JPS6250885A - 螢光表示装置 - Google Patents

螢光表示装置

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Publication number
JPS6250885A
JPS6250885A JP19170685A JP19170685A JPS6250885A JP S6250885 A JPS6250885 A JP S6250885A JP 19170685 A JP19170685 A JP 19170685A JP 19170685 A JP19170685 A JP 19170685A JP S6250885 A JPS6250885 A JP S6250885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grid
display
unit
phosphor
lead
Prior art date
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Pending
Application number
JP19170685A
Other languages
English (en)
Inventor
大越 明男
鶴田 紘治
鹿倉 邦夫
中川 英昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高輝度発光の多数の表示セルを2次元的に配
列し゛ζ表示を行うようにした螢光表示装置に関する。
〔発明の概要〕
本発明は、高輝度発光の多数の表示セルを2次元的に配
列して成る螢光表示装置において、マトリックス状に窓
を有するパネルに複数の表示セルを一体化した螢光表示
管ブロックを配し、背後より複数のブロック毎に之を共
通の抑え具によりパネルに対して押圧保持することによ
って、表示装置の組立て、或いはセル交換等を容易に行
えるようにしたものである。
〔従来の技術〕
例えば赤、縁及び青の3色の螢光体層からなる所謂螢光
体トリオを有した螢光表示管を単位セルとして、この発
光表示セルを多数配列して大画面を得るようにした大型
表示装置が提案されている。
この表示装置では複数の表示セルを組合せてlユニット
を形成し、このユニットを多数組合せて構成される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
一方、表示セルとして、複数組の螢光体トリオを有せし
めた表示セルが開発された。この表示セルをX−Yマト
リックス配列して表示装置を構成する場合、隣り合う表
示セル間の間隙が2〜3fiと非常に少ないために組立
てが難しく、又、このような表示装置では表示セルの固
定が簡単で且つセル交換の際のセルの取り外しが簡単に
行えねばならない。
本発明は、上述の問題点を改善した螢光表示装置を提供
するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、一つの絶縁国体(11)内に、複数例えば赤
、緑及び青の3色の螢光体層からなる螢光表示セグメン
ト(14R)  (14G )  (14B )  (
所謂螢光体トリオ(12))を1組としてこれを複数組
設けると共に、この複数組の螢光表示セグメント例えば
螢光体トリオ(12)に対向して複数組の電極ユニット
(13)(又は(90) )を夫々配置して螢光表示管
即ち表示セル(71)  (又は(71’))を構成す
る。複数組の螢光表示セグメント例えば各螢光体トリオ
(12)は、絶縁国体(11)の前面パネル内面に所望
の配列ピッチをもって被着形成される。電極ユニッ1−
(13)(又は(90))は1組の螢光表示セグメント
例えば螢光体トリオ(12)の各色螢光体層に対応した
3つの電子ビーム源即ちワイヤカソード(K)及び第1
グリツド(制御電極)(G1)と、共通の第2グリツド
(加速電極)(G2)を一体に有してなり、そのユニッ
ト国体(26)を構成する部材が第2グリツドを兼ねる
この表示セル(71)  (又は(71’) ’)を第
42図乃至第45図に示すように複数個例えば2個1組
として、この1組の表示セルを各表示セルの駆動回路が
設けられた共通の駆動用回路基板(133)と共にスペ
ーサ(132)を介して一体化した、螢光表示管ブロツ
ク(134)を設ける。
一方、第46図及び第47図に示すようにマトリックス
状に複数の窓が形成され、裏面に表示セルを保持するボ
ス部(156)が一体に設けられたパネル(151)を
設ける。このパネル(151)にブロック(134)を
配列し、その複数のブロック例えば2個のブロック(1
34)(従って4([ldの表示セル(71)  (又
は(71’))づつをボス部(156)を介して共通の
抑え具(164)で押圧保持するようになず(第50図
乃至第52図参照)。
この場合、抑え具(164)は例えば二j没状をなし、
抑え臭(164)の両脚部(162)及び(163)が
両ブロック(134)に当接するようにパネルのボス部
(156)に嵌挿され、シャーシ(165)とボス部(
156)がビス(200)で固定されることによって4
個の表示セルがパネル(151)に一体に押圧保持され
る。
〔作用〕
表示セル(71)  (又は(71’))がブロック(
134)にまとめられると共に、複数例えば21161
のブロック(134)毎に之が共通の抑え具(164)
で保持されるので、1つの抑え具(164)で例えば合
計4個の表示セル(71)  (又は(71’))がパ
ネル(151)に固定される。従って少ない抑え具(1
64)で多数の表示セルが保持される。また、表示セル
の補修、取り替え時は抑え具(164)を外せば容易に
ブロック(134)が背後より取り外せるので、表示セ
ル従ってブロック(134)の交換が容易になる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明による螢光表示装置の実施
例ついて詳述する。
第1図、第2図及び第3図は、本発明に係る螢光表示管
、即ち単位表示セルを示す夫々1部破断とした正面図、
側面図及び斜視図を示す。
同図中、(11)は前面パネル(IIA )と背面パネ
ル(11B)と側板(IIC)からなるガラス国体を示
す。このガラス国体(11)は例えば前面パネル(II
A)において縦41mX横861■の大きさに形成され
る。このガラス国体(11)内に螢光体層からなる複数
組の絵素となる螢光表示部即ち本例では8組の所謂螢光
体トリオ(12)  ((12a ) 。
(12b) 、  (12c) 、  (12d) 、
  (12e) 。
(12f ) 、  (12g ) 、  (12h 
) )と、これら螢光体トリオ(12)毎に対応する8
組の電極ユニット(13)  ((13a) 、  (
13b) 、  (13c) 。
(13d) 、  (13e) 、  (13F) 、
  (13g) 。
(13h ) )が対向して配される。
8組の螢光体トリオ(12)は前面パネル(IIA )
の内面に螢光体層を被着して形成されるもの、で4組つ
づ上下2列に配列され、この場合各螢光体トリオ(12
)は赤発光、緑発光、青発光の3つの螢光表示セグメン
ト即ち螢光体層(14R) 、  (14G ) 。
(14B)にて構成される。具体的には第8図に示すよ
うに前面パネル(IIA )の内面に枠状に導電層であ
るカーボン層(15)が印刷され、枠状内の各空所に対
応して、夫々赤螢光体層(14R’) 、縁螢光体層(
14G)及び前値光体層(14B)が一部カーボン層(
15)上にまたがるようにして印刷によって形成され、
その前面に中間膜を介して例えばアルミニウムよりなる
メタルバックFit(16)が被着形成される。そして
、この場合、螢光体トリオ(12)においては、中央に
赤螢光体層(14R)を、両端に夫々縁螢光体層(14
G )及び前値光体層(14B)を夫々配置し、二列共
に同じに配置される(第13図参照)。なお、第14図
に示すように緑螢光体層(14G)と前値光体層(14
B)を−列ごとに左右逆に配置することもできる。
この各螢光体トリオ(12)に夫々対向するように背面
パネル(IIB)側に電極ユニット(13)が配置され
る。この電極ユニソ1−(13)は、螢光体トリオ(1
2)の各赤蛍光体+= (14Ta ) 、縁螢光体層
(14G)及び青蛍光体m(14B)に対向するように
3つのワイヤカソード(K)[(KR)。
(KG)、  (Ks))と、そのワイヤカソード(K
R)、  (Ke)、  (Ks)に対向して夫々3つ
の第1グリツド(Ox )  ((GtR) 、  (
GtG) 。
(Gls))が配され、更に3つの第1グリツド(G1
)に共通に第2グリツド(G2)が配置される。
この電極ユニッ)(13)の具体的な組立及び構成は第
4図乃至第7図に示す如くである。即ち第4図に示す如
く3つの四角形状の開口部(17)を有し、各開口部(
17)を挟む位置に夫々対の端子ビン(18a)及び(
18b)を貫通植立した絶縁基板例えばセラミックベー
ス(19)が設けられる。
