JPS6247Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6247Y2
JPS6247Y2 JP1979012095U JP1209579U JPS6247Y2 JP S6247 Y2 JPS6247 Y2 JP S6247Y2 JP 1979012095 U JP1979012095 U JP 1979012095U JP 1209579 U JP1209579 U JP 1209579U JP S6247 Y2 JPS6247 Y2 JP S6247Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette
reel
slider
loading ring
arrow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1979012095U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55114068U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1979012095U priority Critical patent/JPS6247Y2/ja
Publication of JPS55114068U publication Critical patent/JPS55114068U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6247Y2 publication Critical patent/JPS6247Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はカセツト式VTRに適用するのに最適
なカセツト式記録再生装置に関するものである。
従来の一般的なカセツト式VTRはリール台を
定位置で回転させる一方、カセツトホルダーをリ
ール台に対して昇降自在に設けており、先ずカセ
ツトをカセツトホルダー内に水平に挿入し、次に
カセツトホルダーを垂直に押し下げて、カセツト
をリール台に装着するように構成されていた。従
つてカセツト装着方向が2方向であり、操作が不
便であると共に、カセツトホルダーの上昇時のス
ペースが必要であつた。またこのような2方向の
操作ではカセツトオートチエンジヤー等にてカセ
ツトを自動的に着脱する際に大きな不都合がある
等の欠陥があつた。
本考案は、上述の如き欠陥を是正すべく考案さ
れたものであつて、カセツトを一方向から挿入す
るのみで、そのカセツトの装着を完了することが
出来るものであり、しかも、その構造が非常に簡
単なカセツト式記録再生装置を提供しようとする
ものである。
即ち、本考案のカセツト式記録再生装置は、テ
ープをリールに巻装して収納してあるカセツトが
挿入されるカセツトホルダーと、このカセツトホ
ルダー内に挿入されたカセツト内のリールに対し
て抜き差し自在のリール台と、このカセツトホル
ダー内に挿入されたカセツト内のリールに対して
抜き差し自在のリール台と、このカセツトホルダ
ー内に挿入されたカセツト内のテープを回転ヘツ
ドドラムの外周にローデイングするローデイング
リングと、このローデイングリングを回転駆動す
るモータと、このローデイングリングに設けられ
た当接部と、この当接部が当接される被当接部を
有するスライダーと、このスライダーに設けられ
たカム溝と、このカム溝にピンを介して係合され
ていて、前記リール台を前記リールに対する抜き
差し方向に駆動するリール台駆動部材と、をそれ
ぞれ具備し、 前記カセツトホルダー内への前記カセツトの挿
入後におけるテープローデイング時に、前記モー
タにより回転駆動される前記ローデイングリング
の前記当接部を前記被当接部に当接させて前記ス
ライダーを移動させることにより、前記カム溝に
より前記ピンを介して前記リール台駆動部材を駆
動させて、前記リール台を前記カセツト内の前記
リールに挿入させるように構成したものである。
このように構成された本考案のカセツト式記録
再生装置によれば、カセツトホルダー内へのカセ
ツト挿入後にリール台がカセツト内のリールに自
動的に挿入されるので、カセツトをカセツトホル
ダー内に一方から挿入するのみで、そのカセツト
の装着を完了することが出来る。しかも、モータ
により回転駆動されるローデイングリングの回転
力を利用してスライダーを移動させ、このスライ
ダーのカム溝によつてリール台駆動部材を駆動し
て、カセツト内のリールにリール台を自動的に挿
入させるようにしたので、1つのローデイング用
