JPS6120680Y2 - - Google Patents

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JPS6120680Y2
JPS6120680Y2 JP1209679U JP1209679U JPS6120680Y2 JP S6120680 Y2 JPS6120680 Y2 JP S6120680Y2 JP 1209679 U JP1209679 U JP 1209679U JP 1209679 U JP1209679 U JP 1209679U JP S6120680 Y2 JPS6120680 Y2 JP S6120680Y2
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chassis
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capstan
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はローデイングリングの回動により、カ
セツト内のテープを引出して回転ヘツドドラムの
周面及びキヤプスタンにローデイングさせるよう
に構成したカセツト式記録再生装置に関するもの
である。
周知の如くこの種の従来のカセツト式VTRで
はカセツトを水平状に装着させる一方、回転ヘツ
ドドラムをシヤーシ上に所定の傾斜角度に傾斜し
て取り付け、またローデイングリングを回転ヘツ
ドドラムの傾斜角度より大きな角度に傾斜させて
シヤーシ上に取り付け、ローデイングリングの斜
めの回動により水平状のカセツトから引き出され
たテープを回転ヘツドドラムにヘリカル状にロー
デイングさせている。ところでこの種のカセツト
式VTRでは、シヤーシに対するローデイングリ
ングの高さによつて回転ヘツドドラムの高さが決
定し、回転ヘツドドラムの高さがVTR全体の高
さを決定する大きな要因となつている。
しかるに従来はキヤプスタンフライホイールを
キヤプスタンの下端に取り付けていた為に、ロー
デイングリングをシヤーシにさほど近接させるこ
とが出来ず、VTR全体の厚みをあまり小さくす
ることが出来ない欠陥があつた。
本考案は上記の問題を解決するためになされた
ものであつて、ローデイングリングの回動によ
り、カセツト内のテープを引出して回転ヘツドド
ラムの周面及びキヤプスタンにローデイングさせ
るように構成したカセツト式記録再生装置におい
て、前記回転ヘツドドラムをシヤーシに対して傾
斜させた状態で配設し、前記キヤプスタンを前記
回転ヘツドドラムが傾斜する側に配設し、この
際、前記キヤプスタンを前記回転ヘツドドラムに
対してほぼ同一方向に傾斜させた状態でその両端
を回転自在に軸支し、フライホイールを前記キヤ
プスタンの上端に固着させ、前記シヤーシに対す
る前記フライホイールの最も離間した部分の近傍
がこのシヤーシに対する前記回転ヘツドドラムの
最も近接した部分の近傍に覆い被さるようになす
と共に、前記フライホイールの前記最も離間した
部分と前記シヤーシに対する前記回転ヘツドドラ
ムの最も離間した部分とがほぼ同程度にこのシヤ
ーシに対して離間するようになし、前記キヤプス
タンをその上端に固着させた前記フライホイール
を介してモータによつて回転駆動させるように構
成したことを特徴とするカセツト式記録再生装置
に係るものである。従つて本考案によれば、回転
ヘツドドラムの高さを低くすることができるにも
かかわらず、フライホイールを回転ヘツドドラム
の高さとほぼ同程度に低くすることができ、この
ために装置全体を超薄型化することが出来る。
以下本考案を適用したカセツト式VTRの一実
施例を図面に基づき説明する。
先ず第1図〜第6図において1はシヤーシであ
り、このシヤーシ1上に総ての装置が取り付けら
れる。2はカセツトホルダーであり、シヤーシ1
上の所定高さ位置に水平状に固定されている。3
a,3bは左右一対のリール台であり、カセツト
ホルダー2の下部にあつて昇降自在に構成されて
いる。4a,4bは左右一対のカセツト位置決め
ピンであり、カセツトホルダー2の前端側の下部
にあつて昇降自在に構成されている。5は回転ヘ
ツドドラムであり、シヤーシ1上に所定の傾斜角
度で取り付けられている。6はローデイングリン
