JPS6255128B2 - - Google Patents
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- JPS6255128B2 JPS6255128B2 JP57145449A JP14544982A JPS6255128B2 JP S6255128 B2 JPS6255128 B2 JP S6255128B2 JP 57145449 A JP57145449 A JP 57145449A JP 14544982 A JP14544982 A JP 14544982A JP S6255128 B2 JPS6255128 B2 JP S6255128B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ray
- stimulable phosphor
- conveyor belt
- top plate
- phosphor plate
- Prior art date
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- Expired
Links
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B42/00—Obtaining records using waves other than optical waves; Visualisation of such records by using optical means
- G03B42/02—Obtaining records using waves other than optical waves; Visualisation of such records by using optical means using X-rays
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は、診断のための医療機器の分野に属
し、さらに詳しくは、従来の増感紙−フイルム系
に代わる新たなX線撮影方式として、蓄積性螢光
体板を用いて大量にかつ連続的にX線撮影を行う
X線診断装置に関するものである。
し、さらに詳しくは、従来の増感紙−フイルム系
に代わる新たなX線撮影方式として、蓄積性螢光
体板を用いて大量にかつ連続的にX線撮影を行う
X線診断装置に関するものである。
従来のX線撮影はX線フイルムを用い、X線フ
イルムの表裏面に増感紙を配置すると共にX線用
カセツテに収納してX線フイルムを密着保持し、
該カセツテを撮影位置に挿脱することにより行な
われている。又、増感紙の間にX線フイルムを配
置すると共に、これをベルトの間に挾持してX線
フイルムを密着保持し、前記ベルトの駆動を行
い、かつ、順次新たなX線フイルムを供給して大
量にX線撮影を処理するカセツテレス方式も採用
されている。前者は一般撮影のシステムに多用さ
れ汎用ブツキー撮影台、胸部用スタンド、近接型
X線テレビ寝台等で用いられる。又、後者は大量
に撮影を処理することが要求される消化管を中心
とするX線テレビ寝台(リモート型が多い)に使
用されて発展してきた。
イルムの表裏面に増感紙を配置すると共にX線用
カセツテに収納してX線フイルムを密着保持し、
該カセツテを撮影位置に挿脱することにより行な
われている。又、増感紙の間にX線フイルムを配
置すると共に、これをベルトの間に挾持してX線
フイルムを密着保持し、前記ベルトの駆動を行
い、かつ、順次新たなX線フイルムを供給して大
量にX線撮影を処理するカセツテレス方式も採用
されている。前者は一般撮影のシステムに多用さ
れ汎用ブツキー撮影台、胸部用スタンド、近接型
X線テレビ寝台等で用いられる。又、後者は大量
に撮影を処理することが要求される消化管を中心
とするX線テレビ寝台(リモート型が多い)に使
用されて発展してきた。
一方、従来の増感紙−フイルム系に代わる新た
なX線撮影方式が提供されている。これは、広い
意味でのデイジタルラジオグラフイの一方式であ
り、例えば、富士フイルム(株)がFuji Intelligent
Diagnostic X−ray Systemとして発表した例が
ある。これは、増感紙−フイルム系に代えて蓄積
性螢光体板をX線検出器として使用するものであ
る。そして、X線撮影後に蓄積性螢光体板より情
報を読み出して画像処理し、CRTに表示し、又
は、記録用フイルムに撮影して診断を行なうもの
である。この蓄積性螢光体板を用いてのX線撮影
にあつては、従来の増感紙は必要とされず、従つ
て、増感紙−フイルム系の撮影に不可欠であつた
増感紙とX線フイルムとの密着性を配慮しなくて
もよい利点を有している。又、この蓄積性螢光体
板は、X線撮影後に輝尽用の読み出し照射を行な
つて記録されたX線画像が読み出された後は、再
度繰り返して1000回程度再生使用できる特性を有
している。さらに、この蓄積性螢光体板はX線撮
影前に光にさらしても良いという特質があり、い
わゆるday light loadingが可能である。
なX線撮影方式が提供されている。これは、広い
意味でのデイジタルラジオグラフイの一方式であ
り、例えば、富士フイルム(株)がFuji Intelligent
Diagnostic X−ray Systemとして発表した例が
ある。これは、増感紙−フイルム系に代えて蓄積
性螢光体板をX線検出器として使用するものであ
る。そして、X線撮影後に蓄積性螢光体板より情
報を読み出して画像処理し、CRTに表示し、又
は、記録用フイルムに撮影して診断を行なうもの
である。この蓄積性螢光体板を用いてのX線撮影
にあつては、従来の増感紙は必要とされず、従つ
