JPS6248541A - 成形性、耐食性の優れた複合積層鋼板 - Google Patents
成形性、耐食性の優れた複合積層鋼板Info
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- JPS6248541A JPS6248541A JP18913185A JP18913185A JPS6248541A JP S6248541 A JPS6248541 A JP S6248541A JP 18913185 A JP18913185 A JP 18913185A JP 18913185 A JP18913185 A JP 18913185A JP S6248541 A JPS6248541 A JP S6248541A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業」二の利用分野〉
本発明は、成形性の良好な複合積層鋼板に係り、特に鋼
板と樹脂との接若力を強化し、鋼板端面の鉄露出部の耐
食性を強化し、長期に渡り耐食性が良好な複合積層鋼板
に関する。
板と樹脂との接若力を強化し、鋼板端面の鉄露出部の耐
食性を強化し、長期に渡り耐食性が良好な複合積層鋼板
に関する。
く従米技術とその問題点〉
鋼板と鋼板の間に熱可塑性樹脂を挾装した積層鋼板は、
大きく2種類に分けられる。1つは、鋼板の占める割合
が該樹脂より大きく、すぐれた制振効果を持つ複合型制
振鋼板である。他の一つは、表層部に極薄の鋼板を使用
して強度を確保し、中間層は厚くて軽量な樹脂である。
大きく2種類に分けられる。1つは、鋼板の占める割合
が該樹脂より大きく、すぐれた制振効果を持つ複合型制
振鋼板である。他の一つは、表層部に極薄の鋼板を使用
して強度を確保し、中間層は厚くて軽量な樹脂である。
軽量鋼板と呼ばれる軽量材料である0両名とも、自動市
川材料や建築用材料などに使用される際には、すぐれた
制振性や軽14化の利点があるが、中間層として鋼板と
変形挙動が全く異なる樹脂を挾装しているため、一般的
に弔−鋼板に比較して成形性が劣る問題がある。
川材料や建築用材料などに使用される際には、すぐれた
制振性や軽14化の利点があるが、中間層として鋼板と
変形挙動が全く異なる樹脂を挾装しているため、一般的
に弔−鋼板に比較して成形性が劣る問題がある。
成形性を高めるためには、樹脂と鋼板の結合全強化する
ことが必要であり、このため、鋼板上にクロメート処理
を施すことによって、表面に樹脂中の極性ノ1%(−0
H1−cooH4″g)と反応性の高い水和クロム酸化
物層(近−0f()を形成させることにより、積層鋼板
の製造時の加熱で樹脂と鋼板の界面の結合を強化する試
みがなされている。
ことが必要であり、このため、鋼板上にクロメート処理
を施すことによって、表面に樹脂中の極性ノ1%(−0
H1−cooH4″g)と反応性の高い水和クロム酸化
物層(近−0f()を形成させることにより、積層鋼板
の製造時の加熱で樹脂と鋼板の界面の結合を強化する試
みがなされている。
すなわち、特開昭58−90952号に電解クロメート
処理によりIJS層板の塩水等による接着性劣化を防止
する試みが開示されている。
処理によりIJS層板の塩水等による接着性劣化を防止
する試みが開示されている。
また1本出願人により、塗布型クロメート処理により微
漬のCrG+を存在させ、腐食環境ドでFeを不動態化
し、積層板の接着部の劣化を防止する提案がある(特願
昭59−245662号)。
漬のCrG+を存在させ、腐食環境ドでFeを不動態化
し、積層板の接着部の劣化を防止する提案がある(特願
昭59−245662号)。
ところが、このようなりロメート処理のうち。
′iシ解フクロメート処理、完全な片面処理が困難であ
り、樹脂と接着しない面のクロム酸化物が表面を硬化し
、川沿性が低下して成形性に不利である。またクロム酸
化物を用いる塗布型クロメート処理においては、片面処
理が容易で適正クロム着の確保ができる利点があるが、
