JPS6247418A - 溶鋼中酸素濃度の推定方法 - Google Patents
溶鋼中酸素濃度の推定方法Info
- Publication number
- JPS6247418A JPS6247418A JP18733085A JP18733085A JPS6247418A JP S6247418 A JPS6247418 A JP S6247418A JP 18733085 A JP18733085 A JP 18733085A JP 18733085 A JP18733085 A JP 18733085A JP S6247418 A JPS6247418 A JP S6247418A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molten steel
- carbon
- oxygen concentration
- concn
- deoxidation treatment
- Prior art date
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21C—PROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
- C21C5/00—Manufacture of carbon-steel, e.g. plain mild steel, medium carbon steel or cast steel or stainless steel
- C21C5/28—Manufacture of steel in the converter
- C21C5/42—Constructional features of converters
- C21C5/46—Details or accessories
- C21C5/4673—Measuring and sampling devices
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、転炉精錬後の真空脱酸処理において、溶鋼
中酸素濃度を連続的に推定する溶鋼中酸素濃度の推定方
法に関する。
中酸素濃度を連続的に推定する溶鋼中酸素濃度の推定方
法に関する。
[従来の技術]
転炉から出鋼された溶鋼をRH脱ガス槽等で真空脱酸処
理をするに際し、溶鋼のアルミニウムAI量を制御する
ために、溶鋼の酸素濃度を把握する必要がある。このた
め、従来は、固体電解質を用いた酸素メータを使用して
脱酸処理中の溶鋼の酸素濃度を測定している。
理をするに際し、溶鋼のアルミニウムAI量を制御する
ために、溶鋼の酸素濃度を把握する必要がある。このた
め、従来は、固体電解質を用いた酸素メータを使用して
脱酸処理中の溶鋼の酸素濃度を測定している。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、この酸素メータが高価であるため、従来
のように、固体電解質を用いた酸素メータを使用して溶
鋼中の酸素濃度を測定する場合は、脱酸処理コストが高
いという問題点がある。また、この酸素メータでは連続
的に酸素濃度を7Ipj定することができないため、高
精度のAl:JyJ整が困難であると共に、適正な脱酸
処理時間を判断し難いという問題点を有する。
のように、固体電解質を用いた酸素メータを使用して溶
鋼中の酸素濃度を測定する場合は、脱酸処理コストが高
いという問題点がある。また、この酸素メータでは連続
的に酸素濃度を7Ipj定することができないため、高
精度のAl:JyJ整が困難であると共に、適正な脱酸
処理時間を判断し難いという問題点を有する。
[問題点を解決するための手段]
この発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであって、
高価な酸素メータを使用することなく連続的に溶鋼の酸
素濃度を把握することができる溶鋼中酸素濃度の推定方
法を提供することを目的とする。
高価な酸素メータを使用することなく連続的に溶鋼の酸
素濃度を把握することができる溶鋼中酸素濃度の推定方
法を提供することを目的とする。
