JPH0232308B2 - - Google Patents
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- JPH0232308B2 JPH0232308B2 JP55081244A JP8124480A JPH0232308B2 JP H0232308 B2 JPH0232308 B2 JP H0232308B2 JP 55081244 A JP55081244 A JP 55081244A JP 8124480 A JP8124480 A JP 8124480A JP H0232308 B2 JPH0232308 B2 JP H0232308B2
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- Liquid Crystal Substances (AREA)
Description
本発明は、液晶組成物に係わり、更に詳しく
は、液晶の誘電分散現象を応用した二周波駆動方
式(特開昭50―104043号、特開昭54―139394号)
による液晶表示素子に用いられる液晶材料に関す
る。 液晶を用いた電気光学的表示素子は、低電圧駆
動、低消費電力、高コントラスト等のメリツトが
あり、現在では、デジタル時計、電卓、計測器等
に広く使われているが、そのほとんどが、セグメ
ント表示あるいは数十文字を表示する程度のドツ
トマトリクス表示であり、数百文字が表示できる
キヤラクターデイスプレイや、グラフイツクデイ
スプレイ、更にはテレビに液晶を用いることは困
難であつた。 従来、マトリクス表示は、電圧平均化法等のダ
イナミツク駆動により行なわれているが、この方
法では最大桁数がたかだか8桁程度に限られるた
め、キヤラクターデイスプレイ、グラフイツクデ
イスプレイ等のマルチプレツクス駆動は困難であ
る。 この欠点を補なうものとして、液晶の誘電異方
性が印加電圧の周波数により変化し、fcを境にし
てその符号が逆転する性質を利用し、fcより低周
波、またfcより高周波の二つの周波数成分をもつ
信号を印加することによつて、液晶分子の配向を
制御し、ON―OFF表示を行なう二周波駆動方式
が注目されている。 この方式で駆動する場合、液晶材料に要求され
る特性の代表的なものを次に示す。 駆動周波数(特にfcより高周波)での誘電異
方性の絶対値が大きいこと。 fcが動作温度範囲で比較的低いこと。 fcの温度依存性が小さいこと。 応答速度(この場合、二周波駆動方式を特開
昭54―139394号に記されている如くとし、条件
一定のもとに、立ち上がり速度、立ち下がり速
度の和の平均値とする)が速い。 上記特性〜について簡単に説明する。 一般に、液晶デイスプレイは、低電圧駆動、低
消費電力で高いコントラストが得られるところに
最大のメリツトがあるが、二周波駆動で多桁マト
リクス表示するには、数十Vの印加電圧が必要で
あり、また駆動周波数も高周波側は数十KHzと高
い。従つて、消費電力削減のために、誘電異方性
の絶対値を大きくすること、とりわけ、fcより高
周波側の誘電異方性の絶対値を大きくすること
は、非常に効果的である。→特性 表示部を小型にするため、回路にC―MOS―
IC等を組み込んで駆動するには、駆動電圧、駆
動周波数に限界値がある。室温付近では、fcが数
KHzで十分駆動可能なものでも、温度が上がると
fcが高周波側へずれるため、表示ができなくな
り、動作温度範囲が狭くなつてしまう。また低温
でfcがあまり低すぎると、逆にfcより低周波側の
誘電異方性が小さくなり、これも表示不可能とな
り、動作温度範囲を狭めることになる。このた
め、温度変化によるfcの上昇の割合が小さく、か
つ高温においてfcの値が小さい液晶が要求され
る。→特性, 応答性はコントラストと共に表示品質上最も重
要特性であり、特にON―OFFの切り換え速度の
速いテレビ等への応用では、これが実用化の鍵と
なる。→特性 これらの特性を、単品あるいは同族体の混合物
で出せるような液晶はほとんど無いため、数種類
の液晶化合物あるいは非液晶化合物を混合して要
求される特性をもつた組成物をつくつている。し
かし、上記特性のうち、とは相反するもので
あり、例えば、応答性を良くするとfcが高くなつ
てしまい、室温より高い温度では表示できないの
が多くの液晶の特徴である。また液晶の物性に
は、温度依存性があることは自明であるが、前述
したように、二周波駆動方式ではfcの温度変化が
実用上特に問題であり、従来の液晶ではfcの温度
依存性が大きいため、温度補償回路をつけても動
作温度範囲を広くとることは困難である。 このように、従来、上記特性〜をバランス
よく満足し、二周波駆動した場合、動作温度範囲
が広くとれ(5℃〜40℃が実用的であると考え
る)、コントラストがとれ(10:1以上)、応答が
速い(常温で立ち上がり、立ち下がり共、