鋼板端面からの赤錆り入による耐食性に問題があり、特
に悪環境における経峙劣化により2次密着性が劣り、成
形性が低ドする欠点がある。
り、樹脂と接着しない面のクロム酸化物が表面を硬化し
、川沿性が低下して成形性に不利である。またクロム酸
化物を用いる塗布型クロメート処理においては、片面処
理が容易で適正クロム着の確保ができる利点があるが、
鋼板端面からの赤錆り入による耐食性に問題があり、特
に悪環境における経峙劣化により2次密着性が劣り、成
形性が低ドする欠点がある。
以上のように、複合積層板は、中間層として鋼板と変形
挙動が全く異なる樹脂を挾装しているた・め5種々の問
題があり、より成形性の向−Lと耐食性の向1−が望ま
れている。
挙動が全く異なる樹脂を挾装しているた・め5種々の問
題があり、より成形性の向−Lと耐食性の向1−が望ま
れている。
〈発明の[1的〉
本発明の目的は、−[。記従来技術の問題点を解決し、
鋼板と樹脂との接着力を強化し、鋼板端面の鉄露出部の
耐食性を強化し、長期の耐食性が向ヒするとともに成形
性も向トした複合M層鋼板を提供することにある。
鋼板と樹脂との接着力を強化し、鋼板端面の鉄露出部の
耐食性を強化し、長期の耐食性が向ヒするとともに成形
性も向トした複合M層鋼板を提供することにある。
〈発明のa成〉
第1図に本発明の複合積層鋼板を示す。本発明は、クロ
メート処理層2を有する鋼板lのクロメート処理した面
を樹脂側として、中間層にポリオレフィン系の熱可塑性
樹脂3を挾装した複合積層鋼板である。鋼板1に吋する
熱可塑性樹脂3の積層比が小さいものを制振鋼板といい
、積層比の大きいものを軽量鋼板というが、本発明の複
合積層鋼板は、制振鋼板および軽量鋼板を含むものであ
る。
メート処理層2を有する鋼板lのクロメート処理した面
を樹脂側として、中間層にポリオレフィン系の熱可塑性
樹脂3を挾装した複合積層鋼板である。鋼板1に吋する
熱可塑性樹脂3の積層比が小さいものを制振鋼板といい
、積層比の大きいものを軽量鋼板というが、本発明の複
合積層鋼板は、制振鋼板および軽量鋼板を含むものであ
る。
複合積層鋼板は、中間層として鋼板と全く異なる変形挙
動を持つ樹脂を有するため、成形性が劣ることは前記の
とおりであり、特に使用鋼板板厚が0.2ma前後と非
常に薄い軽t^鋼板においてその傾向は顕著である。
動を持つ樹脂を有するため、成形性が劣ることは前記の
とおりであり、特に使用鋼板板厚が0.2ma前後と非
常に薄い軽t^鋼板においてその傾向は顕著である。
そこで、複合積層鋼板として成形性を確保するためには
、鋼板と樹脂との接着力を強化して、鋼板の変形に伴っ
て樹脂も変形させることが重要である。また、鋼板と樹
脂との接り力が向−1−すると、高温にさらされる条件
下においても鋼板とのずれや樹脂の流出が減少し、積層
材としての欠陥を補う点からも有利である。
、鋼板と樹脂との接着力を強化して、鋼板の変形に伴っ
て樹脂も変形させることが重要である。また、鋼板と樹
脂との接り力が向−1−すると、高温にさらされる条件
下においても鋼板とのずれや樹脂の流出が減少し、積層
材としての欠陥を補う点からも有利である。
このような接着力の強化においては、複合積層鋼板製造
時の接着強度(1次密着性)が重要なばかりでなく、悪
環境における経時的な接着力の低ドの防IL(2次密着
性)が!Ii要な問題である。
時の接着強度(1次密着性)が重要なばかりでなく、悪
環境における経時的な接着力の低ドの防IL(2次密着
性)が!Ii要な問題である。
複合積層鋼板を塩水などの腐食環境に晒した場合、とく
に端面に腐食を生じ易い。端面に腐食が起こると、その
腐食自体もさることながら、腐食によって樹脂層との接
着力が低ドし、複合積層鋼板全体の強度低下すなわち加
重性の劣化に直結する。
に端面に腐食を生じ易い。端面に腐食が起こると、その
腐食自体もさることながら、腐食によって樹脂層との接
着力が低ドし、複合積層鋼板全体の強度低下すなわち加
重性の劣化に直結する。
本発明者は、このような2次密71性の向上には、樹脂