グであり、回転ヘツドドラム5の外周に偏心され
た状態で配置され、かつ回転ヘツドドラム5より
大きな角度に傾斜されている。そしてこのローデ
イングリング6はシヤーシ1上に取り付けられた
複数個のガイドローラ7にて支持されて回動自在
に構成されている。なおこのローデイングリング
6上にはテープガイド兼用のテープ引出しガイド
8、ピンチローラ9、複数個のテープガイド10
がそれぞれ所定の配置で取り付けられている。1
1はキヤプスタンであり、回転ヘツドドラム5と
ローデイングリング6との間の三日月状の空間部
分においてシヤーシ1上に回転自在に取り付けら
れている。12はテンシヨンアームピンであり、
テンシヨンアーム13によつて昇降並びに回動自
在に構成されている。なお14は全巾消去ヘツ
ド、15は音声ヘツド/コントロールヘツドから
なるコンビネーシヨンヘツド及び音声消去ヘツド
が設けられた音声/コントロールヘツド装置、1
6は複数個のテープパスガイドである。
ところで第6図に明示されるようにキヤプスタ
ン11は回転ヘツドドラム5が傾斜する側(第6
図における左側)に配置されている。またキヤプ
スタン11はローデイングリング6に対してほぼ
直角となすように、回転ヘツドドラム5に対して
ほぼ同一方向に所定角度傾斜している。そしてシ
ヤーシ1上に固定された支持ブロツク18にその
上下両端を支持されて軸支されている。しかして
このキヤプスタン11の上端にフライホイール1
9が固着されている。この際、シヤーシ1に対す
るフライホイール19の最も離間した部分の近傍
はシヤーシ1に対する回転ヘツドドラム5の最も
近接した部分の近傍に覆い被さつており、またフ
ライホイール19の上記最も離間した部分とシヤ
ーシ1に対する回転ヘツドドラム5の最も離間し
た部分とがほぼ同程度にシヤーシ1に対して離間
している。なおキヤプスタン駆動用モータ20が
シヤーシ1上に上向き状態で取り付けられてい
て、その上端に配されたモータプーリ21とフラ
イホイール19とがベルト22によつて連動さ
れ、このモータ20によつてキヤプスタン11が
回転駆動されるように構成されている。
このようにフライホイール19をキヤプスタン
11の上端に取り付けることによつて、ローデイ
ングリング6をシヤーシ1に最大限に近接させて
非常に低く配置させることが出来る。また既述の
ような構成であるから、ローデイングリング6の
最も低い位置(第6図における左側端)の上方空
間においては回転ヘツドドラム5の傾斜により回
転ヘツドドラム5の高さが低くなることを有効に
利用して、フライホイール19を回転ヘツドドラ
ム5の傾斜する側の上端部分に覆い被せた状態と
して比較的低く配置させることが出来る。なお回
転ヘツドドラム5の高さは実質的にローデイング
リング6の高さによつて決定され、ローデイング
リング6が低くなれば、この回転ヘツドドラム5
の高さも低くなる。しかしてこられの高さが
VTR全体の高さを決定する大きな要因となる
が、第6図に鎖線で示されるように従来通りフラ
イホイール19をキヤプスタン11の下端に取り
付けたものゝ必要最大高さh1に比べて、この必要
最大高さh2が著しく縮少される結果を呈してい
る。そしてこれによりVTR全体を著しく薄形化
することが可能である。
次に以上述べた構成に基づきこのVTRによる
テープローデイング動作の概要を説明すると、先
ずカセツト24を第2図で矢印a方向からカセツ
トホルダー2内に水平に挿入する。この時一対の
リール台3a,3bは低い位置にあり、カセツト
24の水平挿入の邪魔にならない。そしてカセツ
ト24が所定位置まで挿入された時、一対のカセ
ツト位置決めピン4a,4bが上昇してカセツト
24の底面に設けられた一対の基準穴に係合し、
カセツト24がその位置で位置決めされる。一方
カセツト24の挿入に伴いカセツトホルダー2に
設けられた前蓋開放装置により、カセツト24の
前蓋25が自動的に開かれる。
次に上記カセツト挿入後ローデイングリング6
が第1図で矢印b方向へ回動開始される。なおこ
の際シヤーシ1上に取り付けられたローデイング
リング駆動用モータ27に減速歯車機構28を介
して連動されて駆動される駆動ギヤー29がロー
デイングリング6の外周に設けられた外周ギヤー
30を駆動することによつて、ローデイングリン
グ6が矢印b方向に回動駆動される。しかしてロ
