JP2678373B2 - 中空部を有する合成樹脂製容器蓋 - Google Patents

中空部を有する合成樹脂製容器蓋

Info

Publication number
JP2678373B2
JP2678373B2 JP63128205A JP12820588A JP2678373B2 JP 2678373 B2 JP2678373 B2 JP 2678373B2 JP 63128205 A JP63128205 A JP 63128205A JP 12820588 A JP12820588 A JP 12820588A JP 2678373 B2 JP2678373 B2 JP 2678373B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container lid
synthetic resin
skirt wall
hollow portion
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63128205A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01308758A (ja
Inventor
英彦 近江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Closures Co Ltd
Original Assignee
Nippon Closures Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Closures Co Ltd filed Critical Nippon Closures Co Ltd
Priority to JP63128205A priority Critical patent/JP2678373B2/ja
Publication of JPH01308758A publication Critical patent/JPH01308758A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2678373B2 publication Critical patent/JP2678373B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明、天面壁とこの天面壁の周縁から垂下するスカ
ート壁とを具備する形態、及び内面には雌螺条が形成さ
れている筒状スカート壁を具備する形態の合成樹脂製容
器蓋に関する。
〔従来の技術〕
ガラス製又は合成樹脂製瓶の如き容器のための容器蓋
として、当業者には周知の如く、種々の形態の合成樹脂
製容器蓋が提案され実用に供されている。
合成樹脂製容器蓋の典型例としては、天面壁とこの天
面壁の周縁から垂下するスカート壁とを具備し、スカー
ト壁の内面には雌螺条が形成されている形態のものを挙
げることができる。
他方、合成樹脂製成形品の特定領域乃至特性部位に、
気体を封入した中空部を生成せしめる成形技術が開発さ
れている。かかる成形技術の典型例としては、英国のCi
npres Limited社によって開発され、「Cinpres Proces
s」と称されている技術を挙げることができる。また、
特開昭50−71756号公報、特公昭61−63208号公報及び特
公昭61−59899号公報にも、上記成形技術が開示されて
いる。上記成形技術は、成形に必要な合成樹脂材料量を
低減せしめること、及び比較的肉厚の部分に所謂ひけ乃
至そりが発生するのを防止すること、をその主目的とす
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
而して、家電製品の合成樹脂製枠体或いは自動車の合
成樹脂製バンパ等の成形においては、上記成形技術の適
用が検討され、一部においては既に実用化されている。
しかしながら、合成樹製容器蓋は上記成形品に比べて著
しく小さい等に起因すると思われるが、合成樹脂製容器
蓋に上記成形技術を適用することについて、これまで殆
ど検討されていない。
本発明はかかる事実に鑑みてなされたものであり、そ
の技術的課題は、上記成形技術を合成樹脂製容器蓋に適
用することを種々の点から検討し、上記成形技術の主目
的であるところの、必要合成樹脂材料量の低減及びひけ
乃至そりの発生防止という利点に加えて、更に密封性の
向上、耐衝撃性の改善、振動等による螺合緩みの防止等
の格別の効果を奏する容器蓋を得ることである。
〔課題を達成するための手段〕
本発明の第1の局面によれば、天面壁と該天面壁の周
縁から垂下するスカート壁とを具備する合成樹脂製容器
蓋において、該天面壁と該スカート壁との境界領域内に
は気体が封入されている中空部が形成されており、該中
空部は周方向に連続して延在する環形状である、ことを
特徴とする容器蓋が提供される。
上記中空部は、天面壁とスカート壁との境界肩部に作
用する緩衝に対する密封維持耐性の改善に寄与し、そし
てまた多くの場合に通常の密封性の向上にも寄与する。
本発明の第2の局面によれば、筒状スカート壁を具備
し、該スカート経の内面には雌螺条が配設されている合
成樹脂製容器蓋において、該雌螺条に対応して該スカー
ト壁内には気体が封入されいる中空部が形成されてい
る、ことを特徴とする容器蓋が提供される。該中空部は
雌螺条に沿って連続して延在する螺旋形状であるのが好
適である。
上記中空部は、容器の口頚部の外周面に形成されてい
る雄螺条に対する雌螺条の螺合における緩み防止に著し
く有効である。
〔発明の実施の形態〕
以下、本発明に従って構成された合成樹脂製容器蓋の
好適実施形態を図示している添付図面を参照して、更に
詳細に説明する。
第1図は、本発明に従って構成された合成樹脂製容器
蓋の第1の実施形態を図示している。ポリプロピレン又
はポリエチレの如き適宜の合成樹脂から射出成形するこ
とができる、全体を番号2で示す図示の容器蓋は、円形
天面壁4とこの天面壁4の周縁から垂下する円筒状スカ
ート壁6とを具備する。天面壁4とスカート壁6との境
界領域内面には、環状段部8が形成されており、天面壁
4とスカート壁6との境界領域は比較的肉厚にせしめら
れている。天面壁4の内面には、軟質ポリエチレンの如
き軟質合成樹脂から別個に成形することができる全体と
して円板形状の密封ライナー10が配設されている。かか
るライナー10の周縁部には、同心状の外側及び内側環状
突条を有する環状密封部12が形成されている。ライナー
10自体は、周知の型押成形法によって好都合に成形する
ことができる。スカート壁6の内面には、雌螺条14が形
成されている。スカート壁6の外面には、周方向に間隔
を置いて軸線方向に延びる複数本の滑止突条16が形成さ
れている。
本発明に従って構成された図示の容器蓋2において
は、天面壁4とスカート壁6との境界領域内に、気体が
封入されている中空部18が形成されていることが重要で
ある。かかる中空部18は、周方向に連続して延びる環形
状である。中空部18自体は、上述した「Cinpress Proce
