JPS6252704B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6252704B2
JPS6252704B2 JP3396782A JP3396782A JPS6252704B2 JP S6252704 B2 JPS6252704 B2 JP S6252704B2 JP 3396782 A JP3396782 A JP 3396782A JP 3396782 A JP3396782 A JP 3396782A JP S6252704 B2 JPS6252704 B2 JP S6252704B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
temperature
heat treatment
substrates
plastic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3396782A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58151222A (ja
Inventor
Mikio Takeshima
Takeshi Okada
Tetsuo Yoshizawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP3396782A priority Critical patent/JPS58151222A/ja
Publication of JPS58151222A publication Critical patent/JPS58151222A/ja
Publication of JPS6252704B2 publication Critical patent/JPS6252704B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は大容量記憶、非接触読み出し、書き込
み可能な光デイスクの分野におけるプラスチツク
デイスク基板の平面精度および耐熱性の向上を図
るための熱処理によるプラスチツク基板成形法に
関するものである。
光デイスクに用いられる基板には(1)透明性、(2)
平面精度、(3)耐熱性、(4)ハンドリング性、(5)コス
ト(量産性)等の条件が要求されている。従来、
基板として用いられてきたガラス基板では比較的
(1)〜(3)の要求条件は確保しやすいが、(4)、(5)の要
求条件に対してはプラスチツク基板の実現が期待
されている。
また光デイスクの分野において記録時のトラツ
キングを有利にするためには、あらかじめ基板に
同心円状のトラツク溝(プレグルーブ)を設けて
おく方法が有効である。このようなトラツク溝を
基板上に形成する方法はいくつか考えられるが、
ガラス基板ではトラツク溝付きスタンパから基板
上に塗布した中間重合物を介して光重合法により
転写せざるを得ないため、転写工程が複雑となり
量産性の劣る欠点があつた。しかしながら、プラ
スチツク基板では例えばトラツク溝付きスタンパ
取り付け金型を用いたインジエクシヨン成形によ
り基板成形と同時にトラツク溝を基板に転写可能
なため量産性に優れ、この面でもプラスチツク基
板はガラス基板と比較し有利であり、現在、ポリ
メチルメタクリレート(PMMA)、ポリカーボネ
ート(PC)等のプラスチツク材料が光デイスク
用基板の候補材料として検討されている。
一方、前述した光デイスク用基板への要求条件
の内、平面精度は光デイスクの高記録密度化を図
るため重要な項目であるが、プラスチツク基板の
平面精度は材料成形条件を調節しても成形金型の
平面精度を忠実に反映することは困難であり、成
形時の残留応力等により変形することが多い。ま
たプラスチツク基板は経時的にも変形が大きく耐
熱性の面でも問題があり、高記録密度光デイスク
用の基板として用いるためには何らかの方法によ
り平面精度および耐熱性を向上させることが必要
である。このような目的のためには、従来、熱プ
レス法により所定温度に設定した平面精度の優れ
た金型内に基板を挿入し、アニーリング処理で平
面精度および耐熱性を向上させる方法が有効であ
つた。しかしながら、熱プレス法では前述した基
板上のトラツク溝が熱により破壊する危険性があ
り、光デイスク用プラスチツク基板の熱処理法と
しては適切でない欠点があつた。
本発明は、このような欠点を解決するため、該
トラツク溝付きプラスチツク基板を基板材料の二
次転移温度より20℃程度以下の温度環境下(60℃
以上)において高速度で回転させることにより該
基板の平面精度および耐熱性を向上させるように
したもので以下図面について詳細に説明する。
第1図は、本発明プラスチツク基板成形法の一
実施例を示す回転熱処理による構成図で、1は案
内溝付きプラスチツク基板、2は回転軸、3は回
転系、4は回転軸への基板取付治具、5は空気恒
温槽、6は架台で、基板1を回転軸2に対し横型
に多数枚取りつけるかあるいは第2図に示す実施