て、増感紙−フイルム系の撮影に不可欠であつた
増感紙とX線フイルムとの密着性を配慮しなくて
もよい利点を有している。又、この蓄積性螢光体
板は、X線撮影後に輝尽用の読み出し照射を行な
つて記録されたX線画像が読み出された後は、再
度繰り返して1000回程度再生使用できる特性を有
している。さらに、この蓄積性螢光体板はX線撮
影前に光にさらしても良いという特質があり、い
わゆるday light loadingが可能である。
蓄積性螢光体板を自動搬送する手段として、従
来の増感紙−フイルム系の搬送手段を適用できな
いこともない。しかしながら、従来の増感紙−フ
イルム系の搬送手段では、X線フイルムをベルト
によつて密着保持する構造となつているため、何
回も繰り返し使用できる蓄積性螢光体板に適用し
た際には、蓄積性螢光体板の表面に傷をつける恐
れが生ずる。蓄積性螢光体板の傷は、画像読みと
り時(レーザービームによるスキヤン方式等)
に、本来の情報でない信号として読み出してしま
いX線診断において誤診の危険性がある。又、蓄
積性螢光体板の寿命を早める原因ともなつてい
る。
来の増感紙−フイルム系の搬送手段を適用できな
いこともない。しかしながら、従来の増感紙−フ
イルム系の搬送手段では、X線フイルムをベルト
によつて密着保持する構造となつているため、何
回も繰り返し使用できる蓄積性螢光体板に適用し
た際には、蓄積性螢光体板の表面に傷をつける恐
れが生ずる。蓄積性螢光体板の傷は、画像読みと
り時(レーザービームによるスキヤン方式等)
に、本来の情報でない信号として読み出してしま
いX線診断において誤診の危険性がある。又、蓄
積性螢光体板の寿命を早める原因ともなつてい
る。
ここで、従来のX線フイルム撮影装置の一例を
第1図を参照して説明する。第1図において、X
線フイルム撮影装置は、X線管1より照射され被
検体2を透過したX線をイメージインテンシフア
イア(以下I・Iと略記する)3を介して電気信
号に変換し、これをX線透過像としてデイスプレ
イ(図示せず)に表示する。そして、X線フイル
ム撮影にあつては、X線フイルム供給部4内に格
納されている未撮影のX線フイルム11を順次1
枚づつ取り出して前記I・I3の前面に搬送し、
X線撮影後に、前記X線フイルム供給部4と対向
配置したX線フイルム収納部5に収納するもので
ある。X線フイルム供給部4よりX線フイルム収
納部5へX線フイルム11を搬送する手段とし
て、前記X線フイルム収納部5内には一対の駆動
ドラム6a,6bが設けられ、この駆動ドラム6
a,6bは可逆回転可能となつている。又、X線
フイルム供給部4内には、従動ドラム7a,7b
が設けられ、この従動ドラム7a,7bには常時
図示矢印A方向に付勢力が作用している。X線フ
イルム11を挾持して搬送する2枚の相接合する
搬送ベルト8a,8bは、それぞれの一端を前記
駆動ドラム6a,6bの外周上に固定し、それぞ
れの他端を前記従動ドラム7a,7bの外周上に
互いに逆方向に巻回して固定している。又、従動
ドラム7a,7bの外周上に巻回されている搬送
ベルト8a,8bの外面には増感紙9a,9bが
接着固定されている。従つて、前記駆動ドラム6
a,6bの図示矢印B方向への回転駆動に伴い、
X線フイルム11を前記増感紙9a,9bを介し
て搬送ベルト8a,8bに挾持して搬送するよう
になつている。I・I3の前面にX線フイルム1
1を停止させてX線フイルム撮影を行なつた後に
は、駆動ドラム6a,6bをさらに図示矢印B方
向に回転駆動して、X線フイルム11をX線フイ
ルム収納部5内に収納する。その後、駆動ドラム
6a,6bの回転駆動を停止して無拘束状態とす
ると、従動ドラム7a,7bに作用する図示矢印
A方向の付勢力により増感紙9a,9bが初期の
位置に設定され、次のX線撮影に備えることがで
きる。10は圧着ローラであり、X線撮影位置の
両側に配設されて搬送ベルト8a,8bを圧接す
るようになつている。この圧着ローラ10によつ
て、X線フイルム11と増感紙9a,9bとの密
着性を保持することができる。
第1図を参照して説明する。第1図において、X
線フイルム撮影装置は、X線管1より照射され被
検体2を透過したX線をイメージインテンシフア
イア(以下I・Iと略記する)3を介して電気信
号に変換し、これをX線透過像としてデイスプレ
イ(図示せず)に表示する。そして、X線フイル
ム撮影にあつては、X線フイルム供給部4内に格
納されている未撮影のX線フイルム11を順次1
枚づつ取り出して前記I・I3の前面に搬送し、
X線撮影後に、前記X線フイルム供給部4と対向
配置したX線フイルム収納部5に収納するもので
ある。X線フイルム供給部4よりX線フイルム収
納部5へX線フイルム11を搬送する手段とし
て、前記X線フイルム収納部5内には一対の駆動
ドラム6a,6bが設けられ、この駆動ドラム6
a,6bは可逆回転可能となつている。又、X線
フイルム供給部4内には、従動ドラム7a,7b
が設けられ、この従動ドラム7a,7bには常時
図示矢印A方向に付勢力が作用している。X線フ
イルム11を挾持して搬送する2枚の相接合する
搬送ベルト8a,8bは、それぞれの一端を前記
駆動ドラム6a,6bの外周上に固定し、それぞ
れの他端を前記従動ドラム7a,7bの外周上に
互いに逆方向に巻回して固定している。又、従動
ドラム7a,7bの外周上に巻回されている搬送
ベルト8a,8bの外面には増感紙9a,9bが
接着固定されている。従つて、前記駆動ドラム6
a,6bの図示矢印B方向への回転駆動に伴い、
X線フイルム11を前記増感紙9a,9bを介し
て搬送ベルト8a,8bに挾持して搬送するよう
になつている。I・I3の前面にX線フイルム1
