JPS6246607Y2 - - Google Patents

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JPS6246607Y2
JPS6246607Y2 JP1982072760U JP7276082U JPS6246607Y2 JP S6246607 Y2 JPS6246607 Y2 JP S6246607Y2 JP 1982072760 U JP1982072760 U JP 1982072760U JP 7276082 U JP7276082 U JP 7276082U JP S6246607 Y2 JPS6246607 Y2 JP S6246607Y2
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JP
Japan
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reservoir
space
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lower member
outside
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JP1982072760U
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JPS58177367U (ja
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Priority to JP7276082U priority Critical patent/JPS58177367U/ja
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Landscapes

  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Level Indicators Using A Float (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、車両等において使用されるマスタ
シリンダ用リザーバのためのリザーバキヤツプに
関する。
リザーバのある種のものにあつては、内部の作
動液の液面レベルを把握するためのリードスイツ
チ、フロート等がキヤツプ側に取り付けられてい
る。この考案は、その種のリザーバに用いられる
リザーバキヤツプの改良に関し、特に、リードス
イツチから延びるリード線がリザーバ内外を連絡
する通気路上に位置するものにおいて、リザーバ
内部の作動液の液漏れ防止を図つたものである。
従来より、この種のリザーバキヤツプは、第1
図に示すように2重蓋構造であり、リザーバ開口
部1に嵌合する中蓋としての下部材2と、この下
部材2の上部に結合され、下部材2とともに一定
の空間3を形成する上部材4とを主な構成要素と
している。この場合、下部材2には、内部中空の
筒部5が垂下され、この筒部5の孔6の上方は前
記空間3に開口している。
そして前述した液面レベル把握のためのリード
スイツチ、フロート等のうち、リードスイツチ
(図示せず)が筒部5の孔6内に挿入され、また
マグネツト7を保持したフロート8が筒部5に対
し上下動自在にセツトされており、リードスイツ
チの作動領域までフロート8が下がると、マグネ
ツト7によつてリードスイツチが作動するように
なされている。
ところで、この種のリザーバキヤツプにあつて
は、リザーバ内部を大気に通じる必要上、前記空
間3をリザーバ内部に連絡する第1の通路と、同
じ空間3をリザーバ外部に連絡する第2の通路と
が必須である。そこで、たとえば前記下部材2に
小穴9をあけ第1の通路とする一方、リードスイ
ツチから空間3を通つてリザーバ外部へと導出さ
れるリード線11の押さえ込み部分に生ずるクリ
アランス10を第2の通路として利用している。
なお、第2の通路としては、クリアランス10の
ほかに、下部材2の縁部21に設けた溝状の切欠
きをも用いることがある。
したがつていずれにしろ、リザーバ内部は第1
の通路9、空間3および第2の通路10を介して
リザーバ外部に通じており、車両等の走行中の振
動によつて、リザーバ内部の作動液が、第1の通
路9を通して前記空間3内に浸入し、それがリザ
ーバ外部へと漏れるおそれがある。このため従来
にあつても、たとえば下部材2の下方にバツフル
板12を配置するなどの漏れ防止策は採られてい
たが、それでも作動液の漏れを確実に防ぐには至
らず、リザーバ内部の作動液が不必要に消費され
るという問題が否めなかつた。
そこで、そのような液漏れについて種々検討し
たところ、次のようなことが判明した。すなわ
ち、前記第1の通路9を通して前記空間3内に作
動液が浸入することは避けえず、その作動液は振
動によつてミスト化し、前記2本のリード線11
間に形成される隙間を伝わつてキヤツプ外部に漏
れるということである。
この考案は以上のような検討結果を考慮してな
されたもので、作動液の不必要な消費を防止する
ことができるリザーバキヤツプを提供することを
目的とするものである。
この目的を達成するため、この考案にあつて
は、前記空間3内に、前記リード線11を互いに
離すように位置決めする案内部を設けるようにし
た点に特徴がある。
ついで、図面に示した実施例を説明することに
よつて、この考案の内容を明らかにする。
第2図はこの考案によるリザーバキヤツプのリ
ード線部分を、中蓋としての下部材の上方から見
た部分的な平面図である。
2本のリード線11は、前述した従来例と同
様、下部材2に垂下した筒部5の孔6内部に挿入
されたリードスイツチ(図示せず)に端を発し、
下部材2の上面を横方向に走りリザーバ外部へと
導出されている。この場合、留意すべきは、これ
ら2本のリード線11が中央の筒部5から外側の
下部材2の縁部21にわたつて互いに離れている
点である。
中蓋としての下部材2には、前記した空間3側
に直立したリブ13があり、このリブ13の上面
には、第3図がより明らかにしているように、近
接する内壁間が互いに距離lだけ離れた2つの溝
14が設けられている。これら各溝14は、その
深さdが各リード線11の外径寸法より少し大き
目で、その幅wが各リード線11の外径寸法とほ
ぼ同じか少し小さ目である。なお、下部材2の縁
部21上面にも同様の深さdの溝15が設けられ
ているが、その溝15は1つで、その幅は前記リ
ード線11の外径寸法の2倍強の大きさである。
また、前記リブ13自体は筒部5を同心的に囲む
形状で、しかも前記第1の通路をなす小穴9がこ
のリブ13の内側に位置しているので、リブ13
は前記空間3を2室31,32に分ける仕切り壁