と圧接する鋼板表面を、Zn粉末を含む処理液で塗布型
クロメート処理し、鋼板表面に均一なZn−CrO3被
覆を形成することによって、Zn粒子のコントロールさ
れた自己犠牲保護作用がCr ’+による鋼板素地の不
動IE化作用に対しきわめて有効に1動くことを知見し
、本発明に至ったものである。
と圧接する鋼板表面を、Zn粉末を含む処理液で塗布型
クロメート処理し、鋼板表面に均一なZn−CrO3被
覆を形成することによって、Zn粒子のコントロールさ
れた自己犠牲保護作用がCr ’+による鋼板素地の不
動IE化作用に対しきわめて有効に1動くことを知見し
、本発明に至ったものである。
すなわち、本発明は鋼板間に熱M(塑性樹脂としてポリ
オレフィン系樹脂を挾装した複合積層鋼板において、 前記各鋼板は、前記熱可塑性樹脂の挾装面にのみ、金属
クロム換算で50〜200B/m2および金属Zn換算
で100〜1600 mg/m’)付Jibの塗4j型
クロメート処理を施した鋼板であることを特徴とする成
形性、耐食性の優れた複合積層鋼板である。
オレフィン系樹脂を挾装した複合積層鋼板において、 前記各鋼板は、前記熱可塑性樹脂の挾装面にのみ、金属
クロム換算で50〜200B/m2および金属Zn換算
で100〜1600 mg/m’)付Jibの塗4j型
クロメート処理を施した鋼板であることを特徴とする成
形性、耐食性の優れた複合積層鋼板である。
以下に本発明の構成を詳述する。
クロメート処理には、電解クロメート処理、反応型クロ
メート処理、塗布型クロメート処理がある。
メート処理、塗布型クロメート処理がある。
反応型クロメート処理の場合、スプレー処理により片面
処理がIi丁能であるが、冷延鋼板を使用する場合では
、適正クロム伺着焔を確保するのが困難である。
処理がIi丁能であるが、冷延鋼板を使用する場合では
、適正クロム伺着焔を確保するのが困難である。
電解クロメート酸処理では、適正クロム付着量を確保す
るのは容易であるが、電解クロム酸処理液中に侵漬され
るため、現状の設備では非処理面へのatのクロム付着
が避けられず、完全な片面処理は困難である。ところが
自動市川部品は塗装前に化成処理が施され、このクロム
酸化物層が化成処理性に悪影響をおよぼす、これらの理
由から、自動市川部品に使用される複合型制振鋼板や、
あるいは軽埴鋼板でも化成処理を施すものは、片面クロ
メート処理でなければならない。
るのは容易であるが、電解クロム酸処理液中に侵漬され
るため、現状の設備では非処理面へのatのクロム付着
が避けられず、完全な片面処理は困難である。ところが
自動市川部品は塗装前に化成処理が施され、このクロム
酸化物層が化成処理性に悪影響をおよぼす、これらの理
由から、自動市川部品に使用される複合型制振鋼板や、
あるいは軽埴鋼板でも化成処理を施すものは、片面クロ
メート処理でなければならない。
本発明の塗布型クロメート処理では、適正クロムの量の
確保が容易で、かつロール塗布により片面処理も容易に
できるため、このような複合積層鋼板の鋼板前処理とし
て有効である。また、電解クロメート処理に比べ塗布型
クロメート処理では微仙のCrG+が存在するため、腐
食環境下にさらされた場合、欠陥部の不動態化による保
、製作用により、接Ii部の劣化防IFに45効である
。
確保が容易で、かつロール塗布により片面処理も容易に
できるため、このような複合積層鋼板の鋼板前処理とし
て有効である。また、電解クロメート処理に比べ塗布型
クロメート処理では微仙のCrG+が存在するため、腐
食環境下にさらされた場合、欠陥部の不動態化による保
、製作用により、接Ii部の劣化防IFに45効である
。
さらに本発明ではZn粉末適切54石するクロメルト処
理液による塗布型クロメート処理を行った鋼板であるか
ら、Zn粒子のコントロー・ルyれた自己犠牲保護作用
がCr6+による鋼板素地の不動態化作用に対してきわ
めて有効に(動き、鋼板素地ど樹脂界面への水分等の侵
入によって2次密着性が低ドすることを防ifz L、
端面から赤錆侵入を防I1..シて、複合積層鋼板の耐
