JPS6247424A - 鋳物の熱処理装置 - Google Patents

鋳物の熱処理装置

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JPS6247424A
JPS6247424A JP18630585A JP18630585A JPS6247424A JP S6247424 A JPS6247424 A JP S6247424A JP 18630585 A JP18630585 A JP 18630585A JP 18630585 A JP18630585 A JP 18630585A JP S6247424 A JPS6247424 A JP S6247424A
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JP
Japan
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furnace
works
casting material
treatment
temp
Prior art date
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Pending
Application number
JP18630585A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Asai
裕史 浅井
Kazuo Sato
和雄 佐藤
Takeshi Okazaki
健 岡崎
Katsunori Hanakawa
勝則 花川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPS6247424A publication Critical patent/JPS6247424A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、例えば、自動車用部品としてのクランクシ
ャフトなどの鋳物素材を熱処理するような鋳物の熱処理
装置に関する。
(従来技術) 従来、鋳物の型ばらし後、クランクシャフトなどの鋳物
素材をA1変態点(共析温度のことで727℃)以上に
保った状態で均熱処理し、次に恒温変態処理するオース
テンパー処理方法は、例えば、特開昭59−15722
1号公報に記載の如く既に公知である。
しかし、上述の熱処理を具体的に装置化するには、熱処
理装置が大型化、複雑化して処理ラインのコンパクト化
が図れない問題点があり、また上述のオーステンパー処
理以外の、例えば、焼入れなどの調質、焼戻し処理を一
連の装置にて行なうことができない問題点を有していた
(発明の目的) この発明は、搬送手段による鋳物素材の搬送途中で、該
素材を所定温度まで急冷さけることにより、焼入れ性能
がよく、装置の小型化および熱処理能力の向上を図るこ
とができる鋳物の熱処理装置の提供を目的とする。
(発明の構成) この発明は、鋳物素材をオーステナイト化処理する加熱
炉と、オーステナイト化処理後の鋳物素材を熱処理する
処理炉と、上記加熱炉および処理炉間に設けて、オース
テナイト化処理後の鋳物素材を所定温度としての例えば
恒温変態温度まで急冷する冷却装置と、オーステナイト
信地1!!!後の鋳物素材を把持して冷却装置に搬送し
、急冷後の鋳物素材を上記処理炉へ投入づ゛る搬送手段
とを備えた鋳物の熱処理装置であることを特徴とする。
(発明の効果) この発明にJ:れば、搬送ロボット等により414成す
る上述の搬送手段による鋳物素材の搬送途中で、上述の
冷却装置により鋳物素材を所定温度まで急冷するので、
同素材に対する焼入れ性能が良く、またソルト浴等を用
いて冷却するものと比較して、装置の小型化および熱処
理能力の向上を図ることができる効果がある。
(実施例) この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は、鋳物の熱処理装置を示し、第1図において、円
形の金型テーブル1に合計8七−ルドの縦割り金型2・
・・を配設し、これら各金型2・・・の中央部に配設し
たモールド肌着装置3で、内側の金型を移動させて金型
2・・・の型ばらし、締イ」番ノを行なうように構成し
ている。
また、上述の金型テーブル1の2つの金型2゜2の上方
には溶解給湯機4.4を配設し、この溶解給湯(幾4.