ーデイングリング6の回動に伴い、先ずテンシヨ
ンアームピン12が上昇されて第2図で鎖線の如
くカセツト24内のテープ26の内側に挿入され
る。また一対のリール台3a,3bが上昇されて
これらがカセツト24内の一対のリールにそれぞ
れ挿入され、かつ係合される。なおテンシヨンア
ームピン12は上記上昇後に回動されて第4図及
び第5図の如き動作位置へ回動され、このテンシ
ヨンアームピン12によつてテープ26の一部が
カセツト24外に引き出される。一方ローデイン
グリング6は前述の如く傾斜された状態で矢印b
方向に回動される為、その回動に伴つてテープ引
出しガイド8、ピンチローラ9等が第3図で矢印
c方向として示されるように上昇される。そして
この際テープ引出しガイド8、ピンチローラ9等
はテープ26の下エツジ26aを潜り抜けてその
内側に入り、かつ上昇されてテープ26を引つ掛
ける。そしてこの後のローデイングリング6の回
動に伴い先行するテープ引出しガイド8によつて
テープ26が引つ張られ、テープ26がカセツト
24外に次第に引き出されて行く。また複数個の
テープガイド10も同様にテープ26に引つ掛け
られる。しかしてテープ26はその引き出しに伴
いながら回転ヘツドドラム5の周面にヘリカル状
にローデイングされ、ローデイングリング6が所
定の角度回動して、テープ引出しガイド8、ピン
チローラ9等が第4図の位置に達した時にテープ
ローデイング動作が完了する。そしてテープ26
は第4図の如く回転ヘツドドラム5、全巾消去ヘ
ツド14、音声/コントロールヘツド装置15間
の所定のテープ走行路にローデイングされる。な
お上記テープローデイング動作の完了の瞬間にロ
ーデイングリング6の外周の一部に設けられた凹
部31に第4図の如くリング位置決めローラ32
が係合されて、ローデイングリング6がその位置
で位置決めされる。またこの後VTRが記録又は
再生モードに切り換えられることによつてピンチ
ローラ9が第4図の如くキヤプスタン11に圧着
されて、テープ26が走行され、所望の記録又は
再生が行われる。
なおテープアンローデイング動作は上述の逆順
序で行われ、カセツト24内へのテープ26の引
き戻し後に、一対のカセツト位置決めピン4a,
4bが解除されることによつて、カセツト24が
カセツトホルダー2内から第1図で矢印a′方向に
排出される。またこの際ローデイングリング6が
第1図の復動位置に復動された時リング位置決め
ローラ33が凹部31に係合して、ローデイング
リング6がその位置で位置決めされる。
次にこのVTRに設けられている各機構、装置
の動作を構造説明と合せて説明する。
先ず第7A図及び第7B図によつてカセツト2
4の前蓋開放装置を説明する。
第7A図の如くカセツト24がカセツトホルダ
ー2内に矢印a方向から水平に挿入されると、カ
セツトホルダー2の底板35の一端側に設けら
れ、かつバネ36によつて矢印a′方向に摺動附勢
された前蓋ロツク解除用スライダー37がカセツ
ト24の前面の一端側に設けられたスリツト38
内に挿入される。そしてこのスライダー37がカ
セツト24内に設けられている前蓋25のロツク
レバー39に作用されて、前蓋25のロツクが解
除される。なおこの後カセツト24にてスライダ
ー37が押され、これが底板35に設けられたス
リツト40に沿つて矢印a方向にバネ36に抗し
て摺動される。そしてこれにより後にカセツト2
4をカセツトホルダー1内から矢印a′方向に排出
する為の力がバネ36にチヤージされる。
一方これに引き続いて、底板35の他端部に設
けられ、かつバネ41によつて矢印a′方向に摺動
附勢された前蓋開放用スライダー42の内側突起
43にカセツト24が当接される。またこれと
ほゞ同時に、そのスライダー42に支点軸44を
介して枢支された蓋開けアーム45の先端のピン
46が、前蓋25の側面に設けられているガイド
溝47に挿入される。そしてカセツト24にてス
ライダー42が押され、これが底板35に設けら
れたスリツト48に沿つて矢印a方向にバネ41
に抗して摺動される。この際蓋開けアーム45の
一端45aがカセツトホルダー2に固着されてい
るピン49に当接されていて、スライダー42の
矢印a方向への摺動により、この蓋開けアーム4
5が矢印d方向に回動される。この結果第7B図
