JPS62502602A - ステアリングホイ−ルの製造方法及び製造装置 - Google Patents
ステアリングホイ−ルの製造方法及び製造装置Info
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- JPS62502602A JPS62502602A JP61501716A JP50171686A JPS62502602A JP S62502602 A JPS62502602 A JP S62502602A JP 61501716 A JP61501716 A JP 61501716A JP 50171686 A JP50171686 A JP 50171686A JP S62502602 A JPS62502602 A JP S62502602A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の名称
ステアリングホイールの製造方法及び製造装置「技術分野」
この発明はステアリングホイール、特にそのリム部の新規な製造方法及び装置に
関するものである。
「背景技術」
一般に自動車のステアリングホイールは第1図、第2図に示す構造をなし、第1
図はステアリングホイールをステアリングシャフトに固設した時の側面図、第2
図はその正面図である。第1図、第2図において(1)は握り部となるリング状
のリム、(2)はリム(1)の内側に固設したスポーク、(3)はリム[11の
中心部でスポーク(2)に固設されているボスで、ステアリングシャフト(4)
への取付部となる。
以上構成されたステアリングホイールにおいては、リム(1)の芯材を初めスポ
ーク(2)オよびボス(3)がいずれも炭素鋼等の金属より形成され、リム+I
+の芯材とスポーク(2)およびスポーク(2)とボス(3)は溶接され、かつ
リズム(I+はゴムまたは樹脂により外層をモールドされている。
このように金属で構成した部分が多いため、軽いものでも約2 K9の重量とな
り、特に高速走行時においてステアリングホイールに振動が生じ、操作安定性を
低下させるとともに、ドライバーに不快感を与えるという欠点があった。
そこで剛性を下げることなく軽量化し、振動特性を向上させる方法として、出願
人は軽量化された繊維強化プラスチックのステアリングホイールの製造方法に関
して特開昭60−222236 にて提案を行っている。第3図〜第8図はこの
提案したステアリングホイールの製造方法を示す図で、第3図はこのステアリン
グホイールの正面図。
第゛4図は第3図の■−■断面、第5図は第3図のXI −X!1断面、第6図
は上記リムを連続に作るためのコイル状軽量芯材を示す図、第7図は所定のリン
グ状の長さに切断し。
そのリング状の突き合わせ部を接続された状態を示す部分拡大図、第8図は第3
図のxv+ −x■断面図である。
図に8いて、(1)は直径約2cmで2発泡ウレタンフオームからなるフィル状
軽量芯材(9)の外周に炭素繊維、ガラス繊維またはアラミド繊維の単体または
複合の一方向繊維に樹脂を含浸させ半硬化させたプリプレグ(5)をワインディ
ング後、所定のリング状の長さとなるようにスポーク(2)との接続部で切断し
、この切断部両端を突き合わせ。
外周はゴムまたは樹脂でモールドされた外層モールド(6)より構成されている
リムであり、このリム[+1のスポーク(2)との接続部2個所は他の部分より
も縮径されている。
(7)は外層モールド(6)を成形し、凸凹の形状をなしたすべり止め部である
。(2)はリム(1)の縮径された接続部においてコイル状の軽量芯材(9)に
ワインディングされたプリプレグ(5)と接合片T、4′2と、コの字形の薄形
金属板00と接触し。
プリプレグ(5)マたはクロスプリプレグ(図示していない)にてくるみ込まれ
、加熱、硬化して接続される金属製スポークである。
以上のように従来のステアリングホイールは構成され。
bイル状軽量芯材(9)に一方向繊維プリプレグ(5)をワインディングマシン
により10〜60°の間の一定の角度でワインディングし9次に−10〜−60
°の一定の角度せ、リムfi+に必要な長さで切断し、第7図に示すようにリム
の切断部を接合部(至)として接合し2次に第8図に示み、加熱、硬化させ9次
にこれをモールドの金型に入れ。