4により、上述の金型テーブル1のす、イクルにマツチ
ングして注湯を行イ≧うように+1°4成している。
ここで、上述の溶解、給温機4は、高周波溶解炉、低周
波溶解炉により形成し、溶M′原材料を選択することに
より、ねずみ鋳鉄、ダクタイル鋳鉄、さらには鋳鋼の溶
解が可能であり、また上述の溶解給湯機4は2基以上の
同時操業および異種の鋳鉄の混材溶解が可能である。
また、前述の金型2は、他のモールド(砂型など)、他
の金型との交換が可能な固定板を有し、金型数は前述の
モールド脱着装置3を交換することにより、16T:−
ルドまで設定可能である。
さらに、上述のモールド脱着装置3による金型2のgM
は出場サイクルと連動し、金型テーブル1の回転サイク
ルにより制御され、これに対応して、モールドの型締め
、鋳込み、型ばらし、型清掃、離型剤塗布のサイクルが
順次繰返し行なわれる機能を備えている。
上述の金型テーブル1の後段にtよ、型ばらし後の鋳物
素材、例えば、クランクシャフトなどのワークを、A1
変態点以上の温度に均熱してオーステナイト化処理する
加熱炉としての均熱炉5を設置している。
そして、この均熱炉5と上述の金型テーブル1との間に
は、型ばらし後の高温状態のワークを挟持して、均熱炉
5に搬送する搬送口ボッ1−〇を配設している。
上述の搬送1コボツト6は、回転機能、前後・左右方向
への移0J機能、ワーク挟持のための移動位置決定機能
を備えている。
また、−り述の均熱炉5は、炉温を850〜920℃の
A1変態点く727℃)以上に保ら、温度制御は自動・
手動切換可能に構成している。そして、炉5内でのワー
クの移動はモータ7によりウオーキングビーム式搬送コ
ンベア8を駆動して行ない、上述のモータ7で同コンベ
ア8のワーク搬送速度の変速制御を行なうこともできる
ように構成している。
さらに、この均熱炉5のか体前後には、開閉扉(図示せ
ず)を配設し、前側の開閉扉は搬送ロボット6によるワ
ーク装入と連動して開閉し、後側の開閉扉は後述する搬
送手段のワーク取出しと連動して開閉するように構成し
ている。
なお、上述の均熱炉5の雰囲気は通常大気雰囲気である
が、スケール付着による焼入れ性不良を防止するために
、還元雰囲気にしてしよいことは言うまでもない。
このJ:うに構成した上述の均熱炉5の後方には、オー
ステナイト化処理後の鋳物素材を熱処理する処理炉とし
ての恒温炉9と焼戻し炉10とを並設している。
上述の恒温炉9は、例えば、電気炉、ガス炉、ソルト炉
等により形成し、炉内温度を220〜450℃に保って
、A−ステナイ1へ化処理後の鋳物素材を恒温変態処理
する。
また、前述の焼戻し炉10は、炉温を、例えば、550
〜580℃に保って、油焼入れ後の鋳物素材を焼戻し、
組織の安定化を図る。
前述の均熱炉5と恒温炉9との間には、オーステナイト
化処理後の鋳物素材を恒温変態温度(例えば220〜4
50℃)まで急冷する冷却装置としての水焼入れ装置1
1を設けている。
また、上述の均熱炉5と焼戻し炉10との間には、オー
ステナイト化処理後の鋳物素材を所定温度まで急冷する
冷却装置としての油焼入れ装置12を設けている。
ここで、上1本の水焼入れ装置11は、多数の噴射ノズ
ルを備え、オーステナイト化処理後の鋳物素材を散水冷
却、いわゆるミストにJ:す220〜450°Cまで急
冷する。
また、前述の油焼入れ装置12は、焼入れ油、例えば、
鉱油を貯留した油槽内に油撹拌用のファン13を備え、
オーステナイト化処理後の鋳物素材を、上述の焼入れ油
により所定温度まで急冷する。
前述の均熱炉5、恒温炉9、焼戻し炉10、水焼入れ装
置11、油焼入れ装置12の配設位置のほぼ中央部位に
は搬送手段としての搬送ロボット14を設置している。
この搬送ロボット14は、ワーク把持用ヂjpツタ1.
