JPS6252033A - 底部および肩部に支持構造を有する容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は２軸延伸熱可塑性材料の中空ブロー成形容器に
関するものであり、特に、外観に悪影響を及ぼすことな
く部分的真空排気に対応する形状に構成された薄肉のプ
ラスチック容器に関するものである。

ポリエステル樹脂や少なくとも５０重量％の重合された
ニトリル基を含んだ千ツマ−（以下ニトリル類と称す）
を含む熱可塑性ポリマーなとの熱可塑性材料で作られた
軽量で薄肉の容器は、容器産業では良く知られている０
例えば、ポリエチレンテレフタレート（以下ＰＥＴと称
す）は、食品、芳香材、化粧品、飲料などの容器の分野
に広い応用範囲をもっている。

ＰＥＴは、延伸ブローによって、硬く、衝撃強さが大き
く、成形精度が高く、しかも衛生度の高い透明で薄肉の
容器に成形することができる。

管状のパリソンを２軸延伸ブロー成形方法によって、２
袖延伸に適した温度域で横と縦の方向に延伸すると、＃
衝撃性が大きく、透明でかつ耐熱性の容器を成形するこ
とができる。

ニトリルおよびヒートセットしたＰＥＴの容器は、特に
耐熱性が強い、２輌延伸ブロー成形された容器は、硬さ
および強さが向上するとともに、ガス八リヤー性および
透明性が改善される。

一ヒ述のように、管状パリソンは一般的に円筒形または
他の形状の容器を作るのに用いられる。

管状パリソンから円筒形容器を形成するとき、容器の外
周のまわりの延伸レベルは比較的均一である。しかしな
がら、管状パリソンから非円筒形容器を形成するときに
は、製造中に延伸の問題が生ずることとなる。特に容器
の基礎では、管状パリソンを延伸して例えば四角形断面
形状とした後に均等でなく延伸を行なうことにより、収
縮が均質でなく、規則正しく反復しないものとなる。こ
の問題のある収縮は、容器の底部中接地面部においてお
よび容器の本体部において特に好ましくなく、延伸度の
高いかど部、および延伸の少ない中間部および側部から
生ずるものである。このことにより、容器ではたな等が
安定せずロッキングしうるちのとなり、または変形が目
に見えるものとなりうる。それ程ではないが、容器の肩
部にも同様の問題は生ずる。

また、熱可塑性材料の容器の中を（高温で殺菌した液体
などの）高温の液体で満たし、密封すると、その後冷却
によって液体が収縮する結果、容器が部分的に真空排気
され、容器の壁および底部が変形することが多い、充填
機構の中の逆流や充填作業での真空充填機器の使用によ
っても、同様に、容器の内側に部分的な真空が生じ、結
果として変形が起るおそれがある。このような変形は、
通常、容器の機械的強度が弱い部分、例えば延伸が均等
でない底部に集中し、その結果、シーテイング表面が不
規則となることが誇張され商品として受は入れ難い外観
の容器ができることが多い、この問題は、容器本体がへ
こみパネルと、真空化時に容器の制御されかつ定量化し
たへこみを与えるくぼんだ表面区域を含むときに悪化す
る。

容器の厚さを大きくすれば、ある程度は容器を強化し、
真空変形作用を減らすことは可’ｆＦａである。しかし
、容器の厚さを増やすと、その結果、容器の生産に必要
は原材料の量は大幅に増え、生産速度は相当低下する。

その結果生じる費用の増大は、容器業界にとって許容で
きるものではない、さらに、容器の厚さを増してさえも
、非円筒形容器の底部の周りの不規則な延伸が依然残る
。

工１空変形の現象を減少しようとする従来技術の試みが
米国特許第４３５５７２８号に記載されている。この特
許には、底部に突起を有して、平らな表面と接触すると
きに容器を安定化しまた容器内の高圧に対して耐久性を
与える容器が開示されている。容器の底部での真空変形
を減少する似た試みが英国特許第１４０６９５８号に記
載されている。

従来技術のアプローチでは、容器の底部の直径方向内側
端部に外側方向に延在する突起または直径方向内側に延
在するリブを使用することによって、制御した変化に適
応しまた平らな表面での容器のロッキングを排除するこ
ととしている。しかしながら、これら先行技術のアプロ
ーチでは複雑な構造となってしまい、改良が必要となる
。