ゴムまたは樹脂の外層モールド(6)を成形させる製造工程により製造されてい
た。
上記のようなステアリングホイールの製造方法では。
コイル状軽量芯材(9)にプリプレグをワインディングする工程のため、コイル
状軽量芯材(9)のまわりを回転しながらフィル状に移動する複雑な動きが必要
な、高価なワインディングマシンが必要となりコストアップとなる。
また上記ワインディングマシンが、コイル状軽量芯材(9)のまわりを回転しな
がらフィル状に移動するためには。
フィル状軽量芯材(9)のピッチが約30〜40cTL必要であり、ワインディ
ングマシンが大きくなくてはならない。
しかしワインディングし加熱硬化積層後両端をヒモ等で固縛、固定し、リムfi
lを必要な長さに切断し、リング状に保形する際には、平坦になるまで押え付け
るため、ピ・ツチが大きいとプリプレグ(5)に浮き、ねじれが生じ、繊維に乱
れが生じてしまう。またプリプレグ(5]を加熱硬化積層する工程により、外層
の表面は樹脂を含浸した繊維が露出しているため、ステアリングホイールを運転
者が握もだ時、繊維の突起部とのこすれによる損傷、不快感が生じるので、この
不快感をなくすためにも、またすべり止め部(7)である凹凸を形成するために
も外層モールド(6)をする工程が別途必要となり、設備費、工数が増大すると
いう問題点があった。
この発明によるステアリングホイールの製造方法は。
上記のような問題点を解決するためになされたもので。
コイル状軽量芯材(9)に簡単な装置および工程によりプリプレグ(5)をワイ
ンディングし加熱、加圧積層でき、外層モールド(6)を別の工程で行なわなく
ともよい製造方法を得ることを目的とする。
「図面の簡単な説明」
第1図はステアリングホイールの取付を示す側面図。
第2図は第1図の正面図、第3図は従来のステアリングホイールの正面図、第4
図は第3図のrV−rV断面図、第5図は第3図のV−V断面図、第6図はコイ
ル状積層体を示す斜視図、第7図は所定のリング状の長さに切断し。
そのリング状の突き合わせ部を接続させた状態を示す図。
第8図は第3図の■−■断面図、第9図ないし第16図はこの発明の一実施例を
示し、第9図は正面図、第10図は第1図のX−X断面図、第11図は第9図の
XI−XIX断面図第12図は編組、被覆工程の正面図、第13図は第12図の
平面図、第14図はリムとスポークを接合した状態を示す正面図、第15図は樹
脂注入加熱工程のに切断し、上方から見た図。
第17図はこの発明の第2の実施例であるステアリングホイールの製造方法を示
す図、第18図はこの実施例により製造したステアリングホイールの正面図、第
19図は第18図のA−A断面図、第20図は第18図のB−B断面図である。
第21図〜第23図はこの発明の更に他の実施例を示し、第21図はリム部の断
面図、第22図は第21図のB部拡大図、第23図は第21図に示すステアリン
グホイールの製造方法を示す図である。
「発明の開示」
この発明によるステアリングホイールの製造方法においては、まず一方向繊維を
汎用のプレイディングマシンにより交錯編組させてスリーブ状の編組袋帯を作り
、連続してフィル状軽量芯材に挿入させ、リムの必要な長さに両端を固縛、固定
し切断する。
次にスポークとリム部を別途製作した一方向繊維の編金型にリムとスポークが一
体となったものを入れ、型内に真空にして、金型を加熱し、予め充分に脱水した
液状熱硬化性樹脂を圧入し硬化するという製造方法をとることにより、複雑で高
価なワインディングマシンを不用に゛シ、同時に外層モールドが行なえる。
「発明を実施するための最良の形態」
以下この発明の一実施例を図について説明する。第9図〜第16図はこの発明に
よるステアリングホイールの製造方法の一実施例を示し、第9図は、この一実施
例により製造したステアリングホイールの正面図、第10図は第9図の■−■断
面図、第11図は第9図のI−1断゛面図、第12図は汎用のプレイディングマ
シンで1編組し連続して被覆装置にて軽量芯材に挿入する工程を示す正面図、第
13図は第12図での工程の平面図、第14図はリムとスポークを接合した状態
を示す正面図、第15図は液状の熱硬化性樹脂を圧入させる金型にリムとスポー
クを一体として入れた状態を示す斜視図、第16図は第15図において金型の上
型と下型の境界で水平に切断し、上方から見た状態を示す図である。
