JP2012076779A - 合成樹脂製容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒール部の保形性を向上させることで、美観に優れた新規な合成樹脂製容器を提供する。
【解決手段】本発明のボトル1は、口部2から肩部3を介して繋がる胴部4の下端に、底部5が一体に繋がり、当該底部5が縮径しながら接地面5aに繋がるヒール部5bを形成するPETボトルであって、ヒール部5bに、胴部4側に向かって突出するように折り返しながら底部周方向に延在する、複数の折り返し段部7を、接地面5aに向かって間隔を空けて設け、当該折り返し段部7は、底部5周方向に延在する横長部分7aを有し、当該横長部分7aの端部7bをそれぞれ接地面5aに向かって屈曲させることで、当該端部7bの端縁7cを接地面5aに指向させてなるものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、底部に加わる荷重に対する耐性に優れて、高い保形性を有する合成樹脂製容器に関するものである。
合成樹脂製ボトル(以下、「ボトル」)に内容物を充填するライン(以下、「充填ライン」)では、ボトルが互いに押し合いながら密集した状態で搬送されるため、ボトル同士の接触やコンベアの両側に配置されたガイド部との接触によって、ボトル胴部の底部側には、ボトル側面方向に荷重がかかる為、いわゆる、ラインプレッシャが加わり、これがボトルを薄肉化した場合、ボトルの潰れ変形(座屈変形)を招くことは既知である。このため、出願人は、胴部と底部との間に段部を形成することで、ボトル径方向の剛性を向上させるものを提案済みである(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−30817号公報
ところで、上述したような合成樹脂製容器は、一般的に、底部が胴部下端から縮径しながら接地面に繋がることでヒール部を形成する。
しかしながら、こうしたヒール部は、樹脂使用量の削減や重量の軽減を目的に薄肉化を図った場合、大きな荷重が加わると、座屈する等して、永久変形に繋がることがあった。しかも、こうした大きな荷重は、上述のとおり、充填ライン時において生じ易い。
本発明の目的とするところは、ヒール部の保形性を向上させることで、美観に優れた新規な合成樹脂製容器を提供することにある。
本発明は、口部から肩部を介して繋がる胴部の下端に、底部が一体に繋がり、当該底部が縮径しながら接地面に繋がるヒール部を形成する合成樹脂製容器であって、
ヒール部に、胴部側に向かって突出するように折り返しながら底部周方向に延在する、複数の折り返し段部を、接地面に向かって間隔を空けて設けたことを特徴とするものである。本発明では、胴部は、複数の胴部側壁により多角柱形状に形作ることができる。
また、本発明では、折り返し段部は、底部周方向に延在する横長部分を有し、当該横長部分の端部をそれぞれ接地面に向かって屈曲させることで、当該端部の端縁を接地面に指向させてなるものとすることができる。
本発明によれば、ヒール部に、胴部側に向かって突出するように折り返しながら底部周方向に延在する、複数の折り返し段部を、接地面に向かって間隔を空けて設けたことから、大きな荷重が加わることによって、ヒール部に永久変形を生じさせるような場合でも、当該ヒール部に設けた複数の折り返し段部の相互間が横リブ(高剛性部)として機能すると共に、当該折り返し段部がそれぞれ、ヒール部の変形に対する復元力(ばね効果)を発揮する。このため、ヒール部に生じる変形は、永久変形することなく復元される。
従って、本発明によれば、ヒール部の保形性が向上することで、美観に優れた新規な合成樹脂製容器を提供することができる。
本発明の合成樹脂製容器の一形態である、PET(ポリエチレンテレフタレート)ボトル1を示す正面図である。 同形態のPETボトル1を示す側面図である。 (a)は、同形態のPETボトル1に係る、ヒール部の要部を拡大して示す要部正面図であり、(b)は、(a)のX−X断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の一形態である、角形ボトルを詳細に説明する。
PETボトル1は、内容物を充填及び排出する口部2、この口部2から拡径する肩部3、この肩部3と共に内容物の充填空間を形成する胴部4及び底部5を一体に備える。PETボトル1は、図示せぬプリフォームを二軸延伸ブロー成形してなる。
胴部4は、幅の広い2つの胴部側壁(以下、「長手幅側壁」)4aと、長手幅側壁4aよりも幅の狭い2つの胴部側壁(以下、「短手幅側壁」)4bをそれぞれ、胴部軸線(ボトル軸線O)を取り囲むように対向配置すると共に、長手幅側壁4aと短手幅側壁4bとの間を胴部軸線周りに、長手幅側壁4a及び短手幅側壁4bよりも幅の狭い、柱状の胴部角側壁(以下、「角部側壁」)4cにより一体に繋げることで、四隅が切り欠かれたほぼ矩形の八角柱形状に形作られている。
また、胴部4は、ウェスト部4wを介して上側胴部と下側胴部とに区画されている。また、下側胴部の下端と底部5との間には、ボトル軸線O周りに沿って全周に亘って環状の段部6が設けられている。このため、底部5は、環状の段部6の下端に一体に繋がり、ボトル軸線Oに沿って縮径しながら環状の接地面5aに繋がるヒール部5bを形成する。
角部側壁4cに繋がるヒール部5bには、図3(a)等に示すように、胴部4側に向かって突出するように折り返しながら底部周方向に延在する、複数の折り返し段部7が設けられている。折り返し段部7はそれぞれ、図3(b)等に示すように、接地面5aに向かって縮径するように間隔を空けて設けられている。これにより、ヒール部5bに設けた複数の折り返し段部7の相互間には、横リブ(高剛性部)8が形作られる。