この対の端子ピン(18a)及び(18b)の夫々に対
なず8字状の導電性支持片(20a)及び(20b)が
共通にスポット溶接され、即ち一方の導電性支持片(2
0a )が一方の列の3つの端子ピン(18a)に共通
にスポット溶接され、他方の導電性支持片(20b)が
他方の列の3つの端子ビン(18b)に共通にスポット
溶接されて後、その各導電性支持片(20a)及び(2
0b)間に各ワイヤカソード(Ke)、  (KR)、
  (KB)が架張される。一方の支持片(20a)は
ワイヤカソード(K)の一端を固定するものであり、他
方の支持片(20b )には先端を屈曲させたスプリン
グ部(21)が設けられ、このスプリング部(21)に
各ワイヤカソード(K)の他端が固定される。これによ
って温度上昇によってワイヤカソード(K)が伸びても
、その伸びはスプリング部(21)によって吸収し、ワ
イヤカソード(K)は弛むことがない。(22)は支持
片(20a )より導出された端子である。各ワイヤカ
ソード(K)は例えばタングステンヒータの表面に電子
放出物質となる炭酸塩を塗布して形成される。
次に、各第1グリツド、  (Gte) 、  (GI
R)(GIB)がセラミックベース(19)の各開口部
(17)にて支持される。各第1グリツド(GIG)。
(G>R) 、  (Gts)は各ワイヤカソード(K
e)。
(KR)、  (Ks)に対向するように円筒面を有す
るように彎曲したかまぼこ状に形成され、その円筒面に
長平方向に沿って所定ピッチをおいて多数のスリン1−
(23)が設けられ、彎曲した両端部より夫々開口部(
17)の幅と略等しい幅の脚部(24)及び(25)が
設けられて成る。この両脚部(24)及び(25)がセ
ラミックベース(19)の開口部(17)内に挿入され
るが、このとき両脚部(24)及び(25)をその対向
方向に狭めるようにして挿入させるので、挿入後の両脚
部の元に戻る力で両脚部(24)及び(25)が開口部
(17)の内壁に圧接する如くなりこれによって仮り支
持が行われる。一方の脚部(24)は端子に利用される
ために長く、他方の脚部(25)は短かく形成され、開
口部(17)に挿入した状態では一方の脚部(24)は
開口部(17)を貫通し、他方の脚部(25)は開口部
(17)内に止まるようになされる。
一方、電極ユニットの国体(26)が設けられる。
この国体(26)はi2グリッド(G2)の−1部を構
成するもので導電材よりなり、前面に各第1グリツド(
G1)に対向する如き3つの開口(27)((27G 
)、  (27R) 、  (27B ) )が設けら
れ、開口(27)の相互間を仕切る如きセパレータ(2
8)が一体に内方に延長されて成る。この国体(26)
は絞り加工で作られバレルvr1gIが施され、放電し
に(い構成となされる。この国体(26)内に共通の第
2グリツド(G2)が挿入配置される。この第2グリツ
ド(G2)は各第1グリツド(Gze)(GIR) 、
  (Gts)に対応した部分に第1グリツド(G1)
のスリット(23)と同じ対応位置にスリット状のメツ
シュ部分(29G ) 、  (29R) 。
(29B )を形成して構成される。この場合、メツシ
ュ部分(29G ) 、  (29R) 、  (29
B )の相互間にセパレータ(28)が挿通するiM(
30)が設けられる。そして各スリット部分(29G 
) 、  (29R) 。
(29B )が開口(27G ) 、  (27R) 
、  (27B )に臨むように且つ1(30)にセパ
レータ(28)を挿通して第2グリツド(G2)が国体
(26)内に配される。この第2グリツド(G2)は国
体(26)の一部にスポット溶接され、国体(26)に
機械的且つ電気的に接続されるものであり、従って、国
体(26)は第2グリツド(G2)を兼ねることになる
次に、国体(26)内の一方の相同する内壁面に沿うよ
うに1対の絶縁性のセパレーク(31^)及び(31B
)が挿入される。このセパレータ(31A )及び(3
1B )の内面には第1グリツド(G1)の側部が嵌着
し得る3つの溝部(32)  ((32G ) 。
(32R) 、  (32B ’j )が設けられてい
る。(33)は透孔である。このセパレータ(31A 
) 、  (31B )は夫々国体(26)内に挿入し
たとき、国体(26)の壁部とセパレータ(28)との
間隙に挿入されて挟持的に保持される。またセパレータ
(31A ’) 。
(31B )の上端は第2グリツド(G2)に当接する
そして、このように第2グリツド(G2)及びセパレー
タ(3LA) 、  (31B)を組立てた国体(26
)内にワイヤカソード(K)及び第1グリツド(G1)
を取付たセラミックベース(17)をそ゛のベース内に
セパレータ(31^)、(31B)の後端面が対接する
ようにして挿入される。このとき各第1グリツド(Gl
e) 、  (GIR) 、  (GIB)の両端が夫
々セパレータ(31A ) 、  (31B )の溝部
(32G ) 、  (32R) 、  (32B )
に嵌合する。従って、各第1グリツド(G1)は、その
脚部(24) 。
(25)がセラミックベース(19)の開口(17)に
差し込まれることと、第1グリツドの両側部がセパレー
タ(31^)、(31B)の溝部(32)に嵌合するこ
ととによって位置決めが正確になされる。
また、ワイヤカソード(K)が架張された一方の支持片
(20a )より折曲延長された端子(22)がセラミ
ックベース(19)とセパレータ(31a)との間を通
り国体(26)の切欠を通じて外部に導出される0次に
、導電性材よりなるリテーナ構体(34)のうちの1つ
の枠状のリテーナ(34A)が国体(26)内に嵌合さ
れて、そのリテーナ(34Δ)の曲げ部(34a)と国
体(26)とがスポット溶接されることによってセラミ
ックベース(19)が保持されて第5図乃至第7図に示
される電極ユニット(13)が構成される。
導電性リテーナ構体(34)は、第4図に示すように4
組の電極ユニットの国体(26)に入り得る各リテーナ
(34A ) 、  (3411) 、  (34C)
 、  (340)が互に導電性連結部(35)にて一
体に連結され、この連結部(35)が丁度国体(26)
の切欠(95)に嵌合するように構成される。(36)
はリードフレーム(図示せず)にスポット溶接する取付
部、(37)はガラス国体(11)に取付けられる取付
部である。従って4組の電極ユニッI−(13)の各第
2グリツド(G2)は、導電性リテーナ構体(34)に
よって互いに電気的に共通接続される。
一方、8組の螢光体トリオ(12)の各色螢光体層(1
4R) 、  (14G) 、  (14B)を囲むよ
うに第12図に示すような導電性材よりなるセパレータ
構体(40)が配置される。このセパレータ構体(40
)は、ワイヤカソードからの電子ビームが第1グリラド
(G1)、第2グリツド(G2)に当たってそれよりの
2次電子が隣接する螢光体層を発光しないようにこれを
阻止するためのシールドと、夫々のワイヤカソード(K
)からの電子ビームが対応する螢光体層(14)の全体
に照射されるように電子ビームを広げる作用いわゆる拡
散レンズの形成とを兼ね、同時に各螢光体トリオ(12
)に+E1i電圧例えば8KVを与えるための給電手段
として用いられるものである。このセパレータ構体(4
0)は組立てに際しては例えばガラス国体(11)の前
面パネル(IIA )と側板(IIC)との間で支持さ
れ、ガラスフリットによって固定される。即ち、このセ
パレータ構体(40)は8組の螢光体トリオ(12)毎
に夫々各色螢光体層が囲まれるように3つに仕切られた
セパレータ部(41)を有し、各セパレータ部(41)
が互いに電極板(42)を介して一体に連結された構成
となされ、上端部に夫々外方に突出する支持用爪(43
)が設けられている。また、セパレータ構体(40)の
側部には位置決め用の弾性屈曲片(44)が切起される
。従っ°ζ、セパレータ構体(40)をガラス国体(1
1)の側板(IIC)に上方より挿入したとき、丁度支
持用爪(43)が側板(IIC)の上端面に当接してセ
パレータ構体(40)が支持されると同時に、屈曲片(
44)が側板(IIc)内壁に当接してセパレータ構体
(40)が所定位置に保持される。更にこのセパレータ
構体(40)の電極板に対応した部分には突起(45)
(第8図参照)が設けられ、この突起(45)はセパレ
ータ構体(40)を側&(IIC)内に収納し側板(I
IC)上に前面パネル(IIA )を宙ね合わせて封止
する時に、丁度メタルバック7m(16)又はカーボン
層(15)に接触する。これによって高圧端子即ちアノ
ードリード(46)よりの高圧が各螢光体トリオ(12
)に共通に供給されるようになる。
高圧が印加されるアノードリード(46)は第8図に丞
ずようにその一端がセパレータ構体(40)の電極& 
(42)に接続され、他端がガラス国体(11)の背面
パネル(IIB )に取付けた排気管(チップオフ管)
  (47)を通して外部に導出される。このときアノ