発明の概要 本発明は、非円筒形本体を有する熱可塑性材料を２軸延
伸した中空ブロー成形容器であって、容器底部の直径方
向外側部に補強パネルを含むものに関する。

底部の補強パネルは、容器の強度を増し、ロッキングに
対して容器を安定化する。該補強パネルは、容器の均質
な延伸を補償するものであって、ヒートセットした容器
に特に有益である。

該容器は、制御された一定の真空変形をよく除くことが
できる。

本発明の詳細な説明 第１図は薄肉のブロー成形したプラスチック容器１を示
しており、この容器は高温充填が可ス駈な物質（６５〜
１００℃、より一般的には７５〜９５℃の温度で容器に
内容物を安全に充填することができる物質）例えばポリ
エチレンテレフタレート（Ｐ　Ｅ　Ｔ）またはニトリル
より形成されている。容器ｌは肩部３を有する本体部２
を含んでい名０本体部は、任意の形の断面をとることが
でき、例えば、長方形、正方形。

六角形、あるいは六角形、好ましくは長方形または正方
形であってもよい０本体部２の下部は、底部４によって
閉鎖されており、この底部４は底部側面と底面とより構
成される。底面は周囲が環状の接地面部９とされ、内部
はその直径方向内側上方向すなわち容器内に向って椀状
に膨隆しており、該膨隆面４ａには補強リブ２０が設け
られている０本体部２は、底部から上方に伸び、本体部
の上端で直径方向内側にテーパがつけられて肩部３を形
成し、この肩部はネック部５で終端している。ネック部
５はキャップ（図示せず）の取付のための外側のネジ山
をもっことができ、またネック部５は、例えば米国特許
Ｍ４３７９０９９号に開示されているように延伸されて
いないネック部に、熱、化学的および機械的強さを与え
るために結晶化することもできる。

第１図よび第２図に示された容器ｌの底部４の側面には
複数の補強パネル６．７が設けられている０例えば、補
強パネル６．７は、底部４の各側面に設けることができ
る。また、側面の数よりも少ない数の補強パネルを例え
ば−面おきに設けることもでＳる。容器の底部に用いる
補強パネルの数は、容器製造中に生ずる延伸の程度や均
質性、容器の大きさや形状に基づいて選ばれる。

補強パネルは、凹状または凸状の多角形例えば正方形や
長方形（第１図）であってもよく、円形や卵形であって
もよく、また開放型や逆Ｕ字形もしくは突出リブ６（第
２図）で規定されてもよい、さらに、補強パネルの数は
容器の底部４の一つの側面に基づいて設けられてもよい
。

ある側面における一つまたは複数のパネルの幅は、その
側面の幅の２０〜８５％、さらに好ましくは４０〜７０
％が好ましい、ある側面における一つまたは複数のパネ
ルの高さは、容器の底部４の高さの１０〜９０％、さら
に好ましくは４５〜８０％が好ましい。

該補強パネルは、容器の底部の面の延伸が不均質となら
ないことを補償するものであり、従って長さが異なる面
を有する容器、例えば断面が長方形状の容器に特に有用
である。そのような容器では、容器底部の短側面のいく
つかまたはすべてに補強パネルを設けてもよく、長側面
のみに補強パネルを設けてもよい、側面の数よりも補強
パネルの数が少ない容器では、接地面部９自体にまたは
隣接してさらに凹みを設けることにより、接地面部を確
実に均質とするのが望ましいともいえる０例えば、第４
図の断面が長方形状の容器においては、底部の長側面の
みに補強パネルを設ける。第４図の実施例においては、
容器の短側面に対応する接地面部９の部分に凹み１０を
設ける。さらに、容器長側面に対応する接地面部の部分
の直径方向内側に隣接して環状？Ｂ１２の直径方向内側
に凹み１１が設けられる。このような構造とすることに
よって、延伸の程度の相違が重要であるにもかかわらず
接地面部が特に安定する。