モータをリール台駆動部材の駆動用モータにも兼
用させることが出来て、リール台駆動部材を専用
に駆動するためのプランジヤー等の専用駆動装置
を用いる必要がない。更に、ローデイングリング
によつてスライダーを移動させる構成も、単に、
ローデイングリングに設けた当接部をスライダー
に設けた被当接部に当接させて、スライダーを機
械的に移動させるだけの非常に簡単なものであ
り、例えば、切換えクラツチ等を用いて、1つの
モータによりローデイングリングとリール台駆動
部材とを選択的に切換えて駆動するものではない
ので、その選択的に切換えて駆動するための切換
えクラツチ等を用いる必要がない。従つて、リー
ル台をカセツト内のリールに自動的に挿入させる
ための構造が非常に簡単である。
以下本考案を適用したカセツト式VTRの一実
施例を図面に基づき説明する。
先ず第1図〜第6図において1はシヤーシであ
り、このシヤーシ1上に総ての装置が取り付けら
れる。2はカセツトホルダーであり、シヤーシ1
上の所定高さ位置に水平状に固定されている。3
a,3bは左右一対のリール台であり、カセツト
ホルダー2の下部にあつて昇降自在に構成されて
いる。4a,4bは左右一対のカセツト位置決め
ピンであり、カセツトホルダー2の前端側の下部
にあつて昇降自在に構成されている。5は回転ヘ
ツドドラムであり、シヤーシ1上に所定の傾斜角
度で取り付けられている。6はローデイングリン
グであり、回転ヘツドドラム5の外周に偏心され
た状態で配置され、かつ回転ヘツドドラム5より
大きな角度に傾斜されている。そしてこのローデ
イングリング6はシヤーシ1上に取り付けられた
複数個のガイドローラ7にて支持されて回動自在
に構成されている。なおこのローデイングリング
6上にはテープガイド兼用のテープ引出しガイド
8、ピンチローラ9、複数個のテープガイド10
がそれぞれ所定の配置で取り付けられている。1
1はキヤプスタンであり、回転ヘツドドラム5と
ローデイングリング6との間の三日月状の空間部
分においてシヤーシ1上に回転自在に取り付けら
れている。12はテンシヨンアームピンであり、
テンシヨンアーム13によつて昇降並びに回動自
在に構成されている。なお14は全巾消去ヘツ
ド、15は音声ヘツド/コントロールヘツドから
なるコンビネーシヨンヘツド及び音声消去ヘツド
が設けられた音声/コントロールヘツド装置、1
6は複数個のテープパスガイドである。
ところで第6図に明示されるようにキヤプスタ
ン11はローデイングリング6に対して直角とな
るように所定の角度に傾斜されている。そしてシ
ヤーシ1上に固定された支持ブロツク18にその
上下両端を支持されて軸支されている。しかして
このキヤプスタン11の上端にフライホイール1
9が固着されている。なおキヤプスタン駆動用モ
ータ20がシヤーシ1上に上向き状態で取り付け
られていて、その上端に配されたモータプーリ2
1とフライホイール19とがベルト22によつて
連動され、このモータ20によつてキヤプスタン
11が回転駆動されるように構成されている。
このようにフライホイール19をキヤプスタン
11の上端に取り付けることによつて、ローデイ
ングリング6をシヤーシ1に最大限に近接させて
非常に低く配置させることが出来る。またフライ
ホイール19をローデイングリング6の最も低い
位置(第6図で左側端)の上部空間を有効に利用
して、高さ的に回転ヘツドドラム5の上端部分と
オーバーラツプさせた状態で比較的低く配置させ
ることが出来る。なお回転ヘツドドラム5の高さ
は実質的にローデイングリング6の高さによつて
決定され、ローデイングリング6が低くなれば、
この回転ヘツドドラム5の高さも低くなる。しか
してこれらの高さがVTR全体の高さを決定する
大きな要因となるが、第6図に鎖線で示されるよ
うに従来通りフライホイール19をキヤプスタン
11の下端に取り付けたものゝ必要最大高さ
(h1)に比べて、その必要最大高さ(h2)が著しく
縮少される結果を呈している。そしてこれにより
VTR全体を著しく薄形化することが可能であ
る。
次に以上述べた構成に基づきこのVTRによる
テープローデイング動作の概要を説明すると、先
ずカセツト24を第2図で矢印a方向からカセツ
トホルダー2内に水平に挿入する。この時一対の
リール台3a,3bは低い位置にあり、カセツト
24の水平挿入の邪魔にならない。そしてカセツ
ト24が所定位置まで挿入された時、一対のカセ
ツト位置決めピン4a,4bが上昇してカセツト
24の底面に設けられた一対の基準穴に係合し、
カセツト24がその位置で位置決めされる。一方
カセツト24の挿入に伴いカセツトホルダー2に