ードリード(46)は排気管(47)の部分にガラス巻
きしたジュメット線(Cu合金)を用いる。従ってアノ
ードリード(46)と排気管(47)との間の気密は保
たれる。
排気管(47)の外側には排気管(47)を機械的に保
護するための高圧カバー即ち絶縁筒体(101)が樹脂
モールド材(接着剤)  (102)を介して固定され
、絶縁筒体(101)の端部に配された高圧端子用座金
(103)にアノードリード(46)が電気的に接続さ
れる。この場合、端子用座金(103)は絶縁筒体(1
01)の端部に形成した凹所(104)に配され、且つ
中央に十字状の切込み(105)が形成されてなり、こ
の切込み(105)の中央にアノードリード(46)が
圧入貫通することによっ′ζ半田付けすることなくアノ
ードリード(46)と端子用座金(103)とが電気的
に接続される(第9図参照)。そして、高圧電源(後述
)より延長された外部高圧リード(106)に接続され
た接続手段(所謂ソケソI−)  (107)が絶縁筒
体に嵌着され、端子用座金(103)にスプリング(1
0B)を介して外部リード(106)が電気的に接続さ
れ、アノードリード(46)にアノード電圧が供給され
る。接続手段(107)は外部高圧リード(106)に
接続されたスプリングと、これを外部より絶縁保護する
と共に、絶縁筒体(101)の外側に係合する係合部(
109)を有した例えばシリコンゴム製の絶縁キャップ
(110)からなり、この絶縁キャップ(110)が絶
縁筒体(101)に対して着脱可能となされる。(11
1)は絶縁筒体(101)に設けられた樹脂モールド材
(102)の硬化促進用の空気孔である。また座金(1
03)の配された凹所(104)の内壁は端部に向って
径が大となるように形成され、この傾斜した内壁にガイ
ドされてスプリング(108)は座金(103)に確実
に接触される。接続手段(107)側ではスプリング(
108)がキャップ(110)内の径小部(112)に
よって位置決めされる。この様にアノードリード(46
)を導出した排気管(47)が絶縁筒体(101)によ
り機械的に保護されるので、外部高圧リード(106)
との接続に際しても機械的に弱い排気管(47)を損傷
させることがない。また端子用座金(103)にスプリ
ング(108)を接触させてアノードリード(46)と
外部リード(106>との電気的接続が行われるので、
アノードリード(46)への直・接の負荷が軽減される
なお、第1θ図に示すように端子用座金(103)の外
縁の一部に立上り部(112)を設け、ここに直接外部
リード(106)を半田付して、その接続部分及び絶縁
筒体(101”)を樹脂モールド体(113)で覆うよ
うにすることもできる。但し、この場合には外部リード
(106)の先端には高圧電源側に接続するためのソケ
ッI−(114)が設けられる。
また第11図に示すように端子用座金(103)にアノ
ードリード(46)を半田付けし、この端子用座金(1
03)にスプリング(10B)を介して外部リード(1
06)を着脱可能に接続するように構成するごともでき
る。電極ユニット(13)においては、8組の電極ユニ
ット(13a)〜(13d)が4組づつ共通のリテーナ
構体(34)にて固定されて後、リードフレーム(60
)上の所定位置に配され、リテーナ構体(34)の取付
部(36)とり−ドフレーム(60)とがスポット溶接
される。その後ワイヤカソード(K)の端子ビン(1B
) 、第1グリツド(G1)の脚部(24)及び電極ユ
ニット(13a)〜(13d)側のリテーナ構体(34
)と夫々対応する所定のリードフレームのリード部間が
例えばリード線(図示せず)を介して接続される。この
とき、前述したように第2グリツド(G2)は横方向に
配列された4組の電極ユニット(13a)〜(13d)
の第2グリツド(G2)同志及び4組の電極ユニット(
13e)〜(13h)の第2グリツド(G2)同志は夫
々リテーナ構体(34)によって共通接続される。また
第1グリツド(G1)は各縦方向に配列された2個の電
極ユニット間即ち電極ユニット(13a)と(13e)
間、電極ユニット(13b)と(13f )間、電極ユ
ニット(13c)と(13g )間及び電極ユニット(
13d)と(13h)間で共通接続される。すなわち、
縦に配列された電極ユニット間において、その中央の0
1R同志が共通接続され、右端の(Gle)同志が共通
接続され、左端の(Gle)同志とが共通接続される。
さらに各ワイヤカソード(K)は本例では直列接続され
る。なお、螢光体トリオ(12)において、緑螢光体層
(14G)と行螢光体層(14B )が−列ごとに左右
逆に配置される場合(第14図の場合)も、中央の(G
IR)同志が共通接続され、右端の(Gte)と(Gt
e)が共通接続され、左端の(Gte)と(Gla)と
が共通接続される。
そして、ワイヤカソード(K)のリード、第1グリツド
(G1)のリード、第2グリツド(G2)のリードは夫
々ガラス国体(11)の−側より背面パネル(LIB)
と側板(IIG )の下端面との間の封止部を通って外
部に導出される。
(61F)はワイヤカソードのリード、 (62G2 
)は電極ユニット(13e)〜(13h )間で共通接
続された第2グリツド(G2)のリード、(63G2 
)は電極ユニット(13a)〜(13d)間で共通接続
された第2グリツド(G2)のリード、(64G1 )
は電極ユニット(13a)及び(13e)間で共通接続
された3つの第1グリツド(G1)のリード、(65G
x )は電極ユニット(13b)及び(13f )間で
共通接続された3つの第1グリツド(G1)のリード、
(66Ct )は電極ユニット(13c)及び(13g
)間で共通接続された3つの第1グリツド(Gz)のリ
ード、(67Gt )は電極ユニット(13d)及び(
13h)間で共通接続された3つの第1グリツド(G1
)のリードである。ガラス国体(11)より導出される
リードの本数は設計に応じて適宜決定される。
尚、リテーナ構体(34)にて保持された″61極ユニ
ット(13a ) 〜(13d )及び電極ユニット(
13e)〜(13h )は、ガラス国体(11)の封止
時にリテーナ構体(34)の両端の取付部(37)を背
面パネル(IIB)と側板(IIC)間で挟むようにし
て固定される。この場合、両端だけで固定されるので4
組の電極ユニットを保持しているリテーナ構体(34)
の反り又は傾きによってその電極ユニットが所定の位置
より変位してしまう慴れがある。これを防止するために
、さらに第15し1に示すように4組の電極ユニットの
側面に共通のL字状の補助部材(68)を一体に設け、
この補助部材(68)の両端をも取付部(69)を介し
て背面パネル(IIB )と側板(IIC)間にて固定
するようになすこともできる。このとき、補助部材(6
8)は導電性材にて形成される。この補助部材(68)
によってリテーナ構体(34)の反り、傾きは阻止され
電蜘ユニット(13)の変位が防止される。又、第16
図に示ずようにゲッタ容器(70)からのゲッタ粒子の
螢光面側への飛散が制限される。さらに、補助部材(6
8)は第2グリツド(G2)と同じ電位が与えられるこ
とによって放電阻止用となる。即ち補助部材(68)に
よってアノード電界の低圧側へのしみ出しが防止され、
アノード電圧が印加されるセパレータ構体(40)と低
圧側の各グリッド(Gr ) 。
(G2)のリード及びカソード(K)のリードとの間で
の放電が阻止される。
次に斯る表示セルの動作を説明する。各螢光体トリオ(
12)の赤、緑及び青の各色螢光体層(14R)(14
G )  (14B )にはアノードリード(46)を
通じて例えば8KV程度のアノード電圧が供給される。
又6第1グリッド(GIR)  (GIG)  (Gx
a)には夫々例えば0〜5■以下の電圧が印加され、ま
た第2グリツド(G2)には例えば−15V〜50Vの
電圧(所謂列選択電圧)が印加される。
この構成においてはアノード側の電圧は固定されており
、第2グリツド(G2)に与える電圧によって列の選択
がなされ、第1グリツド(G1)に与える電圧によって
選択的にオン、オフ表示されるものである。即ち、例え
ば上列の電極ユニット(13a ) 〜(13d )の
第2グリツド(G2)に50Vが印加され下列の電極ユ
ニット(13e)〜(13h)の第2グリツド(G2)
にカットオフ電圧の例えば−15Vが印加された状態で
リード(64Gs )を通じて第1グリツド(G1)に
例えば5■が印加されると第1の螢光体トリオ(12a
)を選択させ、その電極ユニットにおけるカソード(K
)からの電子ビームは第1グリツド(Gl)を通り第2
グリツド(G2)で加速されて対応する螢光体層(14
R)  (14G )  (14B )を叩きこれを発
光表示させる。このとき第1グリツド(G1)に印加す
る電圧(5■)のパネル幅(印加時間)を制御すること
により発光輝度が制御される。
そして、第1グリツド(G1)にO■が印加された時に
はカソードからの電子ビームがカットオフされてその対
応する螢光体層は発光表示されない。そしてリード(6
