JPS62502708A - 免疫検定試験の実施方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 免疫検定試験の実施方法及びその装置 この発明は、小さなポリマー粒子が固体孔として用いられる螢光又は燐光免疫検 定方法に関する。この発明による方法は、一般に免疫検定方法の外に１血液型の 決定にも用いることができる。

従来においては、トレーサでラベル付けされた抗体又は抗原を用いるのと同様に 、固体面上に前もって置かれた抗原又は抗体上に抗体又は抗原を固定化すること に基づく方法が知られている。かかる方法は、例えば、ＲＩＡ（放射線免疫検定 法）と５Ｐ−ＦＩＡ　（固相螢光免疫検定法）である。これらの方法においては 全て、免疫反応が表面で生じた固体面と反応溶液とは、反応溶液中は存在する余 分なトレーサが同相上に固定化された抗体又は抗原に存在するトレーサの信号を 覆わないようにするために、トレーサの信号が測定される前に１互いに分離され ねばならない。関心ある信号は、例えば、放射線（ＲＩＡ）、螢光信号（ＦＩＡ ）又は酵素活性（ＥＩＡ）でさえあってもよい。

固体孔を反応溶液から分離するには、常に固体孔の洗浄が含まれるが、これには 、現状では、概してマニュアル操作が必要である。もし小さなポリマー粒子が用 いられるのであれば、本発明の方法の場合と同様、これらの操作には遠心沈積又 は磁気沈積が含まれる。

この発明の目的は、抗体又は抗原の決定のための簡便なマニュアル方法を提供す ることであり、この方法はまた、細胞又は組織起源の他の粒子の表面に置かれた 抗体又は抗原について用いるのも適している。

この発明による検定方法においては、放射を放つトレーサは、溶解可能な形態を しそして好ましくはポリマー粒子上にあってよいが、磁性材料を含む粒子と共に 、免疫結合によって決定されるべき抗体（又は抗原）上に固定される。この固定 化の後に、磁気粒子及び免疫結合によって磁気粒子上に固定された全てのものが 溶液中に浸される磁石面上に引き寄せられる。この発明による装置に属する磁石 はロッドの端部に置くのが好ましく、そして磁石は、粒子が表面に位置付くこと になる保護カックーに設けるのが好ましい。ロッドとこのロッドに付着した粒子 は反応溶液から引き上げられ、その後ロッドは、必要とされる任意の洗浄及び定 着溶液内に浸すことができる。最後に、粒子が付着したロッドには、所望であれ は、第２の保護カバーを付けて本発明による読取装置に付され、この装置におい て粒子塊から放たれる放射がそれ自身公知の方法で測定される。両保護カバー又 はそのうちの一方には放射信号の強度に影響を与える物質を前もりて施しておい てもよく、この場合の物質とは、例えば、酵素によって螢光化される、トレーサ として用いられる酵素の基質が挙げられる。

第１図は、研究されるべき試料の外に、磁気粒子と螢光粒子も中に存在している 反応溶液を示す図である。

第２図は、粒子塊が磁気ロッドの端部に引き寄せられるところを示す図である。

第３図は、読取装置を示す図である。

第４図は、磁石と、磁石に取り付けられた保護カバーを備えたロッドを示す図で ある。

第５図は、磁石の上に被せられる保護カバーを示す図である。

図面にけ、本発明の装置に関する好ましい実施例が図示されている。

抗体１を中に含み、適宜に希釈された試料が反応容器６に入れられている（第１ 図）。磁気粒子２と螢光粒子３も容器に加えられており、これら雨粒子は抗体１ に対応する抗原４で被膜が施こされている。通常の培養が行なわれる。決定され るべき抗体１は磁気粒子２と螢光粒子３の両方に付着し、それによってこれらの 粒子を互いに結びつける。抗体の媒介が々ければ、磁気粒子と螢光粒子は互いに 結びつくことができない。反応が完了したとき、磁気ロッド５（第２図）が反応 溶液の中へ浸される。抗体にたぶん付着した磁気粒子２と螢光粒子３は、ロッド ５の端部に設けられた磁石１１０力によって集められる。この状態でロッド５け 反応溶液から持ち上げられ洗浄液内に浸される。

洗浄の後、ロッド５は読取装置７（第３図）に設けられた測定開口８に入れられ 、該開口内において粒子塊の螢光が適当な色の励起光を用いてそして粒子塊から 放出される螢光放射を検出することＫより測定される。

第４図には、本方法に特に用いられる磁気ロッドが示されている。このロッドけ 、互いに連結された二つの部分からなる管状の外側スリーブ９と、このスリーブ 内を滑る内側ロッド１０とからなる。内側ロッド１０の底側端部には、永久磁石 １１がある。

