JPS6245242B2 - - Google Patents

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JPS6245242B2
JPS6245242B2 JP54098306A JP9830679A JPS6245242B2 JP S6245242 B2 JPS6245242 B2 JP S6245242B2 JP 54098306 A JP54098306 A JP 54098306A JP 9830679 A JP9830679 A JP 9830679A JP S6245242 B2 JPS6245242 B2 JP S6245242B2
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JP
Japan
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slurry
perforated plate
hot water
vinyl chloride
item
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JP54098306A
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English (en)
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JPS5622305A (en
Inventor
Kazuro Nakano
Masaaki Fukuda
Kyuichi Mitsufuji
Mikio Shinkai
Shiro Ariga
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JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
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Publication date
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Priority to CA000356963A priority patent/CA1152689A/en
Priority to US06/173,722 priority patent/US4369092A/en
Priority to FR8016884A priority patent/FR2462448A1/fr
Publication of JPS5622305A publication Critical patent/JPS5622305A/ja
Publication of JPS6245242B2 publication Critical patent/JPS6245242B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F6/00Post-polymerisation treatments
    • C08F6/001Removal of residual monomers by physical means
    • C08F6/003Removal of residual monomers by physical means from polymer solutions, suspensions, dispersions or emulsions without recovery of the polymer therefrom
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S159/00Concentrating evaporators
    • Y10S159/10Organic

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は流下管を必要とする多孔板の塔中を流