4G1)  (65G1 )  (66Gt )及び(
67G1)を通じて順次に第1グリツド(G1)に電圧
を印加することにより上列の螢光体トリオ(12a)〜
(12d)が発光表示され、次いで第2グリツド(G2
)の電圧を切換え下列の第2グリツド(G2)に50V
を印加してリード(64Gt )〜(67G1 )の順
に第1グリツド(G1)の電圧を印加すれば下列の螢光
体トリオ(12e)〜(12h)が発光表示される。
ワイヤカソード(K)からの電子ビームは第1グリツド
(G1)及びセパレータ(41)によって広げられて螢
光体層(14)の全面に照射される。
又、ワイヤカソード(K)からの電子ビームが第1グリ
ツド(G1)、第2グリツド(G2)に当り、第1グリ
ツド(G1)、第2グリツド(G2)からの2次電子が
発生するが、この2次電子は第2グリツドの国体(26
)のセパレータ(28)及びアノード側のセパレータ(
41)によって阻止されて隣接する螢光体層を叩くこと
がない。この様にして第1グリツド(G1)及び第2グ
リツド(G2)の電圧を選択的に制御することにより各
螢光体トリオ(12)が順次高輝度で発光表示される。
この螢光表示セル(71)では、1つのセル中に8つの
絵素即ち螢光体トリオ(12)がコンパクトに組込まれ
て構成されるので、全体として絵素が小型化される。
また3つのワイヤカソード(K)及び第1グリツド(G
1)と共通の第2グリツド(G2)を、そのユニット国
体(26)が第2グリツド(G2)を兼ねるようにユニ
ット化し、この電極ユニット(12)を各螢光体トリオ
(12)に対応して配置しているので、かかる表示セル
(71)の組立、製造が容易となる。また第2グリツド
(G2)を兼ねるユニット国体(26)は所謂絞り加工
で作られるので、角部にアールが付き、耐放電電圧が上
がり、放電による事故が防止される。
またmhユニット(13)においては、各第1グリツド
(G1)がスポット溶接等を用いずにセラミックベース
(19)に設けられた開口部(17)と絶縁セパレータ
(31八)  (31B)の溝部(32)によって位置
決めされ、支持されるため、電極ユニット(13)を十
分小型に組立てることができる。
また、多数の表示セル(71)を配列して大画面を構成
する際に、螢光面の螢光体トリオ(12)は、上、下、
左、右を、等ピッチに配置するため、隣り合う表示セル
(71)と表示セル(71)の隙間はほとんど取れない
。しかし、この表示セル(71)ではアノードリード(
46)がガラス国体(11)の背面パネル(IIB )
側より排気管(47)を通じて導出されるので、隣り合
う表示セル(71)を互いに近接して配置できる。
さらに、螢光面における8組の螢光体トリオ(12)に
おいては、中央が赤螢光体層(14R)で両側か緑及び
青の螢光体層(14G)及び(14B )を配して成る
が、特に縁と青の螢光体層(14G)と(14B )の
配置を上列と下列で変えるときには見かけ上の解像度を
上げることができる。
また、上例では8組の電極ユニット(13)におけるワ
イヤカソード(K)は互に直接接続した構成としたが、
その他例えば第18図に示すような並列接続とすること
もでき、このときには1つの電極ユニットのワイヤカソ
ードが断線しても、他の電極ユニットの動作は維持され
る。
また、電極ユニットの各端子とリードフレームとの接続
は、リード線を介さずに直接両者を接続する方法も可能
である。特にワイヤカソード(K)の端子の場合には支
持片(20a)の端子(22)を折曲げ延長してこれを
直接リードフレームに接続することもできる。
また、上例の電極ユニッ)(13)では、セラミックベ
ース(19)に端子ピン(18a )  (18b )
を植立したが、例えば第19図及び第20図に示すよう
に、この端子ピン(18a )  (18b )を省略
した構成とすることもできる。第19図及び第20図に
おいては第1グリツド(G1)を支持する3つの開口部
(17)を夫々挟む位置に対の導電性支持片(20a 
)及び(20b)を支持する透孔(83a)及び(83
b)を形成したセラミックベース(19)が設けられる
−万、対をなす導電性支持片(20a)及び(20b)
としては、各ワイヤカソードを取付ける支持部(84G
 )  (84R)  (84B )が互いに連結され
、中央の支持部のリードとなる後端(85R)が長り延
長されると共に、両側の支持部(84G )及び(84
B)の後端(85G )及び(85B )が弾性を有す
るように折り返されて構成される。なお、一方の導電性
支持片(20a )の支持部(84G )  (84R
)  (84B )は固定支持部として構成されるも、
他方の導電性支持片(20b )の支持部(84G >
  (841? )  (84B )は基部において切
り込みが設けられ全体とし°ζスプリング部(21’)
として構成される。(86)は導電性支持片(20a)
及び(20b)の倒れ防止部で。
ある。支持部(84G )  (84R)  (84B
 )の各ワイヤーカソード(KB)(KR)(KG)が
架張される端部は、ワイヤカソード(K)のセンター出
しが行なえるように切り込みを有して折曲した形状とな
される。この両支持片(20a )及び(20b )を
夫々透孔(83a)及び(83b)にhat人し、両側
の折り返された後端(85G )  (85B )で支
持片(20a)及び(20b)をセラミックベース(1
9)に支持して後、両支持片(20a )及び(20b
 )間に各ワイヤカソード(Ke)(KR)(KB)を
架張するようになされる。このとき、各リード(85R
)がセラミックベース(19)を貫通して導出される。
この構成によれば、端子ピン(18a)(18b )が
省略でき、電極ユニフ1−(13)を構成する部品点数
を減らすことができる。
第21図及び第22図はワイヤカソード(K)を支持す
る導電性支持片(20a )及び(20b ’)の他の
例を示す。この例では、導電性支持片(20a)及び(
20b )の夫々の両側の支持部(84G )及び(8
4B )の板状の後端(85G)及び(85B)が折り
返えすことなく直ぐに延長して形成され、それ以外は第
19図と同一に構成される。そしてこの導電性支持片(
20a)及び(20b)はセラミックベース(19)の
透孔(83a)及び(83b )に挿通した後、透孔(
83a)及び(83b)を貫通した各板状の後端(85
G)及び(85B)の端部を第22図に示す如くほぼ9
0゛ねじることにより、簡単にセラミックベース(19
)に固定される。
第23図及び第24図はワイヤカソード(K)を支持す
る導電性支持片(20a)及び(20b)のさらに他の
例を示す。この例では、各ワイヤカソードを取付ける支
持部(84G )  (84R)  (84B )が互
いに連結され、その連結部(88)に沿って延長する如
く両支持部(84G)及び(84B)より外方にリード
(89)が形成されると共に各支持部の後端(85G 
)  (85R)  (85B )が直角に両支持片(
20a )(20b )の向き合う方向に折曲され、そ
の各後端(85G )  (85R)  (85B )
に透孔(87)が設けられる。一方、セラミックベース
(19)は第1グリツド(G1)を支持する3つの開口
(17)を夫々挟む位置に導電性支持片(20a)及び
(20b)を支持するための透孔(92)が設けられる
。この透孔(92)は丁度支持片(20a)及び(20
b)の各後端(85G )  (85R)  (85B
 )の透孔(87)の位置に対応している。
そして、第24図に示すようにこの導電性支持片(20
a )及び(20b)は、その透孔(87)がセラミッ
クベース(19)の透孔(92)に対応するようにセラ
ミックベース(19)上に配置した後、テーパ状の導電
性パイプ(93)を透孔(87)側よりセラミックベー
ス(19)の透孔(92)に挿入し、透孔(92)を貫
通した各導電性パイプ(93)の端部(93a )を押
しつぶすことにより、女ラミックベース(19)に固定
される。なお、支持片(20a)及び(20b )の各
両側にのびるリード(89)は、カソードの接続の仕方
によって一方の側のリードのみを残し、他方の側のリー
ドは切断される。そして、この支持片(20a )  
(20b )では第30図のカソード接続法を用いると
きは隣り合う支持片のリード(89)同志が直接スポッ
ト溶接で直列接続される。
また、上例ではアノード側のセパレータ構体(40)の
保持をその支持用爪(43)をガラス国体(II)の前
面パネル(11八)と側板(IIC)間に挟むようにし
て行っている。この場合、爪(43)は側板(IIC)
の板厚のA程度としているが、その爪(43)の先端と
ガラス国体の外側面との間の耐圧をさらに上げる必要が
あるときは、例えば第17図に示すようにガラス国体(
11)の側板(IIC)の内側にさらにガラス板(72
)を配し、このガラス板(72)と前面パネル(11^
)間でセパレータ構体(40)の爪(43)を保持する
ように構成することができる。
