JPS6253382A - 電線被覆用エポキシ樹脂粉体組成物 - Google Patents
電線被覆用エポキシ樹脂粉体組成物Info
- Publication number
- JPS6253382A JPS6253382A JP19206785A JP19206785A JPS6253382A JP S6253382 A JPS6253382 A JP S6253382A JP 19206785 A JP19206785 A JP 19206785A JP 19206785 A JP19206785 A JP 19206785A JP S6253382 A JPS6253382 A JP S6253382A
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- Japan
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- epoxy resin
- parts
- acid anhydride
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は耐熱性の優れ九電線被覆用エポキシ樹脂粉体組
成物に関する。
成物に関する。
エポキシ樹脂は電気・電子部品や電線などの絶縁被覆材
料として多く用いられており、最近は公害の心配のない
被覆方法としてエポキシ樹脂粉体塗料による被覆が多く
用いられるようになってきている。を線被覆用のエポキ
シ樹脂粉体塗料は電線に薄い皮膜を生産性よく外装でき
ることから、マグネットワイヤ用電線の被覆に用いられ
ている。
料として多く用いられており、最近は公害の心配のない
被覆方法としてエポキシ樹脂粉体塗料による被覆が多く
用いられるようになってきている。を線被覆用のエポキ
シ樹脂粉体塗料は電線に薄い皮膜を生産性よく外装でき
ることから、マグネットワイヤ用電線の被覆に用いられ
ている。
マグネットワイヤは回巻されるので、変形する際亀裂や
剥れが生じないよう絶縁皮膜は可撓性を有することが重
要である。また、マグネットワイヤは高温にさらされる
ことが多いので、耐熱性の良い絶縁皮膜が要求されてい
る。
剥れが生じないよう絶縁皮膜は可撓性を有することが重
要である。また、マグネットワイヤは高温にさらされる
ことが多いので、耐熱性の良い絶縁皮膜が要求されてい
る。
従来の１！線被覆用工ピキシ樹脂粉体塗料は回線性はよ
いものの、耐熱性は十分ではなかった。すなわち、かか
る粉体塗料の皮膜は熱軟化温度がピリビニルホルマール
系の皮膜に比べて低いため、よシ高温にさらされる前記
ピリビニルホルマール系塗料の用途に代替えした場合、
塗膜が軟化し、短絡に至るという欠点があった。
いものの、耐熱性は十分ではなかった。すなわち、かか
る粉体塗料の皮膜は熱軟化温度がピリビニルホルマール
系の皮膜に比べて低いため、よシ高温にさらされる前記
ピリビニルホルマール系塗料の用途に代替えした場合、
塗膜が軟化し、短絡に至るという欠点があった。
本発明者らは、かかる従来の電線被覆用エポキシ樹脂粉
体塗料の熱軟化温度が低いという欠点を排除すべく鋭意
研究を重ねた結果、従来の硬化剤よシ反応性が高い、分
子中に２個の酸無水物基を有する芳香族酸無水物をエポ
キシ樹脂に特定の割合で配合することにより、可撓性を
損うことなく、極めて優れた耐熱性を有する粉体塗料が
得られるとの知見を得、本発明を完成するに至ったもの
である。
体塗料の熱軟化温度が低いという欠点を排除すべく鋭意
研究を重ねた結果、従来の硬化剤よシ反応性が高い、分
子中に２個の酸無水物基を有する芳香族酸無水物をエポ
キシ樹脂に特定の割合で配合することにより、可撓性を
損うことなく、極めて優れた耐熱性を有する粉体塗料が
得られるとの知見を得、本発明を完成するに至ったもの
である。
本発明は、エポキシ樹脂を８０重量％以上含有し、ニブ
キシ樹晶１００重量部に対して１分子内に酸無水物基を
２個有する芳香族系酸無水物５〜２０重量部を含有する
ことを特徴とする耐熱性の優れた電線被覆用エポキシ樹
脂粉体組成物に関するものである。
キシ樹晶１００重量部に対して１分子内に酸無水物基を
２個有する芳香族系酸無水物５〜２０重量部を含有する
ことを特徴とする耐熱性の優れた電線被覆用エポキシ樹
脂粉体組成物に関するものである。
本発明における樹脂組成物は微粉末状として提供され、
好ましくは静電流動浸漬法によシ銅線あるいはアルミニ
ウム線に被覆されるものである。
好ましくは静電流動浸漬法によシ銅線あるいはアルミニ
ウム線に被覆されるものである。
本発明において、エポキシ樹脂′は１分子内にエポキシ
基を２個以上有する化合物で、ビスフェノールＡ型のエ
ポキシ樹脂を始め、ノボラック型エポキシ樹脂、脂肪族
系エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂等が使用されるが
、耐熱性と可撓性が両立した特性を得るにはエポキシ当
量が４５０〜２２００のビスフェノールＡ型のものが好
ましい。
基を２個以上有する化合物で、ビスフェノールＡ型のエ
