JPS6246566Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6246566Y2
JPS6246566Y2 JP1983079623U JP7962383U JPS6246566Y2 JP S6246566 Y2 JPS6246566 Y2 JP S6246566Y2 JP 1983079623 U JP1983079623 U JP 1983079623U JP 7962383 U JP7962383 U JP 7962383U JP S6246566 Y2 JPS6246566 Y2 JP S6246566Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
air
valve
air mix
heater core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983079623U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59184209U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7962383U priority Critical patent/JPS59184209U/ja
Publication of JPS59184209U publication Critical patent/JPS59184209U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6246566Y2 publication Critical patent/JPS6246566Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Valves (AREA)
  • Temperature-Responsive Valves (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エアミツクス型カーヒータの風温微
調節機構に関し、詳しくは、インストルメントパ
ネルに配置されたヒータ温度調節レバーに加え
て、ヒータコアを流れる温水の流量をワンタツチ
で高レベルと低レベルとに切り換えることのでき
る切換手段を設け、これらの温度調節レバーと切
換手段とを併用することにより、カーヒータの風
温をきめ細かに調節することができるように構成
した機構に関する。
エアミツクス型カーヒータの基本的構成は、た
とえば、実開昭47−852号公報にしめされている
が、ここでは、まず、第1図に示した従来例につ
いて、従来からエアミツクス型カーヒータに組み
込まれている一般的な風温の調節機構について説
明する。
ヒータケース1の内部は、その途中において、
隔壁2により断面が二つの領域に分割されてお
り、その一方の領域にヒータコア3が充填されて
いる。前記隔壁2の、空気の流れ方向の上流側端
部には、エアミツクスダンパ4が回動可能に取付
けられている。このエアミツクスダンパ4は、イ
ンストルメントパネル等に配置された温度コント
ロールレバー5により、たとえば、ボーデンワイ
ヤーを介して回動操作可能となつている。また、
前記ヒータコア3には、エンジン(図示略)から
の温水をこのヒータコア3に導くための導入管路
6と、ヒータコア3からの水をエンジンに戻すた
めの排出管路7がつなげられている。さらに、導
入管路6の途中には、前記エアミツクスダンパ4
の動きと連動してこの管路の温水の流れを止める
ようにしたON−OFFバルブ8が設けられてい
る。なおこのバルブ8は、前記エアミツクスダン
パ4が、第1図に実線で示すように、ヒータコア
3への空気の流入を阻止するように位置している
とき、すなわち、ヒータがOFFのとき、温水の
流れを止めるようになつている。
前記コントロールレバー5が、図に示されてい
るように、最も左側、すなわち、COOLの位置に
あるとき、エアミツクスダンパは、図に実線で示
すように、ヒータコア3への空気の流入を阻止す
るように位置し、かつ前記ON−OFFバルブ8は
閉じている。この状態がヒータをOFFにした状
態で、ヒータケース1を通過する空気の全ては温
められることなくヒータケース1の出口から排出
される。
コントロールレバー5を矢印P方向、すなわ
ち、WARMの方へ動かすと、まず前記ON−OFF
バルブが開き、次いでレバー5の動きの量に応じ
て前記エアミツクスダンパ4は矢印p方向へ回動
する。そして、コントロールレバー5を最も右側
まで動かすと、エアミツクスダンパ4は、図に仮
想線で示すように、ヒータケース1を流れる空気
の全てがヒータコア3を通過するように位置す
る。エアミツクスダンパ4が矢印p方向に回動す
ればするほどヒータコア3を通過して温められる
空気の割合が増し、したがつて、ヒータケース1
の出口での空気の温度が上昇する。
このように、エアミツクス型ヒータは、ヒータ
コア3を通過する空気と、ヒータコア3をバイパ
スさせる空気の比率を、エアミツクスダンパ4に
より無段階に変更し、これにより、風温の調節を
するようにしたものであつて、その利点は、温度
調節の応答性が非常に良いということである。
このようなエアミツクス型ヒータは、実際上、
インストルメントパネルに組み込まれたコントロ
ールレバー5のストロークの範囲において温度調
節可能である。したがつて、応答性良くして無段
