JPS6255231B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、弾性クツシヨンを備えた硬い部分が
設けられており、この部分が、押付け可能な揺動
レバーに設けられ、かつ可撓記録担体の回転方向
に見て、走査ヘツドの書込み／読取り範囲の前に
配置されており、かつこのようにして記録担体を
少なくとも間接的に基準面に向つて押付ける、特
に保護ケースに入つた可撓記録担体用の押付け装
置に関する。

このような押付け装置は、ドイツ連邦共和国特
許出願公開公報第2107184号から公知であり、こ
こでは発ぽうゴムから成る押付けクツシヨンは、
接極子によつて操作可能なレバーアームに固定的
に結合されている。操作によりレバーアームは、
押付けクツシヨンと共に、可撓記録担体の保護ケ
ースに向つて外側に押付けられる。記録担体の回
転安定化と共に、ケースの内側にある清掃層を介
して、書込み／読取りのためヘツドユニツトを動
作させる前に記録担体の清掃過程が行われ、この
ケースは、押付けクツシヨンを介して圧力を加え
記録担体に押付けられる。

レバーアームに押付けクツシヨンを固定配置す
ることは、記録担体にとつてまた書込み／読取り
過程の品質にとつて、実際には不利であるとわか
つた。

本発明の課題は、間接的にまたは直接記録担体
に所定の面押付け力を加えることができる問題の
ない押付け装置を提供することにある。

この課題は、弾性クツシヨンを備えた硬い部分
が設けられており、この部分が、押付け可能な揺
動レバーに設けられ、かつ可撓記録担体の回転方
向に見て、走査ヘツドの書込み／読取り範囲の前
に配置されており、かつこのようにして記録担体
を少なくとも間接的に基準面に向つて押付ける、
特に保護ケースに入つた可撓記録担体用の押付け
装置によつて、次のようにして解決される。すな
わち硬い部分が、平面押付けを行うように関節状
に支持されている。

それにより押付け力が規定され、面に密着して
加えることができ、かつ公知技術において生じる
ことがある点または線状の力の作用が防止され
る。

本発明の別の構成において、硬い部分をカルダ
ン式に支持することは有利である。それにより弾
性クツシヨンと共に硬い部分はすべての方向に可
動になるので、不都合な条件においても均一な所
定の面押付け力が、記録担体を基準面に向つて押
付け、それによりヘツドのすぐ前で記録担体を支
障なく清掃する際に、記録担体をいためることが
ない。

実際の構成において硬い部分に継手ピンを備え
た球継手を設けることができ、かつ揺動レバーに
継手座および穴を設けることができる。それによ
り簡単な望ましい価格の製造が行われる。

有利にも最後になお硬い部分のため回転防止部
を設けることができるので、クツシヨンの位置
は、大体において基準面の位置と一致する。

本発明の実施例を以下図面によつて説明する。

可撓データデイスク、いわゆるフロツピー・デ
イスク用の回転機構は、大体において駆動ユニツ
ト１０および保護ケース３に入つた記録担体から
成る。ケーシングシヤーシ１３の一部部として示
された台１２上の基準面１１に対して、保護ケー
ス３の他方の側に可撓の、例えば４角形のクツシ
ヨン１が配置されており、このクツシヨンは、板
１４の硬い部分に取付けられている。部分１４
は、他方においてケーシングシヤーシに関節結合
された揺動レバー２に取付けられており、この揺
動レバーは、持上げられた位置から明らかなよう
に、ほぼこの揺動角度範囲内で揺動可能である。

硬い部分１４の大きさは、ほぼ基準面に相応し
ている。次の図から、硬い部分乃至板１４と揺動
レバー２の間の本発明による結合が明らかであ
る。第２ａ図は、板が初期位置につり下げられて
おり、かつクツシヨン１が基準面１１に対して平
行にある場合において板１４を示している。球ま
たは半球継手４は、その際相応して形成された継
手座１５のところにあり、この継手座は、揺動レ
バー２に形成されており、かつこの継手座に穴５
が続いている。

半球継手４において板１４の面に対して垂直に
継手ピン６が設けられており、この継手ピンは、
穴５内に支持されており、板１４の可動性を規定
している。第２ｂ図は、極端な位置にある板１４
を示しており、この位置において板の縁は揺動レ
バー２に当たり、従つて板の角連動を制限する。
材料に応じて穴５はこの位置において広げられる
ので、継手ピン６がはずれる危険がある。それを
防ぐため、レバー２を通り抜けた継手ピン６の端
部に、例えば締付けによつて適当に取付けて、保
護円板７が設けられている。第３図は、揺動レバ
ー２の構成を示しており、このレバーは、長方形
または正方形の板１４のため回転防止部として付
加的な縁８を有する。第４図は、完全な揺動レバ
ーおよびレバーの支持部を斜視図で示している。
支持台１６および１７および軸１８は、レバー２
０の揺動支持のため使われる。バスタブ形凹所に
おいてレバー部が開いているので、継手４、ピン
６およびクツシヨン１を備えた押付け板１４を見
ることができる。穴２１は、電磁操作を行うこと
では示されていない別のレバー支持のため使われ
る。開口２３は、図示されていない押圧ばねの端
部を収容するために使われ、このばねは、他方に
おいて装置の基板１３に支持されている。レバー
２０の前側の縁２２は、磁気ヘツド支持体（図示
せず）に常に接するようになつており、従つて磁
気ヘツドは、装置が装填されてない場合に、前記
の押圧ばねによつても基板または対向磁気ヘツド
に対して所定の間隔をあけている。

これら部分は、有利にも例えば発ぽうゴムまた
はフエルト等から成ることができる弾性クツシヨ
ン１および保護円板７を除外して、射出成形プラ
スチツクから作ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、可撓デイスク回転機構における基本
的な押付け装置を示す図、第２ａ図および第２ｂ
図は、カルダン継手による本発明の構成における
細部を示す図、第３図は、揺動レバーの別の構成
を示す図、第４図は、組立てられた装置を一部破
断して示す斜視図である。 なお、図示された主要部と符号との対応関係は
以下の通りである。１……クツシヨン、２，２０
……揺動レバー、４……球継手、５……穴、６…
…継手ピン、８……回転防止部、１４……硬い部
分乃至板、１５……継手座。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 弾性クツシヨンを備えた硬い部分が設けられ
   ており、この部分が、押付け可能な揺動レバーに
   設けられ、かつ可撓記録担体の回転方向に見て、
   走査ヘツドの書込み／読取り範囲の前に配置され
   ており、かつこのようにして記録担体を少なくと
   も間接的に基準面に向つて押付ける、特に保護ケ
   ースに入つた可撓記録担体用の押付け装置におい
   て、 硬い部分１４が、平面押付けを行うように関節
   状に支持されていることを特徴とする、可撓記録
   担体、特にケースに入つた記録担体用の押付け装
   置。 ２ 硬い部分１４が、カルダン式に支持されてい
   る、特許請求の範囲１記載の装置。 ３ 硬い部分１４に継手ピン６を備えた球継手４
   が設けられ、かつ揺動レバー２，２０に継手座１
   ５および穴５が設けられている、特許請求の範囲
   ２記載の装置。 ４ 硬い部分１４のため回転防止部８が設けられ
   ている、特許請求の範囲１ないし３のいずれかに
   記載の装置。