JPH03278339A - 光記録媒体用透明基板の製造方法および成形金型 - Google Patents

光記録媒体用透明基板の製造方法および成形金型

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JPH03278339A
JPH03278339A JP2081225A JP8122590A JPH03278339A JP H03278339 A JPH03278339 A JP H03278339A JP 2081225 A JP2081225 A JP 2081225A JP 8122590 A JP8122590 A JP 8122590A JP H03278339 A JPH03278339 A JP H03278339A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は、光記録媒体と、これに用いられる透明基板の
製造方法と、その透明基板を製造するための成形金型と
に関する。
〔従来の技術〕
第24図は、従来の透明基板成形金型の断面図である。
同図においてlは固定金型、2はスタンパ外周部えリン
グ、3は可動金型、4はスタンパ、5はスプールブツシ
ュ、6はスタンパ内周部え、7はエジェクトリング、8
は固定カッター 9は可動カッター、10はエジェクト
ピン、11は外径規制面、12はキャビティである。
同図に示すように、前記固定金型1、スプールブツシュ
5、固定カッター8とスタンパ4は対向して平行状態に
配置されており、この両者によって透明基板の厚さが規
制される。一方、固定金型1とスタンパ4との間に配置
されたスタンパ外周部えリング2によって、透明基板の
外径が規制される。
前記スタンパ4は、樹脂基板に転写しようとする渦巻状
または同心円状の信号パターンの反転バター713が形
成された薄板状の金型であって、スタンパ内周部え6お
よびスタンパ外周部えリング2によって可動金型3に取
り付けられる。
スタンパ内周部え6は、スタンパ4の内周部を前記可動
金型3に強固に固定する。これに対し、スタンパ外周部
えリング2は、スタンパ4の径方向への自由な熱膨張を
許容し、かつ樹脂充填時にキャビティ12内のガスを排
出して高真円度の信号パターンが転写できるようにする
ため、スタンパ当接面2aとスタンパ4の表面との間に
最大15μ蒙程度のクリアランス14ができるように配
置され、スタンパ4の外周部を緩やかに支える。
このスタンパ外周部えリング2のキャビテイ面、すなわ
ち透明基板の外径規制面11は、成形品である当該基板
の美観を良好にするため、スタンパ4の反転パターン1
3形成面に対して垂直に形成されている。
この基板成形用金型は、第25図(alに示すように、
スプール5aよりキャビティ12内に熔融樹脂15を充
填して鏡面状の光入射面と信号面とを有する板状体16
を成形した後、第25図(b)に示すように、可動カッ
ター9を突出してその先端部を固定カッター8内に内挿
し、スプール5aを切断すると共にセンタ孔17を開設
して製品である透明基板18を作製する。
この基板成形用金型によると、第26図に示すように、
センタ孔17が鏡面状に形成される。
また、この成形金型には第27図に示すように基板取り
出しロボット20が付設されており、射出成形された透
明基板18をキャビティ12内から自動的に取り出せる
ようになっている。この基板取り出しロボット20は、
射出成形及び孔あけが完了し、可動金型3が開かれた段
階でスタンパ外周部えリング2内に挿入され、透明基板
18のセンタ孔17の周囲を吸着してこれをスタンパ外
周部えリング2の開放端側(矢印への方向)に引き出す
なお、これに関する公知技術としては、特公昭60−1
.8527号公報を挙げることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記したように、光記録媒体用透明基板の成形金型には
、一般の成形金型と異なりスタンパ4とスタンパ外周部
えリング2との間にクリアランス14が設けられている
ため、キャビティ12内に樹脂を射出するとその射出圧
力によって前記クリアランス14内に溶融樹脂が侵入し
、第28図に示すように、透明基板18の周囲にばり2
1が生成される。このばり21は、透明基板18の周囲
に均一に形成されるものではなく、前記クリアランス1
4の大小によって、部分的に生成されたり生成されなか
ったりする。
従って、この透明基板18は、美観が劣悪で商品価値が
低いばかりでなく、透明基板18の外形寸法が設計値よ
りも大きくなるため、例えばディスクカートリッジや光
記録媒体駆動装置など当該光記録媒体と相対的に運動す
る装置と衝合し易い等、機能的にも種々の問題がある。
また、射出成形された透明基板18をキャビティ12内
から取り出す際、可動金型3からスタンパ外周部えリン
グ2を分割し、透明基板18をスタンパ4から引き剥す
ようにすればばり21の影響を回避することができるが
、このようにするとスタンパ4の外周部分が自由端とな
るため、透明基板18の剥離力によってスタンパ4が変
形するといった不都合を生じる。このため、透明基板1
8の取り出しに際しては、第27図に示すように、固定
金型1とスタンパ外周部えリング2との間を分割し、透
明基板18をスタンパ外周部えリング2の開口側に弓き
出すといった方式を採らざるを得ない。
このような方法で透明基板18をキャビティ12内から
取り出すためには、第29図に示すように、ばり21の
先端部がスタンパ外周部えリング2のスタンパ当接面2
aと外径規制面11との角部を乗り越える角度まで透明
基板18を湾曲させなくてはならない。しかも、前記し
