JPS6250479A - 耐食性、塗装性および耐指紋性に優れたZnまたはZn系合金めつき鋼板の製造方法 - Google Patents
耐食性、塗装性および耐指紋性に優れたZnまたはZn系合金めつき鋼板の製造方法Info
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- JPS6250479A JPS6250479A JP19008985A JP19008985A JPS6250479A JP S6250479 A JPS6250479 A JP S6250479A JP 19008985 A JP19008985 A JP 19008985A JP 19008985 A JP19008985 A JP 19008985A JP S6250479 A JPS6250479 A JP S6250479A
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- steel sheet
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- resistance
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は耐食性、塗装性および耐指紋性に優れ、家電、
建材製品に使用されるZnまたはZn系合金めっき鋼板
に関するものである。
建材製品に使用されるZnまたはZn系合金めっき鋼板
に関するものである。
〈従来技術とその問題点〉
家電や建材製品に使用されるZnまたはZn系合金めっ
き鋼板は、無塗装または塗装されて使用されるが3 そ
れまでに種々の工程を通り、しかもその間にはかなりの
長期間にわたって無塗装の状態でおかれる。そのため、
その間に錆が発生したり、めっき鋼板表面に種々の物質
が吸着、付着したりして塗料の密着性が悪くなるなどの
問題がある。
き鋼板は、無塗装または塗装されて使用されるが3 そ
れまでに種々の工程を通り、しかもその間にはかなりの
長期間にわたって無塗装の状態でおかれる。そのため、
その間に錆が発生したり、めっき鋼板表面に種々の物質
が吸着、付着したりして塗料の密着性が悪くなるなどの
問題がある。
従って一般に、ZnまたはZn系合金めっき鋼板が需要
家で使用されるまでの一次防錆としてクロメート処理が
施されている。しかし、このりaメート処理の耐食性は
一般的に塩水噴霧試験で24〜48時間程度で白錆が発
生するものであり、また、特殊クロメートとして、シリ
カゾルを添加した塗布型クロメートでも塩水噴霧試験で
100〜200時間の耐食性しか得られないものであり
、長期にわたってらY酷な腐食環境下で使用される製品
では不十分な耐食性である。
家で使用されるまでの一次防錆としてクロメート処理が
施されている。しかし、このりaメート処理の耐食性は
一般的に塩水噴霧試験で24〜48時間程度で白錆が発
生するものであり、また、特殊クロメートとして、シリ
カゾルを添加した塗布型クロメートでも塩水噴霧試験で
100〜200時間の耐食性しか得られないものであり
、長期にわたってらY酷な腐食環境下で使用される製品
では不十分な耐食性である。
このような苛酷な腐食環境下で使用される場合には、ク
ロメート処理の代りにリン酸塩処理を施したのち、20
μs程度の塗装を施し、腐食を防止する方法があるが、
このような厚塗り塗装を施した場合には、プレスなどの
加工で@膜の剥離や亀裂を生じ、その部分で局部的な耐
食性の低下を生じる。
ロメート処理の代りにリン酸塩処理を施したのち、20
μs程度の塗装を施し、腐食を防止する方法があるが、
このような厚塗り塗装を施した場合には、プレスなどの
加工で@膜の剥離や亀裂を生じ、その部分で局部的な耐
食性の低下を生じる。
また、塗装板では、スポット溶接などの溶接が不可能に
なり、溶接部はあらかじめ塗膜の除去が必要になる。さ
らに、塗膜を厚くするほど塗料のコストアップになるな
どの問題もあり、塗料を用いることなく優れた耐食性を
有する亜鉛系めっき鋼板の開発が望まれている。
なり、溶接部はあらかじめ塗膜の除去が必要になる。さ
らに、塗膜を厚くするほど塗料のコストアップになるな
