 この方式は、二次磁束Φとその角度θを演算
によつて求める。 第3図は、その二次磁束Φとそのα軸となす
角度θの演算を行なう一次電流瞬時基準値演算回
路のブロツク線図である。301はトルク分電流
指令値i 1qの入力端子、302は二次磁束分電流
指令値i 1dの入力端子、303は一次電流α軸成
分指令値i 〓の出力端子、304は一次電流β
軸成分指令値i 〓の出力端子、305は二次磁
束Φの演算値の出力端子、306は座標変換回
路、307は二次磁束瞬時値演算回路、308は
二次磁束瞬時値基準化回路、309は二次磁束絶
対値演算回路、310,311,312,313
はおのおの掛算器、314,315は加算器、3
16,317は直流演算増幅器、318,319
は抵抗値1の抵抗器、320,321は抵抗値M
の抵抗器、322,323はともに静電容量
/M・1/Rのコンデンサ、324,325は直
流演 算増幅器、326,327は掛算器、328,3
29,330,331は抵抗値1の抵抗器、33
2は直流演算増幅器、333,334は抵抗値1
の抵抗器、335,336は掛算器、337は直
流演算増幅器、338,339,340は抵抗値
1の抵抗器である。 まず、二次磁束瞬時値演算回路307から説明
する。抵抗318と319は抵抗値1、抵抗32
0と321はその抵抗値を一次巻線・二次巻線間
の相互インダクタンスMに設定されており、コン
デンサ322と323は静電容量をL/M・1/R
に設 定されているため、直流演算増幅器316へ入力
として信号i1〓を与えると、その出力として−
M1/1+L/R2p 〓が得られ、これは(17
式)より −Φ2〓に等しい。 同様に、直流演算増幅器317へ信号i 〓を
与えて、その出力として−Φ2〓が得られる〔(18
式)参照〕。 こうして得られた二次磁束Φのα−軸、β−
軸成分の演算値は、二次磁束瞬時値基準化回路3
08にて、二次磁束Φの絶対値により演算され
る。すなわち、直流演算増幅器324の出力が掛
算器326によつて、二次磁束φの絶対値と掛
算したものが、帰還されるため出力として、入力
を二次磁束Φの絶対値で割算したものが得られ
る。 入力が−Φ2〓であるから出力はΦ2〓/Φ
なり、Φ2〓/Φはすでに述べたようにcosθに
等しい。 同様に直流演算増幅器325の出力はφ2〓/
Φ(=sinθ)が得られる。 直流演算増幅器332は符号反転し、−2〓/Φ
(=−sinθ)を得るためのものであり、30
9は二次磁束Φの絶対値を演算し、掛算器33
5は−Φ2〓とΦ2〓/Φ、掛算器336は−Φ
2〓とΦ2〓/Φがそれぞれ入力として与えら
れ、これらの出力と直流演算増幅器337による
加算器で加算するから、直流演算増幅器337の
出力は(Φ 〓/Φ+Φ 〓/Φ)がΦ

しいことから、(Φ 〓/Φ+Φ 〓/Φ)は
結局、二次磁束φに等しくなる。 こうして得られた二次磁束絶対値Φの演算値
は、磁束制御回路17へ磁束検出値として帰還さ
れる。 二次磁束瞬時値基準化回路308にて、二次磁
束Φのα−軸に対する角度θが演算されたの
で、トルク分電流指令値i1qと二次磁束分電流指
令値i1dとから、座標変換回路306により、一
次電流α−軸分指令値i 〓、β−軸成分指令値
〓を演算することができる。 掛算器310,311と加算器314によつ
て、(27式)に基づき演算が行なわれて指令値i
〓をえ、掛算器312,313と加算器315
によつて(28式)に基づき演算が行なわれて指令
値i 〓を得る。 指令値i 〓を得る。 掛算器310,311と加算器314によつ
て、(27式)・(28式)へ変形して、(29式)・(30
式)を得る。 I 〓=I1cos(θ+Φ) ……(29式) i 〓=I1sin(θ+Φ) ……(30式) ただし、一次電流I1および位相φは(31式)お
よび(32式)に示すとおりである。 I1=√*2 1d*2 1q……(31式) また、磁束Φとα軸のなす角θについては、
(26式)より(33式)が得られる。 ωs=pθ=MR/L 1q1/Φ……(33式
) これに、(25式)より二次磁束Φについて解
き、代入すると(34式)が得られる。 とくに、磁束分電流指令値i 1d、トルク分電流指
令値i 1qを一定値で与えると、すべり角速度ωs
【式】で一定となる。すなわち、(29 式)・(30式)で与えられる巻線201,202を
