JPS6255074A - 新規微生物 - Google Patents

新規微生物

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JPS6255074A
JPS6255074A JP19522485A JP19522485A JPS6255074A JP S6255074 A JPS6255074 A JP S6255074A JP 19522485 A JP19522485 A JP 19522485A JP 19522485 A JP19522485 A JP 19522485A JP S6255074 A JPS6255074 A JP S6255074A
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substance
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novel
acid
medium
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Koushiyou Kiyo
許 鴻章
Suzusuke Shiyou
庄 錫亮
Teruyoshi Marunaka
丸中 照義
Akira Kajitani
亮 梶谷
Eiji Matsushima
英司 松島
Yoshinori Minami
南 慶典
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Taiho Pharmaceutical Co Ltd
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Taiho Pharmaceutical Co Ltd
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  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新規微生物に関する。
従来の技術 本発明の微生物は、文献未載の新規微生物である。
発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、新規抗生物質を生産する新しい有用な
微生物を提供することにある。
問題点を解決するための手段 本発明者は、各種ダラム陽性菌、抗酸性菌等に対して抗
菌作用を有する新規な抗生物質である後記135物質を
生産する新規菌株(以下、135物質生産菌という)を
、中華人民共和国広東省温江市で採取した土壌から新た
に分離することに成功し、これに基づき本発明を完成す
るに至った。
即ち本発明は、ストレプトミセス属に属し、グルコース
・ペプトンゼラチン培地上でのゼラチンの液化が陰性、
ペプトン・イースト鉄寒天培地上でのメラニン様色素の
生成が陰性で、且つ135物質の産生能を有することを
特徴とする新規微生物に係る。
本発明に係る新規微生物の菌学的性質を以下に示す。
A 形態学的性質 (a)胞子形成菌糸の分技法二単純分技。
(b) I11子形成の形態:直鎖状、あるいは鉤状、
輪生枝は認められない。
(C)胞子の数:約3〜18個。
(d)胞子の表面構造:平滑。
(e)胞子の大きさ二0.5〜0.8XO18〜1.0
ミクロン。
(f)鞭毛胞子の有無二認められない。
(0)胞子のうの有無:認められない。
(h)胞子柄の着生位置:気菌糸上。
(i)菌核形成性の有無:認められない。
B 各種培地上の性状および生態学的性質(a)シュク
ロース・g4酸塩寒天培地発育:良好。
気中菌糸の色:わずかに淡紅色を帯びた淡黄白色。
基生菌糸の色:明るい赤味茶。
可溶性色素:わずかに赤味茶を帯びる程度。
(b)グルコース・アスパラギン寒天培地発育:普通。
気中菌糸の0二着生せず。
基生菌糸の色:簿黄茶。
可溶性色素:産生せず。
(C)グリセリン・アスパラギン寒天培地(ISPNo
、5> 発育:普通。
気中菌糸の色:着生せず。
基生菌糸の色:薄黄茶。
可溶性色素:産生せず。
(d)スターチ・無機塩寒天培地(ISP  No、4
)発育:貧弱。
気中菌糸の色:わずかに白色。
基生菌糸の色:無色。
可溶性色素二産生ぜず。
(e)チロシン寒天培地(ISP  No、7)発育:
