JPS6244910Y2 - - Google Patents

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JPS6244910Y2
JPS6244910Y2 JP1983035984U JP3598483U JPS6244910Y2 JP S6244910 Y2 JPS6244910 Y2 JP S6244910Y2 JP 1983035984 U JP1983035984 U JP 1983035984U JP 3598483 U JP3598483 U JP 3598483U JP S6244910 Y2 JPS6244910 Y2 JP S6244910Y2
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JP
Japan
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spout
clinch
cap
metal container
container
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JP1983035984U
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English (en)
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JPS59141046U (ja
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は容器の注出口部の構造、特に21も
しくはそれ以上の内容量をもつビール樽缶等の大
型金属容器の注出口部の構造に関するものであ
る。
最近、ビール樽缶のような大型金属容器の内容
物を取り出すに際して、注出口にノズル等の注出
具を差込んで内容物を取り出すような形式の金属
容器が普及してきている。このような金属容器
は、第1図に示すように容器胴部2の頂部に注出
口部3を設け、この注出口部3にノズルその他の
注出具4を差込むように構成されたものである。
このような金属容器において、内容物を充填密
封収納する場合には、第2図に示すように注出口
部3の上端カール部5にキヤツプ6をかぶせ、か
つその裾部7を注出口部3にクリンチして固着さ
せ内容物の密封性を保持している。
しかるに、このような金属容器も最近、省材料
の要請から薄板化が進められており、この薄板化
した場合の問題として、注出口部3にキヤツプ6
をクリンチした場合に、そのクリンチによりカー
ル部5の先端8が、キヤツプ6の裾部7におされ
て、注出口部を外部から押し、鎖線で示すよう
に、注出口部3を内側に突出変形させて、突出変
形部9を形成させることがある。このような突出
変形部9が形成されるとノズル等の注出具4を差
込みむことが困難になるし、またそのような注出
具4を差込むことができたとしても、突出変形部
9は注出口部3の全内周にわたつて一様に形成さ
れるわけではなく、間欠的に形成されるので、注
出口部3の突出変形部9と注出具4との間に、隙
間が生じ、その隙間からビール等の内容物がもれ
出ることがあり、この点の改良技術の開発が望ま
れている。
この考案は上記のごとき事情に鑑みてなされた
ものあつて、キヤツプのクリンチによつて注出口
部に突出変形部が形成された場合にも、ノズル等
の注出部の差込みが容易で、かつ注出口部と注出
具とが密接してその間から内容物がもれることが
ない金属容器の注出口部の構造を提供することを
目的とするものである。
この目的に対応して、この考案の金属容器の注
出口部の構造は、同心上に位置しそれぞれ小円筒
状の注出具差込み部分とキヤツプクリンチ部分を
備え容器胴の一端に設けられる金属容器の注出口
部において、前記注出具差込み部分は前記容器胴
側に位置し前記キヤツプクリンチ部分は先端側に
位置し、外側に折り返されたカール部分の先端が
前記キヤツプクリンチ部分の外面に対向して位置
し、前記キヤツプクリンチ部分の径を前記注出具
差込み部分の径よりも大きくなることを特徴とし
ている。
以下、この考案の詳細の一実施例を示す図面に
ついて説明する。
第3図において11は金属容器の注出口部であ
り、注出口部11は、容器胴12の上端に設けら
れている。注出口部11の上端部は外側に折り返
されたカール部15が形成されている。
注出口部11は円筒状をなし、上部のクリンチ
部分16と下部の注出具差込み部分17とを隣合
せて同心上に連続させて備えている。クリンチ部
分16の外側はカール部15の先端18と対向し
ている。クリンチ部分16の径Dは注出具差込み
部分17の径dよりも大きく形成されている。こ
の径の差W=(1/2)(D−d)はクリンチ加工
によつてカール部15の先端18がキヤツプ21
の裾部22に押されてクリンチ部分16を押して
そのクリンチ部分16に突出変形部が形成される
場合の、その変形突出部22の高さHよりも大き
い。
このW=(1/2)(D−d)の寸法は、容器の
種類や注出口部を構成する材料の強度によつても
異なるが、例えば注出口部を板厚0.3mm以下のア
ルミニウムで構成した場合には、Wは1mmから4
mm程度である。
このように構成された容器の注出口部の構造に
おいては、キヤツプのクリンチによつて注出口部
11のクリンチ部分に変形突出部分23が形成さ
れるが、その変形突出部23の先端は、注出具差
込み部分17の内面よりも内側に突出することは
ない。したがつて、注出具差込み部分17の径に
あわせて形成されたノズル等の注出具4を注出口
部11に差込んだ場合に、変形突出部23と注出
具4が干渉することはなく、かつ注出具4は注出
具差込み部分17に密接し、両者の間に隙間を生
ずることがないから、注出具4のまわりから液体
内容物がもれ出ることはない。
以上の説明から明らかなように、この考案によ
れば、キヤツプのクリンチによつて注出口部の突
出変形部が形成された場合にも、ノズル等の注出
部の差込みが容易で、かつ注出口部と注出具とが
密接してその間から内容物がもれることがない金
属容器の注出口部の構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は金属容器の注出口部にノズルを差込ん
だ状態を示す縦断面説明図、第2図は従来の金属
容器の注出口部にキヤツプをクリンチした状態を
示す縦断面説明図、及び第3図はこの考案の一実
施例に係る金属容器の注出口部を示す縦断面説明
図である。 11……注出口部、16……クリンチ部分、1
7……注出具差込み部分、21……キヤツプ、2
3……変形突出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 同心上に位置しそれぞれ小円筒状の注出具差込
    み部分とキヤツプクリンチ部分を備え容器胴の一
    端に設けられる金属容器の注出口部において、前
    記注出具差込み部分は前記容器胴側に位置し前記
    キヤツプクリンチ部分は先端側に位置し、外側に
    折り返されたカール部分の先端が前記キヤツプク
    リンチ部分の外面に対向して位置し、前記キヤツ
    プクリンチ部分の径を前記注出具差込み部分の径
    よりも大きくしてなることを特徴とする金属容器
    の注出口部の構造。
JP3598483U 1983-03-12 1983-03-12 金属容器の注出口部の構造 Granted JPS59141046U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3598483U JPS59141046U (ja) 1983-03-12 1983-03-12 金属容器の注出口部の構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3598483U JPS59141046U (ja) 1983-03-12 1983-03-12 金属容器の注出口部の構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59141046U JPS59141046U (ja) 1984-09-20
JPS6244910Y2 true JPS6244910Y2 (ja) 1987-11-30

Family

ID=30166655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3598483U Granted JPS59141046U (ja) 1983-03-12 1983-03-12 金属容器の注出口部の構造

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JP (1) JPS59141046U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0211617U (ja) * 1988-06-30 1990-01-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0211617U (ja) * 1988-06-30 1990-01-24

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59141046U (ja) 1984-09-20

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