設けられた前蓋開放装置により、カセツト24の
前蓋25が自動的に開かれる。
次に上記カセツト挿入後ローデイングリング6
が第1図で矢印b方向へ回動開始される。なおこ
の際シヤーシ1上に取り付けられたローデイング
リング駆動用モータ27に減速歯車機構28を介
して連動されて駆動される駆動ギヤー29がロー
デイングリング6の外周に設けられた外周ギヤー
30を駆動することによつて、ローデイングリン
グ6が矢印b方向に回動駆動される。しかしてロ
ーデイングリング6の回動に伴い、先ずテンシヨ
ンアームピン12が上昇されて第2図で鎖線の如
くカセツト24内のテープ26の内側に挿入され
る。また一対のリール台3a,3bが上昇されて
これらがカセツト24内の一対のリールにそれぞ
れ挿入され、かつ係合される。なおテンシヨンア
ームピン12は上記上昇後に回動されて第4図及
び第5図の如き動作位置へ回動され、このテンシ
ヨンアームピン26によつてテープ26の一部が
カセツト24外に引き出される。一方ローデイン
グリング6は前述の如く傾斜された状態で矢印b
方向に回動される為、その回動に伴つてテープ引
出しガイド8、ピンチローラ9等が第3図で矢印
c方向として示されるように上昇される。そして
この際テープ引出しガイド8、ピンチローラ9等
はテープ26の下エツジ26aを潜り抜けてその
内側に入り、かつ上昇されてテープ26を引つ掛
ける。そしてこの後のローデイングリング6の回
動に伴い先行するテープ引出しガイド8によつて
テープ26が引つ張られ、テープ26がカセツト
24外に次第に引き出されて行く。また複数個の
テープガイド10も同様にテープ26に引つ掛け
られる。しかしてテープ26はその引き出しに伴
いながら回転ヘツドドラム5の周面にヘリカル状
にローデイングされ、ローデイングリング6が所
定の角度回転して、テープ引出しガイド8、ピン
チローラ9等が第4図の位置に達した時にテープ
ローデイング動作が完了する。そしてテープ26
は第4図の如く回転ヘツドドラム5、全巾消去ヘ
ツド14、音声/コントロールヘツド装置15間
の所定のテープ走行路にローデイングされる。な
お上記テープローデイング動作の完了の瞬間にロ
ーデイングリング6の外周の一部に設けられた凹
部31に第4図の如くリング位置決めローラ32
が係合されて、ローデイングリング6がその位置
で位置決めされる。またこの後VTRが記録又は
再生モードに切り換えられることによつてピンチ
ローラ9が第4図の如くキヤプスタン11に圧着
されて、テープ26が走行され、所望の記録又は
再生が行われる。
なおテープアンローデイング動作は上述の逆順
序で行われ、カセツト24内へのテープ26の引
き戻し後に、一対のカセツト位置決めピン4a,
4bが解除されることによつて、カセツト24が
カセツトホルダー2内から第1図で矢印a′方向に
排出される。またこの際ローデイングリング6が
第1図の復動位置に復動された時リング位置決め
ローラ33が凹部31に係合して、ローデイング
リング6がその位置で位置決めされる。
次にこのVTRに設けられている各機構、装置
の動作を構造説明と合せて説明する。
先ず第7A図及び第7B図によつてカセツト2
4の前蓋開放装置を説明する。
第7A図の如くカセツト24がカセツトホルダ
ー2内に矢印a方向から水平に挿入されると、カ
セツトホルダー2の底板35の一端側に設けら
れ、かつバネ36によつて矢印a′方向に摺動附勢
された前蓋ロツク解除用スライダー37がカセツ
ト24の前面の一端側に設けられたスリツト38
内に挿入される。そしてこのスライダー37がカ
セツト24内に設けられている前蓋25のロツク
レバー39に作用されて、前蓋25のロツクが解
除される。なおこの後カセツト24にてスライダ
ー37が押され、これが底板35に設けられたス
リツト40に沿つて矢印a方向にバネ36に抗し
て摺動される。そしてこれにより後にカセツト2
4をカセツトホルダー1内から矢印a′方向に排出
する為の力がバネ36にチヤージされる。
一方これに引き続いて、底板35の他端側に設
けられ、かつバネ41によつて矢印a′方向に摺動
附勢された前蓋開放用スライダー42の内側突起
43にカセツト24が当接される。またこれと
ほゞ同時に、そのスライダー42に支点軸44を
介して枢支された蓋開けアーム45の先端のピン
46が、前蓋25の側面に設けられているガイド
溝47に挿入される。そしてカセツト24にてス
ライダー42が押され、これが底板35に設けら
れたスリツト48に沿つて矢印a方向にバネ41
に抗して摺動される。この際蓋開けアーム45の
一端45aがカセツトホルダー2に固着されてい