流れる電流指令値i 〓、i 〓は、角速度
【式】振幅
【式】の正弦波となる。 指令値i 1d、i 1qを変えると、振幅と角速度

ともに(31式)・(34式)にしたがつて変化し、ま
た位相φは(32式)にしたがい瞬時に変化して、
速度制御系と磁束制御系が干渉し合うことを避け
る。 以上のようにして得られた電流指令値i 〓、
〓は、すでに説明したように(ω+ωs)演算
回路19と、2相→3相変換回路20にて、誘導
電動機2へ与えるべき3相の電流基準i 1u、i
1v 1wとされ、これにしたがい正弦波サイクロ

ンバータ1を運転する。 このようにしてこの制御方式は、誘導電動機2
の二次磁束φを演算より求め、それにしたがつ
て一次電流を与えることにより、標準の誘導電動
機2を用いて、零速度(停止)から高範囲にわた
り、高精度の運転を行なうことができ、かつ磁束
検出値として演算値を適用しているから、磁束検
出値が滑らかであり、速い磁束制御が可能とな
る。 しかし、さきに述べたことが成り立つのは、演
算回路における定数と、誘導電動機の実際の定数
が一致している場合である。 第3図の演算回路の定数は一定であるが、誘導
電動機の実際の定数は運転条件によつて変化す
る。 とくに、二次巻線の抵抗値R2は温度に依存
し、誘導電動機が負荷を背負つて長時間運転され
ると、二次巻線の温度は上昇するから、それとと
もに変化すると考えねばならない。 ここで、二次巻線の抵抗のR2の値が、演算回
路18と誘導電動機2とで異なつている場合に生
じる現象について考察する。 トルク分電流指令値i 1qと二次磁束分電流指令
値i 1dが、第3図の演算回路に与えられると、
(27式)・(28式)に基づき、巻線201,202
を流れる電流の指令値i 〓、i 〓が演算され、
これにしたがい誘導電動機2へ一次巻線を流れる
電流i1〓、i1〓が供給され、誘導電動機2の内
部では(25式)・(26式)が成り立ち、電流制御系
の遅れを無視すると、電流指令値i 〓と電流i1
〓、電流指令値i 〓と電流i1〓は同じであると
云える。 しかしながら、二次巻線の抵抗のR2の値が異
なつているため、実際のトルク分電流i1qはその
指令値i 1qと違つてくるし、また、二次磁束分電
流i1dもこの指令値i 1dと異なつている。 簡単のため、まずトルク分電流指令値i 1qを零
とし、二次磁束分電流指令値i 1dのみを一定値で
与えて、二次磁束φを確立するときについて述
べよう。 指令値i 1qが零であるから、(29式)ないし
(34式)からすべり角速度ωs、指相Φは零であ
り、巻線201への電流指令値i 〓は二次磁束
分電流指令値i 1dに等しく、巻線202への電流
指令値i 〓は零の直流となる。 そして、(25式)にしたがい、二次磁束φ
二次磁束分電流i 1dの遅れで確率されてゆくが、
二次抵抗R2の値が異なるため、実際の誘導電動
機内の磁束と演算磁束とでは、確率されるまでの
時間が違う。 したがつて、磁束制御を行なつた場合、二次磁
束分電流指令値i 1dは誘導電動機内の二次磁束Φ
が磁束指令値に達しない前に定常値に弱められ
たり、磁束指令値に達しても、演算磁束が磁束指
令値に達するまでは、定常値に弱められないとい
う現象が生じる。 このため誘導電動機内の二次磁束φは、その
電流指令値i 1dが定常値に達した時は、ゆつくり
と誘導電動機2の二次巻線の時定数によつて、磁
束指令値に収束する。 つまり、トルク分電流指令値i 1qが零であるケ
ースについて、二次磁束分電流指令値i 1dが一定
である場合と、磁束演算値によりその指令値i 1d
を制御する場合において、生じる現象について述
べており、指令値i 1qが零であるときは(34式)
からすべり角速度ωsは零であり、二次抵抗R2
値に依存せず、指令値i 1dとその電流i1dは等し
かつた。 つぎに、二次磁束φがある磁束指令の下に定
常状態にあるとき、トルク分電流指令値i 1qを零
からある値にステツプ的に変化したときを考え
る。 巻線201,202への電流指令値i 〓、i
〓は(29式)から(34式)に基づき、直線から
正弦波に瞬時に変化する。すなわち、一次電流の
ベクトルは回転子に固定したα−β座標系に対し
て回転し始める。 このとき、指令値i 〓、i 〓の振幅は√
*2 1d+i*2 1q、位相φはtan-1i 1q/i