300msec以下)、ような液晶組成物はなかつた。 本発明は、このような欠点を改良するためにな
されたものであり、その目的は、二周波駆動した
場合、低消費電力で広い温度範囲にわたつて動作
され、かつ、応答速度の速い液晶組成物を提供す
ることにある。 本発明の二周波駆動用液晶組成物は、 一般式が (但し、R1は炭素数3,7の直鎖アルキル基、
R2は炭素数5,6の直鎖アルキル基を示す。) で表わされる化合物と 一般式が (但し、 Aは
は、液晶の誘電分散現象を応用した二周波駆動方
式(特開昭50―104043号、特開昭54―139394号)
による液晶表示素子に用いられる液晶材料に関す
る。 液晶を用いた電気光学的表示素子は、低電圧駆
動、低消費電力、高コントラスト等のメリツトが
あり、現在では、デジタル時計、電卓、計測器等
に広く使われているが、そのほとんどが、セグメ
ント表示あるいは数十文字を表示する程度のドツ
トマトリクス表示であり、数百文字が表示できる
キヤラクターデイスプレイや、グラフイツクデイ
スプレイ、更にはテレビに液晶を用いることは困
難であつた。 従来、マトリクス表示は、電圧平均化法等のダ
イナミツク駆動により行なわれているが、この方
法では最大桁数がたかだか8桁程度に限られるた
め、キヤラクターデイスプレイ、グラフイツクデ
イスプレイ等のマルチプレツクス駆動は困難であ
る。 この欠点を補なうものとして、液晶の誘電異方
性が印加電圧の周波数により変化し、fcを境にし
てその符号が逆転する性質を利用し、fcより低周
波、またfcより高周波の二つの周波数成分をもつ
信号を印加することによつて、液晶分子の配向を
制御し、ON―OFF表示を行なう二周波駆動方式
が注目されている。 この方式で駆動する場合、液晶材料に要求され
る特性の代表的なものを次に示す。 駆動周波数(特にfcより高周波)での誘電異
方性の絶対値が大きいこと。 fcが動作温度範囲で比較的低いこと。 fcの温度依存性が小さいこと。 応答速度(この場合、二周波駆動方式を特開
昭54―139394号に記されている如くとし、条件
一定のもとに、立ち上がり速度、立ち下がり速
度の和の平均値とする)が速い。 上記特性〜について簡単に説明する。 一般に、液晶デイスプレイは、低電圧駆動、低
消費電力で高いコントラストが得られるところに
最大のメリツトがあるが、二周波駆動で多桁マト
リクス表示するには、数十Vの印加電圧が必要で
あり、また駆動周波数も高周波側は数十KHzと高
い。従つて、消費電力削減のために、誘電異方性
の絶対値を大きくすること、とりわけ、fcより高
周波側の誘電異方性の絶対値を大きくすること
は、非常に効果的である。→特性 表示部を小型にするため、回路にC―MOS―
IC等を組み込んで駆動するには、駆動電圧、駆
動周波数に限界値がある。室温付近では、fcが数
KHzで十分駆動可能なものでも、温度が上がると
fcが高周波側へずれるため、表示ができなくな
り、動作温度範囲が狭くなつてしまう。また低温
でfcがあまり低すぎると、逆にfcより低周波側の
誘電異方性が小さくなり、これも表示不可能とな
り、動作温度範囲を狭めることになる。このた
め、温度変化によるfcの上昇の割合が小さく、か
つ高温においてfcの値が小さい液晶が要求され
る。→特性, 応答性はコントラストと共に表示品質上最も重
要特性であり、特にON―OFFの切り換え速度の
速いテレビ等への応用では、これが実用化の鍵と
なる。→特性 これらの特性を、単品あるいは同族体の混合物
で出せるような液晶はほとんど無いため、数種類
の液晶化合物あるいは非液晶化合物を混合して要
求される特性をもつた組成物をつくつている。し
かし、上記特性のうち、とは相反するもので
あり、例えば、応答性を良くするとfcが高くなつ
てしまい、室温より高い温度では表示できないの
が多くの液晶の特徴である。また液晶の物性に
は、温度依存性があることは自明であるが、前述
したように、二周波駆動方式ではfcの温度変化が
実用上特に問題であり、従来の液晶ではfcの温度
依存性が大きいため、温度補償回路をつけても動
作温度範囲を広くとることは困難である。 このように、従来、上記特性〜をバランス
よく満足し、二周波駆動した場合、動作温度範囲
が広くとれ(5℃〜40℃が実用的であると考え
る)、コントラストがとれ(10:1以上)、応答が
速い(常温で立ち上がり、立ち下がり共、
300msec以下)、ような液晶組成物はなかつた。 本発明は、このような欠点を改良するためにな
されたものであり、その目的は、二周波駆動した
場合、低消費電力で広い温度範囲にわたつて動作
され、かつ、応答速度の速い液晶組成物を提供す
ることにある。 本発明の二周波駆動用液晶組成物は、 一般式が (但し、R1は炭素数3,7の直鎖アルキル基、
R2は炭素数5,6の直鎖アルキル基を示す。) で表わされる化合物と 一般式が (但し、 Aは
【式】又は