この発明に係る溶鋼中酸素濃度の推定方法は、溶鋼の真
空脱酸処理において、その初期に、過酸化状態の溶鋼に
炭素含有物質を数回に分割して添加して溶鋼を平衡に近
い状態にし、溶鋼の炭素濃度[C]、一酸化炭素分圧P
co及び温度Tを求め、これらの値を平衡式log P
co/ [Cコ[01−1160/ T + 2.00
3に代入することにより、酸素濃度[0]を推定するこ
とを特徴とする。
空脱酸処理において、その初期に、過酸化状態の溶鋼に
炭素含有物質を数回に分割して添加して溶鋼を平衡に近
い状態にし、溶鋼の炭素濃度[C]、一酸化炭素分圧P
co及び温度Tを求め、これらの値を平衡式log P
co/ [Cコ[01−1160/ T + 2.00
3に代入することにより、酸素濃度[0]を推定するこ
とを特徴とする。
以下、この発明について具体的に説明する。
転炉出鋼後の溶鋼は過酸化状態であるので、酸素濃度を
平衡式から求めることはできない。このため、平衡式か
ら酸素濃度を求めるためには溶鋼を平衡状態にする必要
がある。しかしながら、炭素物質を添加して溶鋼中の酸
素を除去せんとすると、真空脱酸中の溶鋼がボイリング
する危険性があるため、従来この手段は採用されていな
い。しかし、本願発明者等は、炭素含有物質を少量づつ
数回に分割して投入することにより、真空処理中でも溶
鋼かボイリングする危険性がなくなり、安全性が確保さ
れることを見出した。この発明はこのような知見に基い
てなされたものであって、この発明においては、先ず、
溶鋼を真空脱酸処理する際に、炭素含有物質を溶鋼中に
少量づつ数回に分割して投入する。これにより、転炉出
鋼時に過酸化状態であった溶鋼が平衡に近い状態になり
、溶鋼中の[C]及び[0]を下記平衡式(1)にて示
すことができるようになる。
平衡式から求めることはできない。このため、平衡式か
ら酸素濃度を求めるためには溶鋼を平衡状態にする必要
がある。しかしながら、炭素物質を添加して溶鋼中の酸
素を除去せんとすると、真空脱酸中の溶鋼がボイリング
する危険性があるため、従来この手段は採用されていな
い。しかし、本願発明者等は、炭素含有物質を少量づつ
数回に分割して投入することにより、真空処理中でも溶
鋼かボイリングする危険性がなくなり、安全性が確保さ
れることを見出した。この発明はこのような知見に基い
てなされたものであって、この発明においては、先ず、
溶鋼を真空脱酸処理する際に、炭素含有物質を溶鋼中に
少量づつ数回に分割して投入する。これにより、転炉出
鋼時に過酸化状態であった溶鋼が平衡に近い状態になり
、溶鋼中の[C]及び[0]を下記平衡式(1)にて示
すことができるようになる。
log P co/ [C][O] −11GO/ T
+ 2.003・・・(1) 次に、炭素濃度[C]、一酸化炭素分圧Pco及び温度
Tを求める。炭素濃度[C] は、化学分F斤等により
求めた真空脱酸処理前の炭素量に真空脱酸処理中に添加
した炭素量を加えた値から、真空脱酸処理中に脱炭され
た炭素量(脱炭量)を減じることにより求められる。従
前の操業データの分析により、各種の操業データと脱炭
量との関係が予め求められている。このため、脱炭量は
、その操業における各種操業データを演算処理すること
により、経時的に推定することができる。また、pco
の値は、その時の槽内の圧力の値とする。真空脱酸処理
においては、真空脱酸槽が高真空下に保持され、生成す
る気体の殆どはCOであるので、Pcoをその時の槽内
の圧力とみなすことができるからである。更に、温度T
は鋼種毎により決まる一定値とする。
+ 2.003・・・(1) 次に、炭素濃度[C]、一酸化炭素分圧Pco及び温度
Tを求める。炭素濃度[C] は、化学分F斤等により
求めた真空脱酸処理前の炭素量に真空脱酸処理中に添加
した炭素量を加えた値から、真空脱酸処理中に脱炭され
た炭素量(脱炭量)を減じることにより求められる。従
前の操業データの分析により、各種の操業データと脱炭
量との関係が予め求められている。このため、脱炭量は
、その操業における各種操業データを演算処理すること
により、経時的に推定することができる。また、pco
の値は、その時の槽内の圧力の値とする。真空脱酸処理