下する塩化ビニル樹脂スラリー中にスチームを吹
込んで塩化ビニルモノマーを除去する方法の改良
に係り、更に詳しくは、該多孔板の下面に塩化ビ
ニル樹脂の粉末が付着し若しくは、孔が閉塞する
等の障害を温水洗浄により防止する方法とその為
の温水洗浄装置に係る。 塩化ビニル樹脂スラリーは、通常塩化ビニルモ
ノマーを水性媒体中で懸濁又は乳化させながら重
合させ、重合終了後未重合モノマーを分離回収す
ることによつてつくられる。塩化ビニル樹脂スラ
リーは次いで水性媒体を機械的に分離され、熱風
乾燥其他種々の方法で乾燥されて塩化ビニル樹脂
粉末となる。 しかるに、前記分離された水性媒体、熱風乾燥
における排気、さらに乾燥された塩化ビニル樹脂
粉末には、夫々環境衛生上の理由で問題とされ若
しくは明らかに有害と認められる程度の塩化ビニ
ル単量体が含まれている。 かゝる排出物若しくは塩化ビニル樹脂粉末中の
塩化ビニルモノマーを完全に除去し、若しくは環
境衛生上無害な程度までその含有量を低下させる
為に種々の方法が提案されている。その内の1つ
の分野として液体の流下管をそなえた多孔板の塔
の上部から塩化ビニル樹脂スラリーを流下させ、
該スラリーを、多孔板上において細孔からスチー
ムを吹込んで処理して、該樹脂粉末若しくは該樹
脂スラリー中に含まれる塩化ビニルモノマーを水
蒸気と共に蒸発させ分離する方法が知られている
(特開昭53−33288、同54−8693)。 しかし、これらのスラリー流下管を有する多孔
板塔スチーム処理方法特に本発明者らの発明にか
かる前記特開昭54−8693号の方法には次のような
改善すべき問題が発見された。即ち前記処理中多
孔板の孔が徐々に閉塞され、やがて塩化ビニル樹
脂スラリーの流下管を通じての逆流が生じてこの
処理ができなくなる。 本発明者らは、この問題の解決に鋭意努力した
結果、多孔板の孔の閉塞の状況がしばしば該孔の
中から上方に向かつて突き出たソーメン様の塩化
ビニル樹脂粉末の塊が形成されているところから
して、該孔を形成する側壁又はこれに続く該孔の
付近の多孔板下面に付着した塩化ビニル樹脂粒子
が軟化し、該孔を通るスチームによつて徐々に該
孔へと吸寄せられ、また孔中を上方向に押し上げ
られ、その間にこれら粒子の軟化が進み相互に付
着し、結局上記のようなソーメン様の塊が形成さ
れて多孔板の孔を閉塞することが原因であると推
定された。 そして本発明者らは塩化ビニル樹脂スラリーを
前記多孔板の塔でスチーム処理している間多孔板
の下面を温水で充分に洗浄すると前記諸問題解決
に向けて顕著な効果が現われることを見出し、本
発明に到達した。 前記特開昭54−8693号は塔内を水で洗浄する配
管を記載しているが、これは塔内を洗浄するとい
う一般的な概念を示すに止まる。これに対し本発
明は、前記多孔板の孔の閉塞の防止のために多孔
板の下面を特定の条件下に温水で洗浄することが
著しく有効であることを開示するものである。 即ち、本発明は塩化ビニルモノマー(以下VC
モノマーという)を含む塩化ビニル樹脂スラリー
(以下単にスラリーという)の流出経路を必要と
する少なくとも1つの多孔板を備えた容器(塔を
含む)に前記スラリーを供給し、該スラリーを前
記多孔板の上において該多孔板の細孔から吹込ま
れる水蒸気(以下スチームということがある)で
処理して、該スラリー中の前記VCモノマーを除
去する方法において、前記処理の間前記多孔板の
下面を温水噴射により洗浄することを内容とする
ものである。 本発明におけるスラリーの流出経路を必要とす
る多孔板とは、その上のスラリーが該多孔板の細
孔からは実質的に流下せず、従つて例えば後に説
明する第1図の流下管2や第5図のスラリー抜出
管27のようなスラリーの流出径路を必要とする
多孔板をいう。そのため前記細孔の径は5mm以下
が適当であり、好ましくは0.5〜2mm、更に好ま
しくは0.7〜1.5mmである。開孔率は0.01〜10%好
ましくは0.04〜4%更に好ましくは0.2〜2%で
ある。開孔率がこれら範囲より小さいと多孔板上
のスラリー中の塩化ビニル樹脂粒子の撹拌が不充
分となるからである。前記細孔の径又は前記開孔