食性を向−トさせる。
理液による塗布型クロメート処理を行った鋼板であるか
ら、Zn粒子のコントロー・ルyれた自己犠牲保護作用
がCr6+による鋼板素地の不動態化作用に対してきわ
めて有効に(動き、鋼板素地ど樹脂界面への水分等の侵
入によって2次密着性が低ドすることを防ifz L、
端面から赤錆侵入を防I1..シて、複合積層鋼板の耐
食性を向−トさせる。
本発明で用いる塗布型クロメート処理は、一般の塗11
j型クロメート処理であって、クロl−酸水溶液中に還
元剤を添加したもので、Cr 3+とZn粉末を含有す
るクロメート処理液で塗布処理して乾燥するものである
。
j型クロメート処理であって、クロl−酸水溶液中に還
元剤を添加したもので、Cr 3+とZn粉末を含有す
るクロメート処理液で塗布処理して乾燥するものである
。
本発明におけるクロメート付石41としては、クロト換
算で一面ちり50〜2001g/m’が適切である。ク
ロメート付着量が一面当りクロム換算で50mg/rr
r’未満では、Zn−C:r03の均一な被Yg層が形
成されず耐食性向1−効果が少なく、200+mg/m
′を超えるとクロメート層内での剥離が起り易くなり、
1次密着性が低下し、成形性が劣る。
算で一面ちり50〜2001g/m’が適切である。ク
ロメート付着量が一面当りクロム換算で50mg/rr
r’未満では、Zn−C:r03の均一な被Yg層が形
成されず耐食性向1−効果が少なく、200+mg/m
′を超えるとクロメート層内での剥離が起り易くなり、
1次密着性が低下し、成形性が劣る。
Zn付着量としては、金属Zn換算で一面当り100〜
1600mg/m2が適切である。 Zn付石v:がl
00 tag/m2未満では、耐食性向1−効果が少
なく、1600mg/m2超では1次密着性が低下し、
成形性が劣る。
1600mg/m2が適切である。 Zn付石v:がl
00 tag/m2未満では、耐食性向1−効果が少
なく、1600mg/m2超では1次密着性が低下し、
成形性が劣る。
本発明の複合積層鋼板に用いる鋼板としては、冷延鋼板
に直接塗布型クロメート処理を施したものは勿論である
が、亜鉛メッキ鋼板などに同」二処理を施したものを用
いても差支えない、最外層、つまり樹脂層と直接接触す
る面に塗4i型クロメート処理皮lりを有するものであ
る。
に直接塗布型クロメート処理を施したものは勿論である
が、亜鉛メッキ鋼板などに同」二処理を施したものを用
いても差支えない、最外層、つまり樹脂層と直接接触す
る面に塗4i型クロメート処理皮lりを有するものであ
る。
一方、熱可塑性樹脂としては、成形性、耐熱性の点から
、ポリオレフィン、ポリアミドが有効であるが、ポリア
ミドのうち特にナイロンはクロメート処理による接着性
の向」二は認められず、接着強度が低い。本発明におい
て使用可能なポリオレフィンとしては、未変性ポリオレ
フィン、変性ポリオレフィン或いは変性ポリオレフィン
と未変性ポリオレフィンの組成物、または更に他の樹脂
、無機フィラーなどを添加したものなどの使用が好まし
い。未変性ポリオレフィンとしては、エチレン、プロピ
レン、1−ブチンなどの単独重合体、相異なるオレフィ
ンの共重合体、更にこれらの混合物などが挙げられる。
、ポリオレフィン、ポリアミドが有効であるが、ポリア
ミドのうち特にナイロンはクロメート処理による接着性
の向」二は認められず、接着強度が低い。本発明におい
て使用可能なポリオレフィンとしては、未変性ポリオレ
フィン、変性ポリオレフィン或いは変性ポリオレフィン
と未変性ポリオレフィンの組成物、または更に他の樹脂
、無機フィラーなどを添加したものなどの使用が好まし
い。未変性ポリオレフィンとしては、エチレン、プロピ
レン、1−ブチンなどの単独重合体、相異なるオレフィ
ンの共重合体、更にこれらの混合物などが挙げられる。
変性ポリオレフィンとは、前記の未変性ポリオレフィン
を変性して接着性を44 ’j’−シたものであるが、