るピン49に当接されていて、スライダー42の
矢印a方向への摺動により、この蓋開けアーム4
5が矢印d方向に回動される。この結果第7B図
の如くピン46によつて前蓋25が押し上げら
れ、この前蓋25が左右一対の支点軸50を中心
に内蔵バネに抗して矢印d方向に回動されて開放
される。
次に第8図〜第9B図によつてカセツト24の
位置決め装置を説明する。
先ず一対のカセツト位置決めピン4a,4bは
一対の支持レバー52a,52bの先端上に設け
られていて、カセツトホルダー2の底板35の下
部に配置されている。なおこれらの支持レバー5
2a,52bはシヤーシ1上に固着された一対の
支持板53a,53bにそれぞれ水平状の支点軸
54a,54bを介して上下方向に回動自在に枢
支され、かつそれぞれバネ55a,55bによつ
て第9A図で矢印e方向に回動附勢されている。
そしてこれによりカセツト位置決めピン4a,4
bが底板35に設けられた一対の貫通孔56a,
56bを挿通して、その底板35上に突出されて
いる。
しかしてこの状態でカセツト24がカセツトホ
ルダー2内に矢印a方向から水平に挿入される
と、先ずカセツト24の底板57の前端側に設け
られた一対の斜面58a,58bがカセツト位置
決めピン4a,4bの上端にそれぞれ設けられた
斜面59a,59bに当接される。すると第9A
図の如くこれらの斜面59a,59bによる案内
作用によつて、支持レバー52a,52bがバネ
55a,55bに抗して矢印e′方向に逃げ、カセ
ツト位置決めピン4a,4bがカセツト24の下
に摺り込む。そしてカセツト24がカセツトホル
ダー2内の所定位置まで挿入された時、第9B図
の如く支持レバー52a,52bがバネ55a,
55bによつて矢印e方向に押し戻されて、カセ
ツト位置決めピン4a,4bがカセツト24の底
板57に設けられている一対の基準穴60に係合
し、カセツト24がその位置で位置決めされる。
次に第10A図〜第12図によつて一対のリー
ル台3a,3bの昇降装置を説明する。
先ず一対のリール台3a,3bはカセツトホル
ダー2の底板35の下部に配置されている。そし
てその下部位置でシヤーシ1上に一対の支軸62
a,62bが垂直状に固着され、またこれら支軸
62a,62bにそれぞれ昇降軸63a,63b
が昇降自在に嵌装されている。そして一対のリー
ル台3a,3bがこれらの昇降軸63a,63b
に回転自在に取り付けられて昇降自在に構成され
ている。またリール台駆動部材である一対の揺動
レバー64a,64bがシヤーシ1上にそれぞれ
水平状の支点軸65a,65bを介して上下方向
に揺動自在に枢支されている。更にまたこれらの
揺動レバー64a,64bに対してほゞ直角状に
配されたリール台昇降用スライダー66がバネ6
7によつて第10A図で矢印f方向に摺動附勢さ
れている。そしてこのスライダー66の両端部に
は一対のカム溝67a,67bが形成されてい
て、揺動レバー64a,64bの一端に設けられ
た一対のピン68a,68bがこれらのカム溝6
7a,67b内に挿入されている。なお揺動レバ
ー64a,64bの他端は二股状に形成されてい
て、その他端がそれぞれ一対のピン69a,69
bを介して昇降軸63a,63bの下端に枢支さ
れている。なおローデイングリング6上にはスラ
イダー駆動用の当接部である一対のピン70a,
70bが固着され、これらのピン70a,70b
はスライダー66に固着された被当接部である一
対のピン71a,71bに作用するように構成さ
れている。
しかして第10A図はテープアンローデイング
完了状態を示しており、この時には矢印b′方向に
復動されて来たローデイングリング6のピン70
aが突起71aに当接してこれを押している為、
スライダー66がバネ67に抗して矢印f′方向に
摺動されている。この結果ピン68a,68bが
カム溝67a,67bの上端72a,72b側に
押し上げられて、揺動レバー64a,64bが矢
印g方向に回動され、一対のリール台3a,3b
が第11図で鎖線の如く底板35の下方に引き下
げられている。
そしてこの状態で前述したカセツトホルダー2
内へのカセツト24の挿入が行われる。そして前
述の如くこのカセツト挿入後にテープローデイン
グ動作が開始され、ローデイングリング6が矢印
b方向に回動されると、ピン70bが突起71b
に当接して、これを一定区間の間だけ押す。する
と第10B図の如くスライダー66が矢印f方向
に摺動され、ピン68a,68bがカム溝67
a,67bの上端72a,72bから傾斜部73
a,73bを至て下端74a,74b側に押し下
げられる。なおピン68a,68bがカム溝67