第9図〜第14図において、(1)〜(7)8よび(9)は従来の例と同一また
は同等であるので説明は省略する。aCtはコイル状軽量芯材(9)を被覆装置
a41により被覆している汎用のプレイディングマシンO2により交錯9編組さ
れた炭素繊維、ガラス繊維、またはアラミド繊維の単体または複合体からなる一
方向繊維である。I4zはスポーク+21とリム+11を接合するための、一方
向繊維の編組袋帯またはクロスからなる接合片である。αυは一方向繊維a(l
′Hよび接合片142に含浸し、かつ外層面を成形する。エポキシ、ポリエステ
ル、ビニエステル、アクリルのうち少なくとも1つからなる。加熱硬化面は液状
をなす熱硬化性樹脂である。
上記、汎用プレイディングマシン0zは、ゴムひモ、電線、ホース等の編組品を
製造する公知のものであって。
下板0Qおよび上板σDの間に設けられた多数のプレイド駆動ギヤOaと、上板
aηにあって180°の位相差で交差する2本のサインカーブ状をなし1円板上
の外周に沿って設けられたガイド溝(図示していない)と、複数組のボビン(1
9a)(19b)が前記ガイド溝に沿って移動するように、基部に設けられたギ
ヤ(図示していない)にかみ合っているギヤCeと、ギヤQeの駆動によりボビ
ン(+ qa)(19t+)が前記ガイド溝に沿って交互に交錯しながら、逆方
向すなわち第12図°A方向に回転移動するボビン(+9a)と、第12図B方
向に回転移動するボビン(+9b) から構成され、ボビン(19a) (19
b)から繰出される一方向繊維(+oa)(+ ob)が粗目■で編組され9編
組袋帯CDが連続的に形成されるようになっているものである。また0滲はこの
プレイディングマシン0zを構成する被覆装置で、プレイディングマシンの粗目
■に一端が対向するように、コイル状軽量芯材(9)が、保持金具■により保持
されている。(ハ)はで9編組袋帯CDをコイル状軽量芯材(9)の周囲に被せ
るようにフィル状軽量芯材(9)に沿って第12図のC方向に移動するように一
端を送り軸Ωに、固定されている。■は力”イド金具C4に編組袋帯C2Dの先
端を固定するクランプである。第13図は第12図の被覆装置0相の詳細図で、
@は送り軸@の一端を支持する軸受、のは送り軸のの反対側に、コイル状軽量芯
材(9)と同じピッチを持つように形成されたネジ部である。(支)はこのネジ
部とかみ合うねじ部付軸受、(至)はプレディングマシンに同期して送り軸のに
動力を与えるモータである。
また第15,16図に2いて、Gυは、上型G2.下型ωよりなる注入型である
。αは上型C3と下型ωにあってリム(1)とスポーク(2)を被覆した一方向
繊維OQを閉じ込めるキャビティーであり、真空引きをするための真空引日田と
液状の熱硬化性樹脂aυを注入する注入日田が設けられている。(37a) (
s7b)はキャビティ例の気密を保ち、真空引きの漏れを押えるパツキンである
。
ステアリングホイールは、上記装置、治具により次に示すように製造される。ま
ず、フィル状軽量芯材(9)を製造し1次に一方向繊維QCjを配向したコイル
状積層体を次のように製造する。すなわち、まずプレディングマシン0■のプレ
イド駆動ギア賭を駆動させてボビン(+9a) (+9b)から繰出される一方
向繊維(+oa) (1ab)を粗目■で編組し、一方向繊維(+oa) (+
ob)が長手方向に対し、10〜45°の間の任意の角度で、それぞれ反対方向
の配向角度で交差した編組袋帯011を連続的に形成する。この配向角度は編組
袋帯C!υの局長と、使用する一方向繊維(+ oa)(+ob)の太さ2本数
により任意に決めることができる。
次に被覆装置0滲において、上記編組袋帯Cυの先端を。
ガイド金具c!41で固定し、コイル状軽量芯材(9)に挿入し。
モータ(至)で送り軸のを駆動し、送り軸ωに取付けられたアームQQが回転し
ながら移動し、ガイド金具Q41は編組袋帯Cυの送出速度に同期する周速で、
コイル状軽量芯材(9)に沿って移動し1編組袋帯CDをコイル状軽量芯材(9
)の周囲に被せるように第12図のC方向に府道させる。編組袋帯QIlを被覆
されたコイル状軽量芯材(9)は所定のリング状の長さとなるようにスポーク(
2)との接続部で切断し。
この切断部両端を突合わせてリング状とする。次にスポーク(2)とリム+1.