この変性には、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸
などの不飽和カルボン酸、あるいはその無水物、エステ
ルなどの使用が可能である。また樹脂層として、変性ホ
IJ 、t レフイン層−未変性ポリオレフィン層−変
性ポリオレフィン層型の積層物を用いても差支えない。
を変性して接着性を44 ’j’−シたものであるが、
この変性には、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸
などの不飽和カルボン酸、あるいはその無水物、エステ
ルなどの使用が可能である。また樹脂層として、変性ホ
IJ 、t レフイン層−未変性ポリオレフィン層−変
性ポリオレフィン層型の積層物を用いても差支えない。
特にポリプロピレンが好ましい。
塗布ヤクロメート処理鋼板りに−J二記のような樹脂層
を形成するには、プレス成形機などにより加熱ドでJl
:!する、或いは樹脂を溶融押出り1機から供給してロ
ールにより圧着するなどの方法が好ましい。
を形成するには、プレス成形機などにより加熱ドでJl
:!する、或いは樹脂を溶融押出り1機から供給してロ
ールにより圧着するなどの方法が好ましい。
〈実施例〉
以ド、実施例にもとづいて本発明を旦体的に説明する。
(実施例1および比較例)
0.6■厚冷延鋼板の片面に、金属クロム換算0〜25
0 I1g/m2のクロムイ・j清冒、;−テ、金属
りaムに対して金属Znの重量化がO〜12の付着量と
なるよう下記の塗布型クロメート処理を施し、処理後、
O,1mm厚のポリプロピレン樹脂を挾み、複合型制振
鋼板を作製した。
0 I1g/m2のクロムイ・j清冒、;−テ、金属
りaムに対して金属Znの重量化がO〜12の付着量と
なるよう下記の塗布型クロメート処理を施し、処理後、
O,1mm厚のポリプロピレン樹脂を挾み、複合型制振
鋼板を作製した。
塗布型クロメート処理液
CrO340g
Zn粉末 40〜160g
コハク酸イミド 6g
キサンタンガム 1.5g
水 l 党この
制振鋼板より短冊状の接着強IJ¥測定用の試片を切り
出して、T型剥敲強度を測定した。また、限界絞り比も
測定した。この結果を第2図に小すゆ (実施例2および比較例) 0.2+am厚の冷延鋼板の片面に、実施例1と同様に
して、金属クロム換算で付着量、O〜250mg/m′
のクロム付着量で、金属クロムに対して金属Znの重量
比がO〜12の付着量の塗布型クロメート処理を施した
。この鋼板で0.8rara厚のポリプロピレン樹脂を
挾み、軽量鋼板を製作した。
制振鋼板より短冊状の接着強IJ¥測定用の試片を切り
出して、T型剥敲強度を測定した。また、限界絞り比も
測定した。この結果を第2図に小すゆ (実施例2および比較例) 0.2+am厚の冷延鋼板の片面に、実施例1と同様に
して、金属クロム換算で付着量、O〜250mg/m′
のクロム付着量で、金属クロムに対して金属Znの重量
比がO〜12の付着量の塗布型クロメート処理を施した
。この鋼板で0.8rara厚のポリプロピレン樹脂を
挾み、軽量鋼板を製作した。
この軽量鋼板より短冊状試片を切出し、実施例1と同じ
ように剥離強度を測定した。また軽1鋼板の場合は、深
絞りよりも浅絞りもしくは張出し成形で使用されること
が多いのでエリクセン値も測定した。その結果を第2図
に示した。
ように剥離強度を測定した。また軽1鋼板の場合は、深
絞りよりも浅絞りもしくは張出し成形で使用されること
が多いのでエリクセン値も測定した。その結果を第2図
に示した。
T型′AS強度は、初J(21T型剥敲強度(1次密着
性)とlム水噴霧試験1500時間後の2次T型剥離強
度(2次密着性)を1!l一定した。限界絞り比(LD
R)は、エリクセン試験機を用いて、しわ抑え圧500
Kg、ポンチ径33厘厘の条件で測定した。エリクセン
値もエリクセン試験を行なってΔIII定した。これら
の結果を第2図に示した。評価方法は下記の通りである
。
性)とlム水噴霧試験1500時間後の2次T型剥離強
度(2次密着性)を1!l一定した。限界絞り比(LD