の如くピン46によつて前蓋25が押し上げら
れ、この前蓋25が左右一対の支点軸50を中心
に内蔵バネに抗して矢印d方向に回動されて開放
される。
次に第8図〜第9B図によつてカセツト24の
位置決め装置を説明する。
先ず一対のカセツト位置決めピン4a,4bは
一対の支持レバー52a,52bの先端上に設け
られていて、カセツトホルダー2の底板35の下
部に配置されている。なおこれらの支持レバー5
2a,52bはシヤーシ1上に固着された一対の
支持板53a,53bにそれぞれ水平状の支点軸
54a,54bを介して上下方向に回動自在に枢
支され、かつそれぞれバネ55a,55bによつ
て第9A図で矢印e方向に回動附勢されている。
そしてこれによりカセツト位置決めピン4a,4
bが底板35に設けられた一対の貫通孔56a,
56bを挿通して、その底板35上に突出されて
いる。
しかしてこの状態でカセツト24がカセツトホ
ルダー2内に矢印a方向から水平に挿入される
と、先ずカセツト24の底板57の前端側に設け
られた一対の斜面58a,58bがカセツト位置
決めピン4a,4bの上端にそれぞれ設けられた
斜面59a,59bに当接される。すると第9A
図の如くこれらの斜面59a,59bによる案内
作用によつて、支持レバー52a,52bがバネ
55a,55bに抗して矢印e′方向に逃げ、カセ
ツト位置決めピン4a,4bがカセツト24の下
に摺り込む。そしてカセツト24がカセツトホル
ダー2内の所定位置まで挿入された時、第9B図
の如く支持レバー52a,52bがバネ55a,
55bによつて矢印e方向に押し戻されて、カセ
ツト位置決めピン4a,4bがカセツト24の底
板57に設けられている一対の基準穴60に係合
し、カセツト24がその位置で位置決めされる。
次に第10A図〜第12図によつて一対のリー
ル台3a,3bの昇降装置を説明する。
先ず一対のリール台3a,3bはカセツトホル
ダー2の底板35の下部に配置されている。そし
てその下部位置でシヤーシ1上に一対の支軸62
a,62bが垂直状に固着され、またこれらの支
軸62a,62bにそれぞれ昇降軸63a,63
bが昇降自在に嵌装されている。そして一対のリ
ール台3a,3bがこれらの昇降軸63a,63
bに回転自在に取り付けられて昇降自在に構成さ
れている。また一対の揺動レバー64a,64b
がシヤーシ1上にそれぞれ水平状の支点軸65
a,65bを介して上下方向に揺動自在に枢支さ
れている。更にまたこれらの揺動レバー64a,
64bに対してほゞ直角状に配されたリール台昇
降用スライダー66がバネ67によつて第10A
図で矢印f方向に摺動附勢されている。そしてこ
のスライダー66の両端部には一対のカム溝67
a,67bが形成されていて、揺動レバー64
a,64bの一端に設けられた一対のピン68
a,68bがこれらのカム溝67a,67b内に
挿入されている。なお揺動レバー64a,64b
の他端は二股状に形成されていて、その他端がそ
れぞれ一対のピン69a,69bを介して昇降軸
63a,63bの下端に枢支されている。なおロ
ーデイングリング6上にはスライダー駆動用の一
対のピン70a,70bが固着され、これらのピ
ン70a,70bはスライダー66に固着された
一対の突起71a,71bに作用するように構成
されている。
しかして第10A図はテープアンローデイング
完了状態を示しており、この時には矢印b方向に
復動されて来たローデイングリング6のピン70
aが突起71aに当接してこれを押している為、
スライダー66がバネ67に抗して矢印f方向に
摺動されている。この結果ピン68a,68bが
カム溝67a,67bの上端72a,72b側に
押し上げられて、揺動レバー64a,64bが矢
印g方向に回動され、一対のリール台3a,3b
が第11図で鎖線の如く底板35の下方に引き下
げられている。
そしてこの状態で前述したカセツトホルダー2
内へのカセツト24の挿入が行われる。そして前
述の如くこのカセツト挿入後にテープローデイン
グ動作が開始され、ローデイングリング6が矢印
b方向に回動されると、ピン70bが突起71b
に当接して、これを一定区間の間だけ押す。する
と第10B図の如くスライダー66が矢印f方向
に摺動され、ピン68a,68bがカム溝67
a,67bの上端72a,72bから傾斜部73
