JPS6312629B2 - - Google Patents

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JPS6312629B2
JPS6312629B2 JP59079172A JP7917284A JPS6312629B2 JP S6312629 B2 JPS6312629 B2 JP S6312629B2 JP 59079172 A JP59079172 A JP 59079172A JP 7917284 A JP7917284 A JP 7917284A JP S6312629 B2 JPS6312629 B2 JP S6312629B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
steam
pressure
sterilized
drying
Prior art date
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Expired
Application number
JP59079172A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60222061A (ja
Inventor
Shoji Mishiro
Seishi Hamada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taga Electric Co Ltd
Original Assignee
Taga Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Taga Electric Co Ltd filed Critical Taga Electric Co Ltd
Priority to JP59079172A priority Critical patent/JPS60222061A/ja
Publication of JPS60222061A publication Critical patent/JPS60222061A/ja
Publication of JPS6312629B2 publication Critical patent/JPS6312629B2/ja
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  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 この発明は、使用後の洗浄済医療器具を高温・
高圧蒸気の基で滅菌し乾燥させる蒸気滅菌乾燥方
法およびその装置に関する。
発明の技術的背景及び問題点 一般に、使用後の注射器・包帯その他の医療器
具や医療繊維は、付着した血痕や薬品が洗浄され
た後にチヤンバー内で高温・高圧蒸気により滅菌
されて保管されている。このため、高温・高圧蒸
気の基で滅菌処理された被滅菌物には水分が残る
ので、この水分を乾燥させなければならない。こ
の乾燥方法としては、熱風乾燥方法と真空乾燥方
法とが従来から用いられている。
熱風乾燥方法は、チヤンバー内に外部より導入
して加熱させた空気を環流させて被滅菌物を乾燥
させる方法である。このような方法を用いるもの
では、外部より空気を導入した際の再汚染の心配
から除菌フイルターを通して空気導入が行なわれ
ている。ところが、このようにして導入できる空
気の量には制限があるので、乾燥に時間がかかる
という欠点を有する。又、乾燥後の被滅菌物は高
温になつているので、乾燥直後に被滅菌物を取出
す際に火傷をする危険性があるという問題点も在
る。
一方、真空乾燥方法は、チヤンバー内を真空に
して被滅菌物を真空乾燥させる方法である。した
がつて、構成上チヤンバー内を真空にするための
真空ポンプが必要になるので装置が大型・複雑化
してしまう。又、乾燥が進むにつれて被滅菌物の
水分が蒸発するので、被滅菌物は気化熱を奪われ
て低温化し、蒸発が続かなくなる。このため、外
部より被滅菌物に輻射による気化熱を与えなけれ
ばならないが、ガラス類や繊維類に対しては効果
が薄く、実際には熱風の送り込みと真空乾燥との
交互繰返しを行なつているものが多い。したがつ
て、装置が大型・複雑化するばかりでなく、乾燥
工程が繁雑になつてしまい効率が悪いという欠点
を有する。
発明の目的 この発明は、このような点に鑑みなされたもの
で、簡単な装置を用いて短時間で効率よく被滅菌
物の乾燥を行なうことができる蒸気滅菌乾燥方法
およびその装置を得ることを目的とする。
発明の概要 この発明は、チヤンバー内に蒸気を充満させて
被滅菌物の滅菌をし、滅菌後は蒸気を排出してチ
ヤンバー内を大気圧に戻し、チヤンバー内の残存
水分を気化熱により蒸発させるとともに上昇した
蒸気を冷却することで凝結させて回収し、このと
き低下するチヤンバー内圧力を大気圧に保持する
ために外部よりクリーンエアを圧力平衡により導
