JPS624584Y2 - - Google Patents

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JPS624584Y2
JPS624584Y2 JP3362180U JP3362180U JPS624584Y2 JP S624584 Y2 JPS624584 Y2 JP S624584Y2 JP 3362180 U JP3362180 U JP 3362180U JP 3362180 U JP3362180 U JP 3362180U JP S624584 Y2 JPS624584 Y2 JP S624584Y2
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JP
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slope
plate
slope protection
protection unit
rear plate
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JP3362180U
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JPS56134946U (ja
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Publication of JPS624584Y2 publication Critical patent/JPS624584Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、のり面保護のための植栽、植生を
確実にするのり面保護工ユニツトに関するもので
ある。
のり面緑化は、のり面の保護、強化に有効であ
つて景観美化とともに、治山、治水の上からも極
めて重要である。
ところで、傾斜の著しいのり面のままでは、表
土や肥料分の流出が起り易く、また、寒冷地では
凍上による剥落が生じ易いので、従来、のり面に
竹しがら、あるいは土留めをのり面に沿つて平行
に4〜5m間隔に設置する方法が行なわれてい
た。
第1図は、従来の土留め施工を示した概略説明
図で、1はのり面、2は前記のり面1に設置した
土留め杭2aと土留め鋼板2bとからなる土留め
である。このような土留めにおいては、崩壊した
土砂は、のり面の途中で前記土留めにより止め置
かれるが、表層の崩壊は相らず発生する。
従つて、のり面に植物を植えることは、限られ
た範囲のゆるやかな勾配でしか施工ができず。勾
配が急な場合には、非常に困難であつた。
この考案は、上述のような観点に基き、施工が
容易で、いかなる地形にも対応できるのり面保護
工ユニツトを提供するもので、のり面に添わせて
固定する基礎枠と、この基礎枠の谷側から山側に
向かつて左右側枠部上に立設する前縁垂直の支持
部材と、前記支持部材の前縁下半部に左右両端を
固着するようにした前面プレート、前記支持部材
の前縁上半部に左右両端を固着するようにした後
面プレートとを有し、前記前面プレートは、左右
方向中央部を谷側水平方向に向け凸屈折し、後面
プレートは、左右方向中央部を山側水平方向に向
け凸屈折させた点に特徴を有するものである。
次いで、この考案ののり面保護工ユニツトを実
施例により図面を参照しながら説明する。
第2図にはこの考案ののり面保護工ユニツトの
実施例を斜視図で、また、第3図には一部を分解
した斜視図で示してある。図面に示したように、
この考案ののり面保護工ユニツトAは、基礎枠3
の左右側枠部4,4上に三角形の支持部材5を、
上下2段、それぞれ左右対称位置に立設してあ
る。
支持部材5は、いずれも基礎枠3をのり面1
(第1図参照)に添わせて固定した状態におい
て、前縁5Aが鉛直面内にあるよう前縁5Aと底
辺部分5Bとのなす角度を定めてある。
上段及び下段の左右の支持部材5,5の前縁5
Aの下半分には前面プレート6の左右両端を固着
してある。
前面プレート6は、鋼板をプレス加工した製品
であつて、左右方向中央部6Aを、谷側水平方向
に凸屈折してあり、多数の通水孔7を穿設してあ
る。
一方、左右の支持部材5,5の前縁5Aの上半
部には後面プレート8の左右両端を固着してあ
る。
後面プレート8は、鋼板をプレス加工した製品
であつて、左右方向中央部8Aを、山側水平方向
に凸屈折してあり、多数の通水孔7を穿設してあ
る。
2段用としてあるこの実施例では上下両段にお
ける左右対称の支持部材5および支持部材5にそ
れぞれ左右両端を固着した前面プレート6および
後面プレート8を、下段の支持部材5,5に固着
した後面プレート8の左右方向中央部の上端部
と、上段の支持部材5,5に固着した前面プレー
ト6の左右方向中央部の下端部とをボルト9とナ
ツト(詳細図示しない)により一体に結合してあ
る。
さらに、左右側枠部4,4には2ケ所ずつに、
それぞれピン孔10が穿設してあり、各ピン孔1
0には屈折形成した頭部11Aを有するアンカー
ピン(例えば13mmφの丸鋼棒製)11を挿通して
ある。
アンカーピン11は、のり面1への基礎枠3の
固定に使用するが、基礎枠3には別途アングル材
製の基礎杭12を第2図に示すようにのり面に打
込んで支持する。