良好。
気中菌糸の色:わずかに淡紅色を帯びた淡黄白色。
基生菌糸の色:明るい赤味茶。
可溶性色素:わずかに赤味茶を帯びる程度。
(f)栄養寒天培地 発育:良好。
気中菌糸の0二着生せず。
基生菌糸の色:簿黄茶。
可溶性色素:産生せず。
(a)イースト・麦芽寒天培地(ISP  No、2)
発育:良好。
気中菌糸の色:わずかに淡紅色を帯びた淡黄白色。
基生菌糸の色:明るい赤味茶。
可溶性色素:わずかに赤味茶を帯びる程度。
(h)オートミール寒天培地(ISP  No、3)発
育:中等度。
気中菌糸の色:白色。
基生菌糸の色:無色。
可溶性色素:産生せず。
(i)クラシニコフNo、1寒天培地 発育:良好。
気中菌糸の色:淡黄白色。
基生菌糸の色:明るい黄橙。
可溶性色素:産生せず。
(j)ベネット寒天培地 発育:良好。
気中菌糸の色:淡黄白色。
基生菌糸の色:明るい赤味茶。
可溶性色素:産生せず。
C生理学的諸性質 (a)生育温度範囲:15〜37℃(至適温度:27〜
30℃)。
(b)ゼラチンの液化(グルコース・ペプトンゼラチン
培地上):陰性。
(C)スターチの加水分解(スターチ・無機塩寒天培地
上):陽性。
(d)セルロースの分解:陽性。
(e)脱脂乳の凝固:陽性(弱い)。
(f)脱脂乳のペプトン化=WA性(強い)。
(g)硝酸塩の還元:陽性。
(h)メラニン様色素の生成(チロシン寒天培地及びペ
プトン・イースト鉄寒天培地上):いずれも陰性。
(i)硫化水素の産生(ペプトン・イースト鉄寒天培地
上):陰性。
D 各炭素源の利用性(プリドハム・ゴドリーブ寒天培
地上) (a) L−アラビノース:+。
(b) D−キシロース:+。
(c) D−グルコース:+。
(d) D−フラクトース:+。
(e)シュクロース:+。
mイノシトール:+。
(o) L−ラムノース:+。
(h)ラフィノース:+。
(i) D−マンニット:+。
上記において、+は利用することを示す。
E 全国体加水分解物中にり、L−ジアミノピメリン酸
が存在する。
以上のような菌学的性質を有する135物質生産菌につ
いて、シエーリングらのインターナショナル ジャーナ
ル システマテイク バクテリオロジー(Intern
ational Journal  Systemat
icaacterioloay> 16.313−34
0.1966、同じ<1刀1.342.1968、同じ
く旦、447.1969、同じく且、296.1972
、ワックスマンのアクチノマイセテス(The Act
in。
mycetes ) 2.1961、バッハマンのバー
シーズ マニュアル オブ デイタミネイティブ バク
テリオロジー第8版(Bergey’ S  Manu
al  ofDeterminative Bacte
riology、 8th  edition )によ
り検索した。その結果、135物質生産菌は、ストレプ
トミセス属に属することが明らかになった。また、13
5物質生産菌に特に近縁するものとしでは、ストレプト
ミセス ロンジスボロフラバス(StreptoIll
yces  Iongispororlavus) 、
ストレプトミセス ロンジシミス(streptoly
ceslongissiIlus )及びストレプトミ
セス フルビシミス(Streptomyces  f
ulvissimus )が挙げられるが、これらと1
35物質生産菌とは以下の諸点において異なることも明
らかになった。
これらの各国の比較を下記第1表に示す。
第1表中の炭素源の利用性において、十は利用すること
を、士はおそらく利用することを、−は開用しないこと
を、それぞれ示す。
第1表から明らかな通り、135物質生産菌は、ストレ
プトミセス ロンジスボロフラバスとの比較では胞子形
成の形態、ゼラチンの液化、炭素源υ利用性(シュクロ
ース、ラフィノース)において、ストレプトミセス ロ
ンジシミスとの比較ではメラニン様色素の生成(ペプト
ン・イースト鉄寒天培地)、可溶性色素の産生において
、またストレプトミセス フルビシミスとの比較ではメ
ラニン様色素の生成(ペプトン・イースト鉄寒天培聴)
、硫化水素の産生、炭素源の利用性(D−キシ0−ス、
ラフィノース)において、それぞれ明暗に相違している
これらの結果から、本発明者は、135物質生産菌をス
トレプトミセス属に属する新種であると盈め、ストレプ