1を従来例に示す第8図と同様に別途製作した一方向繊維の編組袋帯又はクロス
の接合片+43でリム(1)の接続部およびコの字形の薄形金属板+40をくる
み込む。
このときフィル状軽量芯材(9)の切断部は一方の接合片(4′2の中に入るよ
うにする。
次に、注入型011の下型■のキャビティ例に上述のリム+11とスポーク(2
)の接合体をセットし、上型C2を閉じ気密状態になるようバッキングG71で
シーリングし、真空引日田より真空引きする。次に予め充分に脱胞した液状熱硬
化性樹脂0υを圧入させ加熱硬化し、一方向繊維01に含浸させ、外層部に薄い
外層モールド層fil)を作る。ボイドレスになるので外観的にすぐれたリム部
を成形する。なお上記外層モールド層αυを内層モールドとし、更にこの外周に
゛ゴム又は発泡プラスチック等のように感触の良い材料からなる外層モールド層
をリムの一部または全部にモールドすることもでき、これにより外周がソフト感
触をもつステアリングホイールが得られる。
以上のように、この発明の製造方法によれば、汎用のプレディングマシンおよび
簡便な被覆装置を用いて連続してピッチの小さなフィル状軽量芯材の周囲に、一
方向繊維をスリーブ状に編組した編組袋帯を被覆し、この一方向繊維が被覆され
た芯材を必要な長さに切断し、リング状に保形したリムとしているため、生産性
が高く、また芯材のねじれが少ないので、一方向繊維の浮き、たるみ、繊維の配
向の乱れのないリムが製作できる。また次工程で樹脂の注入、加熱により、外層
モールドと、一方向繊維への樹脂含浸硬化が一括して出来、工程を低減できる効
果もある。
第17図〜第20図はこの発明の他の実施例でリムの曲げ、捩れに強いステアリ
ングホイールを実現するものである。
即ち、第9図〜第16図に示すように、プレイディングマシンαって一方向繊維
aciをフィル状軽量芯材(9)に一組し、リムの強度の向上を計ろうとした時
、一方向繊維aeの本数を増加させるか、一方向繊維flGの太さを増加させ対
処するが。
(11特に曲げ、捩れを要求されるリムに対して、無理ぽ太い一方向繊維αCJ
または本数を多くした一方向繊維0Gを使用すると9編組時繊維のこずれが生じ
2強度が低下したり、注入された液状熱硬化性樹脂が含浸しに<<。
未含浸部が発生する場合があり複合材料としての重大欠陥となる。
(21曲げには長手方向に対して0°に近い配向で、捩れに対しては45°の配
向が有利であるため、一層一種類の繊維を一つの配向角で編組するだけでは曲げ
、捩り両方の強度を満足するステアリングホイールは製造できない。
という問題点があった。
、 第2の実施例は、かかる問題点を解決するためになされたもので、コイル状
軽量芯材の周囲に、一方向繊維をスリーブ状に編組した編組袋帯を内外2層にし
て被覆することにより1曲げ、又は捩りに強いステアリングホイールを得んとす
るものである。
第17図はこの第2の実施例によるステアリングホイールの製造方法の一実施例
を示す図で、第18図はこの実施例により製造したステアリングホイールの正面
図。
第19図は第18図のA−A断面、第20図は第18図のB−B断面である。図
において(1)〜(4]、 +6b(7)、(9)〜■、 cy3. C311
,G2は従来の例において説明したのでここで(ま説明を省略する。
し゛プレイディングマシンα2を構成する下板で、その下板が設けてあり、上板
啜には180°の位相差で交差する2本のサインカーブ状をなし円板上の外周に
沿って設けられたガイド溝(図示していない)に沿って移動できるように設けら
れたボビン(19a’) (+9b’)があり、このボビン(+9a’) (1
9b’)から一方向繊維aaが繰り出し、垂直方向となす角(配向)±10°で
第1の編組袋帯(+a)を生成している。また本実施例に8いては、上記の上板
1゜下板c2i、駆動ギアaS、ボビ7 (Ha’) (19b’)テ構成され
る一方向繊維0Qの繰り出し部の上部に位置し、一方向繊維を通すため中央に穴
のあいた下板CIE9.上板αD、駆動ギアaS、 ボビン(19a) (+9
b)で構成される一組をなす一方向繊維0l(lの繰り出し部が、その中心をフ
ィル状の軽量芯材′(91と合わせて設けである。(21b)は、上方にその位
置がずらされた粗目■へ向かってボビン(19a) (19b)から一方向繊維
(IIが伸び、第1の編組袋帯(2ta)の外側に、配向角±45°で生成して
いる第2の編組袋帯である。