た従来の成形金型においては、スタンパ外周部えリング
2の外径規制面11がスタンパ4の反転パターン形成面
に対して垂直に形成されているため、ばり21の先端部
がスタンパ外周部えリング2の外径規制面11に当接さ
れている間中、透明基板18に曲げ応力が継続して作用
する。
このため、透明基板18の平面形状が歪んだり、光学異
方体になり品いという問題がある。特に、透明基板18
は、生産性を上げるため、充分に冷却される以前に金型
から取り出される必要があるため、かかる問題を生じや
すい。
すなわち、透明基板18の温度は樹脂の熱変形温度以下
の温度でかつできるだけ高い温度(したがって熱変形温
度に近い温度)で金型から取り出すと、透明基板18の
複屈折(リターデーション)などの光学異方性に関する
特性をよい状態に保てるが、その反面、第30図および
第31図に示すようにして透明基板18を金型から取り
出す時に該基板に加わる変形が残留しやすい。
この残留変形の種類としては (1)透明基板18に第30図に示すようなそりが残留
する場合である。この種のそりは第28図に示すばり2
1が透明基板18の全周に渡ってほぼ長さが均一で一様
に形成されているような基板に多くみられる。
(II)上記ばり21が基板全周に渡って不均一な長さ
に形成されているような基板においては金型から取り出
した該基板の表面に第31図に示すような波状の上下ふ
れが形成される。特に該上下ふれ及び上下ふれ加速度が
大きくなると、光ディスクの実用に際して、情報の記録
再生の感度が著しく低下したり、トラッキングの誤動作
などの障害となる。
透明基板18の残留変形の光デイスク製品に対し影響す
る障害の度合は第30図及び第31図に示す変形の大き
さを示す角度φ及び上下ふれ量Xの大きさによって決り
、−iにφ>5+++rad(ミリラジアン) 、x>
300 μm 、xの加速成分>2Qm/s”の領域で
情報の記録再生感度の変化およびトラッキングの誤動作
等の問題を生しる。
従って射出成型樹脂基板の金型から取り出す時の温度と
しては、上記変形が残留しない程度の温度である必要が
ある。
この温度は基板の樹脂材料の種類によって異なるだけで
なく、溶融樹脂を射出成形機の金型中のキャビティに注
入後取り出すまでに必要な時間にも係わり、生産作業が
はん雑で、生産コストアップの問題がある。
また、従来の透明基板成形金型は、前記のようにスタン
パ外周押えリング2の内周に形成されている外径規制面
11が、スタンパ4の表面に対して垂直に形成されてい
ることから、以下のような問題もある。すなわち、この
透明基板成形金型を用いて透明基板を成形すると、金型
の温度分布や樹脂の冷却速度あるいは樹脂の圧力勾配、
収縮などが影響して、透明基板18の厚みはその最外周
付近で急激に増大し、最外周付近での透明基板18の厚
みは第32図に示すようになるのが普通で、最外周のエ
ツジ部付近にリング状の突起22が形成される。
この透明基板18を2枚用いて貼り合わせる際、第33
図に示すように透明基板18の貼り合わせ面に接着剤2
3が塗布される。同図において24は接着剤供給口、2
5は塗布ローラである。透明基板18上での接着剤23
の厚みは透明基板I8と塗布ローラ25との間隔によっ
てコントロールされるが、同図に示すように前記突起2
2により透明基板18と塗布ローラ25との間が局部的
に狭くなっている。そのため、接着剤の一部が透明基板
18の外周面にはみ出してしまう。このはみ出した接着
剤をそのまま残しておくと外観不良になるため後から取
り除(必要があり、その作業が非常に煩雑であった。
さらに、前記の装置およびセンタ孔開設方法によると、
可動カッター9の先端部を固定カッター8内に内挿した
とき、両力ツタ−8,9のクリアランス内に樹脂が残留
して膜状あるいは粉粒状の切断かすを生じ、固定金型1
と可動金型3とを型開きしたとき、その切断かすか飛散
して透明基板18の表面ムこ付着しやすい。このため、
良品の歩留りが悪く、光記録媒体がコスト高になるとい
った問題を生じる。
特に、光入射面にハードコートを施すタイプの透明基板
においては、微細な切断かすてあっても光入射面に付着
すると、ハードコート剤がその切断かすの周囲に盛り上
がり、広い範囲にわたって光学特性を劣化するため、良
品の歩留りが一層悪化する。
なお、固定カッター8と可動カッター9との間のクリア
ランスを狭くすれば切断かすの発生を減少することがで
きるが、切断かすの発生を完全に防止できないばかりで
なく、同定カッター8および可動カッター9の摩耗ある
いはかじりが発生してカッター寿命が短くなるといった
新たな問題を生しるので、実用上採用し得ない。
従って本発明の目的は、第1に美観に優れかつ外形の寸
法精度が高い光記録媒体を提供することであり、第2に
そのような光記録媒体に用いられる樹脂基板を射出成形
可能な成形金型を提供することである。
また、本発明の目的の第3は、接着剤のはみ出しがない
作業性の良い光記録媒体を提供することであり、第4は
この光記録媒体に用いられる透明基板の射出成形に適用
される成形金型を提供するにある。
さらに、本発明の第5の目的は、カッター寿命を短縮す
ることなく表面6二切断かすか付着しにくい透明基板の
構造を提供することにあり、第6の目的は−1そのよう
な透明基板を作製するに好適な製造方法を提供すること
にあり、第7の目的は、そのような透明基板を作製する
に好適な基板成形用金型を提供することにある。
〔課題を解決するだめの手段〕
本発明は、前記第1の目的を達成するため、透明基板の
信号パターン形成面の外形寸法を光入射面の外形寸法よ
りも小さく形成し、前記信号パターン面の外周端より突
出するばりの先端部を前記光入射面の外周端より内方に