a,73bを経て下端74a,74b側に押し下
げられる。なおピン68a,68bがカム溝67
a,67bの下端74a,74bに下降された瞬
間に、スライダー66がバネ67によつて矢印f
方向に素早く摺動され、突起71bがピン70b
から離間される。そして突起71bはシヤーシ1
に固着されたストツパー75に当接して止まる。
しかしてピン68a,68bの下降により揺動
レバー64a,64bが矢印g′方向に回動され、
一対のリール台3a,3bが上昇される。なおこ
の時第11図で実線の如くこれらのリール台3
a,3bは底板35に設けられている一対の貫通
孔76を挿通して底板35の上方に上昇され、カ
セツト24内の一対のリール77のハブ77aに
挿入され、かつ係合される。
なお前述したテープアンローデイング動作の完
了直前で、第10A図の如く矢印b方向に復動さ
れて来たローデイングリング6のピン70aが突
起71aに当接してこれを押す為、スライダー6
6が矢印f′方向に摺動されて、前述の如く一対の
リール台3a,3bが下降される。
また第12図の如く一対のリール台3a,3b
の下端外周にそれぞれ設けられた外周ギヤー79
に、シヤーシ1上に垂直状に軸支された一対の広
巾ギヤー80がそれぞれ係合され、シヤーシ1上
に取り付けられた一対のリール台駆動用モータ8
1の駆動ギヤー82によつてクラウンギヤー83
を介して一対の広巾ギヤー80がそれぞれ回転駆
動されるように構成されている。従つて一対のリ
ール台3a,3bは前述した上昇位置において一
対のモータ81によりそれぞれ回転駆動され、こ
れらのリール台3a,3bによりカセツト24内
の一対のリール77が回転駆動される。
次に第13A図〜第15図によつてテンシヨン
アームピン12の昇降及び回動駆動装置を説明す
る。
先ずテンシヨンアーム13がその一端に設けら
れた2重円筒構造部85によつてシヤーシ1上に
垂直状に固着された支軸86に嵌装されている。
そしてこのテンシヨンアーム13はこの支軸86
に沿つて昇降自在であると共に、これを中心に回
動自在に構成されている。一方ローデイングリン
グ6の外周面87の一部にはカム凹所88が設け
られていて、このカム凹所88の位置によりロー
デイングリング6の回動位置を検出するようにな
された位置検出レバー89がシヤーシ1に固着さ
れた支点軸90を中心に回動自在に取り付けられ
ている。そしてこの位置検出レバー89の一端に
はローラ91が枢着され、この位置検出レバー8
9がこれに関連された後述するレバー群に架け渡
されたバネ92,93,94群によつて第13A
図で矢印h方向に回動附勢されることによつて、
ローラ91がローデイングリング外周面87に押
圧されている。
しかしてローデイングリング6がテープアンロ
ーデイング完了位置に復動させている時、テンシ
ヨンアームピン12及びテンシヨンアーム13は
第13A図の位置において第14図及び第15図
で鎖線の如く下降されている。次に前述の如くテ
ープローデイング動作が開始され、第13B図の
如くローデイングリング6が矢印b方向に回動開
始されると、その瞬間にローラ91がローデイン
グリング6の外周面87からカム凹所88に浅く
落ち込む。するとこの時の検出レバー89の矢印
h方向への小角度の回転の瞬間に、その他端に設
けられたピン95に長孔96を介して係合されて
いるリンク97が矢印i方向に移動される。そし
てそのリンク97に設けられたピン98に一端が
当接されている押上げレバー99が第14図で実
線の如くシヤーシ1に固着された水平状の支点軸
100を中心にバネ94によつて矢印j方向に回
動される。この結果その押上げレバー99の他端
と2重円筒構造部85との間に連結されたリンク
101によつてテンシヨンアーム13が支軸86
に沿つて上方に押し上げられて、このテンシヨン
アーム13及びテンシヨンアームピン12が第1
4図及び第15図で実線の如く上昇される。
一方ローデイングリング6の矢印b方向への引
き続きの回動により第13C図に如くローラ91
がカム凹所38に深く落ち込む。するとその時の
検出レバー89の矢印h方向への引き続きの回転
により、その検出レバー89に設けられたピン1
02に長孔103を介して係合されているレバー
104が支点軸90を中心に同じく矢印h方向に
回動される。そしてこのレバー104の先端にピ