1を停止させてX線フイルム撮影を行なつた後に
は、駆動ドラム6a,6bをさらに図示矢印B方
向に回転駆動して、X線フイルム11をX線フイ
ルム収納部5内に収納する。その後、駆動ドラム
6a,6bの回転駆動を停止して無拘束状態とす
ると、従動ドラム7a,7bに作用する図示矢印
A方向の付勢力により増感紙9a,9bが初期の
位置に設定され、次のX線撮影に備えることがで
きる。10は圧着ローラであり、X線撮影位置の
両側に配設されて搬送ベルト8a,8bを圧接す
るようになつている。この圧着ローラ10によつ
て、X線フイルム11と増感紙9a,9bとの密
着性を保持することができる。
フイルム−増感紙系のX線診断装置はX線フイ
ルムと増感紙との密着性が重視されるため、搬送
距離を短かくして密着機構を簡易にする構成のも
のが多く、例えば前記例のように搬送ベルト8
a,8bを往復動させるものが採用され、密着機
構の管理を含めて、メインテナンス、サービスの
点で負担が多く、かつ、構成の簡易化にも限度が
あつた。上記機構に比して構成の簡易なエンドレ
スベルトによる搬送手段も提供されている(実公
昭56−3708)。しかし、これは粘着テープ、粘着
ロープ等を使用してX線フイルムを搬送するもの
であり、使用に際してX線フイルムに粘着物が付
着し、さらに、これにゴミ等が付着することによ
り自動現像器のローラ及びX線フイルムの汚損の
弊害が生ずる欠点があつた。従つて、従来より、
X線撮影に蓄積性螢光体板を使用するに際し、蓄
積性螢光体板の機能を十分に発揮でき、かつ、構
成の簡単なX線診断装置が提供されていなかつ
た。
ルムと増感紙との密着性が重視されるため、搬送
距離を短かくして密着機構を簡易にする構成のも
のが多く、例えば前記例のように搬送ベルト8
a,8bを往復動させるものが採用され、密着機
構の管理を含めて、メインテナンス、サービスの
点で負担が多く、かつ、構成の簡易化にも限度が
あつた。上記機構に比して構成の簡易なエンドレ
スベルトによる搬送手段も提供されている(実公
昭56−3708)。しかし、これは粘着テープ、粘着
ロープ等を使用してX線フイルムを搬送するもの
であり、使用に際してX線フイルムに粘着物が付
着し、さらに、これにゴミ等が付着することによ
り自動現像器のローラ及びX線フイルムの汚損の
弊害が生ずる欠点があつた。従つて、従来より、
X線撮影に蓄積性螢光体板を使用するに際し、蓄
積性螢光体板の機能を十分に発揮でき、かつ、構
成の簡単なX線診断装置が提供されていなかつ
た。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであ
り、X線撮影に蓄積性螢光体板を用いると共に、
この蓄積性螢光体板の機能を十分に発揮できる構
成の簡単な搬送手段を有し、よつてX線撮影を大
量にかつ連続的に行うことのできるX線診断装置
を提供することを目的とするものである。
り、X線撮影に蓄積性螢光体板を用いると共に、
この蓄積性螢光体板の機能を十分に発揮できる構
成の簡単な搬送手段を有し、よつてX線撮影を大
量にかつ連続的に行うことのできるX線診断装置
を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するための本発明の概要は、被
検体を載置する天板を挾んでX線管とイメージイ
ンテンシフアイアとを対向配置し、無端状の第
1、第2の搬送ベルトを搬送手段として具備し、
第1、第2の搬送ベルトの間に蓄積性螢光体板を
挾持して撮影位置に導びいて、X線撮影に供する
X線診断装置において、前記第1の搬送ベルトは
前記撮影位置を含む範囲が天板と平行に配設され
ており、第2の搬送ベルトは前記第1の搬送ベル
トにおける少なくとも天板と平行に配設される部
分と外接し、他の部分は前記第1の搬送ベルトか
ら離れた分離領域を有するように配設され前記分
離領域に配設される蓄積性螢光体板供給部と蓄積
性螢光体板収納部とを有し、前記第1、第2の搬
送ベルトの少なくともいずれか一方にはベルトの
幅方向の両端部分に相対向する面より突起した突
起部が設けられていることを特徴とするものであ
る。
検体を載置する天板を挾んでX線管とイメージイ
ンテンシフアイアとを対向配置し、無端状の第
1、第2の搬送ベルトを搬送手段として具備し、
第1、第2の搬送ベルトの間に蓄積性螢光体板を
挾持して撮影位置に導びいて、X線撮影に供する
X線診断装置において、前記第1の搬送ベルトは
前記撮影位置を含む範囲が天板と平行に配設され
ており、第2の搬送ベルトは前記第1の搬送ベル
トにおける少なくとも天板と平行に配設される部
分と外接し、他の部分は前記第1の搬送ベルトか
ら離れた分離領域を有するように配設され前記分
離領域に配設される蓄積性螢光体板供給部と蓄積
性螢光体板収納部とを有し、前記第1、第2の搬
送ベルトの少なくともいずれか一方にはベルトの
幅方向の両端部分に相対向する面より突起した突
起部が設けられていることを特徴とするものであ
る。
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。第2図は本発明の一実施例であるX線診断
装置の横断面図である。尚、以下の説明に際して
蓄積性螢光体板をD・I・Pと略記する。第2図
においてX線診断装置は被検体を載置するための
天板12と、該天板12を保持する架台13と、
天板12の上方に取り付けられるX線管14と、
天板12を挾んで前記X線管14と対向配置され
るように前記架台13内に収納されるI・I15
と、架台13内に設置されるD・I・P供給部1
6,D・I・P収納部17と、D・I・P供給部
16よりI・I15前面を、経由してD・I・P
