JPS6245497Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6245497Y2 JPS6245497Y2 JP1982055593U JP5559382U JPS6245497Y2 JP S6245497 Y2 JPS6245497 Y2 JP S6245497Y2 JP 1982055593 U JP1982055593 U JP 1982055593U JP 5559382 U JP5559382 U JP 5559382U JP S6245497 Y2 JPS6245497 Y2 JP S6245497Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- commutator
- recess
- motor
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 8
- 230000004323 axial length Effects 0.000 description 4
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、モータの構造に関するものである。
従来、自動車のエンジンルーム内等に配置され
るモータは第1図に示される如く、回転軸1に軸
着される主要部品のロータコア2やコミユテータ
3を軸方向に薄く形成して浅い椀状のハウジング
4内に収容し、全体として大略扁平型に構成され
ている。然るに回転軸1を軸支する一対の軸受装
置のうち回転軸1の先端を軸支する軸受装置5だ
けが、ハウジング4の蓋4c表面で突出すること
が多かつた。この軸受装置5は、軸受5aと、こ
れに注入されている油が回転軸1の回転とともに
飛散し近傍に配設されているブラシ6等に付着し
て機能事故が起こるのを防止する為のオイルスト
ツパ5bで構成され、モータの軸方向長さの約1/
4を占めており、モータの薄形化における懸案点
となつていた。一方、近年自動車は前輪駆動方式
化される傾向にあり、これに伴いエンジンルーム
が益々密集化され、このスペースに装設される各
種部品に対しては、小型形状化によるより一層の
設置性の向上が要求されるようになつた。これは
自動車用モータのみならず、益々用途が多様化す
るモータ全般に要求されており、モータにおける
上記軸受装置5の如き突出部分の解消は急務の課
題であつた。
るモータは第1図に示される如く、回転軸1に軸
着される主要部品のロータコア2やコミユテータ
3を軸方向に薄く形成して浅い椀状のハウジング
4内に収容し、全体として大略扁平型に構成され
ている。然るに回転軸1を軸支する一対の軸受装
置のうち回転軸1の先端を軸支する軸受装置5だ
けが、ハウジング4の蓋4c表面で突出すること
が多かつた。この軸受装置5は、軸受5aと、こ
れに注入されている油が回転軸1の回転とともに
飛散し近傍に配設されているブラシ6等に付着し
て機能事故が起こるのを防止する為のオイルスト
ツパ5bで構成され、モータの軸方向長さの約1/
4を占めており、モータの薄形化における懸案点
となつていた。一方、近年自動車は前輪駆動方式
化される傾向にあり、これに伴いエンジンルーム
が益々密集化され、このスペースに装設される各
種部品に対しては、小型形状化によるより一層の
設置性の向上が要求されるようになつた。これは
自動車用モータのみならず、益々用途が多様化す
るモータ全般に要求されており、モータにおける
上記軸受装置5の如き突出部分の解消は急務の課
題であつた。
本考案は以上の点に鑑みなされたものであつ
て、扁平薄形に構成されて著しく設置性が向上さ
れかつ耐久性も良いモータを提供することを目的
とする。本考案の特徴とするところは、回転軸に
軸着するコミユテータの中心部に凹部を形成し、
前記凹部空間に前記回転軸を軸支する軸受装置を
配設することにより、モータの軸方向長さを短縮
させた点である。
て、扁平薄形に構成されて著しく設置性が向上さ
れかつ耐久性も良いモータを提供することを目的
とする。本考案の特徴とするところは、回転軸に
軸着するコミユテータの中心部に凹部を形成し、
前記凹部空間に前記回転軸を軸支する軸受装置を
配設することにより、モータの軸方向長さを短縮
させた点である。
次に、本考案の具体的な実施施例について添付
の図面に基づき説明する。第2図は、本考案によ
る自動車のラジエータ冷却フアン駆動用モータの
上半分の模式的断面図である。回転軸1の適所に
大略円板状をしたロータコア2が軸着されてい
る。このロータコア2には導線を巻着してコイル
部2aが形成されている。ロータコア2の右側に
はコミユテータ3や接近して軸着されている。コ
ミユテータ3の右側中央部には凹部3aが設けら
れ大略円柱状の空間が形成されている。従つてコ
ミユテータ3は略々椀状をなし、この中心に回転
軸1が挿通されている。この中央部の凹部3aの
底面には環状凸部3bが突設され、凹部3aの内