ポキシ樹脂を始め、ノボラック型エポキシ樹脂、脂肪族
系エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂等が使用されるが
、耐熱性と可撓性が両立した特性を得るにはエポキシ当
量が４５０〜２２００のビスフェノールＡ型のものが好
ましい。
次に、エポキシ樹脂の含有割合を８０重ｆ％以上に限定
した理由は、８０重量％未滴の場合では被覆電線の可撓
性が不十分となる傾向があるからである。
した理由は、８０重量％未滴の場合では被覆電線の可撓
性が不十分となる傾向があるからである。
硬化剤を１分子内に酸無水物基を２個有する芳香族系酸
無水物に限定した理由は、酸無水物基を１個有する芳香
族酸無水物を硬化剤とした粉体塗料を用いて被覆した電
線は耐熱性が劣り、また酸無水物以外の硬化剤を使用し
た粉体塗料の場合も、耐熱性が高くかつ可撓性のよい被
覆電線は得られないからである。
無水物に限定した理由は、酸無水物基を１個有する芳香
族酸無水物を硬化剤とした粉体塗料を用いて被覆した電
線は耐熱性が劣り、また酸無水物以外の硬化剤を使用し
た粉体塗料の場合も、耐熱性が高くかつ可撓性のよい被
覆電線は得られないからである。
１分子内に酸無水物基を２個有する芳香族系酸無水物と
しては、ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物、無水
ピロメリット酸などがあげられる。
しては、ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物、無水
ピロメリット酸などがあげられる。
また、１分子内に酸無水物基を２個有する芳香族系酸無
水物を用い、かつこれをエポキシ樹脂１００重量部に対
して５〜２０重量部の割合で配合することによシ始めて
耐熱性と可撓性とを両立させることが可能となる。この
割合が５重量部未満の場合、粉体塗料は硬化後の高分子
綱目構造が不十分であるため、被覆電線の耐熱性が劣り
、一方、２０重量部を越えると、綱目構造が過多となシ
可撓性が劣る。
水物を用い、かつこれをエポキシ樹脂１００重量部に対
して５〜２０重量部の割合で配合することによシ始めて
耐熱性と可撓性とを両立させることが可能となる。この
割合が５重量部未満の場合、粉体塗料は硬化後の高分子
綱目構造が不十分であるため、被覆電線の耐熱性が劣り
、一方、２０重量部を越えると、綱目構造が過多となシ
可撓性が劣る。
ここで、電線としての耐熱性と可撓性について説明する
。耐熱性とは、電線皮膜上に１．６ ｔｒａｎ ｆｌｌ
の鋼球を１ ｋ７７部でのせ、雰囲気を２℃／分で昇温
したとき、絶縁皮膜が軟化して電線と鋼球が短絡したと
きの温度をいう。
。耐熱性とは、電線皮膜上に１．６ ｔｒａｎ ｆｌｌ
の鋼球を１ ｋ７７部でのせ、雰囲気を２℃／分で昇温
したとき、絶縁皮膜が軟化して電線と鋼球が短絡したと
きの温度をいう。
可撓性とは、ＪＩＳ Ｃ３００３に規定されている方法
で評価するもので、伸長、曲げによっても絶縁皮膜に亀
裂が生じないことをいう。
で評価するもので、伸長、曲げによっても絶縁皮膜に亀
裂が生じないことをいう。
また、本発明において、組成物中に硬化促進剤、レベリ
ング剤、顔料、着色剤、平滑性付与のだめの添加剤等の
添加剤を添加することができる。
ング剤、顔料、着色剤、平滑性付与のだめの添加剤等の
添加剤を添加することができる。
硬化促進剤としては、２−メチルイミダゾール、２−フ
ェニルイミダゾール、２，４−ジメチルイミダゾールな
どのアミン系化合物をあげることができ、ｘｙｆキシ樹
脂と硬化剤との合計量に対して０゜０１〜０５重址％添
加することができる。
ェニルイミダゾール、２，４−ジメチルイミダゾールな
どのアミン系化合物をあげることができ、ｘｙｆキシ樹
脂と硬化剤との合計量に対して０゜０１〜０５重址％添
加することができる。
レベリング剤としては、好ましくはモンサンド社製「モ
ダフロー」を全組成物基準で０．１〜１０重ｉ％添加す
ることができる。
ダフロー」を全組成物基準で０．１〜１０重ｉ％添加す
ることができる。
顔料は、例えばベンガラを全組成物基準で１〜５重ｆｋ
チ添加することができる。
チ添加することができる。
以上説明したように、本発明のエポキシ樹脂粉体組成物
は、これを用いて電線を被覆した時、得られた絶縁皮膜
の可撓性及び耐熱性が共に優れている。
は、これを用いて電線を被覆した時、得られた絶縁皮膜
の可撓性及び耐熱性が共に優れている。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例を用いて具体的に説明する。実施
例中の部は重量部である。
例中の部は重量部である。
実施例１
ニブキシ当ｉ ２０００のビスフェノ−、ルＡ型エデキ
シ樹脂（油化シェル製ＥｐｌＯ０７） １００部、無水
ピロメリット酸１０部、２−メチルイミダゾール０．１
部、「モダフロー」５部、ベンガラ５部をヘンシェルミ
キサーで混練し、次いで、混練物をコニーダーで混練し
冷却した後、衝撃式粉砕機で粉砕して微粉末状の粉体塗
料を得た。
シ樹脂（油化シェル製ＥｐｌＯ０７） １００部、無水