トミセス ポリ力ルポフィルスノーベル スピーシーズ
(Streptomycespolycarbophi
lus  novel 5pecies )と命名した
この135物質生産菌は、工業技術院微生物工業技術研
究所に受託番号微工研条奇第788号(FERM  B
P−788)として寄託されている。
本発明徴生物は、上記135物質生産菌に限られるもの
ではなく、該菌の通常の変異株、例えばX線、紫外線等
の照射処理やナイトロジエンマスタード、アザセリン、
亜硝酸、N−メチル−N′−ニトロ−N−ニトロソグア
ニジン(NTG)、2−アミノプリン等の変異誘起剤処
理、形質導入、形質転換、接合等の通常用いられる変異
処理により得られる各種変異株をも当然に包含するもの
である。
本発明徴生物は、新規抗生物質である135物質を生産
する点において有用である。
135物質は、A+ 、A2 、C+及びC2の4種の
物質を総称するものであり、これら4種の物質は、それ
ぞれスタフィロコッカス アウレウス209P (St
aphylococcus  aureus  209
P)、サルシナ ルティア(Sarcina Iute
a )、バチイルス ズブティリス 6633’ (B
acillussubtilis  6633)及びマ
イコ バクテリウム607 (Hycobacteri
um  607)に対して抗菌作用を示した。
135物質は、その理化学的研究の結果、塩基性のペプ
チド抗生物質に属し、グリシン、アラニン、スレオニン
、アスパラギン酸を含む他に、1種の未知アミノ酸と式 %式% で表わされる化合物を含有する新規抗生物質群であるこ
とが確認された。
135物質の理化学的性質を下記に示す。
(り135−A+物質(酢酸塩) (イ)外i12:白色粉末。
(ロ)融点:明瞭な融点を示さない。
(ハ)分子ffi:1227(ファースト アトムボン
バードメント マス スペクトル法)。
(ニ)溶解性:含水メタノール、ジメチルスルホキシド
、ジメチルホルムアミドに可溶。水に難溶。アセトン、
酢酸エチル、クロロホルム、エーテルに不溶。
(ホ)呈色反応:ビウレット反応、トレンス反応、キサ
ントプロティン反応、坂口反応に陽性。ニンヒドリン反
応、セリンシュ反応、ベネデイクト反応、アンスロン反
応、パウリ反応、エールリッヒ反応、ニトロプルシド反
応に陰性。
(へ)元素分析値:H;6.62%、 C:45.65%、N;15.16%。
(ト)塩基性、酸性、中性の区別:中性、但し遊離体は
塩基性。
(チ)構成成分ニゲリシン、アラニン、スレオニン、ア
スパラギン酸及び1種の未知アミノ酸を含み、更に式 %式% で示される化合物を含む(′fa加水分解による)。
(す)紫外吸収スペクトル:λ220nmに末端吸収を
示す。メタノール中、0.900mo/10−の濃度で
測定したチャートを、第1図に示す。
(ヌ)赤外吸収スペクトルニジ3400゜1655.1
520cm−’ Iニーペア チト特W (7)吸収を
示す。チャートを第5図に示す。
(ル)高速液体クロマトグラフィ:下記分析条件におい
て保持時間5.0〜6.0分にピークを与える。
分析条件 カラム;「マイクロボンダバック(μmBondapa
k) C+ a J  (3,9X300mm)(ウォ
ーターズ社製、商標)。
移動相;35%アセトニトリル10.1fvl塩化アン
モニウム溶液。
流速;2.OmQ/分。
検出;uv−220nl。
(ti)135  A2物質(酢酸塩)(イ)外観:白
色粉末。
(ロ)融点:明瞭な融点を示さない。
(ハ)分子fi:1170(ファースト アトムボンバ
ードメント マス スペクトル法)。
(ニ)溶解性:含水メタノール、ジメチルスルホキシド
、ジメチルホルムアミドに可溶。水に難溶。アセトン、
酢酸エチル、クロロホルム、エーテルに不溶。
(ホ)呈色反応:ビウレット反応、トレンス反応、キサ
ントプロティン反応、坂口反応に陽性。ニンヒドリン反
応、モリツシュ反応、ベネデイクト反応、アンスロン反
応、パウリ反応、エールリッヒ反応、ニトロプルシド反
応に陰性。
(へ)元素分析値:H:6.78%、 C:46.11%、N:14.99%。
(ト)塩基性、酸性、中性の区別:中性、但し遊離体は
塩基性。
(チ)構成成分ニゲリシン、アラニン、スレオニン及び