入してチヤンバー内を環流させるようにしたの
で、簡単な装置により短時間で効率よく被滅菌物
の乾燥を行なうことができるようにしたものであ
る。
発明の実施例 この発明の一実施例を第1図及び第2図に基づ
いて説明する。洗浄された使用済の医療器具・繊
維類(図示せず)を保持するカスト1が設けら
れ、円筒筐体状のチヤンバー2内に出入自在に収
納されている。このチヤンバー2は、そのチヤン
バー2を密閉する蓋3を着脱自在に有し、内部の
側方に前記カスト1を両側から囲むように内筐4
が形成され、下方にそのカスト1を保持するカス
ト台5が形成されている。そして、このカスト台
5の下方には管状ヒーター6がU字状に配設さ
れ、前記チヤンバー2内上方にはジグザグ状の冷
却パイプ7が前記カスト1を覆うように前記チヤ
ンバー2内壁に沿つて湾曲して配設されている。
なお、この冷却パイプ7には前記チヤンバー2外
部より冷水が給排水自在なように構成されてお
り、又、前記カスト1は多孔状に前記カスト台5
は網状に形成されている。
しかして、前記チヤンバー2背面には給水バル
ブ8を有する給水孔9が設けられて水道あるいは
図示しない水槽に接続されており、前記チヤンバ
ー2下面には排水バルブ10を有する排水孔11
が設けられている。又、前記チヤンバー2上面に
は除菌フイルター12を備え給気バルブ13を有
する給気孔14と排気バルブ15を有する排気孔
16とが設けられ、更に、上部ヒーター17が取
付けらている。なお、前記排気孔16と前記排気
バルブ15との間には安全弁18を備えた圧力計
19が接続されている。
このような構成において、カスト1内の医療器
具等である被滅菌物は、チヤンバー2内で滅菌さ
れた後に乾燥・冷却される。すなわち、排気バル
ブ15と給水バルブ8だけが開かれてチヤンバー
2内に給水孔9より一定量の水が給水されると給
水バルブ8も閉じられる。ここで、管状ヒーター
6がONにされ、給水された水が加熱されて沸騰
し蒸気に変化するが、水は気化すると容積が大き
くなるので蒸気はチヤンバー2内の空気を排出孔
16より排出しながらチヤンバー2内に満ちてゆ
く。そして、空気がすべて排出され、チヤンバー
2内が蒸気だけになると排気バルブ15も閉じら
れる。このとき、チヤンバー2内は密閉されて高
温・高圧状態となつているが、所定の圧力と温度
とが保たれるように管状ヒーター6の加熱制御が
一定時間行なわれ、これにより被滅菌物が滅菌さ
れる。
滅菌工程の後には乾燥工程が行なわれる。滅菌
工程が終了すると管状ヒーター6がOFFにされ、
排水バルブ10が開かれてチヤンバー2内の加熱
された水及び蒸気が排水孔11より適当な減圧処
理の後に外部に放出され、放出後には排水バルブ
10が開じられる。したがつて、チヤンバー2内
の圧力は低下し、ほぼ大気圧に等しくなつてい
る。この後、給気バルブ13が開かれ、更に、冷
却パイプ7に冷水が供給されるとともに再び管状
ヒーター6がONにされ、上部ヒーター17も
ONにされる。
このとき、カスト1内の被滅菌物には水分が残
つている。又、チヤンバー2内に残存している蒸
気が被滅菌物に付着してチヤンバー2内温度の低
下とともに水滴化する。ところが、このような残
存水分は管状ヒーター6に加熱されて蒸発して上
昇し、冷却パイプ7に触れると気化熱を奪われて
凝結する。したがつて、冷却パイプ7には多くの
水滴が付着するが、この水滴は冷却パイプ7より
内筐4に流れ、カスト1には落ちずにチヤンバー
2下部に滞留する。なお、チヤンバー2内天井壁
は上部ヒーター17に暖められており、凝結した
蒸気が天井壁に付着して水滴となつてカイト1内
の被滅菌物に落下するのを防いでいる。
しかして、蒸気の凝結によりチヤンバー2内の
圧力は低下してゆくので、圧力を平衡に保とうと
する作用により給気孔14から除菌フイルター1
2を通したクリーンエアが流れ込む。このクリー
ンエアは、加熱により生じているチヤンバー2内
の対流に乗つてチヤンバー2内を環流する。
このように、チヤンバー2内では管状ヒーター
6の気化熱により残存水分が蒸発し、蒸発した蒸
気が冷却パイプ7で冷却されて水滴として回収さ
れ、これによりクリーンエアがチヤンバー2内に
導入されて環流し、これらの相乗作用により被滅
菌物の乾燥が進む。したがつて、乾燥後のチヤン
バー2内にはクリーンエアが満ち、内部は大気圧
に戻つている。なお、環流の流れは第2図におい
て矢印で示す。
乾燥工程後には冷却工程が行なわれる。乾燥後
の状態から管状ヒーター6及び上部ヒーター17
をOFFにすると、冷却パイプ7によりチヤンバ
ー2内は冷却される。したがつて、チヤンバー2
内のクリーンエアも冷却されて収縮するのでチヤ
ンバー2内の圧力が低下する。このとき、チヤン
バー2の内部と外部との圧力が平衡になるように
給気孔14より再びクリーンエアが流れ込む。こ
のクリーンエアは、チヤンバー2内温度よりも低
温なので導入されるとチヤンバー2下部に下が
り、内部の温まつたクリーンエアを上部に押上げ