不均質に延伸された容器の肩部にも同様の問題が生ずる
が１、本発明では肩部面に同様の補強パネル１６を使用
することによって解決する。

好ましい実施例において、容器の本体部２は、部分真空
で容器の体積の制御された変化に順応するように形成さ
れる。第１図に示すように、へこみパネル１３は、本体
部２のいくつかまたはすべての面に形成される。へこみ
パネル１３は、多角形本体部２の各面に形成してもよく
、隣接するへこみパネル１３は、ランド１４により各々
分けられる０代りに、へこみパネルを容器のすべての面
よりも少ない数、例えば一つおきの面に形成してもよい
、へこみパネルは容器の長手軸方向に沿って伸ばされ、
一般的には長方形または卵形状とされる。好ましくは、
各へこみパネルが１またはそれ以上の補強リブ１５を有
することである。ここで補強リブ１５はへこみパネル１
３の強度を大きくする。一枚のへこみパネルあたりのリ
ブの数は、容器を形成する材料のタイプおよび厚さのみ
ならずへこみパネルの幅および高さにも依存する。すな
わち、材料が異なれば変形抵抗の程度が異なるのであり
、従って一枚のへこみパネルあたりに必要な補強リブの
数はそれ相応に変わる。さらに、容器に充填するときの
条件および容器に充填される内容物の性質も補強リブの
必要な数に影響する。容器の材料のタイプ、容器に充填
される内容物、および充填温度に基づいて一枚のへこみ
パネルあたりの補強リブの数を決定するのは、当業者が
通常行なう実験より行なうことができるものである。

実施例 ルＪＬ１ １８１４グラム（６４オンス）の断面が正方形である容
器を、筒状パリソンより２軸延伸プロー成形した。容器
の底部には補強パネルを設けなかった。型からはずすと
き底部の面に内方向への変形がみられた、商品として通
用する外観ではなかった。

匿紋１」 １８１４グラム（６４オンス）の断面が長方形である容
器を、筒状パリソンより２輌延伸ブロー成形Ｌ７’、、
　　１１５ｍｍＸ９８　、５ｍｍＸ２４５Ｉ高さの寸法
を有する容器の底部には補強パネルを設けなかった。型
からはずすとき、底部の長い面に内方向への変形がみら
れた。接地面部は波うって平らではなく、ロッキング無
しには１つの安定した位置で容器を補強できなかった。

外観および安定性は商品として通用するものではなかっ
た。

叉」０殊」 比較例Ａに記載した容器であってその底部の各面に凹状
長方形補強パネルを有する容器を、筒状パリソンより２
軸延伸ブロー成形した。型からはずすとき、底部および
接地面部には変形はみられず、外観および安定性は商品
として通用するものであった。

叉」Ｕ殊ヱ 比較例Ｂに記載した容器であって、底部の長側面の各々
に逆Ｕ字形状の補強パネルを有し、容器の短側面の各々
に対応する接地面部に凹みを設け、容器の長側面の各々
に対応する接地面部に隣接する直径方向内方へ向う環状
部に凹みを設けたものを形成した。型からはずすとき、
底部および接地面部に変形はみられず、外観および安定
性は商品として通用するものであった。