としての役割をも果している。
ここで、前記2つの溝14についての距離lに
関して述べると、この距離lは、2本のリード線
11間に架かる作動液の油膜が切れる程度、たと
えば0.5mmもあれば充分であるが、下部材2成形
用の型の耐久性を考慮すると、たとえば3〜5mm
程度にするのが良い。
さて、2本のリード線11を導出する際には、
まず中央のリードスイツチに接続された部分を、
熱硬化性樹脂等によつてリードスイツチとともに
筒部5の孔6内に埋め込み固定し、ついで各リー
ド線11をリブ13上面の各溝14内にはめ込ん
でから、それら2本のリード線11を溝15内に
一緒にはめ込み外側へと引き出すことができる。
これにより、各リード線11は互いに最大lだ
け離れた状態となり、この結果、各リード線11
間に比較的大きな隙間が形成される。このように
して得たリザーバキヤツプを用いて加振テストを
したところ、内側の室31は作動液によつてぬれ
ていたが、外側の室32はぬれておらず、リード
線11を伝わつての液漏れの防止効果が確認され
た。
なお、前記実施例では、2本のリード線11を
横方向に広げ互いに離すようにしているが、これ
を縦方向に広げ互いに離すようにすることもでき
る。その方法としては、たとえば第4図に示すよ
うに、溝16の深さ方向2個所にリード線11の
セツト部151,152を設けるようにすれば良
い。この場合、溝16の途中を各リード線11の
外径寸法より少し小さく設定するが、リード線1
1の外被が弾性変形するので問題はない。
以上のように、この考案にあつては、下部材2
と上部材4との間に形成される空間3内に、リー
ド線11を互いに離すように位置決めする案内部
を設けているので、リード線11間に大きな隙間
を形成することができ、したがつて、作動液の表
面張力の存在にもかかわらず、リード線を伝わつ
ての作動液の移動は、案内部のところまでは行な
われず、結局、液漏れを防止することができると
いう効果が得られる。
なお、この考案で解決しようとする液漏れが、
作動液の表面張力に起因して生じていると考えら
れるので、それを防止する手段として、たとえば
チユーブ等を用いることによつて少なくとも2本
あるリード線11を1本化する方法なども考えら
れる。しかし、そのような方法にあつては、部品
点数を増やすという難点があるに対し、この考案
によれば、その種の難点がない利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの種のリザーバキヤツプの一般例を
示す側断面図、第2図はこの考案の一実施例を示
す部分的な平面図、第3図は同実施例の要部断面
図、第4図はこの考案の他の実施例を示す要部断
面図である。 1……リザーバ開口部、2……下部材、3……
空間、4……上部材、5……筒部、6……孔、9
……第1の通路、10……第2の通路、11……
リード線、14,16……溝(案内部)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 リザーバ開口部に嵌合する下部材と、該下部
    材と結合される上部材と、両部材間に形成され
    る空間と、前記下部材に垂下して形成され上方
    が前記空間に開口する孔を有する筒部と、該筒
    部の孔内部に挿入されるリードスイツチと、該
    リードスイツチに接続され前記空間を通つてリ
    ザーバ外部に導出される少なくとも2本のリー
    ド線と、前記空間をリザーバ内部に連絡する第
    1の通路と、前記空間をリザーバ外部に連絡す
    る第2の通路とを備えたリザーバキヤツプにお
    いて、前記空間内に、前記リード線を互いに離
    すように位置決めする案内部を設けて成るリザ
    ーバキヤツプ。 2 前記空間は、仕切り壁によつてキヤツプ内周
    側と外周側との2室に区分され、第1の通路が
    リザーバ内部とキヤツプ内周側の室を連絡し、
    第2の通路がキヤツプ外周側の室とリザーバ外
    部とを連絡しており、前記案内部が前記仕切り
    壁に形成されている、実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のリザーバキヤツプ。
JP7276082U 1982-05-20 1982-05-20 リザ−バキヤツプ Granted JPS58177367U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7276082U JPS58177367U (ja) 1982-05-20 1982-05-20 リザ−バキヤツプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7276082U JPS58177367U (ja) 1982-05-20 1982-05-20 リザ−バキヤツプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58177367U JPS58177367U (ja) 1983-11-28
JPS6246607Y2 true JPS6246607Y2 (ja) 1987-12-17

Family

ID=30082305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7276082U Granted JPS58177367U (ja) 1982-05-20 1982-05-20 リザ−バキヤツプ

Country Status (1)

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JP (1) JPS58177367U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5576748A (en) * 1978-12-05 1980-06-10 Nissan Motor Co Ltd Alarming device for liquid level

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5576748A (en) * 1978-12-05 1980-06-10 Nissan Motor Co Ltd Alarming device for liquid level

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Publication number Publication date
JPS58177367U (ja) 1983-11-28

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