形成した透明基板を用いる。
また、前記第2の目的を達成するため、スタンパ外周押
えリングのスタンパ当接面側の角部の内幅を、少なくと
もこれら両部材の間で生成されるばりの突圧量に相当す
る大きさだけ、固定金型とスタンパ外周押えリングとに
よって画定される部分の内幅よりも小さく形成した。
前述の第3の目的を達成するため、本発明は、透明基板
における記録膜形成側の外周エツジ部にリング状の切欠
部を形成した。
前述の第4の目的を達成するため、さらに本発明は、金
型とスタンパとが互いに所定の間隔をおいて平行に配置
され、金型とスタンパとの間の外周側にスタンパ外周部
えリングが配置され、そのスタンパ外周部えリングの内
周面が透明基板の外径を規制する外径規制面となり、前
記金型とスタンパとスタンパ外周部えリングとによって
形成される空間に溶融樹脂を射出して透明基板を形成す
る透明基板成形金型において、前記スタンパ外周部えリ
ングの内周面にあって、透明基板の外周エツジ部と対応
する部分に突出部を形成した。
本発明は前記第5の目的を達成するため、片面が鏡面状
の光入射面に、またその対向面が渦巻状または同心円状
の信号パターンを有する信号面に形成され、前記信号パ
ターンの中心部に前記光入射面から信号面に貫通するセ
ンタ孔が開設された透明基板を備えた光記録媒体におい
て、前記センタ孔と前記光入射面との間に形成されるエ
ツジ部を、前記センタ孔の他の部分に比べて粗面に形成
した。
また、前記第5の目的を達成するための他の手段として
、同様の光記録媒体において、前記透明基板のセンタ孔
と前記光入射面との間に形成されるエッジ部にばり状の
膜状体を形成し、この膜状態の内周に前記センタ孔より
も小径の透孔を開設した。
また、前記第5の目的を達成するためのさらに他の手段
として、前記と同様の光記録媒体において、前記信号面
の外形寸法を光入射面の外形寸法よりも小さく形成し、
この信号面の外周端より外向きに突出するばりの先端部
を、前記光入射面の外周端より内方に配置すると共に、
前記センタ孔と前記光入射面との間に形成されるエツジ
部を前記センタ孔の他の部分に比べて粗面にした。
また、前記第5の目的を達成するためのさらに他の手段
として、前記と同様の光記録媒体において、前記信号面
の外形寸法を光入射面の外形寸法よりも小さく形成し、
この信号面の外周端より外向きに突出するばりの先端部
を、前記光入射面の外周端より内方に配置すると共に、
前記センタ孔と前記光入射面との間に形成されるエッジ
部にばり状の膜状体を形成し、この膜状体の内周に前記
センタ孔よりも小径の透孔を開設した。
また、前記第6の目的を達成するため、充填成形法によ
り光入射面と信号面とセンタ孔とを有する樹脂製の透明
基板を製造する方法において、キャビティの中央部に連
通ずるスプールより当該キャビティ内に溶融樹脂を充填
して光入射面と信号面とを有する板状体を成形した後、
前記スプールと対向に配設された可動カッターを突出し
て前記スプールの周囲に前記光入射面に続く薄肉部を形
成し1.シかる後、この薄肉部を折り取ることによって
前記センタ孔を開設するようにした。
さらに、前記第7の目的を達成するため、円板状のキャ
ビティと、このキャビティの中央部に連通ずるスプール
と、このスプールの外周部に配置されたリング状の固定
カッターと、前記キャビティを介して前記固定カッター
と対向に配置された固定カッターの内径よりも小径の外
径を有する可動カッターとを備えた基板成形用金型にお
いて、前記可動カッターを突出したとき、その先端部が
前記固定カッター内に内挿されないようにこの可動カッ
ターの動作範囲を規制し、前記スプールの周囲に所望の
厚さの薄肉部を形成できるようにした。
〔作   用〕
光記録媒体は、その形態や機能から、平面方向から観察
されることが多い。また、信号面を内側にして2枚の光
記録媒体を貼り合せて用いる場合も多い。従って、請求
項(1)記載のように信号面の外周端より突出するばり
の先端部を光入射面の外周端より内方に配置すると、光
記録媒体の平面方向からばりがほとんど観察されないよ
うになり、光記録媒体の美観が改善される。
また、ばりが光入射面の外部に突出しないことから、光
記録媒体の外形の寸法精度が著しく改善される。
さらに、請求項(1)記載のようにスタンパ外周部えリ
ングの外径規制面の形状を、スタンパ側の内幅が小さく
固定金型側の内幅が大きくなるようにすると、成形され
た透明基板を取り出す際、ばりがスタンパ外周押えリン
グのスタンパと対向する側の角部を乗り越えるまでは従
来と同様に湾曲させなくてはならないが、それ以降は外
径規制面の内幅が前記角部よりも広くなるので、透明基
板の湾曲を低減または解消することができる。よって、
透明基板に作用する曲げ応力が緩和され、基板の変形や
複屈折が低減される。
また、請求項(2)記載のように、透明基板における記
録膜形成側の外周エツジ部にリング状の切欠部を予め形
成すれば、透明基板に接着剤を塗布する際に、従来のよ
うに接着剤がはみ出したりすることがなく、はみ出しに
よる外観不良の発生、あるいははみ出した接着剤を取り
除く作業などが不要となり、作業能率を向上することが
できる。
さらにまた、前述のような形状のスタンパ外周押えリン
グを使用することにより、外周エツジ部にリング状の切
欠部を有する透明基板を効率良く成形することができる
また、請求項OS、 061記載の基板成形用金型を用
い、請求項Ql記載の方法で透明基板を製造すると、セ
ンタ孔を開設する際、可動カッターを固定カッターに内
挿せず、スプールの周囲に薄肉部を残すようにしたので
、両力ツタ−によって切断かすか生成されることがなく
、射出成形された透明基板に当該切断かすか付着すると