【式】又は
【式】
を表わし、R4が炭素数4,6の直鎖アルキル基
のときR3は炭素数5,6の直鎖アルキル基、R5
が炭素数8の直鎖アルキル基のときR3は炭素数
5の直鎖アルキル基、R6が5の直鎖アルキル基
のときR3は炭素数5の直鎖アルキル基を示す。) で表わされる化合物と、 一般式が (但し、R7は炭素数3,4,5の直鎖アルキ
ル基、R8は炭素数1,2のアルキル基または4
の直鎖アルキル基を示す。)で表わされる化合物
と、 化学式が で表わされるいずれかの化合物と、 一般式が (但し、R9は炭素数5,7の直鎖アルキル基
を、R10は炭素数4,5の直鎖アルキル基を示
す。) で表わされる化合物とからなる液晶組成物に、 一般式が (但し、R11は炭素数7のときXはHを示し、
炭素数8の直鎖アルキル基のときXはClを示す。) で表わされる化合物、 一般式が (但し、R12は炭素数3,4の直鎖アルキル基
を示す。)で表わされる化合物、 化学式が で表わされる化合物のうちから選ばれた少なくと
も一種の化合物を加えたことを特徴とする。 即ち、以下に示す成分 a 一般式 (式中、R炭素数が3,7の、R′は炭素数が
5,6の直鎖アルキル基を示す)で表わされる
化合物。 b 端末にシアノ基を有し、大きな正の誘電異方
性を有する液晶化合物。 c 絶対値の大きな負の誘電異方性を有する液晶
化合物、あるいは分子の形が棒状である非液晶
化合物。 d 下記条件のうち少なくとも2つ以上を満足す
る液晶化合物、または液晶混合物。 1 fcが低い。 2 fcの温度依存が小さい。 3 粘性が低い。 4 液晶温度範囲が広く、融点が低い。 このa〜dの各成分を適当な割合で調合するこ
とにより、二周波駆動用液晶材料として十分実用
レベルに達する液晶組成物を作り出すことに成功
したものである。 次に、上記a〜dの各成分を混合するに際し、
その各成分が、前述の二周波駆動用液晶材料に要
求される特性〜に、どのように寄与するかに
ついて説明する。 一般に、液晶の誘電率(ε″=分子の長軸と平行
方向の誘電率、ε⊥=分子の長軸と垂直方向の誘
電率)は、印加電圧の周波数に依つて変化する。
すなわち第1図に示すように、誘電分散を起こ
す。図中、ε″=ε⊥となる周波数がfc(交差周波
数)であり、液晶の誘電異方性(Δε=ε″−ε⊥)
は、fcより低周波領域ではε″−ε⊥>0より正で
あり、fcより高周波領域ではε″−ε⊥<0より負
である。このような性質をもつ液晶を、TN型液
晶セルに封入し、これに異なつた周波数成分をも
つ信号を印加すると、液晶の配向方向を変えるこ
とができる。すなわち、第2図、aに示すよう
に、第1図中fLの周波数成分をもつ信号を印加
したときは、液晶分子はセル面と垂直方向に配向
し、TN型セルでは、ON状態となる。同様に第
2図、bに示すように、第1図中fHの周波数成
分をもつ信号を印加したときは、液晶分子はセル
面と水平方向に配向し、OFF状態となる。これ
が二周波駆動の基本原理であるが、キヤラクター
デイスプレイのように、ダイナミツク駆動により
表示するときは、低周波と高周波との複合成分か
らなる信号を印加して、ON―OFF表示を行なう
ことになる。 このような液晶の誘電分散は、fc,ΔεL,ΔεH
(第1図)で特徴づけられる。 まず、液晶材料に要求される特性のうち、 駆動周波数(特にfcより高周波)での誘電異
方性の絶対値が大きいこと。 これは前述したように、駆動電圧を下げるため
であるが、これに大きく寄与する成分は、前記a
〜dのうち、bとcである。即ち、Δ〓Lを大きく、
また調整する成分は、b群化合物(端末にシアノ
基を有し、大きな正の誘電異方正を有する液晶化
合物群)であり、Δ〓Lの調整にも少なからず影響
するが、主な目的として、Δ〓Hの絶対値を大きく
する成分がC群化合物(絶対値の大きな負の誘電
異方正を有する液晶化合物、あるいは分子の形が
棒状である非液晶正化合物群)である。 即ち、主にbとcによりΔεLとΔεHを調整す
るわけである。 bの化合物としては、公知液晶で非常に多種が
考えられるが、なかでも特性の優れたものとし
て、 一般式 (式中、R1は炭素数8の、R2は炭素数6、の
直鎖アルコキシ基を示し、R3は炭素数6の直鎖
アルキル基を示す。)で表わされる化合物が掲げ
られる。他にも公知のものとして
のときR3は炭素数5,6の直鎖アルキル基、R5
が炭素数8の直鎖アルキル基のときR3は炭素数
5の直鎖アルキル基、R6が5の直鎖アルキル基
のときR3は炭素数5の直鎖アルキル基を示す。) で表わされる化合物と、 一般式が (但し、R7は炭素数3,4,5の直鎖アルキ
ル基、R8は炭素数1,2のアルキル基または4
の直鎖アルキル基を示す。)で表わされる化合物
と、 化学式が で表わされるいずれかの化合物と、 一般式が (但し、R9は炭素数5,7の直鎖アルキル基
を、R10は炭素数4,5の直鎖アルキル基を示