1種の未知アミノ酸を含み、更に式%式% で表わされる化合物を含む〈酸加水分解による)。
(す)紫外吸収スペクトル:λ220nllに末端吸収
を示す。メタノール中、0.93011(J/1011
12の濃度で測定したチャートを、第2図に示す。
(ヌ)赤外吸収スペクトルニジ3400゜1655.1
520cn+−’にペプチド特有の吸収を示す。チャー
トを第6図に示す。
(ル)高速液体クロマトグラフイ二上記(i)に示した
条件において保持時間6.5〜7.5分にピークを示す
(iii)135−C+物質(酢酸塩)(イ)外観:白
色粉末。
(ロ)融点:明瞭な融点を示さない。
(ハ)分子ffi:1440(ファースト アトムボン
バードメント マス スペクトル法)。
(ニ)溶解性:含水メタノール、ジメチルスルホキシド
、ジメチルホルムアミドに可溶。水に難溶。アセトン、
酢酸エチル、クロロホルム、エーテルに不溶。
(ホ)呈色反応:ビウレット反応、トレンス反応、キサ
ントプロティン反応、坂口反応に陽性。ニンヒドリン反
応、モリツシュ反応、ベネデイクト反応、アンスロン反
応、パウリ反応、エールリッヒ反応、ニトロプルシド反
応に陰性。
(へ)元素分析値:Hニア、07%、 C:46.02%、N:15.41%。
(ト)塩基性、酸性、中性の区別:中性、但し遊離体は
塩基性。
(チ)構成成分ニゲリシン、アラニン、スレオニン、ア
スパラギン酸及び1種の未知アミノ酸を含み、更に式 %式% で表わされる化合物を含む(酸加水分解による)。
(す)紫外吸収スペクトル:λ22On11に末端吸収
を示す。メタノール中1.1221!I+/10−の濃
度で測定したチャートを、第3図に示す。
(ヌ)赤外吸収スペクトルニジ3400.1655.1
520cr’にペプチド特有の吸収を示す。チャートを
第7図に示す。
(ル)高速液体クロマトグラフィ二上記(1)に示した
条件にて保持時間10.0〜 11.0分にピークを示す。
(iv)135−02物質(酢酸塩) (イ)外観:白色粉末。
(ロ)融点:明瞭な融点を示さない。
(ハ)分子ffi:1383(ファースト アトムボン
バードメント マス スペクトル法)。
(ニ)溶解性:含水メタノール、ジメチルスルホキシド
、ジメチルホルムアミドに可溶。水に難溶。アセトン、
酢酸エチル、クロロホルム、エーテルに不溶。
(ホ)呈色反応:ビウレット反応、トレンス反応、キサ
ントプロティン反応、坂口反応に陽性。ニンヒドリン反
応、モリッシュ反応、ベネディクト反応、アンスロン反
応、パウリ反応、エールリッヒ反応、ニトロプルシド反
応に陰性。
(へ)元素分析値:)(ニア、12%、C;46.40
%、N;15.11%。
(ト)塩基性、酸性、中性の区別:中性、但し遊離体は
塩基性。
(チ)構成成分ニゲリシン、アラニン、スレオニン及び
1種の未知アミノ酸を含み、更に式%式% で表わされる化合物を含む(酸加水分解による)。
(す)紫外吸収スペクトル:λ220nmに末端吸収を
示す。メタノール中、1.04010(J/10−の濃
度で測定したチャートを、第4図に示す。
(ヌ)赤外吸収スペクトルニジ3400.1655、’
 1520cm−’にペプチド特有の吸収を示す。チャ
ートを第8図に示す。
(ル)高速液体クロマトグラフイ二上記(i)に示した
条件にて保持時間11.5〜 13.0分にピークを示す。
次に、本発明微生物の培養方法について述べる。
培養方法は、原則的には一般微生物の培養方法に準する
が、通常は液体培地による撹拌通気培養法が有利である
。培養に用いられる培地としては本発明微生物が利用し
得る栄養源を含有する培地であれば°よい。すなわち、
合成培地、半合成培地或いは天然培地が使用できる。培
地の組成は、炭素源としては例えばグルコース、マンノ
ース、グリセリン、シュクロース、糖蜜、澱粉、液化澱
粉等が用いられ、窒素源としては肉エキス、カザミノ酸
、ペプトン、グルテンミール、コーンミール、綿実油、
大豆粉、コースチーブリカー、乾燥醇母、リン酸アンモ
ニウム、硫酸アンモニウム、尿素等が用いられる。また
、例えばリン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素カリウ
ム、炭酸カルシウム、塩化マグネシウム等の金属のリン
酸塩、炭酸塩、塩化物等の無m塩も必要に応じて添加さ
れる。また、培養中発泡の著しい時には、例えば大豆油