どの問題もあり、塗料を用いることなく優れた耐食性を
有する亜鉛系めっき鋼板の開発が望まれている。
また、従来の亜鉛系めっき鋼板を用いて需要家で種々の
工程を経て製品を製造する場合、作業者のハンドリング
などによってめっき鋼板表面に指紋等の汚れが付riシ
、商品価値を著しく低下させるおそれがあり、ハンドリ
ング時に指紋等の汚れのつきにくいZn系めっき鋼板の
開発が望まれている。
工程を経て製品を製造する場合、作業者のハンドリング
などによってめっき鋼板表面に指紋等の汚れが付riシ
、商品価値を著しく低下させるおそれがあり、ハンドリ
ング時に指紋等の汚れのつきにくいZn系めっき鋼板の
開発が望まれている。
さらに、最終製品とする工程で必ず脱脂処理が行なわれ
る。脱脂処理は、有機溶剤脱脂、アルカリ脱脂が一般に
行なわれる。従って、耐溶剤性、耐アルカリ性の優れた
ZnまたはZn系合金めっき鋼板の要求が高い。
る。脱脂処理は、有機溶剤脱脂、アルカリ脱脂が一般に
行なわれる。従って、耐溶剤性、耐アルカリ性の優れた
ZnまたはZn系合金めっき鋼板の要求が高い。
このような目的に対し、従来技術として、イ)特開昭5
7−185987、 口)特開昭58−10.0685、 ハ)4−シ開昭58−153785、 二)特開昭58−177476、 ホ)特開昭59−189975、 へ)特開昭59−140050、 ト)特開昭60−50179等がある。
7−185987、 口)特開昭58−10.0685、 ハ)4−シ開昭58−153785、 二)特開昭58−177476、 ホ)特開昭59−189975、 へ)特開昭59−140050、 ト)特開昭60−50179等がある。
イ)は、クロメート皮膜−ヒにポリアクリル酸とCrO
3の混合物を塗布するだけで、耐食性が塩水噴霧試験で
150時間程度で耐食性が不十分である。
3の混合物を塗布するだけで、耐食性が塩水噴霧試験で
150時間程度で耐食性が不十分である。
口)、ハ)、二)、ホ)はカルボ午シル化ポリエチレン
樹脂を使用する点で本発明に近いものであるか、これら
の処理は最終工程での乾燥が130°Cuヒの板温到達
までの加熱処理が必要であり、めっきラインでのオンラ
イン処理が不可能である。処理する場合には、塗装ライ
ンで行なう必要があり処理コストが高くなる欠点がある
。
樹脂を使用する点で本発明に近いものであるか、これら
の処理は最終工程での乾燥が130°Cuヒの板温到達
までの加熱処理が必要であり、めっきラインでのオンラ
イン処理が不可能である。処理する場合には、塗装ライ
ンで行なう必要があり処理コストが高くなる欠点がある
。
へ)、ト)は最終乾燥温度が100”C!以下で可能な
点、耐食性も良好な点では、優れた方法であるが、両者
共に耐食性が悪く、有機溶剤脱脂工程で皮膜が溶解また
は膨潤して耐食性の低下または板どうしの接着を生じる
ために、需要家で製品製造工程の制約がある欠点を有し
ている。
点、耐食性も良好な点では、優れた方法であるが、両者
共に耐食性が悪く、有機溶剤脱脂工程で皮膜が溶解また
は膨潤して耐食性の低下または板どうしの接着を生じる
ために、需要家で製品製造工程の制約がある欠点を有し
ている。
〈発明の目的〉
本発明の目的は、このような従来のZnめっき鋼板の欠
点を改良し、耐食性、塗装性、耐溶剤性、耐指紋性に優
れ、溶接性をも兼備する改良されたZnまたはZn系合
金めっき鋼板を提供することにある。
点を改良し、耐食性、塗装性、耐溶剤性、耐指紋性に優
れ、溶接性をも兼備する改良されたZnまたはZn系合
金めっき鋼板を提供することにある。
〈発明の構成〉
従来技術は前記の通り、耐食性の優れているもの、乾燥
温度の低いもの等の性能を有するものがあるが、低温乾
燥を行なうものは耐食性、耐溶剤性、耐指紋性、溶接性
等の性能を有する技術の確立がない。
温度の低いもの等の性能を有するものがあるが、低温乾
燥を行なうものは耐食性、耐溶剤性、耐指紋性、溶接性
等の性能を有する技術の確立がない。
本発明者等は上記の性能を総合的に有するよう鋭意検討
し、特に100℃以下の乾燥温度で性能が得られる処理
剤の研究を進めた。
し、特に100℃以下の乾燥温度で性能が得られる処理
剤の研究を進めた。
従来技術に見られるように、ZnまたはZn系合金めっ