いうことがない、よって、良品の歩留りを改善すること
ができ、製品である光記録媒体を低コスト化することが
できる。
また、可動カッターを固定カッターに内挿しないので、
これら両力ツタ−が互いに摺動することによる摩耗ある
いはかじりをなくすことができ、カッターの耐用命数を
延長することができる。
なお、この製造装置および製造方法によると、透明基板
に開設されたセンタ孔の光入射面側のエツジ部すなわち
薄肉部を折り取った部分がセンタ孔の他の部分すなわち
可動カッターによって開設された部分に比べて粗面とな
ったり、核部にぼり状の膜状体ができたりする。しかし
、透明基板の中心部に心出し用のハブを設ける光ディス
クにおいては、当該エツジ部が情報の記録/再生等に何
ら影響を及ぼさないので、機能上何らの不都合を生じる
こともない。
〔実 施 例〕
第1図に本発明に係る成形金型の第1実施例を示す。こ
の図に示すように、本発明の成形金型も基本的には先に
説明した従来品と同様であり、固定金型1と、スタンパ
外周押えリング2と、可動金型3と、スタンパ4と、ス
プールブツシュ5と、スタンパ内周押え6と、エジェク
トリング7と、固定カッター8と、可動カッター9と、
エジェクトピン10とを備えている。その他、本図にお
いて、第24図と対応する部分には、第24図に表示し
たのと同一の符号が表示されている。
本発明の特徴は、第2図に拡大して示すように、前記ス
タンパ外周押えリング2の外径規制面11を、前記スタ
ンパ4側が狭く前記固定金型1側に至るに従って順次広
くなる斜面状に形成し、スタンパ外周押えリング2のス
タンパ4と対向する角部の内幅D1を、固定金型1とス
タンパ外周押えリング2とによって画定される部分の内
幅D2よりも小さくした点にある。
前記固定金型1の寸法り、とスタンパ4側の寸法り、と
の寸法差(Dg  D+)は、少なくともスタンパ4と
スタンパ外周押えリング2との間で生成されるばり21
の突出量Sよりも大きく設定される。
外径規制面11の角度θは、必要に応じて任意の角度に
形成することができるが、一般に2度〜30度程度とす
ることが好しく、3度〜10度とすれば最適である。従
って、この金型から製造される透明基板18の外周面に
は、第5図に示すように、外径規制面の角度θに略等し
い角度θ。のテーパが形成される。
なお、本実施例にいう斜面状の概念には、第2図に示す
ような完全な斜面のほか、第3図に示すような湾曲面を
も含む。
このスタンパ外周押えリング2の外径規制面11の形状
以外については、前記した従来の成形金型と同様に構成
される。
前記実施例に係る成形金型を用いた場合にも、スタンパ
4とスタンパ外周押えリング2との間に設定されるクリ
アランス14の部分に従来技術に係る成形金型を用いた
場合と同様のぼりが性成される。従って、成形された透
明基板18をロボット20にて取り出す際、ばり21が
スタンパ外周押えリング2のスタンパ当接面2aと外径
規制面11との角部を乗り越えるまでは、第4図に破線
で示すように、従来と同程度まで透明基板18を湾曲さ
せなくてはならない。
然るに、ばり21が前記角部を乗り越えた後は、外径規
制面11の内幅が順次広くなるので、第4図に実線で示
すように、透明基板18の湾曲が低減または解消され、
透明基板18に作用する曲げ応力を緩和することができ
る。従って、透明基板18の変形や複屈折が低減され、
光学特性に優れた透明基板を作製することができる。
なお、前記クリアランス14の値は樹脂材料の種類、射
出注入樹脂の溶融温度、ばりの大きさの設定値、スタン
パの温度などに応じて適宜調整設定される。
例えば、ポリカーボネート樹脂を280〜360℃の間
に溶して90〜130℃のスタンパ押え金型に射出し、
ばりの長さが20〜30μ−以下になるように設定して
射出成形する場合、上記クリアランス14の値は約10
μ蒙±4μ蒙に設定されなければならない。
また、成形された透明基板を金型から取り出す際の基板
温度は、残留変形が残らず、かつ、複屈折など光学的異
方性をできるだけ小さくすることを考慮して設定される
。例えばポリカーボネート基板の場合、115〜128
℃程度の基板温度、特に120〜128℃の基板温度で
取り出すのが好ましい。
下表に、従来の成形金型によって成形された透明基板と
前記第1実施例に係る成形金型によって成形された透明
基板の、光入射面の平面度を示す。
試験に当っては、樹脂の射出条件および金型からの取り
出し条件が異なる3つの試料■〜■を作製し、各試料の
光入射面の傾きを測定した。表中の数値は、各試料上の
複数の定点の傾きのばらつきを示す。“0”は傾きがな
いことを示し、士。
の符号は傾きの方向を示す。
である。
単位はミリラジアン 上表から明らかなように、本発明品は従来品に比べて傾
きの大きさおよびそのばらつきとも著しく小さくなって
おり、本発明に係る成形金型が透明基板の変形防止に有
効であることが判る。
前記第1実施例の成形金型によると、第5図に示すよう
に、片面に所望の信号パターン31が転写され、外周端
面が斜面状に形成され、信号パターン形成面32の外周
端よりばり21が突出し、そのばり21の先端部が光入
射面33の外周端より内方に配置された光記録媒体用透
明基板18が作製される。
そして、前記信号パターン3工上に、少なくとも記録層
または反射層を含む所望の薄膜層34を形成することに
よって、光記録媒体35が作製される。
第5図の光記録媒体は、信号パターン32の外周端より
突出するばり21の先端部を光入射面33の外周端より
内方に配置したので、光記録媒体35の平面方向からば
り21がほとんど観察されず、ばり21が光記録媒体3
5の美観を劣化させることがない。