率が前記範囲より大きいと不必要な蒸気消費の増
大をもたらし、また液漏れをもたらすから適当で
ない。 前述のように細孔の径が小さいことがこの孔の
目詰まりを生じ易いことの原因となつていると考
えられる。 前記多孔板の上にスラリーを充分滞留させるた
めに前記流出経路が流下管であるときは通常該流
下管の周囲上方に堰板が設けられる。この堰板は
前記流下管と一体になつていてもよく、なつてい
なくてもよい。 前記多孔板上には、スラリーが流入してから流
出する迄スラリーが押出流れに近い状態で流れて
行くように溝様流路を形成する側板が立てられて
いてもよい。この場合には処理された塩化ビニル
樹脂粒子の滞留時間の分布が狭くなるので、短時
間の間に塔を通過したVCモノマー除去の不充分
な粒子が少なくなり、一方長時間塔に滞留して着
色、劣化する粒子が少なくなる。 本発明における前記スラリーの流出経路を必要
とする多孔板は前記容器(塔を含む)中に少なく
とも1枚存在するとき、本発明における前記温水
洗浄を適用しうる。前記スラリーの流出経路を必
要とする多孔板の下に他の多孔板(流出経路がな
く液漏れによつてスラリーを流下させるような多
孔板であつてもよい)が存在するときに本発明は
大きな効果を現わすがこのような他の多孔板がな
く、従つて下方から該流出経路を必要とする多孔
板の下面にスラリーのしずくが跳ね上つて来ない
場合でも、スチームの圧変動によつて該流出経路
を必要とする多孔板の細孔からスラリーが降下し
該多孔板の下面や前記細孔の側面に塩化ビニル樹
脂粒子の付着を生ずることがあるから、本発明の
温水洗浄を適用することは有効である。この場合
には前記スラリーの流出経路は塔外へのスラリー
抜出管であることになる。 もつとも、前記流出経路を必要とする多孔板は
複数を塔内に組込んで使用されるのが普通であろ
う。 本発明における多孔板を有する塔の径は特に限
定されないが、0.3〜3m、殊に0.5〜2m程度が
使用し易い。塔高は特に限定されないが塔径の5
〜20倍、殊に5〜15倍程度が使用し易い。 本発明におけるスラリーは水性分散媒液と塩化
ビニル樹脂粒子とを含みかつこれらから除去され
ることが望ましい量のVCモノマーを含むもので
ある。 前記塩化ビニル樹脂は、重合された塩化ビニル
を含有する重合体であり、塩化ビニル単独重合
体、塩化ビニルと他のビニルモノマー例えば酢酸
ビニル、アルキルビニルエーテル、オレフイン、
アクリレート、メタクリレート、塩化ビニリデ
ン、アクリルニトリル等との共重合体、及びオレ
フイン系重合体への塩化ビニルのグラフト重合体
を包含する。典型的にはこれらの内、重合された
塩化ビニルを50重量%以上含有する重合体であ
る。 前記水性分散液は水の他に前記塩化ビニル樹脂
製造のための重合時に重合系に添加された懸濁剤
例えばポリビニルアルコール、メチルセルロース
等、緩衝剤、粒径調整剤、スケール付着抑制剤等
を含んでいてもよい。前記水性分散液中には乳化
剤が含まれていてもよいが、この場合には更に消
泡剤が含まれていることが望ましい。 前記スラリー中のVCモノマー含量はその除去
が望まれる限りいかなる量であつてもよい。本発
明において処理されるスラリーは、通常VCモノ
マーを含むモノマーを水性分散媒中で重合した後
反応系を常圧にまで下げてガス状モノマーを抜い
たものであり、このスラリーには重合体粒子に吸
収又は吸着されたVCモノマーが通常40000〜
500ppm存在する。しかし重合終了反応系を常圧
にまで下げる途中で、又は場合によつては任意の
重合率で重合を停止してそのままスラリー貯槽へ
開放したものにも本発明を適用しうる。このよう
なスラリーは重合体粒子に吸収又は吸着された
VCモノマーが15%存在することもある。 前記スラリー中の塩化ビニル樹脂の含有(以下
単にスラリー濃度ということがある)は5〜45重
量%好ましくは10〜40重量%更に好ましくは15〜
30重量%が適当である。これら範囲より大きいと
きはスラリーの流動性が悪くなり、小さいときは
本発明に使用する塔の能力が低下する反面VCモ