き鋼板にクロメート処理後、水性有機樹脂系皮膜を形成
させることで耐食性を向上させることができる0本発明
者らは、これら従来技術を参考に、低温乾燥化、および
耐溶剤性に優れた樹脂系を鋭意研究した結果、カルボキ
シル化ポリオレフィン系樹脂にSBRを混合することで
低温乾燥が可能となり、かつ、耐溶剤性が優れた皮膜を
形成することを見い出した。さらに、カルボキシル化ポ
リオレフィン系樹脂−5BRu合系にコロイダルシリカ
を添加することにより耐食性、耐指紋性、皮膜強度の向
上を図ることができることを見い出し本発明に至った。
き鋼板にクロメート処理後、水性有機樹脂系皮膜を形成
させることで耐食性を向上させることができる0本発明
者らは、これら従来技術を参考に、低温乾燥化、および
耐溶剤性に優れた樹脂系を鋭意研究した結果、カルボキ
シル化ポリオレフィン系樹脂にSBRを混合することで
低温乾燥が可能となり、かつ、耐溶剤性が優れた皮膜を
形成することを見い出した。さらに、カルボキシル化ポ
リオレフィン系樹脂−5BRu合系にコロイダルシリカ
を添加することにより耐食性、耐指紋性、皮膜強度の向
上を図ることができることを見い出し本発明に至った。
すなわち、本発明は、ZnまたはZn系合金めっき鋼板
の表面に、クロム付着量が5〜200mg/rreであ
るクロメート皮膜を形成し、その上にカルボキシル基を
3〜20モル%含有するカルボキシル化ポリオレフィン
系水溶性または水分散性樹脂の固形分100重量部に対
し、スチレンブタジェンラバー(SBR)5〜30重量
部およびコロイダルシリカ固形分で2〜60fi量部の
範囲に含む組成の水性液を塗布し、板温60℃以上にな
るように乾燥して皮膜を形成し、その付着量が0.3〜
3g/m’となるよう処理することを特徴とする耐食性
、塗装性および耐指紋性に優れたZnまたはZn系合金
めっき鋼板の製造方法を提供するものである。
の表面に、クロム付着量が5〜200mg/rreであ
るクロメート皮膜を形成し、その上にカルボキシル基を
3〜20モル%含有するカルボキシル化ポリオレフィン
系水溶性または水分散性樹脂の固形分100重量部に対
し、スチレンブタジェンラバー(SBR)5〜30重量
部およびコロイダルシリカ固形分で2〜60fi量部の
範囲に含む組成の水性液を塗布し、板温60℃以上にな
るように乾燥して皮膜を形成し、その付着量が0.3〜
3g/m’となるよう処理することを特徴とする耐食性
、塗装性および耐指紋性に優れたZnまたはZn系合金
めっき鋼板の製造方法を提供するものである。
以下に本発明を更に詳細に説明する。
本発明は、ZnまたはZn系合金めっき鋼板の耐食性、
塗装性、耐溶剤性、耐指紋性および溶接性を飛躍的に向
とさせる表面処理法に関するものである。
塗装性、耐溶剤性、耐指紋性および溶接性を飛躍的に向
とさせる表面処理法に関するものである。
本発明で対象とする、ZnまたはZn系合金めっき鋼板
とは、電気Znめっき鋼板、電気Zn−Ni合金めっき
鋼板、電気Zn−Fe合金めっき鋼板、電気Z n −
Co −M o合金めっき鋼板、溶融Znめっき鋼板、
溶融5%A文−Znめっき鋼板等が挙げられるが、これ
らに限定されることはない。
とは、電気Znめっき鋼板、電気Zn−Ni合金めっき
鋼板、電気Zn−Fe合金めっき鋼板、電気Z n −
Co −M o合金めっき鋼板、溶融Znめっき鋼板、
溶融5%A文−Znめっき鋼板等が挙げられるが、これ
らに限定されることはない。
また、クロメ−斗処理も通常の処理方法でよく、無水ク
ロム酸、クロム酸塩1重クロム酸等を主剤とした水溶液
中での浸漬またはスプレーによる反応型クロメート処理
、上記溶液中での電解クロメート処理および、上記溶液
にコロイダルシリカ、またはリン酸等を混合した液を塗
布する塗布型クロメート処理等で、めっき層上にクロム
水和酸化物を主体とする皮膜を形成するものである。
ロム酸、クロム酸塩1重クロム酸等を主剤とした水溶液
中での浸漬またはスプレーによる反応型クロメート処理
、上記溶液中での電解クロメート処理および、上記溶液
にコロイダルシリカ、またはリン酸等を混合した液を塗
布する塗布型クロメート処理等で、めっき層上にクロム
水和酸化物を主体とする皮膜を形成するものである。