さらに、セパレータ構体(40)の保持としては、支持
用爪(43)を省略し、セパレータ構体(40)を直接
ガラス国体(11)の前面パネル(11^)にフリット
ガラスで固定することもできる。このときには、支持用
爪(43)が省略されるのでガラス匡体外部との放電及
びガラス匡体内の放電即ち側板(lIC)に沿う所謂沿
面放電が確実に阻止される。このとき、前面パネル(1
1^)側ではフリットガラスが接着する部分にはカーボ
ンJim(15)及びメタルバック層(16)が形成さ
れないようにする。なお、表示装置を構成したときには
ガラス国体(11)の前面はさらに螢光体トリオを除い
て後述する外光遮蔽を兼ねるユニットパネルで覆われる
ので、フリットガラス部分は隠される。
また、上例では第2グリツドG2のメツシュ部(29G
 )  (29R)  (29B )をスリット状とし
たが、この場合にはスリットの長平方向の開口が大きい
ために第25図及び第26図に示すように高電界(80
)の入り込みで電子レンズが構成される慴れがある。
これに対して第27図に示すようにメツシュ部(29G
(29R)  (29B )を細かな亀の吊状とすれば
高電界の入り込みがなくなり(第28図参照)、電子レ
ンズが形成されない。
また上例では第2グリツド(G2)の電圧を切換えて列
の選択を行ったが、その他例えばワイヤカソード(K)
を切換えて列の選択を行うこともできる。この場合は、
第29図(並列接続)又は第30図(直列接続)に示す
ように電極ユニット(13a)〜(13d)のワイヤカ
ソード(K)が共通接続され、また電極ユニット(13
e)〜(13h )のワイヤカソード(K)が共通接続
される。動作時には、上列及び下列の各共通接続された
ワイヤカソード(K)を点灯状態にして、夫々のワイヤ
カソードに列選択電圧として例えばOV〜5■以下のド
ライブ電圧が与えられ、第1グリツド(G1)’にOv
〜5V以下のドライブ電圧が与えられ、更に各電極ユニ
ッ)(13a)〜(13h)の第2グリツド(G2)に
共通にlOVにl下の固定電圧が与えられる。従って、
例えば上列の電極ユニット(13a)〜(13d)のワ
イヤカソード(K)にOvが与えられ、下列の1It4
ユニツト(13e)〜(13h)のワイヤカソード(K
)をカットオフの例えば5■が与えられた状態でリード
(64G1)を通じて第1グリツド(G1)に例えば5
Vが印加されると第1の螢光体トリオ(12a)が発光
表示される。
第1グリツド(G1)にOVが印加された時には電子ビ
ームはカットオフされて対応する螢光体層は発光表示さ
れない。そしてリード(64G1 )(65G! ) 
 (66G1 )及び(67G1)を通じて順次第1グ
リツド(G1)に電圧を印加すれば上列の螢光体トリオ
(12a)〜(12d)が発光表示され、次でワイヤカ
ソード(K)のドライブ電圧を切換え下列のiツイヤカ
ソード(K)にOVを与えて同様にリード(64G1)
〜(67Gt )に順に第1グリツド(Gs )の電圧
5■を印加ずれば下列の螢光体トリオ(i2e)〜(1
2h)が発光表示される。この場合、各電極ユニット(
13a)〜(13hにおいては互いに第2グリツド(G
2)を共通接続した構成がとられる。
例えば第31図乃至第33図に示すように、共通の板状
の導電性補助部材(68)が設けられ、この補助部材(
68)が各電極ユニット国体(26)の切欠(96)を
形成した際の切欠部分を折り曲げ、この折曲部(97)
に補助部材(68)がスポット溶接され、各第2グリツ
ド(G2)が共通接続される。
同時に、この場合、導電性リテーナ構体も8組の電極ユ
ニッ)(13a)〜(13h )に共通の一体化された
導電性リテーナ構体(98)が使用され、この共通の導
電性リテーナ構体(98)−によっても各第2グリツド
(G2)が共通接続される。補助部材(68)にはアノ
ードリード(46)が挿通するシールド用の筒状部(1
21)が一体に設けられ、またこの筒状部(121)の
両側中央に線状に膨出させた補強用のビード部(122
)が形成される。共通の導電性リテーナ構体(98)に
はリング状のゲッター容器(123)が一体に取付けら
れる。このゲッター容器(123)はゲッタ材がガラス
国体(11)の背面パネル側に対向するように配される
また、図示せざるも、補助部材(68)を各電極ユニッ
ト(13a ) 〜(13d )のリテーナ構体(34
)及び各電極ユニット(13e)〜(13h)のリテー
ナ構体(34)にスポット溶接し、或はリテーナ構体(
34)を有した状態で各電極ユニット国体(26)の折
曲部(97)に補助部材(68)をスポット溶接して各
第2グリツド(G2)を共通接続するごともできる。
上側においては8組の螢光体トリオを配列したが、組数
はこれに限ることなく、適冗選択できる。
第34図及び第35図は2組の螢光体トリオを有して成
る表示セルの実施例である。
この例は、前面パネル(IIA)において縦39鰭×横
86mの大きさのガラス国体(11)内に2組の電極ユ
−−−/ト(90)  ((90a ) 、  (90
b ) 〕を配置し、これら電極ユニッ1−(90)に
対向するように前面パネル(IIA)の内面に2組の螢
光体トリオ(12)  ((12a ) 、  (12
b ) )を配列して構成される。螢光面側には前述と
同様に各螢光体トリオ(12)の各色螢光体! (14
R) 、  (14G ) 。
(14B )を囲むように導電性材よりなるセパレータ
構体(40)が配置される。
この場合の電極ユニソl−(90)は、細かな亀の吊状
のメツシュ部(2りB ) 、  (29R) 、  
(29G )を有した第2グリツド(G2)をスポット
i接したユニット国体(26)と、3つの第1グリツド
(GzB) 、  (GIR) 、  (GtG)と、
対の導電性支持片(20a)及び(20b)間に架張さ
れた3つのワイヤカソード(KB)(KR)(Ke)と
から成る。そして、第2グリツド(G2)の一部を構成
するユニット国体く26)と、各第1グリツド(G1)
と、対の支持片(20a )及び(20b)は夫々ガラ
ス国体(11)の背面パネル(llb)の内面上に配し
たリードフレーム(60)に直接スボソト溶接して電気
的且つ機械的に支持される。
ワイヤカソード(K)を支持する8字状の導電性支持片
(20)においては、第37図に示すよ−うに一方が固
定支持片(20a)であり、他方がスプリング部(21
’)を有した支持片(20b)となされる。
支持片(20a )  (20b )の各ワイヤカソー
ド(KB)(KR)(KG)が架張される端部は、ワイ
ヤカソード(K)のセンター出しが行なえるように切り
込みを有して折曲した形状となされる。
一方、本例では前面パネル(11^)に近い位置にセパ
レータ構体(40)の一部に電気的且つ機械的に支持し
た導電性のゲッタ容器(70)が配され、このゲッタ容
器(70)にアノードリード(46)が接続されている
さらに、セパレータ構体(40)の保持に関しては、支
持用爪(43)が省略され、セパレータ構体(40)が
直接ガラス国体(11)の前面パネル(11へ)にフリ
ットガラス(81)で固定される。
1μmち、セパレータ構体(40)の電極板に開孔(8
0)が設けられ、電極板よりこの開口(80)に延長す
る延長部(82)と前面パネル(IIA )がフリット
ガラス(81)で固定される。この場合、前面パネル(
IIA)側ではフリットガラス(81)が接着する部分
にはカーボンJi(15)及びメタルバック層が形成さ
れないようにする。このため、カーボンJN(15)の
パターンは第36図に示す如く形成される。またセパレ
ータ構体(40)の開孔(80)の辺より複数の切起部
(83)が一体に設、けられこれが弾性的に折り返され
て、メタルバックII(16)及びカーボン層(15)
に接触し、この切起部(83)によって螢光面とセパレ
ータ構体(40)との電気的接続が行われる。なお、こ
の表示セル(71’)を多数配列して表示装置を構成し
たときにはガラス国体(11)の前面にさらに螢光体ト
リオを除いて外光遮蔽用を兼ねるユニットパネルで覆わ
れるのでフリットガラス部分は隠される。このようにセ
パレータ構体(40)が直接ガラス国体(11)の前面
パネル(11^)に固定するときは、支持用爪(43)
が省略されるので、前述したようにガラス匡体外部との
放電及びガラス匡体内の側板(IIc )の内面に沿う
所謂沿面放電が阻止される。このセパレータ構体(40
)の保持方法及びセパレータ構体(40)と螢光面との
コンタクトは前述の第1図及び第2図の例においても通
用できる。そして、この第34図及び第35図に示す表
示セル(71’)を多数配列することによっても、大画
面の表示装置が得られる。表示セル(71’)の配列に
際しては前述と同様に各列(水平ライン)共に緑、赤、
青の螢光体層(14G )  (14R)  (14B
 >が同じ配列とすることができる。また列(水平ライ
ン)毎に緑と青の螢光体J?i (14G )と(14
B)を左右逆に配することもでき、このときは見かけ上
の解像度が上がる。
