JPS6254839B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6254839B2
JPS6254839B2 JP12512283A JP12512283A JPS6254839B2 JP S6254839 B2 JPS6254839 B2 JP S6254839B2 JP 12512283 A JP12512283 A JP 12512283A JP 12512283 A JP12512283 A JP 12512283A JP S6254839 B2 JPS6254839 B2 JP S6254839B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
optically active
cholesteryl
electric field
composition
Prior art date
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Expired
Application number
JP12512283A
Other languages
English (en)
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JPS5962686A (ja
Inventor
Fumiaki Funada
Shigehira Minezaki
Masataka Matsura
Tomio Wada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP12512283A priority Critical patent/JPS5962686A/ja
Publication of JPS5962686A publication Critical patent/JPS5962686A/ja
Publication of JPS6254839B2 publication Critical patent/JPS6254839B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明はコレステリツク液晶相を示す液晶の電
界効果を利用した表示装置として用いた場合に有
効な特性を示す液晶組成物に関するものである。 コレステリツク液晶相(以下Chと称す)の電
界効果にはグランジユアン(Grandjean)組織
(以下Gjと称す。)からフオーカルーコニツク
(Focal conic)組織(以下Fcと称す。)への組織
変化モードと、Chからネマチツク液晶相(以下
Nと称す。)への相転移モード(以下PTMと称
す。)がある。本発明は特にPTMに関するもので
ある。 このPTMの電気光学特性は、低電界領域では
Fcによる光散乱現象を示すが、ある臨界電界
(Ec)以上ではホメオトロピツク配向のNとなり
透明状態となる。この光学的二状態を用いて表示
を行なうのである。このPTMの電気光学特性は
Ec,Ecにおける透過率T〓(%)及び応答特性
でその主な特徴を表わすことができる。応答特性
としては、ChからNへの応答を表わすτCNNか
らChへの応答を表わすτCN,E<Ecとなる保持
電界を印加した場合のNからChへの応答を表わ
すτ がある。 ここで、τCNは電界がE0(〓Ec)から2E0
(>Ec)へ変つた時点より光学効果がその飽和値
の90%に到達するまでの時間である。 τ は電界が2E0からE0へ変化した時点より光
学効果が先の飽和値の90%まで10%だけ減少する
時間である。τNCは電界が2E0又はE0から0へ変
化した時点より光学効果が飽和値からその値の10
%値まで減少するに要する時間である。 このPTMをマトリツクス表示に応用すれば、
駆動電圧(V0)を低くすることができ、特に低消
費電力駆動が可能なC/MOSドライバーの耐圧
を越さないようにすることが可能である。また、
特性的には、1:2バイアス電圧法で駆動し、1
フレームごとに一旦N状態にする時間分割法を採
ればマトリツクス表示が可能となり、そのライン
数(N)の上限値は近似的に次の関係式で表わさ
れる。 M〓(τ −τCN)÷τNC …(1) (1)式より、マトリツクスの本数Mを増加させる
ためにはτ を増加させ、τCN,τNCを減少させ
ればよい。この内τ は主として液晶を保持する
基板の表面処理に依存し、Ch液晶材料にはあま
り依存しない。 一方、τCN,τNCは逆に基板の表面処理状態に
は依存せず、Ch液晶材料に依存する。そしてτC
,τNCはCh液晶の粘性をη、ねじれ弾性係数を
K22、ピツチをPとすると、 τCN=C1ηP2÷K22 …(2) τNC=C2ηP2÷K22 …(3) となる。ここでC1,C2は物質によらない定数で
ある。 またEcは誘電異方性をεa、誘電定数をεp
すると、 Ec=π(K22÷εaεp)〓÷P …(4) となる。液晶層厚をdとすれば、印加電圧Vcは Vc=dEc …(5) である。液晶層厚は素子の製造技術によつて異な
るが、現在ではd〓6μmが一般的である。 以上のことから液晶材料としては、εaが大き
くηが小さい値のものが望ましい。そのためには
N液晶に液晶分子ツイスト力の強いCh液晶を加
えて作つたロングピツチの混合型Ch液晶が適し
ている。 本発明は以上の考案に基づき、上述の諸条件を
満足させる液晶組成物を提供することを目的とす
る。 本発明に係るCh液晶の組成は(a)4−n−アル
コキシ−4′−n−アルキルアゾキシベンゼン(4
−n−alkoxy−4′−n−alkylazoxy benzen)、(b)
4−n−アルキル−4′−シアノピフエニール(4
−n−alkyl−4′−cyanobiphenyl)及び(c)光学活
性物質よりなるものである。そして、(a)4−n−
アルコキシ−4′−n−アルキルアゾキシベンゼン
のアルコキシ基が例えばメトキシ(meshoxy)基
であり、アルキル(alkyl)基の炭素数が例えば
2又は4であり、(b)4−n−アルキル−4′シアノ
ピフエニールのアルキル基の炭素数が例えば5,
6又は7であり、(c)光学活性物質がコレステリー
ルクロライド、コレステリールオレイルカーボネ
イト又は2−メチルブチル〔N−p−メトキシベ
ンジリデンアミノシンナメイトであるCh液晶の
組成を特徴とする。 表−1は本発明を創出するにあたつて測定した
