JPH0596932A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JPH0596932A
JPH0596932A JP26175591A JP26175591A JPH0596932A JP H0596932 A JPH0596932 A JP H0596932A JP 26175591 A JP26175591 A JP 26175591A JP 26175591 A JP26175591 A JP 26175591A JP H0596932 A JPH0596932 A JP H0596932A
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JP
Japan
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air
heater
heater core
shielding member
casing
Prior art date
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Pending
Application number
JP26175591A
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English (en)
Inventor
Shinji Ukai
紳次 鵜飼
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大幅なコストの増加を伴うことなく、簡単な
構造でエアミックス性を向上させる。 【構成】 ヒータコア3の上流側に設置されたエアミッ
クスダンパ4は、回動軸4aを挟んで第1遮蔽部材4b
と第2遮蔽部材4cとが対向位置に設けられたバタフラ
イ型ダンパである。回動軸4aは、ヒータコア3を迂回
する空気流路の中で、ヒータコア3との間に所定の間隙
を有して配置されている。この間隙は、最大冷房時およ
び最大暖房時に遮断され、冷風と温風とを混合するエア
ミックス時に開かれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷風と温風とを混合し
て吹き出し空気の温度コントロールを行う車両用空気調
和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用空気調和装置では、ヒータコアを
通過する空気量とヒータコアを迂回する空気量との割合
を調節して吹き出し空気の温度調節を行うエアミックス
式が多く採用されている。このエアミックス式の空気調
和装置では、冷風と温風とが混ざり合う部分(エアミッ
クスチャンバ)が小さい場合に、冷風と温風との混合具
合が不十分となり、吹出口での温度ばらつきが生じるこ
とがある。そこで、従来では、冷風と温風とを混ざり易
くするためのガイド(じゃま板、絞り等)を設けたり、
ヒータコアの上流側と下流側とを2枚のエアミックスダ
ンパで開閉することで、冷風と温風とを混ざり易くする
技術(実開昭62−137706号公報参照)が提案さ
れている。
【0003】また、図3に示すように、ヒータコア10
0とケーシング101の壁面との間に冷風通路102を
設け、エアミックス時には、ヒータコア100を通過し
て加熱された空気と、冷風通路102を通過した冷風と
を混合させた後、この混合風を、再度ヒータコア100
を迂回した冷風と混合させることで温度ばらつきを少な
くする従来技術がある。なお、冷風通路102には、冷
風通路102を開閉するサブダンパ103が設置されて
おり、最大暖房時には、メインダンパ104がヒータコ
ア100を迂回する空気流路を閉じるとともに、サブダ
ンパ103が冷風通路102を閉じることで、最大暖房
を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術に
おいてガイドを設けた場合には、ガイドによる通風抵抗
の増大から風量低下を招き、能力が低下してしまう。2
枚のエアミックスダンパを使用する場合には、2枚のダ
ンパを作動させるための作動スペースが必要となるとと
もに、2枚のダンパを連動させるためのリンク機構を追
加する必要があること等から構造が複雑になり、当然の
ことながらコストの増加を招く。
【0005】また、冷風通路を設けた場合でも、最大暖
房を得るためには、必ず冷風通路を閉じるサブダンパお
よびリンク機構等が必要となるため、上記の場合と同様
に、コストの増加を招くことになる。本発明は、上記事
情に基づいて成されたもので、その目的は、大幅なコス
トの増加を伴うことなく、簡単な構造でエアミックス性
を向上させることのできる車両用空気調和装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、車室内に送風空気を導くケーシングと、
このケーシング内に配されて、通過する空気を加熱する
加熱器と、前記ケーシング内で、前記加熱器を通過する