て環流してゆく。このようなクリーンエアの環流
によりチヤンバー2内が冷却される。冷却工程後
は冷却パイプ7内の冷水が排水され、排水バルブ
10が開かれてチヤンバー2下部に滞留していた
水滴が排出され、すべての工程が終了する。な
お、このときにはチヤンバー2内の圧力は大気圧
に戻つているので、簡単に蓋3を取外すことがで
き、又、カスト1内の被滅菌物は充分に冷却され
ているので取扱いに危険はない。
このように本実施例によれば、簡単な装置を用
いて短時間で効率よく被滅菌物の滅菌・乾燥を行
なうことができ、乾燥後には被滅菌物を急冷する
ことができる。
発明の効果 この発明は、前記したように、チヤンバー内に
残存する水分を気化熱により蒸発させた後冷却し
て回収し、このときのチヤンバー内外の圧力変化
を利用してチヤンバー内にクリーンエアを導入
し、このクリーンエアがチヤンバー内を環流する
ようにしたので、簡単な装置を用いて短時間で効
率よく乾燥工程を行なうことができ、したがつて
外気導入による再汚染の危険性がない装置を安価
で製造でき、又、乾燥工程終了後にはチヤンバー
内の加熱を止めて冷却することによりチヤンバー
内は急冷されてクリーンエアが流入し、このクリ
ーンエアが環流することにより一層冷却効果が高
まり、しかもチヤンバー内は大気圧であるので被
滅菌物の取扱いに関する安全性が向上する等の効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す縦断側面
図、第2図は縦断正面図である。 1……カスト、2……チヤンバー、4……内
筐、6……管状ヒーター(ヒーター)、7……冷
却パイプ(クーラー)、12……除菌フイルター、
14……給気孔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被滅菌物を収納したチヤンバー内に高温高圧
    蒸気を充満させて被滅菌物を蒸気滅菌し、滅菌後
    は前記チヤンバー内から蒸気を排出して大気圧に
    戻し、このチヤンバー内に気化熱を与えることに
    より残存水分を蒸発させるとともに蒸発した蒸気
    を冷却することで凝結させて回収し、蒸気の凝結
    により低下する前記チヤンバー内の圧力を大気圧
    に保持するために外部よりクリーンエアを圧力平
    衡により導入して前記チヤンバー内に環流を生じ
    させて被滅菌物を乾燥させるようにしたことを特
    徴とする蒸気滅菌乾燥方法。 2 被滅菌物を収納したチヤンバー内に高温高圧
    蒸気を充満させて被滅菌物を蒸気滅菌し、滅菌後
    は前記チヤンバー内から蒸気を排出して大気圧に
    戻し、このチヤンバー内に気化熱を与えることに
    より残存水分を蒸発させるとともに蒸発した蒸気
    を冷却することで凝結させて回収し、蒸気の凝結
    により低下する前記チヤンバー内の圧力を大気圧
    に保持するために外部よりクリーンエアを圧力平
    衡により導入して前記チヤンバー内に環流を生じ
    させて被滅菌物を乾燥させ、乾燥後にも前記チヤ
    ンバー内を冷却して外部よりクリーンエアを圧力
    平衡により導入することにより前記チヤンバー内
    に環流を生じさせるようにしたことを特徴とする
    蒸気滅菌乾燥方法。 3 被滅菌物を保持するカストを出入自在に収納
    し水を給排水する機構を有する密閉されたチヤン
    バーを設け、このチヤンバーにそのチヤンバー内
    に給水された水を加熱して蒸気を発生させ且つ前
    記チヤンバー内を加熱して水分を蒸発させるヒー
    ターと、蒸気を凝結させて水滴にするクーラー
    と、水滴を案内し回収する内筐と、除菌フイルタ
    ーを有する給気孔とを設けたことを特徴とする蒸
    気滅菌乾燥装置。
JP59079172A 1984-04-19 1984-04-19 蒸気滅菌乾燥方法およびその装置 Granted JPS60222061A (ja)

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JPS60222061A JPS60222061A (ja) 1985-11-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010273649A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Sanshu Sangyo Co Ltd 葉たばこ乾燥用連縄の消毒処理方法及び消毒処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6045354A (ja) * 1983-08-22 1985-03-11 松下電器産業株式会社 高圧蒸気滅菌器の乾燥装置

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