a,67bの下端74a,74bに下降された瞬
間に、スライダー66がバネ67によつて矢印f
方向に素早く摺動され、突起71bがピン71b
から離間される。そして突起71bはシヤーシ1
に固着されたストツパー75に当接して止まる。
しかしてピン68a,68bの下降により揺動
レバー64a,64bが矢印g′方向に回動され、
一対のリール台3a,3bが上昇される。なおこ
の時第11図で実線の如くこれらのリール台3
a,3bは底板35に設けられている一対の貫通
孔76を挿通して底板35の上方に上昇され、カ
セツト24内の一対のリール77のハブ77aに
挿入され、かつ係合される。
なお前述したテープアンローデイング動作の完
了直前で、第10A図の如く矢印b′方向に復動さ
れて来たローデイングリング6のピン70aが突
起71aに当接してこれを押す為、スライダー6
6が矢印f′方向に摺動されて、前述の如く一対の
リール台3a,3bが下降される。
また第12図の如く一対のリール台3a,3b
の下端外周にそれぞれ設けられた外周ギヤー79
に、シヤーシ1上に垂直状に軸支された一対の広
巾ギヤー80がそれぞれ係合され、シヤーシ1上
に取り付けられた一対のリール台駆動用モータ8
1の駆動ギヤー82によつてクラウンギヤー83
を介して一対の広巾ギヤー80がそれぞれ回転駆
動されるように構成されている。従つて一対のリ
ール台3a,3bは前述した上昇位置において一
対のモータ81によりそれぞれ回転駆動され、こ
れらのリール台3a,3bによりカセツト24内
の一対のリール77が回転駆動される。
次に第13A図〜第15図によつてテンシヨン
アームピン12の昇降及び回動駆動装置を説明す
る。
先ずテンシヨンアーム13がその一端に設けら
れた2重円筒構造部85によつてシヤーシ1上に
垂直状に固着された支軸86に嵌装されている。
そしてこのテンシヨンアーム13はこの支軸86
に沿つて昇降自在であると共に、これを中心に回
動自在に構成されている。一方ローデイングリン
グ6の外周面87の一部にはカム凹所88が設け
られていて、このカム凹所88の位置によりロー
デイングリング6の回動位置を検出するようにな
された位置検出レバー89がシヤーシ1に固着さ
れた支点軸90を中心に回動自在に取り付けられ
ている。そしてこの位置検出レバー89の一端に
はローラ91が枢着され、この位置検出レバー8
9がこれに関連された後述するレバー群に架け渡
されたバネ92,93,94群によつて第13A
図で矢印h方向に回動附勢されることによつて、
ローラ91がローデイングリング外周面87に押
圧されている。
しかしてローデイングリング6がテープアンロ
ーデイング完了位置に復動させている時、テンシ
ヨンアームピン12及びテンシヨンアーム13は
第13A図の位置において第14図及び第15図
で鎖線の如く下降されている。次に前述の如くテ
ープローデイング動作が開始され、第13B図の
如くローデイングリング6が矢印b方向に回動開
始されると、その瞬間にローラ91がローデイン
グリング外周面87からカム凹所88に浅く落ち
込む。するとこの時の検出レバー89の矢印h方
向への小角度の回転の瞬間に、その他端に設けら
れたピン95に長孔96を介して係合されている
リンク97が矢印i方向に移動される。そしてそ
のリンク97に設けられたピン98に一端が当接
されている押上げレバー99が第14図で実線の
如くシヤーシ1に固着された水平状の支点軸10
0を中心にバネ94によつて矢印j方向に回動さ
れる。この結果その押上げレバー99の他端と2
重円筒構造部85との間に連結されたリンク10
1によつてテンシヨンアーム13が支軸86に沿
つて上方に押し上げられて、このテンシヨンアー
ム13及びテンアヨンアームピン12が第14図
及び第15図で実線の如く上昇される。
一方ローデイングリング6の矢印b方向への引
き続きの回動により第13C図の如くローラ91
がカム凹所88に深く落ち込む。するとその時の
検出レバー89の矢印h方向への引き続きの回転
により、その検出レバー89に設けられたピン1
02に長孔103を介して係合されているレバー
104が支点軸90を中心に同じく矢印h方向に
回動される。そしてこのレバー104の先端にピ
ン105を介して当接されているレバー106が
支軸86を中心にしてバネ93によつて矢印k方
向に回動される。この結果そのレバー106上に
固着され、支軸86と平行状をなす垂直ピン10
7に長孔108を介して係合されているテンシヨ
ンアーム13が支軸86を中心に同じく矢印k方
向に回動される。そしてテンシヨンアームピン1
2が第13C図及び第14図に点線で示される動
