JPS6253626A - 掃除具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、床面を掃除するための掃除具に関するもの
である。

（従来技術） 従来、床面を掃除するための掃除具として第５図にかす
ものがある。

第５図において、はぼ方形のプラスチック製台板５１の
下面にはスポンジ体５２が貼着されており、このスポン
ジ体５２の下面に当接し端部が台板５１の上面に係着さ
れた紙製の雑巾部材５３が台板５１とスポンジ体５２の
外周に巻着されている。図中５４は台板５１の上面中央
部に突設妨れた支持部材であって、支持部材５４の上端
には回動可で：旨に棒状の支持棒５５が連結されている
。

こ１７′１ような従来の掃除具にあっては、支持棒５５
を１７１ミ業者が押すことにより、雑巾部材５３が床面
上乍摺動し、床面上の汚れを吸収しつつ掃除するもので
ある。

（発明が解決しようとする問題点） 上記従来の掃除具にあっては、雑巾部材５３の一面かつ
一部の面のみが床面と接触し掃１余するものであり、接
触面が汚れた場合には別の新しい雑巾部材５３と取り替
える必要があった。そのため、雑１１部材５３の取り替
えを頻繁に行なう必要があり、雑巾部材５３の有効に利
用される面が少ないため、非常に無駄が多いという問題
点があった。仮に無駄をなくすため、雑巾部材５３の両
面を使用しようとすれば、雑巾部材５３の汚れ面がスポ
ンジ部材５２と接触することとなり、スポンジ部材５２
が汚れて結局スポンジ部材５２を洗う必要があり、かえ
って面倒なことであった。又、床面にゴミが多い場合に
は、掃除作業に際し、単にゴミを押し出すだけとなる場
合が多く、ゴミの多い場合には掃除具としての役目を果
たせないという問題点もあった。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、上記従来の問題点に鑑み案出しだものであっ
て、雑巾部材の両面を有効に利用でき、しかも取り替え
の手間がかからず、ゴミの多い床面の掃除をも可能な掃
除具を提供せんことを目的とし、その要旨は、対向状に
立設された側板間に回転可能に横設され下縁を床面と当
接して回転される駆動輪と、該駆動輪の回転力により減
速手段を介して減速回転され、駆動輪とほぼ平行状に横
設された巻取り軸と、前記側板間に上下及び前後動可能
に遊設され常には自重にて床面方向に付勢されつつ下縁
を床面に当接状に横設された遊輪と、・巻取り軸とほぼ
平行に横設されロール状に巻装された拭き取り素材を着
脱可能に嵌装し得るロール軸とを主体として構成され、
ロール軸に装着されたロール状の拭き取り素材の端部を
前記遊輪の下縁部に巻着させつつ巻取り軸にて巻取り可
能に掛け渡し、遊輪の下縁部では床面に対して拭き取り
素材の裏面が当接し、巻取り軸の下縁部では床面に対し
て拭き取り素材の表面が当接し得るように拭き取り素材
を掛装したことである。

（作用） 駆動輪が床面と当接しながら転動することにより、この
駆動輪の回転力は減速手段を介して一定減速比にて減速
され巻取り軸に伝達される。この場合巻取り軸の回転速
度は、掃除具全体の進行速度に比し遅いため雑巾掛け効
果が生じる。しかも、ロール軸に嵌装されたロール状の
拭き取り素材の端部は、遊輪を介して巻取り軸に巻取ら
れ、巻取り軸の回転とともに掃除作業を行ないつつ連続
的に巻き取られる。その場合、拭き取り素材は巻取り軸
に徐々に巻き取られながら、巻取り軸の下面では床面に
対し、その表面が掃除作用をなし、遊輪の下面では床面
に対し、その裏面が掃除作用をなす。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を床面に基づいて説明する。