上述した様な螢光表示セル(71) 、  (71’)
はユニットパネルに複数個組込まれて1つのユニットが
構成され、更にこのユニットを多数配列することによっ
て大画面の表示装置が構成される。8組の螢光体トリオ
を有する表示セル(71)の場合は、例えば縦8×横4
−32個組合されてlユニットが形成され、このユニッ
トが多数(IM X −Yマトリックスに配列されて大
型表示装置が形成される。
前述した表示セル(71)或いは(71’)を多数配列
して大型表示装置を構成した場合、その表革向での外光
反射により、コントラスト、画質の劣化を招(憫れがあ
る。このために、各表示セル(71)(71’)の表面
には反射防止用のマント処理が施される。例えば第38
図及び第39図の例では表革セル(71)の表面即ちガ
ラス国体(11)の前面パネル(IIA)の表面にマッ
ト処理された光透過率90数%の透明の樹脂フィルム(
115) が貼着される。
この場合、樹脂フィルム(115)としては外光反射防
止と共に紫外線を遮断できるフィルムで形成される。こ
の紫外線を遮断する樹脂フィルム(115)は、例えば
第40図に示すように螢光体トリオ(12)の各界、緑
、青の螢光体1ii (14R) 、  (14G )
 。
(14B)に対応する赤、縁、青フイルタ成分(116
1?>(116G) 、  (116B)よりなる色フ
ィルタ(116)を表示セル(71)の前面パネル(I
IA)上に形成し、コントラストを向上させるように構
成した場合に有効である。即ち、色フィルタ(116)
の有機染料が紫外線によって褪色する耀れがあるが、こ
の樹脂フィルム(115)で色フィルタ(116)の劣
化が防止される。
表示セルの表面のマット処理としては、上記の樹脂フィ
ルム(115)を貼着する以外にも前面パネル(IIA
 )のガラス表面をエツチングして凹凸にする方法、前
面パネル(IIA)のガラス表面にクリアーラッカーを
吹きつけ又は5i02を被着して凹凸面を形成する方法
等が可能である。
表示セルの表面にマット処理が施されることにより、第
41図に示すように大型表示装置(117)を構成した
場合、外光(118)は表示面で乱反射(118’)さ
れ、観客(119)側では外光の影響が少なくなり、表
示面のコントラスト、画質の低下が回避される。マント
処理された樹脂フィルム(115)を貼着する場合はコ
スト、安定性において有利であり、且つ前面パネル(1
1^)のガラス表面の保護をも兼ねることができる。
次に、表示セル(71)を用いた場合のユニットの組立
てについて説明する。
先ず第42図及び第43図に示すように2つの表示セル
(71)  (71)をその間隙dが例えば2〜3鶴と
なるように近接並置した状態で、自表示セル(71) 
 (71)に差し渡るように背面パネル(11B)上に
両面に感圧性接着剤を付したクッション(131)を介
してスペーサを兼ねる例えば合成樹脂製のセル固定基板
(132)が接着されて自表示セル(71)(71)が
一体化される。さらに第44図及び第45図に承すよう
にこの固定基板(132)上に、自表示セル(71) 
 (71)の駆動回路を有した共通の駆動回路基板(1
33)が取付けられ“ζ表示セル(71)を2個組合せ
た表示管ブロック(134)が構成される。ここでクッ
ション(131)には2個の表示セルの背面パネル(I
IB)より突出するアノードリードの絶縁筒体(101
)を挿通するための切欠部(135)が設けられると共
に、中央部(即ち丁度並置した2個の表示セル(71)
  (71)間の間隙部に対応する位置)にセル固定基
板(132)との位置決めのための係合孔(136)が
設けられている。
またセル固定基板(132)においてはクッション(1
31)の切欠部(135)に対応した切欠部(137)
を有して平面的にクッション(131)と同一形状をな
し、その−面の中央に表示セル(71)の幅方向に沿っ
て所定高さtのスペーサ部(138)及びスペーサ部(
13B)と同じ高さの母螺部(139)が一体に設けら
れると共に、両端に同様の高さtを有するスペーサ部(
140)が一体に設けられる。
母螺部(139)は表示セル(71)のリード(100
)側に設けられ、スペーサ部(140)はリード(10
0)と反対側に設けられる。スペーサ部(140)の上
端には駆動回路基板(133)の位置決め用の孔(14
1)に係合する突起(142)が設けられる。
(143)はセル固定基板(132)の他面に突出した
クッション(131)の係合孔(136)に係合する突
起である。駆動回路基板(133)には自表示セル(7
1)  (71)より突出するアノードリードの絶縁筒
体(101)を挿通ずる透孔(144)が設けられ、且
つ表示セルのリード(100)側の一側縁の中央゛に後
述するユニットパネル(151)よりのボス部(156
)が神通し得るための半円状の切入部(145)が設け
られる。駆動回路基板(133)はその透孔(144)
に表示セルの絶縁筒体(101)を挿入するようにして
セル固定基板(132)のスペーサ部(138) 、 
 (140)及び母螺部(139)上に配され、ビス(
150)を駆動回路基板(133)側から母螺部(13
9)に螺入することによりセル固定基板(132)に固
定される。この場合、セル固定基板(132)はセル固
定基板(132)上に載置した状態で回路基板(133
)の孔(141)にセル固定基板(132)の突起(1
42)が係合することによっ°ζ位置決めされる。駆動
回路基板(133)とセル固定基板(132)とがビス
止めされた原画表示セル(71)  (71)のリード
(100)が駆動回路基板(133)の配線パターンに
半田付けされて、より強固に自表示セル(71)  (
71)が一体化される。
一方、第46図乃至第48図にボず如きユニットパネル
(151)が設けられる。このユニットパネル(151
”)は例えば縦8×横4=32個の表示セル(71)が
配置されるもので、32(IMの表示セル(71)の各
螢光体トリオ(12)が臨む256個のマトリックス状
の窓(152)が設けられて成る。
ユニットパネル(151)の表面には窓(152)の横
−列毎にひさし部(153)が一体に形成される。また
ユニットパネル(151)の裏面には各表示セル(71
)を位置決めするための仕切り部(154)が縦横に形
成されると共に、仕切り部(154)の所定の交叉点部
分において表示セル(71)を4 (+11ilづつ保
持する保持兼ガイド部材(155)が一体に設けられる
保持兼ガイド部材(155)は表示セル(71)を保持
するためのボス部(156)と、このボス部(155)
の基部より縦横に張り出して仕切り部(154)に連な
るようなガイド部(157)からなり、特にひさし部(
153)と直交する縦方向におけるガイド部(157)
は互いに連続するように形成される。ボス部(156)
は第49図に示すようにユニットパネル(151)  
とは別体に設けられ、保持兼ガイド部材の基部(155
a)に強固に接着される。この場合、ボス部(156)
の十字状の溝(156a)が断面十字状の基部(155
a)に嵌合され接着剤で一体化される。
そして、第50図乃至第51図にボすようにユニットパ
ネル(151)の裏面に前述の2個の表示セル(71)
  (71)を一体化した表示管ブロック(134)が
所定個数配列される。このとき各表示セル(71)は仕
切り部(154)及びガイド部(157)で仕切られる
。次いで互いに隣り合う2個の表示管ブロック(134
)間の中央より突出するボス部(156)に、第53図
に示す如き中央にボス挿入孔(161)を有し且つ、こ
れより両脚部(162)及び(163)を形成した二股
状の押え具(164)がその両脚部(162)及び(1
63)が夫々隣り合う表示管ブロック(134)の各駆
動回路基板(133)に当接する如く嵌挿される。次い
で高圧電源、電源ライン、信号ライン等が配されたシャ
ーシ(165)が各押え具(164)上に共通に載置さ
れ、シャーシ(165)とボス部(156)とがビス(
200)で固定される。
このとき2個のブロック(134)が押え具(164)
で押圧保持され、即ち4個づつの表示セル(71)が夫
々共通の押え具(164)で保持されて第54図で示す
1ユニツ)(166)が構成される。
このlユニッ1−(166)の組立てに際しては第51
図Aに示すように螢光体トリオ(12)が緑螢光体層(
14G ) 、赤螢光体層(14R)及び前値光体層(
14B)の順に配列した表示セル(71^)を有する表
示管ブロック(134八)と、第55図Bに示すように
螢光体トリオ(12)が上記と逆に前値光体層(14B
)、赤螢光体T@(14R)及び緑螢光体層(14G)
の順に配列した表示セル(71B )を有する表示管ブ
ロック(134B)とが設けられる。画表示セル(71
A)及び(71B )は共に同じ側にリード(100)
が導出されるも、表示セル(71^)及び(71B )
の各リード(100)は互いの表示セルのリード(10
0)の間に位置するように形成される。そして、両表示