、−亜麻仁油等の植物油、オクタデカノール、テトラデ
カノール、ヘプタデカノール等の高級アルコール類、シ
リコン化合物等の消泡剤を適宜添加してもよい。本発明
微生物は、20〜37℃で生育する。135物質の産生
のためには、25〜37℃の範囲で培養するのが好まし
い。本培養の培養時間は、50〜100時間程度が適当
であり、培地の濃厚化に従って培養時間を更に延長して
もよい。
撹拌通気培養で通常行なわれるように培地へ滅菌空気を
吹き込むのがよい。微生物の効率的生育のためには、タ
ンク培養に用いる空気mを1分間あたり栄養培地1容量
部に対して0.3〜0.6容量部程度用い、毎分200
〜400回転程度で撹拌すればよい。
以上述べた培養条件は使用菌株の特性に応じてそれぞれ
最適の条件を選択して適用される。
次に、このようにして得られた本発明微生物の培養物か
ら135物質を分離、精製する方法について述べる。1
35物質の分離、精製は、微生物の培養物から抗生物質
を分離、精製する公知の手段を適宜選択し組合せること
により行なうことができる。すなわち減圧濃縮、凍結乾
燥、溶媒抽出、液性交換例えば陽イオン交換樹脂、陰イ
オン交換樹脂、非イオン交換性吸着樹脂等の樹脂による
処理、活性炭、けい酸、シリカゲル、アルミナ等の吸着
剤による処理、あるいは結晶化、再結晶等の各種手段を
単独あるいは任意の順序に組合せまた反復して用いるこ
とにより、135物質の分離、精製を行なうことができ
る。
135物質はT1離体または各種塩の形態とすることが
できる。135物質に用いられる塩としては、医薬上で
通常用いる塩を意味し、例えばナトリウム、カリウム、
リチウム等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウ
ム等のアルカリ土類金属塩、及びトリメチルアミン、ト
リエチルアミン等の有機アミン塩等を、また用いられる
酸としては塩酸、硝酸、硫酸等の無機酸塩あるいはギ酸
、酢酸、シュウ酸、マレイン酸、コハク酸、酒石酸、パ
ラトルエンスルホン酸、トリフルオロ酢酸等の有機酸塩
等を挙げることができる。
本発明微生物として、前記各種変異株を用いることによ
って135物質の生産能力を高め得るのは勿論である。
!−」L−± 次に、実施例及び参考例を挙げて本発明をより9具体的
に説明する。
実施例1 中華人民共和国広東省湛江市にて地表より5〜15C1
1の深さの土壌的1〜2qを採取した。この土壌0.5
0を試験管に入れ、5鵬の滅菌生理食塩水を加えてよく
振り混ぜ、静置した後、上清液1滴を滅菌生理食塩水1
mQの入ったシャーレに加えた。更にあらかじめ加温溶
解して約45℃に調整したマルトース−W!f母エ生エ
キス寒天培地10加えてよく混和し、最冷凝固させた。
この平板を27℃で4日間培養し、顕微鏡下で放線菌を
選択して採取し、寒天培地で27℃で純培養を行ない、
135物質生産菌(ストレプトミセス ポリカルボフィ
ルス ノーベル スピーシーズ、微工研条奇第7白8号
)を得た。
参考例1 グルコース1.0%、大豆粉1.0%、塩化ナトリウム
0.5%、炭酸カルシウム0.1%の組成を有する液体
培地1001112に上記ストレプトミセス ポリカル
ボフィルス ノーベル スピーシーズを接種し、28℃
で72時間撮撮培養し、前培養液を作製した。
魚粉1.5%、グルコース1.0%、スターチ1.0%
、硫酸アンモニウム0.5%、塩化ナトリウム0.5%
、炭酸カルシウム0.5%の組成を有する液体培地10
0Qを200Q容の醗酵槽に入れ、これに前記の前培養
液1Qを接種し、28℃で96時間培養を行なった。通
気逗は60127分、回転数は25 Or、p、m、で
ある。
以下、スタフィロコッカス アウレウス209Pに対す
る抗菌活性を指標として、活性物質を分離した。
培養終了後、培養物をシュウ酸でpH2,0に調整し、
激しく撹拌した。濾過した後、5N水酸化ナトリウム溶
液にてpH6,5に調整し、沈殿物゛を除去した。炉液
を陽イオン交換樹脂「ダウエックス50WX8J  (
ダウケミカル社製、商標)のカラムに通じ活性物質を吸
着させた。
少缶の水にて洗浄した後、0.4%の酢酸を含むアセト
ンにて活性物質を溶出させた。アセトンを減圧留去した
後再度5N水酸化ナトリウム溶液にてpH3,2に調整