においては、真空脱酸槽が高真空下に保持され、生成す
る気体の殆どはCOであるので、Pcoをその時の槽内
の圧力とみなすことができるからである。更に、温度T
は鋼種毎により決まる一定値とする。
その後、所定の周期で[C] 、Pco及びTの値を、
上述した平衡式に代入して酸素濃度[0]を連続的に求
める。
上述した平衡式に代入して酸素濃度[0]を連続的に求
める。
[実施例]
以下、添付図面を参照してこの発明の実施例について具
体的に説明する。
体的に説明する。
第1図及び第2図は、横軸に真空脱酸処理時間をとり縦
軸に酸素濃度をとって真空脱酸処理時間による酸素濃度
の変化を酸素濃度を実測した場合と酸素濃度を推定した
場合とを対比させて示したグラフ図であり、第1図はこ
の発明の第1の実施例を示し、第2図はこの発明の第2
の実施例を示す。図中、黒丸及び実線は酸素濃度の推定
値を示し、白丸及び破線は酸素濃度の実14111値を
示す。
軸に酸素濃度をとって真空脱酸処理時間による酸素濃度
の変化を酸素濃度を実測した場合と酸素濃度を推定した
場合とを対比させて示したグラフ図であり、第1図はこ
の発明の第1の実施例を示し、第2図はこの発明の第2
の実施例を示す。図中、黒丸及び実線は酸素濃度の推定
値を示し、白丸及び破線は酸素濃度の実14111値を
示す。
第1の実施例においては、炭素含有物質として炭素を一
定量含釘したフェロマンガンF M n H及びコーク
スを使用し、780 KgのF M n Hと21に9
のコークスとを、30秒毎に炭素量に換算して約20K
gづつに分割して300 tonの溶鋼中に投入した。
定量含釘したフェロマンガンF M n H及びコーク
スを使用し、780 KgのF M n Hと21に9
のコークスとを、30秒毎に炭素量に換算して約20K
gづつに分割して300 tonの溶鋼中に投入した。
すなわち脱酸開始直後から2分30秒経過するまでに炭
素を含有した780KgのFMn Hを5回に分割して
溶鋼中に投入し、脱酸開始後3分経過した後に21Kg
のコークスを溶鋼中に全量投入して[C]を増加させ、
過酸化状態の溶鋼から酸素を除去し平衡状態に近い状態
にさせた。この場合に、第1図に示すように、酸素濃度
の実A11l値は、溶鋼の過酸化度が高い脱酸処理明期
においては約260 ppmであるが、脱酸開始後3分
経過時には約130ppm、5分経過時には約1160
ppとなり、9分経過時には約70pp口というように
徐々に低下している。一方、酸素濃度の推定値は、脱酸
初期には約1601)plllであり、実7Illl値
よりも低い値を示すが、徐々に実測値に近づき、脱酸処
理開始後3分経過時には約90ppm、5分経過時には
約85 ppIIlとなり、結局、脱酸処理開始後9分
経過時には約70 ppa+となり、実測値に略々一致
する値を示した。
素を含有した780KgのFMn Hを5回に分割して
溶鋼中に投入し、脱酸開始後3分経過した後に21Kg
のコークスを溶鋼中に全量投入して[C]を増加させ、
過酸化状態の溶鋼から酸素を除去し平衡状態に近い状態
にさせた。この場合に、第1図に示すように、酸素濃度
の実A11l値は、溶鋼の過酸化度が高い脱酸処理明期
においては約260 ppmであるが、脱酸開始後3分
経過時には約130ppm、5分経過時には約1160
ppとなり、9分経過時には約70pp口というように
徐々に低下している。一方、酸素濃度の推定値は、脱酸
初期には約1601)plllであり、実7Illl値
よりも低い値を示すが、徐々に実測値に近づき、脱酸処
理開始後3分経過時には約90ppm、5分経過時には
約85 ppIIlとなり、結局、脱酸処理開始後9分
経過時には約70 ppa+となり、実測値に略々一致
する値を示した。
第2の実施例においては、第1の実施例と同様に、炭素
含有物質として炭素を一定量含有したF M n H及
びコークスを使用し、600 KgのF M n Hと
64Kgのコークスとを、30秒毎に炭素はに換算して
約20Kgづつに分割して300tonの溶鋼中に投入
した。すなわち、脱酸開始から2分経過するまでに60
0 KgのF M n Hを4回に分割して溶鋼中に投