階の温度調節が可能であるという、エアミツクス
型ヒータの特性を最大限に活かし、さらにきめ細
かな温度調節ができるようにしようとすれば、現
状では、コントロールレバーのストロークを延伸
させるしか方法がない。しかしながら、インスト
ルメントパネル上での配列において制約を受け、
コントロールレバーのストロークのみをむやみに
延伸させることは事実上不可能である。
本考案は、上記の事情に鑑がみ考え出されたも
ので、その目的は、コントロールレバーのストロ
ークを変えることなく、エアミツクス型ヒータを
微調節することができる、新たな機構を提供する
ことである。
このような目的を達成するため、本考案では、
次の技術的手段を採用している。
すなわち、ヒータコアの上流側にエアミツクス
ダンパを備え、上記ヒータコアに繋げられる管路
に、上記エアミツクスダンパと連動して開閉する
ON−OFFバルブが設けられたカーヒータにおい
て、 上記管路に、上記ON−OFFバルブとは別に管
路内温水流量を所定量絞ることができる付加バル
ブを設け、かつ、この付加バルブを独立して車室
内から操作できる切換え操作手段を設けたこと、
である。
このようにすることにより、次の作用効果を期
待することができる。
前記付加バルブを切り換えてヒータコアを流れ
る温水の流量を減少させると、このヒータコアに
より冷風に伝達される熱量は前記付加バルブの切
り換え前に比べて相対的に減少する。これは、コ
ントロールレバーをそのストロークの端から端ま
で動かした場合における風温の変化量が、前記付
加バルブを切り換える前の変化量に比べて、前記
管路を流れる温水の流量の減少の割合に対応して
少なくなることを意味する。したがつて、前記コ
ントロールレバーを単位長さ動かした場合の風温
の変化量が小さくなり、この結果、前記付加バル
ブを温水の流量を減少すべく切り換える前に比し
て、風温のよりきめ細かい調整が可能となる。と
ころで、本考案では、前記付加バルブを作動させ
るための前記切換え操作手段は、乗員が車室内か
ら操作できるようになつている。すなわち、制御
装置によつて予め設定された条件下でのみヒータ
コアを流れる温水の流量が調節されて、コントロ
ールレバーの操作量に対する風温の変化の割合が
乗員の意志とは無関係に変動するというものでは
なく、乗員自らが前記切換え操作手段を操作する
ことによつて、前記コントロールレバーによる通
常の温度調節モードと、同一のコントロールレバ
ーによつて風温を微調節できるモードを選択でき
るように構成されている。したがつて、乗員は、
好みに応じて、車室内を自己にとつて最適な環境
に設定することが可能となり、また、本考案によ
つて、空調装置の本質的な機能が高められる。
以下、本考案の好ましい実施例を、第2図及び
第3図を参照しつつ、具体的に説明する。
第2図において、符号1から符号8で示される
構成部材は、第1図に示した従来の基本的なエア
ミツクス型カーヒータの構成部材と同様であるの
で、これらについての説明は省略する。
ヒータコア3にエンジン(図示略)からの温水
を導くための導入管路6の途中には、従来から存
在する、エアミツクスダンパ4と連動するON−
OFFバルブ8に加えて、付加バルブ9が設けら
れている。この付加バルブ9は、たとえば、イン
ストルメントパネルに組み込まれた、切換操作手
段10たる横方向スライド式の切換操作レバーに
連携しており、この切換操作レバー10を操作す
ると、前記導入管路6を流れる温水の流量を、上
記ON−OFFバルブ8とは別系統で一定量絞るよ
うになつている。図示例において、切換操作レバ
ー10は、HOT位置とMILD位置の二種類の位置
を選択することができるようになつている。前記
付加バルブ9は、切換操作レバー10がHOT位
置にあるとき全開となる一方、MILD位置にある
とき、ある程度絞られるようにしておく。
第3図は、第2図の実施例について、前記切換
操作レバー10を切換操作した場合における、コ
ントロールレバー5での風温調節性能の変化を示
すグラフである。横軸にコントロールレバー5の
ストロークをとり、縦軸に風温をとつてある。ま
た、線は前記切換操作レバーをHOT位置にし
たとき、線はMILD位置にしたときを示してい
る。この線および線を比較すれば明らかなよ
うに、線の勾配は線のそれより緩やかであ
る。このことは、単位長さコントロールレバー5
を操作した場合に、前記切換操作レバー10が
HOT位置にあるときよりMILD位置にあるときの
方が、きめ細かな風温調節ができるということを
示している。
本考案の範囲は、図面に示した実施例に限定さ
れないことは勿論である。
付加バルブ9と切換操作手段10とは、いわゆ
るボーデンワイヤーで連携するほかリンクその他
の機械的運動伝達手段によつて連携してもよい
し、また、付加バルブ9を電動式にし、これと前
記切換操作手段10とを電気的に連携してもよ
い。また、この場合、切換操作手段10を電気的
なスイツチにより構成することもできる。
また、図示例においては、切換操作手段10を
二箇所の位置に切換うるようにしてあるが、三箇
所あるいはそれ以上としてもよい。さらに、付加
バルブ9によつてどれほどの流量を絞るかは、カ
ーヒータの設計思想に応じて適当に定めればよ
い。
さらに、図示例においては、カーヒータとして
のみ示してあるが、クーラ機能をも有する、いわ
ゆるカーエアコンのヒータ部分に本考案を適用し
うることは無論である。
以上説明したように、本考案は、きわめて簡単