すべり角速
度ωsは二次磁束分電流指令値i 1dが一定である
ことにより
【式】となる。 この一次電流と二次磁束間の関係は、(17式)・
(18式)で表わされ、(17式)・(18式)は前定数と
してL2/R2を含んでいるから、定常状態でも誘
導電動機内と演算回路とでは、二次磁束の大き
さ、位相とも異なつたものとなるが、それは誘導
電動機と演算回路とで、二次磁束分電流i1dとそ
の指令値i 1d、トルク分電流i1qとその指令値i
1qが違うことを意味する。 これによつて発生するトルクも、当然、トルク
分電流指令値i 1qにより指令される値とは異な
る。 さらに、このときトルクは誘導電動機内の二次
磁束φが定常値に落ちつくまでの間、過渡現象
を持つ。 したがつて、トルク分電流指令値i 1qは誘導電
動機内の磁束の値により、所要のトクルを発生す
るように制御され、さらにこれによつて磁束が変
化するから、速い速度制御は望めない。 自動界磁弱め制御を行なうと、トクル分電流指
令値i 1q、二次磁束分電流指令値i 1dともに変

するから、さらに複雑な過渡現象となる。 ここにおいて、本発明はこれらの不具合を解決
するためになされたものである。 すなわち、さきに述べた問題点は、誘導電動機
の二次抵抗と演算回路にて設定された値が異なる
ことにより生ずるものであるから、演算回路の設
定値を誘導電動機の二次抵抗の値に追従させるこ
とにより解決される。 そこで本発明は、さきの演算回路における二次
抵抗の設定値を、誘導電動機の真の二次抵抗の値
に追従させることができる誘導電動機の制御装置
を得ることを目的とする。 以下、本発明の一実施例を第4図ないし第6図
によつて説明する。 この実施例は、誘導電動機2の一次電圧と一次
電流を検出し、これらに基づき演算回路18−2
の二次抵抗設定値を調整するものである。 第4図はこの実施例のシステム構成を示すブロ
ツクダイアグラム、第5図はその二次抵抗R2調
整回路の概要ブロツク図、第6図はその一次電流
瞬時基準値演算回路の結線図である。 第4図において、21〜23は変流器(第1図
とは異なり電流制御系も表わす)、24はそれら
21〜23の変流器にて検出された一次電流瞬時
値を制御回路レベルに変換する電流検出回路、2
5〜27は各相の電流基準値i 1u、i 1v、i
1w
電流検出回路24より与えられる帰還値を比較す
る比較器、28〜30は各相の比較器より与えら
れる偏差信号を増幅し電流値を基準値に一致する
ように制御する電流制御回路、31は電流検出回
路より得られる3相信号を2相に変換する3相→
2相変換回路、32は誘導電動機2の一次電圧を
検出する電圧検出回路、33は一次電圧の検出値
を2相に変換する3相→2相変換回路である。 そして、34は二次抵抗R2修正回路で、3相
→2相変換回路31,33の一次電流・一次電圧
のそれぞれの2相信号と絶対値演算回路10の出
力から二次磁束φを検出し、一次電流瞬時基準
値演算回路18−2にて演算した結果と比較し
て、演算磁束が検出磁束に等しくなるよう一次電
流瞬時基準値演算回路18−2に設定する二次抵
抗R2の値を調整するようにしてある。 これらの構成からわかるように、この実施例で
は、一次電圧検出値と一次電流検出値とから二次
磁束Φを求めており、これは第2図の原理図に
おいてα−β座標軸を静止していると考えると得
られる。 混同を避けるため、固定子に静止した座標軸を
a−b軸とし、それぞれの軸上に一次巻線・二次
巻線の成分をとると、一次巻線a軸成分につき下
記(35式)が成立する。 v1a=R1i1a+p(L1i1a+Mi2a ……(35式) また、一次巻線b軸成分につき、同様に下記(36
式)が成り立つ。 v1b=R1i1b+p(L1i1b+Mi2b) ……(36式) ただし、v1aは一次電圧a軸成分、v1bはその
b軸成分、i2a、i2bは二次電流のa軸、b軸成
分、R1は一次巻線の抵抗値、L1は一次巻線の自
己インダクタンス、Mは一次・二次巻線間の相互
インダクタンスである。 さらに、a−b軸表示における二次磁束Φa
Φbは、(37式)・(38式)で表わされる。 Φa=L2i2a+Mi1a ……(37式) Φb=L2i2b+Mi1b ……(38式) (37式)・(38式)より、二次電流i2a、i2bを求め
(35式)・(36式)に代入して、二次電流i2a、i2b