第１図は本例掃除具の左側面図を示し、第２図は右側面
図を示す。第３図は第１図、第２図の平面図である。

図中１及び２は対向状に立設された左右の側板であって
、後方上部部位に横設された横棒３により互いに平行状
に支持されている。なお、左側の側板１は右側の側板２
に比し前後方向の長さが短く形成され、前端縁の上部は
変状の切欠き縁１ａとなっている。

図中４は側板１，２の後方下部部位に設けられた駆動輪
であって、樹脂製又はゴム製の２個の車輪が左右方向に
対向状に配設されて構成され、２個の車輪は車軸５によ
り回転可能に側板１，２間に軸支されている。駆動輪４
の下縁４ａは側板１．２の下端縁より僅かに下方に突出
しており、床面と直接当接している。従って駆動輪４は
床面上を転動することができる。

なお、車軸５の左端５ａは側板１に軸受は等を介して回
転可能に支持されているが、車軸５の右端５ｂは側板２
に軸受は等を介して回転可能に支持されているとともに
、その端部は側板２を貫通して外方へ突出され、端部に
は傘歯車６が固設されている。

図１−１．：　７は側板２の前方下部部位に一端を回動
可能に支持された巻取り軸であって、右端部７ａは側板
２の外方へ突出されているとともに、先端には平ギア８
が固設されている。一方、巻取り軸７の側板２の内側部
位には２枚の円板を重ね合わせた形状の枠板９が固設さ
れており、この枠板９に対して巻取り軸７の左端部７ｂ
側より円筒状の芯管１０が挿着されている。即ち、芯管
１０は右端部を枠板９に支持され、その左端部を押え金
具１１により押圧されて巻取り軸７の回転により回転さ
れる。１２は押え金具１１を巻取り軸７の左端部７ｂに
取り外し可能に固着するためのボルトである。

なお、芯管１０の下端縁は側板２の下端縁よりも僅かに
下方に突出状となり、床面に当接して回転することがで
きる。

図中１３は側板２の外側部に支持板１４．１４を介して
回動可能に沿設された伝導軸であって、その後方端部に
は傘歯車１５が固設されているとともに、その前方端部
にはウオームギア１６が固設されている。そして、傘歯
車１５は前記車軸５の右端部に固設された傘歯車６と噛
合され、ウオームギア１６は前記巻取り軸７の右端部に
固設された平ギア８と噛合されている。従って、前記、
駆動輪４が床面と当接しつつ回転された場合には、−１
＋、ｊ幀５の回転力は傘歯車６を介して伝導軸１３に伝
達され、ウオームキ７１６により約１７２０に減速され
て巻取り軸７へと伝わる。そのため、車軸５の回転に対
して巻取り軸７の回転は減速された一定の回転となり、
巻取り軸７の回転は駆動輪４の回転により規制されるこ
ととなる。

図中１７は側板１，２間に横設された遊輪であって、側
板１，２の下部部位に穿設された略楕円状の透孔１８ａ
、１８ｂ間に軸１９を介して架設されている。

この遊輪１７は中心部が鉄等の金属製にて形成され、重
量のあるものであり、その外周に弾性多孔質なスポンジ
等の外周材を巻装して形成されたものである。従って、
前方に上傾状に穿設された透孔１８ａ、１８ｂにより、
かなり自由に上下前後動が可能であり、常にはその自重
により下方に付勢されて床面と当接状に転勤することが
できるものである。

図中２０は側板２の中央部位に一端を回動可能に支持さ
れたロール軸であって、ロール軸２０の側板２の内側部
位には２枚の円板を重ね合わせた形状の枠板２１が固設
されている。一方、このロール軸２０の左端部には押え
金具２２がボルトＢを介して着脱可能に取り付けられて
いる。この枠板２１と押え金具２２間にはロール軸２０
に挿通され、ロール状に巻装された拭き取り素材２３が
嵌装される。即ち、トイレットペーパー状に巻装された
拭き取り素材２３は、その中心部の芯管２３ａとともに
ロール軸２０に側板１側から挿着され押え金具２２にて
挾持される。