周面との間に環状溝部9が形成されている。又、
コミユテータ3の外側周面にはセグメント3cが
配設され、この表面に形成されているライザー部
3c1にコイル部2aから延出された導線が係止さ
れてコイル部2aとセグメント3cが導通可能に
接続されている。
の図面に基づき説明する。第2図は、本考案によ
る自動車のラジエータ冷却フアン駆動用モータの
上半分の模式的断面図である。回転軸1の適所に
大略円板状をしたロータコア2が軸着されてい
る。このロータコア2には導線を巻着してコイル
部2aが形成されている。ロータコア2の右側に
はコミユテータ3や接近して軸着されている。コ
ミユテータ3の右側中央部には凹部3aが設けら
れ大略円柱状の空間が形成されている。従つてコ
ミユテータ3は略々椀状をなし、この中心に回転
軸1が挿通されている。この中央部の凹部3aの
底面には環状凸部3bが突設され、凹部3aの内
周面との間に環状溝部9が形成されている。又、
コミユテータ3の外側周面にはセグメント3cが
配設され、この表面に形成されているライザー部
3c1にコイル部2aから延出された導線が係止さ
れてコイル部2aとセグメント3cが導通可能に
接続されている。
かくの如く回転軸1の1端側にコイル部2aが
設けられたロータコア2と略々椀状のコミユテー
タ3を並列的に外挿して構成された回転子は、椀
状に形成されたハウジング本体4a内部に、回転
軸1をハウジング本体4aの中心に形成された孔
4bに挿通させ収容されている。孔4bには軸受
5aが介設され回転軸1を回転自在に軸支してい
る。又、ハウジング本体4aの内側面には磁石7
が固着されている。そしてハウジング本体4aに
は蓋4cが被装されている。この蓋4cの裏面の
適所にはブラシ装置6がリベツト8で固着されて
いる。このブラシ装置6は、ブラシホルダー6a
内にカーボンブラシ6bを出入自在に収納し、そ
の1端をコイルスプリング6cで付勢させて他端が
コミユテータ3の側面に配設されているセグメン
ト3c表面に当接する構成となつている。
設けられたロータコア2と略々椀状のコミユテー
タ3を並列的に外挿して構成された回転子は、椀
状に形成されたハウジング本体4a内部に、回転
軸1をハウジング本体4aの中心に形成された孔
4bに挿通させ収容されている。孔4bには軸受
5aが介設され回転軸1を回転自在に軸支してい
る。又、ハウジング本体4aの内側面には磁石7
が固着されている。そしてハウジング本体4aに
は蓋4cが被装されている。この蓋4cの裏面の
適所にはブラシ装置6がリベツト8で固着されて
いる。このブラシ装置6は、ブラシホルダー6a
内にカーボンブラシ6bを出入自在に収納し、そ
の1端をコイルスプリング6cで付勢させて他端が
コミユテータ3の側面に配設されているセグメン
ト3c表面に当接する構成となつている。
而して、この蓋4cの中心部にも孔4bが管状
に形成されており、これに回転軸1のコミユテー
タ側端部が挿通され軸受5aを介して回転自在に
軸支されている。この孔4bを管状に形成する円
筒ハウジング4dは、蓋4cの中心部裏面から前
述したコミユテータ3の反負荷側中心部に設けら
れた凹部3aの空間内に突出する構成となる。そ
して軸受5aはこの内部に突出する円筒ハウジン
グ4d内に装着され回転軸1のコミユテータ側端
部を軸支している。従つて、従来技術の如く軸受
装置だけがハウジング外表面に突出する不都合が
解消され、この軸受の長さ分だけモータの軸方向
長さが短縮される。かくの如く回転軸1のコミユ
テータ側端部をその内部に装着された軸受5aを
介して回転自在に支承する孔4bの外側入口には
押え蓋4eが被装され、軸受5aを確実に固定し
ている。
に形成されており、これに回転軸1のコミユテー
タ側端部が挿通され軸受5aを介して回転自在に
軸支されている。この孔4bを管状に形成する円
筒ハウジング4dは、蓋4cの中心部裏面から前
述したコミユテータ3の反負荷側中心部に設けら
れた凹部3aの空間内に突出する構成となる。そ
して軸受5aはこの内部に突出する円筒ハウジン
グ4d内に装着され回転軸1のコミユテータ側端
部を軸支している。従つて、従来技術の如く軸受
装置だけがハウジング外表面に突出する不都合が
解消され、この軸受の長さ分だけモータの軸方向
長さが短縮される。かくの如く回転軸1のコミユ
テータ側端部をその内部に装着された軸受5aを
介して回転自在に支承する孔4bの外側入口には
押え蓋4eが被装され、軸受5aを確実に固定し
ている。
さらに、本実施例においては、本考案によつて
軸受5aのオイルストツパが除去されその分の軸
方向長さも短縮されている。この省かれたオイル
ストツパの代わりに、コミユテータ3の凹部3a
表面とこの凹部3a空間に突出する円筒ハウジン
グ4d及びこのハウジング4d内に装着されてい
る軸受5aとの間隙空間が迷路状に形成され、環
状溝部9が構成されている。軸受5aから飛散す
る油がハウジング4内に拡散されるにはこの環状
溝部9を通過せねばならず、従つてこの油の拡散