例のように基板1を回転軸2に対し縦型に多数枚
取りつけるかすることにより、回転熱処理を一括
して行なうこともできる。回転熱処理を行なう場
合には、まず回転軸2に基板1を取りつけ治具4
を介してしつかりと取りつける。回転軸2が所定
の回転数に達つした段階で空気恒温槽5の温度を
徐徐に上昇させ、最適条件である所定温度に達つ
した後、所定時間回転熱処理を行なう。回転熱処
理終了後、回転状態のまま空気恒温槽5の温度を
一定速度で室温まで徐々に下降させ基板1を冷却
する。なお、基板1は温度が上昇するにつれて基
板内に存在する残留応力および基板の耐熱性に見
合つた分だけ変形するが、基板が高速度で回転し
ているため遠心力により変形がおさえられ、ま
た、始めから基板1に存在した変形も矯正され
る。従つて、回転熱処理後の基板の耐熱性も向上
し、基板は回転熱処理温度まで変化することはな
い。
ここでプラスチツク基板に必要とされる耐熱性
としては、記録媒体蒸着時や光デイスクの使用環
境条件などから60℃以上の耐熱温度が適切であ
る。従つて、回転熱処理は60℃以上の温度環境下
で行なう必要があるが、基板1は回転軸2に取り
つけ治具4を介して強固に固定されているため、
基板材料として熱変形温度の低い材料を用いる場
合には、回転熱処理中、基板が取付部分において
変形する危険性がある。このような場合には、第
3図に示すように液状媒体8を内封した円筒状回
転軸7を用い、この液状媒体8を、冷却媒体9を
循環したクールパイプ10により冷却して回転軸
7の温度上昇を防ぐか、または第4図に示すよう
に回転軸2と一体化した高平面精度を有する回転
盤11の上に基板1を乗せ、回転盤11に設けた
同心円状の真空吸着溝12において基板1を回転
盤11に真空吸着により固定させるかして、第1
図、第2図におけるような基板取りつけ部分にお
ける基板変形の危険性を防止する方法が有効であ
る。
第5図は本発明の回転熱処理法によるインジエ
クシヨン成形基板の着面精度改善の例を面ぶれの
軌跡について示したものであり、基板材料は
PMMAである。ここで基板の面ぶれは基板1を
一回転させる間のPeak to Peakの値を基板中心
から280mmφの位置において測定したもので、曲
線Aは回転熱処理前、また曲線Bは温度80℃で回
転熱処理後の測定値である。図に示すように
PMMAインジエクシヨン成形基板の面ぶれは回
転熱処理前と比較し85%程度改善されており、回
転熱処理法による効果が明確に現われている。こ
の場合、回転熱処理温度は基板材料の二次転移温
度(PMMA105℃)より20℃程度以下の温度即ち
約85℃程度が適切であり、この温度よりも、あま
り低すぎても効果はなく、逆に高すぎても変形の
原因となる。
第6図は回転熱処理法によりアニーリングした
PMMAインジエクシヨン成形基板を空気恒温槽
内に懸垂放置した状態で温度を上昇させ、所定温
度ごとに取り出し室温状態で面ぶれを測定し、基
板の耐熱性を調べた結果を面ぶれの変化率として
表わしたものである。また同図には未処理(回転
熱処理無し)PMMAインジエクシヨン成形基板
および熱プレス法によりアニーリングした
PMMAインジエクシヨン成形基板の耐熱性も示
した。同図より未処理PMMAインジエクシヨン
成形基板は折線lに示すように40℃で120%程度
変形し耐熱性が非常に小さく、また熱プレス法に
よりアニーリング(50℃)したPMMAインジエ
クシヨン成形基板も折線mに示すように50℃程度
までしか耐熱性は見られないが、回転熱処理法に
よりアニーリング(80℃)したPMMAインジエ
クシヨン成形基板は折線nに示すように70℃まで
変形せず、未処理基板と比較して非常に耐熱性の
向上したことが明らかである。但し保持時間は30
分である。
以上説明したように光デイスク用の案内溝付き
プラスチツク基板の成形法として、回転熱処理法
は該基板を高速度で回転させたまま温度を上昇さ
せてアニーリングするため、基板の平面精度およ
び耐熱性を向上させる一方、基板上の案内溝を破
壊する危険性がなく、しかも多数枚の基板を一括
して処理できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は、それぞれ本発明プラスチツ
ク成形法の一実施例を示す回転熱処理による構成
図、第3図は回転軸冷却のための構成図、第4図
は基板の取付構成図、第5図は本発明による
PMMAインジエクシヨン成形基板の面ぶれの軌
跡を示す図、第6図は同じく基板の耐熱性を各温
度における面ぶれの変化率とした測定した図であ
る。 1……案内溝付きプラスチツク基板、2……回
転軸、3……回転系、4……基板取付治具、5…
…空気恒温槽、6……架台、7……円筒状回転
軸、8……液状媒体、9……令却媒体、10……
クールパイプ、11……回転盤、12……真空吸
着溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 光デイスク用プラスチツク基板を該基板材料