空気量と前記加熱器を迂回する空気量との割合を調節す
るエアミックス手段とを備えた車両用空気調和装置にお
いて、前記エアミックス手段は、回動軸の両側に遮蔽部
材が設けられて、前記回動軸が前記加熱器を迂回する空
気流路の中で前記加熱器との間に所定の間隙を有して設
置されたバタフライ型ダンパで、前記遮蔽部材は、最大
冷房時および最大暖房時に前記所定の間隙を塞ぎ、冷風
と温風とを混合するエアミックス時には、前記所定の間
隙を開くとともに、この所定の間隙を通過した空気を前
記加熱器の下流側に導くことを技術的手段とする。
【0007】
【作用】上記構成より成る本発明の車両用空気調和装置
は、エアミックス手段であるバタフライ型ダンパの回動
軸と加熱器との間に所定の間隙が設けられている。この
所定の間隙は、最大冷房時および最大暖房時に、バタフ
ライ型ダンパの遮蔽部材によって塞がれ、エアミックス
時には開かれる。従って、エアミックス時には、加熱器
を迂回する空気の一部が所定の間隙を通過し、遮蔽部材
により加熱器の下流側に導かれる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の車両用空気調和装置の一実施
例を、図1および図2を基に説明する。図1は車両用空
気調和装置のヒータユニット断面図である。本実施例の
車両用空気調和装置は、ヒータユニット1内で冷風と温
風とを混合して吹き出し空気の温度コントロールを行う
ものである。ヒータユニット1は、クーラユニット(図
示しない)の下流側に接続されて、車室内に送風空気を
導くケーシング2を有し、このケーシング2内にヒータ
コア3(本発明の加熱器)、エアミックスダンパ4、吹
出口切替ダンパ5を収容して構成されている。
【0009】ケーシング2には、クーラユニットとの接
続口6と送風空気の吹出口7とが形成されている。吹出
口7は、乗員の上半身に向かって空気を吹き出すための
FACE吹出口7a、フロントガラスに向かって空気を
吹き出すためのDEF吹出口7b、および乗員の足元に
向かって空気を吹き出すためのFOOT吹出口7cが設
けられている。ヒータコア3は、エンジン冷却水を熱源
として、通過する空気を温水(エンジン冷却水)との熱
交換によって加熱するものである。
【0010】エアミックスダンパ4(本発明のエアミッ
クス手段)は、ヒータコア3の上流側に配置されて、そ
の作動位置に応じてヒータコア3を通過する空気量とヒ
ータコア3を迂回する空気量との割合を調節する。この
エアミックスダンパ4は、回動軸4aを挟んで第1遮蔽
部材4bと第2遮蔽部材4cとが対向位置に設けられた
バタフライ型ダンパである。回動軸4aは、ヒータコア
3を迂回する空気流路の中で、ヒータコア3との間に所
定の間隙を有して配置されている。第1遮蔽部材4b
は、回動軸4aより上流側で、ケーシング2の接続口6
側に延びて設けられ、ヒータコア3の上流側コア面を塞
ぐことのできる大きさを有する。第2遮蔽部材4cは、
回動軸4aより下流側に延びて設けられ、先端側がヒー
タコア3側に屈曲されている。
【0011】このエアミックスダンパ4は、温度調節用
のコントロールレバー(図示しない)の設定位置に応じ
て作動する。最大暖房時には、図1の二点鎖線(A)の
位置に示すように、第1遮蔽部材4bの先端部がケーシ
ング2の接続口6内壁面に当接し、第2遮蔽部材4cの
先端部がヒータコア3の側面に設けられたシール部8
(図2参照)に当接する位置へ駆動されて、ヒータコア
3を迂回する空気流路を遮断する。最大冷房時には、図
1の二点鎖線(B)の位置に示すように、第1遮蔽部材
4bがヒータコア3の上流側コア面を塞ぐ位置へ駆動さ
れて、ヒータコア3を通過する空気流路を遮断する。ま
た、冷風と温風とを混合するエアミックス時には、例え
ば、図1の実線位置に示すように、第1遮蔽部材4bお
よび第2遮蔽部材4cが、上記(A)と(B)との間で
作動する。
【0012】次に、本実施例の作動について説明する。
クーラユニットで冷却された送風空気は、冷風としてヒ
ータユニット1に導かれる。ヒータユニット1のケーシ
ング2内に流入した冷風は、エアミックスダンパ4の作
動位置に応じて、ヒータコア3を通過する空気量とヒー
タコア3を迂回する空気量との割合が調節されて温度コ
ントロールされ、吹出口切替ダンパ5によって選択され
た吹出口7より車室内へ吹き出される。
【0013】今、温度調節用のコントロールレバーが最
大暖房に設定された場合には、エアミックスダンパ4が
図1に示す(A)の位置へ駆動される。これにより、ヒ
ータコア3を迂回する空気流路が第1遮蔽部材4bおよ
び第2遮蔽部材4cによって遮断されて、ケーシング2
内に流入した冷風のすべてがヒータコア3を通過する際
に加熱されて車室内へ吹き出される。コントロールレバ
ーが最大冷房に設定された場合には、エアミックスダン
パ4が図1に示す(B)の位置へ駆動される。これによ
り、ヒータコア3を通過する空気流路が遮断されて、ケ
ーシング2内に流入した冷風のすべてがヒータコア3を
迂回して、そのまま冷風として車室内へ吹き出される。