特に、薄MN34を内側にして2枚の光記録媒体35を
貼り合せた両面記録形の光記録媒体においては、かかる
効果が高い。
また、ばり21が光入射面33の外部に突出しないこと
から、光記録媒体35の外形寸法精度が著しく改善され
る。
次に、本発明に係る成形金型の第2実施例を第6図に基
づいて説明する。
本実施例の成形金型は、スタンパ外周押えリング2の外
径規制面11を固定金型1のキャビテイ面およびスタン
パ4の反転パターン形成面に対してほぼ垂直状に形成し
、この外径規制面11のスタンパ当接面2aと接する部
分に、キャビティ12内に突出する突部41を形成しで
ある。
前記突部41の突出量Hは任意に設計可能であるが、ス
タンパ4とスタンパ外周押えリング2との間で性成され
るばり21の突出量Sよりも大きくすることがより好ま
しい。また、前記突部41の幅Tはなるべく小さくする
ことが好ましく、強度等を勘案して可能な限り薄形に形
成される。
本実施例の成形金型は、スタンパ外周押えリング2の外
径規制面11をほぼ垂直状に形成したので、より美観に
優れた透明基板を作製することができる。また、突部4
1を幅狭に形成したので、ばり21が突部41を乗り越
えた段階で直ちに透明基板18の湾曲を低減または解消
することができ、より一層の光学特性に優れた樹脂基板
を作製することができる。
勿論、第7図に示すように、スタンパ外周押えリング2
の外径規制面11を斜面状に形成し、そのスタンパ当接
面2aと接する部分に、キャビティ12内に突出する突
部41を形成することも可能である。
次に本発明の第3実施例を図面とともに説明する。第8
図は実施例に係る透明基板成形金型の断面図、第9図は
その成形金型に用いられるスタンパ外周押えリングの拡
大断面図、第10図は光記録媒体の要部断面図、第11
図は光記録媒体の貼合わせ部の要部拡大断面図である。
図中の1は固定金型、2はスタンパ外周押えリング、3
は可動金型、4はスタンパ、5はスプールブツシュ、6
はスタンパ内周押え、7はエジェクトリング、9は可動
カッター、10はエジェクトピン、11は外径規制面、
12は前記固定金型1とスタンパ4とスタンパ外周押え
リング2によって形成された空間(キャビティ)である
前記スタンパ4の表面にはプリグループあるいは(なら
びに)プリピットの反転形状の凹凸が形成されているか
ら、前記キャビティ12に透明材料からなる溶融樹脂を
充填して冷却することにより、プリフォーマットされた
透明基板18を成形することができる。同図に示すよう
に、前記固定金型1とスタンパ4は所定の間隔をおいて
対向して平行に配置されており、この両者によって透明
基板18の厚さが規制される。一方、固定金型1とスタ
ンパ4との間に配置されたスタンパ外周押えリング2の
外径規制面11によって、透明基板】8の外径が規制さ
れる。
透明基板18の材料としては、例えばポリカーボぶ一層
(PC)、ポリメチルメタクリレート (PMMA) 
、ポリメチルペンテン、エポキシなどが使用される。
第8図ならびに第9図に示すように、前記スタンパ外周
押えリング2における外径規制面11のスタンパ4と接
する内周端部には、径方向内側に向けて突出した突出部
42が設けられている。したがってこの成形金型で成形
された透明基板18の外周エツジ部には第10図に示す
ように、突出部42の形状に応じたリング状の切欠部4
3が形成される。
前述のようにプリフォーマットされた透明基板18の上
には第10図に示すように、第1エンハンス膜44、記
録膜45、第2エンハンス膜46、金属反射膜47なら
びに保護膜48が順次所定の成膜技術を用いて成膜、積
層される。
前記第1ならびに第2エンハンス膜44.46としては
、例えば窒化シリコンや窒化アルミニウムなどの誘電体
が用いられる。
光−磁気記録材料からなる記録膜45としては、例えば
Tb−Fe合金、T b −F e −Co合金、Tb
−Fe−Co−Nb合金、Tb−Fe−Nb合金、Gd
−Tb−Fe−Nb合金、Gd−Tb−Fe−Co−N
b合金、Gd−Tb−Fe合金、Dy−Fe合金、M 
n −Cu−13i合金(結晶質) 、Gd−Tb−F
e−Ge合金、Ge−C。
合金、Gd−Tb−C0合金、Gd−Tb−C。
−Nb合金、T、 b −F C合金とGd−Fe合金
との混合物、Tb−Fe合金とGd−Fe−Co合金と
の混合物、TbDyFe−Co合金、TbNi−Fe合
金、D>’  Fe−Gd−Co合金など、主としてア
モルファス合金が使用される。
追記型光情報記録媒体の記録材料としては、例えばTe
、Te−3e−Pb合金、Te−C合金、Te −T 
e O−T e O□金合金るいは記録能力を有する有
機色素などが使用される。
前記金属反射膜47としては、例えばAi Aj!−N
i合金、Al−Ti合金、AJ−Cr合金、A l−M
n合金、A I −N i −T i合金などが使用さ
れる。
前記保護膜48としては、例えば紫外線硬化性樹脂やエ
ポキシ樹脂などの有機材料、あるいは酸化アルミニウム
や酸化ケイ素などの無機材料が用いられる。
このようにして構成された光記録媒体35を2枚、互い
に記録膜45側が内側になるようにして、例えば紫外線
硬化樹脂やエポキシ樹脂などの接着剤23を介して一体
に貼り合わせる。このとき第11図に示すように、透明
基板18に形成されている切欠部43が接着剤溜めとし
て役立ち、余剰の接着剤23が透明基板18の外周には
み出すことがない。
第12図ならびに第13図は、本発明の他の実施例を説
明するための図である。
これらの図において、51はセンターハブ、52はその
センターハブ51に固着された磁性板、53は内周スペ
ーサ、54は外周スペーサ、55は前記スペーサ53.