この拭き取り素材２３は紙、サラシ、タオル。

プラスチックフィルム等により形成したもので、引張強
度が犬で可撓性があり、かつ毛状表面を有するものであ
る。

本例においては、この拭き取り素材２３を第４図の作用
図に示すように掛装する。即ち、ロール軸２０に嵌装さ
れている拭き取り素材２３の先端部を遊輪１７の下縁部
に巻き、さらにその先端部を巻取り軸７に挿着されてい
る芯管１０に巻管する。このように掛装することにより
、拭き取り素材２３の裏面が遊輪１７の下縁において床
面Ｆと当接し、逆に拭き取り素材２３の表面は巻取り軸
７の芯管１０の下縁において床面Ｆと当接し、巻取り軸
７の回転により芯管１０に巻き取られる。

なお、第１図中２４は横棒３に先端部を係着された押し
棒であって、この押し棒２４を前方に押すことによって
駆動輪４を回転させることができる。

次に、本例掃除具の作用について説明する。

押し棒２４が作業者によって前方へ押されることにより
、駆動輪４が床面Ｆに対して転動し、車軸５が回転を開
始する。この車軸５の回転力は伝導軸１３を介してつオ
ームキ７１６により減速されつつ巻取り軸７に伝えられ
る。このように巻取り軸７が回転されることにより、巻
取り軸７の芯管１０が回転し、拭き取り素材２３が徐々
に芯管１０に巻き取られる。この場合、巻取り軸７の回
転速度は駆動輪４の回転速度に比し遅いため、芯管１０
の下縁と床面Ｆ間に介在している拭き取り素材２３の表
面が床面Ｆに対して摺動され、雑巾掛け効果が生じる。

その雑巾掛け効果を具体的に説明すると、例えば、作業
者が押し棒２４を押して、本例の掃除器を移動させる場
合、掃除器の床面Ｆに対する進行速度が２ｋＩ′Ｉｌ／
ｈであるとすると、掃除器は１秒間に０．５６ｍ移動す
る。ここで駆動輪４の直径が１５０ｍｍであるとした場
合、駆動輪は床面Ｆと当接して１秒間に１８１９回転さ
れる。この回転をウオームギア１６により１／２０に減
速して巻取り軸７に伝えると、巻取り軸７の芯管１０の
直径が８５１１１ｍであれば、芯管１０の周速度は１秒
間に０．０１６ｍとなり、芯管１０は床面Ｆに対して０
．５６ｍ／秒−０．０１６ｍ／秒の差分だけブレーキが
かかることとなり、雑巾掛け効果が生じる。このように
芯管１０の下縁において、拭き取り素材２３はその表面
で床面を摺動し雑巾掛けをした後、芯管１０に巻き取ら
れる。

なお、近情１７の下縁においても、拭き取り素材２３は
近情１７の自重により床面Ｆに押し付けられて床面Ｆに
対して雑巾掛け効果を発揮する。

この場合は巻取り速度が毎秒０．０１６ｍであり、掃除
具の進行速度が０．５６であるので０．５６ｍ／秒＋０
．０１６ｍ／秒の速度が床面に対する速度となり雑巾掛
けが行なわれる。この場合、雑巾掛けを行なうのは拭き
取り素材２３の裏面である。このように芯管１０の下縁
では拭き取り素材２３がその表面において雑巾掛けを行
ない、近情１７の下縁では拭き取り素材２３の裏面が雑
巾掛けを行ないつつ拭き取り素材は芯管１０に巻き取ら
れる。

芯管１０は拭き取り素材２３を巻き取り、徐々にその直
径を増して最終的には直径１３０ｍｍ程度となる。この
場合の周速度は０．０２４ｍである。

なお、駆動輪４．芯管１０等の直径は本例の場合に限ら
ず必要に応じ適宜変更される。

ロール軸２０の拭き取り素材２３が全部芯管１０に巻き
取られた後は、ボルト１２を緩めて押え金具１１を外し
、巻取り軸７より芯管１０を取り外して新しい芯管１０
が挿着される。一方、ロール軸２０においても同様にボ
ルトＢＩＮめて押え金具２２を外し、新しい拭き取り素
材２３が補充される。