ステアリングホイールは、上記装置により1次のように製造される。まず、コイ
ル状軽量芯材(9)を製造し1次に一方向繊維0を配向したコイル状積層体を次
のように製造する。
゛ まずプレイディングマシンα2の下部に位置する一連の駆動ギアQB、ボビ
ン(19a′)(19b′)から構成される一方向織°維aOの繰り出し部から
コイル状軽量芯材(9)の方向へ向かって配向約10°で一方向繊維0Q例えば
ガラス繊維が伸び、一組され、第1の編組袋帯(21a)が生成される。
次にその一連の繰り出し部の上部に位置する駆動ギアα印。
ボビン(19a)″(+9b)から構成される一方向繊維0〔の繰り出し部から
一方向繊維0(I例えば炭素繊維が伸び、配向約40°で上記編組部に合わせて
第2の編組袋帯(21b)が編組され9門口■にて2層となった第1と第2の編
組製袋(2+a) (zlb)が連続的に製造される。なお上記第1及び第2の
編組袋帯(2ta) (2+b)は同一の一方向繊維材料で形成されてもよいが
、上述のように特に安価なガラス繊維を内層に強度が強く軽い炭素繊維を外層に
して用いれば1曲げ、捩れに強く、且つ軽量なステアリングホイールが得られる
。
次に被覆装置α心において上記第1.第2の編組袋帯(21a)(21b)の先
端をガイド金具Q◇で固定し、フィル状軽量芯材(9)に挿入し、ガイド金具?
4)を回転させ、上記編組袋帯(21a) (2tb)をフィル状軽量芯材(9
)の周囲に被せるように、第1図C方向に府道させる。次に上記編組袋帯(2+
a) (21b)被覆されたコイル状軽量芯材(9)は所定のリング状の長さに
なるようにスポーク(2)との接続部ωで切断し、この切断部両端を突き合わせ
てリング状とする。
゛ 次に従来例の第8図に示すように、リムの接続部ωにコの字形の薄形金属板
則を突きあて一方向繊維の上記編組含浸、硬化させる。すると外層部には薄い外
層モールドαυを持゛ち、2層で、異なった2つの角度で編組袋帯(2ta)(
21b)を用いて曲げ、振りに対して強くなったステアリングホイールが製造さ
れる。
この発明は上記第1及び第2の実施例の他、更に種々の変更実施…1が考えられ
る。
先ず、従来装置のところで説明したように従来のステアリングホイールでは主と
して必要な強度を確保するためリム(11の芯材、スポーク(2)、ボス(3)
に炭素鋼が使われているが、冬期、特に寒冷地に2いて、運転開始時または外か
ら乗り込む場合、リム(11の芯材、スポーク(2)等炭素鋼の部分が冷え、そ
の結果ステアリングホイールが冷温になり、ステアリングホイールに触れる手先
が冷えてしまい、運転感覚をにぶらし、とっさのハンドルさばきに支障をきたし
1重大な事故につながりかねないという問題があった。
第21図〜第23図はリムの芯材の外周に電熱線入りの編組袋帯を設け、これを
通電保温することにより9手先が触れた時、暖かいステアリングホイールの実施
例を示し、第21図は第19図に相当するリム部の断面図。
第22図は第21図のB部拡大図、第23図はプレディングマシンを示す図であ
る。図中(9)は発泡ウレタン等から・生成されているコイル状軽量芯材Q(l
は炭素繊維、ガラ的絶縁性のある一方向繊維で被覆された電熱線である。
■は上記一方向繊維CI[Iと、ガラス繊維が被覆された電熱線a3を編組し、
リムfilを構成するコイル状軽量芯材(9)の外周に被覆された編組袋帯で1
次に説明する汎用プレディングマシン0■及び被覆装置04)にて生成される。
第23図において、第12図と同一符号は同一部分を示しているので説明は省略
する。
(19a) (+9b)は、上記上板α3に設置され、180°の位相差で交差
する2本のサインカーブをなし、上板a9の円周上の外周に沿って設けられたガ
イド溝(図示していない)に沿って交互に交錯しながらA、B、2方向に互いに
逆向きに移動するボビンで、一方向繊維Oaがセットされている。(23a)
(23b)は同じく上板a3に設置され。
A、B、2方向に互いに逆向きに移動するボビンで、ガラス繊維が被覆された電
熱線α3がセットされている。■は一方向繊維0ω及び・ガラス繊維を被せられ
た電熱線α3が編組され1編組袋帯+211となる粗目である。また被覆装置α
4は、コイル状軽量芯材(91の中心に設けられた送り軸口と、送り軸(ハ)に
アームQ9により取りつけられたガイド金具041と、ガイド金具C)41に編
組袋帯Qυ先端を固定するクランプ四より構成される。