そのクロム付着量は5〜200mg/m2程度が適当で
あり、5mg/m″未満では十分な耐食性が得られない
、また2005g/ltfをこえるとクロム付着分の割
りに耐食性の向上効果が少なく処理液の老化が激しくな
り、表面外観も悪くなる。
あり、5mg/m″未満では十分な耐食性が得られない
、また2005g/ltfをこえるとクロム付着分の割
りに耐食性の向上効果が少なく処理液の老化が激しくな
り、表面外観も悪くなる。
クロメート処理面に塗布する上塗り皮膜はカルボキシル
基を3〜20モル%含有するカルボキシル化ポリオレフ
ィン樹脂の固形分100重量部に対し、SBRを5〜3
0重量部およびコロイダルシリカを固形分で2〜60重
量部の範囲に含む組成の水性液を塗布し、板温6o℃以
上になるように乾燥して皮膜を形成させる。その付着量
は0.3〜3g/m″となるように処理する。
基を3〜20モル%含有するカルボキシル化ポリオレフ
ィン樹脂の固形分100重量部に対し、SBRを5〜3
0重量部およびコロイダルシリカを固形分で2〜60重
量部の範囲に含む組成の水性液を塗布し、板温6o℃以
上になるように乾燥して皮膜を形成させる。その付着量
は0.3〜3g/m″となるように処理する。
カルボキシル化ポリオレフィン樹脂のカルボキシル化率
を3モル%〜20モル%と規定した理由はカルボキシル
化率が3モル%未満であると、ポリオレフィン樹脂の乳
化重合ができない上に、SBHの乳化が不可能となり、
かつ皮膜密着性が悪くなる。20モル%をこえるカルボ
キシル基の導入は、水溶性が高くなり、乾燥後の皮膜の
水透過性が高くなり耐食性が低下する。
を3モル%〜20モル%と規定した理由はカルボキシル
化率が3モル%未満であると、ポリオレフィン樹脂の乳
化重合ができない上に、SBHの乳化が不可能となり、
かつ皮膜密着性が悪くなる。20モル%をこえるカルボ
キシル基の導入は、水溶性が高くなり、乾燥後の皮膜の
水透過性が高くなり耐食性が低下する。
次にSBRを5〜30重量部添加混合する理由を記す。
5重量部未満では、板温100”0以下の乾燥温度では
皮膜が乾燥せず表面にベトッキが残り、かつ皮膜の架橋
が不十分なために耐食性、耐溶剤性が悪くなる。30重
墨一部を超えるとやはり皮膜の乾燥性が悪く、低温乾燥
、耐食性、耐溶剤性が悪く、乾燥温度を高くし、架橋を
十分に行なうと、皮膜硬度が高くなり、加工時に皮膜に
亀裂が生じ耐食性が著しく低下する。
皮膜が乾燥せず表面にベトッキが残り、かつ皮膜の架橋
が不十分なために耐食性、耐溶剤性が悪くなる。30重
墨一部を超えるとやはり皮膜の乾燥性が悪く、低温乾燥
、耐食性、耐溶剤性が悪く、乾燥温度を高くし、架橋を
十分に行なうと、皮膜硬度が高くなり、加工時に皮膜に
亀裂が生じ耐食性が著しく低下する。
次に、コロイダルシリカを2〜60%量部の範囲に添加
混合する理由を記す、2重量部未満では、耐指紋性が不
十分であり、かつ耐食性も向上しない、60重量部を超
えると溶接性が著しく悪くなる。
混合する理由を記す、2重量部未満では、耐指紋性が不
十分であり、かつ耐食性も向上しない、60重量部を超
えると溶接性が著しく悪くなる。
カルボキシル化ポリオレフィン樹脂としては。
水分散性または、水溶性のカルボキシル化ポリエチレン
、カルボキシル化ポリプロピレン、カルボキシル化ポリ
ブチレン等が挙げられる。
、カルボキシル化ポリプロピレン、カルボキシル化ポリ
ブチレン等が挙げられる。
SBRとしては一般に市販されているものが使用できる
。
。
コロイダルシリカとしては、例えば日産化学■製スノー
テックス−0、スノーテックス−N、スノーテックス−
20、スノーテックス−3o、1が使用できる。
テックス−0、スノーテックス−N、スノーテックス−
20、スノーテックス−3o、1が使用できる。
皮膜付着量0.3〜3 g/m’と規定した理由は、0
.3 g/m″未満では、亜鉛結晶の凹凸を埋めきれず
、耐食性、耐指紋性の向上効果が小さい。3g/m’を
こえると耐食性の向上は大きいが、溶接性が悪くなり、
かつ経済的に不利である。
.3 g/m″未満では、亜鉛結晶の凹凸を埋めきれず
、耐食性、耐指紋性の向上効果が小さい。3g/m’を
こえると耐食性の向上は大きいが、溶接性が悪くなり、
かつ経済的に不利である。