ノマー除去効果の格別の上昇はないからである。 前記スラリーが前記流出管を必要とする多孔板
上でスチームで処理されている時の温度は、60℃
以上好ましくは70℃以上更に好ましくは80℃以上
が適当であり、一方130℃以下好ましくは120℃以
下更に好ましくは110℃以下が適当である。温度
が高い程スラリー又はその中の塩化ビニル樹脂粒
子に含まれるVCモノマーが水蒸気に伴なわれて
気相の方へ出易くなる一方、あまり温度が高いと
スラリー中の塩化ビニル樹脂粒子を着色又は熱劣
化させるからである。 前記スラリーは前記流出経路を必要とする多孔
板の容器(塔を含む)に供給されるに当たり50℃
〜100℃に予熱されていることが好ましい。この
予熱は該容器から出て来るスラリーとの熱交換に
よつて好適に達せられる。一方この熱交換によつ
て前記容器から出て来るスラリーの急速な冷却も
達せられる。該容器から出て来るスラリーの温度
は70℃〜130℃が好ましい。 前記容器中のスラリーの温度が60℃〜130℃の
とき、この容器内の圧力はおよそ0.2〜3Kg/cm2
(絶対圧)となる。 前記スラリーの前記容器における滞留時間は1
分以上好ましくは2分以上更に好ましくは3分以
上が適当であり、一方90分以下好ましくは60分以
下更に好ましくは30分以下が適当である。滞留時
間は長い程前記スラリー又はその中の塩化ビニル
樹脂粒子からのVCモノマー除去の効果が大き
く、一方あまり長いと前記樹脂粒の着色や熱劣化
をもたすからである。 前記スラリーの前記流出経路を必要とする多孔
板(従つて通常はこれを備えた容器)へのフイー
ド量は該多孔板面積1m2当たり、1時間当たり1
〜300m3好ましくは4〜100m3である。 前記流出管を必要とする多孔板上のスラリーへ
の水蒸気の吹込み量又は該多孔板を備えた容器へ
の水蒸気の供給量は該スラリー1m3当たり、1時
間当たり1〜100Kg好ましくは5〜50Kgが適当で
ある。この水蒸気の吹込みによつてスラリーの温
度を高くし、又は高く維持し、スラリー中の樹脂
粒子を撹拌し沈降を防ぎ、そしてスラリー中のモ
ノマーの気相中への移行を促進することができ
る。前記樹脂粒子の沈降を防ぐことは、該粒子の
滞留時間の分布を広げないために、又該粒子及び
その周囲の水相中のモノマーを除去するために重
要である。これらのために前記水蒸気の吹込み量
は少な過ぎないようにするのが望ましい。一方前
記水蒸気の吹込み量が多過ぎるときは、スラリー
中のモノマーの除去について格別よい効果が得ら
れないばかりでなくスラリーの飛沫を多くした
り、フラツデイングを引起こしたりするから好ま
しくない。 前記流出経路を必要とする多孔板の下面又はそ
の細孔の側面への塩化ビニル樹脂粒子の付着の主
な原因は該多孔板の下からスラリーのしずくが跳
ね上がること及びスチームの圧変動によつて前記
細孔からその上のスラリーが降下することである
と推定される。本発明はこのような付着樹脂を前
記スラリーのスチームによる処理の間に温水噴射
によつて洗い流すものである。 この温水の温度は該温水でその下面を洗う多孔
板の上のスラリーの温度より10℃高い温度ないし
10℃低い温度が適当である。前記温水の温度が前
記スラリーの温度より10℃を越えて高い温度にな
るとスラリー中の樹脂が劣化着色するおそれがあ
るからである。また10℃を越えて低い温度になる
と、前記スラリーにおけるバツブリングが小さく
なり又は無くなり、スラリーからのVCモノマー
除去の効果が小さくなり、またスラリー中の樹脂
粒子が沈降して多孔板の穴の閉塞を引起こすので
好ましくない。 温水を前記多孔板の下面に噴射するには連続的
に又は間欠的に行なう。後者の場合には少なくと
も1秒、好ましくは少なくとも5秒、更に好まし
くは少なくとも15秒の間は継続的な噴射を行なう
ことが適当である。この時間が短かいと付着樹脂
が充分に洗い流されないことがあるからである。
一方前記噴射の中断の時間は90分以下好ましくは
60分以下が適当である。この中断の時間が長いと
温水噴射によつて洗い落とされない樹脂が多くな
るからである。温水の継続的な噴射(間欠的な噴