・以上のように構成されたステアリングホイールにおいては、プレイ、ディング
マシンaz及び被覆装置Q4]より、一方向繊維OQとガラス繊維が被覆された
電熱線αJから編組袋帯Qυを編組し、コイル状軽量芯材(9)に被せ、所定の
リング状の長さでかつ、スポーク+21との接続部(至)で切断し。
第7図に示すようにスポークとの接続部で突合わせてリング状とする。この際、
電熱線αJはこの切断面にて配線を行い、ステアリングホイールを取り付けるス
テアリングシャフトに用意している通電部(図示していない)に配線できるよう
に加工される。
更に他の変形例としては、第15図、第16図で説明した熱硬化樹脂aυの牛ヤ
ビテイ内への注型の際、キャビティ(ロ)の内側特にリムとスポークの接合部な
ど繊維の乱れが生じやすい部分に艶消し処理を施して旧けば該部分だけ光の乱反
射効果により内部の繊維の乱れ等を見えな(シ、美観を向上させることができる
。
更に他の実施例としては1図示しないが、リムのコイル状軽量芯材に絵9文字ま
たは模様を一部または全体にFig、 3
Fig、 6
Fig、9
Fig、 12
Fig、 i3
Fig、 i5
Fig、 17
Fig、 18
Fig、23
国際調査報告
;、NNEXToT三E:NT三R:lAT:O>iユj:、5:、n、iC:
:R三POP、τCN
Claims (14)
- 1.握り部となるリング状のリムと,ステアリングシヤフトヘの取付部であるボ スと,リムとボスを一体に連結するスポークとからなるステアリングホイールの 製造方法において,1又は複数種類の一方向繊維をスリーブ状に編組した編組袋 帯を形成する工程と,上記編組袋帯を上記リムの芯材となる軽量芯材の周囲に被 覆する工程と,上記一方向繊維が被覆された芯材を所定のリング状の長さに切断 する工程と,このリング状の切断部両端を突合せ,相互に噛み合わせる工程と, リング状リムとスポークを接合する工程と,接合後,リムとスポークの接合体を 金型に入れ熱硬化性樹脂を圧入し硬化させて外層モールドを形成する工程からな ることを特徴とするステアリングホイールの製造方法。
- 2.芯材はコイル状に成形されたものであることを特徴とする第1項記載のステ アリングホイールの製造方法。
- 3.芯材は外周に絵,文字,または模様を表示したものであることを特徴とする 第1項または第2項記載のステアリングホイールの製造方法。
- 4.一方向繊維をスリーブ状に編組した編組袋帯を形成する工程において,一方 向繊維を内外2層にして被覆するようにしたことを特徴とする第1項乃至第3項 記載のステアリングホイールの製造方法。
- 5.一方向繊維をスリーブ状に編組した編組袋帯を形成する工程において,ガラ ス繊維をスリーブ状に編組した後,その上に炭素繊維をスリーブ状に編組して内 外2層の編組袋帯を被覆するようにしたことを特徴とする第1項乃至第3項記載 のステアリングホイールの製造方法。
- 6.一方向繊維をスリーブ状に編組した編組袋帯を形成する工程において,電熱 線を組み込まれた一方向繊維と,一方向繊維単独とにより,編組したものを用い ることを特徴とする第1項乃至第3項記載のステアリングホイールの製造方法。
- 7.金型に入れ,熱硬化性樹脂を圧入する工程において,上記熱硬化性樹脂を一 方向繊維に含浸させ,合わせて一方向繊維の外周に熱硬化性樹脂のみの層を形成 する工程であることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項記載のステア リングホイールの製造方法。
- 8.金型に入れ,熱硬化性樹脂を圧入する工程において,金型に入れた後金型内 を真空状態にし,熱硬化性樹脂を圧入する工程であることを特徴とする,特許請 求の範囲第1項及び第7項記載のステアリングホイールの製造方法。
- 9.金型に入れ,熱硬化性樹脂を圧入する工程において,キャビティ内の少くと も一部に艶消し処理を施したことを特徴とする第1項記載のステアリングホイー ルの製造方法。
- 10.リムとスポークを接合する工程において,一方向繊維の編組袋帯またはク ロスからなる接合片により接合することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載 のステアリングホイールの製造方法。
- 11.編組袋帯をコイル状軽量芯材の周囲に被覆する工程において,コイル状軽 量芯材の端部を編組袋帯の編上り部に対向配置させると共に,上記編上り端を上 記コイル状軽量芯材に沿つて順次,送給するようにしたことを特徴とする第1項 記載のステアリングホイールの製造方法。