ン105を介して当接されているレバー106が
支軸86を中心にしてバネ93によつて矢印k方
向に回動される。この結果そのレバー106上に
固着され、支軸86と平行状をなす垂直ピン10
7に長孔108を介して係合されているテンシヨ
ンアーム13が支軸86を中心に同じく矢印k方
向に回動される。そしてテンシヨンアームピン1
2が第13C図及び第14図に点線で示される動
作位置へ回動される。
なお第1図及び第4図に示されるようにテープ
供給側リール台3aの外周にはバンドブレーキ1
10が巻き掛けられており、そのバンドブレーキ
110の固定端110aとは反対側の可動端11
0bが支点軸111に枢支されたレバー112に
連続されている。そしてそのレバー112の先端
と垂直ピン107の下端との間にリンク113が
連結されている。従つてバネ93によるテンシヨ
ンアーム13の矢印k方向への回動によつて、リ
ンク113を介してレバー112が矢印l方向に
回動され、この結果第4図の如くバンドブレーキ
110の可動端110bが引つ張られて、このバ
ンドブレーキ110がリール台3aの外周面に摺
接される。そして記録又は再生時のテープテンシ
ヨンの変化によつてテンシヨンアームピン12が
矢印k方向及びk′方向に可動することによつて、
リール台3aに対するバンドブレーキ110のブ
レーキ力が自動調整されることになる。なおこの
時バネ93はテンシヨンバネとして働く。
なお前述したテープアンローデイング動作の完
了直前で、第13A図の如く矢印b、方向に復動
されて来たローデイングリング6のカム凹所88
から外周面87上にローラ91が押し上げられる
ことによつて、位置検出レバー89が矢印h、方
向に復動される。この結果前述の逆順序動作でテ
ンシヨンアーム13が第13A図の位置で、かつ
第14図及び第15図に鎖線で示された下降位置
へ復動される。
次に第16図及び第17図によつてカセツト2
4の排出装置を説明する。
先ず前述したテープアンローデイング動作の完
了後に第16図の如くカセツト排出用ソレノイド
115に通電がなされる。するとこれに磁気吸引
されるレバー116のバネ117に抗しての矢印
m方向への回動により、一対の支持板53a,5
3b間に架設されているスライダー118がバネ
119に抗して矢印n方向に摺動される。これに
よりこのスライダー118に設けられている一対
の斜面120a,120bによつて一対の支持レ
バー52a,52bの他端にそれぞれ枢着されて
いるローラ121a,121bがそれぞれ矢印o
方向に押される。この結果これらの支持レバー5
2a,52bが第17図の如くそれぞれバネ55
a,55bに抗して矢印e′方向に回動されて、一
対のカセツト位置決めピン4a,4bがカセツト
24の一対の基準穴60内から下方に抜き取られ
る。
しかして前述の如く前蓋ロツク解除用スライダ
ー37のバネ36にはカセツト24の排出力がチ
ヤージされている。従つて上記の如く一対のカセ
ツト位置決めピン4a,4bが一対の基準穴60
の下方に抜き取られて、カセツト24のカセツト
ホルダー2に対するロツクが解除された瞬間に、
スライダー37がバネ36の力によつてカセツト
24をカセツトホルダー2内から矢印a′方向に自
動的に排出することになる。なおソレノイド11
5は極く一瞬の間だけ通電され、その通電が切断
されると、スライダー118がバネ119によつ
て矢印n′方向に復動されることによつて、一対の
カセツト位置決めピン4a,4bが再び底板35
上に突出されて、次のカセツト挿入に備えられ
る。
またカセツト24の上記排出時に第7A図にお
いて、前蓋開放用スライダー42もバネ41によ
つて矢印a′方向に復動される。この結果これに連
動して前開けアーム45も矢印d′方向に復動して
鎖線の位置から実線の位置へ下がる為、これまで
開放されていたカセツト24の前蓋25が内蔵バ
ネによつて第7B図で矢印d′方向に回動されて、
自動的に閉塞される。
以上の述べた如く、本考案は、フライホイール
をキヤプスタンの上端に固着させたことによつ
て、従来キヤプスタンの下端に設けられていたフ
ライホイールが邪魔になつてローデイングリング
をシヤーシ上にあまり近接させることが出来なか
つたと言う問題点を解決して、ローデイングリン
グをシヤーシに最大限に近接させて非常に低くす