ss」に従って、容器蓋2を射出成形する間に窒素ガスの
如き適宜の気体を合成樹脂材料内に所要通りに注入する
ことによって形成することができる。
上述した通りの容器蓋2は、第1図に図示する如く、
円筒状の口頚部20を有する容器に適用される。ガラス又
は適宜の合成樹脂製でよい容器の口頚部20の外周面に
は、雌螺条22が形成されている。口頚部20に容器蓋2を
被嵌し、容器蓋2の雌螺条14を口頚部20の雄螺条22に螺
合せしめる。かくして、ライナー10の環状密封部12が口
頚部20の頂面部に密着せしめられ、口頚部20が密封され
る。
本発明に従って中空部18が形成されている図示の容器
蓋2によれば、中空部18の容積に対応した量だけ合成樹
脂材料の使用量を低減することができ、そしてまた、容
器蓋2の成形時に比較的肉厚である天面壁4とスカート
壁6との境界領域にひけ乃至そりが発生するのを防止す
ることができることに加えて、更に次の通りの作用効果
が得られる。即ち容器蓋2が装着された容器が自動販売
機で処理される場合等においては、当業者には周知の如
く、容器蓋2における天面壁4とスカート壁6とを境界
領域外面に衝撃が加えられることが少なくない。然る
に、図示の容器蓋2においては、中空部18が上記衝撃を
弾性的に緩衝し、かくして上記衝撃による密封毀損が効
果的に防止される。また、中空部18の存在に起因して天
面壁4とスカート壁6との境界領域の柔軟性が充分に増
大せしめられ、これによって口頚部20の密封性が充分に
確保され、口頚部20に製作誤差或いは幾分かの損傷等が
存在していても、充分確実に口頚部20が密封される。
第2図は、本発明に従って構成された合成樹脂製容器
蓋の第2の実施形態を図示している。第2図に図示する
容器蓋102においては、天面壁104の内面には、下方に垂
下する環状シール突条110が一体に形成されている。天
面壁104の周縁から垂下するスカート壁106は、主部107
に加えて比較的肉薄のピルファープルーフ裾部109を含
んでいる。ピルファープルーフ裾部109は、周方向に間
隔を置いて配設された複数個の破断可能な橋絡部111を
介して主部107に接続されている。主部107の内面には雌
螺条114が形成され、外面には滑止突条116が形成されて
いる。一方、ピルファープルーフ裾部109の内面には、
周方向に間隔を置いて周方向に延びる円弧形状でよい複
数個の係止突条113が形成されている。
第2図に図示する容器蓋102においては、天面壁104と
スカート壁106との境界領域内に、気体が封入されてい
る中空部108が形成されていることに加えて、雌螺条114
に対応してスカート壁106の主部107内にも、気体が封入
されている中空部119が形成されている。かかる中空部1
19は、雌螺条114に沿って連続して延在する螺旋形状で
あるのが好ましい。
容器蓋102が適用される容器の口頚部120の外周面に
は、雄螺条122に加えてその下方に位置する環状あご部1
23が形成されている。容器蓋102が口頚部120に所要通り
に装着されると、第2図に図示する如く、ピルファープ
ルーフ裾部109の内面に形成されている係止突条113が、
口頚部120の環状あご部123の下面に係止せしめられる。
容器蓋102におけるスカート壁106の主要107内に、雌
螺条114に対応して形成されている上記中空部119は、雌
螺条114の弾性乃至柔軟性を増大せしめ、かくして口頚
部120の雄螺条122に対する雌螺条114の螺合が振動等に
よって緩むのを効果的に防止する。
第2図に図示する容器蓋102における上述した構成及
び作用効果以外の構成及び作用効果は、第1図に図示す
る容器蓋と実質上同一であるので、説明を省略する。
〔発明の効果〕
本発明の第1の局面に従って構成された合成樹脂製容
器蓋においては、必要合成樹脂材料量の低減及びひけ乃
至そりの発生防止に加えて、更に密封性の向上及び耐衝
撃性の改善という格別の効果が達成され得る。
本発明の第2の局面に従って構成された合成樹脂製容
器等蓋においては、必要合成樹脂材料量の低減及びひけ
乃至そりの発生防止に加えて、更に振動等による螺合緩
みの防止という格別の効果が達成され得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従って構成された容器蓋の第1の実
施形態を、容器の口頚部に装着した状態で且つ一部を断
面で示す側面図。 第2図は、本発明に従って構成された容器蓋の第2の実
施形態を、容器の口頚部に装着した状態で且つ一部を断
面で示す側面図。 2……容器蓋 4……天面壁 6……スカート壁 14……雌螺条 18……中空部 102……容器蓋 104……天面壁 106……スカート壁 114……雌螺条 108……中空部 119……中空部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天面壁と該天面壁の周縁から垂下するスカ
    ート壁とを具備する合成樹脂製容器蓋において、該天面
    壁と該スカート壁との境界領域内には気体が封入されて
    いる中空部が形成されており、該中空部は周方向に連続
    して延在する環形状である、ことを特徴とする容器蓋。
  2. 【請求項2】該スカート壁の内面には雌螺条が配設され
    ており、該雌螺条に対応して該スカート壁内にも気体が
    封入されている中空部が形成されている、請求項1記載
    の容器蓋。
  3. 【請求項3】該雌螺条に対応して該スカート壁内に形成
    されている該中空部は該雌螺条に沿って連続して延在す
    る螺旋形状である、請求項2記載の容器蓋。
  4. 【請求項4】筒状スカート壁を具備し、該スカート壁の
    内面には雌螺条が配設されている合成樹脂製容器蓋にお
    いて、該雌螺条に対応して該スカート壁内には気体が封
    入されている中空部が形成されている、ことを特徴とす
    る容器蓋。
  5. 【請求項5】該中空部は該雌螺条に沿って連続して延在
    する螺旋形状である、請求項4記載の容器蓋。
JP63128205A 1988-05-27 1988-05-27 中空部を有する合成樹脂製容器蓋 Expired - Fee Related JP2678373B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63128205A JP2678373B2 (ja) 1988-05-27 1988-05-27 中空部を有する合成樹脂製容器蓋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63128205A JP2678373B2 (ja) 1988-05-27 1988-05-27 中空部を有する合成樹脂製容器蓋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01308758A JPH01308758A (ja) 1989-12-13
JP2678373B2 true JP2678373B2 (ja) 1997-11-17

