JPS624520Y2 - - Google Patents

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JPS624520Y2
JPS624520Y2 JP1982120606U JP12060682U JPS624520Y2 JP S624520 Y2 JPS624520 Y2 JP S624520Y2 JP 1982120606 U JP1982120606 U JP 1982120606U JP 12060682 U JP12060682 U JP 12060682U JP S624520 Y2 JPS624520 Y2 JP S624520Y2
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mouth
skirt wall
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、口頚部を備えた容器本体とこの容器
本体の口頚部に装着される合成樹脂製容器蓋との
組合せから成る容器に関する。
<従来の技術> 例えばシヤンプ液及び化粧液等の容器として
は、適宜の合成樹脂又はガラス等から成形された
容器本体と適宜の合成樹脂から成形された容器蓋
との組合せから成る容器が広く実用に供されてい
る。かような容器の典型例においては、容器本体
は、円筒状外周面を有する口頚部を備えている。
口頚部外周面には雄螺条が形成されている。一
方、容器蓋は、天面壁とこの天面壁の周縁から垂
下するスカート壁とを備えている。スカート壁は
円筒状内周面を有し、かかるスカート壁円周面に
は雌螺条が形成されている。かような容器蓋は、
容器本体の口頚部に被嵌して口頚部に対して相対
的に所定方向に回転せしめることによつて口頚部
に装着され、かくして口頚部を閉塞する。
<考案が解決しようとする問題点> 而して、上述した如き形態の容器においては、
口頚部に容器蓋を装着する装着操作の最終段階に
おいて音が発生され、装着操作が最終段階に至つ
たことを上記音によつて消費者(装着操作者)が
確実に認識することができるようにせしめること
が望まれることが少なくない。かような要望を満
足せしめるために、口頚部外周面に少なくとも1
個の干渉突起を形成すると共に容器蓋のスカート
壁内周面に少なくとも1個の干渉突起を形成し、
口頚部に容器蓋を装着する装着操作の最終段階に
おいては、口頚部外周面の干渉突起とスカート壁
内周面の干渉突起が相互に干渉し、スカート壁の
弾性変形によつてスカート壁内周面の干渉突起が
口頚部外周面の干渉突起を乗り越え、しかる後に
スカート壁が弾性的に復元するようにせしめるこ
とが提案されている。しかしながら、単に口頚部
外周面とスカート壁内周面とに上記干渉突起を形
成するのみでは、後に更に言及する如く、消費者
が聞き取れる充分な音が発生されないことが少な
くないことが判明した。
そこで、本考案は、口頚部に容器蓋を装着する
装着操作の最終段階において充分な発音性を得る
ことができる構造とすることをその技術的課題と
するものである。
<問題点を解決するための手段> 本考案の解決手段は、口頚部外周面の干渉突起
又はスカート壁内周面の干渉突起に発音用低突起
を付設すること、口頚部外周面の干渉突起の突出
量(h1)及びスカート壁内周面の干渉突起の突出
量(h2)の各々を口頚部の干渉突起が形成された
部位外面とスカート壁の干渉突起が形成された部
位内面との間隔(l)よりも小さくする(h1,h2
<l)こと、口頚部外周面の干渉突起の突出量
(h1)とスカート壁内周面の干渉突起の突出量
(h2)の合計を口頚部の干渉突起が形成された部位
外面とスカート壁の干渉突起が形成された部位内
面との間隔(l)よりも大きくする(h1+h2
l)こと、発音用低突起の突出量(h3)を発音用
低突起が付設された口頚部外周面の干渉用突起又
はスカート壁内周面の干渉突起の突出量(h1又は
h2)よりも小さくする(h3<h1又はh3<h2)こと、
発音用低突起の突出量(h3)と発音用低突起に作
用するスカート壁内周面の干渉突起又は口頚部外
周面の干渉突起の突出量(h2又はh1)の合計を口
頚部の干渉突起が形成された部位外面とスカート
壁の干渉突起が形成された部位内面との間隔
(l)と同一又はそれより大きくする(h3+h2
l又はh3+h1≧l)ことである。