収納部17までD・I・Pを搬送するD・I・P
搬送手段18とから成つている。前記天板12
は、例えばアクリル等の透明部材から成り、天板
12の下即ち架台13が透視可能となつている。
前記架台13は、前記I・I15の上方にX線用
グリツド13aを有すると共に、前記D・I・P
供給部16より前記I・I15の前面にD・I・
P25を搬送する系路に沿つた部分であつて、前
記天板12と対向する部分が含鉛アクリル等の透
明部材13bにより形成されている。架台13の
他の部分は全てX線遮蔽と遮光能力を有する部材
より形成されている。前記搬送手段18は、D・
I・P25を挾持して搬送するように相接合する
第1の搬送ベルト19と第2の搬送ベルト20
と、第1、第2の搬送ベルト19,20を同期し
て間欠的に一方向(図示矢印方向)に回転駆動す
る駆動ドラム21a〜21f,22a〜22eと
により構成される。第1の搬送ベルト19は、前
記I・I15の前面を含んで天板12と平行に張
架されるように、例えばトラツク状に張り渡され
ている。又、第2の搬送ベルト20は、例えば前
記トラツク状の第1の搬送ベルト19の一方の円
弧状部分以外の部分と外接するように、無端状に
張架されている。このため、第1、第2の搬送ベ
ルト19,20が接合する部分に沿つた、ベルト
の駆動方向前後には、第1、第2の搬送ベルト1
9,20の分離部23,24が形成されている。
前記D・I・P供給部16は前記分離部23近傍
に設けられると共に、その内部に未撮影の多数の
D・I・P25を収納している。D・I・P供給
部16は底部にスプリング16aを有し、該スプ
リング16aの付勢力によりD・I・P25を上
方に押し上げ、上方に設けられたD・I・P取り
出し口16bより順次1枚づつD・I・Pを供給
するようになつている。尚、D・I・P25の供
給駆動については既知であるためその説明を省略
する。26はガイドローラであり、前記D・I・
P取り出し口16bから前記分離部23に沿つて
複数設けられている。前記D・I・P収納部17
は、他方の分離部24近傍に設けられると共に、
第1、第2の搬送ベルト19,20により搬送さ
れる撮影後のD・I・P25を順次収納するよう
になつている。D・I・P収納部17はD・I・
P25を順次収納するためのD・I・P収納口1
7aを有し、該D・I・P収納口17aは遮断蓋
17bを具備している。この遮蔽蓋17bは、
D・I・P収納部17を架台13より抜き出す際
に、自動的に閉鎖され、撮影済のD・I・P25
の露光を防止するようになつている。27はガイ
ドローラであり、前記D・I・P収納口17aか
ら前記分離部24に沿つて複数設けられている。
28a〜28eはそれぞれX線遮蔽かつ遮光能力
を有する遮蔽板であり、撮影終了後のD・I・P
25をX線被曝と露光から防護するためのもので
ある。
する。第2図は本発明の一実施例であるX線診断
装置の横断面図である。尚、以下の説明に際して
蓄積性螢光体板をD・I・Pと略記する。第2図
においてX線診断装置は被検体を載置するための
天板12と、該天板12を保持する架台13と、
天板12の上方に取り付けられるX線管14と、
天板12を挾んで前記X線管14と対向配置され
るように前記架台13内に収納されるI・I15
と、架台13内に設置されるD・I・P供給部1
6,D・I・P収納部17と、D・I・P供給部
16よりI・I15前面を、経由してD・I・P
収納部17までD・I・Pを搬送するD・I・P
搬送手段18とから成つている。前記天板12
は、例えばアクリル等の透明部材から成り、天板
12の下即ち架台13が透視可能となつている。
前記架台13は、前記I・I15の上方にX線用
グリツド13aを有すると共に、前記D・I・P
供給部16より前記I・I15の前面にD・I・
P25を搬送する系路に沿つた部分であつて、前
記天板12と対向する部分が含鉛アクリル等の透
明部材13bにより形成されている。架台13の
他の部分は全てX線遮蔽と遮光能力を有する部材
より形成されている。前記搬送手段18は、D・
I・P25を挾持して搬送するように相接合する
第1の搬送ベルト19と第2の搬送ベルト20
と、第1、第2の搬送ベルト19,20を同期し
て間欠的に一方向(図示矢印方向)に回転駆動す
る駆動ドラム21a〜21f,22a〜22eと
により構成される。第1の搬送ベルト19は、前
記I・I15の前面を含んで天板12と平行に張
架されるように、例えばトラツク状に張り渡され
ている。又、第2の搬送ベルト20は、例えば前
記トラツク状の第1の搬送ベルト19の一方の円
弧状部分以外の部分と外接するように、無端状に
張架されている。このため、第1、第2の搬送ベ
ルト19,20が接合する部分に沿つた、ベルト
の駆動方向前後には、第1、第2の搬送ベルト1
9,20の分離部23,24が形成されている。
前記D・I・P供給部16は前記分離部23近傍
に設けられると共に、その内部に未撮影の多数の
D・I・P25を収納している。D・I・P供給
部16は底部にスプリング16aを有し、該スプ
リング16aの付勢力によりD・I・P25を上
方に押し上げ、上方に設けられたD・I・P取り
出し口16bより順次1枚づつD・I・Pを供給
するようになつている。尚、D・I・P25の供
給駆動については既知であるためその説明を省略
する。26はガイドローラであり、前記D・I・
P取り出し口16bから前記分離部23に沿つて
複数設けられている。前記D・I・P収納部17
は、他方の分離部24近傍に設けられると共に、
第1、第2の搬送ベルト19,20により搬送さ
れる撮影後のD・I・P25を順次収納するよう
になつている。D・I・P収納部17はD・I・
P25を順次収納するためのD・I・P収納口1