管ブロック(134A)及び(134B)はユニー/ 
ドパネル(151)上において第50図に示すようにリ
ード(100)が互いに向い合うように配される。この
とき、両ブロック(134A)及び(134B)の夫々
のリード(100)は互い違いとなるように相手方のブ
ロックのリード(100)間に配される。
この様に表示セルのリード(100)が互いに向い合う
ように配列されるので、ユニッ1−(166)において
側辺にリード(100)が配されないためにユニットパ
ネル(151)としてはリード(100)の折り曲げ分
を見込まずに済み、所謂デッドスペースの無駄が無くな
る。
又、2個の表示セル(71)が1ブロツク(134)と
して構成されるので、ユニット(166)を構成する際
の全体の組立が簡単になる。また、ブロック毎に検査で
きるので、点検、修理等の作業(所謂サービス体制)が
簡単となる。
又、1本のボス部(156)で411&lの表示セル(
71)が同時に固定されるため、固定個所が少なくて済
みボス部(156)の本数が減らせると同時に、補修取
り替え時に表示セル(71)従ってブロック(134)
の交換が容易となる。
さらに、ユニットパネル(151)においては、表面の
横方向に延びるひさし部(153)によって横方向が補
強され、また裏面の縦方向に延びるガイド部(157)
によって縦方向が補強される゛ため、全体としてユニッ
トパネル(151)自体の機械的強度が大きくなる。
第54図及び第56図に示すように、表示セル(71)
を縦8×横4=32個組込んで成るlユニッ1−(16
6)においては、この1ユニツト(166)に対して1
台の高圧電源(171)が装備され、高圧電源(171
)より高圧リード(172)が32(lidの各表示セ
ル(71)に接続される。この場合、高圧電源(171
)と各表示セル(71)間には夫々1 (1!itの保
護抵抗器(173)が直列に挿入される。保護抵抗器(
173)は例えば100にΩのものを使用する。保護抵
抗器(173)としては、例えば第57図Aに示すよう
な所謂ヒユーズ抵抗が用いられる。このヒユーズ抵抗(
173)は絶縁筒体(177)内に100KΩの抵抗器
本体(174)とスプリング(176)が配され、スプ
リング(176)の一端が抵抗器本体(174)の一端
に低融点金属(即ちヒユーズ)(175)で接続されて
成り、過大電流が流れると第57図Bにボずように発熱
によって低融点金属(175)が溶けてスプリング(1
76)がその弾性偏倚力で抵抗器本体(174)より離
れ断線されるように構成される。断線された状態では抵
抗器本体(174)とスプリング(176)間の離間距
離lは充分耐電圧が保てる距%11(例えば8鶴以上)
となっている。32個の保護抵抗器(173)は第56
図及び第58図に示すように2個のケース(178)内
にまた16個分づつまとめられて収納される。そして各
抵抗器(173)の一端はリード(106)を介して接
続手段(107)に接続され、各抵抗器(173)の他
端は共通接続されリード(172)を通じて高圧電源(
171)に接続される。
そして前述したように接続手段(107)が表示セル(
71)のアノードリード(46)の絶縁筒体(101)
に嵌着することによって高圧電源(171)からの高圧
が表示セル(71)に供給される。
かかる構成では、表示セル(71)内の大きな内部放電
、スローリークによる真空度不良で起きるグロー放電等
によって表示セル(71)に過大電流が流れた場合、例
えば100にΩの保護抵抗器(173)であればアノー
ド電圧HVが8KVのとき、放電電流IはI = 8 
X 103/ 100X 10’ = 0.08Aとな
り、高圧電源(171)の電流容量を13m八とすると
電力は0.0132X  100に=17Wにもなり、
その過大電流が流れた表示セル(71)のみの抵抗器(
173)が断線する。従って1ユニッ1−(166)内
において故障した表示セルのみが発光しないだけで、他
の表示セルは何ら影響を受けない。
また1つの表示セルが内部放電を起こし、この状態が緩
んだ場合には高圧電源(171)の故障又は高圧が低く
なり(電源容量が小さい場合)、■ユニットの表示セル
全部が発光しなくなるが、1個の表示セルに1個の保護
抵抗器が介挿されるので、このような事態は回避される
尚、上例では表示セル(71)  (71’)の表面に
反射防止用のマット処理(即ち第38図〜第41図の樹
脂フィルム(115)の貼着、ガラス表面のエツチング
、ガラス表面へのクリアーの吹付け、 5j02−の被
着等によるマット処理)を施したが、このマット処理は
その化第65図及び第66図に示す様な1組の螢光体ト
リオからなる表示セルにも通用できるものである。
また、上例の第56図では表示セル(71)を用いた表
示装置において、高圧電源と各表示セル間に1個の保護
抵抗器を挿入したが、これは表示セル(71’)或いは
第67図及び第68図の表示セルを用いた表示装置にも
通用できる。
第67図及び第68図に示す発光表示セル(10)は、
ガラス国体(11)の前面パネル(IIA )の内面に
カーボン層(15)にて囲まれる如く1組の螢光体トリ
オ即ち赤、緑及び青の3色の螢光体1e(14)((1
4R)  (14G )(14B ) )を被着形成し
、これら各色蛍光体1留(14R) 、  (14G 
) 、  (14B )に対向して3つのワイヤカソー
ド(K)((KR)。
(Ke)、(KB))及び第1グリツド(制御電極) 
 <01)  C(GIR) 、  (GzG) 、 
 (Gts) )と、共通の第2グリツド(加速電極)
(G2)を配して構成される。
各色螢光体層(14R) 、  (14G)及び(14
B)は夫々セパレータ(40)にて囲まれ、各ワイヤカ
ソード(K)からの電子ビームが夫々対応する螢光体層
(14)に照射するようになされる。こ′の場合螢光体
層(14)にアノード電圧を供給するアノード端子(5
)はセパレータ(40)を介してガラス国体(11)の
前面パネル(11八)と側板(IIC>間より導出され
、他のカソード(K)、第1グリツド(G1)、第2グ
リツド(G2)の各端子(6)は背面パネル(IIB 
)と側板(IIC)間より導出される。この発光表示セ
ルでは、アノード端子(5)を通じて螢光体層(14)
にアノード電圧が供給され、アノード側と第2グリツド
(G2)の電圧が固定されて第1グリツド(G1)に与
える電圧によって選択的にオン、オフ表示される。
次に、前述したユニット(16G)を多数個マトリック
ス状に配列して成る大型表示装置の組立てについて説明
する。
第59図、第60図及び第61図は大型表示装置(18
1)の全体の正面図、拡大断面図及び背面の一部を示す
各ユニッ1−(166)は、夫々1 (lidの高圧電
源(171)を備え、駆動回路としては例えば特願昭6
0−17129号に記載されたような駆動回路構成がと
られて、全体として金属カバーで覆われる。この場合、
ユニッ1−(166)の全体は第60図で示すように表
示面(166A)側の前部(166a)が幅広で後部(
166b)が幅狭となる形状に構成される。
このユニット(166)が、後述の構造物(1B2)の
柱(183)に取付部を介して例えばN10×横13=
130個マトリックス状に取付けられて表示装置(18
1)が構成される。即ち、構造物(182)は、例えば
鉄材よりなる堅牢な枠組体(184)に所定間隔を置い
て上下方向に延びる平板状又は断面T字状、本例では平
板状の複数の柱(鉄材)(183)が固定され、ユニッ
ト(166)の配される周囲にステンレスによる装飾(
185)が取付けられて成る。枠組体(184)は、所
定間隔を置いて配した1対の支柱(194A)及び(1
!34F+)間に夫々3字状の下側横フレーム(195
)及び下側横フレーム(196)を差し渡し固定して構
成される。装飾板(185)は2枚の縦板(185八)
、  (185B)と2枚の横板(185C) 、  
(1850)で形成され、横板(185c)(1850
)が縦板(185A)  (185B)に取付けられ、
縦板(185A)  (185B)が上側及び下側横フ
レーム(195)及び(196)に取付けられる。隣り
合う柱(183)の中心量比%1tD1はユニット(1
66)の前部(166a)の@D 2と略等しくなされ
る。ユニソ1−(166)は取付けられた状態では隣り
との間で1〜2fiの間隔があく程度でほとんど隙間な
く配列される。一方、ユニッ1−(166)の後部にお
いて、その上面及び下面に夫々断面り字状の取付金具(
186)  (187)がスボッ)?8接で固定される
。この取付金具(186)  (187)が隣り合う2
本の柱(183)間に差し渡され、取付金具(186)
(187)の両端が夫々柱(183)の裏面よりボルト
(18B)で固定されることにより、ユニット(166
)が構造物(182)に取付けられる(第62図参照)
。なお構造物(1B2)の裏側には第60図で示す如く
作業者(189)用の足場(190)が設けられる。こ
の例では表示装置の有効画面が縮約3.5mX横約4.