Family

ID=14979077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63128205A Expired - Fee Related JP2678373B2 (ja) 1988-05-27 1988-05-27 中空部を有する合成樹脂製容器蓋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2678373B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011037200A (ja) * 2009-08-17 2011-02-24 Toppan Printing Co Ltd プラスチック容器及びその製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5232438Y2 (ja) * 1972-02-17 1977-07-23
JPS5743262U (ja) * 1980-08-18 1982-03-09
JPS6153208A (ja) * 1984-08-21 1986-03-17 Kanebo Ltd 皮膚化粧料
JPS6216350A (ja) * 1985-07-08 1987-01-24 喜多産業株式会社 合成樹脂製キヤツプ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01308758A (ja) 1989-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3957755B2 (ja) ラグを備えたプラスチック製の蓋
US4354609A (en) Snap-on tamperproof bottle cap
US6112921A (en) Child-resistant squeeze-and-turn closure, package and method of manufacturing
US5685443A (en) Composite closure and method of making same
JP3382964B2 (ja) 不正表示プラスチック閉鎖体
CA1334953C (en) Child resistant dispensing closure
US4529096A (en) Pilferproof cap
US4284201A (en) Child proof cap
NZ208472A (en) Container and closure:child-resistant locking notches and tamper indicating ring
JPH0454113Y2 (ja)
US4682700A (en) Safety closure and container package
WO2005056411A1 (en) Closure plug and overseal
US5727703A (en) Child resistant package utilizing one piece closure
CA2060982A1 (en) Improved closure assembly for container
CA2008769A1 (en) Tamper-indicating plastic closure
US5950851A (en) Safety closure and container having biasing means
CA1180303A (en) Pilferproof cap
US4154354A (en) Safety container closures
EP0236127B1 (en) Container-closure assembly
JP2678373B2 (ja) 中空部を有する合成樹脂製容器蓋
US20030178385A1 (en) Tamper-evident snap-on closure
JPH08183547A (ja) 容器と合成樹脂製容器蓋との連結構造
CA1176601A (en) Container assembly
JP4350440B2 (ja) キャップ、および該キャップと容器の組合せ
JPH0318369Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees