JPS6253656A - 医療用器具の滅菌方法及びその装置 - Google Patents

医療用器具の滅菌方法及びその装置

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JPS6253656A
JPS6253656A JP60192072A JP19207285A JPS6253656A JP S6253656 A JPS6253656 A JP S6253656A JP 60192072 A JP60192072 A JP 60192072A JP 19207285 A JP19207285 A JP 19207285A JP S6253656 A JPS6253656 A JP S6253656A
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JP
Japan
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alcohol
sterilization
medical instruments
sterilization chamber
line
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耕二 宗
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SB Kawasumi Laboratories Inc
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Kawasumi Laboratories Inc
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  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、医療用器具の滅菌方法及びその方法を実現す
るための装置に関するものである。
(従来技術及びその問題点) 人工腎臓、血液回路、輸液輸血セット等の医療用器具の
滅菌方法としてオートクレーブ滅菌が知られている。
このオートクレーブ滅菌は、通常、高圧蒸気によって1
21”0X20分の滅菌処理を行なうものであるが、こ
のような条件下では、製品の高熱による熱変形、その他
品質の低下が生じることになる。
具体的には、中空糸膜型のダイアライザの場合、乾燥状
態の中空糸膜をオートクレーブ滅菌すると、膜が急激な
熱を受け、吸湿し、滅菌後の乾燥過程における糸の収縮
、支持部材の陥没、ラック等が生じることになる。この
ため、中空糸膜を収納したケーシング内に生理食塩水や
居留水を充填し、中空糸膜を湿潤状態に17て滅菌する
方法も知られているが、滅菌時、充填液の膨張による破
損が問題となるため、これを逃すための緩衝部材(膨張
性の栓、液入りバッグ等)が必要となり、製造工程の能
率が低下し、コストアップにもつながっていた。
また、血液回路や輸液輸血セットでは、オートクレーブ
滅菌を行なうと、プラスチックチューブ同士のくっつき
や変色、変形が問題となっており、さらに、手術用リネ
ンなどでは蒸気が通りに〈<、滅菌されにくいという問
題がある。
本発明は、このような問題点を解決するために検討の結
果提案されたものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、医療用器具を滅菌するにあたり、該医療用器
具を滅菌室に収納した後、その滅菌室に低蒸発熱性で、
かつ殺菌性を有する有機物質水溶液を加熱して送りこみ
、その雰囲気中で加熱滅菌するものである。
本発明における医療用器具とは、人工腎臓、血漿分離器
、血液バッグ、輸液、輸血セット等、特にディスポーザ
ブル医療用器具である。
また、低蒸発熱性の有機物質としては、エチルアルコー
ル、イソプロピルアルコールの外、n−プロピルアルコ
ール、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、
5ee−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコー
ル、5eC−アミルアルコール、tert−7ミルアル
コール、5eC−イソアミルアルコール、ジエチルカル
ビノール、インアミルメルカプタン、アリルアルコール
、プロパルギルアルコール、メチルアルコール等があり
、殺菌効果を有し、人体に無害の殺菌性を有するもので
あればよい。
有機物質の濃度は、その種類により異なるが、エチルア
ルコール又はイソプロピルアルコールの場合、50■/
■%〜95■/■%とするのが好ましい。その理由は、
これ以外のアルコール分の濃度範囲外では充分な滅菌効
果が得られないからである。
さらに、蒸気滅菌の条件としては、100℃〜130℃
好ましくは110℃〜115℃の高圧蒸気中で5〜30
分間加熱処理するものである。
このような方法を実施する@ 置としては、医療用器具
を収納する滅菌室1と、この滅菌室lに低草発熱の有機
物質と水の混合液を供給するライン2と、前記滅菌室1
内の蒸気を回収するライン3と、前記混合液の供給タン
ク6及び回収タンク11とから構成されており、前記供
給ライン2には加熱装置4を設けるとともに、前記回収
ライン3には真空ポンプ8及び冷却装置10を設けるよ
うにしたものである。
(作用) 医療用器具は、混合液中の水蒸気による熱滅菌作用と、
有機物質の殺菌作用との相乗効果により、従来よりも低
温の加熱温度で滅菌されることになる。
また、前記混合液の蒸気は回収され液化された後、再び
加熱されて滅菌室内に送り込まれるものである。
(実施例) 第1図は、本発明の一実施例を示したものであり、lは
密閉滅菌室であり、この滅菌室1には混合液供給ライン
2と回収ライン3とが接続されている。
前記供給ライン2には、滅菌室1側から順次加熱装置4
、第1バルブ5及び混合液供給タンク6が設置されると
ともに、前記回収ライン3には第2バルブ7、真空ポン
プ8、第3バルブ9、冷却装置lO及び回収タンク11
が順次配設されている。
また前記回収ライン3の真空ポンプ8と第3バルブ9の
中間部には、排気ライン12が分岐して設けられ、この
排気ライン12には第4バルブ13が設けられている。
さらに、前記回収タンク11と供給タンク6は、循環ラ
イン14で連結されており、その途中には循環ポンプ1
7が設置されている。
なお、前記回収タンク11には、アルコールタンク15
及び水タンク16が接続され、かつ濃度センサ18が設
けられている。
次に、上記した実施例の使用例を説明すると、まず滅菌
室1内に医療用器具を収納した後、第2バルブ7と@3
バルブ9を開いて真空ポンプ8により滅菌室lの内部の
エアーを真空度 20 mmHgまで排気する0次いで
第2バルブ7及び第3バルブ9を閉じ、供給ライン2の
第1バルブ5を開いて供給タンク6内のアルコール水溶
液を加熱装置4に導き、ここでアルコール水溶液を、た
とえば110℃に加熱した後、その混合蒸気を滅菌室l
に送り込む。
滅菌室l内においては、こうしたアルコール蒸気雰囲気
中で、たとえば10分間滅菌処理がなされ、その後、常
温まで放冷される。その際、滅菌室l内のアルコール蒸
気は、第2バルブ7及び第3バルブ9を開けて回収ライ
ン3から自然に排気され、冷却装置lOで液化された後
、回収タンク11に回収される。
こうして滅菌室1の内部が陽圧状態から常圧にもどると
、真空ポンプ8により、滅菌室l内のアルコール蒸気が
強制排気され、回収タンク11に回収される。
また、必要に応じて第3バルブ9を閉じ、第4バルブ1
3を開けて、滅菌室l内部の残留アルコールを完全に除
去する。
前記回収タンク11内のアルコール水溶液は、センサ1
8によりアルコール濃度が測定され、必要に応じてアル
コールタンク15及び水タンク16からアルコールまた
は水を供給して所定アルコール濃度となるように調整さ
れる。
そして、このアルコール水溶液は、循環ポンプ17によ
り、循環ライン14を通して供給タンク6に送られ、再
使用される。
第2図は、本発明の他の実施例を示したものであり、回
収タンク11内のアルコール水溶液のアルコール濃度を
センサ18で測定するとともに、このセンサ18にアル
コールタンク用ポンプ20と水タンク用ポンプ21を連
動制御させ、回収タンクll内のアルコール濃度が所定
濃度となるようにポンプ20.21を作動させるもので
ある。
なお、上記各実施例では、供給タンク6と回収タンク1
1とが別々になっているが、これを同一のタンクとして
もよい。
(効果) 以上説明した本発明によれば、特に医療用器具を低蒸発
熱で殺菌性のある有機物質水溶液の雰囲気中で加熱滅菌
を行なうため、有機物質の殺菌性能と、熱殺菌との相乗
効果により、低温かつ短時間で効果的に滅菌処理するこ
とができる。このため、製品の熱変形、材質劣化、製品
同士のくっつき、その他の品質低下を防止することが可
能となる。
また1本発明の装置によれば、従来のオートクレーブ滅
菌釜はどの耐圧構造は要求されず、しかも大型のボイラ
等も不要である等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す概略図、第2図は本発明
の他の実施例を示す部分概略図である。 図中、1は滅菌室、2は供給ライン、3は回収ライン、
4は加熱装置、6は供給タンク、8は真空ポンプ、lO
は冷却装置、11は回収タンクである。 特許出願人 川澄化学工業株式会社 代理人 弁理士 西  野  茂  美第1図 手続補正書(自発) 昭和  年  月  日 61、1.13 特許庁長官   ♀ 頁 i蓼ト 殿 (特許庁審査官                殿)
1 事件の表示 昭和 2θ年 特 許 願第7P2θ7z号2、発明の
名称 υす扁潰め1勧六ムプケ−、it 3、補正をする者 4代理人〒105 東京都港区西新橋1丁目22番1号 5 輔;自冷*北羽− 補  正  の  内  容 1、本願明細書第4頁15行目「メチルアルコール」の
前に「クロチルアルコール、」を加入する。 以上