6mであるため足場(190)が上下2段設けられる。
この様に構造物(187)に多数のユニッI−(166
)を固定して成る表示装置(181)は、例えば第60
図に示すように両支柱(194A)及び(194B)を
床(197)に固定し、さらに転倒防止用部材(19B
)を支柱(194Δ)及び(194B)と壁(19B)
間に固定して設置される。なお、この様な表示装置(1
81)は室外又は室内に設置することができる。
第65図及び第66図は本表示装置(181)を前面(
202)がガラス張りのジョールーム(201)内に設
置した例である。この例ではジョールーム(201)内
に仕切用の補助壁(203)を設け、この補助壁(20
3)の開口部に装置(181)の表示面即ちステンレス
の装飾1(185)のみが臨むようにして表示装置(1
81)が設置される。
ユニット(166)は構造物(182)の裏側より取付
け、取外しが行われる。ユニッ)(166)を取り外す
場合は第63図に示すようにポル)(188)を外した
のち、ユニット(166)を後方に移動し且つ鎖線(1
)で承ずように片側に寄せながらさらに後方に移し、次
いで鎖線(II)に示すようにユニット(166)を回
転させながら柱(183)間よりユニット(166)を
取り出すようになす。取付ける場合も、これと逆順で行
えばよい。
第64図はユニット(166)を構造物(1B2)の表
側より取付け、取り外す場合の例である。即ちユニッ1
−(166)の両側において夫々上下の断面り字状の取
付金具(186) 、  (187”)の両端部間に差
し渡って図の様な略コ字状の補助金具(191)がポル
I−(192)によって取付けられる。この補助金具(
191)を柱(183)にその表面からボルト(193
)で固定することによりユニット(166)が構造物(
182)に取付けられる。
このように、ユニット(166)が前部(166a)を
幅広に且つ後部(166b)を幅狭にした形状に構成さ
れ、一対の取付金具(186)  (187)を介して
構造物(182)の柱(183)に取付けられるので、
ユニットの構造物(182)への組立て、或はユニット
の修理、交換の際の取り外し及び取付けが容易に行える
。しかも、隣り合う柱(183)間の距!1lll D
 tが各ユニッ1−(166)の幅広の前部(166a
)の幅D2と略等しくなされているので、組立てに際し
て隙間なく多数のユニットが配列される。
状に配列して成る螢光表示装置において、複数の表示セ
ルを一体化した螢光表示管ブロックをマトリックス状の
窓を有したパネルに配し、背面より複数のブロック毎に
、之を共通の抑え具で保持するようにしたので、固定個
所が少なくて済み、空間的余裕が少ない状態で配列され
た表示セルを容易且つ確実に保持することができる。ま
た、表示セルの補修、取り替えの際の表示セル従ってブ
ロック交換作業を背後から容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明に係る螢光表示管の実施例を
示す1部破断とした正面図及び側面図、第3図はその1
部破断とした斜視図、第4図は電極ユニットの分解斜視
図、第5図は電極ユニットの平面図、第6図は第5図の
A−A線上の断面図、第7図は第5図のB−B線上の断
面図、第8図は第2図の要部の拡大断面図、第9図はア
ノードリードの導出部分の斜視図、第1O図及び第11
図はアノードリードと外部リードの接続部の他の例を夫
々示す要部の断面図、第12図はアノード側のセパレー
タ構体の斜視図、第13図は螢光体トリオの配列状態を
示す平面図、第14図は螢光体トリオの他の配列状態を
示す平面図、第15図は複数連結された電極ユニット部
分の他の実施例を示す斜視図、第16図はゲッタ容器の
配置部分を示す断面図、第17図は螢光表示管の他の実
施例を示す断面図、第18図はカソードの接続方法の他
の例を示す線図、第19図及び第20図は電極ユニット
のワイヤカソードの支持構造の他の例を示す分解図及び
断面図、第21図及び第22図は電極ユニットのワイヤ
カソードの支持構造の他の例を示す分解図及び断面図、
第23図及び第24図は電極ユニットのワイヤカソード
の支持構造の他の例を示す分解図及び断面図、第25図
及び第26図は第2グリツドG2の平面図及びそのC−
C線上の断面図、第27図及び第28図は第2グリツド
G2の他の例を示す要部の平面図及びそのD−D線上の
断面図、第29図及び第30図は夫々カソードの接続方
法の他の例を示す線図、第31図、第32図及び第33
図は電極ユニットの連結構造の他の例を示す平面図、そ
のE−E線上の断面図及びF−F線上の断面図、第34
図及び第35図は螢光表示管の他の実施例を示す1部破
断とした正面図及び側面図、第36図はカーボン1−の
パターンを示す平面図、第37図はワイヤカソードの支
持片の例を示す斜視図、第38図及び第39図は螢光表
示管の他の実施例を示す正面図及びその1部所面とした
側面図、第40図は螢光表示管の更に他の実施例を示す
要部の断面図、第41図は外光反射防止の説明に供する
表示装置の側面図、第42図及び第43図は表示管を2
個1組とした螢光表示管ブロックの組立状態の例を示す
分解図及び斜視図、第44図及び第45図は螢光表示管
ブロックの斜視図及びG−G線上の断面図、第46図及
び第47図はユニットパネルの正面図及びその断面図、
第48図及び第49図はユニットパネルの裏面の要部の
斜視図及び分解図、第50図、第51図及び第52図は
ユニットの要部の背面図、その平面図及び側面図、第5
3図は押え具の斜視図、第54図は1ユニツトの一例を
示すl上面図、第55図A及びBは夫々1ブロツクの螢
光表示管の例を示す平面図、第56図は各表示管に保護
抵抗器を接続した表示装置の構成図、第57図A及びB
は保護抵抗器の一例を示す断面図、第58図は保護抵抗
器をケースに収納した斜視図、第59図は本発明に係る
表示装置の例を示す正面図、第60図及び第61図はそ
の拡大断面図及びその背面図、第62図は構造物にユニ
ットを取付けた状態の斜視図、第63図はユニットを構
造物から取り出す状態の説明図、第64図はユニットを
構造物に取付ける他の例を示す側面図、第65図及び第
66図は表示装置をジョールームに設置した状態の正面
図及び上面図、第67図及び第68図は螢光表示管の他
の実施例を示す正面図及びその断面図である。 (11)はガラス国体、(12)  ((12a ) 
〜(12h))は螢光体トリオ、(13)  ((13
a ) 〜(13h))は電極ユニット、(KG)(K
R)(KB)はワイヤカソード、(Gte)  (Gt
R)(01B)は第1グリツド、(G2)は第2グリツ
ド、 (46)はアノードリード、 (10)  、 
 (71)  。 (71’)は表示セル、(131)は表示管ブロック、
(151)はユニットパネル、(156)はボス部、(
164)は抑え具である。 第8図 第1図 アノー白)−1′の撞^亮盲p。断面図第10図 7ノー向−ドの眸綾部nv11Trfn図第11図 1に光本トトリオのD2!ダリ本(菖飯駈]第13図 第14図 第17図 電オケユニット gJa    136       生     当第
18図 力・ノードの4I続図 第29図 第30図 第21図 第23図 第24図 ′f2グリヴドの羊面図 第25図 c−e縁上の酊面図 第2Bは 12グリ、)′の竿部の町面回 第27図 第28図 電極ユニットの46桶流の早面凹 第31図 e−ijLl−ノ1M面図 第32図。 F−F縁上の6!(1面図 第33図 第38図 第38図 表示装置のタト光仄射の観明図 ゛第41図 ユニ、トのts八へ 第56図 第57図 −L 二q ) r+R4t 4犬a ノt’+ tt
 m第62図 取付金具 ユニ、、、)−の°取イ寸4℃患、め/14jす面図第
64図 5/ヨーIレーμの二面図 第65図 均−ル−7Aの上面起 第66図 第6711 第68図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)マトリックス状に窓を有するパネルに、複数の表
    示セルを一体化した螢光表示管ブロックを配し、 (b)背後より複数の上記ブロックを共通の抑え具によ
    り上記パネルに対して押圧保持して成る螢光表示装置。
JP19170685A 1985-08-30 1985-08-30 螢光表示装置 Pending JPS6250885A (ja)

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