す。) で表わされる化合物とからなる液晶組成物に、 一般式が (但し、R11は炭素数7のときXはHを示し、
炭素数8の直鎖アルキル基のときXはClを示す。) で表わされる化合物、 一般式が (但し、R12は炭素数3,4の直鎖アルキル基
を示す。)で表わされる化合物、 化学式が で表わされる化合物のうちから選ばれた少なくと
も一種の化合物を加えたことを特徴とする。 即ち、以下に示す成分 a 一般式 (式中、R炭素数が3,7の、R′は炭素数が
5,6の直鎖アルキル基を示す)で表わされる
化合物。 b 端末にシアノ基を有し、大きな正の誘電異方
性を有する液晶化合物。 c 絶対値の大きな負の誘電異方性を有する液晶
化合物、あるいは分子の形が棒状である非液晶
化合物。 d 下記条件のうち少なくとも2つ以上を満足す
る液晶化合物、または液晶混合物。 1 fcが低い。 2 fcの温度依存が小さい。 3 粘性が低い。 4 液晶温度範囲が広く、融点が低い。 このa〜dの各成分を適当な割合で調合するこ
とにより、二周波駆動用液晶材料として十分実用
レベルに達する液晶組成物を作り出すことに成功
したものである。 次に、上記a〜dの各成分を混合するに際し、
その各成分が、前述の二周波駆動用液晶材料に要
求される特性〜に、どのように寄与するかに
ついて説明する。 一般に、液晶の誘電率(ε″=分子の長軸と平行
方向の誘電率、ε⊥=分子の長軸と垂直方向の誘
電率)は、印加電圧の周波数に依つて変化する。
すなわち第1図に示すように、誘電分散を起こ
す。図中、ε″=ε⊥となる周波数がfc(交差周波
数)であり、液晶の誘電異方性(Δε=ε″−ε⊥)
は、fcより低周波領域ではε″−ε⊥>0より正で
あり、fcより高周波領域ではε″−ε⊥<0より負
である。このような性質をもつ液晶を、TN型液
晶セルに封入し、これに異なつた周波数成分をも
つ信号を印加すると、液晶の配向方向を変えるこ
とができる。すなわち、第2図、aに示すよう
に、第1図中fLの周波数成分をもつ信号を印加
したときは、液晶分子はセル面と垂直方向に配向
し、TN型セルでは、ON状態となる。同様に第
2図、bに示すように、第1図中fHの周波数成
分をもつ信号を印加したときは、液晶分子はセル
面と水平方向に配向し、OFF状態となる。これ
が二周波駆動の基本原理であるが、キヤラクター
デイスプレイのように、ダイナミツク駆動により
表示するときは、低周波と高周波との複合成分か
らなる信号を印加して、ON―OFF表示を行なう
ことになる。 このような液晶の誘電分散は、fc,ΔεL,ΔεH
(第1図)で特徴づけられる。 まず、液晶材料に要求される特性のうち、 駆動周波数(特にfcより高周波)での誘電異
方性の絶対値が大きいこと。 これは前述したように、駆動電圧を下げるため
であるが、これに大きく寄与する成分は、前記a
〜dのうち、bとcである。即ち、Δ〓Lを大きく、
また調整する成分は、b群化合物(端末にシアノ
基を有し、大きな正の誘電異方正を有する液晶化
合物群)であり、Δ〓Lの調整にも少なからず影響
するが、主な目的として、Δ〓Hの絶対値を大きく
する成分がC群化合物(絶対値の大きな負の誘電
異方正を有する液晶化合物、あるいは分子の形が
棒状である非液晶正化合物群)である。 即ち、主にbとcによりΔεLとΔεHを調整す
るわけである。 bの化合物としては、公知液晶で非常に多種が
考えられるが、なかでも特性の優れたものとし
て、 一般式 (式中、R1は炭素数8の、R2は炭素数6、の
直鎖アルコキシ基を示し、R3は炭素数6の直鎖
アルキル基を示す。)で表わされる化合物が掲げ
られる。他にも公知のものとして
【式】
【式】等が考えら
れるが、これらの化合物は、単品での分散周波数
が高いため、組成物中に添加すると、組成物の分
散周波数を高くしてしまうので、前述の要求され
る特性とのバランスを考えると、あまり好まし
くないものである。その点、前記〜(特に
〜)の化合物は分散周波数が低く、特性との
バランスも良い。 cの化合物として掲げられるもので公知のもの
は、上述bのように多種類ではない。シアノ基の
ような強い双端子でも、分子長軸の末端に長軸と
平行についた場合は、同方向の分極をたかめ、
Δεを大きくする効果があるが、長軸と垂直方向
(実際にベンゼン環につく場合は、長軸と約60゜の
角方向につく)についた場合の同方向の分極はあ
まり大きくないため、絶対値の大きな負液晶は数
少ない。そのため、非液晶化合物でも、棒状形を
しており、液晶と混合した場合、絶対値の大きい
負の誘電異方性を有し、比較的融点の低い化合物
は、|ΔεH|を大きくするための添加剤として用
いても十分効果がある。一例として、一般式
が高いため、組成物中に添加すると、組成物の分
散周波数を高くしてしまうので、前述の要求され
る特性とのバランスを考えると、あまり好まし
くないものである。その点、前記〜(特に