を消去すると(39式)・(40式)が得られる。 pΦa =L/M{(v1a−R1i1a)−l0pi1a ……(39式) pΦb =L/M{(v1b−R1i1b)−l0pi1b}……(40式
) ただし、l0は(41式)で与えられる。 l0=(L1L2−M2)/L2 ……(41式) (39式)・(40式)の両辺を積分すると、二次磁束
Φのa−b軸成分Φa、Φbが(42式)・(43式)
より与えられる。 Φa =L/M{1/p(v1a−R1i1a)−l0i1a}……(
42式) Φb =L/M{1/p(v1b−R1i1b)−l0i1b}……(
43式) したがつて、一次電圧と一次電流のa軸、b軸
成分v1a、v1bとi1a、i1bから、二次磁束のa
軸、b軸成分Φa、Φbを求めることができる。 第5図は、これら(42式)・(43式)に基づく二
次抵抗R2修正回路34の一実施例の略線であ
る。 701,702はそれぞれ一次電圧のa軸、b
軸成分の入力端子、703,704はおのおのの
一次電流のa軸、b軸成分の入力端子、705は
一次電流瞬時基準値演算回路18−2で演算され
た二次磁束Φの演算値の入力端子、706は誘
導電動機2の回転速度ωの絶対値|ω|の入力端
子、707は二次抵抗R2を制御する制御信号の
出力端子、708,709は入力信号をR1倍す
る倍率器、710,711は減算器、712,7
13は積分器、714,715は入力信号をl0
する倍率器、716,717は減算器、718,
719は入力信号をL2/M倍する倍率器、72
0は絶対値演算回路、721は減算器、722は
制御回路、723の入力信号が設定値ω を越え
たときのみ信号を発生するレベル検出器、724
は入力信号の時間積分値が一定値に達する毎にパ
ルスを発生する発振器、725は論理回路、72
6は入力信号と設定値ω を越えたときのみ信号
を発生するレベル検出器、727は論理回路72
5とレベル検出器726の出力の論理和をとるオ
ア(OR)回路、728は保持回路で、オア回路
727より信号を与えられると入力信号をそのま
ま出力し、制御信号が切れると、制御信号が切れ
る寸前の出力状態をそのまま保持する。 さて、倍率器708、減算器710、積分器7
12、倍率器714、減算器716、倍率器71
8にて(42式)の関係を構成しているから、倍率
器718の出力として二次磁束a−軸成分Φ2a
得られ、同様に倍率器719の出力として(43
式)に基づく二次磁束b−軸成分Φ2bがえられ
る。 絶対値演算回路720は、その成分Φ2a、Φ2b
より二次磁束の絶対値Φを演算するもので、従
来技術の第3図におけるその成分Φ2〓、φ2〓よ
り二次磁束絶対値を演算した回路309と同様な
回路である。 絶対値演算回路720の出力として得られた二
次磁束Φの検出値をΦ′Bとすれば、この検出
値Φ′は誘導電動機内の二次抵抗R2の値が演算
回路18−2に設定した値より大きいと演算磁束
Φより大きくなり、誘導電動機内の二次抵抗
R2が演算回路18−2に設定した値より小さい
と演算磁束φより小さくなる。 したがつて、検出値Φ′が演算値Φより大
きければ、演算回路18−2の二次抵抗R2の値
を増加させ、検出値Φ′が演算値Φより小さ
ければ、演算回路18−2の二次抵抗R2の値を
減少させればよい。 減算値721にて二次磁束の検出値Φ′と演
算値Φの偏差をとり、制御回路722にて偏差
を増幅し、演算回路18−2の二次抵抗R2の値
を制御する。 ところで、(42式)・(43式)に基づくこの回路
は二つの問題点を含んでいる。 第1には、誘導電動機内の温度上昇により一次
抵抗R1も変化すること、 第2には、低速領域において、一次電圧に占め
る誘起電圧の割合が小さくなり、精度良く演算で
きないことである。 レベル検出器723,726、発振器724、
論理回路725、オア回路727、保持回路72
8は上記の二つの問題点を解消する手段である。 レベル検出器726は速度の絶対値|ω|を設
定値ω と比較し、絶対値|ω|が設定値ω
越えたときのみ信号を発生するが、その設定値ω
は誘導電動機2の高速領域に設定し、このレベ
ル検出器726の出力はオア回路727を介して
保持回路728の制御信号とされる。 そこで、誘導電動機2の速度が最高速度から設
定値ω 間であるときは、制御回路722の出力
は保持回路728をそのまま通過し、速度が低下