〈実施例〉
次に本発明を実施例および比較例をあげて具体的に説明
する。
する。
(実施例1〜24)
下記の供試材を用い、クロメート処理および樹脂皮膜処
理を下記のようにして行った、(1)供試材 A:電気Znめっき鋼板 Zn付着量20g/m2板厚
0.8+*m B:電気Zn−Niめっき鋼板 めっき付着量20g/
m’ 板厚0.8ms N i含有量12%C:溶融
Znめっき鋼板 Zn付着量60g/ゴ板厚0.8霧層 (2)クロメート処理 前記供試材にCrO320g/l、N a 2 A I
F eからなるクロメート処理液をスプレー処理した
後フラットゴムロールで絞り、熱風乾燥した・ クロム付性eはスプレー処理時間で5〜200B/rt
fの範囲とし、表−1に示した。
理を下記のようにして行った、(1)供試材 A:電気Znめっき鋼板 Zn付着量20g/m2板厚
0.8+*m B:電気Zn−Niめっき鋼板 めっき付着量20g/
m’ 板厚0.8ms N i含有量12%C:溶融
Znめっき鋼板 Zn付着量60g/ゴ板厚0.8霧層 (2)クロメート処理 前記供試材にCrO320g/l、N a 2 A I
F eからなるクロメート処理液をスプレー処理した
後フラットゴムロールで絞り、熱風乾燥した・ クロム付性eはスプレー処理時間で5〜200B/rt
fの範囲とし、表−1に示した。
(3) 樹脂皮膜処理
表−1に示す処理液組成、塗布清(乾燥重量)、乾燥温
度で処理した。
度で処理した。
(比較例1)
供試材Aに塗布型クロメートをCr付着量で60mg/
m2塗布し、乾燥した。
m2塗布し、乾燥した。
クロメート液組成 Cr0320 ginSi02
40g/文 (比較例2,3.4) 供試材Aに実施例の(2)に記載したと同様のクロメー
ト処理を行ない、特開昭60−50179号等に使用さ
れているアクリル複合シリケートとエポキシ複合シリケ
ート(各々有機樹脂ニジリカゾル=60+40)とを7
0 : 30の割合で混合した有機複合シリケート処理
液を600.1000、 1500+wg/m2 (乾
燥重量)塗布し、120℃で乾燥した。
40g/文 (比較例2,3.4) 供試材Aに実施例の(2)に記載したと同様のクロメー
ト処理を行ない、特開昭60−50179号等に使用さ
れているアクリル複合シリケートとエポキシ複合シリケ
ート(各々有機樹脂ニジリカゾル=60+40)とを7
0 : 30の割合で混合した有機複合シリケート処理
液を600.1000、 1500+wg/m2 (乾
燥重量)塗布し、120℃で乾燥した。
(比較例5,6.7)
供試材Bに比較例2,3.4と同様に処理した。
(比較例8)
供試材Aに実施例の(2)に記載のクロメート処理でC
r付着量を40rxg/rrr′とし、その」二にカル
ボキシル基を12モル%含有するカルボキシル化ポリエ
チレン系樹脂ディスパージョンの固形分100fi量部
に対し、水溶性メラミン樹脂を固形分とし、15重量部
及びコロダイルシリ力を固形分として20重着部含む水
性液を塗布し、乾燥した。乾燥時の板温を90℃とし、
皮膜付着量は2g/ばであったの 性能試験方法および評価方法は次の通りである。
r付着量を40rxg/rrr′とし、その」二にカル
ボキシル基を12モル%含有するカルボキシル化ポリエ
チレン系樹脂ディスパージョンの固形分100fi量部
に対し、水溶性メラミン樹脂を固形分とし、15重量部
及びコロダイルシリ力を固形分として20重着部含む水
性液を塗布し、乾燥した。乾燥時の板温を90℃とし、
皮膜付着量は2g/ばであったの 性能試験方法および評価方法は次の通りである。
(1)#食性
塩水噴霧試験(JISZ−2371)による白鈷発生時
間で表わした。
間で表わした。
(2)塗装性
アクリル系塗料(日本ペイント株製ヌパーラックF47
)塗膜厚30JL、乾燥150℃X20分■ 塗膜密着
性 1mm角の升目を100個カッターナイフで素地に達す
る切り込みを入れた後、エリクセン試験機で7■押出し
、この凸部をテープ剥離し、塗膜の残り個数で評価した
。
)塗膜厚30JL、乾燥150℃X20分■ 塗膜密着
性 1mm角の升目を100個カッターナイフで素地に達す
る切り込みを入れた後、エリクセン試験機で7■押出し