作位置へ回動される。
なお第1図及び第4図に示されるようにテープ
供給側のリール台3aの外周にはバンドブレーキ
110が巻き掛けられており、そのバンドブレー
キ110の固定端110aとは反対側の可動端1
10bが支点軸111に枢支されたレバー112
に連結されている。そしてそのレバー112の先
端と垂直ピン107の下端との間にリンク113
が連結されている。従つてバネ93によるテンシ
ヨンアーム13の矢印k方向への回動によつて、
リンク113を介してレバー112が矢印I方向
に回動され、この結果第4図の如くバンドブレー
キ110の可動端110bが引つ張られて、この
バンドブレーキ110がリール台3aの外周面に
摺接される。そして記録又は再生時のテープテン
シヨンの変化によつてテンシヨンアームピン12
が矢印k方向及びk′方向に可動することによつ
て、リール台3aに対するバンドブレーキ110
のブレーキ力が自動調整されることになる。なお
この時バネ93はテンシヨンバネとして働く。
なお前述したテープアンローデイング動作の完
了直前で、第13A図の如く矢印b′方向に復動さ
れて来たローデイングリング6のカム凹所88か
ら外周面87上にローラ91が押し上げられるこ
とによつて、位置検出レバー89が矢印h′方向に
復動される。この結果前述の逆順序動作でテンシ
ヨンアーム13が第13A図の位置で、かつ第1
4図及び第15図に鎖線で示された下降位置へ復
動される。
次に第16図及び第17図によつてカセツト2
4の排出装置を説明する。
先ず前述したテープアンローデイング動作の完
了後に第16図の如くカセツト排出用ソレノイド
115に通電がなされる。するとこれに磁気吸引
されるレバー116のバネ117に抗しての矢印
m方向への回動により、一対の支持板53a,5
3b間に架設されているスライダー118がバネ
119に抗して矢印n方向に摺動される。これに
よりこのスライダー118に設けられている一対
の斜面120a,120bによつて一対の支持レ
バー52a,52bの他端にそれぞれ枢着されて
いるローラ121a,121bがそれぞれ矢印o
方向に押される。この結果これらの支持レバー5
2a,52bが第17図の如くそれぞれバネ55
a,55bに抗して矢印e′方向に回動されて、一
対のカセツト位置決めピン4a,4bがカセツト
24の一対の基準穴60内から下方に抜き取られ
る。
しかして前述の如く前蓋ロツク解除用スライダ
ー37のバネ36にはカセツト24の排出力がチ
ヤージされている。従つて上記の如く一対のカセ
ツト位置決めピン4a,4bが一対の基準穴60
の下方に抜き取られて、カセツト24のカセツト
ホルダー2に対するロツクが解除された瞬間に、
スライダー37がバネ36の力によつてカセツト
24をカセツトホルダー2内から矢印a′方向に自
動的に排出することになる。なおソレノイド11
5は極く一瞬の間だけ通電され、その通電が切断
されると、スライダー118がバネ119によつ
て矢印n′方向に復動されることによつて、一対の
カセツト位置決めピン4a,4bが再び底板35
上に突出されて、次のカセツト挿入に備えられ
る。
またカセツト24の上記排出時に第7A図にお
いて、前蓋開放用スライダー42もバネ41によ
つて矢印a′方向に復動される。この結課これに連
動して蓋開けアーム45も矢印d′方向に復動して
鎖線の位置から実線の位置へ下げる為、これまで
開放されていたカセツト24の前蓋25が内蔵バ
ネによつて第7B図で矢印d′方向に回動されて、
自動的に閉塞される。
以上本考案の実施例に付き述べたが、本考案に
おけるテープローデイング手段及びリール台駆動
手段は実施例に示されたものに限定されることな
く、その他の有効な構造に変更可能である。
上述した如く、本考案のカセツト式記録再生装
置は、カセツトホルダー内へのカセツト挿入後に
リール台がカセツト内のリールに自動的に挿入さ
れるので、カセツトをカセツトホルダー内に一方
から挿入するのみで、そのカセツトの装着を完了
することが出来る。従つて、カセツトをカセツト
ホルダー内に例えば水平方向の一方向から挿入す
るのみで、そのカセツトの装着を完了することが
出来る。従つてカセツトのワンタツチ装着を行え
て、その操作が非常に容易である。また従来のよ
うにカセツトホルダーの上昇時のスペースが不必
要で、スペース的に非常に有利である。更にまた
カセツトの着脱を一方向において行えるので、特
にカセツトオートチエンジヤー等にてカセツトを
自動的に着脱する際に好都合であり、自動化を図
り易い。
しかも、モータにより回転駆動されるローデイ
ングリングの回転力を利用してスライダーを移動