<手段の作用> かかる構成の本考案の容器においては、口頚部
外周面の干渉突起の突出量(h1)及びスカート壁
内周面の干渉突起の突出量(h2)が、口頚部の干
渉突起が形成された部位外面とスカート壁の干渉
突起が形成された部位内面との間隔(l)よりも
小さい(h1,h2<l)ので、口頚部外周面の干渉
突起がスカート壁の内周面に干渉することはな
く、またスカート壁内周面の干渉突起が口頚部外
周面に干渉することもない。また、口頚部外周面
の干渉突起の突出量(h1)とスカート壁内周面の
干渉突起の突出量(h2)の合計が上記間隔(l)
よりも大きい(h1+h2>l)ので、口頚部外周面
の干渉突起とスカート壁内周面の干渉突起の作用
によつてスカート壁を充分に弾性変形せしめるこ
とができる。更に、発音用低突起の突出量(h3
が発音用低突起が付設された口頚部外周面の干渉
突起又はスカート壁内周面の干渉突起の突出量
(h1又はh2)より小さい(h3<h1又はh3<h2)の
で、スカート壁内周面の干渉突起が口頚部外周面
の干渉突起を乗り越えた後にスカート壁が弾性的
に復元することが許容される。更にまた、発音用
低突起の突出量(h3)とこの発音用低突起に作用
するスカート壁内周面の干渉突起又は口頚部外周
面の干渉突起の突出量(h2又はh1)の合計が上記
間隔(l)と同一又はそれより大きい(h3+h2
l又はh3+h1≧l)ので、スカート壁が弾性的に
復元する際に、スカート壁内周面の干渉突起の突
出端面又は口頚部外周面の干渉突起の突出端面が
確実に発音用低突起に当接せしめられる。従つ
て、スカート壁内周面の干渉突起が口頚部外周面
の干渉突起を乗り越えた後スカート壁が弾性的に
復元することを利用して、充分な発音性を得るこ
とができる。
<実施例> 以下、本考案に従つて改良された容器の一具体
例を図示している添付図面を参照して、更に詳細
に説明する。
本考案に従つて改良された図示の容器は、第1
図にその一部のみを図示する容器本体2と第2図
に図示する容器蓋4との組合せから成る。
第1図を参照して説明すると、ポリエチレンテ
レフタレートの如き適宜の合成樹脂或いはガラス
等から成形することができる容器本体2は、頂面
が開放された口頚部6を備えている。この口頚部
6は円筒状外周面8を有する。図示の具体例にお
いては、外周面8には雄螺条10が形成されてい
る。また、外周面8には雄螺条10の下方に位置
する環状突条12も形成されている。そして、こ
の環状突条12上に干渉突起14が形成されてい
る。干渉突起14は1個でもよいが、周方向に等
間隔を置いて複数個形成されているのが好都合で
あり、図示の具体例においては、第3図から容易
に理解される如く、直径方向に対向して位置する
2個の干渉突起14が形成されている。所望なら
ば、外周面8に環状突条12を形成しこの環状突
条12上に干渉突起14を形成することに代え
て、外周面8上に直接的に干渉突起14を形成す
ることもできる。
第2図を参照して説明すると、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン又はポリスチレンの如き適宜の
合成樹脂から成形される図示の容器蓋4は、円形
状の天面壁16とこの天面壁16の周縁から垂下
する略円筒体形状のスカート壁18とを備えてい
る。天面壁16の内面即ち下面には、密封用環状
突条20が一体に形成されているのが好都合であ
る。スカート壁18の外周面には、そこに指をか
ける際の滑りを防止するための凹凸形状乃至ロー
レツト22が形成されているのが好都合である。
一方、図示の具体例においては、スカート壁18
の内周面には下方を向いた環状肩部24が形成さ
れており、スカート壁18の内周面は肩部24よ
りも上方に位置し、且つ内径が比較的小さい円筒
状上部内周面26と肩部24よりも下方に位置し
且つ内径が比較的大きい円筒状下部内周面28と
に区画されている。上部内周面26には、口頚部
2の外周面8に形成されている上記雄螺条10
(第1図)と協働する雌螺条30が形成されてい
る。下部内周面28の上端部には、口頚部2の外
周面8に形成されている干渉突起14(第1図及
び第3図)と協働する干渉突起32が形成されて
いる。かかる干渉突起32の突出端面は、上部内
周面26と整合又はそれよりも若干半径方向外方
に位置せしめられているのが好都合である。干渉
突起32は1個でもよいが、周方向に等間隔をお