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)医療用器具を滅菌するにあたり、該医療用器具を
    、低蒸発熱性でかつ殺菌性を有する有機物質水溶液の雰
    囲気中で加熱滅菌することを特徴とする医療用器具の滅
    菌方法。
  2. (2)加熱滅菌温度が100℃〜115℃であることを
    特徴とする前記第1項記載の発明。
  3. (3)有機物質の濃度が50■/■%〜95■/■%で
    あることを特徴とする前記第1項記載の発明。
  4. (4)医療用器具を滅菌する装置であって、医療用器具
    を収納する滅菌室と、この滅菌室に低蒸発熱の有機物質
    と水の混合液を供給するラインと、前記滅菌室内の蒸気
    を回収するラインと、前記混合液の貯留タンクとから構
    成され、前記供給ライン側には加熱装置を設けるととも
    に、前記回収ライン側には真空ポンプと冷却装置を設け
    たことを特徴とする医療用器具の滅菌装置。
JP60192072A 1985-09-02 1985-09-02 医療用器具の滅菌方法及びその装置 Granted JPS6253656A (ja)

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JPS6253656A true JPS6253656A (ja) 1987-03-09
JPH0569547B2 JPH0569547B2 (ja) 1993-10-01

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5089847A (en) * 1990-06-19 1992-02-18 Xerox Corporation Highlight color copier
JP2002159563A (ja) * 2000-11-27 2002-06-04 Miura Co Ltd 食品機器等の殺菌方法

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5089847A (en) * 1990-06-19 1992-02-18 Xerox Corporation Highlight color copier
JP2002159563A (ja) * 2000-11-27 2002-06-04 Miura Co Ltd 食品機器等の殺菌方法
JP4491831B2 (ja) * 2000-11-27 2010-06-30 三浦工業株式会社 食品機器等の殺菌方法

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JPH0569547B2 (ja) 1993-10-01

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