ロッドの底側端部は円錐形であり、そして底側端部には、カップ状の保護カバー １２及び１３が重ねて置かれて、摩擦結合によって押し当てられている。内側の カバー１２は、ロッドが反応溶液内へ浸される前にその所定位置に置かれ、そし て外側カバー１５は洗浄段階の後で内側カバーに押し被せられる。こうすれば、 反応溶液からロッドに付着した粒子は保護カバー１２及び１５の間に残ることに なる。保護カバーは使い捨てできるものが好ましく、そしてこれらを用いること により、一方ではロッド本体の、そして他方では測定装置の汚染と水濡れを防止 することができる。結合された保護カッ（−は測定前にロッドから取り外すこと もできる。

内側ロッド１０の頂部端部は外側スリーブ９の外端に伸びているため、抑圧ノブ １４を形成しており、′このノブを押込むことによってカバー１２及び１３を取 り外すことができる。内側ロッド１０のまわりには、環状フランジ１５と外側ス リーブの底側尖端との間において螺旋スプリング１６が嵌められており、このス プリングは内側ロッドをその上方位置へ押し上げている。外側スリー外側スリー ブ９にはさらに制限フランジ１７が、そして内側ロッドには肩部１８が設けられ ているので、内側ロッドがスリーブから外れることはない。

第５図には、ロッドに用いられる保護カバーが詳細に描かれている。このカバー は、測定器と干渉しない適当な材料から作られたカップであり、該カップの底部 には足部１９が設けらｎている。カバー内へは、螢光信号に影響を与える物質を 施すことができる。この物質は例えば、トレーサとして用いられる酵素の基質で あって、酵素によって螢光化されるものとしてよい１．所望であれば、試料から 放たれる放射が励起放射として作用することになる螢光物質もカバー内へ施して もよい。このようにすれば、信号をより長く、よシ検知し易い波長に変換するこ とができる。

ロッドの代わ抄に、磁石を備えた幾分とも別形態の物体を用いることができる。

磁石は電磁石としてもよく、この場合にはロッドにはもちろん、電気を供給する ために必要な接続部を設けなければならない。合間には磁場を無くするのが望ま しいのであれば、かかる実施例がめられるであろう。

読取装置には、ロッドを測定開口に挿入した直後に、測定を開始する自動手段を 設けてもよい。測定装置それ自身は、励起放射が発射されて試料へ通される光源 と、放射が中へ通される検出器、それと同時に測定結果の処理と表示のために必 要な光学系及び装置からなっている。

所望であれば、反応容器は、ロッドｆｆ−ある深さまでしか入れることができな い形状とすることができ、こうすればロッドの端部に置かれた保護カバーのみが 水濡れする。

決定されるべき物質は、もちろん、抗原と同様抗体とすることとしてよく、そし てトレーサの放射は、例えば燐光線又は放射線としてよい。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）．決定されるべき抗体（１）を含む溶液に、対応する抗原（４）で被膜さ れた磁気粒子（２）と、放射を放つと共に対応する抗原で被膜されたトレーサ粒 子（３）とが加えられ、免疫反応の後、磁気粒子と抗体の媒介によって磁気粒子 に付着したトレーサ粒子とが反応溶液から分離され、そして分離された粒子から 放たれる放射が測定される免疫検定試験の実施方法であって、磁気片（５）を溶 液中に浸しそして磁気粒子が磁気片に付着した後で磁気片を溶液から引き上げ、 それから、分離された粒子から放たれる放射が測定されることを特徴とする免疫 検定試験の実施方法。 （２）．磁気片が反応溶液に挿入される前に、磁気片に内側の保護カバー（１２ ）が取り付けられ、このカバーが磁気片の汚染を防止することを特徴とする特許 請求の範囲第１項に記載の方法。 （３）．粒子がなお磁気片に付着しているときに、分離された粒子によって放た れる放射が測定されること、及び測定前に、外側の保護カバー（１３）が磁気片 に取り付けられて、このカバー（１３）が使用測定装置の汚染を防止することを 特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の方法。 （４）．放射が測定される前に、外側の保護カバー（１３）が内側の保護カバー （１２）の上に取り付けられることを特徴とする特許請求の範囲第２項に記載の 方法。 （５）．反応容器（６）、この反応容器内に挿入される磁気片（５）、及び磁気 片に付着した粒子の螢光を測定するための測定装置（７）とからなる特許請求の 範囲第１項に記載の方法の実施装置。 （６）．磁気片はロッド（５）であり、その底部尖端に磁石（１１）が設けられ ていることを特徴とする特許請求の範囲第５項に記載の装置。 （７）．磁石は永久磁石（１１）であることを特徴とする特許請求の範囲第６項 に記載の装置。 （８）．ロッド（５）には、管状の外側スリーブ（９）と、該外側スリーブ内に 置かれた内側ロッド（１０）が設けられ、前記内側ロッドの底部尖端には磁石（ １１）が設けられており、さらに内側ロッドは少くともある距離移動して外側ス リーブの底部尖端の下に位置することができることを特徴とする特許請求の範囲 第６項に記載の装置。 （９）ロッド（９）には、上側ロッド（６）をその上側位置に押すスプリング（ １６）が設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第８項に記載の装置。 （１０）．ロッド（５）の底部尖端は円錐形である特許請求の範囲第６項に記載 の装置。