R)は、エリクセン試験機を用いて、しわ抑え圧500
Kg、ポンチ径33厘厘の条件で測定した。エリクセン
値もエリクセン試験を行なってΔIII定した。これら
の結果を第2図に示した。評価方法は下記の通りである
。
○:初期T、!Xl!剥離強度 12 Kg#ビ以り限
界絞り比 1.95以上 (制振鋼板) エリクセン値 10mm以−1二 (軽量鋼板) 2次T型剥離強度 10 Kg/lnf以上Δ:初期T
型剥離強度 12 Kg/+ゴ以り限界絞り比
1.95以L エリクセン値 10mm以」二 2次T4り剥離強度 10Kg/cゴ以下×二初期T型
剥敲強度 12 Kg/〔ゴ以ド限界絞り比 1
.95以下 エリクセン値 10mm以ド 第2図に示した結果より、Zn付着量が多いと、1次密
着性が低下し、逆にZn伺77 破が少いと1次密着性
は向上するが、2次密Ii性の低下が激しい。またクロ
ム伺着量が多すぎると1次密着性2次害着性とも良い結
果かえられない。
界絞り比 1.95以上 (制振鋼板) エリクセン値 10mm以−1二 (軽量鋼板) 2次T型剥離強度 10 Kg/lnf以上Δ:初期T
型剥離強度 12 Kg/+ゴ以り限界絞り比
1.95以L エリクセン値 10mm以」二 2次T4り剥離強度 10Kg/cゴ以下×二初期T型
剥敲強度 12 Kg/〔ゴ以ド限界絞り比 1
.95以下 エリクセン値 10mm以ド 第2図に示した結果より、Zn付着量が多いと、1次密
着性が低下し、逆にZn伺77 破が少いと1次密着性
は向上するが、2次密Ii性の低下が激しい。またクロ
ム伺着量が多すぎると1次密着性2次害着性とも良い結
果かえられない。
クロム付着量とzn(−17’量を適切な範囲とした本
発明は、クロメート処理なしくクロム付着i、I Q
)の1次密着性がT型剥離強度で8Kg/cゴに対し、
1次密71性がT型剥離強度で12 Kg10f以−L
であり、2次密着性もT型剥離強度でl OKg/cゴ
以−にあり、良好な密着性を示すことがわかる。
発明は、クロメート処理なしくクロム付着i、I Q
)の1次密着性がT型剥離強度で8Kg/cゴに対し、
1次密71性がT型剥離強度で12 Kg10f以−L
であり、2次密着性もT型剥離強度でl OKg/cゴ
以−にあり、良好な密着性を示すことがわかる。
べつに、0.8mm厚のナイロン樹脂を挾み、他は」−
記と同様の複合積層鋼板を作製し、同様の特性試験を行
ったが、ナイロン樹脂の場合は、クロメート処理によっ
て接看強度の向−Eは全く認められなかった。
記と同様の複合積層鋼板を作製し、同様の特性試験を行
ったが、ナイロン樹脂の場合は、クロメート処理によっ
て接看強度の向−Eは全く認められなかった。
く発朗の効果〉
本発明は、上記実施例からも明らかな如く、鋼板と熱可
塑性樹脂としてのポリオレフィン樹脂との挾装面に、金
属クロム換算で一面当り50〜200 mg/m’の
クロム付着量および金属Zn換算でL 00〜1600
rag/m2のZn付JfMの塗布型クロメート処理
を施すことにより、鋼板と樹脂の初期剥離強度を強化し
、さらに塩水噴霧環境下での2次剥離強度を強化し、複
合積層鋼板の1次密着性と2次密着性を向上し、初期成
形性のみならず、経時的成形性劣化防止効果を向」二さ
せることができた。
塑性樹脂としてのポリオレフィン樹脂との挾装面に、金
属クロム換算で一面当り50〜200 mg/m’の
クロム付着量および金属Zn換算でL 00〜1600
rag/m2のZn付JfMの塗布型クロメート処理
を施すことにより、鋼板と樹脂の初期剥離強度を強化し
、さらに塩水噴霧環境下での2次剥離強度を強化し、複
合積層鋼板の1次密着性と2次密着性を向上し、初期成
形性のみならず、経時的成形性劣化防止効果を向」二さ
せることができた。
第1図は、本発明の複合積層鋼板の断面図である。
第2図は、本発明の実施例1および2の塗布型クロメー
ト処理の金属クロム換算付着驕と金属Zn換算付着量お
よび鋼板と樹脂のT型剥離強度の関係を示したグラフで