54によって形成された空隙である。
この実施例の場合、プリフォーマットされた2枚の光記
録媒体35は、互いに記録膜側か内側になるようにして
内周スペーサ53ならびに外周スペーサ54を介して一
体に接着される。このとき第13図に示すように、透明
基板18に形成されている切欠部43が接着剤溜めとし
て役立ち、余剰の接着剤23が透明基板18の外周には
み出すことがない。
第14図ないし第16図は、スタンパ外周押えリング2
における突出部42の変形例を示す図である。
同図に示すように、突出部42の形状は適宜選択するこ
とができる。
次に、本発明の第4実施例を、第17図〜第22図に基
づいて説明する。
第17図〜第19図は、本例に係る透明基板の製造過程
を示す金型の要部断面図であって、第1図と対応する部
分にそれと同一の符号が表示されている。
本実施例の基板成形用金型は、可動カッター9の動作範
囲を制限した点に特徴を有する。すなわち、最も後退し
た位置(第17図)から可動カッター9を最大限突出し
た時、第18図に示すように、その先端部が固定カッタ
ー8の内部に内挿されず、スプール5a内に充填された
樹脂15aとキャビティ12内に充填された樹脂15b
との間に薄肉部61ができるように可動カッター9の動
作範囲が調整されている。
前記薄肉部61の厚さTは、後記するエジェクトピン1
0によって容易に折り取ることができ、かつ固定金型1
と可動金型3とを型開きしたとき、スプール5aに充填
された樹脂15aの自重によって薄肉部161が変形し
ない程度の厚さに調整される。
具体的には、樹脂材料や取り出し時の基板温度によって
異なるが、概略90〜120μ−程度とすることが好ま
しい。
エジェクトビン10は、円筒形に形成された可動カッタ
ー9内に配設されており、型開き後、後述する取り出し
ロボット20が射出成形された板状体16を保持した段
階で固定金型1側に突出して薄肉部61を折り取るよう
になっている。
取り出しロボット20は、射出成形された透明基板18
を真空吸着する基板保持部62と、スプール5aに残留
した余剰樹脂15aを保持するための余剰樹脂保持部6
3とから構成されている。この取り出しロボット20は
、固定金型1と可動金型3が接合されている状態におい
ては金型外に配設されており、型開き後、固定金型lと
可動金型3の間に進入して透明基板18の保持と余剰樹
脂15aの保持とを行う。
その他の部材については、従来技術の欄で説明したと同
じであるか、生るいはこの種の金型に慣用的に設けられ
たものであり、しかも本発明の要旨と直接関係がないた
め、無用の複雑化を避けるため説明を省略する。
次に、前記の基板成形用金型を用いた透明基板の製造方
法について説明する。
まず、第17図に示すように、可動カッター9が後退し
た状態で、スプール5aよりキャビティ12内に溶融樹
脂15を充填し、光入射面と信号面とを有する板状体1
6を成形する。
次いで、第1B図にボずように、可動カッター9を突出
し、スプール5aの周囲に薄肉部61を形成する。
型開き後、取り出しロボット20を駆動して成形された
板状体16の保持と余剰樹脂15aの保持とを行い、し
かる後、第19図に示すように、エジェクトビン10を
突出(−こ、センタ孔17を有する透明基板18を作製
する。
最後に、エジェクトリング7を突出して可動金型3から
透明基板18を剥離し、取り出しロボット20を駆動し
て透明基板18等取り出す。
この基板成形用金型および透明基板の製造方法によると
、第20図ムこ示ずように、透明基板18に開設された
センタ孔17の光入射面側のユツジ部17aすなわち薄
肉部61を折り取った部分が、==J動カツカツタ−9
って開設されたセンタ孔17の他の部分1.7bに比べ
て粗面になる。しかしながら、第21図イ、9)に示′
qように、透明基$、)il: I Bの中心部に心意
L7用および/またはマグネットチャック用のセンター
ハブ51を設ける光記録媒体においては、当該ユツジ部
17aが情報の記録/再生に何ら影響を及ぼさないので
、機能F何らの不都合を生じることもない。
また、前記の装置および方法で透明基板を作製した場合
、第21図(b)に示すように、透明基板18に開設さ
れたセンタ孔17の光入射面側のユ、ツジ部17aに、
ばり状の膜状体64が形成され、ぞの内周にセンタ孔1
7よりも小径の透孔65が形成されることがある。この
場合にも、第21図(b)に示すようCご、透明基板1
8の光入射面側の中心部に心出し2用および/またはマ
グネットチャック用のセンターハブ51を設i:lるこ
とによつで、実用上の不都合を回避することができる。
センターハブ51としては、第21図(21)に示すよ
−)に、例えば磁性金属材料等から成る板状体66の中
心部Cご前記センタ孔17よりも小径のスピンドル孔6
7が開設されたもの、あるいは第21図中)に示覆よ−
> Lこ、それと同様のセンターハブ51を樹脂製のホ
ルダ68に内装し、透明基板18とセンターハブ51と
の間に作用する熱応力等を緩和するようにし、たものな
と、任意のものを用いることができる。また、透明基板
18とセンターハブ51(ホルダ68)の接合手段とし
ては、接着や熱融着等を用いることができる。
前記実施例の基板成形用金型および透明基板の製造方法
は、センタ孔17を開設する際、可動カッター9を固定
カッター8内に内挿しないので、両力ツタ−8,9の周
面に切断かずが生じることがない。従′つて、形成され
た透明基板18に切断かずが付着するということがなく
、歩留りの改善、ひいては製品である光記録媒体の低コ
スト化を図ることができる。
また、可動カッター9を固定カッター8内に内挿しない
ので、両力ツタ−の摺動による摩耗あるいはかしりをな
くずことができ、カッター寿命を延長(ることかできる
なお、前記第1実施例の透明基板製造方法と、第4実施
例の透明基板製造方法とを組合せることにより、第22
図に示すように、外周面がテーバ状に形成されてその信
号面側にばり21が突設され、かつセンタ孔17の光入
射面側に粗面17aが形成された透明基板を製造するこ
ともできる。
また、第23図に示すように、外周面がテーパ状に形成
されζその16号面側にばり21が突設され、かつセン
タ孔]7の光入射面側に膜状体64が形成された透明基