4aで均熱炉5でオーステナイト化処理された鋳物素材
を把持して焼入れ装置a11,12に搬送し、該焼入れ
装置11.12による急冷後の持物素材を恒温炉9、焼
戻しか10に投入するロボットで、この搬送ロボット1
4は、回転機能、前後・左右方向への移動機能、ワーク
把持のための移動位置決定機能、並びにワーク把持用チ
ャックの自転機能を備えている。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下作用
を説明する。
第2図に示づ如く、まず鋳鉄を約1570℃で溶解給湯
機4にて溶解し、この鋳鉄溶湯を所定のキ1νビティを
有する金型2にて鋳造する。
次に、溶湯が凝固した後、鋳鉄の表面温度が、A1変態
点以上、例えば、約900℃で型ばらしを行なう。
このようにして、A1変態点以上で離型し、鋳鉄累月を
取出すと、鋳鉄組織は微細な黒鉛とフェライト、パーラ
イト地および多量のチル(セメンタイト)を右Jる組織
となる。
上述の型ばらし後の鋳物素材を搬送ロボット6で挟持し
て均熱炉5に搬送する。
上1本の均熱炉5では、A1変態点以上のワークの自己
保有熱を有効利用し、炉r−を850〜920℃、具体
的には900℃に保ってワークをオーステナイト化処理
する。
上述の均熱炉5による処理時間5〜60分、具体的には
15分前後で、残留セメンタイトを分解し、微細黒鉛化
すると共に、オーステナイトの均一化、安定化を図る。
つまり、凝固後のセメンタイトは熱的に不安定な状態で
あるから、短時間かつ低い分解温度でセメンタイトの黒
鉛化が図れ、結晶粒界等への不純物、介在物、偏析傾向
の強い元素の偏析抑制が助長され、結晶粒界の脆化が起
りにくくなる。
このようにしてA゛−ステナイト化処理された1ノーク
(第1図のWで示す)を前述の搬送ロボット14のワー
ク把持用チャック14aで把持し、このワークを恒温炉
9へ搬送する途中、上述のワークWを水焼入れ装置11
へ搬送し、同装置11内において散水冷却により急冷す
る。
この急冷は、上述の搬送ロボット14でワークWを把持
および回転させながら約220〜450℃の恒温変態温
度まで急冷処理する。
このようにして恒温変態温度まで急冷されたワークWを
、再び上述の搬送ロボット14により後段の恒温炉9に
搬送する。
そして、この恒温炉9内にて恒温変態処理を行なう。
つまり、上述の恒温炉9の温度を220〜450℃、望
ましくは395℃に保って、同炉凡9内にワークを30
分乃至3時間、具体的には120分保持すると、ワーク
はベイナイトと残留オーステナイトの基地組織となり、
20μ以■の微細の黒鉛を含んだ、靭性、耐摩耗性、切
削性に優れた鋳鉄品となる。
一方、前述の均熱炉5でのオーステナイト化処理後のワ
ークを、搬送ロボット14で油焼入れ装置12に搬送し
、しかる後に、焼戻し炉10に搬入して、上述のオース
テナイト化処理後のワークに油焼入れ、および焼戻し処
理を行なうこともぐきる。
以上型Jるに、前述の均熱炉5でオース信地ィ1〜化処
理された後の鋳物素材を、上述の搬送ロボット14で搬
送する途中に、上jホの冷却装置としての焼入れ装置1
1.12によって鋳物素材を所定温度まで急冷するので
、焼入れ性能が良く、また装置の小型化および熱処理能
力の向上を図ることができる効果がある。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、 この発明の加熱炉は、実施例の均熱炉5に対応し、以下
同様に、 処理炉は、恒温炉9および焼戻し炉10に対応し、 冷却装置は、焼入れ装ff111.12に対応し、搬送
手段は、搬送ロボット14に対応するも、この発明は、
上3,1.の実施例の構成のみに限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】 図面はこの発明の一実施例を示し、 第1図は鋳物の熱処理装置を示ず平面図、第2図は鋳物
の熱処理を温度と時間との関係で示すピー1〜パターン
説明図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、鋳物素材をオーステナイト化処理する加熱炉と、 オーステナイト化処理後の鋳物素材を熱処理する処理炉
    と、 上記加熱炉と処理炉との間に設けられ、オーステナイト
    化処理後の鋳物素材を所定温度までの急冷する冷却装置
    と、 オーステナイト化処理後の鋳物素材を把持して冷却装置
    に搬送し、急冷後の鋳物素材を上記処理炉へ投入する搬
    送手段とを備えた 鋳物の熱処理装置。
JP18630585A 1985-08-23 1985-08-23 鋳物の熱処理装置 Pending JPS6247424A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100661192B1 (ko) 2005-05-24 2006-12-22 주식회사 엠아이텍 알루미늄 휠의 열처리 장치
JP2011051482A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Toyota Motor Corp 冷却風導入構造

Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51530A (ja) * 1974-06-22 1976-01-06 Nissan Chemical Ind Ltd Funtaitoryososeibutsu
JPS58185745A (ja) * 1982-04-22 1983-10-29 Mazda Motor Corp 強靱性を有する球状黒鉛鋳鉄部品の製造方法
JPS59107018A (ja) * 1982-12-08 1984-06-21 Mazda Motor Corp 鋳鉄部品の熱処理方法

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