ピロメリット酸１０部、２−メチルイミダゾール０．１
部、「モダフロー」５部、ベンガラ５部をヘンシェルミ
キサーで混練し、次いで、混練物をコニーダーで混練し
冷却した後、衝撃式粉砕機で粉砕して微粉末状の粉体塗
料を得た。
実施例２
エビキシ当ｚ ２ｏｏｏのビスフェノールＡｆｉエポキ
シ樹脂（油化シェル製Ｅｐ１００７） ５０部、エポキ
シ当−７９００のビスフェノールＡ型エポキシ樹用ｒ（
油化シェル製Ｅｐ１００４）５０部、ベンゾフェノンテ
トラカルボン酸無水物１０部、２−フェニルイミダゾー
ル０．１部、「モダフロー」５部、ベンカラ５部を実施
例１と同様に混練、粉砕して微粉末状の粉体塗料を得た
。
シ樹脂（油化シェル製Ｅｐ１００７） ５０部、エポキ
シ当−７９００のビスフェノールＡ型エポキシ樹用ｒ（
油化シェル製Ｅｐ１００４）５０部、ベンゾフェノンテ
トラカルボン酸無水物１０部、２−フェニルイミダゾー
ル０．１部、「モダフロー」５部、ベンカラ５部を実施
例１と同様に混練、粉砕して微粉末状の粉体塗料を得た
。
比較例１
実施例１の配合において、無水ピロメリット酸１０部を
無水トリメリット敵１０部に変更した以外は実施例１と
同様にして微粉末状の粉体塗料を得た。
無水トリメリット敵１０部に変更した以外は実施例１と
同様にして微粉末状の粉体塗料を得た。
比較例２
比較例１の配合において無水トリメリット酸の量を２０
部とした以外は比較例１と同様にして微粉末状の粉体塗
料を得た。
部とした以外は比較例１と同様にして微粉末状の粉体塗
料を得た。
上記の実施例１．２及び比較例１．２で得られた粉体塗
料を静電流動浸漬法にて寸法１． Ｏｒｒｒｍ Ｘ ５
．０■Ｘ ３００部ｍの平面銅線に塗布し、３００℃２
分間処理して厚さ７０μｍの絶縁皮膜を得た。これらの
皮膜について前記方法による耐熱性及び可撓性を測定し
た。結果は、第１表に示すように、実施例１及び２は耐
熱性、可撓性が共にすぐれているが、比較例１は可撓性
はすぐれているものの耐熱性が劣っておシ、比較例２の
如く無水トリメリット酸の量を多くしても耐熱性向上の
効果は小さいものであった。
料を静電流動浸漬法にて寸法１． Ｏｒｒｒｍ Ｘ ５
．０■Ｘ ３００部ｍの平面銅線に塗布し、３００℃２
分間処理して厚さ７０μｍの絶縁皮膜を得た。これらの
皮膜について前記方法による耐熱性及び可撓性を測定し
た。結果は、第１表に示すように、実施例１及び２は耐
熱性、可撓性が共にすぐれているが、比較例１は可撓性
はすぐれているものの耐熱性が劣っておシ、比較例２の
如く無水トリメリット酸の量を多くしても耐熱性向上の
効果は小さいものであった。
第 １ 表
Claims (1)
- エポキシ樹脂を８０重量％以上含有し、エポキシ樹脂１
００重量部に対して１分子内に酸無水物基を２個有する
芳香族系酸無水物５〜２０重量部を含有することを特徴
とする耐熱性の優れた電線被覆用エポキシ樹脂粉体組成
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19206785A JPS6253382A (ja) | 1985-09-02 | 1985-09-02 | 電線被覆用エポキシ樹脂粉体組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19206785A JPS6253382A (ja) | 1985-09-02 | 1985-09-02 | 電線被覆用エポキシ樹脂粉体組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6253382A true JPS6253382A (ja) | 1987-03-09 |
Family
ID=16285073
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19206785A Pending JPS6253382A (ja) | 1985-09-02 | 1985-09-02 | 電線被覆用エポキシ樹脂粉体組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6253382A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009035688A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Kurimoto Ltd | 鋳鉄管用粉体塗料及び鋳鉄管 |
-
1985
- 1985-09-02 JP JP19206785A patent/JPS6253382A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009035688A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Kurimoto Ltd | 鋳鉄管用粉体塗料及び鋳鉄管 |
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