、この凸部をテープ剥離し、塗膜の残り個数で評価した
。
@ 塗装後の耐食性
塗膜にカンタ−ナイフで鋼板素地に達するまでのクロス
カットを入れて、塩水噴霧試験を行ない、クロスカット
部の塗膜ふくれの程度で評価した。試験時間は500H
rであった。
カットを入れて、塩水噴霧試験を行ない、クロスカット
部の塗膜ふくれの程度で評価した。試験時間は500H
rであった。
■ 塗膜ふくれTtJl、5mm以内0 9膜ふくれ
ItJ L、S〜2.5m厘Δ 塗膜ふくれiJ
2.fi〜3.5■× 塗膜ふくれ巾 3.8m厘
以上 (3)酎溶剤性 アセトンをしみこませた脱脂綿でラビングテストを行っ
た。
ItJ L、S〜2.5m厘Δ 塗膜ふくれiJ
2.fi〜3.5■× 塗膜ふくれ巾 3.8m厘
以上 (3)酎溶剤性 アセトンをしみこませた脱脂綿でラビングテストを行っ
た。
O変化なし
× 溶解剥離
(4) IN1指紋性
ゴム栓に人工汁液(Na(dL、乳酸、尿素、ラノリン
含有液)を湿潤させ、めっき表面に強くスタンプし、人
工汁液のスタンプ跡の付着残存程度を下記のランクに分
けて評価した。
含有液)を湿潤させ、めっき表面に強くスタンプし、人
工汁液のスタンプ跡の付着残存程度を下記のランクに分
けて評価した。
■ スタンプの跡が全く残らない
0 スタンプの跡がごく軽度に残る
Δ スタンプの跡が軽度に残る
× スタンプの跡がはっきり残る
(5)溶接性
連続スポット溶接試験条件
溶接電流 9500A
加圧力 250Kg
電極 Cr−CuCF型 6mmφmm時間
8Hz 上記条件で連続打点数を測定した。
8Hz 上記条件で連続打点数を測定した。
連続打点数:1対の電極で正常なナゲツト形成ができな
くなり、鋼板と電極 が溶着するまでの溶接回数 表−4比較例の性能試験結果 〈発明の効果〉 本発明によるZnまたはZn系合金めっき鋼板は、従来
のZnまたはZn系合金めっき鋼板に比べて、低温乾燥
で耐食性、耐溶剤性に優れた処理皮膜が得られ、メツキ
ラインの大巾な設備改造をしなくても容易に製造できる
。
くなり、鋼板と電極 が溶着するまでの溶接回数 表−4比較例の性能試験結果 〈発明の効果〉 本発明によるZnまたはZn系合金めっき鋼板は、従来
のZnまたはZn系合金めっき鋼板に比べて、低温乾燥
で耐食性、耐溶剤性に優れた処理皮膜が得られ、メツキ
ラインの大巾な設備改造をしなくても容易に製造できる
。
従来の有機皮膜では耐溶剤性、四アルカリ性能を得るに
は最低100℃以北の乾燥温度(板温到達)が必要であ
ったが、本発明では、60℃以上の乾燥温度でよい、ラ
イン製造玉100℃から60℃への低温乾燥化は乾燥設
備、エネルギーコスト面で非常に大きな、メリットとな
る。
は最低100℃以北の乾燥温度(板温到達)が必要であ
ったが、本発明では、60℃以上の乾燥温度でよい、ラ
イン製造玉100℃から60℃への低温乾燥化は乾燥設
備、エネルギーコスト面で非常に大きな、メリットとな
る。
同様の有機処理でも従来の処理に比べ耐食性、耐溶剤性
が著しく向上し、ユーザーでの使用分野が広くなった。
が著しく向上し、ユーザーでの使用分野が広くなった。
従来製品は脱脂が出きないめに使用分野の限定および取
扱いに注意を要した。
扱いに注意を要した。
本発明は、取扱い時の指紋等による汚れは付きにくく、
かつプレス等で油を付着させても最絆的には有機溶剤脱
脂を行なうことができる。
かつプレス等で油を付着させても最絆的には有機溶剤脱
脂を行なうことができる。
しかも、スポット溶接の連続打点数も従来のZnめっき
鋼板と同等以上の性能が得られる。
鋼板と同等以上の性能が得られる。
以1−記述した通り1本発明によれば従来品よりも製造
が容易で、かつ格段に優れた耐食性、塗装性、耐溶剤性
、耐指紋性を具備するZnまたはZn系合金めっき鋼板
を提供することができる。
が容易で、かつ格段に優れた耐食性、塗装性、耐溶剤性
、耐指紋性を具備するZnまたはZn系合金めっき鋼板
を提供することができる。
Claims (1)
- ZnまたはZn系合金めっき鋼板の表面に、クロム付着
量が5〜200mg/m^2であるクロメート皮膜を形
成し、その上にカルボキシル基を3〜20モル%含有す
るカルボキシル化ポリオレフィン系水溶性または水分散