7aを有し、該D・I・P収納口17aは遮断蓋
17bを具備している。この遮蔽蓋17bは、
D・I・P収納部17を架台13より抜き出す際
に、自動的に閉鎖され、撮影済のD・I・P25
の露光を防止するようになつている。27はガイ
ドローラであり、前記D・I・P収納口17aか
ら前記分離部24に沿つて複数設けられている。
28a〜28eはそれぞれX線遮蔽かつ遮光能力
を有する遮蔽板であり、撮影終了後のD・I・P
25をX線被曝と露光から防護するためのもので
ある。
次に、前記第1、第2の搬送ベルト19,20
の形状等について、第3図a,bをも参照して説
明する。第3図aは第1、第2の搬送ベルト1
9,20の間にD・I・P25を挾持した状態を
示す断面図であり、第3図bは第2の搬送ベルト
20の概略斜視図である。第3図a,bに示すよ
うに、第1の搬送ベルト19が平坦状であるのに
対し、第2の搬送ベルト20は、その幅方向の両
端部に、第1の搬送ベルト19と対向する面より
突起した突起部20a,20bを有している。こ
のため、第1、第2の搬送ベルト19,20の間
にD・I・P25を挾持した際には、第2の搬送
ベルト20とD・I・P25との間に空間部20
cが形成されている。尚、前記D・I・P25
は、保持体25aと、該保持体25aの例えば片
面に塗布される蓄積性螢光体層25bとから成つ
ている。又、前記第1、第2の搬送ベルト19,
20は、X線透過性の部材例えばゴム、ナイロン
等の合成物、ビニール、布、紙加工品等より形成
されている。かつ、第2の搬送ベルト20は上記
部材のうち透明な部材が採用されている。
の形状等について、第3図a,bをも参照して説
明する。第3図aは第1、第2の搬送ベルト1
9,20の間にD・I・P25を挾持した状態を
示す断面図であり、第3図bは第2の搬送ベルト
20の概略斜視図である。第3図a,bに示すよ
うに、第1の搬送ベルト19が平坦状であるのに
対し、第2の搬送ベルト20は、その幅方向の両
端部に、第1の搬送ベルト19と対向する面より
突起した突起部20a,20bを有している。こ
のため、第1、第2の搬送ベルト19,20の間
にD・I・P25を挾持した際には、第2の搬送
ベルト20とD・I・P25との間に空間部20
cが形成されている。尚、前記D・I・P25
は、保持体25aと、該保持体25aの例えば片
面に塗布される蓄積性螢光体層25bとから成つ
ている。又、前記第1、第2の搬送ベルト19,
20は、X線透過性の部材例えばゴム、ナイロン
等の合成物、ビニール、布、紙加工品等より形成
されている。かつ、第2の搬送ベルト20は上記
部材のうち透明な部材が採用されている。
以上のように構成されたX線診断装置の作用に
ついて説明する。天板12上に被検体(図示せ
ず)を載置し、X線管14より低線量のX線を照
射すると、被検体を透過したX線はX線用グリツ
ド13a、第1、第2の搬送ベルト19,20を
介してI・I15に入射する。I・I15では結
像される可視光X線像の光の強度に応じた電気信
号を出力する。そして、これをテレビ信号に変換
してテレビモニタ(図示せず)にX線透視像を表
示することができる。そして、操作者は前記テレ
ビモニタを見ながら所望のタイミングでX線撮影
を行うものである。X線撮影にあたつて、D・
I・P供給部16内に収納されている未撮影の
D・I・P25は、駆動ドラム21a〜21f,
22a〜22eの間欠駆動と同期して、D・I・
P供給口16aより供給駆動され、ガイドローラ
26に案内されて分離部23に導かれる(図示A
点…Ready位置)。そして、駆動ドラム21a〜
21f,22a〜22eの次の間欠駆動に伴つ
て、図示A点のD・I・P25は、第1、第2の
搬送ベルト19,20に挾持されて図示B点の
Stand−by位置に停止する。図示B点のStand−
by位置にD・I・P25がある状態で、操作者
が所望のタイミングで撮影スタートスイツチ(図
示せず)を操作すると、駆動ドラム21a〜21
f,22a〜22eが所定時間駆動する。このた
め、第1、第2の搬送ベルト19,20の間に挾
持されたD・I・P25が、第1、第2の搬送ベ
ルト19,20と共に移動して、D・I・P25
をI・I15の前面(撮影位置C)に搬送するこ
とができる。D・I・P25が前記撮影位置Cに
到達したことを例えばマイクロスイツチ等で検出
し、駆動ドラム21a〜21f,22a〜22e
の駆動を停止させる。そして、その後、X線管1
4よりX線を照射するようにしておけば、D・
I・P25にX線撮影を行うことができる。又、
前記撮影スタートスイツチの操作に伴つて、D・
I・P供給部16内の未撮影のD・I・P25が
順次供給駆動され、ガイドローラ26を介して
Ready位置A点及びStand−by位置B点にD・
I・P25が順次供給される。このため、X線撮
影を連続的に行うことができる。又、第2の搬送
ベルト20はその幅方向の両端部に突起部20
a,20bを有し、この突起部20a,20bと
平坦状の第1の搬送ベルト19とでD・I・P2
5を挾持するように構成している。従つて、D・
I・P25の蓄積性螢光体層25bを第2の搬送
ベルト20と当接するように、予じめD・I・P
25をD・I・P供給部16内に収納しておけ
ば、蓄積性螢光体層25bの撮影有効面と第1の
搬送ベルト20との間に空間部20cを形成する
ことができる。このため、D・I・P25の搬送
中に蓄積性螢光体層25bの撮影有効面に損傷を
与える恐れは全く生じない。X線撮影が終了した
D・I・P25は、駆動ドラム21a〜21f,
22a〜22eの駆動に伴つて、第1の搬送ベル
ト19,20の間に挾持されて順次搬送される。