    の二次転移温度より20℃以下の温度環境下(60℃
    以上)において該基板を所定時間高速で回転させ
    た後、該基板を回転状態のまま環境温度を室温ま
    で定速降温させることを特徴とする光デイスク用
    プラスチツク基板成形法。
JP3396782A 1982-03-05 1982-03-05 光デイスク用プラスチツク基板成形法 Granted JPS58151222A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3396782A JPS58151222A (ja) 1982-03-05 1982-03-05 光デイスク用プラスチツク基板成形法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3396782A JPS58151222A (ja) 1982-03-05 1982-03-05 光デイスク用プラスチツク基板成形法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58151222A JPS58151222A (ja) 1983-09-08
JPS6252704B2 true JPS6252704B2 (ja) 1987-11-06

Family

ID=12401257

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3396782A Granted JPS58151222A (ja) 1982-03-05 1982-03-05 光デイスク用プラスチツク基板成形法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58151222A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6120719A (ja) * 1984-07-09 1986-01-29 Asahi Chem Ind Co Ltd 光デイスク用プラスチツク基板の製造方法
JPH0620784B2 (ja) * 1986-03-26 1994-03-23 三菱化成株式会社 ポリカ−ボネ−ト樹脂よりなる光デイスク基板の製造法
DE3781957T2 (de) * 1986-07-11 1993-03-25 Kuraray Co Herstellung eines optischen aufzeichnungsmediums.
KR910006655B1 (ko) * 1987-11-20 1991-08-30 미쓰이 세끼유 가가꾸 고오교오 가부시끼가이샤 광학기록 매체 제조방법
JP3593660B2 (ja) 2001-12-05 2004-11-24 オリジン電気株式会社 ディスク基板の処理方法及び処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58151222A (ja) 1983-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6252704B2 (ja)
JPH0533137B2 (ja)
JP2519985B2 (ja) 射出成形用スタンパ
CN1864213A (zh) 光记录基板和光记录媒体及其制造方法
EP0471109B1 (en) Manufacturing process for grooved substrates
JPH0375944B2 (ja)
JPH1177778A (ja) ディスク基板の変形低減方法
US2559539A (en) Reconditioning of phonographic records
JPH0757499B2 (ja) 光デイスク基板の製造法
CN102921603A (zh) 旋转涂布制程的成膜装置
JPH03278339A (ja) 光記録媒体用透明基板の製造方法および成形金型
JP2693950B2 (ja) 光学式デイスク用基盤成形方法
JPS6335619A (ja) 光デイスク
JP2510315B2 (ja) 光ディスク用プラスチック基板の製造方法
JPH0825140B2 (ja) 研磨装置
JPH0997456A (ja) 光記録媒体の製造方法および製造装置
JPS6186221A (ja) 光デイスク用基板の製造方法
JPH0814890B2 (ja) 磁気ディスク基板の製造方法
JPS63255816A (ja) 磁気デイスク用基板の製造方法
JPS5826439B2 (ja) 磁気ディスク用アルマイト基板の製造方法
JPS6251411A (ja) 寸法安定性に優れたプラスチツク基板の製造法
JP2974474B2 (ja) 光ディスクの製造方法
JPH09123223A (ja) 射出成型用金型装置及び樹脂成形品の製法
JPH0631782A (ja) 光情報記録媒体基板の製造装置及び製造方法
JPH0330136A (ja) 光磁気記録媒体の製造方法