入し、脱酸処理を開始してから3分経過した後に64に
’jのコークスを3回に分割して溶鋼中に投入し、過酸
化状態の溶鋼から酸素を除去し、平衡状態に近い状態に
させた。この場合に、第2図に示すように、酸素濃度の
実測値は、溶鋼の過酸化度が高い脱酸処理初期において
は約180 ppmであるが、脱酸開始後3分経過時に
は約1160pp、5分経過時には約60 ppmとな
り、8分経過時には約45 pp[11というように徐
々に低下している。一方、酸素濃度の推定値は、脱酸初
期には約130 ppmであり、実測値よりも低い値を
示すが、徐々に実測値に近づき、脱酸処理開始後3分経
過時には約60ppm、5分経過時には約45 ppm
となり、結局、脱酸処理開始後8分経過時には約401
)り111となって、第1の実施例と同様に実測値に略
々一致する値を示した。
含有物質として炭素を一定量含有したF M n H及
びコークスを使用し、600 KgのF M n Hと
64Kgのコークスとを、30秒毎に炭素はに換算して
約20Kgづつに分割して300tonの溶鋼中に投入
した。すなわち、脱酸開始から2分経過するまでに60
0 KgのF M n Hを4回に分割して溶鋼中に投
入し、脱酸処理を開始してから3分経過した後に64に
’jのコークスを3回に分割して溶鋼中に投入し、過酸
化状態の溶鋼から酸素を除去し、平衡状態に近い状態に
させた。この場合に、第2図に示すように、酸素濃度の
実測値は、溶鋼の過酸化度が高い脱酸処理初期において
は約180 ppmであるが、脱酸開始後3分経過時に
は約1160pp、5分経過時には約60 ppmとな
り、8分経過時には約45 pp[11というように徐
々に低下している。一方、酸素濃度の推定値は、脱酸初
期には約130 ppmであり、実測値よりも低い値を
示すが、徐々に実測値に近づき、脱酸処理開始後3分経
過時には約60ppm、5分経過時には約45 ppm
となり、結局、脱酸処理開始後8分経過時には約401
)り111となって、第1の実施例と同様に実測値に略
々一致する値を示した。
以上の結果により、真空脱酸処理の初期には、溶鋼中に
おける酸素濃度の推定値と実測値との間に差があるが、
しだいに平衡状態に近い状態となり、脱酸処理開始後、
所定時間経過後には溶鋼の酸素濃度の推定値と実測値と
が略々一致することがわかる。
おける酸素濃度の推定値と実測値との間に差があるが、
しだいに平衡状態に近い状態となり、脱酸処理開始後、
所定時間経過後には溶鋼の酸素濃度の推定値と実測値と
が略々一致することがわかる。
律3図は、横軸にこの発明に係る溶鋼中の酸素濃度推定
方法により推定した酸素濃度をとり1.縦軸に実測した
酸素濃度をとって、酸素濃度の推定値と実?1llJ値
との関係を真空脱酸処理中に炭素含有物質を添加した場
合(白丸)と添加しなかった場合(黒丸)とについて対
比して示すグラフ図である。これによれば、真空脱酸処
理中に炭素含有物質を添加したものについては、酸素濃
度の推定値は実測値に対し、全て±20 ppmの範囲
に入っているが、炭素含有物質を添加しないものについ
ては、推定値は実測値よりも低い値を示し±20ppm
の範囲から外れるものが多いことがわかる。
方法により推定した酸素濃度をとり1.縦軸に実測した
酸素濃度をとって、酸素濃度の推定値と実?1llJ値
との関係を真空脱酸処理中に炭素含有物質を添加した場
合(白丸)と添加しなかった場合(黒丸)とについて対
比して示すグラフ図である。これによれば、真空脱酸処
理中に炭素含有物質を添加したものについては、酸素濃
度の推定値は実測値に対し、全て±20 ppmの範囲
に入っているが、炭素含有物質を添加しないものについ
ては、推定値は実測値よりも低い値を示し±20ppm
の範囲から外れるものが多いことがわかる。
このことにより、脱酸処理における溶鋼中に炭素4−、
、−物質を添加することによって、推定値が実測値に近
付くことがわかる。
、−物質を添加することによって、推定値が実測値に近
付くことがわかる。
第4図は、横軸にこの発明により推定した炭素濃度をと
り、縦軸に実i’1l11t、た炭素濃度をとって、?