射の場合におけるもの及び連続的噴射の場合の両
方を含む)は1秒程度より短い中断期間をはさん
だ断続的噴射を含む。 前記温水の噴射はその噴射を受ける多孔板の下
面がさらされる空間の圧力よりも高い圧力の温水
を収容する容器(後記図面についての本発明の説
明で言及する温水噴出部材にあたる)に設けられ
た噴出口から温水を噴出させることによつて行な
いうる。 前記温水に充分な噴出速度ひいては洗浄力を与
えるために、前記温水の容器の中の温水の圧力と
前記多孔板の下面がさらされる空間の圧力との差
圧は0.2Kg/cm2以上好ましくは0.5Kg/cm2以上であ
ることが適当である。一方前記差圧は高過ぎて
も、多孔板の強度、温水供給に関与する諸設備例
えばポンプやパイプの強度を充分なものとするた
めに不経済となる。このため前記差圧は300Kg/
cm2以下好ましくは50Kg/cm2以下であることが適当
である。 前記温水の噴出口とその向かう多孔板下面との
間隔は短い程該多孔板下面に当たる温水の速度が
大きくて付着樹脂を洗い流す効果が大きいが、他
方では前記多孔板の下面に万遍なく温水を当てる
ために多数の噴出口を広い範囲に配置させねばな
らなくなり、装置が複雑となる。また多孔板塔を
不必要に高くすることは避けるべきである。これ
らのことを勘案して前記間隔は50〜500mm好まし
くは100〜300mmが適当である。 前記温水の噴出口は環状直線状その他の形状の
パイプに多数線状に配置して設けられていてもよ
く、シヤワーヘツドにおけるようにまとめて配置
されていてもよい。またこれらを適当に組合わせ
た形で配置されていてもよい。以下前記温水噴出
口をそなえたパイプやシヤワーヘツドのようなも
のを温水噴出部材と呼ぶ。 前記噴出口は円形でもよく細長いスリツト状で
もよい。円形の場合にはその径が1〜8mm好まし
くは3〜5mmが適当である。噴出口が小さ過ぎる
と噴出される温水が霧状となつて洗浄力が低下
し、一方それが大き過ぎると噴出される温水の速
度が低下して洗浄力が低下するか又は高い速度を
維持するために過大な量の温水を供給することに
なるからである。同じ理由から前記スリツト状の
噴出口の場合は、その巾は0.5〜8mm、好ましく
は1〜5mmが適当である。 前記温水の噴出の方向は鉛直方向と10゜〜60゜
好ましくは30゜〜45゜傾いた方向が適当である。
1つの多孔板の下面に向けて噴射される温水の方
向はすべて同一である必要はなく、むしろ2種類
以上の異なる方向を適当に組合わせて採用するこ
とが好ましい。 前記温水に充分な噴出速度ひいては洗浄力を与
えるために前記温水噴射の量は瞬間値として10〜
1000/多孔板面積(m2)・分好ましくは30〜500
/多孔板面積(m2)・分が適当である。該温水
噴射量が前記範囲より小さいと充分な洗浄ができ
なくなり、前記範囲より大きいと温水消費量が大
きくなつて不経済となる一方それだけの洗浄効果
が得られる訳でもないし、又前記下面を洗われた
多孔板の下にスラリーを処理すべき多孔板がある
ときは後者の上でのスラリーの滞留時間を短かく
してその処理を不充分なものにするおそれがある
からである。 液体の流下管を有する多孔板を複数備えた塔に
おいてはこれら多孔板の下面への温水の噴射は一
度に全部行なうよりも多孔板の1枚ないし小数枚
につき順に行なうのが好ましい。これによつてス
ラリーの塔中の滞留時間をさ程変えることがない
からである。同じ理由によつて、前記噴射を順に
行なう場合にも、1枚ないし小数枚について噴射
した温水の大部分が塔から外へ出た後次の1枚な
いし小数枚について温水噴射を行なうのが好まし
い。 以下図面によつて本発明を説明する。 第1図は本発明の適用された塔の流出経路を有
する多孔板とその下面を温水洗浄する部分の縦断
面図である。この図において1は多孔板、2は流
下管、3はスラリー4を押出し流れに近い状態で
流れさせるための溝様流路を形成する側板、5は
塔胴である。6は洗浄用温水噴出部材としての環
状パイプ、7は該環状パイプに温水を供給するた
めのパイプ、8はパイプ7に設けられたバルブ、