- 12.熱硬化性樹脂を圧入し硬化させた後,更にゴム又は発泡プラスチツク等の 感触の良い材料からなる外層モールド部を形成する工程を付加してなる第1項記 載のステアリングホイールの製造方法。
- 13.握り部となるリング状のリムと,ステアリングシヤフトヘの取付部である ボスと,リムとボスを一体に連結するスポークとからなるステアリングホイール の製造装置において,プレイデイングマシン(12)と被覆装置(14)とによ り構成され, プレイデイングマシン(12)は 一方向繊維(10a)(10b)を巻回してなる複数個のボビン(19a)(1 9b)と, 上記ボビンを所定の軌跡で回転移動せしめる駆動装置と, 上記ボビンの夫々から繰り出される一方向繊維を互いに編組し,編組袋帯(21 )を連続的に形成する組口(20)とからなり,且つ 上記被覆装置(14)は上記リム部を構成する軽量芯材(9)をその一端が上記 組口に対向配置されるように支持すろ保持装置(22)と, 上記軽量芯材(9)の中心に回転可能に保持された送り軸(23)と, 上記送り軸(23)にアームを介して固定され,端部が軽量芯材に沿つて回動す るガイド装置と,上記ガイド装置に上記組口で編組された編組袋帯の先端を固定 するクランプ装置と, 上記送り軸を回軸駆動する駆動手段とからなることを特徴とするステアリングホ イールの製造装置。
- 14.軽量芯材をコイル状に形成してなる第1項記載のステアリングホイールの 製造方法。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60-39378 | 1985-02-25 | ||
JP60-53602 | 1985-03-18 | ||
JP5360285 | 1985-03-18 | ||
JP60-55071 | 1985-03-19 | ||
JP60-55072 | 1985-03-19 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62502602A true JPS62502602A (ja) | 1987-10-08 |
Family
ID=12947428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61501716A Pending JPS62502602A (ja) | 1985-03-18 | 1986-03-18 | ステアリングホイ−ルの製造方法及び製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62502602A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0811242A (ja) * | 1994-06-28 | 1996-01-16 | Toho Rayon Co Ltd | ステアリングホイールおよびその製造方法 |
JPH0811724A (ja) * | 1994-06-28 | 1996-01-16 | Toho Rayon Co Ltd | ステアリングホイール用センターボス |
JP2013129238A (ja) * | 2011-12-20 | 2013-07-04 | Nippon Plast Co Ltd | ハンドルの製造方法及びその製造装置 |
-
1986
- 1986-03-18 JP JP61501716A patent/JPS62502602A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0811242A (ja) * | 1994-06-28 | 1996-01-16 | Toho Rayon Co Ltd | ステアリングホイールおよびその製造方法 |
JPH0811724A (ja) * | 1994-06-28 | 1996-01-16 | Toho Rayon Co Ltd | ステアリングホイール用センターボス |
JP2013129238A (ja) * | 2011-12-20 | 2013-07-04 | Nippon Plast Co Ltd | ハンドルの製造方法及びその製造装置 |
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