7J朋の炭素濃度を化学分析(黒丸)したものと、発光
分析(白丸)したものとについて、炭素濃度の111・
定精度を示すグラフ図である。これによると、真空脱酸
処理前の炭素濃度を化学分析して炭素濃度を推定した場
合は、実測値に極めて近い推定値を得ることができる。
り、縦軸に実i’1l11t、た炭素濃度をとって、?
7J朋の炭素濃度を化学分析(黒丸)したものと、発光
分析(白丸)したものとについて、炭素濃度の111・
定精度を示すグラフ図である。これによると、真空脱酸
処理前の炭素濃度を化学分析して炭素濃度を推定した場
合は、実測値に極めて近い推定値を得ることができる。
一方、真空脱酸処理前の炭素濃度を発光分析して炭素濃
度を推定した場合は、推定値が実atす値よりも大きい
値になる傾向があり、特に50 ppIIIの付近でそ
の傾向が著しい。このことにより、初期炭素量は化学分
析により求めることが好ましい。
度を推定した場合は、推定値が実atす値よりも大きい
値になる傾向があり、特に50 ppIIIの付近でそ
の傾向が著しい。このことにより、初期炭素量は化学分
析により求めることが好ましい。
[発明の効果]
この発明によれば、高価な固体電解質を使用した酸素メ
ータが不要になるため、真空脱酸工程における操業コス
トを低減することができる。また、炭素含有物質の添加
後所定時間経過した後には、酸素濃度の推定値が実測値
と高精度で一致し、真空脱酸処理中に酸素濃度を高精度
で経時的に推定することができる。このため、酸素濃度
が高い場合は、溶鋼中に炭素含有物質を添加して酸素濃
度を低減させ、脱酸処理の終点においては、常に、酸素
濃度を低い状態に維持することができる。これにより、
真空脱酸処理後に添加すべきAI量が低減し、添加コス
トが低下する。更に、真空脱酸処理中において酸素濃度
を連続的に高精度で把握することができるため、適正な
脱酸処理時間を把握することができ、操業の安定に寄与
する。
ータが不要になるため、真空脱酸工程における操業コス
トを低減することができる。また、炭素含有物質の添加
後所定時間経過した後には、酸素濃度の推定値が実測値
と高精度で一致し、真空脱酸処理中に酸素濃度を高精度
で経時的に推定することができる。このため、酸素濃度
が高い場合は、溶鋼中に炭素含有物質を添加して酸素濃
度を低減させ、脱酸処理の終点においては、常に、酸素
濃度を低い状態に維持することができる。これにより、
真空脱酸処理後に添加すべきAI量が低減し、添加コス
トが低下する。更に、真空脱酸処理中において酸素濃度
を連続的に高精度で把握することができるため、適正な
脱酸処理時間を把握することができ、操業の安定に寄与
する。
第1図はこの発明の第1の実施例において真空脱酸処理
時間と酸素濃度との関係を示すグラフ図、第2図はこの
発明の第2の実施例において真空脱酸処理時間と酸素濃
度との関係を示すグラフ図、第3図は真空脱酸処理にお
いて溶鋼中に炭素含有物質を添加する場合と添加しない
場合とについて酸素推定粘度を示すグラフ図、第4図は
炭素量の推定精度を示すグラフ図である。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第 1 図 第2図 第3図 第 4 図 1.事件の表示 特願昭60−187330号 2、発明の名称 溶鋼中酸素濃度の推定方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (412) 日本鋼管株式会社 4、代理人 東京都港区虎ノ門1丁目26番5号 第17森ビル5、
自発補正 明細書 ” CIC’+、 ”+’ン、
″ Z、 フ1.1戊 t・1・− 7、補正の内容 (1)明細書中の特許請求の範囲を別紙のとおり補正す
る。 (2)明細書第3頁第5乃至6行目に、「これらの値を
平衡式10(l Pco/ [C] [O] = 1
160/T +2.003に代入することにより」とあ
るのを、「これらの値と、炭素濃度及び酸素濃度の平衡
関係を示す式とに基いて」に訂正する。 (3)明細書第3頁第6行目に、「酸素濃度」とあるの
を、「溶鋼の酸素濃度」に訂正する。 2、特許請求の範囲 溶鋼の真空脱酸処理において、その初期に、過酸化状態
の溶鋼に炭素含有物質を数回に分割して添加して溶鋼を
平衡に近い状態にし、溶鋼の炭素濃度[C]、一酸化炭
素分圧Pco及び濃度Tを求を推定することを特徴とす
る溶鋼中酸素濃度の推定方法。
時間と酸素濃度との関係を示すグラフ図、第2図はこの
発明の第2の実施例において真空脱酸処理時間と酸素濃
度との関係を示すグラフ図、第3図は真空脱酸処理にお
いて溶鋼中に炭素含有物質を添加する場合と添加しない
場合とについて酸素推定粘度を示すグラフ図、第4図は