なお、本例においては近情１７は１個設けられているが
、近情１７を水平方向に２個以上設けてもよい。その場
合は近情１７の数だけ拭き取り素材２３０床面Ｆに対す
る摺接面が増大し、より雑巾掛け効果が良くなる。

又、ロール軸２０は駆動輪４の上方に設けてもよく、掃
除具全体をよりコンパクトにすることができる。

さらに、駆動輪４をモーター等により回転させ自走式の
ものとしてもよく、巻取り軸７をモーター等により駆動
する形式としてもよい。

（発明の効果） 本発明は対向状に立設された側板間に回転可能に横設さ
れ下縁を床面と当接して回転される駆動輪と、該駆動輪
の回転力により減速手段を介して減速回転され、駆動輪
とほぼ平行状に横設された巻取り軸と、前記側板間に上
下及び前後動可能に遊設され常には自重にて床面方向に
付勢されつつ下縁を床面に当接状に横設された近情と、
巻取り軸とほぼ平行に横設されロール状に巻装された拭
き取り素材を着脱可能に嵌装し得るロール軸とを主体と
して構成され、ロール軸に装着されたロール状の拭き取
り素材の端部を前記近情の下縁部に巻着させつつ巻取り
軸にて巻取り可能に掛け渡し、近情の下縁部では床面に
対して拭き取り素材の裏面が当接し、巻取り軸の下縁部
では床面に対して拭き取り素材の表面が当接し得るよう
に拭き取り素材を掛装してなるを特徴としたため、拭き
取り素材の表面及び裏面の両面にて雑巾掛けを行なうこ
とができ、拭き取り素材を１００％有効に利用すること
ができる。又、巻取り軸にて巻き取ることができるため
、拭き取り素材に付着したゴミをロール状に巻き込み、
ゴミの再飛散を防止することかできる。きらに、巻き取
りは徐々に行なわれるため、床面ば常に新しい拭き取り
素材の面にて掃除され、掃除能力が最初から最後まで一
定で連続的である等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】 図は本発明の一実施例を示し、第１図は本例掃除具の左
側面図、第２図は右側面図、第３図は平面図であり、第
４図は作用を説明する作用説明図である。第５図は従来
の掃除具の正面図である。 １．２・・・側板　　　　　４・・・駆動輪７・・・巻
取り軸　　　　　１０・・・芯管１３・・・伝導軸　　
　　　１６・・・つオームギア１７・・・近情　　　　
　　２０・・・ロール軸２３・・・拭き取り素材　　Ｆ
・・・床面特許出願人　　　　　　日本コンタミネーシ
ョンサービス株式会社特許出願人　　　有限会社　森　
製　作　所代理人　　　　　弁理士　　清　水　義　久
第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 対向状に立設された側板１、２間に回転可能に横設され
   下縁を床面Ｆと当接して回転される駆動輪４と、該駆動
   輪４の回転力により減速手段を介して減速回転される駆
   動輪４とほぼ平行状に横設された巻取り軸７と、前記側
   板１、２間に上下及び前後動可能に遊設され常には自重
   にて床面Ｆ方向に付勢されつつ下縁を床面Ｆに当接状に
   横設された遊輪１７と、前記巻取り軸７とほぼ平行に横
   設されロール状に巻装された拭き取り素材２３を着脱可
   能に嵌装し得るロール軸２０とを主体として構成され、
   ロール２０軸に装着されたロール状の拭き取り素材２３
   の端部を前記遊輪１７の下縁部に巻着させつつ巻取り軸
   ７にて巻取り可能に掛け渡し、遊輪１７の下縁部では床
   面Ｆに対して拭き取り素材２３の裏面が当接し、巻取り
   軸７の下方部では床面Ｆに対して拭き取り素材２３の表
   面が当接し得るように拭き取り素材２３を掛装してなる
   を特徴とする掃除具。