そして、分離部24よりガイドローラ27に案内
されてD・I・P収納部17に順次収納される。
撮影終了後のD・I・P25を搬送する系路をX
線被曝、露光より防護するために、遮蔽板28a
〜28eが設けられているため、D・I・P25
に納められた情報に劣化は生じない。さらに、
D・I・P収納部17を架台13より取り出す際
には、D・I・P収納口17aを閉鎖するように
遮光蓋17bが設けられているため、一度D・
I・Pに納められた情報を確実に読み出すことが
できる。尚、X線撮影前にあつては、D・I・P
25はday light loadingが可能であるため、天板
12、架台13の一部及び第2の搬送ベルト20
を透明部材で形成し、D・I・P供給部16より
Stand−by位置B点までの搬送系路を目視可能と
している。このため、搬送の際のトラブルの早期
発見を容易になし得ることができる。又、D・
I・P25をStand−by位置B点に設定する際
に、マイクロスイツチ等で検出する回路を必要と
せず、目視にて設定することもできる。
ついて説明する。天板12上に被検体(図示せ
ず)を載置し、X線管14より低線量のX線を照
射すると、被検体を透過したX線はX線用グリツ
ド13a、第1、第2の搬送ベルト19,20を
介してI・I15に入射する。I・I15では結
像される可視光X線像の光の強度に応じた電気信
号を出力する。そして、これをテレビ信号に変換
してテレビモニタ(図示せず)にX線透視像を表
示することができる。そして、操作者は前記テレ
ビモニタを見ながら所望のタイミングでX線撮影
を行うものである。X線撮影にあたつて、D・
I・P供給部16内に収納されている未撮影の
D・I・P25は、駆動ドラム21a〜21f,
22a〜22eの間欠駆動と同期して、D・I・
P供給口16aより供給駆動され、ガイドローラ
26に案内されて分離部23に導かれる(図示A
点…Ready位置)。そして、駆動ドラム21a〜
21f,22a〜22eの次の間欠駆動に伴つ
て、図示A点のD・I・P25は、第1、第2の
搬送ベルト19,20に挾持されて図示B点の
Stand−by位置に停止する。図示B点のStand−
by位置にD・I・P25がある状態で、操作者
が所望のタイミングで撮影スタートスイツチ(図
示せず)を操作すると、駆動ドラム21a〜21
f,22a〜22eが所定時間駆動する。このた
め、第1、第2の搬送ベルト19,20の間に挾
持されたD・I・P25が、第1、第2の搬送ベ
ルト19,20と共に移動して、D・I・P25
をI・I15の前面(撮影位置C)に搬送するこ
とができる。D・I・P25が前記撮影位置Cに
到達したことを例えばマイクロスイツチ等で検出
し、駆動ドラム21a〜21f,22a〜22e
の駆動を停止させる。そして、その後、X線管1
4よりX線を照射するようにしておけば、D・
I・P25にX線撮影を行うことができる。又、
前記撮影スタートスイツチの操作に伴つて、D・
I・P供給部16内の未撮影のD・I・P25が
順次供給駆動され、ガイドローラ26を介して
Ready位置A点及びStand−by位置B点にD・
I・P25が順次供給される。このため、X線撮
影を連続的に行うことができる。又、第2の搬送
ベルト20はその幅方向の両端部に突起部20
a,20bを有し、この突起部20a,20bと
平坦状の第1の搬送ベルト19とでD・I・P2
5を挾持するように構成している。従つて、D・
I・P25の蓄積性螢光体層25bを第2の搬送
ベルト20と当接するように、予じめD・I・P
25をD・I・P供給部16内に収納しておけ
ば、蓄積性螢光体層25bの撮影有効面と第1の
搬送ベルト20との間に空間部20cを形成する
ことができる。このため、D・I・P25の搬送
中に蓄積性螢光体層25bの撮影有効面に損傷を
与える恐れは全く生じない。X線撮影が終了した
D・I・P25は、駆動ドラム21a〜21f,
22a〜22eの駆動に伴つて、第1の搬送ベル
ト19,20の間に挾持されて順次搬送される。
そして、分離部24よりガイドローラ27に案内
されてD・I・P収納部17に順次収納される。
撮影終了後のD・I・P25を搬送する系路をX
線被曝、露光より防護するために、遮蔽板28a
〜28eが設けられているため、D・I・P25
に納められた情報に劣化は生じない。さらに、
D・I・P収納部17を架台13より取り出す際
には、D・I・P収納口17aを閉鎖するように
遮光蓋17bが設けられているため、一度D・
I・Pに納められた情報を確実に読み出すことが
できる。尚、X線撮影前にあつては、D・I・P
25はday light loadingが可能であるため、天板
12、架台13の一部及び第2の搬送ベルト20
を透明部材で形成し、D・I・P供給部16より
Stand−by位置B点までの搬送系路を目視可能と
している。このため、搬送の際のトラブルの早期
発見を容易になし得ることができる。又、D・
I・P25をStand−by位置B点に設定する際
に、マイクロスイツチ等で検出する回路を必要と
せず、目視にて設定することもできる。
本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、本発明の要旨の範囲内で種々の変形例を包含
することは言うまでもない。前記実施例において
は、D・I・P25における保持体25aの片面
にのみ蓄積性螢光体層25bを有するものを例に
挙げて説明したが、保持体25aの両面に蓄積性
螢光体層25b,25bを有するものにも適用す
ることができることは言うまでもない。この場
合、第4図に示すように、第1の搬送ベルト19
にもその幅方向の両端部に突起部19a,19b