炭素量の推定精度を示すグラフ図である。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第 1 図 第2図 第3図 第 4 図 1.事件の表示 特願昭60−187330号 2、発明の名称 溶鋼中酸素濃度の推定方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (412) 日本鋼管株式会社 4、代理人 東京都港区虎ノ門1丁目26番5号 第17森ビル5、
自発補正 明細書 ” CIC’+、 ”+’ン、
″ Z、 フ1.1戊 t・1・− 7、補正の内容 (1)明細書中の特許請求の範囲を別紙のとおり補正す
る。 (2)明細書第3頁第5乃至6行目に、「これらの値を
平衡式10(l Pco/ [C] [O] = 1
160/T +2.003に代入することにより」とあ
るのを、「これらの値と、炭素濃度及び酸素濃度の平衡
関係を示す式とに基いて」に訂正する。 (3)明細書第3頁第6行目に、「酸素濃度」とあるの
を、「溶鋼の酸素濃度」に訂正する。 2、特許請求の範囲 溶鋼の真空脱酸処理において、その初期に、過酸化状態
の溶鋼に炭素含有物質を数回に分割して添加して溶鋼を
平衡に近い状態にし、溶鋼の炭素濃度[C]、一酸化炭
素分圧Pco及び濃度Tを求を推定することを特徴とす
る溶鋼中酸素濃度の推定方法。
Claims (1)
- 溶鋼の真空脱酸処理において、その初期に、過酸化状態
の溶鋼に炭素含有物質を数回に分割して添加して溶鋼を
平衡に近い状態にし、溶鋼の炭素濃度[C]、一酸化炭
素分圧Pco及び温度Tを求め、これらの値を平衡式l
ogPco/[C][O]=1160/T+2.003
に代入することにより、酸素濃度[O]を推定すること
を特徴とする溶鋼中酸素濃度の推定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18733085A JPS6247418A (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 | 溶鋼中酸素濃度の推定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18733085A JPS6247418A (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 | 溶鋼中酸素濃度の推定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6247418A true JPS6247418A (ja) | 1987-03-02 |
JPH024653B2 JPH024653B2 (ja) | 1990-01-30 |
Family
ID=16204110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18733085A Granted JPS6247418A (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 | 溶鋼中酸素濃度の推定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6247418A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH033451U (ja) * | 1989-05-30 | 1991-01-14 | ||
JPH03178355A (ja) * | 1989-02-03 | 1991-08-02 | Binks Mfg Co | 液体コーティング材のスプレイ方法及びスプレイコーティング装置 |
JP2010209381A (ja) * | 2009-03-09 | 2010-09-24 | Jfe Steel Corp | アルミ脱酸鋼の溶製方法 |
-
1985
- 1985-08-28 JP JP18733085A patent/JPS6247418A/ja active Granted
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
VACUUM METALLURGY=1957 * |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH03178355A (ja) * | 1989-02-03 | 1991-08-02 | Binks Mfg Co | 液体コーティング材のスプレイ方法及びスプレイコーティング装置 |
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JPH024653B2 (ja) | 1990-01-30 |
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