9は前記環状パイプ6を支持する部材である。 第2図は前記環状パイプ6の拡大横断面図であ
る。この図において10は温水を噴出するための
孔である。この図においてa,bは前記孔からの
温水噴出方向の鉛直方向となす角度であり、これ
らの適当な範囲は前述した通りである。 第3図は第1図の−′断面図であり、ここ
に示された数字は第1図に示されたものと同じ意
味である。この図において11はスラリーを溢流
させる堰板であり、スラリーによつて隠されてい
るから点線で示した。 第4図は洗浄用温水噴出部材の他の例を示した
もので環状パイプ16と直線状パイプ17とから
なる。 第5図は本発明を適用してスラリーを処理する
場合の工程を示す概略図である。この図において
は20は多孔板塔(以下段塔ということがある)
を示し、塔中には、流下管2又はスラリー抜出管
27が備えられそして構様流路を形成する側板3
をその上に設けられた多孔板1が5枚存在する。
これら多孔板の各々の下には温水噴出部材6が設
けられている。最も下の温水噴出部材は必ずしも
無くてもよい。無いときは最も下の多孔板のみは
本発明が適用されないことになる。 次に第5図に示した工程を簡単に説明する。同
図において21は、塩化ビニル樹脂スラリータン
クであり、図示してないが、通常受入配管、樹脂
粉末の沈降を防ぐ撹拌装置、気相部を外気と遮断
する水封装置を有する。容量は限定されないが段
塔20の該スラリー処理能力(m2/hr)に対し、
1時間以上数時間分が維持しうる量が望ましい。
何故なら塔の運転は、停止後再開時の運転条件の
定常化までの時間損失及びこの間のスラリーの不
充分な処理を避けるため長時間連続して行うこと
が望ましく、一方塩化ビニル樹脂スラリーの前記
スラリータンク21への受入は、塩化ビニルの重
合方法などに起因して間欠的であることが多いか
らである。該スラリーは、段塔への供給配管2
2、ポンプ23を経て段塔20の塔頂室24に供
給される。塔頂室24の棚板は、前記第1図と同
様の構造を有し、直下の段室より底板の多数の小
孔を通じて吹込まれる水蒸気とモノマーの混合蒸
気により該棚板上の塩化ビニル樹脂スラリーは加
熱され、含有するVCモノマーの一部は分離され
気化する。該スラリーは、棚板の堰11を溢流し
て直下の段室の棚板に移動して、同様に加熱され
逐次液温を上昇させつつ最下段の塔底室25に至
る。塔底室25の下の室では吹込口26から蒸気
が吹込まれる。 この間各多孔板の下面は温水噴射部材6からの
温水によつて洗浄せられる。 被処理スラリーは、塔底室25から抜出室2
7、ポンプ28を経て被処理スラリー受入槽29
に至る。被処理スラリーは抜出管30より脱水並
びに乾燥工程(図示してない)に送られるが、
VCモノマーの分離が不充分のときは、スラリー
タンク21へ被処理スラリーの1部若しくは全部
を循還できる。他方、スチーム吹込により、塔頂
室に於て発生した混合蒸気は、蒸気抜出管31を
経て加圧機(図示してない)で加圧され凝縮器3
2で加圧下に水の氷点より高い温度の下におかれ
る。そこで凝縮され、水とVCモノマーに分けら
れ、それぞれ抜出管33,34から抜出される。
抜出されたVCモノマーはそのまま又は必要なら
公知の方法で精留した後重合に再使用できる。な
お第5図に示した段塔20で直接処理する前に、
この段塔よりも単純なストリツパー例えばフラツ
シユ塔でスラリーを予備処理してもよいことは勿
論である。 本発明によれば、付随的に塩化ビニル樹脂スラ
リーのスチーム処理の間、多孔板下面に塩化ビニ
ル樹脂の粒子が付着し、長時間高温に曝されるこ
とが原因と考えられる着色粒子の発生を防止する
ことができる。 以下実施例により本発明を説明する。 実施例 1〜4 第1図の形状の棚板(但し小孔径1mmφ、開孔
率0.2%)を有し、第5図のように組立てられた
段塔(段数5)を使用して、スラリー濃度25重量
%、VCモノマー濃度8000ppmの第1表に示す各
種スラリーを第5図の工程に従つてスチーム処理
を実施した。使用した段塔は棚板1枚当り容量は
375、1段の間隔75cm、棚板内のセキ高さ35
cm、流路巾17cmである。 第5図のスラリータンク21で90℃に予熱され