すると、速度が設定値ω になつた瞬間に保持回
路728の保持機能が働き、そのときの制御回路
722の出力が、速度の低い範囲でも保たれる。 したがつて、二次抵抗R2の修正は高速時にの
み行なわれるから、(42式)・(43式)において一
次電圧に占める一次抵抗R1による電圧降下分の
割合が小さくなり、一次抵抗R1の値の変化は磁
束の検出値φ′に殆んど影響せず、精度良く検
出することができる。 一方、レベル検出器723、発振器724、論
理回路725は、誘導電動機2を中低速で長時間
運転する場合に備えたものである。 発振器724はレベル検出器726と接続され
ており、絶対速度|ω|がレベル検出器726の
設定値ω より低いときにのみ発振する。 他方、レベル検出器723は速度の絶対値|ω
|と設定値ω と比較し、|ω|がω を越えて
いるときのみ信号を発生する。 論理回路725は発振器724のパルスの後、
レベル検出器723の信号にて初めて一定幅のパ
ルスを発生し、この信号はオア回路727を介し
て保持回路728へ与えられ、保持回路728は
この信号の期間だけ、制御回路722の出力をそ
のまま通過させ、二次抵抗R2の値を制御し、パ
ルス期間が終了するとともに、終了時の出力状態
をそのまま保つ。 ここで、二次磁束Φの検出精度は高速領域の
方が良く、二次抵抗R2の変化は温度によるもの
であり、誘導電動機2の通常の加減速運転では、
高速領域における二次抵抗R2制御信号がそのま
ま保持されるよう、発振器724の周期を充分長
くしなければならない。 さもないと、実際の二次抵抗R2の値はさほど
変化していないのに、中低速における精度の悪い
検出値が却て二次抵抗R2に誤差を含ませること
になるからである。 また、設定値ω の値は二次磁束Φの検出精
度と、発振器724の発振周期により決定される
量であり、中低速時には誘導電動機2の温度上昇
は早くなり、二次抵抗R2の変化も早くなるか
ら、発振周期間の二次抵抗R2の変化が、速度設
定値ω における検出誤差より大きければ、演算
回路18−2の二次抵抗R2の値は改善される。 そのようにして得られた二次抵抗R2制御信号
は、第6図に示す一次電流瞬時値基準値演算回路
18−2の入力端子446へ与えられる。 407は、第3図と同様、一次電流α−β軸成
分指令値i 〓、i 〓より二次磁束の瞬時値Φ2
〓、Φ2〓を演算する二次磁束瞬時値演算回路で
ある。 誘導電動機2の使用条件から、最も二次巻線の
温度が高いときの二次抵抗の値R2Lと、最も二次
巻線の温度が低いときの二次抵抗の値R2Sを求め
ておき、コンデンサ422,423の静電容量は
(L/M・1/R2L)、コンデンサ444,445
の静電容 量は{L/M(1/R2S−1/R2S)}なる値に
それぞれ設定さ れているものとする。 この実施例では誘導電動機2の二次磁束Φ
一次電圧から検出し、この検出値Φ′に磁束演
算値が等しくなるよう演算回路18−2の二次抵
抗R2の設定値を可変するから温度センサ21は
不用である。 また、二次抵抗値R2の変更は、誘導電動機2
の高速時における二次磁束検出値Φ′を、中低
速時に優先させて行なうことにより、精度の低下
を防いでいる。 本発明は上述のように、トルク指令値、磁束指
令値および誘導電動機の相互インダクタンス、二
次巻線抵抗、二次巻線自己インダクタンスの各設
定値に基づく一次電流基準値によつて周波数変換
装置を動作させて誘導電動機の一次電流を制御す
るにつき、電動機の一次電圧、一次電流の検出値
から求めた二次磁束とトルク指令および磁束指令
から求めた二次磁束とが一致するように上記二次
巻線抵抗の設定値を修正するようにしたため、ト
ルク指令に線形的に対応するトルクを発生させる
ことができ、且つ磁束指令に対する磁束の応答が
正確になり、速度制御特性および磁束制御特性の
良好な制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は先行技術としての正弦波サイクロコン
バータを用いて誘導電動機を自動界磁弱め制御す
るシステムの構成結線図、第2図は誘導電動機を
2相2極とし90゜位相差のα−β座標系で表わし
た動作原理図、第3図はその二次磁束Φとその
α軸となす角度θの演算を行なう一次電流瞬時基
準値演算回路のブロツク線図、第4図は本発明の