また、折り返し段部7は、図3(a)に示すように、底部周方向(ボトル軸線O周り)に延在する横長部分7aを有し、この横長部分7aの端部7bをそれぞれ接地面5aに向かって屈曲させることで、当該端部7bの端縁7cをそれぞれ、接地面5aに指向させてなる。これにより、折り返し段部7は、ヒール部5bの表面上をコの字形に延在し、その相互間の横リブ8もヒール部5bの表面上をコの字形に延在する。また、端部7bは、図1等に示すように、接地面5aに向かうに従って底部周方向に拡大しながら延在する。これにより、ヒール部5bに対してボトル軸線Oに沿った圧縮力や伸び力が生じても、その力が解放されると、ヒール部5bの変形に対する復元力(ばね効果)が発揮される。このため、ヒール部5bに生じる変形は、永久変形することなく復元される。
上述のとおり、本形態によれば、角部側壁4cに繋がるヒール部5bに、胴部4側に向かって突出するように折り返しながら底部周方向に延在する、複数の折り返し段部7を、接地面5aに向かって間隔を空けて設けたことから、大きな荷重が加わることによって、ヒール部5bに永久変形を生じさせるような場合でも、当該ヒール部5bに設けた複数の折り返し段部7の相互間が横リブ(高剛性部)8として機能すると共に、当該折り返し段部7がそれぞれ、ヒール部5bの変形に対する復元力(ばね効果)を発揮する。このため、ヒール部7に生じる変形は、永久変形することなく復元される。
例えば、ボトル1を充填ラインで用いる場合、長手幅側壁4a、短手幅側壁4b及び角部側壁4cの底部5側にはそれぞれ、ラインプレッシャ(例えば、コンベアの両側に配置されたガイド部との接触に伴い生じる荷重や、コンベア搬送時の複数のボトルが互いに接触することに伴い生じる荷重)が加わる。このため、胴部4の底部5側に加わるラインプレッシャによって、ヒール部5bを基点にしたボトル1の潰れ変形を生じさせることも考えられる。
加えて、本形態では、図1の符号Lに示すように、ヒール部5bは、胴部4がコンベアの両側に配置されたガイド部に接触する位置よりも低い位置に設けられている。この場合、ボトル1に、ヒール部5bを基点にした潰れ変形を生じると、その復元は困難である。
これに対し、本形態の如く、ヒール部5bに、胴部4側に向かって突出するように折り返しながら底部周方向に延在する、複数の折り返し段部7を、接地面5aに向かって間隔を空けて設ければ、胴部4の底部5側に加わるラインプレッシャによって、ヒール部5bを基点にしたボトル1の潰れ変形を生じさせるような場合でも、当該ヒール部5bに設けた複数の折り返し段部7の相互間が横リブ(高剛性部)8として機能すると共に、当該折り返し段部7がそれぞれ、ヒール部5bの変形に対する復元力(ばね効果)を発揮させる。このため、ヒール部5bに生じる変形は、永久変形することなく復元される。
従って、本形態によれば、ヒール部5bの保形性が向上することで、美観に優れた新規なPETボトルを提供することができる。
なお、本発明に従えば、折り返し段部7の個数は、2以上であればよく、上述の形態に限定されるものではない。また、折り返し段部7が折り返されることで延在するときの形状は、ヒール部5bに対して復元力(ばね効果)を発揮させる形状であれば、本形態に係る、折り返し段部7に限定されることはない。
上述したところは、本発明の一形態を示したにすぎず、本発明に従えば、種々の変更を加えることができる。例えば、胴部4と底部5との間には、段部6を設けることなく、直結した構成のものとすることができる。また、折り返し段部7の周囲の構成も、適宜変更することができる。更に、胴部4もウェスト部4wを設けることなく、胴部4の上側及び下側を一体の側壁で構成することができる。ボトル1の多角柱形状も、本形態のように、長手幅側壁と短手幅側壁とで構成された横断面が扁平なものに限定されることなく、長手幅側壁と短手幅側壁の同等の幅を有する胴部幅側壁にし、又は、胴部幅側壁と胴部角側壁との幅を同等とすることで正多角柱形状のものとすることも可能である。更に、ボトル1は、胴部が円柱形状のものとすることもできる。
本発明は、口部から肩部を介して繋がる胴部の下端に、底部が一体に繋がる合成樹脂製容器であれば、様々な容器に適用することができる。
1 PETボトル(合成樹脂製容器)
2 口部
3 肩部
4 胴部
4a 長手幅側壁(胴部幅側壁)
4b 短手幅側壁(胴部幅側壁)
4c 角部側壁(胴部角側壁)
5 底部
5a 接地面
6 環状の段部
7 折り返し段部
7a 横長部分
7b 端部
7c 端部端縁
8 横リブ

Claims (3)

  1. 口部から肩部を介して繋がる胴部の下端に、底部が一体に繋がり、当該底部が縮径しながら接地面に繋がるヒール部を形成する合成樹脂製容器であって、
    ヒール部に、胴部側に向かって突出するように折り返しながら底部周方向に延在する、複数の折り返し段部を、接地面に向かって間隔を空けて設けたことを特徴とする合成樹脂製容器。
  2. 請求項1において、前記折り返し段部は、底部周方向に延在する横長部分を有し、当該横長部分の端部をそれぞれ接地面に向かって屈曲させることで、当該端部の端縁を接地面に指向させてなるものであることを特徴とする合成樹脂製容器。
  3. 請求項1又は2において、胴部が、複数の胴部側壁により多角柱形状に形作られていることを特徴とする合成樹脂製容器。
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