板を製造することもできる。
〔発明の効果〕
以1.−説明したよ・うに請求項(1)、 Qυ記載の
発明によると1、はとんど曲げ応力をかけることなく射
出成形された基板を金型から取り出ずことができ、光学
特性Cコずくれた光記録媒体用樹脂基板を形成すること
かできる。また、ばりを光入射面より夕十部に突出し7
ないようにしたので、光記録媒体の美観を改善すること
ができる。
また、請求項(2)記載の発明によると、透明基板にお
ける記録膜形成側の外周エツジ部にリング状の切欠部を
予め形成Jることにより、透明基板に接着剤を塗布する
際に、従来のようCご接着剤がはみ出したりすることが
なく、はみ出し7による列観不良の発性1、あるいはは
み出した接着剤を取り除く作業などが不要となり、作業
能率を向上することができる。
さらにまた、前述のような形状のスタンパ外周押えリン
グを使用することにより、外周エツジ部にリング状の切
欠部を有する透明基板を効率良く成形することができる
また、請求項(51,f81. (91,αφ、a!9
記載の発明によると、センタ孔を開設する際に切断かす
を生しないので、切断かすの付着がない清浄な光デイス
ク基板を成形することができ、良品の歩留りを改善する
ことができる。よって、製品である光ディスクを低コス
ト化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の第1実施例図であって、
第1図は本例に係る成形金型の断面図、第2図は本例に
係る成形金型の要部断面図、第3図は本例に係る成形金
型の変形例を示す要部断面図、第4図は本例に係る成形
金型の硬化を説明する要部断面図、第5図は本例の成形
金型によって作製される光記録媒体の断面図である。 第′6図及び第7図は本発明の第2実施例図であって、
第6図は本例に係る成形金型の要部断面図、第7図はそ
の変形例を示す要部断面図である。 第8図ないし第16図は本発明の第3実施例図であって
、第8図は、実施例に係る透明基板成形金型の要部断面
図、第9図は、その成形金型に用いられるスタンパ外周
押えリングの拡大断面図、第10図は、光ディスクの断
面図、第11図は、光ディスクの貼り合わせ部の拡大断
面図、第12図は、本発明の他の実施例に係る光ディス
クの断面図、第13図は、その光ディスクの拡大断面図
第14図ないし第16図は、スタンパ外周押えリングに
おける突出部の変形例を示す拡大断面図である。 第17図ないし第23図は本発明の第4実施例図であっ
て、第17図は樹脂充填時の可動カッターの位置を示す
要部断面図、第18図はセンタ孔開設時の可動カッター
の位置を示す要部断面図、第19図は透明基板の取り出
しと薄肉部の折り取り動作を示す要部断面図、第20図
は本例に係る透明基板の要部断面図、第21図fan、
 (b)は本例に係る光記録媒体を示す要部断面図、第
22図及び第23図は本例に係る透明基板の断面図であ
る。 第24図ないし第33図は従来技術の説明図であって、
第24図は基板成形金型の要部断面図、第25図(a)
、 11はセンタ孔の開設手順を示す金型の要部断面図
、第26図はセンタ孔の形状を示す透明基板の要部断面
図、第27図は透明基板の取り出し方法を示す断面図、
第28図はばりの生成個所を示す断面図、第29図は従
来の成形金型の問題点を示す断面図、第30図及び第3
1図は基板の変形態様を示す断面図、第32図はその成
形金型で成形された透明基板の拡大断面図、第33図は
その透明基板に接着剤を塗布する状態を示す断面図であ
る。 1・・・固定金型、2・・・スタンパ外周押えリング、
3・・・可動金型、4・・・スタンパ、11・・・外径
規制面、12・・・キャビティ、13・・・反転パター
ン、14・・・りIJアランス、20・・・基板取出し
ロボット、18・・・透明基板、21・・・ぼり、31
・・・信号パターン、34・・・薄膜層、35・・・光
記録媒体、41・・・突部。 第 図 1 ・・ 2・・・− 3・・・ 4・・・ 5a・・・ 8・・・・ 9・・・・ 12・ ・ 固′L企! スタンパ外n戸んりJり゛ 可動金! スタぴハ。 スフ−1し 固定」1,7ター 可會7In・ンター キヤ仁°゛テ4 r−−〜−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−O
−一−−−−””−−−−””””””””−’−’−
=””1第 図 第 を 図 第 図 (−44−T 第1O図 第11図 1B(35) 第12図 第13図 3 第17 図 第18 図 第19図 第20図 第21 図(a) 第21 図(b) 4 第22図 第23図 3ら 第24図 ハ 第25図 b 6 第32図

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)片面に所望の信号パターンが転写された透明基板
    の当該信号パターン上に、少なくとも記録層または反射
    層を含む薄膜層を形成して成る光記録媒体において、前
    記透明基板の信号パターン形成面の外形寸法を光入射面
    の外形寸法よりも小さく形成し、この信号パターン面の
    外周端より外向きに突出するばりの先端部を、前記光入
    射面の外周端より内方に配置したことを特徴とする光記
    録媒体。
  2. (2)請求項1記載において、前記透明基板における薄
    膜層形成側の外周エッジ部にリング状の切欠部を形成し
    たことを特徴とする光記録媒体。
  3. (3)請求項2記載において、前記透明基板が互いに薄
    膜層側を内側にして貼り合わされて、前記切欠部が接着
    剤溜めになつていることを特徴とする光記録媒体。
  4. (4)請求項2記載において、前記透明基板が互いに薄
    膜層側を内側にして、スペーサを介して貼り合わされて
    、前記切欠部が接着剤溜めになつていることを特徴とす
    る光記録媒体。
  5. (5)片面が鏡面状の光入射面に、またその反対面が渦
    巻状または同心円状の信号パターンを有する信号面に形
    成され、前記信号パターンの中心部に前記光入射面から
    信号面に貫通するセンタ孔が開設された透明基板を備え
    た光記録媒体において、前記透明基板のセンタ孔と前記