いて複数個形成されているのが好都合であり、図
示の具体例においては、第4図から容易に理解さ
れる如く、口頚部2の外周面8に形成されている
2個の干渉突起14(第1図及び第3図)に対応
して、直径方向に対向して位置する2個の干渉突
起32が形成されている。
上述した通りの容器本体2と容器蓋4との組合
せから成る容器において、容器本体2の口頚部6
に容器蓋4を装着して口頚部6を閉塞するには、
口頚部6に容器蓋4を被嵌し、次いで容器蓋4を
口頚部6に対して相対的に所定方向、即ち第2図
において上方から見て時計方向に回転せしめ、か
くして、口頚部6の外周面8に形成されている雄
螺条10をスカート壁18の上部内周面26に形
成されている雌螺条30に螺合せしめればよい。
而して、かような装着操作の際には、雄螺条10
と雌螺条30の螺合の進行に応じて容器蓋4は口
頚部2に対して相対的に上記所定方向に回転せし
められると共に下方に移動せしめられる。そし
て、装着操作の最終段階(即ち雄螺条10と雌螺
条30の螺合の最終段階)になると、スカート壁
18の下部内周面26に形成されている干渉突起
32が口頚部6の外周面8に形成されている環状
突条12に対向する高さになる。次いで後に第5
−A図、第5−B図及び第5−C図を参照して更
に詳細に言及する如く、スカート壁18の下部内
周面26に形成されている干渉突起32の各々と
環状突条12上に形成されている干渉突起14の
各々とが干渉し始め、これに起因してスカート壁
18が弾性変形し(場合によつては口頚部6も幾
分弾性変形し)、かくして干渉突起32の各々が
干渉突起14の各々を周方向に乗り越え、しかる
後にスカート壁18が(場合によつては口頚部6
も)弾性的に復元する。そして、装着操作が完
了、即ち雄螺条10が雌螺条30に充分に螺合さ
れて口頚部6に容器蓋4が所要の通りに装着され
る。かくすると、容器蓋4の天面壁16の内面に
形成されている密封用環状突条20が口頚部6の
上端面に押付けられ、これによつて口頚部6が充
分に密封される。口頚部6から容器蓋4を離脱せ
しめて口頚部6を開封するには、口頚部6に対し
て相対的に容器蓋4を上記所定方向に対して反対
方向、即ち第2図において反時計方向に回転せし
め、かくして雄螺条10と雌螺条30の螺合を解
除すればよい。かような離脱操作の初期段階にお
いては、装着操作の最終段階と同様に、干渉突起
32の各々と干渉突起14の各々とが干渉し始
め、これに起因してスカート壁18が弾性変形し
(場合によつては口頚部6も幾分弾性変形し)、か
くして干渉突起32の各々が干渉突起14の各々
を周方向に(且つ装着操作の最終段階の場合とは
逆方向に)乗り越え、次いでスカート壁18が
(場合によつては口頚部6も)弾性的に復元す
る。
而して、本考案に従う容器においては、口頚部
6に容器蓋4を装着する上述した通りの装着操作
の最終段階において干渉突起32の各々が干渉突
起14の各々を周方向に乗り越えた時に消費者が
聞き取れる充分な音が確実に発生されるようにな
すために、次の通りの改良が加えられている。
口頚部6に容器蓋4を装着する装着操作の最終
段階において干渉突起32と干渉突起14とが干
渉し始める若干前の状態を図示している第5−A
図を参照して説明すると、干渉突起32と干渉突
起14とのいずれか一方、図示の具体的において
は干渉突起14には、装着操作の最終段階におい
て干渉突起32が干渉突起14を乗り越える際の
両干渉突起の相対的移動方向即ち矢印34で示す
方向に見て後側に発音用低突起36が付設されて
いることが重要である。図示の具体例において
は、口頚部6の外周面8に形成されている干渉突
起14は、矢印34で示す上記方向に見て前側に
は突出量が漸次増大する傾斜面38を有し、後側
には突出量が急激に減少する切立面40を有す
る。傾斜面38と切立面40との間に位置する突
出端面42は、口頚部6の外周面8と同心状(従
つて環状突条12の外周面と同心状)の弧状面で
あるのが好ましい。上記発音用低突起36は、矢
印34で示す上記方向に見て干渉突起14の切立
面40の後側に位置せしめられている。図示の具
体例においては、干渉突起14の切立面40に直
接的に接続せしめて発音用低突起36が形成され
ているが、所望ならば、干渉突起14と発音用低
突起36との間に若干の間隔を生成せしめること
もできる。発音用低突起36の突出端面44は、