ることが出来るので、これに関連させて回転ヘツ
ドドラムの高さを低くすることが出来る。
またシヤーシに対して傾斜した状態で配設した
回転ヘツドドラムが傾斜する側に、その上端にフ
ライホイールを固着したキヤプスタンをこの回転
ヘツドドラムに対してほぼ同一方向に傾斜した状
態で回転自在に配設し、前記シヤーシに対する前
記フライホイールの最も離間した部分の近傍をこ
のシヤーシに対する前記回転ヘツドドラムの最も
近接した部分の近傍に覆い被せ、この際、前記フ
ライホイールの前記最も離間した部分と前記シヤ
ーシに対する前記回転ヘツドドラムの最も離間し
た部分とがほぼ同程度にこのシヤーシに対して離
間するように構成したので、回転ヘツドドラムの
高さを低くすることができるにもかかわらず、回
転ヘツドドラムの傾斜による高低差を有効に利用
して、フライホイールの高さを回転ヘツドドラム
の高さとほぼ同程度に低くすることが出来る。
更にまた、回転ヘツドドラム及びフライホイー
ルの高さをほぼ同程度に低くすることが出来るの
で、装置全体の厚みを従来に比べて大幅に薄くす
ることが出来、このために装置全体を超薄型化す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案を適用したカセツト式VTRの一
実施例を示したものであつて、第1図はテープア
ンローデイング完了状態を示した全体の平面図
(但しカセツトホルダーは除去されている)、第2
図は同上の側面図、第3図は同上の正面図、第4
図はテープローデイング完了状態を示した全体の
平面図(但しカセツトホルダーは除去されてい
る)、第5図は同上の側面図、第6図は第2図
−線断面図、第7A図及び第7B図はカセツト
の前蓋開放装置を説明する要部の斜視図、第8図
〜第9B図はカセツトの位置決め装置を説明する
ものであつて、第8図は要部の一部切欠平面図、
第9A図及び第9B図は第8図−線での断面
図、第10A図〜第12図はリール台の昇降装置
を説明するものであつて、第10A図及び第10
B図は要部の斜視図、第11図は要部の一部切欠
側面図、第12図は第11図XII−XII線断面図、第
13A図〜第15図はテンシヨンアームピンの昇
降及び回動駆動装置を説明するものであつて、第
13A図〜第13C図は要部の平面図、第14図
は要部の側面図、第15図は第14図−
線断面図、第16図及び第17図はカセツトの排
出装置を説明するものであつて、第16図は要部
の平面図、第17図は要部の一部切欠側面図であ
る。 また図面に用いられた符号において、1……シ
ヤーシ、5……回転ヘツドドラム、6……ローデ
イングリング、11……キヤプスタン、18……
支持ブロツク、19……フライホイール、20…
…キヤプスタン駆動用モータ、22……ベルト、
24……カセツト、26……テープである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ローデイングリングの回動により、カセツト内
    のテープを引出して回転ヘツドドラムの周面及び
    キヤプスタンにローデイングさせるように構成し
    たカセツト式記録再生装置において、 前記回転ヘツドドラムをシヤーシに対して傾斜
    させた状態で配設し、 前記キヤプスタンを前記回転ヘツドドラムが傾
    斜する側に配設し、この際、前記キヤプスタンを
    前記回転ヘツドドラムに対してほぼ同一方向に傾
    斜させた状態でその両端を回転自在に軸支し、 フライホイールを前記キヤプスタンの上端に固
    着させ、 前記シヤーシに対する前記フライホイールの最
    も離間した部分の近傍がこのシヤーシに対する前
    記回転ヘツドドラムの最も近接した部分の近傍に
    覆い被さるようになすと共に、 前記フライホイールの前記最も離間した部分と
    前記シヤーシに対する前記回転ヘツドドラムの最
    も離間した部分とがほぼ同程度にこのシヤーシに
    対して離間するようになし、 前記キヤプスタンをその上端に固着させた前記
    フライホイールを介してモータによつて回転駆動
    させるように構成したことを特徴とするカセツト
    式記録再生装置。
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