〜)の化合物は分散周波数が低く、特性との
バランスも良い。 cの化合物として掲げられるもので公知のもの
は、上述bのように多種類ではない。シアノ基の
ような強い双端子でも、分子長軸の末端に長軸と
平行についた場合は、同方向の分極をたかめ、
Δεを大きくする効果があるが、長軸と垂直方向
(実際にベンゼン環につく場合は、長軸と約60゜の
角方向につく)についた場合の同方向の分極はあ
まり大きくないため、絶対値の大きな負液晶は数
少ない。そのため、非液晶化合物でも、棒状形を
しており、液晶と混合した場合、絶対値の大きい
負の誘電異方性を有し、比較的融点の低い化合物
は、|ΔεH|を大きくするための添加剤として用
いても十分効果がある。一例として、一般式
【式】(式中、Rは
炭素数5,7の直鎖アルコキシ基、R′は炭素数
4,5の直鎖アルキル基を示し、XはCN,Yは
−Clを示す)で表わされる化合物がある。これら
の化合物は液晶相は示さない。しかし液晶分子と
同じく棒状形であるので、他の液晶と混合した場
合は、液晶と同様に誘電異方性を示す。従つて液
晶との相性が良く、また融点が比較的低いため、
組成物の融点をあげることがなく、低温エージン
グも良い。 このb(端末にシアノ基を有し、大きな正の誘
電異方性を有する液晶化合物)とc(絶対値の大
きな負の誘電異方性を有する液晶化合物、あるい
は分子の形が棒状である非液晶化合物)を適当量
組成物中に混合することにより、液晶材料に要求
される条件である(駆動周波数(特にfcより高
周波)での誘電異方性の絶対値が大きいこと)を
満足させる液晶組成物をつくることができる。ま
た第1図中、ΔεL/|ΔεH|も駆動上、重要な
条件であるが、bとcの調合比を変えることで調
整することができる。 次に、液晶材料に要求される特性のうち、,
,であるが、これらは密接な相関関係がある
ため、成分との関連性について、まとめて説明す
る。 液晶分子の誘電分散現象は、多くの有極性高分
子に比べて比較的低周波領域で起こるが、この現
象は主に分子全体の回転や分子内の双極子の変化
に起因するものである。ここで、分散周波数を
fr、緩和時間をτ、液晶の粘度をηとすると、 fr=1/τ∝1/ηの関係がある。 また、立ち上がり、立ち下がりの応答時間は、
液晶の粘度が上がれば、遅くなる。従つて、分散
周波数と応答時間とは反比例の関係にあることに
なる。 またfrは、液晶分子の分子長、分子の形や分子
のもつ熱力学的エネルギー、温度等の関数でもあ
り、要求される特性,,を、バランス良く
満たす、即ち、応答が速く、fcの温度依存性が小
さく、fc値が高温でも比較的低いような組成物を
つくり出すには、当然、それらのバランスの良く
とれた成分を必ず用いなければならない。即ち、
これにはa.(一般式 (式中、Rは炭素数3,7の、R′は炭素数5,
6の直鎖アルキル基を示す))で表わされる化合
物とd(下記条件のうち少なくとも2つ以上を満
足する液晶化合物または液晶混合物。 1 fcが低い。 2 fcの温度依存性が小さい。 3 粘性が低い。(応答性がよい) 4 液晶温度範囲が広く、融点が低い。 の化合物がこれに相当する。上記dのうち、条件
4は、2周波駆動用液晶に限らず、動作温度範囲
を広くするためと、エージング、特に低温エージ
ングを良くするために必要な項目である。dの化
合物として望ましいものは、一般式 (式中、R1は炭素数3,4,5の、R2は炭素
数1,2,4の、R3,R4は炭素数5の、R5は炭
素数8の、R6は5の直鎖アルキル基を示す)で
表わされる化合物などがある。 上記,以外の化合物で、dに相当するもの
として望ましいものに、一般式 (式中、R7が炭素数3,4のときR8が炭素数
6の直鎖アルキル基で、XはHを示し、R7が炭
素数7,8のときR8はHで、XはClまたはHを
示す。R9は炭素数6の、R10は炭素数5の直鎖ア
ルコキシ基、R11は炭素数4,6の、R12は炭素
数5,6の直鎖アルキル基を示す) 本発明者らは、a.(一般式 (式中Rは炭素数3,7の、R′は炭素数5,6
の直鎖アルキル基を示す。))で表わされる化合物
と、b,dのなかから選ばれた特定の化合物の混
合物をベース液晶とすることにより、二周波駆動
用液晶材料に要求される条件である.(駆動周
波数(特にfcより高周波)での誘電異方性の絶対
値が大きいこと).(fcが動作温度範囲で比較
的低いこと)、.(fcの温度依存性が小さいこ
と)、.(応答速度が速いこと)を満足させる液
晶組成物をつくることができることを見出した。 以下、この優れた特性をもつ二周波駆動用液晶
組成物について、実施例を掲げて説明する。 実施例 1 表1に示す液晶組成物をつくり、第3図に示す
液晶セル中に封入し、交流測定電圧の周波数100
Hz〜100KHzの範囲で、液晶の誘電率の測定を行
なつた。(このとき液晶分子の配向を制御する直