前記のり面保護工ユニツトAは、第4図に示し
た並列配置または第6図に示すような千鳥配置と
することができる。
この場合、第5図に示すように最下段ののり面
保護工ユニツトAは、例えば松丸太13に角材1
4を水平に固着した基礎Bににより滑落を防いで
いる。またあるいは更に補強することもできる。
前記基礎枠3を長さlが1.5m、幅mが1.0mの
長方形として、第6図に示す千鳥配置とすると、
配列の谷側端と山側端に長さl/2の空所が生ず
るので、この空所に配置するのり面保護工ユニツ
トとして、第7図に平面図で、また第8図に側面
図で、さらに第9図に正面図で示したような、長
さl/2ののり面保護工ユニツトCを用意してお
く。
のり面保護工ユニツトCは、基礎枠3′の左右
側枠部4′,4′上に1枚ずつ左右対称に支持部材
5,5を立設し、これに前面プレート6と後面プ
レート8を1枚ずつ固着したユニツトであり、ア
ンカーピン11と基礎杭12を、左右側枠部
4′,4′の山側入隅近くと入隅にそれぞれ取付け
てある。
上述の構成からなるこの考案ののり面保護工ユ
ニツトは、左右側枠部4,4に支持部材5を立設
した基礎枠3をのり面に添わせてアンカーピン1
1及び基礎杭12により固着し、各支持部材5に
前面プレート6と後面プレート8の左右端部をそ
れぞれ固着すると、前面プレート6および後面プ
レート8によつて方形または菱形の空間を段畠状
に形成するようになる。
多数のこの考案ののり面保護工ユニツトA(必
要に応じてCを併用)をのり面に添わせて固定す
ると各前面プレート6と後面プレート8は、隣在
ののり面保護工ユニツトAの前面プレート6およ
び後面プレート8によつて方形または菱形の空所
を形成することになる。
このようにして形成した各空所内に植成土を充
填して得る植栽のスペースに樹木、苗木等を植
え、あるいは芝を張り、工事を完了する。
以上の説明から明らかなように、この考案のの
り面保護工ユニツトは、のり面に添わせて固定す
る基礎枠に、前縁が垂直となる支持部材を立設
し、これに、下段では谷側に凸屈折し、上段では
山側に凸屈折するようにして、下段の前面プレー
トと上段の後面プレートとを取付けてあるので、
前後面プレート間の植生土を充填してとき、後面
プレートを背壁として方形または菱形の段畠状植
栽スペースを形成でき、さらにその後面プレート
は隣在ののり面保護工ユニツトの後面プレートと
によつて、1段上の前面プレートを背壁とした段
畠状植栽スペースを形成できて、施工が簡単であ
るのにも拘らず、緑化完了まで確実に良好な植生
環境を維持できるなど優れた利点を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の土留めの施工状態を示す説明
図、第2図はこの考案ののり面保護工ユニツトの
実施例としての2段用を示す斜視図、第3図は同
じく一部を分解して示した斜視図、第4図は基礎
枠の配列の一列を示す平面図、第5図は最下段に
おける基礎杭併設を示す説明図、第6図は基礎杭
の千鳥配列を示す平面図、第7図は1段用の実施
例を示す平面図、第8図は同じく側面図、第9図
は同じく正面図である。図面において、 1……のり面、2……土留め、3,3′……基
礎枠、4,4′……側枠部、5……支持部材、5
A……前縁、11……アンカーピン、12……基
礎杭、A,C……この考案ののり面保護工ユニツ
ト、B……基礎の一例。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. のり面に添わせて固定する基礎枠と、この基礎
    枠の谷側から山側に向つて左右側枠部上に立設す
    る前縁垂直の支持部材と、前記支持部材の前縁下
    半部分に左右両端を固着するとともに左右方向中
    央部を、谷側水平方向に向けて凸屈折した前面プ
    レートと、左右両端を前記支持部材の前縁上半部
    分に固着し、左右方向中央部を、山側水平方向に
    向けて凸屈折した後面プレートとを有してなるの
    り面保護工ユニツト。
JP3362180U 1980-03-14 1980-03-14 Expired JPS624584Y2 (ja)

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JP3362180U JPS624584Y2 (ja) 1980-03-14 1980-03-14

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JP3362180U JPS624584Y2 (ja) 1980-03-14 1980-03-14

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Publication Number Publication Date
JPS56134946U JPS56134946U (ja) 1981-10-13
JPS624584Y2 true JPS624584Y2 (ja) 1987-02-02

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JPS56134946U (ja) 1981-10-13

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