【0014】また、コントロールレバーが最大暖房と最
大冷房との中間位置(エアミックス時)に設定された場
合には、例えば、エアミックスダンパ4が図1の実線位
置に駆動される。この時、ヒータコア3とエアミックス
ダンパ4の回動軸4aとの間隙は、第2遮蔽部材4cが
シール部8より離れて開かれている。そこで、ケーシン
グ2内に導かれた冷風は、第1遮蔽部材4bの両側に分
かれて流れることになるが、第1遮蔽部材4bのヒータ
コア3側に流れた冷風の一部は、第1遮蔽部材4bに沿
って流れた後、図2の白抜き矢印でも示すように、ヒー
タコア3と回動軸4aとの間隙を通過する。そして、こ
の間隙を通過した冷風は、第2遮蔽部材4cの先端側が
ヒータコア3側へ屈曲されていることから、その第2遮
蔽部材4cに沿ってヒータコア3の下流側へと流れ、ヒ
ータコア3の下流域(例えば、図1の破線アで示す領
域)でヒータコア3を通過して加熱された温風と混合す
る。
【0015】さらに、この混合風は、吹出口7の上流域
(例えば、図1の破線イで示す領域)で、第1遮蔽部材
4bの反ヒータコア3側を流れた冷風と再度混合して温
度調節された後、選択された吹出口7より車室内へ吹き
出される。このように、本実施例では、エアミックス時
に、ヒータコア3を迂回する冷風の一部がヒータコア3
の下流側へ流れて、ヒータコア3で加熱された温風と混
合した後、さらにヒータコア3を迂回した冷風と再度混
合されることにより、吹出口7での温度ばらつきを少な
くすることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明では、じゃま板や絞り等のガイド
を設置することなく、1枚のバタフライ型エアミックス
ダンパによって、吹出口での良好な温度特性を得ること
ができる。従って、2枚のダンパを使用した従来例と比
較して、リンク機構を必要とすることもなく、簡単な構
造でコストの低下を図ることができる。また、ガイドに
よる風量低下を招く虞もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヒータユニットの断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】従来技術を説明するヒータユニットの断面図で
ある。
【符号の説明】
2 ケーシング 3 ヒータコア(加熱器) 4 エアミックスダンパ(エアミックス手段) 4a 回動軸 4b 第1遮蔽部材 4c 第2遮蔽部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内に送風空気を導くケーシングと、 このケーシング内に配されて、通過する空気を加熱する
    加熱器と、 前記ケーシング内で、前記加熱器を通過する空気量と前
    記加熱器を迂回する空気量との割合を調節するエアミッ
    クス手段とを備えた車両用空気調和装置において、 前記エアミックス手段は、回動軸の両側に遮蔽部材が設
    けられて、前記回動軸が前記加熱器を迂回する空気流路
    の中で前記加熱器との間に所定の間隙を有して設置され
    たバタフライ型ダンパで、 前記遮蔽部材は、最大冷房時および最大暖房時に前記所
    定の間隙を塞ぎ、冷風と温風とを混合するエアミックス
    時には、前記所定の間隙を開くとともに、この所定の間
    隙を通過した空気を前記加熱器の下流側に導くことを特
    徴とする車両用空気調和装置。
JP26175591A 1991-10-09 1991-10-09 車両用空気調和装置 Pending JPH0596932A (ja)

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JP26175591A JPH0596932A (ja) 1991-10-09 1991-10-09 車両用空気調和装置

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JP26175591A Pending JPH0596932A (ja) 1991-10-09 1991-10-09 車両用空気調和装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017081954A1 (ja) * 2015-11-12 2017-05-18 三菱重工オートモーティブサーマルシステムズ株式会社 車両用空調装置
DE112012002920B4 (de) 2011-07-13 2022-03-03 Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems, Ltd. Fahrzeug-Klimaanlage
WO2023100784A1 (ja) * 2021-12-02 2023-06-08 株式会社ヴァレオジャパン 車両用エアコン装置

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