口頚部6の外周面8と同心状の弧状面であるのが
好ましい。口頚部6の外周面8に複数個(図示の
場合は2個)の干渉突起14が形成されている場
合には、複数個の干渉突起14の全てに発音用低
突起36を付設するのが好ましいが、所望なら
ば、複数個の干渉突起14の全てにではなくてそ
のうちの1個又はそれ以上の特定のものだけに発
音用低突起36を付設することもできる。
一方、容器蓋4のスカート壁18における下部
内周面28に形成されている干渉突起32は、図
示の具体例においては、矢印34で示す上記方向
に見て前側に突出量が急激に増大する切立面46
を有すると共に、後側にも突出量が急激に減少す
る切立面48を有する。切立面46と切立面48
との間に位置する突出端面50は、スカート壁1
8の下部内周面28と同心状であるのが好まし
い。
上述した干渉突起14の突出量(具体例におい
て、環状突条12の外周面から干渉突起14の突
出端面42までの距離)h1及び干渉突起32の突
出量(具体例において、スカート壁18の下部内
周面28から干渉突起32の突出端面50までの
距離)h2は、口頚部6の干渉突起14が形成され
た部位外面、従つて具体例において口頚部6の外
周面8に形成されている環状突条12の外周面と
スカート壁18の干渉突起32が形成されている
部位内面、従つて具体例においてスカート壁18
の下部内周面28との間隔(l)よりも幾分小さ
い(h1,h2<l)ことが重要である。上記突出量
h1及びh2が上記間隔(l)よりも大きい(h1,h2
>l)と、干渉突起14と干渉突起32とが相互
に干渉し始める前に、干渉突起14がスカート壁
18の下部内周面28に干渉すると共に干渉突起
32が環状突条12に干渉してしまう。しかしな
がら、上記突出量h1とh2の合計は上記間隔lより
も充分に大きい(h′+h2>l)ことが重要であ
る。さもなくば、干渉突起14と干渉突起32と
の相互干渉が不可能になる。他方、発音用低突起
36の突出量(具体例において、環状突条12の
外周面から発音用低突起36の突出端面44まで
の距離)h3は干渉突起14の突出量h1よりも充分
に小さく(h3<h1)、干渉突起14と発音用低突
起36との間に充分な段差が存在することが重要
である。しかしながら、後に言及する如く装着操
作の最終段階において干渉突起32が干渉突起1
4を乗り越えた後に干渉突起32の突出端面50
が発音用低突起36の突出端面44に確実に当接
するように、干渉突起32の突出量h2と発音用低
突起36の突出量h3との合計は、上記間隔lと同
一又はそれより若干大きい(h2+h3≧l)ことが
重要である。
容器本体2の口頚部6に容器蓋4を装着する装
着操作の最終段階における上記干渉突起14、干
渉突起32及び発音用低突起36の協働作用につ
いて説明すると、第5−A図に示す状態から更に
容器蓋4を口頚部6に対して相対的に矢印34で
示す方向に回転せしめると、干渉突起32と干渉
突起14とが相互に干渉し始め、干渉突起32が
干渉突起14の傾斜面38に沿つて移動すること
によつて容器蓋4のスカート壁18は干渉突起3
2が位置する部分にて弾性的に半径方向外側へ漸
次変形し、かくして第5−B図に図示する如く、
干渉突起32が干渉突起14に乗り上がる。更に
容器蓋4を口頚部6に対して相対的に矢印34で
示す方向に回転し続けると、干渉突起32は干渉
突起14を乗り越える。かくすると、干渉突起1
4の矢印34で示す方向に見て後側が切立面40
であると共に干渉突起32の矢印34で示す方向
に見て後側も切立面48である故に、干渉突起3
2と干渉突起14との相互干渉が急激に解除さ
れ、第5−C図に図示する如く、容器蓋4のスカ
ート壁18が急激に弾性的に復元する。そしてス
カート壁18のかかる復元によつて干渉突起32
の突出端面50が発音用低突起36の突出端面4
4に充分強く当接し、かかる当接によつて消費者
(装着操作者)が聞き取れる充分に大きい音が発
生される。かくして、消費者は装着操作が最終段
階に至つたことを実に認識することができる。本
考案者が遂行した実験によれば、上記発音用低突
起36を付設した場合には、干渉突起32が干渉
突起14を乗り越えた時に充分に大きい音が発生
されるが、上記発音用低突起36が存在しない場
合には、干渉突起32が干渉突起14を乗り越え
た時の発音が不充分であることが確認された。