性樹脂の固形分100重量部に対し、スチレンブタジエ
ンラバー(以下SBRと称す)5〜30重量部およびコ
ロイダルシリカ固形分で2〜60重量部の範囲に含む組
成の水性液を塗布し、板温60℃以上になるように乾燥
して皮膜を形成し、その付着量が0.3〜3g/m^2
となるよう処理することを特徴とする耐食性、塗装性お
よび耐指紋性に優れたZnまたはZn系合金めっき鋼板
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19008985A JPS6250479A (ja) | 1985-08-29 | 1985-08-29 | 耐食性、塗装性および耐指紋性に優れたZnまたはZn系合金めつき鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19008985A JPS6250479A (ja) | 1985-08-29 | 1985-08-29 | 耐食性、塗装性および耐指紋性に優れたZnまたはZn系合金めつき鋼板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6250479A true JPS6250479A (ja) | 1987-03-05 |
Family
ID=16252179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19008985A Pending JPS6250479A (ja) | 1985-08-29 | 1985-08-29 | 耐食性、塗装性および耐指紋性に優れたZnまたはZn系合金めつき鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6250479A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01219193A (ja) * | 1988-02-25 | 1989-09-01 | Nippon Steel Corp | 白色化成処理亜鉛メッキ鋼板の製造方法 |
KR100467716B1 (ko) * | 2000-12-01 | 2005-01-24 | 주식회사 포스코 | 내식성이 우수한 수지피복 용융아연 도금강판의 제조방법 |
JP2010132854A (ja) * | 2008-11-04 | 2010-06-17 | Aisin Chem Co Ltd | 水性コーティング剤及びコーティング膜 |
JP2011057853A (ja) * | 2009-09-10 | 2011-03-24 | Aisin Chemical Co Ltd | 水性コーティング剤及びコーティング膜 |
JP2013508470A (ja) * | 2009-10-16 | 2013-03-07 | ポスコ | 放射線硬化性樹脂組成物、及びこれを含む耐指紋性樹脂組成物 |
-
1985
- 1985-08-29 JP JP19008985A patent/JPS6250479A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01219193A (ja) * | 1988-02-25 | 1989-09-01 | Nippon Steel Corp | 白色化成処理亜鉛メッキ鋼板の製造方法 |
KR100467716B1 (ko) * | 2000-12-01 | 2005-01-24 | 주식회사 포스코 | 내식성이 우수한 수지피복 용융아연 도금강판의 제조방법 |
JP2010132854A (ja) * | 2008-11-04 | 2010-06-17 | Aisin Chem Co Ltd | 水性コーティング剤及びコーティング膜 |
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JP2013508470A (ja) * | 2009-10-16 | 2013-03-07 | ポスコ | 放射線硬化性樹脂組成物、及びこれを含む耐指紋性樹脂組成物 |
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