させ、このスライダーのカム溝によつてリール台
駆動部材を駆動して、カセツト内のリールにリー
ル台を自動的に挿入させるようにし、その際、単
に、ローデイングリングに設けた当接部をスライ
ダーに設けた被当接部に当接させて、スライダー
を機械的に移動させるようにしたので、1つのロ
ーデイング用モータをリール台駆動部材の駆動用
モータにも兼用させることが出来て、リール台駆
動部材を専用に駆動するためのプランジヤー等の
専用駆動装置を用いる必要がないし、1つのモー
タによりローデイングリングとリール台駆動部材
とを選択的に切換えて駆動するための切換えクラ
ツチ等を用いる必要もない。従つて、上記の専用
駆動装置や切換えクラツチ等を用いるものに比べ
て、リール台をカセツト内のリールに自動的に挿
入させるための構造が非常に簡単なものであり、
上記の専用駆動装置や切換えクラツチ等を用いる
ものに比べて大巾なコストダウンを図り得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案を適用したカセツト式VTRの一
実施例を示したものであつて、第1図はテープア
ンローデイング完了状態を示した全体の平面図
(但しカセツトホルダーは除去されている)、第2
図は同上の側面図、第3図は同上の平面図、第4
図はテープローデイング完了状態を示した全体の
平面図(但しカセツトホルダーは除去されてい
る)、第5図は同上の側面図、第6図は第2図
−線断面図、第7A図及び第7B図はカセツト
の前蓋開放装置を説明する要部の斜視図、第8図
〜第9B図はカセツトの位置決め装置を説明する
ものであつて、第8図は要部の一部切欠平面図、
第9A図及び第9B図は第8図−線での断面
図、第10A図〜第12図はリール台の昇降装置
を説明するものであつて、第10A図及び第10
B図は要部の斜視図、第11図は要部の一部切欠
側面図、第12図は第11図XII−XII線断面図、第
13A図〜第15図はテンシヨンアームピンの昇
降及び回動駆動装置を説明するものであつて、第
13A図〜第13C図は要部の平面図、第14図
は要部の側面図、第15図は第14図−
線断面図、第16図及び第17図はカセツトの排
出装置を説明するものであつて、第16図は要部
の平面図、第17図は要部の一部切欠側面図であ
る。 また図面に用いられた符号において、2……カ
セツトホルダー、3a,3b……リール台、5…
…回転ヘツドドラム、6……ローデイングリン
グ、24……カセツト、26……テープ、27…
…モータ、64a,64b……リール台駆動部材
である揺動レバー、66……スライダー、67
a,67b……カム溝、68a,68b……ピ
ン、70a,70b……当接部であるピン、71
a,71b……被当接部である突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a) テープをリールに巻装して収納してあるカセ
    ツトが挿入されるカセツトホルダーと、 (b) このカセツトホルダー内に挿入されたカセツ
    ト内のリールに対して抜き差し自在のリール台
    と、 (c) このカセツトホルダー内に挿入されたカセツ
    ト内のテープを回転ヘツドドラムの外周にロー
    デイングするローデイングリングと、 (d) このローデイングリングを回転駆動するモー
    タと、 (e) このローデイングリングに設けられた当接部
    と、 (f) この当接部が当接される被当接部を有するス
    ライダーと、 (g) このスライダーに設けられたカム溝と、 (h) このカム溝にピンを介して係合されていて、
    前記リール台を前記リールに対する抜き差し方
    向に駆動するリール台駆動部材と、 をそれぞれ具備し、 (i) 前記カセツトホルダー内への前記カセツトの
    挿入後におけるテープローデイング時に、前記
    モータにより回転駆動される前記ローデイング
    リングの前記当接部を前記被当接部に当接させ
    て前記スライダーを移動させることにより、前
    記カム溝により前記ピンを介して前記リール台
    駆動部材を駆動させて、前記リール台を前記カ
    セツト内の前記リールに挿入させるように構成
    したことを特徴とするカセツト式記録再生装
    置。