各種液晶材料,,,の特性データを示す
ものである。
【表】
【表】 この表−1のデータは25℃で測定電圧の周波数
を1KHzに設定した値である。 液晶はシツフベース系液晶に10%のコレステ
リールノナノエイト(CN)を加えた混合液晶で
ある。シツフベース系液晶は の混合物である。 液晶はエステル+ピリミジン系液晶に10%の
CNを加えた混合液晶である。このエステル+ピ
リミジン系液晶は から成る混合物である。 液晶はビフエニール系液晶に10%のCNを加
えた混合液晶である。ビフエニール系液晶は、 から成る混合物である。 液晶は次のA,B,C及びDから成る組成物
である。 A:B:C:D=47:25:18:10 (重量比) 表−1の結果より、液晶は他の液晶,,
と比較してτ は略々同じであるがτCN及びτN
が非常に小さいことがわかる。従つて上述した
(1)式より、液晶はマトリツクス表示のライン数
Mを著しく多くすることのできる液晶材料であ
り、マトリツクス表示の目的に合致していること
が認められる。更にこの液晶は−20℃の保存試
験でも結晶化せず液晶状態を保ち、実用液晶とし
ての条件を備えている。 ここで、液晶の組成A,B,C,Dは、Aと
Bが(a)4−n−アルコキシ−4′−n−アルキルア
ゾキシベンゼンに、Cが(b)4−n−アルキル−
4′−シアノビフエニールに、Dが(c)光学活性物質
に相当している。 本発明は光学活性物質として上記組成D即ちコ
レステリールノナノエイト以外の物質を用い、コ
レステリールノナノエイトと同様な効果を得るこ
とのできる液晶組成物を創出したものである。コ
レステリールノナノエイト以外の光学活性物質と
しては第2表に示すものを用いている。表中の液
晶名の欄においてXは より成るアゾキシ系液晶を示し、20CPBはシアノ
ペンチルビフエニールが約20Wt添加されてい
ることを表わしている。CC,COC,MBMC等は
光学活性物質を表わす略号であり、その直前の数
値はこのX−20CPBに対する添加量(Wt%)を
示すものである。 尚、測定温度は25℃、駆動周波数は1KHzに設
定した。
【表】 尚、組成
【式】の 代りに
【式】又は
【式】を同じドープ量加 えても混合液晶の特性は殆んど変化しないことが
確められている。そしてこの成分の濃度は高くな
ればなる程、混合液晶のεaが増加し、低臨界電
圧化のためには望ましい結果が得られる。しかし
あまり濃度が高くなると、メゾモルフイツクレン
ジが挟くなるので一定の限度はある。第1図に縦
軸にε、横軸に本実施例の混合液晶のCPB(シア
ノペンチルビフエニール)濃度としてWt%を単
位にとり、混合液晶のεの〔CPB〕依存性を示
す。図中、白丸はε、黒丸はε⊥、×印はεa
示す。表−3に組成比とメゾモルフイツクレンジ
の関係を示す。表−3の中でTch−1はコレステ
リツク液晶相からアイソトロピツク液晶相への転
移温度である。また、Tch−Tcはコレステリツ
ク液晶相から固相への転移温度である。
【表】 ここで、第(1)式は(2),(3),(4)式を用いて書き直
すと、 M∝τ ・εa・E C/〓 …(6) となる。この式よりMを増すためにはEcを大き
くすればよいことが分る。一方、第(5)式からVc
を下げるためにはEcを下げる必要がある。これ
らのことからEcは適宜駆動条件に合わせること
が必要である。参考として第2図にEcと光学活
性物質として〔CN〕を用いた場合の関係を、横
軸に〔CN〕、縦軸にEcをとつて示す。 以上述べたように本発明の組成を持つ混合液晶
は前述した要求を満たし、PTMを利用したマト
リツクス表示に適した新規材料であり非常に有効
なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は混合液晶のεのCPBの依存性を表わす
図、第2図はEcのCN依存性を表わす図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 4−n−アルコキシ−4′−n−アルキルアゾ
    キシベンゼン、4−n−アルキル−4′−シアノビ
    フエニール及び光学活性物質としてコレステリー
    ルクロマイド、コレステリールオレイルカーボネ
    イトまたは2−メチルブチル−p−〔N−p−メ
    トキシベンジリデンアミノ〕シンナメイトを主成
    分として含有し、前記光学活性物質の添加量が10
    %以上に設定され電界印加に応答するコレステリ
    ツク−ネマテイツク相転移効果を有することを特
    徴とする液晶組成物。
JP12512283A 1983-07-07 1983-07-07 液晶組成物 Granted JPS5962686A (ja)

Priority Applications (1)

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JP12512283A JPS5962686A (ja) 1983-07-07 1983-07-07 液晶組成物

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JP12512283A JPS5962686A (ja) 1983-07-07 1983-07-07 液晶組成物

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JP4804877A Division JPS6037154B2 (ja) 1977-04-25 1977-04-25 液晶組成物

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Publication Number Publication Date
JPS5962686A JPS5962686A (ja) 1984-04-10
JPS6254839B2 true JPS6254839B2 (ja) 1987-11-17

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JP12512283A Granted JPS5962686A (ja) 1983-07-07 1983-07-07 液晶組成物

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