而して、上述した具体例においては、干渉突起
14の矢印34で示す方向に見て後側に、干渉突
起32の突出端面50が当接する発音用低突起3
6を付設しているが、これに代えて或いはこれに
加えて、干渉突起32の矢印34で示す方向に見
て後側に、干渉突起14の突出端面42が当接す
る発音用低突起を付設することもできる。
また、上述した具体例においては、干渉突起1
4の矢印34で示す方向に見て前側を傾斜面38
にし、これによつて装着操作の最終段階における
干渉突起32と干渉突起14との相互干渉の初期
においてはスカート壁18は干渉突起32が位置
する部分にて弾性的に半径方向外側へ漸次変形
し、干渉突起32が漸次に干渉突起14に乗り上
げるようにせしめているが、干渉突起14の矢印
34で示す方向に見て前側を傾斜面38にするこ
とに代えて或いはこれに加えて、干渉突起32の
矢印34で示す方向に見て前側の切立面46を傾
斜面にすることもできる。
更にまた、容器本体2の口頚部6に容器蓋4を
装着する装着操作の最終段階において干渉突起3
2が干渉突起14を乗り越えた時のみならず、容
器本体2の口頚部6から容器蓋4を離脱する離脱
操作の初期段階において干渉突起32が干渉突起
14を乗り越えた時にも充分に大きい音が発生さ
れるようになすために、干渉突起14の矢印34
で示す方向に見て前側及び/又は干渉突起32の
矢印34で示す方向に見て前側に、発音用低突起
を付設することもできる。この場合には、干渉突
起14の矢印34で示す方向に見て前側の傾斜面
38を切立面にすることが望ましい。
尚、上記干渉突起14と上記干渉突起32と
は、上述した如くの発音作用に寄与するのみなら
ず、容器本体2の口頚部6に容器蓋4を装着した
状態において振動等に起因して容器蓋4が離脱方
向に回転し口頚部6に対する容器蓋4の装着が緩
むのを防止する所謂緩み防止手段としても機能す
ることは、多言するまでもなく容易に理解されよ
う。
以上、添付図面を参照して本考案に従つて改良
された容器の一具体例について詳細に説明した
が、本考案はかかる具体例に限定されるものでは
なく、本考案の範囲から逸脱することなく種々の
変形乃至修正が可能である。
例えば、図示の具体例においては、容器本体2
の口頚部6に容器蓋4を装着する装着操作の最終
段階において干渉突起32が干渉突起14を周方
向に乗り越えるが、装着操作の際の口頚部6に対
する容器蓋4の相対的回転に付随して口頚部6に
対して容器蓋4が相対的に下降すると、スカート
壁18の内周面26又は28に形成された干渉突
起が口頚部6の外周面8に形成された干渉突起を
軸線方向に(即ち上方から下方に向つて)乗り越
える形式の容器にも本考案を適用することができ
る。
また、口頚部6の外周面8に雄螺条10を形成
すると共に、スカート壁18の上部内周面26に
雌螺条30を形成することに代えて、実開昭53−
33542号公報又は特公昭55−34071号公報に開示さ
れている容器の如く、口頚部6の外周面に複数個
の案内リード条を周方向に間隔を置いて形成する
と共に、スカート壁18の上部内周面に上記案内
リード条と協働する複数個の被案内リード条を周
方向に間隔を置いて形成することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に従つて改良された容器の一
具体例における容器本体の口頚部を示す側面図。
第2図は、本考案に従つて改良された容器の一具
体例における容器蓋を、一部を断面で示す側面
図。第3図は、第1図の線−における断面
図。第4図は、第2図の線−における断面
図。第5−A図、第5−B図及び第5−C図は、
干渉突起及び発音用低突起の作用を説明するため
の拡大部分断面図。 2……容器本体、4……容器蓋、6……口頚
部、14……干渉突起、18……スカート壁、3
2……干渉突起、36……発音用低突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 円筒状外周面を有する口頚部を備えた容器本
    体と、円筒状内周面を有するスカート壁を備
    え、該口頚部に被嵌して該口頚部に対して相対
    的に所定方向に回転せしめることによつて該口
    頚部に装着される合成樹脂製容器蓋との組合せ
    から成り、該口頚部外周面には少なくとも1個
    の干渉突起が形成されていると共に該スカート