たスラリー(比重1.05)を9.52m3/hrの速度で同
図の段塔20の塔頂室24にフイードし、塔底室
の下の室に吹込管26から110℃の蒸気を毎時375
Kgの速度で吹込んだ。(滞溜時間10分)段塔内を
逐次流下し、100℃に加熱された該スラリーは段
塔20の最下段から出口管27、ポンプ28を経
てスラリー受入槽29に受入れたが、この間冷却
器(図示してない)によつて50℃まで冷却され
た。 このスラリー中のVCモノマー濃度は第1表に
示すごとくなつた。 また段塔20の塔頂室24で発生した水とVC
モノマーの混合蒸気は出口管31を径て凝縮器3
2に圧入(圧縮機は図示していない)され、凝縮
した水とガス状モノマーはそれぞれ抜出管33及
び34より抜出された。 以上の工程において洗浄用温水噴射部材として
第3図に示すような環状パイプを使用した。それ
に設けられた温水噴出口は径4mmの円形で塔の中
心の側に向けられたものと塔胴の側に向けられた
ものがあり、鉛直方向とのなす角はそれぞれ45゜
及び30゜であり、多孔板下面からの距離は15cmで
あつた。洗浄用の温水温度は第1表に記載の温度
とし、該温水量を各段当り50/多孔板面積m2
分とし、洗浄頻度を各段当り1回/1時間とし、
1回に15秒間継続して(従つて1回当りの噴射量
は約13となる)、温水を噴射させて棚板下面及
び胴部内側面を洗浄した。 110Kg/hrの凝縮水と19.99/hrのVCモノマを
回収出来た。他方前記被処理スラリーを連続遠心
脱水した排水中にはVCモノマーは検出されなか
つた。 またこの脱水塩化ビニル樹脂を公知方法で気流
乾燥したところ、排気中のVCモノマー濃度は
0.1ppmであり乾燥塩化ビニル樹脂中のVCモノマ
ー分は1ppm以下であつた。 上記運転は、何等支障なく、10日間以上継続す
ることができ、その初期と後期でモノマー分離除
去効果に差異は認められなかつた。 比較例 1〜4 実施例1で用いたのと同じ装置を用い、同じ操
作条件で、樹脂濃度25重量%、VCモノマー濃度
8000ppmのストレート塩化ビニル樹脂(平均重
合度=700)のスラリーをスチーム処理した。
ただし洗浄用温水温度、量、洗浄頻度は第2表に
記載したごとくにした。 次に、この被処理スラリーを実施例1と同様に
して遠心脱水し、この脱水された塩化ビニル樹脂
を気流乾燥したところ、比較例4を除き排気中の
VCモノマー濃度および、乾燥塩化ビニル樹脂中
のVCモノマーの濃度は、上記実施例1と差異が
なかつたが、乾燥樹脂中の異物(着色ゲル化粒
子)(個数/100g)が、実施例1より著しく多
く、かつ、運転可能時間が24時間以下であつた。
他方比較例4では温水洗浄によつて塔が事実上運
転不能となつた。
【表】
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の適用された塔における流下管
を有する多孔板とその下面を温水洗浄する部分の
縦断面図、第2図は第1図に示した環状パイプ6
の拡大縦断面図、第3図は第1図の−′断面
図、第4図は洗浄用温水噴出部材の他の例の平面
図、第5図は本発明を適用してスラリーを処理す
る場合の工程を示す概略図である。これら図にお
いて数字は次のものを示す。 1:多孔板、2:流下管、3:溝様流路を形成
するための側板、4:スラリー、5:塔胴、6:
洗浄用温水噴出部材としての環状パイプ、10:
洗浄用温水噴出のための細孔、11:堰板、1
6,17:洗浄用温水噴出のための細孔を持つパ
イプ、20:多孔板塔、21:塩化ビニル樹脂ス
ラリータンク、29:被処理スラリー受入槽、3
2:凝縮器、33:凝縮水抜出管、34:モノマ
ー抜出管。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 塩化ビニルモノマー(以下VCモノマーとい
    う)を含む塩化ビニル樹脂スラリー(以下単にス
    ラリーという)の流出経路を必要とする少なくと
    も1つの多孔板を備えた容器(塔を含む)にスラ
    リーを供給し、該スラリーを前記多孔板上におい