な構成により、エアミツクス型カーヒータの風温
の微調節をすることができるようになるという優
れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来例を示す概略構成図、第2図
は、本考案の実施例を示す概略構成図、第3図
は、本考案を適用したカーヒータの性能特性を示
すグラフである。 3……ヒータコア、4……エアミツクスダン
パ、6……(導入)管路、8……ON−OFFバル
ブ、10……切換操作手段(切換操作レバー)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ヒータコアの上流側にエアミツクスダンパを備
    え、上記ヒータコアに繋げられる管路に、上記エ
    アミツクスダンパと連動して開閉するON−OFF
    バルブが設けられたカーヒータにおいて、 上記管路に、上記ON−OFFバルブとは別に管
    路内温水流量を所定量絞ることができる付加バル
    ブを設け、かつ、この付加バルブを独立して車室
    内から操作できる切換え操作手段を設けたことを
    特徴とする、カーヒータの風温微調節機構。
JP7962383U 1983-05-25 1983-05-25 カ−ヒ−タの風温微調節機構 Granted JPS59184209U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7962383U JPS59184209U (ja) 1983-05-25 1983-05-25 カ−ヒ−タの風温微調節機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7962383U JPS59184209U (ja) 1983-05-25 1983-05-25 カ−ヒ−タの風温微調節機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59184209U JPS59184209U (ja) 1984-12-07
JPS6246566Y2 true JPS6246566Y2 (ja) 1987-12-17

Family

ID=30209621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7962383U Granted JPS59184209U (ja) 1983-05-25 1983-05-25 カ−ヒ−タの風温微調節機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59184209U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4516992Y1 (ja) * 1966-01-02 1970-07-13

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57174215U (ja) * 1981-04-30 1982-11-02

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4516992Y1 (ja) * 1966-01-02 1970-07-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59184209U (ja) 1984-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000203236A (ja) 自動車用暖房および/または空調装置
US4549692A (en) Heating and/or air-conditioning installation for motor vehicles
US4834170A (en) Air conditioner for automobiles
JPH0872529A (ja) 流量制御弁及びそれを用いた温水式暖房装置
US3807631A (en) Heating,ventilating and defrosting system for vehicles
US4593852A (en) Air conditioner for automobile
US6352208B1 (en) Air conditioning apparatus with air-temperature adjustment
JPS6246566Y2 (ja)
US5727731A (en) Heater unit of automotive air conditioning device
JPS6137128B2 (ja)
JPS592969Y2 (ja) 自動車用冷暖房装置
JPS602965Y2 (ja) 自動車用空調装置
JP4016475B2 (ja) 車両用空気調和装置
JPS6246369B2 (ja)
JPH03227716A (ja) 自動車用暖房装置
JPS637526Y2 (ja)
JPH11342721A (ja) 流体流れを制御する制御ドア
JPS5835530Y2 (ja) 自動車用空気調和装置
JPS6213844Y2 (ja)
JPS6217290Y2 (ja)
JPH0125696Y2 (ja)
JPH0596932A (ja) 車両用空気調和装置
JPH0111524Y2 (ja)
JPS60229816A (ja) 自動車用暖房装置
JP2586546B2 (ja) 自動車用空調装置