流バイアス電圧は60V、測定電圧は50mV) この結果を第4図に示す。但し、測定温度は40
℃である。図よりわかるように、この組成物は、
40℃でfcがほぼ11KHz付近と低く、高周波側の駆
動周波数を40〜50KHzとした場合でも、該周波数
における誘電異方性の絶対値は、大きいため低電
圧駆動が可能である。
4,5の直鎖アルキル基を示し、XはCN,Yは
−Clを示す)で表わされる化合物がある。これら
の化合物は液晶相は示さない。しかし液晶分子と
同じく棒状形であるので、他の液晶と混合した場
合は、液晶と同様に誘電異方性を示す。従つて液
晶との相性が良く、また融点が比較的低いため、
組成物の融点をあげることがなく、低温エージン
グも良い。 このb(端末にシアノ基を有し、大きな正の誘
電異方性を有する液晶化合物)とc(絶対値の大
きな負の誘電異方性を有する液晶化合物、あるい
は分子の形が棒状である非液晶化合物)を適当量
組成物中に混合することにより、液晶材料に要求
される条件である(駆動周波数(特にfcより高
周波)での誘電異方性の絶対値が大きいこと)を
満足させる液晶組成物をつくることができる。ま
た第1図中、ΔεL/|ΔεH|も駆動上、重要な
条件であるが、bとcの調合比を変えることで調
整することができる。 次に、液晶材料に要求される特性のうち、,
,であるが、これらは密接な相関関係がある
ため、成分との関連性について、まとめて説明す
る。 液晶分子の誘電分散現象は、多くの有極性高分
子に比べて比較的低周波領域で起こるが、この現
象は主に分子全体の回転や分子内の双極子の変化
に起因するものである。ここで、分散周波数を
fr、緩和時間をτ、液晶の粘度をηとすると、 fr=1/τ∝1/ηの関係がある。 また、立ち上がり、立ち下がりの応答時間は、
液晶の粘度が上がれば、遅くなる。従つて、分散
周波数と応答時間とは反比例の関係にあることに
なる。 またfrは、液晶分子の分子長、分子の形や分子
のもつ熱力学的エネルギー、温度等の関数でもあ
り、要求される特性,,を、バランス良く
満たす、即ち、応答が速く、fcの温度依存性が小
さく、fc値が高温でも比較的低いような組成物を
つくり出すには、当然、それらのバランスの良く
とれた成分を必ず用いなければならない。即ち、
これにはa.(一般式 (式中、Rは炭素数3,7の、R′は炭素数5,
6の直鎖アルキル基を示す))で表わされる化合
物とd(下記条件のうち少なくとも2つ以上を満
足する液晶化合物または液晶混合物。 1 fcが低い。 2 fcの温度依存性が小さい。 3 粘性が低い。(応答性がよい) 4 液晶温度範囲が広く、融点が低い。 の化合物がこれに相当する。上記dのうち、条件
4は、2周波駆動用液晶に限らず、動作温度範囲
を広くするためと、エージング、特に低温エージ
ングを良くするために必要な項目である。dの化
合物として望ましいものは、一般式 (式中、R1は炭素数3,4,5の、R2は炭素
数1,2,4の、R3,R4は炭素数5の、R5は炭
素数8の、R6は5の直鎖アルキル基を示す)で
表わされる化合物などがある。 上記,以外の化合物で、dに相当するもの
として望ましいものに、一般式 (式中、R7が炭素数3,4のときR8が炭素数
6の直鎖アルキル基で、XはHを示し、R7が炭
素数7,8のときR8はHで、XはClまたはHを
示す。R9は炭素数6の、R10は炭素数5の直鎖ア
ルコキシ基、R11は炭素数4,6の、R12は炭素
数5,6の直鎖アルキル基を示す) 本発明者らは、a.(一般式 (式中Rは炭素数3,7の、R′は炭素数5,6
の直鎖アルキル基を示す。))で表わされる化合物
と、b,dのなかから選ばれた特定の化合物の混
合物をベース液晶とすることにより、二周波駆動
用液晶材料に要求される条件である.(駆動周
波数(特にfcより高周波)での誘電異方性の絶対
値が大きいこと).(fcが動作温度範囲で比較
的低いこと)、.(fcの温度依存性が小さいこ
と)、.(応答速度が速いこと)を満足させる液
晶組成物をつくることができることを見出した。 以下、この優れた特性をもつ二周波駆動用液晶
組成物について、実施例を掲げて説明する。 実施例 1 表1に示す液晶組成物をつくり、第3図に示す
液晶セル中に封入し、交流測定電圧の周波数100
Hz〜100KHzの範囲で、液晶の誘電率の測定を行
なつた。(このとき液晶分子の配向を制御する直
流バイアス電圧は60V、測定電圧は50mV) この結果を第4図に示す。但し、測定温度は40
℃である。図よりわかるように、この組成物は、
40℃でfcがほぼ11KHz付近と低く、高周波側の駆
動周波数を40〜50KHzとした場合でも、該周波数
における誘電異方性の絶対値は、大きいため低電
圧駆動が可能である。
【表】
【表】
また、この液晶組成物を液晶層の厚みが8μmで
ある、3図に示す液晶セル中に封入し、特開昭54
―139394号に記されている二周波駆動方式で応答