を設け、蓄積性螢光体層25b,25bと搬送ベ
ルト19,20との間に空間部19c,20cを
形成すればよい。上記の構成により、保持体25
aの片面又は両面に蓄積性螢光体層25bを有す
るもの両方に兼用することも可能となる。又、搬
送ベルト19,20の幅方向の両端部に設けられ
る突起部の形状も前記実施例に限定されず、例え
ば第5図a,b図示のように突起部を凹凸形状と
し、D・I・P25を挾持する上下の搬送ベルト
19,20の凸部と凹部とでD・I・P25を挾
持するようにすれば、その挾持力の増強を図るこ
ともできる。
く、本発明の要旨の範囲内で種々の変形例を包含
することは言うまでもない。前記実施例において
は、D・I・P25における保持体25aの片面
にのみ蓄積性螢光体層25bを有するものを例に
挙げて説明したが、保持体25aの両面に蓄積性
螢光体層25b,25bを有するものにも適用す
ることができることは言うまでもない。この場
合、第4図に示すように、第1の搬送ベルト19
にもその幅方向の両端部に突起部19a,19b
を設け、蓄積性螢光体層25b,25bと搬送ベ
ルト19,20との間に空間部19c,20cを
形成すればよい。上記の構成により、保持体25
aの片面又は両面に蓄積性螢光体層25bを有す
るもの両方に兼用することも可能となる。又、搬
送ベルト19,20の幅方向の両端部に設けられ
る突起部の形状も前記実施例に限定されず、例え
ば第5図a,b図示のように突起部を凹凸形状と
し、D・I・P25を挾持する上下の搬送ベルト
19,20の凸部と凹部とでD・I・P25を挾
持するようにすれば、その挾持力の増強を図るこ
ともできる。
さらに、第1の搬送ベルト19に対する第2の
搬送ベルト20の張架方法としては、I・I15
を挾んで分離部23,24を左右に形成するよう
に第2の搬送ベルト20を張架し、I・I15の
左右にD・I・P供給部16とD・I・P収納部
17とを分離配置することもできる。
搬送ベルト20の張架方法としては、I・I15
を挾んで分離部23,24を左右に形成するよう
に第2の搬送ベルト20を張架し、I・I15の
左右にD・I・P供給部16とD・I・P収納部
17とを分離配置することもできる。
以上説明したように、この発明によると、無端
状に張架した第1、第2の搬送ベルトの間に蓄積
性螢光体板を挾持して搬送することにより、大量
にかつ連続的にX線撮影を行うことのできるX線
診断装置を提供することができる。又、搬送ベル
トを一方向に間欠駆動することにより蓄積性螢光
体板を搬送することができるため、従来のように
搬送ベルトを往復動させる複雑な制御を要せず、
かつ、搬送ベルトの挾持力も従来ほど重視されな
いため、全体として構成を簡易にし、製造コスト
の低減を図ることができる。さらに、蓄積性螢光
体板の特質を巧みに利用して、搬送系路の一部を
目視可能としたため、トラブル等に対して迅速な
措置を講ずることが可能となる。又、搬送ベルト
と蓄積性螢光体板との間に空間部を形成したこと
により、何回も再生使用できる蓄積性螢光体板の
使用寿命の延長を図ることもできる。
状に張架した第1、第2の搬送ベルトの間に蓄積
性螢光体板を挾持して搬送することにより、大量
にかつ連続的にX線撮影を行うことのできるX線
診断装置を提供することができる。又、搬送ベル
トを一方向に間欠駆動することにより蓄積性螢光
体板を搬送することができるため、従来のように
搬送ベルトを往復動させる複雑な制御を要せず、
かつ、搬送ベルトの挾持力も従来ほど重視されな
いため、全体として構成を簡易にし、製造コスト
の低減を図ることができる。さらに、蓄積性螢光
体板の特質を巧みに利用して、搬送系路の一部を
目視可能としたため、トラブル等に対して迅速な
措置を講ずることが可能となる。又、搬送ベルト
と蓄積性螢光体板との間に空間部を形成したこと
により、何回も再生使用できる蓄積性螢光体板の
使用寿命の延長を図ることもできる。
第1図は従来のX線撮影装置の一例を示す概略
説明図、第2図は本発明の一実施例であるX線診
断装置の横断面図、第3図aは搬送ベルトの間に
蓄積性螢光体板を挾持した状態を示す横断面図、
第3図bは搬送ベルトの一例を示す概略斜視図、
第4図は両面に蓄積性螢光体層を有する蓄積性螢
光体板に適用した場合の搬送ベルトの横断面図、
第5図a,bは搬送ベルトにおける突起部の形状
の変形例を示す横断面図である。 12……天板、13……架台、14……X線
管、15……I・I、16……D・I・P供給
部、17……D・I・P収納部、19……第1の
搬送ベルト、19a,19b……突起部、20…
…第2の搬送ベルト、20a,20b……突起
部、21a〜21f,22a〜22e……駆動ド
ラム、25……蓄積性螢光体板(D・I・P)、
25b……蓄積性螢光体層。
説明図、第2図は本発明の一実施例であるX線診
断装置の横断面図、第3図aは搬送ベルトの間に
蓄積性螢光体板を挾持した状態を示す横断面図、
第3図bは搬送ベルトの一例を示す概略斜視図、
第4図は両面に蓄積性螢光体層を有する蓄積性螢
光体板に適用した場合の搬送ベルトの横断面図、
第5図a,bは搬送ベルトにおける突起部の形状
の変形例を示す横断面図である。 12……天板、13……架台、14……X線
管、15……I・I、16……D・I・P供給
部、17……D・I・P収納部、19……第1の
搬送ベルト、19a,19b……突起部、20…
…第2の搬送ベルト、20a,20b……突起
部、21a〜21f,22a〜22e……駆動ド
ラム、25……蓄積性螢光体板(D・I・P)、
25b……蓄積性螢光体層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 被検体を載置する天板を挾んでX線管とイメ