    光入射面との間に形成されるエッジ部を、前記センタ孔
    の他の部分に比べて粗面に形成したことを特徴とする光
    記録媒体。
  6. (6)片面が鏡面状の光入射面に、またその反対面が渦
    巻状または同心円状の信号パターンを有する信号面に形
    成され、前記信号パターンの中心部に前記光入射面から
    信号面に貫通するセンタ孔が開設された透明基板を備え
    た光記録媒体において、前記透明基板のセンタ孔と前記
    光入射面との間に形成されるエッジ部にばり状の膜状体
    を形成し、この膜状体の内周に前記センタ孔よりも小径
    の透孔を開設したことを特徴とする光記録媒体。
  7. (7)請求項5または6のいずれかに記載の光記録媒体
    において、前記透明基板の光入射面側の中心部に、前記
    センタ孔よりも小径のスピンドル孔を有するハブを取り
    付けたことを特徴とする光記録媒体。
  8. (8)片面が鏡面状の光入射面に、またその反対面が渦
    巻状または同心円状の信号パターンを有する信号面に形
    成され、前記信号パターンの中心部に前記光入射面から
    信号面に貫通するセンタ孔が開設された透明基板を備え
    た光記録媒体において、前記信号面の外形寸法を光入射
    面の外形寸法よりも小さく形成し、この信号面の外周端
    より外向きに突出するばりの先端部を、前記光入射面の
    外周端より内方に配置すると共に、前記センタ孔と前記
    光入射面との間に形成されるエッジ部を、前記センタ孔
    の他の部分に比べて粗面にしたことを特徴とする光記録
    媒体。
  9. (9)片面が鏡面状の光入射面に、またその反対面が渦
    巻状または同心円状の信号パターンを有する信号面に形
    成され、前記信号パターンの中心部に前記光入射面から
    信号面に貫通するセンタ孔が開設された透明基板を備え
    た光記録媒体において、前記信号面の外形寸法を光入射
    面の外形寸法よりも小さく形成し、この信号面の外周端
    より外向きに突出するばりの先端部を、前記光入射面の
    外周端より内方に配置すると共に、前記センタ孔と前記
    光入射面との間に形成されるエッジ部にばり状の膜状体
    を形成し、この膜状体の内周に前記センタ孔よりも小径
    の透孔を開設したことを特徴とする光記録媒体。
  10. (10)充填成形法により光入射面と信号面とセンタ孔
    とを有する樹脂製の透明基板を製造する方法において、
    キャビティの中央部に連通するスプールより当該キャビ
    ティ内に溶融樹脂を充填して光入射面と信号面とを有す
    る板状体を成形した後、前記スプールと対向に配設され
    た可動カッターを突出して前記スプールの周囲に前記光
    入射面に続く薄肉部を形成し、しかる後、この薄肉部を
    折り取ることによつて前記センタ孔を開設するようにし
    たことを特徴とする光記録媒体用透明基板の製造方法。
  11. (11)透明基板に転写しようとする信号パターンの反
    転パターンが形成されたスタンパと、このスタンパが取
    り付けられる可動金型と、前記スタンパの内周部を前記
    可動金型に固定するスタンパ内周押えと、前記スタンパ
    の外周部を緩やかに押えるスタンパ外周押えリングと、
    このスタンパ外周押えリングの開放端に嵌合される固定
    金型とを備えた光記録媒体用透明基板の成形金型におい
    て、前記スタンパ外周押えリングのスタンパ当接面側の
    角部の内幅を、少なくともこれら両部材の間で生成され
    るばりの突出量に相当する大きさだけ、前記固定金型と
    前記スタンパ外周押えリングとによつて画定される部分
    の内幅よりも小さく形成したことを特徴とする光記録媒
    体用透明基板の成形金型。
  12. (12)請求項11記載において、前記スタンパ外周押
    えリングの外径規制面を、前記スタンパ側が狭く前記固
    定金型側に至るに従つて順次広くなる斜面状に形成した
    ことを特徴とする光記録媒体用透明基板の成形金型。
  13. (13)請求項11記載において、前記スタンパ外周押
    えリングの外径規制面を前記固定金型および前記スタン
    パの反転パターン形成面に対してほぼ垂直状に形成し、
    この外径規制面のスタンパ当接面と近接する部分に、前
    記キャビティ内に突出する突部を形成したことを特徴と
    する光記録媒体用透明基板の成形金型。
  14. (14)請求項11記載において、前記スタンパ外周押
    えリングの外径規制面を、前記スタンパ側が狭く前記固
    定金型側に至るに従つて順次広くなる斜面状に形成し、
    この外径規制面のスタンパ当接面と近接する部分に、前
    記キャビティ内に突出する突部を形成したことを特徴と
    する光記録媒体用透明基板の成形金型。
  15. (15)円板状のキャビティと、このキャビティの中央
    部に連通するスプールと、このスプールの外周部に配置
    されたリング状の固定カッターと、前記キャビティを介
    して前記固定カッターと対向に配置された固定カッター
    の内径よりも小径の外径を有する可動カッターとを備え
    た光記録媒体用透明基板の成形金型において、前記可動
    カッターを突出したとき、その先端部が前記固定カッタ
    ー内に内挿されないようにこの可動カッターの動作範囲
    を規制し、前記スプールの周囲に所望の厚さの薄肉部を
    形成できるようにしたことを特徴とする光記録媒体用透
    明基板の成形金型。
  16. (16)請求項15記載において、前記可動カッターの
    内部に前記薄肉部を折つて成形された透明基板にセンタ
    孔を開設するための突出ピンを配設し、型開き後、取り
    出し機が透明基板を保持する動作に連動して前記突出ピ
    ンを突出し、前記薄肉部を折るようにしたことを特徴と
    する光記録媒体用透明基板の成形金型。
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