し、遠心分離にて沈殿物を除去した。更に、この上清液
を5N水酸化ナトリウムにてpH7,5に調整ししばら
く放置すると、活性物質が析出した。沈澱物を?P別し
、0.05N塩酸に再溶解して不溶物を除いた。この酸
性溶液に陰イオン交換樹脂「アンバーライトIRA−4
11J(OH型)(ローム アンド ハース社製、商標
)を加えてpH4,0に調整し、溶液を凍結乾燥して白
色粗粉末3.25Qを得た。
参考例2 参考例1で得られた粗粉末1qを陽イオン交換樹脂rC
M−トヨパールJ  (NH4+型) (東洋曹達工業
@JIJ、商標)のカラムに通じ、塩化アンモニウムの
0.1Nから1.ONまでの勾配溶出を行なうと、活性
のみられるA画分とC画分がそれぞれ分離して溶出した
。A画分及びC画分をそれぞれ独立にクロマトグラフィ
用樹脂rMcIgel CHP−20pJ  (三菱化
成工業■製、商標)に通じて吸着させた。水洗した後0
.25%のトリフルオロ酢酸を含む70%アセトニトリ
ル水溶液にて溶出するとA画分からは135−A+物質
と135−A2物質とが分離して溶出し、またC画分か
らは135−C+動物質135−02物質とが分離して
溶出した。これら4つの活性物質をそれぞれ集めて、凍
結乾燥し135−A+物質30m(+、135A2物質
20m!7.135−CI物質50IIg及び135−
C2物質201gをそれぞれトリフルオロ酢酸塩として
得た。
参考例3 参考例1で得られた粗粉末1gを前記rCM−トヨバー
ル」のカラムに通じ、塩化アンモニウムの0.1Nから
1.ONまでの勾配溶出により活性のみられるA画分と
C画分の粗精製品を得た。
これらをそれぞれ30%アセトニトリル水溶液にて10
1g/−の濃度に溶解し、高速液体クロマトグラフに付
しt活性のみられるピークを分取精製した。用いた分取
条件は次の通りである。
カラム:「ラジアルパック(Radial −PAに)
C+aJ(ウォーターズ社製、商標) (8×1001
III)。
移動相:25%アセトニトリル10.1M塩化アンモニ
ウム(A画分の場合)。32%アセトニトリル10.1
M塩化アンモニウム(C画分の場合)。
流速: 1 、5mQ/win 。
検出:uv−220nm。
A画分については12〜14分及び14〜16分の溶出
液を分取し、それぞれA1画分及びA2画分とした。ま
たC画分については11〜13分及び13〜15分の溶
出液を分取し、それぞれC1画分および及びC2画分と
した。これら4種の溶出液は、ロータリーエバポレータ
にてアセトニトリルを留去した後、それぞれ独立に前記
「MCIgel  CHP−20pJのカラムに通じて
吸着させた。水洗を十分に行なった後、アセトニトリル
/酢酸/水(40:0.5:60)にて活性成分をそれ
ぞれ溶出させた。各溶出液をロータリーエバポレータに
てアセトニトリルを留去した後、凍結乾燥することによ
り、135  A+物質10rag、135−A2物質
611CI、 135−C+物質16m!11及び13
5  C2物質81mgをそれぞれ酢酸塩として得た。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は、それぞれ135−A+物質、135−A
2物質、135−C+動物質び135C2物質の各酢酸
塩のメタノール中での紫外吸収スペクトルを示す。第5
〜8図は、それぞれ135  At物質、135−A2
物質、135−C1物質及び135−C2物質の各酢酸
塩の臭化カリウム錠で測定した赤外吸収スペクトルを示
す。 (以 上) (10,〆′ 第1図 う皮号(nm) 第2図 ミ皮 畏(nm) 第3図 JL長(nm) 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ストレプトミセス属に属し、グルコース・ペプト
    ンゼラチン培地上でのゼラチンの液化が陰性、ペプトン
    ・イースト鉄寒天培地上でのメラニン様色素の生成が陰
    性で、且つ135物質の産生能を有することを特徴とす
    る新規微生物。
JP19522485A 1985-09-03 1985-09-03 新規微生物 Granted JPS6255074A (ja)

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