JPS6247184Y2 - - Google Patents

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JPS6247184Y2
JPS6247184Y2 JP11058580U JP11058580U JPS6247184Y2 JP S6247184 Y2 JPS6247184 Y2 JP S6247184Y2 JP 11058580 U JP11058580 U JP 11058580U JP 11058580 U JP11058580 U JP 11058580U JP S6247184 Y2 JPS6247184 Y2 JP S6247184Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
thermal adhesive
heating element
bending line
surface heating
adhesive layer
Prior art date
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Expired
Application number
JP11058580U
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English (en)
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JPS5732322U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は面発熱体を使用した電気カーペツト
に関するものである。
この考案の基礎となる電気カーペツトは、第1
図および第2図に示すように、折曲予定線Aと交
差する箇所ができるだけ少くなるように配線した
発熱線1aを両側からポリエステルまたはポリエ
チレン等の比較的耐熱性の高い材料よりなる絶縁
層1b,1cで挾み、さらに低密度ポリエチレン
等の低融点熱可塑性樹脂よりなる熱接着層1d,
1eで挾んだ構造の面発熱体1を、折曲予定線A
の近傍の一定幅でかつ発熱線1aの存在しない領
域(発熱線1aを傷つけない領域)に複数個の打
抜穴1fをあけて面発熱体1の曲げ剛性を折曲予
定線Aに沿つて弱くしたのち、フエルト等の繊維
材(裏面は未処理)よりなる表面材2および裏面
材3で挾み、これらを加熱圧着して繊維を熱接着
層1d,1eに食いこませるようにしている。こ
の場合、表面材2および裏面材3としては、ナイ
ロン,ポリエステル,アクリルまたは羊毛等の繊
維材を薄い基布(ジユートヘツシヤンクロスまた
は不織布)にからませて厚味のある布状にしたニ
ードルパンチフエルトあるいは基布を使用しない
で繊維のみをからませてほぼ同じ厚さに仕上げた
不織布が一般的に使用されているが、引張強度お
よび耐摩耗性を向上(発熱線の保護)させるため
にそれらの裏面(表面材と裏面材の合わせ面)の
全面にパッキング樹脂層2a,3aを設けるのが
普通である。このパッキング樹脂としては、一般
にSBR(スチレンブタジエンラバー)または
NBR(ニトリルブタジエンラバー)等が使用さ
れ、フエルトのほぼ半分の厚さ程度まで浸透し、
常温ではフエルト中で硬い樹脂層を形成して繊維
どうしのからみを保つ作用があることから引張強
度および耐摩耗性を向上させている。なお、4お
よび5はそれぞれ端子接続部である。
この電気カーペツトは、折曲予定線Aを交差す
る箇所が少くなるように発熱線1aを配線し、折
曲予定線Aの近傍の一定幅でかつ発熱線1aの存
在しない領域に複数個の打抜穴1fを設けたた
め、折曲予定線Aの近傍の曲げ剛性が小さくな
り、折畳むことができて収納が容易になり、しか
も発熱線1aを保護できるようになつている。
しかし、このような第1図および第2図の電気
カーペツトは、打抜穴1fの部分においては熱接
着層1d,1eがなく、しかもパッキング樹脂と
して用いるSBRおよびNBRは熱接着層1d,1
eが接着のために軟化する温度では接着力がほと
んど生じず、したがつて表面材2と裏面材3とが
接着されないため、折曲げた場合に曲げの外側に
なつた側のフエルト(表面を内側にしたときは裏
面材3)は伸びてしまい、広げたときに折曲部分
にしわが発生して座わりごこちが悪く、外観も悪
かつた。
したがつて、この考案の目的は、発熱線を保護
できるとともに折畳むことができて収納が容易
で、しかも折曲部分におけるしわの発生を防止で
きる電気カーペツトを提供することである。
この考案の第1の実施態様を第3図に示す。す
なわち、この電気カーペツトは、表面材2と面発
熱体1との間に面発熱体1より可撓性の高い低密
度ポリエチレン等の熱接着フイルム6を介在させ
たもので、それ以外の構成は第1図と同様であ
る。
このように構成した結果、加熱圧着時に熱接着
フイルム6が打抜穴1fを通つて裏面材3に達す
ることになり、したがつて打抜穴1fの部分にお
いても表面材2および裏面材3が接着されること
になり、折曲部分のしわの発生を防止できる。ま
た、熱接着フイルム6を介在させる側の熱接着層