性を測定したところ、立ち上がり、立ち下がりの
平均が各々310msecであつた。(ただし、駆動条
件は、Temp=20℃、VA(タイミング電圧)=
30V、fH(高周波側の駆動周波数)=50KHz、fL
(低周波側の駆動周波数)=100Hzである。) 実施例 2 表2に示す液晶組成物をつくり、実施例1と同
様に、誘電率を測定した結果を第5図に示す。
ある、3図に示す液晶セル中に封入し、特開昭54
―139394号に記されている二周波駆動方式で応答
性を測定したところ、立ち上がり、立ち下がりの
平均が各々310msecであつた。(ただし、駆動条
件は、Temp=20℃、VA(タイミング電圧)=
30V、fH(高周波側の駆動周波数)=50KHz、fL
(低周波側の駆動周波数)=100Hzである。) 実施例 2 表2に示す液晶組成物をつくり、実施例1と同
様に、誘電率を測定した結果を第5図に示す。
【表】
【表】
また、実施例1と同様に応答性を測定したとこ
ろ、立ち上がり、立ち下がりの平均は各々
260msecであつた。 比較例 表―3に実施例1,2と類似の液晶組成物をつ
くり、実施例1と同様に誘電率を測定した結果を
比較のために、第6図に示す。
ろ、立ち上がり、立ち下がりの平均は各々
260msecであつた。 比較例 表―3に実施例1,2と類似の液晶組成物をつ
くり、実施例1と同様に誘電率を測定した結果を
比較のために、第6図に示す。
【表】
【表】
実施例1と同様に応答性を測定したところ、立
ち上がり、立ち下がりの平均が各々190msecであ
つた。 実施例1,2に示される如く、これらの液晶組
成物の成分はすべてエステル化合物であり、化学
的・光学的に安定である。また通電エージング・
耐高(低)温・耐湿エージングも良好な結果を示
している。 以上の通り、本発明によれば、化合物(1)〜(5)か
らなる組成物に、所定の化合物のなかから選ばれ
た少なくとも一種の化合物を加えることにより、
実施例1,2と比較例に対応して第4〜6図に示
すように、交差周波数fcがほぼ19KHzであつたも
のが、ほぼ11KHzとなり、この組成物により液晶
組成物そのものに依存するところの交差周波数を
下げることができ、その結果低消費電力化とな
り、さらに応答速度も充分に実用できる範囲であ
るとともに、常温でも充分に使用できる二周波駆
動用液晶組成物を提供することができる。
ち上がり、立ち下がりの平均が各々190msecであ
つた。 実施例1,2に示される如く、これらの液晶組
成物の成分はすべてエステル化合物であり、化学
的・光学的に安定である。また通電エージング・
耐高(低)温・耐湿エージングも良好な結果を示
している。 以上の通り、本発明によれば、化合物(1)〜(5)か
らなる組成物に、所定の化合物のなかから選ばれ
た少なくとも一種の化合物を加えることにより、
実施例1,2と比較例に対応して第4〜6図に示
すように、交差周波数fcがほぼ19KHzであつたも
のが、ほぼ11KHzとなり、この組成物により液晶
組成物そのものに依存するところの交差周波数を
下げることができ、その結果低消費電力化とな
り、さらに応答速度も充分に実用できる範囲であ
るとともに、常温でも充分に使用できる二周波駆
動用液晶組成物を提供することができる。
第1図は、液晶の周波数変化による誘電分散を
示す図。第2図は、液晶をTN型セルに封入し、
低周波・高周波各々の信号を印加したときの液晶
分子の配向状態の略図を示す図。第3図は、本実
施例の諸特性を測定した液晶セル構造を示す図。
第4図、第5図、第6図は、それぞれ実施例1、
実施例2、比較例に示す液晶組成物の40℃におけ
る測定周波数と誘電異方性の関係を示す図。(図
中、横軸は周波数、縦軸は誘電異方性) 1……偏光板、2……パイレツクスガラス、3
……酸化インジウム膜、4……ポリイシド膜、5
……液晶、6……ナイロンスペーサー。
示す図。第2図は、液晶をTN型セルに封入し、
低周波・高周波各々の信号を印加したときの液晶
分子の配向状態の略図を示す図。第3図は、本実
施例の諸特性を測定した液晶セル構造を示す図。
第4図、第5図、第6図は、それぞれ実施例1、
実施例2、比較例に示す液晶組成物の40℃におけ
る測定周波数と誘電異方性の関係を示す図。(図
中、横軸は周波数、縦軸は誘電異方性) 1……偏光板、2……パイレツクスガラス、3
……酸化インジウム膜、4……ポリイシド膜、5
……液晶、6……ナイロンスペーサー。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式が (但し、R1は炭素数3,7の直鎖アルキル基、
R2は炭素数5,6の直鎖アルキル基を示す。) で表わされる化合物と 一般式が (但し、Aは【式】又は 【式】又は【式】 を表わし、R4が炭素数4,6の直鎖アルキル基
のときR3は炭素数5,6の直鎖アルキル基、R5
が炭素数8の直鎖アルキル基のときR3は炭素数