    壁内周面には少なくとも1個の干渉突起が形成
    されており、該口頚部に該容器蓋を装着する装
    着操作の最終段階において該スカート壁の弾性
    変形によつて該スカート壁内周面の該干渉突起
    が該口頚部外周面の該干渉突起を乗り越える型
    の容器において; 該口頚部外周面の該干渉突起又は該スカート
    壁内周面の該干渉突起には発音用低突起が付設
    されており、 該口頚部外周面の該干渉突起の突出量(h1
    及び該スカート壁内周面の該干渉突起の突出量
    (h2)の各々は、該口頚部の該干渉突起が形成さ
    れた部位外面と該スカート壁の該干渉突起が形
    成された部位内面との間隔(l)よりも小さく
    (h1,h2<l)、 該口頚部外周面の該干渉突起の突出量(h1
    と該スカート壁内周面の該干渉突起の突出量
    (h2)の合計は、該口頚部の該干渉突起が形成さ
    れた該部位外面と該スカート壁の該干渉突起が
    形成された部位内面との間隔(l)よりも大き
    く(h1+h2>l)、 該発音用低突起の突出量(h3)は、該発音用
    低突起が付設された該口頚部外周面の該干渉用
    突起又は該スカート壁内周面の該干渉突起の突
    出量(h1又はh2)よりも小さく(h3<h1又はh3
    <h2)、 更に、該発音用低突起の突出量(h3)と該発
    音用低突起に作用する該スカート壁内周面の該
    干渉突起又は該口頚部外周面の該干渉突起の突
    出量(h2又はh1)の合計は、該口頚部の該干渉
    突起が形成された該部位外面と該スカート壁の
    該干渉突起が形成された該部位内面との間隔
    (l)と同一又はそれより大きく(h3+h2≧l
    又はh3+h1≧l)なつており、 かくして、該装着操作の最終段階において該
    スカート壁内周面の該干渉突起が該口頚部外周
    面の該干渉突起を乗越えて該スカート壁が弾性
    的に復元する際に、該発音用低突起に該スカー
    ト壁内周面の該干渉突起の突出端面又は該口頚
    部外周面の該干渉突起の突出端面が当接せしめ
    られる、 ことを特徴とする容器。 2 該口頚部外周面の該干渉突起と該スカート壁
    内周面の該干渉突起とは、該装着操作の最終段
    階において該スカート壁内周面の該干渉突起が
    該口頚部外周面の該干渉突起を乗り越える際の
    両干渉突起の相対的移動方向に見て後側に、突
    出量が急激に減少する切立面を有し、該発音用
    低突起は該口頚部外周面の該干渉突起又は該ス
    カート壁内周面の該干渉突起の該後側に位置す
    る該切立面の、該相対的移動方向に見て後側に
    位置する実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    容器。 3 該スカート壁内周面の該干渉突起の該突出端
    面又は該口頚部外周面の該干渉突起の該突出端
    面は該スカート壁内周面又は該口頚部外周面と
    同心状の弧状面であり、該発音用低突起は該弧
    状面に対応して弧状である突出端面を有する実
    用新案登録請求の範囲第1項又は第2項記載の
    容器。 4 該口頚部外周面には雄螺条が形成されている
    と共に該スカート壁内周面には雌螺条が形成さ
    れており、該雄螺条と該雌螺条を螺合せしめる
    ことによつて該口頚部に該容器蓋が装着され、
    該装着操作の最終段階において該スカート壁内
    周面の該干渉突起は該口頚部外周面の該干渉突
    起を周方向に乗り越える実用新案登録請求の範
    囲第1項乃至第3項記載の容器。 5 該口頚部外周面には周方向に等間隔を置いて
    複数個の該干渉突起が形成されており、これに
    対応して該スカート壁内周面には周方向に等間
    隔を置いて複数個の該干渉突起が形成されてい
    る実用新案登録請求の範囲第4項記載の容器。 6 該口頚部外周面には該雄螺条の下方に位置す
    る環状突条が形成されており、該環状突条上に
    該干渉突起が形成されている実用新案登録請求
    の範囲第5項記載の容器。
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