    て該多孔板の多数の細孔から吹込まれる水蒸気で
    処理して該スラリー中のVCモノマーを除去する
    方法において、前記処理の間前記多孔板の下面を
    温水噴射により洗浄することを特徴とする前記方
    法。 2 第1項記載の方法において前記温水の温度
    が、該温水でその下面を洗う多孔板の上のスラリ
    ーの温度より10℃低い温度ないし10℃高い温度で
    あることを特徴とする前記方法。 3 第1項または第2項記載の方法において、前
    記温水噴射を間欠的に行ないその場合の中断時間
    を90分以下とすることを特徴とする前記方法。 4 第3項記載の方法において、前記中断時間を
    60分以下とすることを特徴とする前記方法。 5 第3項又は第4項記載の方法において、実際
    の噴射は少なくとも1秒間継続的に行なうことを
    特徴とする前記方法。 6 第5項記載の方法において、前記実際の噴射
    を少なくとも5秒間継続的に行なうことを特徴と
    する前記方法。 7 第1ないし第6項のいずれかに記載の方法に
    おいて、前記温水噴射の量が瞬間値として10〜
    1000/多孔板面積(m2)分であることを特徴と
    する前記方法。 8 第7項記載の方法において、前記瞬間値が30
    〜500/多孔板面積(m2)・分であることを特徴
    とする前記方法。 9 第1ないし第8項のいずれかに記載の方法に
    おいて、前記多孔板上においてスラリーが流入し
    てから流出する迄溝様流路を通ることにより押出
    流れに近い状態で流れることを特徴とする前記方
    法。 10 第1ないし第9項のいずれかに記載の方法
    において前記多孔板の孔径が5mm以下であること
    を特徴とする前記方法。 11 第1ないし第10項のいずれかに記載の方
    法において前記多孔板の開口率が0.01〜10%であ
    ることを特徴とする前記方法。 12 第1ないし第11項のいずれかに記載の方
    法において、前記容器が前記多孔板の下に他の多
    孔板を備えた塔であることを特徴とする前記方
    法。 13 第12項記載の方法において前記塔が前記
    スラリーの流出経路を必要とする多孔板を複数備
    えこれらの下面を温水噴射により洗浄することを
    特徴とする前記方法。 14 第13項記載の方法において前記スラリー
    の流出管を必要とする複数の多孔板の内1枚ない
    し小数枚毎に順にその又はそれらの下面の温水噴
    射による洗浄を行なうことを特徴とする前記方
    法。 15 第1ないし第14項のいずれかに記載の方
    法において前記スラリーの流出管を必要とする多
    孔板の上で処理されているスラリーの温度が60℃
    〜130℃であることを特徴とする前記方法。 16 塩化ビニルモノマーを含む塩化ビニル樹脂
    スラリーを水蒸気で処理するための、多数の細孔
    を備え前記スラリーの流下管を含む流出経路を必
    要とする多孔板を備えた容器(塔を含む)におい
    て、前記多孔板の下に位置し該多孔板の下面に向
    けられた温水噴出口を有する温水噴出部材を設け
    たことを特徴とする前記容器。 17 第16項記載の容器において前記温水噴出
    口が前記多孔板の下50〜500mmに位置することを
    特徴とする前記容器。 18 第16項又は第17項記載の容器におい
    て、前記温水噴出口が円形で1〜8mmの径を有す
    ることを特徴とする前記容器。 19 第16項又は第17項記載の容器におい
    て、前記温水噴出口が0.5〜8mmの巾のスリツト
    であることを特徴とする前記容器。 20 第16ないし第19項のいずれかに記載の
    容器において前記温水噴出口の噴出方向が鉛直の
    方向となす角が10゜〜60゜であることを特徴とす
    る前記容器。
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