5の直鎖アルキル基、R6が5の直鎖アルキル基
のときR3は炭素数5の直鎖アルキル基を示す。) で表わされる化合物と、 一般式が (但し、R7は炭素数3,4,5の直鎖アルキ
ル基、R8は炭素数1,2のアルキル基または4
の直鎖アルキル基を示す。)で表わされる化合物
と、 化学式が で表わされるいずれかの化合物と、 一般式が (但し、R9は炭素数5,7の直鎖アルキル基
を、R10は炭素数4,5の直鎖アルキル基を示
す。) で表わされる化合物とからなる液晶組成物に、 一般式が (但しR11が炭素数7のときXはHを示し、炭
素数8の直鎖アルキル基のときXはClを示す。) で表わされる化合物、 一般式が (但し、R12は炭素数3,4の直鎖アルキル基
を示す。)で表わされる化合物 化学式が で表わされる化合物のうちから選ばれた少なくと
も一種の化合物を加えたことを特徴とする二周波
駆動用液晶組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8124480A JPS575781A (en) | 1980-06-16 | 1980-06-16 | Liquid crystal composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8124480A JPS575781A (en) | 1980-06-16 | 1980-06-16 | Liquid crystal composition |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS575781A JPS575781A (en) | 1982-01-12 |
JPH0232308B2 true JPH0232308B2 (ja) | 1990-07-19 |
Family
ID=13740995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8124480A Granted JPS575781A (en) | 1980-06-16 | 1980-06-16 | Liquid crystal composition |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS575781A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3221462A1 (de) * | 1981-06-18 | 1983-01-05 | F. Hoffmann-La Roche & Co AG, 4002 Basel | Fluessigkristallines gemisch |
JPS5817414A (ja) * | 1981-07-24 | 1983-02-01 | Seiko Epson Corp | 液晶光学装置 |
GB2114994B (en) * | 1982-02-18 | 1984-10-10 | Suwa Seikosha Kk | Liquid crystal compositions |
US4729639A (en) * | 1982-03-29 | 1988-03-08 | Tektronix, Inc. | Dual frequency addressable liquid crystals and methods of use |
JPS6047094A (ja) * | 1983-08-25 | 1985-03-14 | Nippon Denso Co Ltd | 動的散乱モ−ド液晶材料 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5581243A (en) * | 1978-12-12 | 1980-06-19 | Nissan Motor Co Ltd | Device for controlling number of cylinders supplied with fuel |
-
1980
- 1980-06-16 JP JP8124480A patent/JPS575781A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5581243A (en) * | 1978-12-12 | 1980-06-19 | Nissan Motor Co Ltd | Device for controlling number of cylinders supplied with fuel |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS575781A (en) | 1982-01-12 |
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