ある。 符号の説明 1・・・鋼板、2・・・クロメート処理層、3・・・熱
可塑性樹脂層 特許出願人 川崎製鉄株式会社 代理人 弁理士 渡 辺 望 捻 回 弁理士 石 井 陽 −・FIG、
1
ト処理の金属クロム換算付着驕と金属Zn換算付着量お
よび鋼板と樹脂のT型剥離強度の関係を示したグラフで
ある。 符号の説明 1・・・鋼板、2・・・クロメート処理層、3・・・熱
可塑性樹脂層 特許出願人 川崎製鉄株式会社 代理人 弁理士 渡 辺 望 捻 回 弁理士 石 井 陽 −・FIG、
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Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 鋼板間に熱可塑性樹脂としてポリオレフィン系樹脂を挾
装した複合積層鋼板において、 前記各鋼板は、前記熱可塑性樹脂の挾装面にのみ、金属
クロム換算で50〜200mg/m^2および金属Zn
換算で100〜1600mg/m^2の付着量の塗布型
クロメート処理を施した鋼板であることを特徴とする成
形性、耐食性の優れた複合積層鋼板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18913185A JPS6248541A (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 | 成形性、耐食性の優れた複合積層鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18913185A JPS6248541A (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 | 成形性、耐食性の優れた複合積層鋼板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6248541A true JPS6248541A (ja) | 1987-03-03 |
JPH0260510B2 JPH0260510B2 (ja) | 1990-12-17 |
Family
ID=16235920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18913185A Granted JPS6248541A (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 | 成形性、耐食性の優れた複合積層鋼板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6248541A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59159333A (ja) * | 1983-03-01 | 1984-09-08 | 三菱自動車工業株式会社 | 耐食サイドイツチ鋼板 |
JPS6040248A (ja) * | 1983-08-15 | 1985-03-02 | 川崎製鉄株式会社 | 成形性の良好な複合積層鋼板 |
-
1985
- 1985-08-28 JP JP18913185A patent/JPS6248541A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59159333A (ja) * | 1983-03-01 | 1984-09-08 | 三菱自動車工業株式会社 | 耐食サイドイツチ鋼板 |
JPS6040248A (ja) * | 1983-08-15 | 1985-03-02 | 川崎製鉄株式会社 | 成形性の良好な複合積層鋼板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0260510B2 (ja) | 1990-12-17 |
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