JP1979012095U 1979-01-31 1979-01-31 Expired JPS6247Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979012095U JPS6247Y2 (ja) 1979-01-31 1979-01-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979012095U JPS6247Y2 (ja) 1979-01-31 1979-01-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55114068U JPS55114068U (ja) 1980-08-11
JPS6247Y2 true JPS6247Y2 (ja) 1987-01-06

Family

ID=28827736

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979012095U Expired JPS6247Y2 (ja) 1979-01-31 1979-01-31

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6247Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5960785U (ja) * 1982-10-15 1984-04-20 ソニー株式会社 テ−プカセツトの蓋開け機構

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5081513A (ja) * 1973-11-20 1975-07-02
JPS5099511A (ja) * 1973-12-28 1975-08-07
JPS52102703A (en) * 1976-02-24 1977-08-29 Sony Corp Cassette type recording and reproducing apparatus

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5081513A (ja) * 1973-11-20 1975-07-02
JPS5099511A (ja) * 1973-12-28 1975-08-07
JPS52102703A (en) * 1976-02-24 1977-08-29 Sony Corp Cassette type recording and reproducing apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55114068U (ja) 1980-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4071859A (en) Tape cartridge positioning and ejection device
JPH01138651A (ja) ビデオテープレコーダーのキャプスタンモーターを利用したカセットローディング装置
US4337487A (en) Magnetic recording/reproducing apparatus
JPH07110981A (ja) 磁気テープレコーダ
JPH01159859A (ja) Datのカセットローディング装置
JPS6247Y2 (ja)
JPS6120680Y2 (ja)
JP3125508B2 (ja) カセットローディング機構
KR970002866B1 (ko) 자기 디스크 로딩 장치
JPH0636424A (ja) リニヤスケートシャーシ移動機構
JPH11296954A (ja) ディスクドライブ装置
JPH087540Y2 (ja) 音響再生装置
JPH0229968A (ja) デープカセットのエジェクト装置
JPS6282534A (ja) カセツト式磁気記録再生装置
US4979060A (en) Tape change mechanism for cassette apparatus
JPH09274753A (ja) テープカセット装着装置
JPH0135317Y2 (ja)
JP3128063B2 (ja) ビデオにおけるvtrカセットのガイド機構
JPH0441472Y2 (ja)
JPH0810840Y2 (ja) 回転ヘッド式テーププレーヤのクリーニング装置
JPH0650845Y2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH0731391Y2 (ja) テープ再生装置のローディング機構
JPH0452876Y2 (ja)
JP2948997B2 (ja) 磁気記録再生装置のスライド機構
US5136443A (en) Cassette loading apparatus for digital audio tape recorder