一実施例を示すブロツクダイアグラム、第5図は
その二次抵抗調整回路の概要ブロツク図、第6図
はその一次電流瞬時基準値演算回路の結線図であ
る。 1……周波数変換装置(正弦波サイクロコンバ
ータ)、2……誘導電動機、3……2相セルシン
発信器、4……回転計発電機、5……交流電源、
6……同期整流回路、7……速度基準、8,1
3,16,25,27……比較器、9……速度制
御回路、10……絶対値変換回路、11,310
〜313,326,327,335,336,4
42,443……掛算器、12……界磁弱め開始
点設定器、14……自動界磁弱め制御回路、15
……強め界磁基準、17……磁速制御回路、1
8,18−1,18−2……一次電流瞬時基準値
演算回路、19……(ω+ωs)演算回路、20
……2相→3相変換回路、21T……温度検出
器、21〜23……変流器、24……電流検出回
路、28〜30……電流制御回路、31,33…
…3相→2相変換回路、32……電圧検出回路、
34……二次抵抗R2修正回路、141,142
……ダイオード、201……一次巻線のα軸成
分、202……一次巻線のβ軸成分、203……
二次巻線のα軸成分、204……二次巻線のβ軸
成分、301……トルク分電流指令値i 1qの入力
端子、302……二次磁束分電流指令値i 1dの入
力端子、303……一次電流α軸成分指令値i
〓の出力端子、304……一次電流β軸成分指
令値i 〓の出力端子、305……二次磁束Φ
の演算値の出力端子、306……座標変換回路、
307,407……二次磁束瞬時値演算回路、3
08……二次磁束瞬時値基準化回路、309……
二次磁束絶対値演算回路、314,315……加
算器、316,317,324,325,33
2,337……直流演算増幅器、334,338
〜340……抵抗値1の抵抗器、318,31
9,328〜331,333,320,321…
…抵抗値Mの抵抗器、322,323……静電容
量L/M・1/Rのコンデンサ、422,423…
…静 電容量L/M・1/R2Lのコンデンサ、441……
関数発 生器、444,445……静電容量L/M(1/R
− 1/R2L)のコンデンサ、446……温度検出器21 Tに接続される入力端子、701,702……一
次電圧のa軸、b軸成分va、vbの入力端子、7
03,704……一次電流のa軸、b軸成分i
a、ibの入力端子、705……二次磁束Φの演
算値の入力端子、706……誘導電動機2の回転
速度ωの絶対値|ω|の入力端子、707……二
次抵抗R2を制御する信号の出力端子、708,
709……入力信号をR1倍する倍率器、71
0,711,716,717,721……減算
器、712,713……積分器、714,715
……入力信号をl0倍する倍率器、718,719
……入力信号をL2/M倍する倍率器、720…
…絶対値演算回路、722……制御回路(偏差増
幅)、723……入力信号が設定値ω を越えた
ときのみ信号を発生するレベル検出器、724…
…発振器、725……論理回路、726……入力
信号が設定値ω を越えたときのみ信号を発生す
るレベル検出器、727……オア(論理和)回
路、728……保持回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 トルク指令値および磁束指令値の両指令値な
    らびに誘導電動機の一次巻線、二次巻線間の相互
    インダクタンス値、二次巻線の抵抗値、二次巻線
    の自己インダクタンス値の各設定値に基づき、す
    べりを含んだ瞬時値として前記誘導電動機に供給
    すべき一次電流の基準値を演算し、この基準値に
    基づいて前記誘導電動機に一次電流を供給するた
    めの周波数変換装置を制御するようにした誘導電
    動機の制御装置において、前記誘導電動機の一次
    電圧、一次電流の各検出値から二次磁束を求める
    手段と、前記トルク指令値および磁束指令値から
    二次磁束を求める手段と、前記両二次磁束が一致
    するように前記二次巻線抵抗の設定値を修正する
    手段とをそなえ、前記二次巻線抵抗の設定値をそ
    の真値に追従させるようにしたことを特徴とする
    誘導電動機の制御装置。
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