1dの厚さを熱接着フイルム6の厚さだけ薄くす
ることができる。この場合、打抜穴1fが熱接着
フイルム6により塞がつても、この熱接着フイル
ム6の可撓性が大きいため、折畳みにくくなるこ
とはない。
なお、面発熱体1の熱接着層1d,1eを十分
厚くすれば、熱接着層1d,1eが直接に表面材
2および裏面材3の繊維層に食いこむことにより
パッキング効果が生じ、表面材2および裏面材3
にあらかじめパッキング処理を行うことは省略で
き、この場合は曲げ剛性がより小さくなつて折畳
みが一層容易になる。また、熱接着フイルム6は
面発熱体1と裏面材3の間に介在させてもよい。
実施例:ナイロン15デニールのフエルトに対
し、熱接着フイルムとして厚さ100ミクロンのポ
リエチレンフイルムを用いた場合に、熱接着フイ
ルムを使用しないものに比べて折曲部分のしわ防
止の効果が著しかつた。
この考案の第2の実施態様を第4図に示す。す
なわち、この電気カーペツトは、第1図および第
2図のパッキング樹脂層2a,3aに代えて接着
開始温度が熱接着層1d,1eとほぼ同じであり
面発熱体1より可撓性の高いEVA(エチレン酢
酸ビニル共重合体)系の樹脂または低密度ポリエ
チレン等の樹脂よりなるパッキング樹脂層2b,
3bを設けたものである。
このように構成した結果、加熱圧着時にパッキ
ング樹脂層2b,3bが溶融し、打抜穴1fの部
分においても表面材2および裏面材3が接着され
ることになり、折曲部分のしわの発生を防止でき
る。また、パッキング樹脂層2b,3bと熱接着
層1d,1eとの接着を良好に行えるので、熱接
着層1d,1eの厚さを薄くすることができる。
以上のように、この考案の電気カーペツトは、
折曲予定線と交差する箇所が少くなるように発熱
線を配線するとともに前記折曲予定線の近傍で前
記発熱線の存在しない領域に打抜穴を設けた面発
熱体の表裏面に第1の熱接着層を被着するととも
にこの第1の熱接着層を被着した面発熱体の少く
とも一側に第2の熱接着層を配して前記面発熱体
の表裏面に繊維材よりなる表面材および裏面材を
加熱圧着したので、打抜穴の部分の表面材および
裏面材が接着しても第2の熱接着層が面発熱体に
比較して十分高い可撓性を有し、折曲予定線の近
傍の曲げ剛性は低い状態を保持でき、したがつて
発熱線を保護できるとともに折畳むことができて
収納が容易で、しかも折曲部分のしわの発生を防
止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の基礎となる電気カーペツト
の要部斜視図、第2図は同じく接着前の断面図、
第3図はこの考案の第1の実施態様の接着前の断
面図、第4図はこの考案の第2の実施態様の接着
前の断面図である。 1……面発熱体、1a……発熱線、1d,1e
……熱接着層、1f……打抜穴、2……表面材、
3……裏面材、6……熱接着フイルム、A……折
曲予定線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 折曲予定線と交差する箇所が少くなるように発
    熱線を配線するとともに前記折曲予定線の近傍で
    前記発熱線の存在しない領域に打抜穴を設けた面
    発熱体の表裏面に第1の熱接着層を被着するとと
    もにこの第1の熱接着層を被着した面発熱体の少
    くとも一側に第2の熱接着層を配して前記面発熱
    体の表裏面に繊維材よりなる表面材および裏面材
    を加熱圧着した電気カーペツト。
JP11058580U 1980-07-31 1980-07-31 Expired JPS6247184Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11058580U JPS6247184Y2 (ja) 1980-07-31 1980-07-31

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11058580U JPS6247184Y2 (ja) 1980-07-31 1980-07-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5732322U JPS5732322U (ja) 1982-02-20
JPS6247184Y2 true JPS6247184Y2 (ja) 1987-12-25

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ID=29471716

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JP11058580U Expired JPS6247184Y2 (ja) 1980-07-31 1980-07-31

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JPS5732322U (ja) 1982-02-20

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