【図面の簡単な説明】

第１図は、断面が長方形の本発明の容器の側面図、第２
図は、断面が正方形の本発明の容器の側面図、第３図は
、第２図の容器の底面図、１１４図は、第１図の容器の
底面図である。 １：容器、２：本体部、３：肩部、４：底部、４ａ：膨
隆部、５：ネック部、６．７：補強パネル、９：接地面
部、１０，１１：凹み、１２：環状部、１３：へこみパ
ネル、１４：ランド、１５：補強リブ、１６：補強パネ
ル、２０：補強リブ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数の補強パネルを含む底部と、ネック部と、該ネ
   ック部と該底部との間に延在する本体部とよりなる熱可
   塑性材料製の薄肉容器。 ２、前記容器の断面が正方形形状である特許請求の範囲
   第１項に記載の容器。 ３、前記容器の断面が長方形形状である特許請求の範囲
   第１項に記載の容器。 ４、前記複数の補強パネルの各々が実質的に長方形であ
   る特許請求の範囲第１項に記載の容器。 ５、前記複数の補強パネルの各々が逆Ｕ字形状を有する
   特許請求の範囲第１項に記載の容器。 ６、前記底部が複数の側面を有し、該側面の各各が前記
   複数の補強パネルの少なくとも１つを含む特許請求の範
   囲第１項に記載の容器。 ７、前記底部が複数の側面を有し、該側面のうち一つお
   きのものが前記複数の補強パネルの少なくとも１つを含
   む特許請求の範囲第１項に記載の容器。 ８、前記容器の底端における接地面部よりなり、該接地
   面部は、補強パネルを欠く底部の側面に対応して該接地
   面部の部分で凹んでいる特許請求の範囲第７項に記載の
   容器。 ９、さらに前記接地面部に隣接する直径方向内方に向う
   環状部よりなり、該環状部が、前記補強パネルの少なく
   とも１つを含む底部の側面に対応する接地面部の部分に
   隣接する凹みよりなる特許請求の範囲第８項に記載の容
   器。 １０、前記本体部が複数のへこみパネルを含む特許請求
   の範囲第１項に記載の容器。 １１、前記本体部内の複数のへこみパネルの少なくとも
   １つがその中に延在する少なくとも１つの補強リブを含
   む特許請求の範囲第１０項に記載の容器。 １２、前記材料がヒートセットされたポリエチレンテレ
   フタレートである特許請求の範囲第１項に記載の容器。 １３、前記材料がニトリルである特許請求の範囲第１項
   に記載の容器。 １４、前記底部が複数の側面を有し、該側面の少なくと
   も１つがその中に複数の補強パネルの少なくとも１つを
   含み、そして該少なくとも１つの側面上の複数の補強パ
   ネルの少なくとも１つの幅が該側面の少なくとも１つの
   幅の４０〜７０％である特許請求の範囲第１項に記載の
   容器。 １５、前記複数の補強パネルの高さが前記底部の高さの
   ４５〜８０％である特許請求の範囲第１項に記載の容器
   。 １６、前記本体部の上端が直径方向内側にテーパがつけ
   られて肩部を形成し、該肩部が複数の補強パネルを含む
   特許請求の範囲第１項に記載の容器。 １７、複数の側面を有し、その側面の少なくとも２つが
   補強パネルを含む底部と、 ネック部と、 該ネック部と該底部との間に延在する本体部とからなる 非円筒形の熱可塑性材料製の薄肉容器。 １８、前記底部の各側面が補強パネルを含む特許請求の
   範囲第１７項に記載の容器。 １９、前記本体部の上端が直径方向内側にテーパがつけ
   られて複数の側面を有する肩部を形成し、該肩部が複数
   の補強パネルを含む特許請求の範囲第１７項に記載の容
   器。 ２０、前記底部の各側面と前記肩部の各側面とが補強パ
   ネルを含む特許請求の範囲第１９項に記載の容器。 ２１、長方形であって、 ２つの長側面と２つの短側面とを有し、 その長側面の少なくとも各々に少なくとも１つの補強パ
   ネルを含む底部とネック部と 該底部と該ネック部との間に延在する本体部とよりなる
   、 熱可塑性材料製の薄肉容器。 ２２、前記容器が、ヒートセットしたポリエチレンテレ
   フタレートとニトリルとからなる群から選ばれる熱充填
   可能な材料から形成される特許請求の範囲第２１項に記
   載の容器。 ２３、前記本体の上端が直径方向内側にテーパがつけら
   れて肩部を形成し、該肩部がその長側面の少なくとも各
   々に少なくとも１つの補強パネルを含む特許請求の範囲
   第２１項に記載の容器。 ２４、四つの側面を有する容器であって、 ネック部と、本体部と、該ネック部と該本体部との間の
   テーパ状肩部と、底部とよりなり、 該肩部と該本体部と該底部との各々が４つの側面を有し
   、そして 該肩部がその少なくとも１つの側面上の少なくとも１つ
   の補強パネルよりなる 熱可塑性材料製の薄肉容器。 ２５、前記肩部の各側面上の少なくとも１つの補強パネ
   ルよりなる特許請求の範囲第２４項に記載の容器。 ２６、前記肩部の各側面上の２つの補強パネルよりなる
   特許請求の範囲第２４項に記載の容器。 ２７、前記底部がその側面上の複数の補強パネルよりな
   る特許請求の範囲第２４項に記載の容器。 ２８、前記底部がその各側面上の１つの補強パネルより
   なる特許請求の範囲第２４項に記載の容器。