が抑制される。さらにその上に、本実施例におい
ては、前記凹部3aの底部に前述した如く環状凸
部3bが突設されており、軸受5aから飛散する
油の拡散防止効果が一層強化されている。
軸受5aのオイルストツパが除去されその分の軸
方向長さも短縮されている。この省かれたオイル
ストツパの代わりに、コミユテータ3の凹部3a
表面とこの凹部3a空間に突出する円筒ハウジン
グ4d及びこのハウジング4d内に装着されてい
る軸受5aとの間隙空間が迷路状に形成され、環
状溝部9が構成されている。軸受5aから飛散す
る油がハウジング4内に拡散されるにはこの環状
溝部9を通過せねばならず、従つてこの油の拡散
が抑制される。さらにその上に、本実施例におい
ては、前記凹部3aの底部に前述した如く環状凸
部3bが突設されており、軸受5aから飛散する
油の拡散防止効果が一層強化されている。
以上詳述した如く、本考案によれば、軸受装置
部をハウジング表面に突出させることなくハウジ
ング内部に都合よく収納させることができ、モー
タのより一層の薄形化が達成される。従つて設置
スペース面の厳しい制約にも適う設置性の良い薄
形モータを得ることができる。又、本考案による
薄形モータは、迷路構造と環状凸部とによる潤滑
油の飛散防止対策も考慮されており、耐久性も良
好である。さらに、オイルストツパが不要となる
為部品点数が減り、組立作業能率が上昇する。
部をハウジング表面に突出させることなくハウジ
ング内部に都合よく収納させることができ、モー
タのより一層の薄形化が達成される。従つて設置
スペース面の厳しい制約にも適う設置性の良い薄
形モータを得ることができる。又、本考案による
薄形モータは、迷路構造と環状凸部とによる潤滑
油の飛散防止対策も考慮されており、耐久性も良
好である。さらに、オイルストツパが不要となる
為部品点数が減り、組立作業能率が上昇する。
第1図は従来の自動車に使用されるモータの模
式的断面図、第2図は本考案による自動車のラジ
エータ冷却フアン駆動用モータの要部の模式的断
面図である。 符号の説明、3:コミユテータ、3a:凹部、
3b:環状凸部、4d:円筒ハウジング、5′
a,5a:軸受、9:環状溝部。
式的断面図、第2図は本考案による自動車のラジ
エータ冷却フアン駆動用モータの要部の模式的断
面図である。 符号の説明、3:コミユテータ、3a:凹部、
3b:環状凸部、4d:円筒ハウジング、5′
a,5a:軸受、9:環状溝部。
Claims (1)
- 回転軸1に軸着するコミユテータの中心部に凹
部3aを形成して該凹部空間に前記回転軸の軸受
5aを配置し、該コミユテータの凹部3aの底面
に環状凸部3bを突設して、該環状凸部3bと前
記凹部3aの内周面との間に環状溝部9を形成
し、該環状溝部9内に前記軸受を支持する円筒ハ
ウジング4dを延出して迷路状の空間を構成した
ことを特徴とするモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5559382U JPS58174964U (ja) | 1982-04-19 | 1982-04-19 | モ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5559382U JPS58174964U (ja) | 1982-04-19 | 1982-04-19 | モ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58174964U JPS58174964U (ja) | 1983-11-22 |
JPS6245497Y2 true JPS6245497Y2 (ja) | 1987-12-04 |
Family
ID=30066164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5559382U Granted JPS58174964U (ja) | 1982-04-19 | 1982-04-19 | モ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58174964U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4838730U (ja) * | 1971-09-10 | 1973-05-14 |
-
1982
- 1982-04-19 JP JP5559382U patent/JPS58174964U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4838730U (ja) * | 1971-09-10 | 1973-05-14 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58174964U (ja) | 1983-11-22 |
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