ージインテンシフアイアとを対向配置し、無端状
の第1、第2の搬送ベルトを搬送手段として具備
し、第1、第2の搬送ベルトの間に蓄積性螢光体
板を挾持して撮影位置に導びいて、X線撮影に供
するX線診断装置において、前記第1の搬送ベル
トは前記撮影位置を含む範囲が天板と平行に配設
されており、第2の搬送ベルトは前記第1の搬送
ベルトにおける少なくとも天板と平行に配設され
る部分と外接し、他の部分は前記第1の搬送ベル
トから離れた分離領域を有するように配設され前
記分離領域に配設される蓄積性螢光体板供給部と
蓄積性螢光体板収納部とを有し、前記第1、第2
の搬送ベルトの少なくともいずれか一方にはベル
トの幅方向の両端部分に相対向する面より突起し
た突起部が設けられていることを特徴とするX線
診断装置。 2 前記第2の搬送ベルトは透明部材で形成さ
れ、かつ、前記天板は前記蓄積性螢光体板供給部
よりX線撮影位置直前までの系路に対向する部分
が透明部材で形成されていることを特徴とする特
許請求の範囲第1項に記載のX線診断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57145449A JPS5936242A (ja) | 1982-08-24 | 1982-08-24 | X線診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57145449A JPS5936242A (ja) | 1982-08-24 | 1982-08-24 | X線診断装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5936242A JPS5936242A (ja) | 1984-02-28 |
| JPS6255128B2 true JPS6255128B2 (ja) | 1987-11-18 |
Family
ID=15385476
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57145449A Granted JPS5936242A (ja) | 1982-08-24 | 1982-08-24 | X線診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5936242A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0342528U (ja) * | 1989-09-04 | 1991-04-22 |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59192240A (ja) * | 1983-04-15 | 1984-10-31 | Fuji Photo Film Co Ltd | 放射線画像情報記録読取装置 |
| JPS60225541A (ja) * | 1984-04-24 | 1985-11-09 | 富士写真フイルム株式会社 | エネルギ−サブトラクシヨン用高速撮影装置 |
| JPS60239731A (ja) * | 1984-05-14 | 1985-11-28 | Toshiba Corp | 放射線診断装置 |
| JPS60239733A (ja) * | 1984-05-14 | 1985-11-28 | Toshiba Corp | 放射線診断装置 |
| JPH0743500B2 (ja) * | 1984-04-28 | 1995-05-15 | 株式会社東芝 | 放射線診断装置 |
| JPS60242144A (ja) * | 1984-05-14 | 1985-12-02 | Toshiba Corp | 放射線診断装置 |
| JPS60239732A (ja) * | 1984-05-14 | 1985-11-28 | Toshiba Corp | 放射線診断装置 |
| JPS60239735A (ja) * | 1984-05-14 | 1985-11-28 | Toshiba Corp | 放射線診断装置 |
| JPS60241046A (ja) * | 1984-05-15 | 1985-11-29 | Toshiba Corp | 放射線診断装置 |
| JPS60241044A (ja) * | 1984-05-15 | 1985-11-29 | Toshiba Corp | 放射線診断装置 |
| DE3588123T2 (de) * | 1984-10-16 | 1997-01-23 | Fuji Photo Film Co Ltd | Vorrichtung zum Aufzeichnen und Auslesen eines Strahlungsbildes |
| JPS61107234A (ja) * | 1984-10-30 | 1986-05-26 | Fuji Photo Film Co Ltd | 蓄積性螢光体シ−トの案内並びに位置決め装置 |
-
1982
- 1982-08-24 JP JP57145449A patent/JPS5936242A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0342528U (ja) * | 1989-09-04 | 1991-04-22 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5936242A (ja) | 1984-02-28 |
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